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JP7313648B2 - 洗浄剤組成物 - Google Patents

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特許法第30条第2項適用 電気通信回線を通じて発表した 掲載年月日 2018年7月10日 掲載アドレス http://www.kracie.co.jp/release/10147405_3833.html
本発明は、洗浄剤組成物に関し、詳しくは、メイクアップ化粧料や顔の汚れに対する十分な洗浄機能を有しながらも、皮膚に対する刺激が緩和であり、かつ洗浄による肌のバリア機能低下を抑制することを可能とする洗浄剤組成物に関する。
近年、自分が敏感肌であると認識する消費者が増加しており、洗浄剤組成物においても洗浄機能だけでなく、使用時の痒みや使用後の乾燥等が生じないといった洗浄により発生する皮膚への負荷を低減するような付加価値的機能を備えることが求められてきている。特に洗顔においては身体以上に紫外線や外部の乾燥にさらされる機会が多く、さらにはバリア機能を保つ角層が他に比べて薄い個所でもあることから、如何に角層のバリア機能を保つかに注目が集まっている。
そこで、このような洗顔商品の使用による皮膚のバリア機能への影響を低減すべく、細胞間脂質は残存させつつ、メイクアップ化粧料や皮脂腺由来脂質(スクワレン)の汚れは除去するという選択洗浄の概念が提唱されている。 例えば、アニオン性界面活性剤を主として用いる洗顔料に関して選択洗浄性に着目した報告がいくつかなされており、具体的には、細胞間脂質やNMF(Natural Moisturizing Factor)を残存させることを目的に、高級脂肪酸と塩基性アミノ酸または無機アルカリとの石鹸と保湿剤および水溶性高分子を組み合わせて洗浄料を構成することが提案されている(特許文献1)。
一方、皮膚に対し刺激が少ない界面活性剤の検討という観点から、アニオン性界面活性剤と比較し皮膚に対する刺激が少ないという特徴を有する両性界面活性剤の開発が進み、洗顔料への両性界面活性剤の利用も広がっている(特許文献2)。 しかしながら洗顔料は、身体以上に紫外線や外部の乾燥に曝される機会が多い顔への使用であることから、両性界面活性剤を使用した洗顔料においても、より一層の皮膚への影響低減を可能とする洗浄剤組成物の提案が望まれている。
特開2000-273495号公報 特開2018-052924号公報
J. Soc. Cosmet. Chem. Japan、Vol.23、No.2、1989、P.126-133
上記従来技術を背景とした本発明の目的は、メイクアップ化粧料や顔の汚れに対する十分な洗浄機能を有しながらも、皮膚に対する刺激が緩和であり、かつ洗浄による肌のバリア機能低下を抑制することを可能とする洗浄剤組成物を提供することにある。
本発明者等は、本発明の目的を達成するために鋭意研究した結果、アミンオキシド型両性界面活性剤と、N-アシルアミノ酸及びその塩から選ばれる一種または二種以上のアニオン性界面活性剤を併用することにより、メイクアップ化粧料や顔の汚れに対する十分な洗
浄機能を有しながらも、皮膚に対する刺激が緩和であり、かつ洗浄による肌のバリア機能低下を抑制することが可能となることを見出し、本発明を完成した。
本願第一の発明は、下記成分(A)及び(B)を含有することを特徴とする洗浄剤組成物である。
(A)アミンオキシド型両性界面活性剤
(B)N-アシルアミノ酸及びその塩から選ばれる一種または二種以上のアニオン性界面活性剤
本願第二の発明は、下記成分(A)及び(B)を含有することを特徴とする洗浄剤組成物である。
(A)アミンオキシド型両性界面活性剤
洗浄剤組成物総量に対し0.3~20質量%(B)N-アシルアミノ酸及びその塩から選ばれる一種または二種以上のアニオン性界面活性剤 洗浄剤組成物総量に対し0.5~30質量%
本願第三の発明は、(A)アミンオキシド型両性界面活性剤が、ラウリルジメチルアミンオキシドであること特徴とする本願第一の発明または本願第二の発明に記載の洗浄剤組成物である。
