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JP7227032B2 - カカオ原料含有冷菓 - Google Patents

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Description

本発明は、カカオ由来の脂肪分が高含有であるカカオ原料含有冷菓に関する。
従来から、チョコレート風味(カカオ風味、あるいはココア風味という場合もある)の冷菓が多数上市されている。そして、チョコレート又はチョコの名称を冷菓に表示する場合には、「アイスクリーム類及び氷菓の表示に関する公正競争規約」において、重量百分率で0.6%以上(アイスクリームでは1.5%以上)のカカオ分を含むことと規定されており、通常は、チョコレートの風味付けを行うためのカカオ原料としてココアパウダーが主に用いられ、他にココアバター、チョコレート生地、カカオマスなども用いられている。
例えば、特許文献1には、植物性油脂として、本格的なココアの風味を与えるのに十分な量のココアバターを使用したことを特徴とする、シャープな口溶けの食感を有する冷菓(アイスクリーム等)が開示され、ココアバターの使用量は3~20重量%が最も好適であることも開示されている。
特開平4-316453号公報
しかしながら、冷菓製造においてココアバターやカカオマス、チョコレート生地などを多く使用すると、他の植物油脂(パーム油、ヤシ油など)と比較してカカオ油脂は融点が高いため、冷菓ミックスが製造工程中(特にエージング工程)において経時的に増粘して製造に著しく支障をきたす。特に、カカオ由来の脂肪分(ココアバター分)の含有率が高いと、冷菓ミックスの増粘が顕著となり、その流動性が失われ、製造適性が損なわれる。さらに、得られた冷菓の匙通りも悪く、ボソボソとした物性となり、口中での滑らかさが損なわれる。
したがって、従来のチョコレート風味を有する冷菓においては、通常は、カカオマスやチョコレート生地などの含有率は多くても6質量%程度であり、ココアバター分の含有量が少ないココアパウダーを主体として風味付けされているものが多い。しかし、ココアパウダー主体の風味付けでは、ココアバター分が少なく、単調でチョコレートの風味が弱い冷菓となるため、カカオマス、ココアバター、チョコレート生地などココアバター分を多く含むカカオ原料を多く配合した、チョコレート風味の強い、濃厚な風味を有する冷菓が求められている。
そこで本発明は、カカオ由来の脂肪分(ココアバター分)の含有率が高く、且つ、冷菓ミックスが低粘度であり、冷菓においては滑らかな匙通りを有するカカオ原料含有冷菓を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために本発明者は鋭意検討し、ココアバター分を8質量%以上またはカカオマスを15質量%以上含有し、且つ水溶性食物繊維および/または重量平均分子量が450以上であるデキストリンを0.1~4.5質量%含有する、水分含有率が50質量%以上である冷菓とすることにより、冷菓ミックスは低粘度であり、冷菓においては滑らかな匙通りを有するカカオ原料含有冷菓を得ることができることを見出し、本発明を完成させた。
すなわち、本発明は次の(1)~(4)である。
(1)ココアバター分を8質量%以上含有し、且つ水溶性食物繊維および/または重量平均分子量が450以上であるデキストリンを0.1~4.5質量%含有する、水分含有率が50質量%以上である冷菓。
(2)カカオマスを15質量%以上含有し、且つ水溶性食物繊維および/または重量平均分子量が450以上であるデキストリンを0.1~4.5質量%含有する、水分含有率が50質量%以上である冷菓。
(3)カカオ分を15質量%以上含有する、(1)または(2)に記載の冷菓。
(4)16時間エージング後の5℃における冷菓ミックス粘度が2000mPa・s未満であり、且つ-18℃における冷菓硬度が9kgf以下である、(1)~(3)のいずれか1つに記載の冷菓。
本発明によれば、カカオ由来の脂肪分(ココアバター分)が高含有でありながら、冷菓ミックスが低粘度であり、冷菓においては滑らかな匙通りを有するカカオ原料含有冷菓を提供することができる。
