JP7315400B2 - トナー用結着樹脂組成物 - Google Patents
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また、エステルワックスがトナー表面に露出すると、帯電安定性や高湿下での耐久性が低下しやすいという課題もある。
〔1〕 結着樹脂及びエステル組成物を含有するトナー用結着樹脂組成物であって、
前記結着樹脂が、ポリエステル樹脂セグメントと、スチレン系樹脂セグメントと、該ポリエステル樹脂セグメント及び該スチレン系樹脂セグメントと共有結合を介して結合した両反応性モノマー由来の構成単位とを有する複合樹脂を含有し、
前記エステル組成物が、炭素数が12以上28以下の脂肪族モノカルボン酸系化合物(ca-1)を90モル%以上含むカルボン酸成分と炭素数が2以上14以下の脂肪族ジオール(al-2)を90モル%以上含むアルコール成分との縮合物を含有するエステル組成物である、
トナー用結着樹脂組成物、
〔2〕 結着樹脂及びエステル組成物を含有するトナー用結着樹脂組成物であって、
前記結着樹脂が、ポリエステル樹脂セグメントと、スチレン系樹脂セグメントと、該ポリエステル樹脂セグメント及び該スチレン系樹脂セグメントと共有結合を介して結合した両反応性モノマー由来の構成単位とを有する複合樹脂を含有し、
前記エステル組成物が、炭素数が2以上14以下の脂肪族ジカルボン酸系化合物(ca-2)を90モル%以上含むカルボン酸成分と炭素数が12以上28以下の脂肪族モノアルコール(al-1)を90モル%以上含むアルコール成分との縮合物を含有するエステル組成物である、
トナー用結着樹脂組成物、並びに
〔3〕 前記〔1〕又は〔2〕記載のトナー用結着樹脂組成物を含有する、静電荷像現像用トナー
に関する。
本発明において、縮合物とはエステル基を1個以上有する化合物であり、本発明のエステル組成物は、カルボキシル基及び/又はヒドロキシ基を有しており、従来のエステルワックスよりも、トナー用結着樹脂との親和性が高い。そのため、トナーの定着時に結着樹脂の可塑剤として作用し、低温定着性が向上する。その一方で、前記縮合物は常温では結晶化しているため、トナー用結着樹脂のガラス転移温度を低下させることがなく、また高湿下でも吸湿性が低いために、高湿下での保存性にも優れる。
さらに、結着樹脂に疎水性のスチレン系樹脂セグメントを有する複合樹脂を用いることで、エステル組成物の分散状態が非常に高くなることに加え、トナー表面にエステル組成物が露出し難くなり、高湿下での耐久性が向上する。表面にエステル組成物が露出し難いことで吸水し難く、帯電安定性と高湿下での耐久性にも優れる。
なお、樹脂の結晶性は、軟化点と示差走査熱量計による吸熱の最高ピーク温度との比、即ち[軟化点/吸熱の最高ピーク温度]の値で定義される結晶性指数によって表わされる。結晶性樹脂は、結晶性指数が0.6以上、好ましくは0.7以上、より好ましくは0.9以上であり、そして、1.4以下、好ましくは1.2以下の樹脂である一方、非晶質樹脂は、結晶性指数が1.4を超える、好ましくは1.5を超える、より好ましくは1.6以上の樹脂であるか、または、0.6未満、好ましくは0.5以下の樹脂である。樹脂の結晶性は、原料モノマーの種類とその比率、及び製造条件(例えば、反応温度、反応時間、冷却速度)等により調整することができる。なお、吸熱の最高ピーク温度とは、観測される吸熱ピークのうち、最も高温側にあるピークの温度を指す。結晶性樹脂においては、吸熱の最高ピーク温度を融点とする。
で表される化合物が好ましい。式(I)で表されるビスフェノールAのアルキレンオキサイド付加物としては、2,2-ビス(4-ヒドロキシフェニル)プロパンのポリオキシプロピレン付加物、2,2-ビス(4-ヒドロキシフェニル)プロパンのポリオキシエチレン付加物等が挙げられる。これらの1種又は2種以上を用いることが好ましい。
