6シンボル期間のUpPTSなどの、アップリンクパイロットタイムスロット(UpPTS)が物理アップリンク共有チャネルPUSCHを送信するためにユーザ機器(UE)によって使用される、技法が説明される。いくつかの技法は、UpPTSにおいて送信されるPUSCHのためのスケジューリング情報を送信/受信するためのタイミングの選択(たとえば、サブフレームまたは他の送信時間間隔(TTI)の選択)を対象とする。いくつかの例では、UpPTSにおけるPUSCHのためのスケジューリング情報を送信/受信するためのタイミングの選択は、UEの能力に少なくとも一部基づき得る。いくつかの技法は、UpPTSにおいてPUSCH上でアップリンク制御情報(UCI)を送信するかどうかを決定することを対象とする。いくつかの例では、UpPTSにおいてPUSCH上でUCIを送信するかどうかの決定は、UEがキャリアアグリゲーションモードで動作しているかどうかに少なくとも一部基づき得る。いくつかの技法は、UpPTSにおけるPUSCHの直後にある次のアップリンクTTIにおけるアップリンク送信などの、他のアップリンク送信のためのアップリンクグラントから、UpPTSにおけるPUSCHのためのアップリンクグラントを区別することを対象とする。
以下の説明は例を提供するものであり、特許請求の範囲に記載される範囲、適用可能性、または例を限定するものではない。本開示の範囲から逸脱することなく、説明する要素の機能および構成に変更が加えられてよい。様々な例は、様々な手順または構成要素を適宜に省略してよく、置換してよく、または追加してよい。たとえば、説明される方法の動作は、説明される順序とは異なる順序で実行されてよく、様々な動作が加えられ、省略され、または結合されてよい。また、いくつかの例に関して説明される特徴が、他の例では組み合わされることがある。
図1は、本開示の様々な態様による、ワイヤレス通信システム100の例を示す。ワイヤレス通信システム100は、ネットワークアクセスデバイス(たとえば、基地局105)、UE115、およびコアネットワーク130を含み得る。コアネットワーク130は、ユーザ認証、アクセス許可、トラッキング、インターネットプロトコル(IP)接続、および他のアクセス機能、ルーティング機能、またはモビリティ機能を提供し得る。基地局105は、バックホールリンク132(たとえば、S1など)を通じてコアネットワーク130とインターフェースすることができ、UE115との通信のための無線構成およびスケジューリングを実行することができ、または基地局コントローラ(図示せず)の制御下で動作することができる。様々な例では、基地局105は、有線通信リンクまたはワイヤレス通信リンクであり得るバックホールリンク134(たとえば、X1など)を介して、直接、または間接的に(たとえば、コアネットワーク130を通じて)のいずれかで、互いに通信することができる。
基地局105は、1つまたは複数の基地局アンテナを介してUE115とワイヤレス通信し得る。基地局105のサイトの各々は、それぞれの地理的カバレッジエリア110に通信カバレッジを提供し得る。いくつかの例では、基地局105は、トランシーバ基地局、無線基地局、アクセスポイント、無線トランシーバ、NodeB、eNodeB(eNB)、ホームNodeB、ホームeNodeB、または何らかの他の適切な用語で呼ばれることがある。基地局105の地理的カバレッジエリア110は、カバレッジエリアの一部分を構成するセクタ(図示せず)に分割され得る。ワイヤレス通信システム100は、異なるタイプの基地局105(たとえば、マクロセル基地局またはスモールセル基地局)を含み得る。異なる技術のための重複する地理的カバレッジエリア110があり得る。
いくつかの例では、ワイヤレス通信システム100は、LTE/LTE-Aネットワークを含み得る。LTE/LTE-Aネットワークでは、evolved Node B(eNB)という用語は、基地局105を表すために使用されることがあるが、UEという用語は、UE115を表すために使用されることがある。ワイヤレス通信システム100は、異なるタイプのeNBが様々な地理的領域のためのカバレッジを実現する異種LTE/LTE-Aネットワークであり得る。たとえば、各eNBまたは基地局105は、マクロセル、スモールセル、または他のタイプのセルに通信カバレッジを提供し得る。「セル」という用語は、文脈に応じて、基地局、基地局と関連付けられるキャリアもしくはコンポーネントキャリア、または、キャリアもしくは基地局のカバレッジエリア(たとえば、セクタなど)を表すために使用され得る3GPP用語である。
マクロセルは、比較的大きい地理的エリア(たとえば、半径数キロメートル)をカバーすることがあり、ネットワークプロバイダのサービスに加入しているUEによる無制限アクセスを可能にすることがある。スモールセルは、マクロセルと比較すると、マクロセルと同じまたはマクロセルとは異なる(たとえば、免許、共有などの)無線周波数スペクトル帯域において動作し得る低電力基地局であり得る。スモールセルは、様々な例によれば、ピコセルと、フェムトセルと、マイクロセルとを含み得る。ピコセルは、比較的小さい地理的エリアをカバーすることがあり、ネットワークプロバイダのサービスに加入しているUEによる無制限アクセスを可能にすることがある。フェムトセルは、加えて、または代わりに、比較的小さい地理的エリア(たとえば、自宅)をカバーすることができ、フェムトセルとの関連付けを有するUE(たとえば、限定加入者グループ(CSG)の中のUE、自宅の中のユーザのためのUEなど)による制限付きアクセスを提供することができる。マクロセルのためのeNBは、マクロeNBと呼ばれることがある。スモールセルのためのeNBは、スモールセルeNB、ピコeNB、フェムトeNB、またはホームeNBと呼ばれることがある。eNBは、1つまたは複数の(たとえば、2つ、3つ、4つなどの)セル(たとえば、コンポーネントキャリア)をサポートし得る。
ワイヤレス通信システム100は同期動作または非同期動作をサポートし得る。同期動作の場合、基地局は、類似のフレームタイミングを有することがあり、異なる基地局からの送信は、時間的にほぼ整合されることがある。非同期動作の場合、各基地局は異なるフレームタイミングを有することがあり、異なる基地局からの送信は時間的に整合されないことがある。本明細書で説明される技法は、同期動作または非同期動作のいずれに使用されてもよい。