実施例において冷菓硬度測定に使用したレオメーターのプランジャーを正面から示した写真である(図面代用写真)。 実施例において冷菓硬度測定に使用したレオメーターのプランジャーを側面から示した写真である(図面代用写真)。 実施例において冷菓硬度測定に使用したレオメーターの、測定時におけるプランジャーの突き刺し状態を示した写真である(図面代用写真)。
本発明について説明する。
本発明は、ココアバター分を8質量%以上またはカカオマスを15質量%以上含有し、且つ水溶性食物繊維および/または重量平均分子量が450以上であるデキストリンを0.1~4.5質量%含有する、水分含有率が50質量%以上である冷菓である。
ここで、本発明において「ココアバター分」とは、カカオ由来の脂肪分(カカオ油脂分)を意味し、冷菓原料としてカカオマスやココアバター(カカオマスから分離した脂肪分原料)、これらを含むチョコレート生地や準チョコレート生地などを使用することにより、このココアバター分の含有率を調製することができる。また、「カカオ分」とは、カカオ原料、つまりカカオマス、ココアバター、ココアパウダー(カカオマスからココアバターを分離した残りの部分を粉末状としたもの)等を意味し、チョコレート生地や準チョコレート生地などが冷菓に配合されている場合も、ここに含まれるカカオ原料は本発明のカカオ分に包含される。なお、この「チョコレート」とは、「チョコレート類の表示に関する公正競争規約」に規定されるチョコレートに限定されない。
さらに、本発明における「重量平均分子量」は、ゲル・パーミエーション・クロマトグラフィー(GPC)により測定し、算出する。
また、本発明において「冷菓ミックス」とは、全ての冷菓原料(加熱に適さない冷菓原料を除く場合もある)を均質に混合して得られたフリージング前の原料ミックスを意味し、エージング後の状態も包含される。そして、「冷菓ベースミックス」とは、水溶性食物繊維および重量平均分子量が450以上であるデキストリン以外の冷菓原料の少なくとも一部を均質に混合して得られた原料ミックスを意味する。
まず、本発明に係る冷菓について詳細に説明する。
本発明に係る冷菓は、カカオ由来の脂肪分であるココアバター分を8質量%以上またはカカオマスを15質量%以上含有し、その水分含有率は50質量%以上である。そして、このココアバター分またはカカオマスとともに、水溶性食物繊維および/または重量平均分子量が450以上であるデキストリンを0.1~4.5質量%含有する。
ここで、このココアバター分は、上記したように、カカオマス、ココアバター、あるいはこれらを含むチョコレート生地などを冷菓原料として使用し、得られる冷菓において7.5質量%以上、好ましくは8質量%以上、より好ましくは10質量%以上、さらに好ましくは11質量%以上となるように調製する。上限としては、好ましくは20質量%以下、より好ましくは17質量%以下、さらに好ましくは16.5質量%以下となるようにする。また、カカオマス(ココアバター分を52~58質量%程度含有)については、得られる冷菓において15質量%以上、好ましくは18質量%、より好ましくは20質量%以上となるように配合する。上限としては、好ましくは35質量%以下、より好ましくは30質量%以下となるように配合する。得られる冷菓において、ココアバター分が20質量%を超えたり、カカオマス配合率が35質量%を超えるような場合、冷菓ミックスを仕込む調合時において流動性(粘度)が高まるため均一に原料を分散させることができなかったり、エージング中の粘度が非常に高くなったりする傾向があるため、フリーザーへの送液に必要な流動性を損なうなど、製造適性に問題が生じ易い。
なお、このようなココアバター分を8質量%以上またはカカオマスを15%質量以上含有する本発明に係る冷菓において、さらにカカオ分を15質量%以上、好ましくは18質量%、より好ましくは20%質量以上となるように調製するのが、得られる冷菓の風味(特にチョコレートの風味)をより向上させることができるという点において好ましい。そして、得られる冷菓のココアバター分含有率を8質量%以上またはカカオマス含有率を15質量%以上とする限りにおいて、このカカオ分の一部としてココアパウダーを使用しても良い。
