JP7220547B2 - 背凭れおよび椅子 - Google Patents
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Description
ところで、特許文献2に開示された背凭れは、フレームの内側の開口部を覆うようにメッシュ状の膜を設けている。このような背凭れでは、メッシュ状の膜が弾性変形することにより、着座者の動作に追従するように構成されている。
しかしながら、このような背凭れの枠部に肘掛けを取り付ける場合、フレームにおける肘掛けが取り付けられる部分は、上述したように肘掛けに作用する荷重を考慮した強度にする必要があるため、この部分の強度(剛性)によってメッシュ状の膜の弾性変形が妨げられる虞がある。
特許文献3に開示された背凭れは、背凭れ本体が、椅子の支持構造体に支持された背フレームに支持され、この背フレームに肘掛けが取り付けられている。このような背凭れでは、背凭れ本体に肘掛けが直接取り付けられる構成ではないため、肘掛けを設けるために背凭れ本体の強度を大きくする必要はないが、肘掛けと背フレームとの連結部が後方に露出するため、美観を損ねている。
このような構成とすることにより、前側遮蔽壁によって連結部と肘掛けとの連結部分が前側に露出しないため、背凭れの意匠性を向上させることができる。
このような構成とすることにより、背凭れ本体および肘掛けをともに背凭れ支持部の連結部に連結すればよいため、背凭れ本体および肘掛けをそれぞれ背凭れ支持部の異なる部材や部位に連結する場合と比べて、背凭れ支持部の部品点数を抑えたり、背凭れ支持部を簡便な構造にしたりすることができる。
本発明では、肘掛けが背凭れ本体の外周枠部ではなく、背凭れ支持部に支持されていることにより、背凭れ本体の外周枠部を肘掛けを支持可能な強度にする必要がない。これにより、背凭れ本体の外周枠部を、面材の弾性変形を最適にするために弾性変形可能な構造としても、肘掛けの支持に影響することがない。
図1-図3に示すように、本実施形態による椅子1は、支持構造体2と、座部3と、背凭れ4と、を有している。
以下の説明において、椅子1に着座した着座者が前を向く方向を前側、その反対側を後側とし、前側と後側とを結ぶ水平方向を前後方向とする。また、前後方向に直交する水平方向を幅方向とする。椅子1は、幅方向に対称な形状となっている。幅方向について、椅子1全体における幅方向の中央に対する幅方向の両端側を「幅方向の外側」と表記し、幅方向の端部に対する幅方向の中央側を「幅方向の内側」と表記することがある(図2および図3参照)。
脚体21は、平面視で放射状に配置された複数の脚杆211を有している。各脚杆211の先端部には、それぞれ床面に接地するキャスタ212が設けられている。
脚柱22は、脚体21の中央に立設している。脚柱22は、ガススプリングを内蔵した伸縮式で、脚体21に固定された外筒221と、外筒221に挿通され外筒221よりも上側に延びる内筒222と、を有ししている。内筒222は、外筒221に対して昇降可能に構成されているとともに、外筒221と相対回転可能に構成されている。
支基23は、背凭れ支持部24を傾動可能(回動可能)に支持するとともに、着座面を形成する座部3を背凭れ支持部24と連動して傾動可能に支持している。
図1-図4に示すように、背凭れ4は、着座者が背を凭せ掛ける背凭れ本体41と、背凭れ本体41の後側に位置し背凭れ本体41を支持する背凭れ支持部24と、背凭れ本体41の幅方向の外側に配置され、着座者が肘を掛ける肘掛け7と、を有している。
図4-図5に示すように、背凭れ支持部24は、支基23(図1-図3参照)に連結され支基23よりも後方に延びる下側フレーム241と、下側フレーム241の後端部から上方に延びる後側フレーム242と、を有している。下側フレーム241と後側フレーム242とは、一体に形成されている。背凭れ支持部24は、幅方向から見た側面視でL字形状をなしている。
上側連結部246は、幅方向の全体にわたって幅方向の中央が後側に凹むように湾曲している。