本願第四の発明は、(B)N-アシルアミノ酸及びその塩が、N-アシルアスパラギン酸及びその塩、およびN-アシルグルタミン酸及びその塩から選ばれる一種または二種以上のアニオン性界面活性剤であることを特徴とする本願第一の発明~本願第三の発明のいずれかに記載の洗浄剤組成物である。
本願第五の発明は、(C)セラミド類を含有することを特徴とする本願第一の発明~本願第四の発明のいずれかに記載の洗浄剤組成物である。
本願第六の発明は、(D)ポリクオタニウム-67を含有することを特徴とする本願第一の発明~本願第五の発明のいずれかに記載の洗浄剤組成物である。
本発明によれば、メイクアップ化粧料や顔の汚れに対する十分な洗浄機能を有しながらも、皮膚に対する刺激が緩和であり、かつ洗浄による肌のバリア機能低下を抑制することを可能とする洗浄剤組成物を提供することができる。
以下、本発明の洗浄剤組成物について詳細に説明する。
本発明の洗浄剤組成物で用いられる成分(A)はアミンオキシド型両性界面活性剤である。アミンオキシド型の例としては、ラウリルジメチルアミンオキシド,ステアリルジメチルアミンオキシド,オレイルジメチルアミンオキシド,ジヒドロキシエチルラウリルアミンオキシド、ヤシ油アルキルジメチルアミンオキシド、ラウラミドプロピルアミンオキシド、ミリスタミドプロピルアミンオキシドなどが挙げられる。具体的な製品として例えば、川研ファインケミカル社製の「ソフタゾリンLAO-C」や、花王社製の「アンヒトール20N」などが挙げられる。
成分(A)は、1種単独で用いてもよく、2種以上組み合わせて用いてもよい。なかでも、バリア機能保持の観点からラウリルジメチルアミンオキシドを用いることが好ましい。
本発明の洗浄剤組成物において、成分(A)の配合量は0.3~20質量%が好ましく、より好ましくは0.4~3質量%であり、さらには0.5~0.8質量%が好ましい。0.3質量%未満では、選択洗浄の効果を得られないため角層のバリア機能保持は見込めず、20質量%を超えると皮膚刺激が起こる場合がある。
本発明の洗浄剤組成物で用いられる成分(B)はN-アシルアミノ酸及びその塩から選ばれる一種または二種以上のアニオン性界面活性剤である。かかるアシル基は炭素原子数8~22の脂肪酸残基が好ましく、例えばラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、イソステアリン酸、オレイン酸などの単一のアシル基や、ヤシ油脂肪酸、牛脂脂肪酸、ヒマシ油脂肪酸、オリーブ油脂肪酸、パーム油脂肪酸などから誘導されるアシル基、又はそれらの混合物が挙げられる。アミノ酸系界面活性剤の塩としては、例えばナトリウム塩、カリウム塩等のアルカリ金属塩、低級アルカノールアミン塩などが挙げられるが、好ましくは、ナトリウム塩、カリウム塩である。
成分(B)のN-アシルアミノ酸のアミノ酸部分としては、皮膚への刺激性の観点から、アスパラギン酸、グルタミン酸が好ましく、アスパラギン酸がさらに好ましい。また、成分(B)がN-アシルアスパラギン酸またはその塩であることが好ましい。
成分(B)は、1種単独で用いてもよく、2種以上組み合わせて用いてもよい。なかでも、皮膚への刺激性、速泡性、並びに、泡の持続性を高め良好な使用感を得る観点から、N-ラウロイルグルタミン酸、N-ミリストイルグルタミン酸、N-ココイルグルタミン酸、N-パーム脂肪酸グルタミン酸、N-ラウロイルアスパラギン酸、N-ミリストイルアスパラギン酸、N-ココイルアスパラギン酸、N-パーム脂肪酸アスパラギン酸、N-ラウロイルグリシン、N-ミリストイルグリシン、N-ココイルグリシン、N-パーム脂肪酸ルグリシン、またはこれらの塩が好ましく、N-ラウロイルグルタミン酸、N-ミリストイルグルタミン酸、N-ココイルグルタミン酸、N-ラウロイルアスパラギン酸、N-ミリストイルアスパラギン酸、N-ココイルアスパラギン酸、N-パーム脂肪酸アスパラギン酸またはこれらの塩がさらに好ましく、N-ラウロイルアスパラギン酸、N-ミリストイルアスパラギン酸、N-ココイルアスパラギン酸、N-パーム脂肪酸アスパラギン酸またはこれらの塩がさらにより好ましく、N-ラウロイルアスパラギン酸またはその塩が特に好ましい。