そして、本発明に係る冷菓には、ココアバター分またはカカオマスとともに、冷菓ミックス粘度や冷菓硬度の上昇を抑制するために、水溶性食物繊維および/または重量平均分子量が450以上であるデキストリンを配合する。本発明では、難消化性グルカン、ポリデキストロース、難消化性デキストリンなどの水溶性食物繊維を配合するのが好ましく、この水溶性食物繊維としては、重量平均分子量が1500~2000、DE値が10~40程度の水溶性食物繊維がより好適な例として示される。特に、水溶性食物繊維として難消化性グルカンを用いるのが、得られる冷菓の風味、冷菓硬度、および冷菓ミックス粘度のバランスがより良くなるという点において非常に好ましい。この難消化性グルカンは、例えば、Hamaguchi et al.,J.Appl.Glycosci.,62,7-13,2015に記載の製造方法により得ることができる。
なお、本発明に係る冷菓や冷菓ミックス中における水溶性食物繊維の含有量は、「食品表示基準について(平成27年3月30日消食表第139号)別添 栄養表示関係」に記載されている高速液体クロマトグラフ法(酵素-HPLC法)により測定する。
また、本発明に係る冷菓に配合するデキストリンは、上記したように重量平均分子量が450以上のものである必要があり、この重量平均分子量は1000以上であるのが好ましく、1500以上であるのがより好ましい。そして、そのDE値は、限定されるものではないが、10~40程度(例えばマルトデキストリンなど)であるのが、得られる冷菓の風味への影響がより少ないという点において特に好ましい。
なお、本発明に係る冷菓や冷菓ミックス中におけるデキストリンの含有量は、HPLC法により測定する。
そして、このような水溶性食物繊維および/または重量平均分子量が450以上であるデキストリンを冷菓に0.1~4.5質量%、好ましくは0.1~4質量%、より好ましくは0.12~2質量%、さらに好ましくは0.2~1.5質量%含有させることにより、カカオ由来の脂肪分の影響による冷菓硬度上昇や冷菓ミックス粘度上昇を抑制することができる。なお、水溶性食物繊維および/または重量平均分子量が450以上であるデキストリンの配合率が0.1質量%未満、あるいは4.5質量%超であると、このような効果を得ることができない。
さらに、本発明に係る冷菓の水分含有率については、50質量%以上、好ましくは53質量%以上、より好ましくは56質量%以上とする。このような水分含有率とすることにより、ココアバター分またはカカオマスを所定の割合以上含有していながら、冷菓ミックスが低粘度であり、冷菓では滑らかな匙通りを有するカカオ原料含有冷菓を得ることができる。
なお、本発明に係る冷菓の水分含有率は、以下の方法により測定する。
(a)ケイ砂15~30gおよび小ガラス棒を入れたアルミ製秤量皿を、100℃に設定した熱風循環式乾燥機により3時間乾燥した後、デシケーター中において約1時間放冷する。
(b)精密秤により秤量皿の重さを秤量した後、1.5~3.0gの試料を精秤する。
(c)ホットプレート上において加熱しながら小ガラス棒により静かにかき混ぜる。
(d)乾燥してケイ砂がサラサラになったら、秤量皿を100℃に設定した熱風循環式乾燥機により3時間乾燥した後、デシケーター中において約1時間放冷する。
(e)精密秤により秤量し、次式より水分[質量%]を求める。
水分[質量%]=(試料質量-乾燥後質量)÷試料質量×100
ここで、本発明に係る冷菓においては、上記したカカオ原料(カカオマス、ココアバター、ココアパウダー、これらを使用したチョコレート生地など)、水溶性食物繊維および/または重量平均分子量が450以上であるデキストリン以外の冷菓原料については、公知の冷菓原料、例えば、乳原料、卵黄原料、油脂原料、甘味料、乳化剤、増粘剤、安定剤、香料、アルコール類などを、目的に応じて任意に選択して使用することができ、特段制限はされない。
したがって、本発明に係る冷菓は、上記したような冷菓原料を使用した食品を凍結させたものであるが、例えば、「アイスクリーム類及び氷菓の表示に関する公正競争規約」により定義されるアイスクリーム、アイスミルク、ラクトアイス、あるいは氷菓であっても良く、さらに、乳原料(つまり乳固形分)が含まれない冷菓(氷菓)であっても良い。あるいは、冷凍で流通される洋生菓子などこれらに包含されない冷菓であっても良い。
また、糖類については、砂糖、水あめ、糖蜜、ブドウ糖果糖液糖、果糖ブドウ糖液糖、高果糖液糖、砂糖混合異性化液糖などを冷菓原料として使用することができるが、液糖を使用する場合、ブドウ糖果糖液糖または果糖ブドウ糖液糖を使用するのが好ましい。また、水あめと液糖の混合糖液を使用することもできるが、水あめと液糖を別々に添加してもよい。そして、この混合糖液を使用する場合、その混合比率は冷菓ミックス粘度にほぼ影響せず、例えば、水あめ:液糖=1:99~99:1とすることができ、さらに、1:9、1:8、1:7、1:6、1:5、1:4、1:3、1:2、1:1、2:1、3:1、4:1、5:1、6:1、7:1、8:1、9:1などとすることができる。特に、水あめ:液糖=1:1~20であるのが好ましく、1:2~10であるのがより好ましい。