開示される様々な例のうちのいくつかに適応し得る通信ネットワークは、階層化されたプロトコルスタックに従って動作するパケットベースネットワークであり得る。ユーザプレーンでは、ベアラまたはパケットデータコンバージェンスプロトコル(PDCP)レイヤにおける通信は、IPベースであり得る。無線リンク制御(RLC)レイヤが、論理チャネルを介して通信するためにパケットのセグメンテーションおよびリアセンブリを実行し得る。媒体アクセス制御(MAC)レイヤは、優先処理と、トランスポートチャネルへの論理チャネルの多重化とを実行し得る。MACレイヤは、加えて、または代わりに、リンク効率を改善するようにMACレイヤにおける再送信を行うために、ハイブリッドARQ(HARQ)を使用し得る。制御プレーンでは、無線リソース制御(RRC)プロトコルレイヤが、ユーザプレーンデータのための無線ベアラをサポートする、UE115と基地局105またはコアネットワーク130との間のRRC接続の確立と構成と保守とを行い得る。物理(PHY)レイヤにおいて、トランスポートチャネルは物理チャネルにマッピングされ得る。
UE115は、ワイヤレス通信システム100全体にわたって分散されることがあり、各UE115は固定式または移動式であることがある。UE115は、移動局、加入者局、モバイルユニット、加入者ユニット、ワイヤレスユニット、リモートユニット、モバイルデバイス、ワイヤレスデバイス、ワイヤレス通信デバイス、リモートデバイス、モバイル加入者局、アクセス端末、モバイル端末、ワイヤレス端末、リモート端末、ハンドセット、ユーザエージェント、モバイルクライアント、クライアント、もしくは何らかの他の好適な用語をも含むか、またはそのように当業者によって呼ばれることもある。UE115は、携帯電話、携帯情報端末(PDA)、ワイヤレスモデム、ワイヤレス通信デバイス、ハンドヘルドデバイス、タブレットコンピュータ、ラップトップコンピュータ、コードレス電話、ワイヤレスローカルループ(WLL)局などであり得る。UEは、マクロeNB、スモールセルeNB、中継基地局などを含む、様々なタイプの基地局およびネットワーク機器と通信することが可能であり得る。
ワイヤレス通信システム100に示されている通信リンク125は、基地局105からUE115へのダウンリンク(DL)、またはUE115から基地局105へのアップリンク(UL)を含み得る。ダウンリンクは順方向リンクと呼ばれることもあり、一方でアップリンクは逆方向リンクと呼ばれることもある。
いくつかの例では、各通信リンク125は1つまたは複数のキャリアを含むことがあり、ここで、各キャリアは、上で説明された様々な無線技術に従って変調された複数のサブキャリア(たとえば、異なる周波数の波形信号)からなる信号であり得る。各々の変調された信号は、異なるサブキャリア上で送信されることがあり、制御情報(たとえば、参照信号、制御チャネルなど)、オーバーヘッド情報、ユーザデータなどを搬送することがある。通信リンク125は、周波数領域複信(FDD)動作(たとえば、対のスペクトルリソースを使用する)またはTDD動作(たとえば、不対のスペクトルリソースを使用する)を使用して、双方向通信を送信し得る。FDD動作(たとえば、フレーム構造タイプ1)およびTDD動作(たとえば、フレーム構造タイプ2)のフレーム構造が定義され得る。
ワイヤレス通信システム100のいくつかの例では、基地局105またはUE115は、アンテナダイバーシティ方式を利用して基地局105とUE115との間の通信品質および信頼性を改善するための複数のアンテナを含み得る。加えて、または代わりに、基地局105またはUE115は、同じまたは異なるコーディングされたデータを搬送する複数の空間レイヤを送信するためにマルチパス環境を利用し得る多入力多出力(MIMO)技法を利用し得る。
ワイヤレス通信システム100は、複数のセルまたはキャリア上での動作、すなわち、キャリアアグリゲーション(CA)またはデュアル接続動作と呼ばれることがある機能をサポートし得る。キャリアはまた、コンポーネントキャリア(CC)、レイヤ、チャネルなどと呼ばれることがある。「キャリア」、「コンポーネントキャリア」、「セル」、および「チャネル」という用語は、本明細書では互換的に使用され得る。キャリアアグリゲーションは、FDDコンポーネントキャリアとTDDコンポーネントキャリアの両方とともに使用され得る。
LTE/LTE-Aネットワークでは、UE115は、キャリアアグリゲーションモードまたはデュアル接続モードで動作するとき、最高で5つのCCを使用して通信するように構成され得る。CCのうちの1つまたは複数はDL CCとして構成されることがあり、CCのうちの1つまたは複数はUL CCとして構成されることがある。また、UE115に割り振られるCCのうちの1つがプライマリCC(PCC)として構成されることがあり、UE115に割り振られる残りのCCがセカンダリCC(SCC)として構成されることがある。
図2は、本開示の様々な態様による、ワイヤレス通信システムのワイヤレス通信デバイス(たとえば、基地局およびUE)によってサポートされ得るTDD無線フレーム構造200のセットを示す。いくつかの例では、ワイヤレス通信システムは、図1を参照して説明されたワイヤレス通信システム100の態様の例であり得る。
