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JP7265916B2 - 外科手術システム及び外科手術システムの制御方法 - Google Patents

外科手術システム及び外科手術システムの制御方法 Download PDF

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Description

本発明は、外科手術システム及び外科手術システムの制御方法に関する。
従来から最小侵襲手術に用いられる装置が知られている(例えば特許文献1参照)。
この装置は、外科医のハンドル操作によって制御される外科用器具が固定されているアームを備えている。
特開2007-125404号公報
しかし、特許文献1に記載の装置のアームは、患者の体内に位置する先端部の自由度が限定的であり、手術部位へのアクセスが困難な場合があるという問題があった。
上記課題を解決するため、本発明のある態様に係る外科手術システムは、基端部から先端部に向かってシャフト、曲げ関節、手首関節及び手術器具がこの順に連なる器具マニピュレータであって、前記手首関節の目標位置を規定する指令を含む通常動作指令に基づき前記手首関節を駆動する手首関節駆動部と、前記曲げ関節の目標曲げ角を規定する曲げ関節動作指令に基づき前記曲げ関節を駆動する曲げ関節駆動部と、を含む器具マニピュレータと、基台と、前記基台に対して変位可能に設けられているハンドルと、前記ハンドルの変位を検知する検知部とを含むハンドコントロールユニットと、通常動作モード及び曲げ関節動作モードを含む複数の動作モードのうち1の該動作モードの選択指令の入力操作を受け付ける動作モード選択入力部と、を有するマスタコンソールと、前記動作モードを前記選択指令に対応する1の該動作モードに設定する動作モード設定部と、前記通常動作指令を生成する通常動作指令生成部と、前記曲げ関節動作指令を生成する曲げ関節動作指令生成部と、を含むコントローラと、を備え、前記通常動作モードにおいて前記通常動作指令生成部は、前記検知部が検知した前記ハンドルの変位に基づいて前記手術器具の目標姿勢を算出し、且つ前記手術器具が前記目標姿勢をとるように前記手首関節を動作させる前記通常動作指令を生成し、前記曲げ関節動作モードにおいて前記曲げ関節動作指令生成部は、前記検知部が検知した前記ハンドルの変位に基づいて前記曲げ関節の曲げ角を変化させるように前記曲げ関節動作指令を生成する。
この構成によれば、器具マニピュレータが曲げ関節を備えるので、器具マニピュレータの動作範囲を広げ、且つ姿勢自由度を高めることができる。また、ハンドルを用いて曲げ関節を操作することができるので、曲げ関節の操作が追加されたことによる術者の操作負担の増加を抑制することができる。これによって、手術時間の短縮を図ることができる。
本発明は、手術時間の短縮を図ることができるという効果を奏する。
実施の形態1に係る外科手術システムの全体的な構成例を概略的に示す図である。 図1の外科手術システムの器具マニピュレータの構成例を示す斜視図である。 図1の外科手術システムのハンドコントロールユニットの遠位側の部位の構成例を示す要部拡大斜視図である。 図1の外科手術システムの制御系統の構成例を概略的に示すブロック図である。 図1の外科手術システムの曲げ関節の動作例を示す斜視図である。 図1の外科手術システムの曲げ関節の動作例を示す図である。 実施の形態2に係る外科手術システムの器具マニピュレータの構成例を示す斜視図である。
ある態様に係る外科手術システムは、基端部から先端部に向かってシャフト、曲げ関節、手首関節及び手術器具がこの順に連なる器具マニピュレータであって、前記手首関節の目標位置を規定する指令を含む通常動作指令に基づき前記手首関節を駆動する手首関節駆動部と、前記曲げ関節の目標曲げ角を規定する曲げ関節動作指令に基づき前記曲げ関節を駆動する曲げ関節駆動部と、を含む器具マニピュレータと、基台と、前記基台に対して変位可能に設けられているハンドルと、前記ハンドルの変位を検知する検知部とを含むハンドコントロールユニットと、通常動作モード及び曲げ関節動作モードを含む複数の動作モードのうち1の該動作モードの選択指令の入力操作を受け付ける動作モード選択入力部と、を有するマスタコンソールと、前記動作モードを前記選択指令に対応する1の該動作モードに設定する動作モード設定部と、前記通常動作指令を生成する通常動作指令生成部と、前記曲げ関節動作指令を生成する曲げ関節動作指令生成部と、を含むコントローラと、を備え、前記通常動作モードにおいて前記通常動作指令生成部は、前記検知部が検知した前記ハンドルの変位に基づいて前記手術器具の目標姿勢を算出し、且つ前記手術器具が前記目標姿勢をとるように前記手首関節を動作させる前記通常動作指令を生成し、前記曲げ関節動作モードにおいて前記曲げ関節動作指令生成部は、前記検知部が検知した前記ハンドルの変位に基づいて前記曲げ関節の曲げ角を変化させるように前記曲げ関節動作指令を生成する。