本発明の洗浄剤組成物において、成分(B)の配合量は全組成中0.5~30質量%が必要であり、好ましくは0.5~20質量%である。0.5質量%未満では十分な洗浄力を得られず、30質量%を超えると剤の水へのなじみが悪くなり、泡立ちが遅くなる。
本発明の洗浄剤組成物で用いられる成分(C)はセラミド類である。例えば天然由来品、合成品(疑似セラミド含む)問わず、公知のセラミド類を用いることができる。合成品、半合成品、誘導体および複合体などを含む市販されている製品を利用することも可能であり、そのような製品として、例えば高砂香料株式会社製の「セラミド2」、「セラミド2リポソーム」、「セラミド2ベシクル」および「セラミド2,5ベシクル」、EVONIC社製の「セラミド3」および「セラミド6(II)」並びに日本精化株式会社製の「フィトプレソームセラ2」及び「フィトプレソームセラ2,3,6」が挙げられる。疑似セラミドとして、セラミドそのものではないものの、セラミドと類似の性質をもった成分も開発されてきている。疑似セラミドとしては、例えば、ラウロイルグルタミン酸ジ(オクチルドデシル/フィトステリル/ベへニル)として市販されている、味の素株式会社製の「エルデュウPS306」、ラウロイルグルタミン酸ジ(フィトステリル/オクチルドデシル)として市販されている、味の素株式会社製の「エルデュウPS203」および日本精化株式会社製の「Plandool-LG2」、セチルPGヒドロキシエチルパルミタミドとして市販されている、花王株式会社製「ソフケアセラミドSL-E」が挙げられる。
その他、スフィンゴシンおよびフィトスフィンゴシンなどのスフィンゴイド塩基、スフィンゴ糖脂質並びにスフィンゴリン脂質などもセラミド類として知られており、市販されている原料を使用することが可能である。
本発明の洗浄剤組成物において、成分(C)の配合量は全組成中0.00001~1.0質量%が好ましく、更に好ましくは0.00001~0.5質量%である。上記範囲で成分(C)を配合することにより、更なるバリア保持能の向上を図ることが可能となる。
本発明の洗浄剤組成物で用いられる成分(D)はポリクオタニウム-67である。ポリクオタニウム-67はジメチルドデシルアンモニウムとトリメチルアンモニウムのカチオン化置換を持つ4級化ヒドロキシエチルセルロースであり、そのような製品としてダウ・ケミカル社製の「SoftCAT」シリーズが挙げられる。
本発明の洗浄剤組成物において、成分(D)の配合量は全組成物中0.05~1質量%が好ましく、さらに好ましくは0.1~0.5質量%である。上記範囲で成分(D)を配合することにより、更なるバリア保持能の向上を図ることが可能となる。
また成分(C)および成分(D)を上記好ましい配合量範囲にて、共に添加することにより、更なるバリア保持能の向上を図ることが可能となる。
本発明の洗浄剤組成物には、本発明の目的を損なわない範囲で、コレステロール類を適宜配合することができる。コレステロール類は、例えばコレステロール、スチグマステロール、ラノステロール、エルゴステロールなどが挙げられる。これらの成分は、1種を単独で用いても、2種以上を適宜組合せて用いても良い。
本発明の洗浄剤組成物には、本発明の目的を損なわない範囲で、油剤を適宜配合することができる。本発明に用いられる油剤は、油剤であれば液状、固形、半固形等、性状も特に限定されない。油剤としては、炭化水素油、エステル油、油脂(トリグリセリド)、シリコーン油、高級アルコール、脂肪酸等が挙げられる。具体的には炭化水素油として流動イソパラフィン、スクワラン、スクワレン等が、エステル油としてパルミチン酸エチルヘキシル、オクタン酸セチル、ミリスチン酸オクチルドデシル、ミリスチン酸イソセチル、イソノナン酸イソノニル、エチルヘキサン酸セチル等が、油脂(トリグリセリド)として2-エチルヘキサン酸グリセリル、トリ(カプリル・カプリン酸)グリセリル、植物油、動物油等が、シリコーン油としてジメチルポリシロキサン、デカメチルシクロペンタシロキサン等が、高級アルコールとしてオレイルアルコール、イソステアリルアルコール等が、脂肪酸としてオレイン酸、イソステアリン酸等が挙げられ、これらは、それぞれ一種単独で、又は二種以上を適宜組合せて用いることができる。これらのうち本発明では、炭化水素油、エステル油、植物油が好ましく用いられる。