いくつかの例では、TDD無線フレーム構造は、異なるTDD DL-ULサブフレーム構成(たとえば、0~6の番号を付けられた、7個の異なるTDD DL-ULサブフレーム構成)に従って構成される、サブフレーム(たとえば、0~9の番号を付けられた、10個のサブフレーム)のセットを含み得る。いくつかの例では、TDD DL-ULサブフレーム構成は、異なるスイッチポイントの周期性と関連付けられるDL-ULサブフレーム構成のサブセットを含み得る。たとえば、DL-ULサブフレーム構成の第1のサブセットは5ミリ秒(ms)のスイッチポイントの周期性と関連付けられることがあり、DL-ULサブフレーム構成の第2のサブセットは10msのスイッチポイントの周期性と関連付けられることがある。DL-ULサブフレーム構成の第1のサブセットの中の各DL-ULサブフレーム構成は、いくつかのダウンリンク(D)サブフレーム、いくつかのアップリンク(U)サブフレーム、および2つの特別(S)サブフレームを含み得る。DL-ULサブフレーム構成の第2のサブセットの中の各DL-ULサブフレーム構成は、いくつかのDサブフレーム、いくつかのUサブフレーム、および1つのSサブフレームを含み得る。各々のSサブフレームは、ダウンリンクバースト(たとえば、1つまたは複数のDサブフレーム)とアップリンクバースト(たとえば、1つまたは複数のUサブフレーム)との間の遷移をもたらし得る。
図3は、本開示の様々な態様による、5msのスイッチポイントの周期性と関連付けられるDL-ULサブフレーム構成を有するTDD無線フレーム構造300を示す。いくつかの例では、DL-ULサブフレーム構成は、図2において0、1、2、または6と番号を付けられた、DL-ULサブフレーム構成の態様の例であり得る。
いくつかの例では、TDD無線フレーム構造300は、第1のハーフフレーム構造305と、それに続く第2のハーフフレーム構造310とを含み得る。第1のハーフフレーム構造305および第2のハーフフレーム構造310の各々は、TDD無線フレーム構造300の時間長の半分に等しい時間長を有し得る。いくつかの例では、第1のハーフフレーム構造305および第2のハーフフレーム構造310の各々は、同じ構造を有することがあり、5個のサブフレーム315(たとえば、0、1、2、3、および4と番号を付けられたサブフレーム315、または5、6、7、8、および9と番号を付けられたサブフレーム315)のサブセットを含むことがある。
いくつかの例では、ダウンリンクサブフレームまたはアップリンクサブフレーム(たとえば、0、2、3、4、5、7、8、および9と番号を付けられたサブフレーム(SF)315)として構成されるサブフレーム315の各々が、第1のスロット320と、それに続く第2のスロット325とを含み得る。第1のスロット320および第2のスロット325の各々は、サブフレームの時間長の半分に等しいスロット時間長を有し得る。いくつかの例では、特別サブフレームとして構成されるサブフレーム315(たとえば、2および6と番号を付けられたサブフレーム315)の各々が、ダウンリンクパイロットタイムスロット(DwPTS)330、ガード期間(GP)335、およびアップリンクパイロットタイムスロット(UpPTS)340を含むことがあり、ガード期間は、TDDモードにおけるダウンリンクからアップリンクへの遷移間隔を提供することができる。
いくつかのワイヤレス通信システムでは、ワイヤレス通信システム(またはワイヤレス通信システムのデバイス(たとえば、基地局およびUE)のサブセット)によって使用されるDL-ULサブフレーム構成を、ワイヤレス通信システムのDL-ULトラフィックの需要に少なくとも一部基づいて動的に適応させることが可能であり得る。トラフィック適応のための発展型干渉管理(eIMTA:evolved interference management for traffic adaptation)を利用するワイヤレス通信システムは、そのような適応を実行することができる。たとえば、ダウンリンク上での大量のデータバーストが短い時間長の間に必要である場合、ワイヤレス通信システムの中のワイヤレス通信デバイスのサブセット間の通信に使用されるTDD無線フレーム構造は、図2において1と番号を付けられたDL-ULサブフレーム構成(6:4のDL:UL比を伴う)から図2の5と番号を付けられたDL-ULサブフレーム構成(9:1のDL:UL比を伴う)へと変更され得る。いくつかの例では、通信に利用されるDL-ULサブフレーム構成は、640ms以内に、かつ10ms程度で適応させられ得る。
異なるセルによる異なるDL-ULサブフレーム構成の使用は、いくつかの場合、セル間の干渉をもたらし得る。たとえば、セル間の干渉は、第1のセルがサブフレーム番号nの中にDサブフレームを含む第1のDL-ULサブフレーム構成を利用すること、および第2のセルがサブフレーム番号nの中にUサブフレームを含む第2のDL-ULサブフレーム構成を利用することから生じ得る。
いくつかの例では、基地局は、利用されるDL-ULサブフレーム構成の動的な指示を提供し得る。動的な指示は、UEグループ共通の物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)またはenhanced PDCCH(EPDCCH)における再構成の明示的なレイヤシグナリングによって行われ得る。
トラフィックの需要に少なくとも一部基づくDL-ULサブフレーム構成の適応は、HARQ管理の複雑さを高めることがある。いくつかの例では、HARQ管理は、HARQのための1つまたは複数の参照DL-ULサブフレーム構成を特定することによって簡略化され得る。たとえば、UL HARQでは、スケジューリングおよびHARQのタイミングは、システム情報ブロック(SIB)において示されるDL-ULサブフレーム構成(たとえば、SIB1において示されるDL-ULサブフレーム構成)に基づき得る。DL HARQでは、スケジューリングおよびHARQのタイミングは、UEによる使用のために示される参照DL-ULサブフレーム構成(たとえば、図2の2、4、または5と番号を付けられたDL-ULサブフレーム構成)に基づき得る。
eIMTAを利用するワイヤレス通信システムでは、一部のサブフレーム(たとえば、一部のサブフレーム番号)が送信方向の動的な適応を受けることがあるが、他のサブフレームは送信方向の動的な適応を受けないことがある。たとえば、SIB1において示されるDL-ULサブフレーム構成の中のDサブフレームは送信方向の動的な適応を受けないことがあり、DL HARQにおいてUEによる使用のために示されるDL-ULサブフレーム構成の中のUサブフレームは送信方向の動的な適応を受けないことがある。