この構成によれば、器具マニピュレータが曲げ関節を備えるので、器具マニピュレータの動作範囲を広げ、且つ姿勢自由度を高めることができる。また、ハンドルを用いて曲げ関節を操作することができるので、曲げ関節の操作が追加されたことによる術者の操作負担の増加を抑制することができる。これによって、手術時間の短縮を図ることができる。
前記手首関節は、2自由度又は3自由度関節であってもよい。
この構成によれば、手術器具の動作範囲を拡げることができる。
前記器具マニピュレータは、基端部側に設けられた第一アームと、前記第一アームの動作を規定する指令を更に含む前記通常動作指令に基づき前記第一アームを駆動する第一アーム駆動部と、を更に含み、前記通常動作モードにおいて前記通常動作指令生成部は、前記手術器具が前記目標位置において前記目標姿勢をとるように該第一アーム及び前記手首関節を動作させる前記通常動作指令を生成してもよい。
この構成によれば、手術器具の動作範囲を拡げることができる。
前記通常動作指令生成部は、前記シャフトの中心軸が予め設定されたリモートセンターを通るように維持した状態で前記手術器具の位置姿勢を制御するように前記通常動作指令を生成してもよい。
この構成によれば、リモートセンターを中心に器具マニピュレータを揺動させることができ、患者にかかる負担を軽減することができる。
以下、実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、本実施の形態によって本発明が限定されるものではない。また、以下では、全ての図を通じて、同一又は相当する要素には同一の参照符号を付して、その重複する説明を省略する。
(実施の形態1)
図1は、実施の形態1に係る外科手術システム100の全体的な構成例を概略的に示す図である。
図1に示す外科手術システム100は、腹腔鏡下手術を行うためのものであって、オペレーションユニット1と、マスタコンソール2と、コントローラ3とを備える。以下、外科手術システム100の各構成要素について詳細に説明する。
〔オペレーションユニット1〕
オペレーションユニット1は、外科手術システム100と患者Pとのインターフェースを構成する。オペレーションユニット1は、滅菌野である手術室内において患者Pが横たわる手術台120の傍らに配置される。
オペレーションユニット1は、複数の器具マニピュレータ20と、内視鏡マニピュレータ30と、器具マニピュレータ20及び内視鏡マニピュレータ30を患者Pに対して位置決めするポジショナ10とを含む。
ポジショナ10は、複数の器具マニピュレータ20及び内視鏡マニピュレータ30を支持、案内する支持装置としての機能を有する。ポジショナ10は、台車11と、台車11に支持された支持アーム12と、支持アーム12の先端部に設けられたアームベース15とを含む。但し、ポジショナ10の構成は、本実施の形態に限定されず、器具マニピュレータ20及び内視鏡マニピュレータ30を目標位置に良好な制度で位置決めできればよい。支持アーム12は、垂直多関節型のロボットアームであり、各関節に設けられたサーボモータ、及び、サーボモータの動力を関節へ伝達する動力伝達機構を含む駆動部を備える(いずれも図示略)。
(器具マニピュレータ20)
器具マニピュレータ20は、第一アーム21、シャフト31、曲げ関節32、手首関節33及び手術器具23を含み、基端部から先端部に向かって第一アーム21、シャフト31、曲げ関節32、手首関節33、及び手術器具(ジョー)23がこの順に連なる。
第一アーム21は、例えば垂直多関節型のロボットアームであり、各関節に設けられたサーボモータ、及び、サーボモータの動力を関節へ伝達する動力伝達機構を含む第一アーム駆動部27(図4参照)を備える。第一アーム21は、例えば6軸又は7軸のロボットアームである。