なお、本発明に係る冷菓は、ココアバター分、カカオマスなどを含む冷菓ミックスがフリージングおよび硬化された冷菓であって、このような冷菓中において、ココアバター分を10質量%以上またはカカオマスを15質量%以上含有し、且つ水溶性食物繊維および/または重量平均分子量が450以上であるデキストリンを0.1~4.5質量%含有する。つまり、本発明に係る冷菓におけるココアバター分、カカオマスおよびカカオ分は、他の冷菓原料と均質に混合された冷菓の層に含まれるものである。したがって、冷菓被覆用素材、冷菓積層用素材、冷菓トッピング材などの、冷菓ミックスと均質に混合されない素材に含まれるココアバター分、カカオマスおよびカカオ分は、本発明に係る冷菓のココアバター分、カカオマスおよびカカオ分の含有率には含まれない。水溶性食物繊維および重量平均分子量が450以上であるデキストリン、ならびに水分についても同様である。
しかしながら、本発明に係る冷菓は、チョコレート、チョコレートソース、チョコレートゼリー、チョコレートチップ、チョコレートジャム、カカオ分を含む焼菓子などを内包した実施形態や、ココアバター分などを含む冷菓被覆用素材により被覆された実施形態、ココアバター分などを含む冷菓積層用素材が積層に含まれる実施形態などが除外されるものではない。当然、果実などのカカオ分を含まない冷菓トッピング材や冷菓積層用素材等を含む実施形態や、カカオ分を含まない冷菓被覆用素材により被覆された実施形態なども除外されない。
また、本発明に係る冷菓は、オーバーラン(冷菓ミックスのフリージング時に混入する空気の、冷菓ミックス容積に対する容積割合)が30~50%である冷菓とするのが好ましく、このオーバーランが35~45%であるのがより好ましい。よりチョコレート感の強い濃厚な風味であり且つ滑らかな匙通りを有する冷菓となり、さらに低粘度な冷菓ミックスを得ることができるからである。
そして、このような構成である本発明に係る冷菓は、ココアバター分を8質量%以上またはカカオマスを15質量%以上含有していながら冷菓ミックスが低粘度であり、また冷菓が滑らかな匙通りを有する硬度であるが、これらの好適な数値を例示すると、16時間エージング後の5℃における冷菓ミックス粘度が2000mPa・s未満、より好ましくは1960mPa・s未満、特に好ましくは1900mPa・s未満であり、且つ-18℃における冷菓硬度が9kgf以下、より好ましくは8.5kgf以下、さらに好ましくは8kgf以下、特に好ましくは7.5kgf以下である。
ここで、本発明において「冷菓硬度」とは、-18℃である冷菓に対して、レオメーター(株式会社島津製作所 Ez-test-100N)を用いて、図1および図2に示すプランジャー(ステンレス製、薬さじ型:薬さじ形状であるプランジャー先端部の横長2.2cm、縦長4.5cm、厚み0.95mm、深さ3.37mm、曲率半径10.8mm)を、速度100mm/minの条件において冷菓表面と垂直な方向から冷菓に突き刺した場合に測定される最大荷重(kgf)を意味する。
また、「冷菓ミックス粘度」とは、16時間エージング後、つまり冷菓ミックスを1~5℃として保持するエージングを開始してから16時間経過させたときの5℃の冷菓ミックスに対して、粘度計(東機産業株式会社 TVB10M、ローター番号:M3、ローター回転数:60rpm、ローター回転時間:30秒)を用いて測定される粘度(mPa・s)を意味する。なお、本発明においては、16時間エージング後だけでなく、24時間エージング後の5℃における冷菓ミックス粘度も2000mPa・s未満、さらには1900mPa・s未満であるのが好ましい。
次に、本発明に係る冷菓の製造方法の一例について説明するが、本発明に係る冷菓の製造方法は、以下の例に限定されるものではない。
本発明に係る冷菓の製造方法としては、例えば、ココアバター分を含有させた冷菓ベースミックスを55℃以下とし、この冷菓ベースミックスに水溶性食物繊維および/または重量平均分子量450以上であるデキストリンを含有率が0.1~4.5質量%となるように添加して、ココアバター分を8質量%以上またはカカオマスを15質量%以上含有し、且つ水分含有率が50質量%以上である冷菓ミックスを得る工程を含む方法が挙げられる。
この方法では、まず、上記した水溶性食物繊維および重量平均分子量が450以上であるデキストリン以外の冷菓原料(得られる冷菓ミックスにおいてココアバター分を8質量%以上またはカカオマスを15質量%以上含有するようなカカオ原料、および水を含む)をタンク等において調合することによりココアバター分を含有させた冷菓ベースミックスを調製する。なお、香料などの加熱に適さない冷菓原料を微量使用する場合には、それを除外しても良い。また、一部の冷菓原料を、後述する水溶性食物繊維または重量平均分子量が450以上であるデキストリンとともに添加しても良い。この調合温度は、限定されるものではないが、冷菓原料の水への分散溶解のし易さなどの点から、30~80℃程度の条件であるのが好ましく、40~70℃程度の条件であるのがより好ましい。
そして、得られた冷菓ベースミックスに、水溶性食物繊維および/または重量平均分子量が450以上であるデキストリンを得られる冷菓ミックスにおける含有率が0.1~4.5質量%となるように添加、混合溶解して、水分含有率が50質量%以上である冷菓ミックスを得る。この際、冷菓ベースミックスを55℃以下に冷却してから水溶性食物繊維および/または重量平均分子量が450以上であるデキストリンを添加する。この添加、混合溶解後においては冷菓ミックスを75℃程度まで加温しても良い。
なお、これらの調合工程は、雑菌の侵入等を防止するため、パイプにより接続された複数の装置内において行われるのが好ましい。
このようにして得られた、ココアバター分を8質量%以上またはカカオマスを15質量%以上含有し、且つ水溶性食物繊維および/または重量平均分子量が450以上であるデキストリンを0.1~4.5質量%含有する、水分含有率が50質量%以上である冷菓ミックスは、必要に応じてフィルターなどによるろ過処理(不純物の除去処理)や均質化処理を行う。
その後、この冷菓ミックスを65~75℃において10~30分間保持して殺菌を行う。そして殺菌後は、冷菓ミックスを1~10℃に冷却して、必要に応じて加熱に適さない冷菓原料(香料など)を添加してから、1~10℃、好ましくは1~5℃の温度において冷菓ミックスの溶液を凍結させずにある程度の流動性をもった状態で保持するエージングを3~72時間程度行う。このエージングにより、冷菓ミックス中の脂肪を結晶化させるとともに、冷菓ミックスの物性を安定化させる。なお、前述した冷菓ミックス粘度とは、このエージングを16時間行った後において、5℃である冷菓ミックスの粘度を前述の方法により測定したものである。そして、このエージング後には、フリージングを行う。フリージングでは、例えば、-2℃~-10℃の温度下において、所定時間にわたって冷菓ミックスを撹拌する。このときのオーバーランは30~50%程度とする。このフリージングにより、冷菓ミックスが冷却され、氷結晶が生成する。そして、フリージング後の冷菓を容器等に充填し、冷菓を-13℃以下まで冷却して硬化(急速凍結)する。なお、得られた冷菓製品の保管は、-25℃以下の温度により行うことが好ましい。
このようにして、本発明に係る冷菓を製造することができるが、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。また、本発明の効果に大きな影響を与えない範囲において、さらに、冷菓トッピング材のトッピング工程や、冷菓被覆用素材によるコーティング工程、冷菓積層用素材を用いた積層工程などの工程を適宜追加しても良い。
以下、本発明の実施例について説明するが、本発明は以下の実施例に限定されるものではなく、本発明の技術的思想内において様々な変形が可能である。
下記表1に記載した冷菓原料を用いて、実施例1~12および比較例1~3の冷菓ミックスを調製した。
具体的には、カカオマス(ココアバター分の含有率は55質量%)、砂糖、水あめとブドウ糖果糖液糖の混合糖液、乳化剤および水を所定量混合し、60~70℃において攪拌溶解を行い、冷菓ベースミックスを調製した。そして、この冷菓ベースミックスを55℃以下としてから、難消化性グルカン(重量平均分子量1900、DE値10)、マルトデキストリン(重量平均分子量1700、DE値10)、デキストリン(重量平均分子量450、DE値40)、ポリデキストロース(重量平均分子量1500)、難消化性デキストリン(重量平均分子量約2000、DE値約12前後)のいずれかを所定量添加し、攪拌溶解を行った後、65~70℃に加温して10分間保持し、冷菓ミックスを得た(実施例1~12、比較例3)。なお、比較例1および比較例2は、上記した冷菓原料を所定量混合溶解した冷菓ベースミックスをそのまま65~70℃において10分間保持して冷菓ミックスとした。