本発明の洗浄剤組成物には、本発明の目的を損なわない範囲で、上述した成分の他に、本発明の目的を損なわない範囲で他の成分、例えば、生理活性成分、酸化防止剤、金属イオン封鎖剤、防腐剤、紫外線吸収剤、香料、保湿剤、塩類、溶媒、中和剤、昆虫忌避剤、酵素等の成分を適宜配合することができる。
上記生理活性成分としては、皮膚に塗布した場合に皮膚に何らかの生理活性を与える物質が挙げられる。例えば、抗炎症剤、老化防止剤、紫外線防御剤、ひきしめ剤、抗酸化剤、保湿剤、血行促進剤、抗菌剤、殺菌剤、乾燥剤、冷感剤、温感剤、ビタミン類、アミノ酸、創傷治癒促進剤、刺激緩和剤、鎮痛剤、細胞賦活剤、酵素成分等が挙げられる。上記生理活性成分は、天然系の植物抽出成分、海藻抽出成分、生薬成分や、化合物等が挙げられるが、これらの中でも、特に天然系の植物抽出成分、海藻抽出成分、生薬成分が安全性の
点で好ましい。
上記天然系の植物抽出成分、海藻抽出成分、生薬成分の例としては、例えばアシタバエキス、アマチャエキス、アルテアエキス、アロエエキス、アンズエキス、イチョウエキス、ウイキョウエキス、ウーロン茶エキス、エイジツエキス、オウゴンエキス、オウバクエキス、オトギリソウエキス、オランダカラシエキス、オレンジエキス、海水乾燥物、海藻エキス、加水分解コムギ末、加水分解シルク、カモミラエキス、カロットエキス、カワラヨモギエキス、甘草エキス、カキョクエキス、キウイエキス、キューカンバーエキス、クチナシエキス、クマザサエキス、クララエキス、クルミエキス、グレープフルーツエキス、クロレラエキス、クワエキス、紅茶エキス、酵母エキス、コラーゲン、サルビアエキス、サボンソウエキス、サンザシエキス、ジオウエキス、シコンエキス、シソエキス、シナノキエキス、シャクヤクエキス、シラカバエキス、スギナエキス、セイヨウキズタエキス、セイヨウサンザシエキス、セイヨウニワトコエキス、セイヨウノコギリソウエキス、セイヨウハッカエキス、セージエキス、センキュウエキス、センブリエキス、ダイズエキス、タイソウエキス、タイムエキス、茶エキス、チョウジエキス、チンピエキス、トウキエキス、トウニンエキス、ドクダミエキス、トマトエキス、納豆エキス、ニンジンエキス、ニンニクエキス、ノバラエキス、蜂蜜、ハマメリスエキス、ヒキオコシエキス、ビサボロール、ビワエキス、ブクリョウエキス、プロポリス、ヘチマエキス、ペパーミントエキス、ボダイジュエキス、ホップエキス、マドンナリリー花エキス、マロニエエキス、ムクロジエキス、メリッサエキス、モモエキス、ユキノシタエキス、ユズエキス、ヨモギエキス、ラベンダーエキス、レモンエキス、レンゲソウエキス、ローズマリーエキス、ローヤルゼリーエキス等を挙げることができる。
天然系香料としては、アミリスオイル、アンブレットシードオイル、イランイランオイル、イランイランアブソリュート、イリスレジノイド、イリスアブソリュート、イリスオイル、ウィンターグリーンオイル、エストラゴンオイル、エレミオレオレジン、エレミレジノイドアブソリュート、エレミチンキ、オークモスコンクリート、オークモスアブソリュート、オークモスレジン、オークモスレジノイド、オスマンサスアブソリュート、オスマンサスコンクリート、オポパナックスレジノイド、オポパナックスアブソリュート、オポパナックスオイル、オリバナムレジノイド、オリバナムアブソリュート、オリバナムオイル、オールスパイスオイル、オリガナムオイル、オレガノオイル、オレガノオレオレジン、オレンジオイル、オレンジフラワーアブソリュート、オレンジフラワーコンクリート、カナンガオイル、ガージュンバルサム、ガージュンバルサムオイル、カッシーアブソリュート、カッシーフラワーオイル、カッシアオイル、ガーデニアアブソリュート、カーネションアブソリュート、カブリューバオイル、カモミルオイル、カルダモンオイル、ガルバナムオイル、ガルバナムレジン、ガルバナムレジノイド、キャラウェーシードオイル、キャロットシードオイル、キュベバオイル、グァヤックウッドオイル、グァヤックレジン、グァヤックコンクリート、クスノキオイル、クミンオイル、クミンアブソリュート、クミンオレオレジン、クラリセージオイル、グレープフルーツオイル、クローブオイル、コスタスオイル、コパイババルサム、コパイババルサムオイル、コパイババルサムレジン、コリアンダーオイル、サンダルウッドオイル、シソオイル、シダーウッドオイル、シトロネラオイル、ジャスミンオイル、ジャスミンアブソリュート、ジャスミンコンクリート、ジュニパーベリーオイル、ジュネアブソリュート、ジョンキルアブソリュート、ジンジャーオイル、シナモンオイル、シナモンバークオイル、シナモンリーフオイル、スギオイル、スターアニスオイル、スチラックスオイル、スチラックスレジノイド、スパイクラベンダーオイル、スペアミントオイル、セイボリーオイル、セージオイル、セダーオイル、セダーリーフオイル、ゼラニウムオイル、セロリーシードオイル、タイムオイル、タゲットオイル、タンジェリンオイル、チュベローズアブソリュート、ティーツリーオイル、トリーモスアブソリュート、トンカビーンオイル、トルーバルサム、ナツメッグオイル、ナルシサスアブソリュート、ネロリオイル、バイオレットリーフアブソリュート、パインオイル
、パインニードルオイル、バジルオイル、パセリリーフオイル、パセリシードオイル、パセリハーブオイル、パチョリオイル、ハッカオイル、バニラアブソリュート、ハネーサックルアブソリュート、パルマローザオイル、バレリアンオイル、ビターオレンジオイル、ヒソップオイル、ヒバオイル、ヒノキオイル、ヒヤシンスアブソリュート、フェンネルオイル、フィグアブソリュート、プチグレンオイル、ブッチュオイル、ベイオイル、ベチバーオイル、ペッパーオイル、ペパーミントアブソリュート、ペパーミントオイル、ベルガモットオイル、ペルーバルサム、ベンゾインチンキ、ベンゾインレジノイド、ホウショウオイル、マージョラムオイル、マンダリンオイル、ミカンオイル、ミモザコンクリート、ミモザアブソリュート、ミモザオイル、ミルレジノイド、ミルアブソリュート、ミルオイル、ムスクアブソリュート、ムスクチンキ、ユーカリオイル、ユズオイル、ライムオイル、ラブダナムオイル、ラブダナムレジノイド、ラベンダーオイル、ラベンダーアブソリュート、ラバンジンオイル、ラバンジンアブソリュート、レモンオイル、レモングラスオイル、ローズオイル、ローズアブソリュート、ローズコンクリート、ローズマリーオイル、ローレルオイル、ローレルリーフオイル等が挙げられる。
合成香料としては、アンブレッドリド、アルデヒドC6~C12、アニスアルデヒド、アセタールR、アセトフェノン、アセチルセドレン、アドキサール、アリルアミルグリコレート、アリルシクロヘキサンプロピオネート、アンブロキサン、アミルシンナミックアルデヒド、アミルシンナミックアルデヒドジメチルアセタール、アミルバレリアネート、アミルサリシレート、アセチルオイゲノール、イソアミルアセテート、イソアミルサリシレート、インドール、イオノン、イソボルニルアセテート、イソシクロシトラール、イソEスーパー、イソオイゲノール、イソノニルアセテート、イソブチルキノリン、γ-ウンデカラクトン、エチレンブラシレート、エチレンドデカンジオエート、エチルワニリン、2-エチルヘキサノール、オウランチオール、10-オキサヘキサデカノリド、11-オキサヘキサデカノリド、12-オキサヘキサデカノリド、オキサヘキサデセン-2-オン、オイゲノール、オリボン、オキシフェニロン、ガラクソリド、カリオフィレン、カシュメラン、カルボン、β-カリオフィレン、キャロン、クマリン、p-クレジールメチルエーテル、ゲラニオール、ゲラニルアセテート、ゲラニルフォーメート、ゲラニルニトリル、コアボン、サンダロア、サンデラ、サンタレックス、シンナミックアルコール、シンナミックアルデヒド、シスジャスモン、シトラール、シトラールジメチルアセタール、シトラサール、シトロネラール、シトロネロール、シトロネリルアセテート、シトロネリルフォーメート、シトロネリルニトリル、シクラセット、シクラメンアルデヒド、シクラプロップ、ジメチルベンジルカービノール、ジヒドロジャスモン、ジヒドロリナロール、ジヒドロミルセノール、ジメトール、ジミルセトール、ジフェニルオキサイド、ジャスマール、ジャスモラクトン、ジャスモフィラン、シンナミルアセテート、シクロペンタデカノン、シクロヘキサデセノン、シクロペンタデカノリド、シクロヘキサデカノリド、ジメチルベンジルカービニルアセテート、ジャスマサイクレン、スチラリールアセテート、スチラリールプロピオネート、セドロアンバー、セドリルアセテート、セドロール、セレストリッド、α-ダマスコン、β-ダマスコン、δ-ダマスコン、ダマセノン、ターピネオール、ターピニルアセテート、チモール、テトラヒドロリナロール、テトラヒドロリナリルアセテート、テトラヒドロゲラニオール、テトラヒドロゲラニルアセテート、トナリッド、トラセオライド、トリプラール、ネリルアセテート、ネロール、ネオベルガメート、γ-ノナラクトンノピルアルコール、ノピルアセテート、バクダノール、ハイドロトロピックアルコール、α-ピネン、β-ピネン、ヒドロキシシトロネラール、ヒヤシンスジメチルアセタール、ブチルブチレート、p-t-ブチルシクロヘキサノール、p-t-ブチルシクロヘキシルアセテート、o-t-ブチルシクロヘキサノール、o-t-ブチルシクロヘキシルアセテート、フルイテート、フェンチルアルコール、フェニルエチルフェニルアセテート、フェニルエチルアセテート、ペンタリッド、ベルドックス、ベンジルアセテート、ベンジルアルコール、ベンジルサリシレート、ベルガミルアセテート、ベンズアルデヒド、ベンジルフォーメート、ヘディオン、ヘリオナール、ヘリオトロピン、cis-3-ヘ
キセノール、cis-3-ヘキセニールアセテート、cis-3-ヘキセニールサリシレート、ヘキシルシンナミックアルデヒド、ヘキシルサリシレート、ボルニルアセテート、ボルネオール、マンザネート、マイヨール、ミルセン、ミラックアルデヒド、ミューゲアルデヒド、ムゴール、ムスクTM-11、ムスク781、ムスクC14、ムスコン、ムスクケトン、ムスクチベチン、メンサニールアセテート、メンソネート、メチルアンスラニレート、メチルオイゲノール、メントール、α-メチルイオノン、β-メチルイオノン、γ-メチルイオノン、メチルイソオイゲノール、メチルラベンダーケトン、メチルサリシレート、14-メチル-ヘキサデセノリド、14-メチル-ヘキサデカノリド、メチルナフチルケトン、メチルフェニルアセテート、ヤラヤラ、δ-C6~C13ラクトン、ライムオキサイド、γ-C6~C13ラクトン、ラズベリーケトン、リモネン、リグストラール、リリアール、リナロール、リナロールオキサイド、リナリルアセテート、リラール、ルバフラン、ローズフェノン、ローズオキサイド、ワニリンなどが挙げられる。
香料成分を組み合わせた調合香料としては、次のような香調のベース類がある。レモン調、ライム調、オレンジ調、スイートオレンジ調、マンダリン調、ベルガモット調等のシトラスタイプベース、プチグレン調、ネロリ調、レモングラス調、アグルメン調、等のフレッシュタイプベース、アップル調、ピーチ調、ストロベリー調、ココナッツ調、パイナップル調、ラズベリー調、ウォーターメロン調、グレープ調、マンゴー調、フルーツミックス調、トロピカルフルーツ調等のフルーティタイプベース、ローズ調、ジャスミン調、ムゲ調、ライラック調、カーネーション調、ヒアシンス調、チュベローズ調、ガーデニア調、ミモザ調、ナルシス調、バイオレット調、イラン調、フローラルブーケ調等のフローラルタイプベース、シナモンバーク調、シナモンリーフ調、クローブ調、ピメントベリー調、ナツメグ調、ペッパー調、カルダモン調、コリアンダー調、クミン調等のスパイシータイプベース、シダーウッド調、ベチバー調、サンダルウッド調、グアイアックウッド調、ウッディアンバー調、ウッディイリス調等のウッディタイプベース、スモーキー調、キノリン調等のレザータイプ、バニラ調、トンカ調、ハネー調、ピュアーバルサム調等のスイートタイプベース、その他バターフレーバー、ミルクフレーバー、アルデハイディックタイプベース、アンバータイプベース、アニマルタイプベース、アニスタイプベース、アロマティックハーバルタイプベース、アガータイプベース、アクアタイプベース、カンファーシネオールタイプベース、グリーンタイプベース、シードタイプベース、ハーブタイプベース、パインタイプベース、パチュリタイプベース、バルサミックタイプベース、ミントタイプベース、ムスクタイプベース、モスタイプベース、ラベンダータイプベース、リナロールタイプベース、レジンタイプベース等が挙げられる。