シャフト31は、剛性を有する管で構成され、その中心軸が一直線に延びる。シャフト31は、中間部がトロッカー110に挿入され、体外に位置する第一アーム21と、患者Pの体腔内に位置する曲げ関節32等とを連結する。
図2は、第二アーム22の構成例を示す斜視図である。第二アーム22は、曲げ関節32及び手首関節33を含み、基端部から先端部に向かって曲げ関節32及び手首関節33がこの順に連なる。なお、曲げ関節32及び手首関節33は直接連結される必要はなく、その間に別の部材が介在してもよい。
曲げ関節32は、器具マニピュレータ20のシャフト31から先端部に亘る部分の長手方向(中心軸L10の延在方向)と直交する方向への曲げ動作を行う関節であり、シャフト31の長手方向と直交する方向(中心軸を中心とする径方向)に曲げることが可能に構成されている。なお、曲げるとは、屈曲、湾曲、折曲等の形態を含む。曲げ関節32は、器具マニピュレータ20の冗長軸としての機能を有し、器具マニピュレータ20に冗長自由度を与えている。
手首関節33は、少なくともシャフト31から先端部に亘る部分の長手方向(中心軸L10の延在方向)と直交する方向への曲げ動作を行う関節であり、シャフト31の長手方向と直交する方向に曲げることが可能である。本実施の形態において、手首関節33は、3つの回動関節(第1関節36と、第2関節37と、及び第3関節38)を備える3自由度関節である。第1関節36は、曲げ関節32の先端部の伸延方向と直交する第1曲げ方向に曲げることができるように構成されている。第2関節37は、旋回軸であり、L12を中心に回動可能である。第3関節38は、曲げ関節32の先端部の伸延方向及び第1曲げ方向と直交する第2曲げ方向に曲げることができるように構成されている。第1関節36、第2関節37及び第3関節38は、器具マニピュレータ20の基端部から先端部に向かう方向にこの順に連なるが、この順に限られるものではない。
手術器具23は、手首関節33に連なる器具であり、例えば一対のジョー34を含む鉗子である。なお、手術器具23は鉗子に限られるものではなく、これに代えて、把持器、鋏、ステープラ、針保持器、及び電気メスなどの外科器具であってもよい。また、手術器具23は、電子外科電極、トランスデューサ、センサなどの電気的に駆動される機器であってもよい。また、手術器具23は、吸入、ガス注入、洗浄、処理流体、アクセサリ導入、生検摘出などのための流体を供給するノズルであってもよい。
そして、器具マニピュレータ20は、上述した第一アーム駆動部27の他に、手首関節33を駆動する手首関節駆動部25(図4参照)、及び曲げ関節32を駆動する曲げ関節駆動部26(図4参照)を含む。通常動作指令は、手首関節33の目標位置を規定する指令を含み、手首関節駆動部25は、この通常動作指令に基づき手首関節33を駆動する。曲げ関節駆動部26は、曲げ関節32の曲げ角を規定する曲げ関節動作指令に基づき曲げ関節32を駆動する。手首関節駆動部25及び曲げ関節駆動部26は、図示しない電動ワイヤの引力及び/又は張力によって作動する。なお、曲げ角とは、関節よりも基端側の部位の中心軸と関節よりも先端側の部位の中心軸とがなす角を意味してもよい。また、通常動作指令は、第一アーム21の動作を規定する指令を更に含み、第一アーム駆動部27は、この通常動作指令に基づき第一アーム21を駆動する。
(内視鏡マニピュレータ30)
図1に示すように、内視鏡マニピュレータ30は、先端部に内視鏡カメラユニット82が設けられている。内視鏡マニピュレータ30は、先端部に設けられた手術器具23を除いて、器具マニピュレータ20と実質的に同様の構成を有している。即ち、上記の器具マニピュレータ20の説明において、先端部に設けられた手術器具23を内視鏡カメラユニット82に読み替えることによって、内視鏡マニピュレータ30の構成を説明できる。
〔マスタコンソール2〕
マスタコンソール2は、外科手術システム100と術者(外科医)Sとのインターフェースを構成し、オペレーションユニット1を操作するための装置である。マスタコンソール2は、手術室内において手術台120の傍らに又は手術台120から離れて、或いは、手術室外に設置されている。
マスタコンソール2は、基台41と、基台41に取り付けられている左右一対のハンドコントロールユニット42と、基台41に取り付けられている操作ペダル43と、ディスプレイモジュール44とを含む。