図3を参照して説明されるUpPTS340は異なる時間長を有し得る。いくつかの例では、UpPTS340は、1シンボルまたは2シンボルの時間長(たとえば、1つまたは2つの、直交周波数分割多重化(OFDM)シンボル期間または単一キャリア周波数分割多重化(SC-FDM)シンボル期間)を有し得る。これらの例において、UpPTS340は、短縮された物理ランダムアクセスチャネル(PRACH)(たとえば、LTE/LTE-A PRACHフォーマット4)および/またはサウンディング参照信号(SRS)を搬送するために使用され得るが、物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)送信または物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)送信を搬送するためには使用されないことがある。他の例では、UpPTS340はより長い時間長(たとえば、6シンボル期間(たとえば、6シンボル期間)の時間長)を有し得る。これらの例では、UpPTS340は、より多くのSRS送信機会(たとえば、3D-MIMOへの適用のための)を提供することがあり、または、PUSCH送信を搬送するために使用されることがある。
いくつかの例では、UpPTSにおいて送信されるべきPUSCH(すなわち、UpPTSの中のPUSCH)は、直後のULサブフレームにおけるUL送信とは別にスケジューリングされ得る。他のUL送信とは別にUpPTSにおけるPUSCHをスケジューリングすることで、スケジューリングの柔軟性をより高めることができる。しかしながら、いくつかの例では、UpPTSにおけるPUSCHのためのスケジューリング情報の送信のタイミングは、直後のULサブフレームにおけるUL送信のためのスケジューリング情報の送信のタイミングと結び付けられることがある(たとえば、スケジューリング情報の両方のセットが、同じTTIの間に、または同じチャネル上で送信されることがある)。UpPTSにおけるPUSCHと、直後のULサブフレームにおけるUL送信との両方のためのスケジューリング情報を同じTTIで送信することで、UEがUpPTSにおいてPUSCHを送信する準備をするためのリードタイムを減らすことができる(たとえば、1msのサブフレーム(または1msのTTI)に基づく無線フレーム構造では、UEがUpPTSにおいてPUSCHを送信する準備をするためのリードタイムは、UpPTSにおけるPUSCHの時間長が0.5msであるときには0.5msだけ短縮され得る)。
PUSCHがその中で送信されるUpPTSが、第1の無線フレーム構造と関連付けられる第1のTTIの第1の時間長より短く(たとえば、LTE/LTE-Aサブフレームの時間長より短い)第2の無線フレーム構造と関連付けられる第2のTTIの第2の時間長より短い(たとえば、超低レイテンシ(ULL)TTIの時間長より短い、またはLTE/LTE-Aサブフレームのスロットの時間長より短い)時間長を有するとき、UpPTSにおけるPUSCHのためのスケジューリング情報の送信のタイミングは、第1の無線フレーム構造または第2の無線フレーム構造に従ってUEが動作する能力によって変わり得る。UpPTSにおけるPUSCHのためのスケジューリング情報の送信のタイミングは、UEの処理能力によっても変わり得る。いくつかの例では、UpPTSにおけるPUSCHのためのスケジューリング情報がその中で送信または受信されるTTIのタイミング(たとえば、TTIの先頭の境界のタイミング)は、UEのレイテンシ低減能力に少なくとも一部基づき得る。レイテンシ低減能力は、たとえば、スケジューリングタイミング低減能力、TTI時間長低減能力、またはそれらの組合せのうちの少なくとも1つを含み得る。
図4は、本開示の様々な態様による、5msのスイッチポイントの周期性と関連付けられるDL-ULサブフレーム構成を有するTDD無線フレーム構造400を示す。いくつかの例では、DL-ULサブフレーム構成は、2と番号を付けられた、図2のDL-ULサブフレーム構成の態様の例であり得る。示されるように、DL-ULサブフレーム構成は、Dサブフレーム、UサブフレームおよびSサブフレームを含み得る。アップリンク送信(たとえば、PUSCH)は、各SサブフレームのUpPTS(たとえば、6シンボル期間のUpPTS)における送信のためにスケジューリングされ得る。
Uサブフレームの各々におけるアップリンク送信(たとえば、PUSCH)は、より早く送信されたDサブフレームにおいて送信されるアップリンクグラントに少なくとも一部基づいてスケジューリングされ得る。Sサブフレームの各々における6シンボル期間のUpPTSにおけるPUSCHも、より早く送信されたサブフレームにおいて送信されるアップリンクグラントに少なくとも一部基づいてスケジューリングされ得る。
レイテンシ低減が可能ではないLTE/LTE-A UE(たとえば、レイテンシ低減能力を有しないUE、ULLレイテンシ低減能力を有しないUE、および/またはULサブフレームのためのスケジューリング情報がUL SF nの4サブフレーム前に送信されるn+4スケジューリングタイミングと関連付けられるUE)に対して、SF 6でのUpPTSにおけるPUSCHのためのスケジューリング情報は、UpPTSにおけるPUSCHのためのスケジューリング情報がSF 6においてUpPTSの少なくとも3.5サブフレーム前に先頭の境界があるTTIにおいて送信/受信されるように、SF 3の間に送信/受信され得る。UpPTSの直後の次のULサブフレーム(すなわち、SF 7)におけるUL送信のためのスケジューリング情報も、UpPTSの直後の次のULサブフレームにおけるUL送信のためのスケジューリング情報がSF 7より少なくとも4サブフレーム前に先頭の境界があるTTIにおいて送信/受信されるように、SF 3の間に送信/受信され得る。いくつかの例では、UpPTSにおけるPUSCHのためのスケジューリング情報は、UpPTSにおけるPUSCHのためのスケジューリング情報を復号して処理するための十分な時間をLTE/LTE-A UEに与えるために、SF 3においてEPDCCHではなくPDCCHの中で送信され得る。