一対の上方延出部245は、下側から上側に向かって漸次前側に向かう方向に延びる棒状に形成され背凭れ本体41が固定される連結部5と、連結部5の後縁部57から幅方向の外側に突出する突出板部26(後側遮蔽壁)と、をそれぞれ有している。
連結部前面51は、下側から上側に向かって漸次前側に向かうとともに、幅方向の外側から内側に向かって漸次後側に向かう面に形成されている。連結部前面51は、連結部後面52とほぼ平行となっている。
連結部外側面54は、後側から前側に向かって漸次幅方向の内側に向かう面に形成されている。連結部外側面54は、連結部後面52および連結部前面51と略直交する面となっている。
連結部5は、後側から前側に向かって漸次幅方向の寸法が小さくなっている。
2つの第2孔部56は、2つの第1孔部55の間に形成されている。
図5に戻り、連結部5は、上側に位置する前側凹部551の上部に切込み部554が形成されていて、切込み部554を介して前側凹部551の内部が連結部5の上方に連通するように構成されている。切込み部554は、前側凹部551における幅方向の外側部分の上部に位置している。
第1斜め方向は、幅方向の内側から外側に向かって漸次前側に向かう方向、およびその反対側となる幅方向の外側から内側に向かって漸次後側に向かう方向を示している。第1斜め方向は、略水平方向となっている。
第1方向における幅方向の内側から外側に向かって漸次前側に向かう側を外側とし、反対側となる幅方向の外側から内側に向かって漸次後側に向かう側を内側とする。
背凭れ本体41は、背凭れ支持部24の後側フレーム242の前側に配置されている。
背凭れ本体41は、内側に開口部421が形成された四角枠状の外周枠部42と、開口部421を覆い外周枠部42に係止される面材43(図1-図3参照)と、を有している。図4では、面材43を省略している。
面材43は、メッシュや布などの膜状の部材で構成され、外周枠部42の前側から見た正面視形状よりも大きく形成されて、外縁部が外周枠部42に係止されている。
一対の縦枠部46は、幅方向に間隔をあけて設けられている。一対の縦枠部46のうちの一方の縦枠部46は、椅子1の幅方向の中央よりも幅方向の一方側に位置し、他方の縦枠部46は、椅子1の幅方向の中央よりも幅方向の他方側に位置している。このため、一対の縦枠部46は、互いに対向する側が幅方向の内側となり、互いに離間する側が幅方向の外側となる。
下枠部45は、幅方向に延びる部材で、正面視で幅方向の中央が下側に張り出すとともに、平面視で幅方向の中央が後側に張り出すように幅方向全体にわたって湾曲している。下枠部45には、面材43の下縁部を係止する下枠面材係止溝部451が形成されている。下枠面材係止溝部451は、下側に開口する溝部で、下枠部45の幅方向全体にわたって形成されている。
一対の縦枠部46は、幅方向から見た側面視で、屈曲部462よりも下側の部分が下側から上側に向かって漸次前側に向かう方向に延び、屈曲部462よりも上側の部分が下側から上側に向かって漸次後側に向かう方向に延びている。また、一対の縦枠部46は、正面視で屈曲部462よりも下側が下側から上側に向かって漸次幅方向の外側に向かう方向に延び、屈曲部462よりも上側が下側から上側に向かって漸次幅方向の内側に向かう方向に延びている。屈曲部462は、一対の縦枠部46それぞれの上下方向の中央よりも下側に位置している。
一対の縦枠面材係止溝部461は、それぞれ上枠面材係止溝部441および下枠面材係止溝部451と連続している。これにより、外周枠部42には、外周部全体にわたって面材43を係止するための溝部が形成されている。
背凭れ連結部464は、面材係止部463の屈曲部462よりも下側の部分の後縁部から幅方向の内側に向かって漸次後側に延びる連結板部47と、連結板部47から後側に突出する連結突出部48と、を有している。
図6および図7に示すように、連結突出部48は、背凭れ支持部24の連結部5の前側凹部551に前側から嵌合する形状に形成されている。連結突出部48は、背凭れ支持部24の連結部5の前側凹部551に嵌合すると、第3孔部483が前側凹部551の第1孔部55と前後方向に重なるように設定されている。
外周枠部42に張られた面材43は、前方から作用した荷重によって弾性変形可能に構成されている。また、外周枠部42も面材43に作用した荷重によって弾性変形可能に構成されている。