ハンドコントロールユニット42は、基台41に支持されている第一コントロールユニットと、この第一コントロールユニットに連なる第二コントロールユニット60とを有する。そして、図示しない第一コントロールユニットは、複数のリンクが直動関節又は回転関節を介して連結され、位置3自由度を有する。また、第二コントロールユニット60は、複数のリンクが直動関節又は回転関節を介して連結され、姿勢3自由度を有する。この第二コントロールユニット60は、術者Sが動作指令を入力する際に把持するハンドル65を含む。したがって、ハンドル65は、基台41に対して変位可能に設けられている。このように、ハンドコントロールユニット42は、全体として、少なくとも位置3自由度、姿勢3自由度の6自由度を有し、ハンドル65を基台41に対して6自由度で移動させることができるように構成されている。そして、ハンドコントロールユニット42は、第一コントロールユニットの位置3自由度、第二コントロールユニット60の姿勢3自由度、及び後述するハンドル65の把持1自由度を検知するための検知部75を有する。検知部75は、アームの各関節の変位及びハンドル65の後述する一対の環状体66aの間隔を検知するセンサであり、例えば、ポテンショメータやロータリエンコーダである。
図3は、ハンドコントロールユニット42の第二コントロールユニット60の構成例を示す要部拡大斜視図である。
ハンドコントロールユニット42の第二コントロールユニット60は、一列に連なる4つのリンク(第1リンク61、第2リンク62、第3リンク63、及び第4リンク64)と、ハンドル65と、隣り合うリンク同士又はリンクとハンドル65を回動可能に連結する4つの関節(第1関節71、第2関節72、第3関節73、及び第4関節74)とを含む。ハンドル65は、第4関節74を介して第4リンク64に連なっている。第1関節71は、第1リンク61に対して第2リンク62をコントロールユニット第1軸線L21を中心に回動可能に連結する。第2関節72は、第2リンク62に対して第3リンク63をコントロールユニット第2軸線L22を中心に回動可能に連結する。第3関節73は、第3リンク63に対して第4リンク64をコントロールユニット第3軸線L23を中心に回動可能に連結する。第4関節74は、第4リンク64に対してハンドル65をコントロールユニット第4軸線L24を中心に回動可能に連結する。コントロールユニット第1軸線L21及びコントロールユニット第3軸線L23は互いに平行に伸延する。コントロールユニット第2軸線L22はコントロールユニット第1軸線L21と直交する。コントロールユニット第4軸線L24は、コントロールユニット第1軸線L21及びコントロールユニット第2軸線L22が位置する平面と交差する。これにより、ハンドル65は、任意の姿勢をとることができる。ハンドル65の姿勢は、4つの関節のそれぞれの角度位置を用いて検知部75によって検知される。検知部75が検知した各関節の変位はコントローラ3に出力される。
ハンドル65は、器具動作入力部66を有する。器具動作入力部66は、術者Sの親指及び中指をそれぞれ挿通可能な一対の環状体66aを有し、ハンドル65に把持1自由度を与えている。検知部75が検出した一対の環状体66aの間隔は、コントローラに出力され、コントローラ3は、一対のジョー34を開閉するように第3関節38を制御する。
図1に示すように操作ペダル(動作モード選択入力部)43は、ハンドル65を把持する術者Sの足元に位置するように配置されている。操作ペダル43は、通常動作モード及び曲げ関節動作モードを含む複数の動作モードのうち1の動作モードの選択指令の入力操作を受け付けるためのペダルスイッチであり、第1角度位置と第1角度位置から踏み込んだ第2角度位置との間で揺動可能であって第2角度位置から第1角度位置に向かって付勢されているペダル本体(図示略)と、ペダル本体の角度位置を検知するセンサとを有する。
ディスプレイモジュール44は、内視鏡マニピュレータ30の内視鏡カメラユニット82が撮影した画像を表示する。
〔コントローラ3〕
図4は、外科手術システム100の制御系統の構成例を概略的に示すブロック図である。
図4に示すように、コントローラ3は、オペレーションユニット1の各器具マニピュレータ20と通信可能に接続されている。また、コントローラ3は、マスタコンソール2の各ハンドコントロールユニット42、操作ペダル43と通信可能に接続されている。更に、コントローラ3は、内視鏡マニピュレータ30及びディスプレイモジュール44と通信可能に接続されている(図示略)。コントローラ3は、マスタコンソール2を介して受け付けた動作指令に応答して器具マニピュレータ20及び内視鏡マニピュレータ30を動作させる。