また、香料の溶剤又は保留剤としてジエチルフタレート、ジプロピレングリコール、ベンジルベンゾエート、イソプロピルミリステート、ハーコリン、イソペンタン、オレンジテルペン等を使用することができる。
また、上記天然系の植物抽出成分、海藻抽出成分、生薬成分以外の成分としては、例えばデオキシリボ核酸、ムコ多糖類、ヒアルロン酸ナトリウム、コンドロイチン硫酸ナトリウム、コラーゲン、エラスチン、キチン、キトサン、加水分解卵殻膜などの生体高分子、アミノ酸、乳酸ナトリウム、尿素、ピロリドンカルボン酸ナトリウム、ベタイン、ホエイなどの保湿成分、スフィンゴ脂質、セラミド、コレステロール、コレステロール誘導体、リン脂質などの油性成分、ε-アミノカプロン酸、グリチルリチン酸、β-グリチルレチン酸、塩化リゾチーム、グアイアズレン、ヒドロコルチゾン等の抗炎症剤、ビタミン類(A、B2、B6、C、D、E)、パントテン酸カルシウム、ビオチン、ニコチン酸アミド、ビタミンCエステル等のビタミン類、アラントイン、ジイソプロピルアミンジクロロアセテート、4-アミノメチルシクロヘキサンカルボン酸等の活性成分、トコフェロール、カロチノイド、フラボノイド、タンニン、リグナン、サポニン等の抗酸化剤、α-ヒドロキシ酸、β-ヒドロキシ酸などの細胞賦活剤、γ-オリザノール、ビタミンE誘導体などの
血行促進剤、イソプロピルメチルフェノール、トリクロサン、ヒノキチオール、塩化ベンザルコニウム等の殺菌剤、l-メントール、ハッカ油等の冷感剤、レチノール、レチノール誘導体等の創傷治癒剤等が挙げられる。
本願発明であるアミンオキシド型両性界面活性剤と、N-アシルアミノ酸及びその塩から選ばれる一種または二種以上のアニオン性界面活性剤を含有する洗浄剤組成物は、メイクアップ化粧料や顔の汚れ落ち機能を損なうことなく、皮膚に不必要なメイク汚れ、皮脂汚れを除去しながらも、皮膚からの水分蒸散防止に重要な角層のバリア機能を低下させない特徴を有するものであり、特に乾燥肌の症状を悪化させず、肌の水分量を損なわせずに洗浄することを可能とするものである。
上記アミンオキシド型両性界面活性剤と、N-アシルアミノ酸及びその塩から選ばれる一種または二種以上のアニオン性界面活性剤を含有する洗浄剤組成物は、洗顔料、メイク落とし洗顔料、ボディウォッシュ、ハンドソープなどの製剤に適用することが可能である。
次に本発明の洗浄剤組成物について、実施例をもって詳細に説明するが、本発明はこれにより限定されるものではない。まず、各実施例で採用した試験法、評価法を説明する。
実施例1~18、比較例1~7
表1に示す組成の洗浄剤組成物を常法により調製した。得られた洗浄剤組成物について下記評価を行い、汚れ落ち、肌のバリア保持能、刺激性、および泡立ちの速さに関する評価の結果を表1に併せて示した。なお、以下の全ての実施例及び比較例における配合量は質量%である。
(1)汚れ落ち評価
男女10名のパネラーが、内腕に、口紅(資生堂 インテグレート グレイシィリップスティックレッド465)を塗布後、実施例及び比較例の洗浄剤組成物を使用し、その際の汚れ落ち状態を5段階評価し、さらにその平均点から下記基準により判定した。尚、判定基準は以下の通りである。
<評価基準>
5点:非常に良い
4点:良い
3点:普通
2点:やや悪い
1点:悪い
<判定基準>
◎:平均点が4.5以上
○:平均点が3.5以上、4.5未満
△:平均点が2.5以上、3.5未満
×:平均点が2.5未満
(2)バリア保持能評価
男女7名のパネラーが、表1に記載する洗浄剤組成物を2週間使用し、使用前と使用後において、顔頬部の水分量を測定した。
<バリア保持能値>
バリア保持能値(%)=洗浄剤組成物を2週間使用した後の顔頬部の水分量÷皮膚洗浄剤
組成物使用前の顔頬部の水分量
<判定基準>
上記バリア保持能値が1.1を超えれば、洗浄剤組成物の使用により、角層のバリア機能が保持され、肌の状態が向上していると判定した。
(3)刺激性評価
敏感肌だと感じる10名の専門パネルにより、実施例及び比較例の洗浄剤組成物を使用し、刺激性について官能評価により評価を行った。尚、評価基準は以下の通りである。