また、両反応性モノマーの使用量は、スチレン系樹脂の原料モノマーの合計100質量部に対して、スチレン系樹脂とポリエステル樹脂との分散性を高め、トナーの耐久性を向上させる観点から、好ましくは1質量部以上、より好ましくは2質量部以上であり、そして、低温定着性の観点から、好ましくは30質量部以下、より好ましくは20質量部以下、さらに好ましくは15質量部以下、さらに好ましくは10質量部以下、さらに好ましくは5質量部以下である。ここで、スチレン系樹脂の原料モノマーの合計に重合開始剤を含める。
工程(A)の後に工程(B)を行ってもよいし、工程(B)の後に工程(A)を行ってもよく、工程(A)と工程(B)を同時に行ってもよい。また、工程(A)と工程(B)は、同一容器内で行うことが好ましい。
また、軟化点が低い方の樹脂Lの軟化点は、トナーの耐久性を向上させる観点から、好ましくは80℃以上、より好ましくは90℃以上であり、そして、トナーの低温定着性を向上させる観点から、好ましくは120℃以下、より好ましくは115℃以下、さらに好ましくは110℃以下、さらに好ましくは105℃以下、さらに好ましくは100℃以下である。
樹脂Hにおいて、3価以上の原料モノマーの含有量は、原料モノマー総量中、好ましくは5モル%以上であり、そして、低温定着性の観点から、好ましくは30モル%以下、より好ましくは20モル%以下、より好ましくは12モル%以下である。
また、樹脂Lにおいて、3価以上の原料モノマーの含有量は、原料モノマー総量中、好ましくは10モル%以下、より好ましくは5モル%以下、より好ましくは1モル%以下、さらに好ましくは0モル%である。
濃度が0.5g/100mLになるように、試料をテトラヒドロフランに溶解させる。次いで、この溶液をポアサイズ0.2μmのフッ素樹脂フィルター「DISMIC-25JP」(ADVANTEC社製)を用いて濾過して不溶解成分を除き、試料溶液とする。
下記の測定装置と分析カラムを用い、溶離液としてテトラヒドロフランを、毎分1mLの流速で流し、40℃の恒温槽中でカラムを安定させる。そこに試料溶液100μLを注入して測定を行う。試料の分子量は、あらかじめ作成した検量線に基づき算出する。このときの検量線には、数種類の単分散ポリスチレン(東ソー社製のA-500(5.0×102)、A-1000(1.01×103)、A-2500(2.63×103)、A-5000(5.97×103)、F-1(1.02×104)、F-2(1.81×104)、F-4(3.97×104)、F-10(9.64×104)、F-20(1.90×105)、F-40(4.27×105)、F-80(7.06×105)、F-128(1.09×106))を標準試料として作成したものを用いる。
測定装置:HLC-8220GPC(東ソー社製)
分析カラム:GMHXL+G3000HXL(東ソー社製)
示差走査熱量計「Q-100」(ティー・エイ・インスツルメント・ジャパン(株)製)を用いて、試料0.01~0.02gをアルミパンに計量し、室温(25℃)から降温速度10℃/minで0℃まで冷却し、0℃にて1分間維持する。その後、昇温速度10℃/minで測定する。観測される吸熱ピークのうち、最も高温側にあるピークの温度を吸熱の最高ピーク温度とする。エステル組成物においてはこの吸熱の最高ピーク温度を融点とする。
JIS K 0070:1992の方法に基づき測定する。ただし、測定溶媒のみJIS K 0070の規定のエタノールとエーテルの混合溶媒から、非晶質樹脂はアセトンとトルエンの混合溶媒(アセトン:トルエン=1:1(容量比))に、エステル組成物及び結晶性樹脂はクロロホルム:ジメチルホルムアミドの混合溶媒(クロロホルム:ジメチルホルムアミド=7:3(容量比))に、それぞれ変更する。