コントローラ3は、CPU等の演算処理部、ROM、RAM等の記憶部を有している(いずれも図示せず)。記憶部には、演算処理部が実行するプログラム、各種データ等が記憶されている。演算処理部は、オペレーションユニット1及びマスタコンソール2を含む他の装置とのデータ送受信を行う。また、演算処理部は、各種センサからの検出信号の入力や各制御対象への制御信号の出力を行う。コントローラ3では、記憶部に記憶されたプログラム等のソフトウェアを演算処理部が読み出して実行することにより、後述するコントローラ3としての機能を実現するための処理が行われる。なお、コントローラ3は単一のコンピュータによる集中制御により各処理を実行してもよいし、複数のコンピュータの協働による分散制御により各処理を実行してもよい。また、コントローラ3は、マイクロコントローラ、プログラマブルロジックコントローラ(PLC)等から構成されていてもよい。コントローラ3は、一対のハンドコントロールユニット42にそれぞれ対応する2つの器具マニピュレータ制御部51を含む。器具マニピュレータ制御部51は、記憶部に格納された所定の制御プログラムを演算処理部が実行することにより実現される機能ブロックである。また、コントローラ3は、内視鏡マニピュレータ30を制御する内視鏡制御部と、ディスプレイモジュール44を制御するディスプレイモジュール制御部とを含む(図示略)。
コントローラ3に含まれる器具マニピュレータ制御部51は、動作モード設定部54と、通常動作指令生成部55と、曲げ関節動作指令生成部56とを含む。
動作モード設定部54は、動作モードを操作ペダル43を介して入力された選択指令に対応する1の動作モードに設定する。すなわち、動作モード設定部54は、術者Sが足を離し、ペダル本体が第1角度位置に位置したことをセンサが検知すると、動作モードを通常動作モードに設定する。通常動作モードは、手術器具23の移動操作を実施する動作モードである。また、動作モード設定部54は、術者Sがペダル本体を踏み込み、ペダル本体が第2角度位置に位置したことを内蔵センサが検知すると、動作モードを曲げ関節動作モードに設定する。曲げ関節動作モードは、曲げ関節32の曲げ操作を実施する動作モードである。
通常動作指令生成部55は、通常動作モードにおいて、検知部75が検知したハンドル65の変位に基づいて手術器具23の目標位置及び目標姿勢を算出する。そして、通常動作指令生成部55は、手術器具23が算出した目標位置において目標姿勢をとるように、手首関節33及び第一アーム21を動作させる通常動作指令を生成する。すなわち、通常動作指令は、手首関節33の目標位置及び第一アーム21の動作を規定する。また、通常動作指令生成部55は、シャフト31の中心軸が予め設定されたリモートセンターCを通るように維持した状態で手術器具23の位置姿勢を制御するように通常動作指令を生成する。なお、手術器具23の目標位置及び目標姿勢は、オペレーションユニット1側の3次元直交基準座標系における同次変換行列により表されてもよい。
曲げ関節動作指令生成部56は、曲げ関節動作モードにおいて、検知部75が検知したハンドル65の変位に基づいて曲げ関節32の曲げ角を変化させるように曲げ関節動作指令を生成する。
[動作例]
次に、外科手術システム100の動作例を説明する。
まず、術者Sが操作ペダル43から足を離した状態においては、動作モード設定部54は、動作モードを通常動作モードに設定する。
次に、術者Sはハンドル65を把持して、手術器具23を手術部位にアクセスさせるようにハンドル65を動かすと、通常動作指令生成部55は、検知部75が検知した関節の位置を用いた順変換処理によって、マスタコンソール側の3次元直交基準座標系におけるハンドル65の位置及び姿勢を表す同次変換行列を算出する。そして、通常動作指令生成部55は、マスタコンソール2側の3次元直交基準座標系におけるハンドル65の位置及び姿勢を表す同次変換行列をオペレーションユニット1側の3次元直交基準座標系における手術器具23の目標位置及び目標姿勢を表す同次変換行列に変換する。そして、通常動作指令生成部55は、手術器具23の目標位置及び目標姿勢を第一アーム21及び手首関節33の関節位置に逆変換する。