レイテンシ低減が可能であるLTE/LTE-A UE(たとえば、ULサブフレームのためのスケジューリング情報がUL SF nの3サブフレーム前に送信されるn+3スケジューリングタイミングなどの、スケジューリング時間低減能力を有するUE)に対して、SF 6でのUpPTSにおけるPUSCHのためのスケジューリング情報は、UpPTSにおけるPUSCHのためのスケジューリング情報がSF 6においてUpPTSの少なくとも2.5サブフレーム前に先頭の境界があるTTIにおいて送信/受信されるように、SF 4の間に送信/受信され得る。いくつかの例では、UpPTSの直後の次のULサブフレーム(すなわち、SF 7)におけるUL送信のためのスケジューリング情報も、UpPTSの直後の次のULサブフレームにおけるUL送信のためのスケジューリング情報がSF 7より少なくとも3サブフレーム前に先頭の境界があるTTIにおいて送信/受信されるように、SF 4の間に送信/受信され得る。いくつかの例では、UpPTSにおけるPUSCHのためのスケジューリング情報は、UpPTSにおけるPUSCHのためのスケジューリング情報を復号して処理するための十分な時間をLTE/LTE-A UEに与えるために、SF 4においてEPDCCHではなくPDCCHの中で送信され得る。代わりに、SF 6でのUpPTSにおけるPUSCHのためのスケジューリング情報および/またはSF 7でのUL送信のためのスケジューリング情報は、レイテンシ低減が可能ではないLTE/LTE-A UEのためにスケジューリング情報が送信され得る方法と同様に、SF 3において送信/受信され得る。
レイテンシ低減が可能であるULL UE(たとえば、TTI時間長低減能力を有するUE)に対して、SF 6でのUpPTSにおけるPUSCHのためのスケジューリング情報は、UpPTSにおけるPUSCHのためのスケジューリング情報がSF 6においてUpPTSの少なくとも2サブフレーム(または4個の0.5msのULL TTI)前に先頭の境界があるTTIにおいて送信/受信されるように、SF 4の第2のスロットの間に送信/受信され得る。いくつかの例では、UpPTSにおけるPUSCHのためのスケジューリング情報は、SF 4の中のPDCCHまたはEPDCCHにおいて送信され得る。代わりに、SF 6でのUpPTSにおけるPUSCHのためのスケジューリング情報および/またはSF 7でのUL送信のためのスケジューリング情報は、レイテンシ低減が可能ではないLTE/LTE-A UEまたはスケジューリングタイミング低減能力を有するLTE/LTE-A UEのためにスケジューリング情報が送信され得る方法と同様に、SF 3またはSF 4において送信/受信され得る。
CAモードで動作するときにUpPTSにおけるPUSCHのためのスケジューリングタイミングを短くすること(たとえば、スケジューリング情報を送信/受信することとUpPTSにおいてPUSCHを受信/送信することとの間の時間を短くすること)は、CAに関するUCI送信の問題をもたらし得る。たとえば、UpPTSにおいてPUSCHを搬送するCC以外のCCが、UpPTSにおけるPUSCH上でUCIが送信されるべきであると決定することがあり、UpPTSにおけるPUSCH上での送信のためにUEがUCIを準備するのに必要とし得る時間は、スケジューリングタイミングが提供するリードタイムより長いことがある。いくつかの例では、そのようなシナリオは、UpPTSにおけるPUSCH上でのUCIの送信を許容せずに、UpPTSにおいてPUSCHを搬送するCC以外のCCによって搬送されるPUCCHまたはPUSCH上でUCIを送信することによって、回避され得る。加えて、または代わりに、UCIがUpPTSにおけるPUSCH上で送信される確率は、UpPTSにおいてPUSCHを搬送するCCを避けるように、UCIを搬送するためのCCの選択を偏らせることによって低減され得る。
いくつかの例では、UpPTSにおけるPUSCHのためのHARQは、ULサブフレームにおけるUL送信のためのHARQと一緒に管理され得る(たとえば、UpPTSにおけるPUSCHのためのHARQおよびULサブフレームにおける送信のためのHARQは、HARQが同じトランスポートブロックにおける送信のためのものであるとき、混合され得る)。しかしながら、共同の管理は、TDD無線フレーム構造のいくつかの構造のいくつかのサブフレームにおいて(たとえば、ULの多い構成に対して)、望ましくないことにHARQオーバーヘッドを増やすことがある。いくつかの例では、UpPTSにおけるPUSCHのためのHARQは、ULサブフレームにおけるUL送信のためのHARQとは別に管理され得る(たとえば、UpPTSにおけるPUSCHのためのHARQおよびULサブフレームにおける送信のためのHARQは、HARQが同じトランスポートブロックにおける送信のためのものであるとき、混合されないことがある)。いくつかの例では、UpPTSにおけるPUSCHのためのHARQおよび/またはULサブフレームにおけるUL送信のためのHARQは、非同期的に送信/受信され得る。この非同期HARQ動作の場合、PUSCH送信と関連付けられるHARQプロセスを示すために、PUSCHをスケジューリングする制御情報にHARQプロセスの識別情報が含まれることがある。
UpPTSにおけるPUSCHのためのスケジューリング情報と、ULサブフレームでのUL送信のためのスケジューリング情報との両方が、同じTTIにおいて送信/受信され得るとき、基地局およびUEは、ダウンリンク制御情報(DCI)内で、UpPTSにおけるPUSCHのための第1のULグラントをULサブフレームにおけるUL送信のための第2のULグラントから区別するために、様々な方法を使用し得る。いくつかの例では、PUSCHのための第1のULグラントを含むDCIは、DCIフォーマット0またはDCIフォーマット4と関連付けられることがあり、ULサブフレームでのUL送信のための第2のULグラントは、説明の便宜上DCIフォーマット0'またはDCIフォーマット4'のように表記されるフォーマットと関連付けられることがある。
いくつかの例では、UpPTSにおけるPUSCHのためのULグラントは、DCIに含まれる情報フィールドの状態、所定の巡回冗長検査(CRC)マスクを用いたDCIを含む制御チャネルのマスキング、所定の復号候補とのULグラントの関連付け、ULグラントを含むDCIのサイズ、ULグラントを含むDCIがその中で受信されるサブフレームの識別子、DCIフォーマット、またはそれらの組合せのうちの1つまたは複数によって特定され得る(たとえば、ULサブフレームでのUL送信のためのULグラントから区別され得る)。
