JP7317755B2 - 自動車用ドアのベルトラインシール構造 - Google Patents
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Description
第3の発明によれば、肉盗み部の、上側面には平行面と上側シールリップ支持部の基端部近傍とを接続する面取部が形成されているので、外側壁部において、面取部(面取R部)が剛性の高い部分となり、それに対して、そこの直下部分である、平行面が剛性の低い部分となる。この構成により、剛性が急変する部分が設定できる事となり、ベルトラインシール材全体が、この剛性が急変する部分を境として、より、ねじりやすくなり、組付け性を、更に向上することが可能となる。
リヤドア102は、該リヤドア102の略下半部を構成するドア本体103と、略上半部を構成するウインドフレーム104とを有しており、このリヤドア102には、ウインドガラスGが昇降可能に設けられている。ドア本体103の前端部が上記ヒンジを介して車体に取り付けられる。ドア本体103の内部には、ウインドガラスGを昇降動作させるためのウインドレギュレータ(図示せず)が収容されている。
図4の(B)~(D)に示すように、リヤドア102には、ガラスラン10が取り付けられている。尚、図4は、左側のリヤドア102を車室内側(インナパネル105側)から見た概略図であり、(A)はガラスラン10及び後述するベルトラインシール材20を組み付ける前の状態を示し、(B)はガラスラン10を組み付けた状態を示し、(C)はベルトラインシール材20を組み付ける途中の状態を示し、(D)はベルトラインシール材20を組み付けた状態を示す。
図3に示すように、リヤドア102のフランジ部109には、当該フランジ部109とウインドガラスGとの間をシールするベルトラインシール材20が組み付けられている。このベルトラインシール材20が本発明のシール材に相当するものであり、従って、リヤドア102は、フランジ部109にベルトラインシール材20が組み付けられることによって構成されたベルトラインシール構造を備えている。
フランジ部の上端部付近の車室外側面へ案内する案内面として作用する。案内面22dは、硬質樹脂からなる外側壁部22の面の一部であることから、フランジ部109の上端部が当接しても変形しにくい面となっている。
次に、ベルトラインシール材20の組付方法について説明する。ガラスラン10及びベルトラインシール材20の組付前は、図4の(A)に示す状態となっており、上述したように最下降位置にあるウインドガラスGの上縁部の大部分がベルトライン107よりも上に位置し、後部のみベルトライン107よりも下に位置している。
ことが可能になる。しかし、ベルトラインシール材20の傾きを完全に修正するのは難しく、図5に示す程度までしか修正できない場合がある。この場合、図6に示すように、ベルトラインシール材20の後側を更に下げていくと、フランジ部109の上端部がベルトラインシール材20の案内面22dに当接する。組付時において、この案内面22dはシール材20の上側係止突起27aをフランジ部109の上端部付近の車室外側面へ案内する作用効果を発揮し、このため、ベルトラインシール材20の後側についても組み付け易くなる。
以上説明したように、この実施形態に係る自動車用ドアのベルトラインシール構造によれば、ベルトラインシール材20の外側壁部22における車室内側の面に、上側係止突起27aの下側面の車室内側部から下側係止突起27bの基端部方向へ延びる案内面22dが形成され、当該外側壁部22の車室外側の面に肉盗み部28が形成されているので、フランジ部109に前後方向に長くかつ高剛性なベルトラインシール材20を組付ける場合に組付作業性を良好にすることができる。
20 ベルトラインシール材
21 内側壁部
22 外側壁部
22a 上側シールリップ支持部
22b 下側シールリップ支持部
22d 案内面
23 上壁部
26a 上側シールリップ部
26b 下側シールリップ部
27a 上側係止突起
27b 下側係止突起
28 肉盗み部
28a 平行面
28b 面取部
29 溝
107 ベルトライン
109 フランジ部
G ウインドガラス
F 植毛
Claims (6)
- 自動車用ドアのベルトラインを構成する上方へ突出したフランジ部に、当該フランジ部とガラスとの間をシールするシール材が組み付けられた自動車用ドアのベルトラインシール構造において、
前記シール材は、前記フランジ部の車室内側に位置する内側壁部と、前記フランジ部の車室外側に位置する外側壁部と、前記内側壁部の上端部と前記外側壁部の上端部とを連結する上壁部とを有し、
前記外側壁部には、前記ガラスの車室内面に接するシールリップ部が車室外側へ向けて突出して車両前後方向に延びるように設けられ、
前記外側壁部における車室内側の面の上側部分及び下側部分には、それぞれ、弾性材で形成されるとともに、前記フランジ部の車室外側の面に接する上側係止突起及び下側係止突起が設けられ、
前記外側壁部における車室内側の面の前記上側係止突起と前記下側係止突起との間には、前記上側係止突起の車室内側部から前記下側係止突起の基端部方向へ延び、組付時において、前記シール材の前記上側係止突起を前記フランジ部の上端部付近の車室外側面へ案内する案内面が前記シールリップ部を構成する材料よりも硬質な樹脂材により形成され、
前記外側壁部における車室外側の面には、上側シールリップ支持部の基端部近傍に肉盗み部が形成され、
前記案内面の上端部は、前記フランジ部への組付状態にある前記上側係止突起の前記フランジ部と当接する車室内側面と連続していることを特徴とする自動車用ドアのベルトラインシール構造。 - 請求項1に記載の自動車用ドアのベルトラインシール構造において、
前記肉盗み部は、前記外側壁部における車室外側の面に形成された凹部で構成されており、
前記凹部の下側面は、前記案内面と平行に延びる平行面が形成されていることを特徴とする自動車用ドアのベルトラインシール構造。 - 請求項2に記載の自動車用ドアのベルトラインシール構造において、
前記肉盗み部の上側面には前記平行面と上側シールリップ支持部の基端部近傍とを接続する面取部が形成されていることを特徴とする自動車用ドアのベルトラインシール構造。 - 請求項1から3のいずれか1つに記載の自動車用ドアのベルトラインシール構造において、
前記外側壁部、前記内側壁部及び前記上壁部は、前記シールリップ部を構成する材料よりも硬質な樹脂材で構成されていることを特徴とする自動車用ドアのベルトラインシール構造。 - 請求項1から4のいずれか1つに記載の自動車用ドアのベルトラインシール構造において、
前記外側壁部には、複数の前記シールリップ部が互いに上下方向に間隔をあけて設けられていることを特徴とする自動車用ドアのベルトラインシール構造。 - 請求項1から5のいずれか1つに記載の自動車用ドアのベルトラインシール構造において、
前記外側壁部には、車室外側へ突出して車両前後方向に延びるシールリップ支持部が一体成形され、
前記シールリップ支持部の先端部に前記シールリップ部の基端部が接続されていることを特徴とする自動車用ドアのベルトラインシール構造。
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