JIS K 0070:1992の方法に基づき測定する。ただし、測定溶媒のみJIS K 0070の規定のエタノールとエーテルの混合溶媒からテトラヒドロフランに変更する。
フローテスター「CFT-500D」((株)島津製作所製)を用い、1gの試料を昇温速度6℃/minで加熱しながら、プランジャーにより1.96MPaの荷重を与え、直径1mm、長さ1mmのノズルから押し出す。温度に対し、フローテスターのプランジャー降下量をプロットし、試料の半量が流出した温度を軟化点とする。
示差走査熱量計「Q-100」(ティー・エイ・インスツルメント・ジャパン(株)製)を用いて、試料0.01~0.02gをアルミパンに計量し、200℃まで昇温し、その温度から降温速度10℃/minで0℃まで冷却する。次に試料を昇温速度10℃/minで昇温し、吸熱ピークを測定する。吸熱の最高ピーク温度以下のベースラインの延長線とピークの立ち上がり部分からピークの頂点までの最大傾斜を示す接線との交点の温度をガラス転移温度とする。
示差走査熱量計「DSC Q-100」(ティー・エイ・インスツルメント・ジャパン(株)製)を用いて、試料0.01~0.02gをアルミパンに計量し、昇温速度10℃/minで200℃まで昇温し、その温度から降温速度5℃/minで-10℃まで冷却する。次に試料を昇温速度10℃/minで180℃まで昇温し測定する。そこで得られた融解吸熱カーブから観察される吸熱の最高ピーク温度を離型剤の融点とする。
平均粒子径は、個数平均粒子径を指し、走査型電子顕微鏡(SEM)写真から500個の粒子の粒径(長径と短径の平均値)を測定し、それらの数平均値とする。
測定機:コールターマルチサイザーII(ベックマン・コールター(株)製)
アパチャー径:50μm
解析ソフト:コールターマルチサイザーアキュコンプ バージョン 1.19(ベックマン・コールター(株)製)
電解液:アイソトンII(ベックマン・コールター(株)製)
分散液:電解液にエマルゲン109P(花王(株)製、ポリオキシエチレンラウリルエーテル、HLB(グリフィン):13.6)を溶解して5質量%に調整したもの
分散条件:前記分散液5mLに測定試料10mgを添加し、超音波分散機(機械名:(株)エスエヌディー製US-1、出力:80W)にて1分間分散させ、その後、前記電解液25mLを添加し、さらに、超音波分散機にて1分間分散させて、試料分散液を調製する。
測定条件:前記電解液100mLに、3万個の粒子の粒径を20秒間で測定できる濃度となるように、前記試料分散液を加え、3万個の粒子を測定し、その粒度分布から体積中位粒径(D50)を求める。
表1に示す原料モノマー及びエステル化触媒を、温度計、ステンレス製攪拌棒、流下式コンデンサー及び窒素導入管を装備した10リットル容の四つ口フラスコに入れ、窒素雰囲気にてマントルヒーター中で、140℃から200℃まで8時間かけて昇温を行った。その後200℃で、8.0kPaにて表1に示す融点に達するまで反応を行い、エステル組成物(エステルE1~エステルE5)を得た。
表2に示す無水トリメリット酸以外のポリエステル樹脂セグメントの原料モノマーを、温度計、ステンレス製攪拌棒、流下式コンデンサー及び窒素導入管を装備した10リットル容の四つ口フラスコに入れ、窒素雰囲気にてマントルヒーター中で、160℃まで昇温した。そこに、スチレン系樹脂セグメントの原料モノマー、両反応性モノマー及び重合開始剤を混合したものを滴下し、重合を行った。その後、エステル化触媒を添加し、235℃まで昇温し、235℃にて10時間反応を行った。その後、220℃に降温し、無水トリメリット酸を添加し、220℃、8.0kPaにて表2に示す軟化点に達するまで反応を行い、非晶質複合樹脂(樹脂A1、A4、A5)を得た。