そして、通常動作指令生成部55は、算出した第一アーム21の関節位置を目標位置とする位置指令を生成し、更に、算出した手首関節33の関節位置を目標位置とする位置指令を生成し、これらの位置指令を通常動作指令とする。そして、コントローラ3は、生成した通常動作指令を第一アーム駆動部27に出力し、第一アーム駆動部27は、各関節を目標位置に位置させ、手術部位の近傍に位置させる。更に、コントローラ3は、生成した通常動作指令を手首関節駆動部25に出力し、手首関節駆動部25は、各関節を目標位置に位置させ、手術器具23の姿勢を変更し、手術器具23を手術部位に向け、手術部位にアクセスさせる。このようにして、手術器具23をハンドル65の位置及び姿勢に対応した位置及び姿勢に変位させ、手術を行うことができる。
ところで、図6に示すように、器具マニピュレータ20からみて手術部位Tの奥側に位置する部位Aにアクセスしたいときなど、手術部位Tの他の部位が邪魔になりうまくアクセスできないときがある。このようなときは、曲げ関節32を曲げて手首関節33全体の姿勢を変更する。以下、曲げ関節32を曲げる動作例を詳述する。
曲げ関節32を曲げるときは、まず、術者Sが操作ペダル43を踏み込む。これにより、操作ペダル43の検知部がペダルの状態を検知し、動作モード設定部54は、動作モードを曲げ関節動作モードに設定する。
次に、術者Sは、ハンドル65を把持して、曲げ関節32を曲げる方向にハンドル65の姿勢を変更するようにハンドル65を動かすと、曲げ関節動作指令生成部56は、検知部75が検知した関節の位置を用いた順変換処理によって、マスタコンソール2側の3次元直交基準座標系におけるハンドル65の位置及び姿勢を表す同次変換行列を算出する。そして、曲げ関節動作指令生成部56は、マスタコンソール2側の3次元直交基準座標系におけるハンドル65の姿勢を表す同次変換行列の回転行列成分をオペレーションユニット1側の3次元直交基準座標系における手術器具23の目標姿勢を表す回転行列に変換する。そして、曲げ関節動作指令生成部56は、この回転行列に基づいて曲げ関節32の曲げ角を算出する。なお、オペレーションユニット1側の3次元直交座標系においては、z軸を手術器具23の前進方向に伸延するようにとり、この方向に向かうベクトルをアプローチベクトルともいう。また、z軸に対してx軸を曲げ関節32がオペレーションユニット側3次元直交座標系においてx軸方向に伸延する軸回りに曲げるようにとっている。更に、y軸をz軸及びx軸に対して右手系をなすようにとっている。以下、曲げ関節32の曲げ角の算出方法について詳述する。
図5は、曲げ関節32の動作例を示す図である。例えば、動作モードが曲げ関節動作モードに設定された時点のオペレーションユニット1側の3次元直交基準座標系における手術器具23の姿勢を表す回転行列のアプローチベクトルがza=(zax,zay,zaz)=(0,0,1)であるとき、曲げ関節動作指令生成部56は、初期の曲げ角をtan(0/1)/2π×360=0°と算出する。そして、術者Sがハンドル65を操作して、その結果、オペレーションユニット1側の3次元直交基準座標系におけるアプローチベクトルがzb=(zbx,zby,zbz)=(0.51,-0.32,0.8)に変位すると、曲げ関節動作指令生成部56は、現在の曲げ角をtan(-0.32/0.8)/2π×360=-24.2°と算出する。そして、曲げ関節動作指令生成部56は、現在の曲げ角と初期の曲げ角との差、すなわち、-24.2°-0°=-24.2°を算出する。そして、曲げ関節動作指令生成部56は、曲げ関節32を-24.2°曲げるという指令を生成する。そして、コントローラ3は、生成した指令を曲げ関節駆動部26に出力し、曲げ関節駆動部26は、曲げ関節32を-24.2°曲げる。これによって、曲げ関節32を曲げて第二アーム22全体の姿勢を変更することができる。その結果、図6に示すように、手術部位Tに対して、手術器具23がアクセスする方向を大きく変化させることができ、器具マニピュレータ20と手術部位Tの他の部位との干渉を避けつつ、手術器具23を手術部位Tの部位Aにアクセスさせることができる。
そして、術者Sは、操作ペダル43から足を離すことによって、動作モード設定部54は、動作モードを通常動作モードに設定する。これによって、術者Sは、再び手術器具23の移動操作に円滑に移行することができる。