Figure 0007227032000001
そして、これら実施例1~12および比較例1~3の冷菓ミックスを4℃の冷蔵庫で冷却してから16~24時間エージングを行い、その後、バッチフリーザーにより-2~-10℃においてオーバーラン40%としてフリージングを行った。フリージング後、100mlカップ容器に充填してから-40℃のショックフリーザーにより硬化を行い、実施例1~12および比較例1~3の冷菓(氷菓)を調製した。なお、これら冷菓のココアバター分(カカオマスに含まれるココアバター分の含有率から算出)および水分の含有率も上記表1に記載した。
このようにして得られた実施例1~12および比較例1~3の冷菓について硬度の評価を行い、また、実施例1~12および比較例1~3の冷菓ミックスについてエージング後における粘度の評価を行った。
具体的には、まず冷菓硬度(kgf)の測定については、レオメーター(株式会社島津製作所 Ez-test-100N)を使用し、図1および図2に示すプランジャー(ステンレス製、薬さじ型:薬さじ形状であるプランジャー先端部の横長2.2cm、縦長4.5cm、厚み0.95mm、深さ3.37mm、プランジャー先端の曲率半径10.8mm)を、図3に示すように、速度100mm/minの条件において-18℃の冷菓サンプル(-18℃恒温機にて1日間調温)の表面に対して垂直方向に突き刺し、分析・解析PCソフト(TRAPEZIUM X)により最大荷重の解析を行った(図3では、冷菓容器の蓋を冷菓サンプル表面とみなして硬度測定を行っている状態を示している)。
また、冷菓ミックス粘度(mPa・s)については、粘度計(東機産業株式会社 TVB10M、ローター番号:M3、ローター回転数:60rpm、ローター回転時間:30秒)を使用して、エージング開始から16~24時間後における5℃の冷菓ミックスについて粘度測定を行った。
さらに、これら実施例および比較例の冷菓について、風味の評価も行った。
具体的には、充分に風味評価訓練を受け識別能力を備えた複数名の専門パネリストにより、冷菓を喫食した際の「風味(チョコレートの味や香り、濃厚感など)」について、水溶性食物繊維や所定のデキストリンを含まない冷菓である比較例1を基準サンプルとした以下に示す評価基準を用い、パネリスト間において共通の評価基準となるようにして風味評価を行った。
<冷菓における「風味」の評価基準>
A:比較例1と同等である。
B:比較例1とは味の持続時間や濃厚感が若干異なるが、冷菓製品として適性範囲内である。
C:比較例1よりもトップの酸味や香りがやや弱いが、冷菓製品として許容範囲内である。
D:比較例1よりもチョコレート風味がかなり弱く、濃厚感が不足している。
この冷菓硬度および冷菓ミックス粘度、ならびに冷菓の風味評価結果を下記表2に示した。
また、これらの結果から、各冷菓の総合評価も行った。具体的には、冷菓硬度7.5kgf以下、冷菓ミックス粘度1900mPa・s未満、および風味評価B以上のものは「最も好ましい(1)」、冷菓硬度7.5kgf超8kgf以下、冷菓ミックス粘度1900mPa・s未満、および風味評価B以上のものは「好ましい(2)」、冷菓硬度8kgf超9kgf以下、冷菓ミックス粘度1900mPa・s以上2000mPa・s未満、および風味評価B以上のものは「やや好ましい(3)」、冷菓硬度8kgf超9kgf以下、冷菓ミックス粘度1900mPa・s以上2000mPa・s未満、および風味評価Cのものは「製品として許容できる(4)」、冷菓硬度9kgf超、冷菓ミックス粘度2000mPa・s以上、または風味評価Dのものは「製品として不適格(5)」、と評価した。この各冷菓の総合評価の結果も下記表2に示した。
Figure 0007227032000002