図4に示すように、一対の縦枠部46の背凭れ連結部464は、後側フレーム242における上方延出部245の連結部5の前側に配置されている。背凭れ連結部464の連結板部47は、連結板部後面472が連結部5の連結部前面51と当接している。背凭れ連結部464の連結突出部48は、連結部5の前側凹部551に挿入されている。
一対の縦枠部46のリブ465は、上側の連結突出部48と連続している下端部分が連結部5の前側凹部551の上側に形成された切込み部554に挿入され、この下端部分よりも上側の部分が連結部5の上方に配置されている。
外周枠部42の一対の縦枠部46の背凭れ連結部464を、後側フレーム242における上方延出部245の連結部5の前側に配置する。そして、背凭れ連結部464の連結板部47の連結板部後面472を連結部5の連結部前面51に当接させる。また、背凭れ連結部464の連結突出部48を、連結部5の前側凹部551に挿入する。
このようにすることで、背凭れ連結部464の連結突出部48の先端板部482に形成された第3孔部483と、背凭れ支持部24の連結部5の前側凹部551の第1孔部55と、が前後方向に重なり、これらの第1孔部55および第3孔部483に第1ボルト61を挿通し、ナット63と締結する。これにより背凭れ本体41が背凭れ支持部24に連結される。なお、ナット63は、連結突出部48の内部に固定されていてもよい。
このようにすると、互いに連結された背凭れ支持部24および背凭れ本体41との間には、背凭れ支持部24の突出板部26、連結部5における連結部外側面54、および背凭れ本体41の縦枠部46の面材係止部463に囲まれて略上下方向に延びて、第1斜め方向の外側に開口する凹部27が形成される。この凹部27には、肘掛け7の肘掛け本体支持部72が挿入される。
図12および図13に示すように、肘掛け7は、着座者が肘を掛ける肘掛け本体71と、背凭れ支持部24に固定され肘掛け本体71を昇降可能に支持する肘掛け本体支持部72と、肘掛け本体支持部72を覆うカバー部材73と、を有している。
前側部材74と後側部材75とが連結された肘掛け本体支持部72は、上下方向から見た形状が第1斜め方向に延びている。
前側連結部741の前方を向く面(前面741aとする)および前側突出片742の前方を向く面(前面742aとする)は、それぞれ前後方向の前側よりもやや幅方向の内側を向く面に形成されている。前側連結部741の前面741aと、前側突出片742の前面742aとは、面一に配置されている。
前側突出片742の後方を向く面(後面742bとする)は、前後方向の後側よりもやや幅方向の外側を向く面に形成されている。前側突出片742の後面742bは、前側連結部741の後面における外側部分741dよりも前側に位置している。前側突出片742の後面742bと前側連結部741の後面741bとの間には第2段部742cが形成されている。
図15-図17に示すように、前側連結部741には、第1斜め方向の内側の部分に第1斜め方向の内側に開口する凹部状の第4孔部743が形成されている。第4孔部743の周面には、ネジ山が形成されている。第4孔部743は、上下方向に間隔をあけて2か所設けられている。
後側部材75の前側を向く面(前面75aとする)は、前後方向の前側よりもやや幅方向の内側を向く面に形成されている。後側部材75の後側を向く面(後面75bとする)は、前後方向の後側よりもやや幅方向の外側を向く面に形成されている。
後側部材75は、前側部材74の第1段部741cに第1斜め方向の内側の端部75cが位置し、前側部材74の前側連結部741よりも第1斜め方向の外側に突出するように配置される。
前側突出片742と後側突出片752とは、前後方向に間隔をあけて平行に配置されている。肘掛け本体支持部72には、前側連結部741よりも第1斜め方向の外側に前側突出片742と後側突出片752とに挟まれた昇降溝部744が形成されている。
前側突出片742の第1斜め方向の外側の端面および後面には、第1滑り材761が張り付けられている。第1滑り材761は、前側突出片溝部745と干渉しない位置に張り付けられている。