UpPTSにおけるPUSCHのためのULグラントがDCIに含まれる情報フィールドの状態に少なくとも一部基づいて特定される例では、情報フィールドは、たとえば、ULインデックスまたはDL割当てインデックス(DAI)を含み得る。いくつかの例では、00というULインデックスはUpPTSにおけるPUSCHのためのULグラントを特定し得る。たとえば、00というULインデックスは、図2のTDD DL-ULサブフレーム構成0に適用可能である。いくつかの例では、特定のTDD DL-ULサブフレーム構成に使用されないDAIが、UpPTSにおけるPUSCHのためのULグラントを特定するために使用され得る(たとえば、FDD/TDD CAのない、または異なる構成のTDDのない、図2のTDD DL-ULサブフレーム構成6に対して、DAI=1またはDAI=4が使用されることがあり、DAI=2およびDAI=3が使用されないことがある)。
UpPTSにおけるPUSCHのためのULグラントが、所定のCRCマスクを用いたDCIを含む(ULグラントを含む)制御チャネルのマスキング(または非マスキング)に少なくとも一部基づいて特定される例では、ULグラントは、DCIフォーマット0'またはDCIフォーマット4'に従って送信され、CRCマスク0000 0000 0000 0001によってスクランブルされ得る。UpPTSにおけるPUSCHのためのULグラントを特定するためにCRCマスキングを使用するとき、CRCマスキングに基づくアンテナ切替えの指示は、禁止されることがあり、または、UpPTSにおけるPUSCHのためのULグラントを特定するために使用されるものとは異なるCRCマスキングを使用して行われることがある。
UpPTSにおけるPUSCHのためのULグラントが所定の復号候補との関連付け(たとえば、復号候補が所定の長さを有し所定のリソース要素(RE)で開始すること)に少なくとも一部基づいて特定される例では、ULグラントは、単一の所定の復号候補に従って送信されることがあり、または、UpPTSにおけるPUSCHのためのULグラントの送信に割り振られる複数の所定の復号候補から選択された復号候補に従って送信されることがある。他の所定の復号候補が、ULサブフレームでのUL送信のためのULグラントを送信するために割り振られ得る。
ULグラントを含むDCIのサイズに少なくとも一部基づいてUpPTSにおけるPUSCHのためのULグラントが特定される例では、DCIフォーマット0およびDCIフォーマット0'はフォーマットのうちの1つのサイズを増やし、または減らすことによって(たとえば、1つまたは複数の既存の情報フィールドを延長または短縮することによって)区別されることがあり、DCIフォーマット4およびDCIフォーマット4'はフォーマットのうちの1つのサイズを増やし、または減らすことによって区別されることがある。いくつかの例では、DCIフォーマットのサイズは、別のDCIフォーマットのサイズと一致するように増やされ、または減らされ得る(たとえば、DCIフォーマット1Aのサイズは、増やされたまたは減らされたDCIフォーマット0のサイズと一致するように増やされ、または減らされ得る)。UEが実行しなければならい可能性があるブラインド復号の数を制限するために、別のDCIフォーマットのサイズと比較してDCIフォーマットのサイズを増やし、または減らすことは、1つまたは複数のリソース集約レベルと関連付けられる復号候補の数に対する制約と組み合わされることがある。
UpPTSにおけるPUSCHのためのULグラントが、ULグラントを含むDCIがその中で受信されるサブフレームの識別子に少なくとも一部基づいて特定される例では、UpPTSにおけるPUSCHのためのULグラントは、第1の識別子と関連付けられる第1のTTIにおいてDCIフォーマット0またはDCIフォーマット4に従って送信されることがあり、ULサブフレームにおけるUL送信のためのULグラントは、第2の識別子と関連付けられる第2のTTIにおいてDCIフォーマット0'またはDCIフォーマット4'に従って送信されることがある。しかしながら、図2のTDD DL-ULサブフレーム構成0または6などの、TDD DL-ULサブフレーム構成では、UpPTSにおけるPUSCHのためのULグラントを特定する異なる方法が必要であることがあり、それは、PUSCH送信に利用可能なサブフレームの数がULグラントを搬送するのに利用可能なサブフレームの数を超えるからである。
UpPTSにおけるPUSCHのためのULグラントがULグラントと関連付けられるDCIフォーマットに少なくとも一部基づいて特定される例では、ULグラントの送信のために使用され得るDCIフォーマットのセットが制約され得る。たとえば、DCIフォーマット0'が使用されることがあり、またはDCIフォーマット4'が使用されることがあるが、基地局は、DCIフォーマット0'とDCIフォーマット4'の両方を示すDCIフォーマットのセットからDCIフォーマットを選択することが許されないことがある。
いくつかの例では、ULサブフレームでのUL送信のためのULグラントからUpPTSにおけるPUSCHのためのULグラントを区別するための技法は、両方のタイプのULグラントがその中で送信される(または送信されることが予想される)TTIに対して使用されることがあるが、他のTTIに対しては使用されないことがある。
いくつかの例では、UpPTSにおけるPUSCHのための電力制御パラメータは、TTIのための電力制御パラメータに少なくとも一部基づき得る。たとえば、UpPTSにおけるPUSCHのための電力制御パラメータは、TTIのために第1の電力制御パラメータとUpPTSにおけるPUSCHのための第2の電力制御パラメータとの間の準静的な関係(たとえば、オフセット)に少なくとも一部基づき得る(たとえば、第2の電力制御パラメータは、第1の電力制御パラメータの値に、TTIの固定された時間長に対するUpPTSにおけるPUSCHの固定された時間長の比を乗じたものに、少なくとも一部基づき得る)。別の例として、UpPTSにおけるPUSCHのための電力制御パラメータは、UpPTSにおけるPUSCHの可変構造に少なくとも一部基づき得る(たとえば、UpPTSにおけるPUSCHのための第2の制御パラメータは、ULサブフレームでのUL送信のための第1の電力制御パラメータの値に、TTIの時間長に対するUpPTSにおけるPUSCHの時間長の比を乗じたものに、少なくとも一部基づき得る)。