まず、実施例1~7および比較例1の結果から、カカオマスを20質量%(ココアバター分を11質量%)含有する冷菓において、難消化性グルカンを0.125~4質量%配合することにより、-18℃における冷菓硬度を9kgf以下とすることができ、且つ16~24時間エージング後の5℃における冷菓ミックス粘度を2000mPa・s未満とすることができることが確認された。そして、難消化性グルカンを0.125~1質量%配合した場合、-18℃における冷菓硬度を8kgf以下、および16~24時間エージング後の5℃における冷菓ミックス粘度を1870mPa・s未満とすることができより好ましいこと、ならびに、難消化性グルカンを0.25~0.5質量%配合した場合、-18℃における冷菓硬度を7.5kgf以下とすることができ特に好ましいことも明らかとなった。さらに、これら冷菓の風味評価結果から、このような難消化性グルカンの配合が冷菓製品の風味に大きな影響を与えないことも確認された。
そして、比較例2およびこれに難消化性グルカンを0.5質量%配合した比較例3の結果から、カカオマスを10質量%(ココアバター分を5.5質量%)含む冷菓においては、ココアバター分の含有率が少ないことにより冷菓硬度や冷菓ミックス粘度がそれほど高くないため、難消化性グルカンの配合による冷菓硬度や冷菓ミックス粘度への効果、影響はほとんどないことも確認された。さらに、比較例2および比較例3のいずれについても、チョコレートの風味が弱く、濃厚感も不足しており、カカオマスを20質量%含む比較例1と比較してかなり風味評価が劣るものであった。
また、実施例8~12の結果から、カカオマスを20質量%(ココアバター分を11質量%)含む冷菓において、重量平均分子量が450以上であるマルトデキストリンやデキストリン、あるいはポリデキストロースや難消化性デキストリンを0.5~3質量%配合することにより、-18℃における冷菓硬度を8.5kgf以下とすることができ、且つ16~24時間エージング後の5℃における冷菓ミックス粘度を1960mPa・s未満とすることができることが確認された。そして、これら冷菓の風味評価結果から、このようなマルトデキストリン、デキストリン、ポリデキストロース、難消化性デキストリンの配合も冷菓製品の風味に大きな影響を与えないことが確認された。
なお、参考として、実施例12の冷菓における難消化性デキストリンの代わりに、上記したマルトデキストリン、あるいはデキストリンのいずれかを3質量%配合した冷菓も調製し、上記した冷菓硬度および冷菓の風味の評価、ならびに冷菓ミックス粘度の評価を同様に行った。この結果、マルトデキストリンを3質量%配合した冷菓の-18℃における冷菓硬度は7.8kgf、デキストリンを3質量%配合した冷菓の-18℃における冷菓硬度は8.8kgfであり、風味の評価はいずれもBであった。そして、これらの16~24時間エージング後における5℃の冷菓ミックス粘度については、いずれも2000mPa・s以上であった。
以上の結果から、ココアバター分を11質量%含み、水分含有率が58.6質量%である冷菓において、水溶性食物繊維である難消化性グルカン、ポリデキストロース、あるいは難消化性デキストリン、または、重量平均分子量が450以上であるマルトデキストリンあるいはデキストリンを0.125~4質量%含有させることにより、16~24時間エージング後の5℃における冷菓ミックス粘度および冷菓硬度が低く、風味が好適な冷菓製品が得られることが明らかとなった。

Claims (5)

  1. ココアバター分を8質量%以上含有し、且つ水溶性食物繊維および/または重量平均分子量が450以上であるデキストリンを0.1~4.5質量%含有する、水分含有率が50質量%以上である冷菓。
  2. カカオマスを15質量%以上含有し、且つ水溶性食物繊維および/または重量平均分子量が450以上であるデキストリンを0.1~4.5質量%含有する、水分含有率が50質量%以上である冷菓。
  3. カカオ分を15質量%以上含有する、請求項1または2に記載の冷菓。
  4. 16時間エージング後の5℃における冷菓ミックス粘度が2000mPa・s未満であり、且つ-18℃における冷菓硬度が9kgf以下である、請求項1~3のいずれか1項に記載の冷菓。
  5. 重量平均分子量が1500以上である水溶性食物繊維および/または重量平均分子量が1500以上であるデキストリンを0.1~4.5質量%含有し、さらに-18℃における冷菓硬度が9kgf以下である、請求項1~4のいずれか1項に記載の冷菓。
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