後側突出片752の第1斜め方向の外側の端面および前面には、第2滑り材762が張り付けられている。第2滑り材762は、後側突出片溝部755と干渉しない位置に張り付けられている。
上部杆711の前側部分の上部には、肘乗せ部713が設けられている。
後部杆712は、幅方向の内側に肘掛け本体支持部72(図13参照)が取り付けられるように構成されている。後部杆712は、肘掛け本体支持部72よりも上下方向に長く形成されている。
肘掛け本体71は、外殻となる肘掛け本体カバー部714を有していて、上部杆711を覆う部分と後部杆712を覆う部分とは一体に形成されている。
なお、本実施形態では、肘掛け本体カバー部714における2つの肘掛け本体カバー溝部714a,714bが形成されている部分は、その他の部分に対して着脱可能な部材に形成されている。
図19-図21に示すように、レール部材77は、上下方向に延びる棒状の第2基部771と、第2基部771の上下方向全体から第1斜め方向の内側に突出する凸条部772と、を有している。凸条部772は、第2基部771の前後方向の中間部から第1斜め方向の内側に突出している。
凸条部772の前側を向く面(前面772aとする)は、前後方向の前側よりもやや幅方向の内側を向く面に形成されている。凸条部772の後側を向く面(後面772bとする)は、前後方向の後側よりもやや幅方向の外側を向く面に形成されている。凸条部772の前面772aと後面772bとは平行になっている。
凸条部772の後面772bには、上下方向全体にわたって延びる凸条部後側溝部772dが形成されている。凸条部後側溝部772dの断面は、円弧状に形成されている。
凸条部前側溝部772cと2つの前側突出片溝部745それぞれとの間には上下方向に延びる円柱状の前側抜け止め防止部材763が設けられている。前側抜け止め防止部材763の表面は滑り面に形成されている。
前側抜け止め防止部材763の後側半分は、凸条部772の凸条部前側溝部772cに挿入されている。凸条部前側溝部772cに挿入された前側抜け止め防止部材763は、凸条部772に対して凸条部前側溝部772cに沿って上下方向に相対変位可能に構成されている。
凸条部後側溝部772dと2つの後側突出片溝部755それぞれとの間には上下方向に延びる円柱状の後側抜け止め防止部材764が設けられている。後側抜け止め防止部材764の表面は滑り面に形成されている。
凸条部前側溝部772cと2つの後側突出片溝部755それぞれとの間には上下方向に延びる円柱状の後側抜け止め防止部材764が設けられている。後側抜け止め防止部材764の表面は滑り面に形成されている。
後側抜け止め防止部材764の後側半分は、凸条部772の凸条部後側溝部772dに挿入されている。凸条部後側溝部772dに挿入された後側抜け止め防止部材764は、凸条部772と凸条部後側溝部772dに沿って上下方向に相対変位可能に構成されている。
なお、図示していないが、肘掛け本体71を所望の高さに拘束する公知の構造の高さ調整部が設けられている。
前板部731の前面731aには、第1斜め方向の中間部に上下方向に延びる前板段部731bが形成されている。前板部731は、前板段部731bよりも第1斜め方向の外側の外側部分731cが前板段部731bよりも第1斜め方向の内側の内側部分731dよりも前側に位置している。
上板部733の下側には、上板部733の下面から下側に突出する上リブ735が複数形成されている。上リブ735は、下端部が第1基部721の上面721cと当接するように構成されている。
下板部734の上側には、下板部734の上面から上側に突出する複数の下側リブ736と、下側リブ736の上側に設けられる内板部737と、が設けられている。内板部737は、板面が略上下方向を向き、前縁部が前板部731に接続され、後縁部が後板部732に接続されている。内板部737の上面は、第1基部721の下面721dと当接するように構成されている。