UCIの例は、定期的チャネル状態情報(P-CSI)、非定期的チャネル状態情報(A-CSI)、スケジューリング要求(SR)、および肯定応答/否定応答(ACK/NACK)データを含む。UpPTSにおけるPUSCHに関して、UpPTSにおいてPUSCH上で送信されるべきP-CSIは、UpPTSにおいてPUSCHを搬送するCCに由来することがあり、CAモードで動作するときには、他のCCに由来することがある。同様に、UpPTSにおけるPUSCH上で送信されるべきPUSCH上で送信されるA-CSIは、UpPTSにおいてPUSCHを搬送するCCに由来することがあり、CAモードで動作するときには、他のCCに由来することがある。いくつかの例では、SRは、UpPTSにおいてPUSCHを搬送するCC上で送信されないことがあり、代わりに、UpPTSにおいてPUSCHを搬送するCCではないPCC上で送信されることがある。PUSCHがUpPTSにおいて送信され得るかどうかにかかわらず、DL HARQタイミングが不変のままであるとき、ACK/NACKデータは、UpPTSにおいてPUSCH上で送信されないことがある。
いくつかの例では、UpPTSにおけるPUSCH上でのUCI(たとえば、P-CSIおよびA-CSI)の送信は、UpPTSにおいてPUSCHを搬送するCC以外のCCがUCIを搬送するのに利用可能であるかどうかにかかわらず、サポートされる(または許容される)ことがある。他の例では、UpPTSにおけるPUSCH上でのUCI(たとえば、P-CSIおよびA-CSI)の送信は、UpPTSにおいてPUSCHを搬送するCC以外のCCがUCIを搬送するのに利用可能であるとき(たとえば、CAモードで動作するときにそうであり得るように、アップリンクTTIが少なくとも第1のCC上で送信されるようにスケジューリングされる一方で、UpPTSにおけるPUSCHが第2のCC上で送信されるとき)、サポートされない(または許容されない)ことがある。
いくつかの例では、UpPTSにおけるPUSCH上でのUCI(たとえば、P-CSIおよびA-CSI)の送信をサポートするかどうかは、UEが並列のPUCCHおよびPUSCHの送信のために構成されるかどうかに依存し得る。UEが並列のPUCCHおよびPUSCHの送信のために構成されない場合、かつ、UpPTSにおけるPUSCHがUEに対するキャリアアグリゲーションまたは二重接続性のために構成されたグループの中の2つ以上のCCにまたがる唯一のPUSCH送信である場合、PUSCHはドロップされることがあり、UCIがPUCCHチャネル上で送信され得る。言い換えると、UEは、送信の予定があるUCIもある場合、グループの中の唯一のPUSCHの送信をスキップすることができる。そのような場合のUpPTSにおけるスケジューリングされたPUSCHは、エラーケースとして扱われ得る。代わりに、UpPTSにおけるPUSCHがUEに対するキャリアアグリゲーションまたは二重接続性のために構成された2つ以上のCCにまたがるグループにおける唯一のPUSCH送信である場合、UCIは、並列のPUCCHおよびPUSCHの送信を避けるために、PUCCHチャネル上で送信される代わりに、UpPTSにおけるPUSCHの一部として含まれることがある。UEが並列なPUCCHおよびPUSCHの送信を用いて構成される場合、UpPTSにおけるPUSCHは、UCI送信に関与することがあり、またはしないことがある。UpPTSにおけるPUSCHがUCIを送信するために使用されるべきではない場合、PUCCHチャネルは、UpPTSにおけるPUSCHとともに送信されることがあるので、並列のPUCCHおよびPUSCHの送信をもたらす。UpPTSにおけるPUSCHがUCIを送信することに関与する場合、UpPTSにおけるPUSCHは、1つまたは複数のUCI、たとえば送信が予定されている場合には定期的なCSIを送信し得る。
いくつかの例では、UpPTSにおけるPUSCHのための復調参照信号(DM-RS)は、通常のULサブフレームにおけるように、レガシーのDM-RSに従い得る。代わりに、UpPTSにおけるPUSCHのためのDM-RSパターンは、異なるパターンを使用し得る。ある例として、DM-RSパターンは、コムレベル2または4が使用され得る、SRSと同様のパターンを使用し得る。このことは、UpPTSにおけるPUSCHのためのDM-RSが、UpPTSにおいてSRSとより効率的に多重化されることを可能にし得る。
いくつかの例では、UpPTSにおけるPUSCHの非適応的な再送信のための物理HARQインジケータチャネル(PHICH)は、ダウンリンクサブフレームの中に位置することがあり、ここで、PHICHリソースの同じセットが、1つまたは複数のULサブフレームにおけるPUSCH送信に肯定応答するために使用されることがある。UpPTSにおけるPUSCHのためのPHICHリソースとULサブフレームにおけるPUSCHとを区別するために、PUSCHの開始PRBインデックス、PUSCHのDM-RS巡回シフトなどのPHICHリソース導出のための他のパラメータに加えて、追加のオフセットが、UpPTSにおけるPUSCHに対応するPHICHリソースを決定するために導入され得る。
図5は、本開示の様々な態様による、複数の並列なCCを含むサブフレーム500の構成を示す。例として、CCは、第1のCC505と、第2のCC510と、第3のCC515とを含み得る。第1のCC505と第2のCC510との間でのFDD送信モードによれば、第1のCC505はダウンリンクでの使用のために構成されることがあり、第2のCC510はアップリンクでの使用のために構成されることがある。第3のCC515上でのTDD送信モードによれば、第3のCC515は、DwPTS520、それに続くGP525、それに続くUpPTS530で構成され得る。PUSCHがUpPTS530において送信され得る。