表2に示す原料モノマー及びエステル化触媒を、温度計、ステンレス製攪拌棒、流下式コンデンサー及び窒素導入管を装備した10リットル容の四つ口フラスコに入れ、窒素雰囲気にてマントルヒーター中で、235℃にて10時間反応を行った。8.0kPaにて表2に示す軟化点に達するまで反応を行い、非晶質ポリエステル樹脂(樹脂A2、A3)を得た。
表3に示すアルコール成分、カルボン酸成分及びエステル化触媒を、温度計、ステンレス製攪拌棒、流下式コンデンサー及び窒素導入管を装備した10リットル容の四つ口フラスコに入れ、窒素雰囲気にてマントルヒーター中で、140℃から200℃まで8時間かけて昇温を行った。その後200℃で、8.0kPaにて表に示す軟化点に達するまで反応を行い、結晶性ポリエステル樹脂(樹脂C1)を得た。
表4に示す結着樹脂及びエステル組成物と、着色剤「ECB-301」(フタロシアニンブルー、大日精化社製)5質量部、荷電制御剤「LR-147」(日本カーリット社製)1質量部、及び離型剤「HNP-9」(パラフィンワックス、日本精蝋社製、融点:79℃)2質量部を、ヘンシェルミキサーでよく攪拌した後、混練部分の全長1560mm、スクリュー径42mm、バレル内径43mmの同方向回転二軸押出機を用いて溶融混練した。ロールの回転速度は200r/min、ロール内の加熱設定温度は90℃であり、混練物の温度は140℃、混練物の供給速度は10kg/時、平均滞留時間は約18秒であった。得られた混練物を140℃から50℃まで1.5時間で冷却し、50℃で、冷却ローラーで圧延冷却した後、45℃で4時間静置後、ジェットミルで体積中位粒径(D50)5.5μmのトナー粒子を得た。
複写機「AR-505」(シャープ(株)製)の定着機を装置外での定着が可能なように改良した装置にトナーを実装し、未定着の状態で印刷物を得た(印刷面積:2cm×12cm、付着量:0.5mg/cm2)。その後、総定着圧が40kgfになるように調整した定着機(定着速度300mm/sec)を用い、定着ロールの温度を100℃から240℃へと5℃ずつ順次上昇させながら、各温度で未定着状態の印刷物の定着試験を行った。得られた印刷物の画像部分にセロハン粘着テープ「ユニセフセロハン」(三菱鉛筆(株)製、幅:18mm、JIS Z 1522)を貼り付け、30℃に設定した定着ローラーに通過させた後、テープを剥がした。なお、印刷に用いた紙には、「CopyBond SF-70NA」(シャープ(株)製、75g/m2)を使用した。
テープを貼る前と剥がした後の光学反射密度を反射濃度計「RD-915」(グレタグマクベス社製)を用いて測定し、両者の比率(剥離後/貼付前×100)が最初に90%を超える定着ローラーの温度を最低定着温度とした。結果を表4に示す。最低定着温度が低いほど、低温定着性に優れる。
トナー4gを、温度50℃、湿度85%の環境下で72時間放置した。放置後、トナー凝集の発生程度を目視にて観察し、以下の評価基準に従って、保存性を評価した。結果を表4に示す。
<評価基準>
A:48時間後及び72時間後も凝集は全く認められない。
B:48時間後で凝集は認められないが72時間後ではわずかに凝集が認められる。
C:48時間後で凝集は認められないが72時間後では明らかに凝集が認められる。
D:48時間以内で既に凝集が認められる。
所定の混合時間後、Q/Mメーター付属のセルに規定量のトナーとキャリアの混合物を投入し、目開き32μmのふるい(ステンレス製、綾織、線径:0.0035mm)を通してトナーのみを90秒間吸引した。そのとき発生するキャリア上の電圧変化をモニターし、〔90秒後の総電気量(μC)/吸引されたトナー量(g)〕の値を帯電量(μC/g)とした。混合時間60秒後の帯電量と混合時間3600秒後の帯電量の比率(混合時間3600秒後の帯電量/混合時間60秒後の帯電量)を算出した。結果を表4に示す。帯電量の比率が1に近いほど、帯電安定性に優れ、その比率は0.80以上が好ましく、0.90以上がより好ましく、0.95以上がさらに好ましい。