また、肘掛け7は、背凭れ本体41が背凭れ支持部24に固定された後に、互いに連結された背凭れ支持部24および背凭れ本体41との間の凹部27に肘掛け本体支持部72およびカバー部材73が差し込まれるようにして背凭れ支持部24に固定される。上述しているが、凹部27は、背凭れ支持部24の突出板部26、連結部5における連結部外側面54、および背凭れ本体41の縦枠部46の面材係止部463に囲まれて第1斜め方向の外側に開口している。
このとき、肘掛け本体支持部72の上下2つの第4孔部743が連結部5の上下2つの第2孔部56とそれぞれ第1斜め方向に重なるよう、肘掛け7を凹部27に挿入する。
そして、第1基部721の第1側面721eを背凭れ支持部24の連結部5における連結部外側面54と当接させるとともに、カバー部材73の前板部731、後板部732および下板部734(図13参照)それぞれの第1斜め方向の内側の縁部を連結部外側面54と当接させる。カバー部材73の上板部733の突出板部733bを連結部5の上側に配置し、突出板部733bの下面と連結部5の上面とを当接させる。カバー部材73の前板部731の前面731aにおける内側部分731dを背凭れ本体41の縦枠部46の面材係止部463の後面と当接させる。
第2ボルト62は、第2孔部56および第4孔部743に幅方向の内側から外側に向かって挿入される。このため、第2ボルト62は、背凭れ面431と離間している側から背凭れ面431に近接する側に向かうようにして第2孔部56および第4孔部743に挿通されるように構成されている。
第2孔部56および第4孔部743に幅方向の内側から第2ボルト62を挿通してナットと締結することで、肘掛け本体支持部72が背凭れ支持部24に固定される。
このとき、連結部前面51と、カバー部材73の前板部731の前面731aにおける内側部分731dと、は略面一に配置されている。
なお、肘掛け7を背凭れ支持部24に固定した後に、背凭れ本体41を背凭れ支持部24に固定するようにしてもよい。
上述した本実施形態による背凭れ4および椅子1では、肘掛け7が幅方向の外側から接触した状態で背凭れ支持部24の連結部5に連結されるため、肘掛け7を背凭れ支持部24に強固に連結させることができ、肘掛け7に作用する荷重が背凭れ本体41に伝達することを防止することができる。また、突出板部26によって連結部5と肘掛け7との連結部分が後側に露出しないため、背凭れ4の意匠性を向上させることができる。
例えば、上記の実施形態では、肘掛け7は、背凭れ本体41の後側において連結部5と連結され、背凭れ本体41は、連結部5と肘掛け7との連結部分の前側に設けられる面材係止部463を有しているが、このような面材係止部463が設けられていなくてもよい。
2 支持構造体
4 背凭れ
5 連結部
7 肘掛け
24 背凭れ支持部
26 突出板部(後側遮蔽壁)
41 背凭れ本体
42 外周枠部
43 面材
57 後縁部
62 第2ボルト
431 背凭れ面
463 面材係止部(前側遮蔽壁)
Claims (4)
- 着座者が背を凭せ掛ける背凭れ本体と、
前記背凭れ本体の後側に位置し前記背凭れ本体を支持する背凭れ支持部と、
前記背凭れ本体の幅方向の外側において前記背凭れ支持部に支持され、前記着座者が肘を掛ける肘掛けと、を有する背凭れにおいて、
前記背凭れ支持部は、前記肘掛けが幅方向の外側から接触した状態で連結される連結部と、
前記連結部の後縁部から幅方向の外側に突出し、前記連結部と前記肘掛けとの連結部分を後側から遮蔽する後側遮蔽壁と、を有し、
前記肘掛けは、前記背凭れ支持部とは別部材であり、前記背凭れ本体の後側において前記連結部に固定され、
前記背凭れ本体は、前記背凭れ支持部とは別部材であり、前記連結部および前記肘掛けの前側に設けられ、前記連結部と前記肘掛けとの連結部分を前側から遮蔽する前側遮蔽壁を有することを特徴とする背凭れ。 - 前記背凭れ本体は、前記連結部に連結されていることを特徴とする請求項1に記載の背凭れ。
- 前記背凭れ本体は、外周枠部と、
前記外周枠部に張られるとともに前記外周枠部の外縁部を被覆する弾性変形可能な面材と、を有することを特徴とする請求項1または2に記載の背凭れ。 - 請求項1から3のいずれか一項に記載の背凭れを有することを特徴とする椅子。
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