以上に説明したように、外科手術システム100は、器具マニピュレータ20が曲げ関節32を備えるので、器具マニピュレータ20の先端部の動作範囲を広げ、且つ姿勢自由度を高めることができる。これによって、周囲の環境との干渉を回避する姿勢をとらせることができる。
また、操作ペダル43を用いて動作モードを通常動作モードから曲げ関節動作モードに切り替えることができるので、曲げ関節32の操作に円滑に移行することができる。そして、ハンドル65を用いて曲げ関節32の曲げ角を操作することができるので、曲げ関節32の操作を円滑に行うことができる。このようにして、曲げ関節32の操作が追加されたことによる術者Sの操作負担の増加を抑制することができる。これによって、手術時間の短縮を図ることができる。
(実施の形態2)
以下では実施の形態2の構成、動作について、実施の形態1との相違点を中心に述べる。図7は、実施の形態2に係る外科手術システムのハンドコントロールユニットの遠位側の部位の構成例を示す要部拡大図である。
本実施の形態において、マスタコンソール2は、操作ペダル43に代えてハンドル65に設けられたスライドスイッチ201を有する。スライドスイッチ(曲げ角入力部)201は、器具動作入力部66の一対の環状体66aの間に取り付けられ、術者Sの人差し指で操作可能なスイッチである。スライドスイッチ201は、曲げ関節32の曲げ角の入力操作を受け付けるスイッチであり、前後方向にスライド操作可能になっている。スライドスイッチ201は、スイッチをスライド移動方向一方側に向かってスライドさせるに従って曲げ角が小さくなる操作、すなわち曲げ関節32を真っ直ぐに伸ばす操作を入力することができ、スイッチを移動方向他方側に向かってスライドさせるに従って曲げ角が大きくなる操作、すなわち曲げ関節32を曲げる操作を入力することができる。そして、スライドスイッチ201に入力された曲げ角は、コントローラ3に出力される。
そして、本実施の形態において、曲げ関節32の曲げ角を変更するときは、人差し指でスライドスイッチ201を操作し、曲げ関節32の曲げ角を入力する。これによって、曲げ関節動作指令生成部56は、曲げ関節32を入力された曲げ角に変更するという指令を生成する。そして、コントローラ3は、生成した指令を曲げ関節駆動部26に出力し、曲げ関節駆動部26は、曲げ関節32を入力された曲げ角に変更するように駆動する。
このように、本実施の形態において、術者Sは、ハンドル65を親指と中指で把持した状態で、空いた人差し指でスライドスイッチ201を操作して曲げ関節32の曲げ角を変更することができるので、ハンドル65から手を放すことなく、曲げ関節32を円滑に操作することができ、手術器具23の基準位置及び基準姿勢の位置決めを円滑に行うことができる。これによって、術者Sの負担軽減及び手術時間の短縮を図ることができる。
上記説明から、当業者にとっては、本発明の多くの改良や他の実施の形態が明らかである。したがって、上記説明は、例示としてのみ解釈されるべきであり、本発明を実行する最良の態様を当業者に教示する目的で提供されたものである。本発明の精神を逸脱することなく、その構造及び/又は機能の詳細を実質的に変更できる。
1 オペレーションユニット
2 マスタコンソール
3 コントローラ
20 器具マニピュレータ
23 手術器具
25 手首関節駆動部
26 曲げ関節駆動部
31 シャフト
32 曲げ関節
33 手首関節
42 ハンドコントロールユニット
54 動作モード設定部
55 通常動作指令生成部
56 曲げ関節動作指令生成部
65 ハンドル
75 検知部
100 外科手術システム

Claims (6)

  1. 基端部から先端部に向かってシャフト、曲げ関節、手首関節及び手術器具がこの順に連なる器具マニピュレータであって、前記手首関節の目標位置を規定する指令を含む通常動作指令に基づき前記手首関節を駆動する手首関節駆動部と、前記曲げ関節の目標曲げ角を規定する曲げ関節動作指令に基づき前記曲げ関節を駆動する曲げ関節駆動部と、を含む器具マニピュレータと、
    基台と、前記基台に対して変位可能に設けられているハンドルと、前記ハンドルの変位を検知する検知部とを含むハンドコントロールユニットと、通常動作モード及び曲げ関節動作モードを含む複数の動作モードのうち1の該動作モードの選択指令の入力操作を受け付ける動作モード選択入力部と、を有するマスタコンソールと、