レーザプリンタ「ページプレスト N-4」(カシオ計算機(株)製、定着:接触定着方式、現像:非磁性一成分現像方式、現像ロール径:2.3cm)にトナーを実装し、温度40℃、相対湿度85%の条件下にて黒化率5.5%の斜めストライプのパターンにて、耐刷を行った。途中、500枚ごとに黒ベタ画像を印字し、画像上のスジを確認した。画像上にスジが目視にて観察された時点までの印字枚数を、現像ロールにトナーが融着・固着したことによりスジが発生した枚数として、以下の評価基準に従って、耐久性を評価した。結果を表4に示す。スジの発生した枚数が多いほど、トナーの耐久性に優れる。その枚数は、3,000枚以上が好ましく、4,000枚以上がより好ましく、5,000枚以上がさらに好ましい。
これに対し、エステル組成物を含有していない比較例1のトナーは、低温定着性、帯電安定性、及び高湿下での耐久性に欠けており、複合樹脂を含有していない比較例2のトナーは、吸湿性が高いため、高湿下での保存性、帯電安定性、及び高湿下での耐久性に欠けている。
Claims (6)
- 結着樹脂及びエステル組成物を含有するトナー用結着樹脂組成物であって、
前記結着樹脂が、ポリエステル樹脂セグメントと、スチレン系樹脂セグメントと、該ポリエステル樹脂セグメント及び該スチレン系樹脂セグメントと共有結合を介して結合した両反応性モノマー由来の構成単位とを有し、該ポリエステル樹脂セグメントと該スチレン系樹脂セグメントの質量比(ポリエステル樹脂セグメント/スチレン系樹脂セグメント)が60/40以上95/5以下である非晶質複合樹脂を含有し、
前記エステル組成物が、炭素数が12以上28以下の脂肪族モノカルボン酸系化合物(ca-1)を90モル%以上含むカルボン酸成分と炭素数が2以上14以下の脂肪族ジオール(al-2)を90モル%以上含むアルコール成分との縮合物を含有するエステル組成物である、
トナー用結着樹脂組成物。 - 結着樹脂及びエステル組成物を含有するトナー用結着樹脂組成物であって、
前記結着樹脂が、ポリエステル樹脂セグメントと、スチレン系樹脂セグメントと、該ポリエステル樹脂セグメント及び該スチレン系樹脂セグメントと共有結合を介して結合した両反応性モノマー由来の構成単位とを有し、該ポリエステル樹脂セグメントと該スチレン系樹脂セグメントの質量比(ポリエステル樹脂セグメント/スチレン系樹脂セグメント)が60/40以上95/5以下である非晶質複合樹脂を含有し、
前記エステル組成物が、炭素数が2以上14以下の脂肪族ジカルボン酸系化合物(ca-2)を90モル%以上含むカルボン酸成分と炭素数が12以上28以下の脂肪族モノアルコール(al-1)を90モル%以上含むアルコール成分との縮合物を含有するエステル組成物である、
トナー用結着樹脂組成物。 - エステル組成物の酸価と水酸基価の和が0.1mgKOH/g以上50mgKOH/g以下である、請求項1又は2記載のトナー用結着樹脂組成物。
- 複合樹脂の、軟化点が90℃以上160℃以下、ガラス転移温度が50℃以上70℃以下、酸価が2mgKOH/g以上40mgKOH/g以下である、請求項1~3いずれか記載のトナー用結着樹脂組成物。
- エステル組成物の含有量が、結着樹脂100質量部に対して、2質量部以上20質量部以下である、請求項1~4いずれか記載のトナー用結着樹脂組成物。
- 請求項1~5いずれか記載のトナー用結着樹脂組成物を含有する、静電荷像現像用トナー。
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