<評価基準>
◎:非常に良い 刺激があると答えた被験者の数が2人未満
○:良い 刺激があると答えた被験者の数が2人以上、5人未満
△:やや悪い 刺激があると答えた被験者の数が5人以上、8人未満
×:悪い 刺激があると答えた被験者の数が8人以上
(4)泡立ちの速さ評価
10名の専門パネルにより、実施例及び比較例の洗浄剤組成物を使用し、泡立ちの速さについて官能評価により評価を行った。尚、評価基準は以下の通りである。
<評価基準>
◎:極めて良好 泡立ちが速いと答えた被験者の数が8人以上
○:良好 泡立ちが速いと答えた被験者の数が6人以上、8人未満
△:やや悪い 泡立ちが速いと答えた被験者の数が4人以上、6人未満
×:悪い 泡立ちが速いと答えた被験者の数が4人未満
Figure 0007313648000001

表1より明らかなように、実施例1~18の洗浄剤組成物は、いずれも汚れ落ち性能を維持若しくは向上させながらも、刺激性を有することなく、肌のバリア保持能を向上させていることを見出した。
以下、本発明の洗浄剤組成物のその他の処方例を実施例19、20として挙げる。なお、これらの実施例の洗浄剤組成物についても、汚れ落ち、肌のバリア保持能、刺激性、および泡立ちの速さに関する評価を実施した。
実施例19 洗顔フォーム 配合量(質量%)
(1)ラウロイルアスパラギン酸Na 10.0
(2)ココイルメチルタウリンNa 10.0
(5)ココイルグリシンK 15.0
(6)ラウリルジメチルアミンオキシド 0.6
(7)塩化ジメチルジアリルアンモニウム・アクリルアミド共重合体 0.5
(8)コカミドDEA 2.0
(9)セラミド2 0.5
(10)セラミド5 0.5
(11)ラウロイルグルタミン酸ジ(フィトステリル/オクチルドデシル) 0.5
(12)ポリクオタニウム-67 0.1
(13)N-アセチルグルコサミン 0.5
(14)カニナバラ果実エキス 0.5
(15)エデト酸二ナトリウム 0.5
(16)フェノキシエタノール 0.5
(17)DPG 0.5
(18)グリセリン 30.0
(19)香料 0.2
(20)精製水 残余
常法により上記組成の洗浄剤組成物を調製し、汚れ落ち、肌のバリア保持能、刺激性、および泡立ちの速さに関する評価を評価したところ、いずれの特性も優れており良好な結果を得た。
実施例20 ボディソープ 配合量(質量%)
(1)ラウロイルアスパラギン酸Na 10.0
(2)ココイルメチルタウリンMg 10.0
(3)ココイルグリシンK 2.0
(4)ラウリルジメチルアミンオキシド 0.6
(6)ラウロイルメチルアラニンNa 8.0
(7)塩化ジメチルジアリルアンモニウム・アクリルアミド共重合体 0.5
(8)シア脂 0.5
(9)セラミド2 0.5
(10)セラミド5 0.5
(11)ラウロイルグルタミン酸ジ(フィトステリル/オクチルドデシル) 0.5
(12)ポリクオタニウム-67 0.1
(13)N-アセチルグルコサミン 0.5
(14)カニナバラ果実エキス 0.5
(15)エデト酸二ナトリウム 0.5
(16)フェノキシエタノール 0.5
(17)DPG 0.5
(18)グリセリン 5.0
(19)香料 0.2
(20)精製水 残余
常法により上記組成の洗浄剤組成物を調製し、汚れ落ち、肌のバリア保持能、刺激性、および泡立ちの速さに関する評価を評価したところ、いずれの特性も優れており良好な結果を得た。

Claims (3)

  1. 下記成分(A)及び(B)を含有することを特徴とするアミノ酸系メイク落とし洗顔料組成物。
    (A)ラウリルジメチルアミンオキシド 洗浄剤組成物総量に対し0.3~0.8質量%(B)N-アシルアスパラギン酸及びその塩 洗浄剤組成物総量に対し0.5~30質量%
  2. (C)セラミド類を含有することを特徴とする請求項1に記載のアミノ酸系メイク落とし洗顔料組成物。
  3. (D)ポリクオタニウム-67を含有することを特徴とする請求項1または2に記載のアミノ酸系メイク落とし洗顔料組成物。


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