    前記動作モードを前記選択指令に対応する1の該動作モードに設定する動作モード設定部と、前記通常動作指令を生成する通常動作指令生成部と、前記曲げ関節動作指令を生成する曲げ関節動作指令生成部と、を含むコントローラと、を備え、
    前記通常動作モードにおいて前記通常動作指令生成部は、前記検知部が検知した前記ハンドルの変位に基づいて前記手術器具の目標姿勢を算出し、且つ前記手術器具が前記目標姿勢をとるように前記手首関節を動作させる前記通常動作指令を生成し、
    前記曲げ関節動作モードにおいて前記曲げ関節動作指令生成部は、前記検知部が検知した前記ハンドルの変位に基づいて前記曲げ関節の曲げ角を変化させるように前記曲げ関節動作指令を生成する、外科手術システム。
  2. 前記手首関節は、2自由度又は3自由度関節である、請求項1に記載の外科手術システム。
  3. 前記器具マニピュレータは、基端部側に設けられた第一アームと、前記第一アームの動作を規定する指令を更に含む前記通常動作指令に基づき前記第一アームを駆動する第一アーム駆動部と、を更に含み、
    前記通常動作モードにおいて前記通常動作指令生成部は、前記手術器具が前記目標位置において前記目標姿勢をとるように該第一アーム及び前記手首関節を動作させる前記通常動作指令を生成する、請求項1又は2に記載の外科手術システム。
  4. 前記通常動作指令生成部は、前記シャフトの中心軸が予め設定されたリモートセンターを通るように維持した状態で前記手術器具の位置姿勢を制御するように前記通常動作指令を生成する、請求項3に記載の外科手術システム。
  5. 基端部から先端部に向かってシャフト、曲げ関節、手首関節及び手術器具がこの順に連なる器具マニピュレータであって、前記手首関節の目標位置を規定する指令を含む通常動作指令に基づき前記手首関節を駆動する手首関節駆動部と、前記曲げ関節の目標曲げ角を規定する曲げ関節動作指令に基づき前記曲げ関節を駆動する曲げ関節駆動部と、を含む器具マニピュレータと、
    基台と、前記基台に対して変位可能に設けられているハンドルと、前記ハンドルの変位を検知する検知部と、前記ハンドルに設けられ前記曲げ関節の曲げ角の入力操作を受け付ける曲げ角入力部とを含むハンドコントロールユニットと、を有するマスタコンソールと、
    前記通常動作指令を生成する通常動作指令生成部と、前記曲げ関節動作指令を生成する曲げ関節動作指令生成部と、を含むコントローラと、を備え、
    前記通常動作指令生成部は、前記検知部が検知した前記ハンドルの変位に基づいて前記手術器具の目標姿勢を算出し、且つ前記手術器具が前記目標姿勢をとるように前記手首関節を動作させる前記通常動作指令を生成し、
    前記曲げ関節動作指令生成部は、前記曲げ角入力部が受け付けた前記曲げ関節の曲げ角に基づいて前記曲げ関節の曲げ角を変化させるように前記曲げ関節動作指令を生成する、外科手術システム。
  6. 基端部から先端部に向かってシャフト、曲げ関節、手首関節及び手術器具がこの順に連なる器具マニピュレータであって、前記手首関節を駆動する手首関節駆動部と、前記曲げ関節を駆動する曲げ関節駆動部と、を含む器具マニピュレータと、
    基台と、前記基台に対して変位可能に設けられているハンドルと、前記ハンドルの変位を検知する検知部とを含むハンドコントロールユニットと、通常動作モード及び曲げ関節動作モードを含む複数の動作モードのうち1の該動作モードの選択指令の入力操作を受け付ける動作モード選択入力部と、を有するマスタコンソールと、
    コントローラと、を備える外科手術システムの制御方法であって、
    前記コントローラが、前記選択指令に対応する1の該動作モードに設定し、
    前記通常動作モードにおいて、前記コントローラが、前記検知部が検知した前記ハンドルの変位に基づいて前記手術器具の目標姿勢を算出し、且つ前記手術器具が前記目標姿勢をとるように前記手首関節を動作させる通常動作指令を生成し、前記手首関節駆動部が、前記通常動作指令に基づき前記手首関節を駆動し、
    前記曲げ関節動作モードにおいて、前記コントローラが、前記検知部が検知した前記ハンドルの変位に基づいて前記曲げ関節の曲げ角を変化させるように曲げ関節動作指令を生成し、前記曲げ関節駆動部が、前記曲げ関節動作指令に基づき前記曲げ関節を駆動する、外科手術システムの制御方法。
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