いくつかの例では、UpPTS530におけるPUSCH上でのP-CSI、A-CSI、または他のUCIの送信はサポートされないことがある。したがって、UpPTS530におけるPUSCH(または第3のCC515)は、UCIを搬送するためのPUSCHまたはPUCCH(またはCC)がそこから選択され得る、PUSCHまたはPUCCH(またはCC)の優先順位付けに含まれないことがある。図5では、P-CSI、A-CSI、または他のUCIが、第2のCC510上で送信されるPUSCHまたはPUCCH上で送信され得る。いくつかの例では、UpPTS530におけるPUSCHは、P-CSIが別のCC上で送信されUEが並列なPUCCHおよび/またはPUSCHの送信のために構成されないとき、送信されないことがある。
いくつかの例では、UpPTS530におけるPUSCH上でのP-CSI、A-CSI、または他のUCIの送信がサポートされることがある。これらの例では、UpPTS530におけるPUSCH(または第3のCC515)は、UCIを搬送するためのPUSCHまたはPUCCH(またはCC)がそこから選択され得る、PUSCHまたはPUCCH(またはCC)の優先順位付けに含まれることがあり、P-CSI、A-CSI、または他のUCIの送信は、UpPTS530におけるPUSCH上で行われることがある。いくつかの例では、UpPTS530(または第3のCC515)におけるPUSCHは、PUSCHまたはPUCCH(またはCC)の優先順位付けにおいてより低いセルインデックスまたはより低い優先順位を割り当てられることがあり、このことは、PUSCHまたはPUCCH(または第2のCC510などの他のCC)がより高いセルインデックスまたはより高い優先順位を割り当てられ、UCIを搬送するのに利用可能であるとき、UpPTS530におけるPUSCH(または第3のCC515)がUCIを搬送するために選択される確率を下げることがある。加えて、または代わりに、セルインデックスまたは優先順位以外の基準が、UCIを搬送するためのPUSCHまたはPUCCH(またはCC)を選択するときに使用され得る。
UpPTS530におけるPUSCH上でのP-CSI、A-CSI、または他のUCIの送信がサポートされる(または許容される)とき、オフセットの第1のセットは、P-CSI、A-CSI、またはUpPTS530においてPUSCH上で送信される他のUCIのために構成され得る。オフセットの第1のセットは、アップリンクサブフレームのための少なくとも1つのUCIタイプ構成に対するオフセットの第2のセットとは異なり得る。オフセットの第1のセットは、UpPTS530においてPUSCH上で送信され得る様々なUCIタイプに割り振られるリソースの量を決定し得る。いくつかの例では、オフセットはRRCで構成されるオフセット(たとえば、beta_offset)であり得る。オフセットは、ACK/NACKデータ、チャネル品質インジケータ(CQI)/プリコーディングマトリックスインジケータ(PMI)、ランクインジケータ(RI)/プリコーディングタイプインジケータ(PTI)などのためのオフセットを含み得る。いくつかの例では、各オフセットは、UCIタイプに割り振られるREの数を特定し得る。オフセットの第1のセットは、UpPTS530におけるPUSCHがアップリンクサブフレームにおけるPUSCHとは異なる量のリソースを有し得るので、オフセットの第2のセットとは異なるように構成され得る。いくつかのまたはすべてのUCIタイプは、2つのオフセットと関連付けられ得る。ある例として、ACK/NAKおよびRI/PTIは2つのオフセットと関連付けられることがあり、一方がULサブフレーム向けで他方がUpPTS向けであり、一方、CQIはULサブフレームとUpPTSの両方に適用可能な単一のオフセットと関連付けられることがある。別の例として、すべてのUCIタイプが2つのオフセットと関連付けられることがあり、一方がULサブフレーム向けであり、他方がUpPTS向けである。
図6は、本開示の様々な態様による、6シンボル期間のUpPTSを含むサブフレーム600の代替的な構成を示す。いくつかの例では、サブフレーム600は、図2を参照して説明されたDL-ULサブフレームのうちの1つに含まれるSサブフレームのうちの1つの態様の例であり得る。サブフレーム600は、第1のスロット605(スロット0)と、それに続く第2のスロット610(スロット1)を含み得る。サブフレーム600は、第1のスロット605内の6シンボル期間のDwPTS615と、それに続く第1のスロット605および第2のスロット610にわたる2シンボルのGP620と、それに続く第2のスロット610内の6シンボル期間のUpPTS625とを含み得る。PUSCHが6シンボル期間のUpPTS625において送信され得る。いくつかの例では、サブフレーム600は1msの時間長を有し得る。
いくつかの例では、スロットのためのノミナルのPUSCH構成の変調シンボルのサブセットは、6シンボル期間のUpPTS625にマッピングされ得る。いくつかの例では、スロットのためのノミナルのPUSCH構成の変調シンボルのサブセットは、スロットのためのノミナルのPUSCH構成の変調シンボルの時間的に最後のサブセットを含むことがあり(たとえば、代替形態1 630において示されるように、スロットのための7シンボルのノミナルのPUSCH構成の最初のシンボルは6シンボル期間のUpPTS625にマッピングされないことがあり、DDRDDDのシンボルパターンが6シンボル期間のUpPTS625の間に送信されるようになる)、または、スロットのためのノミナルのPUSCH構成の変調シンボルの時間的に最初のサブセットを含むことがある(たとえば、代替形態2 635において示されるように、スロットのための7シンボルのノミナルのPUSCH構成の最後のシンボルが6シンボル期間のUpPTS625の間に送信されないことがあり、DDDRDDDシンボルパターンが6シンボル期間のUpPTS625の間に送信されるようになる)。DシンボルはPUSCHデータシンボルであり、Rシンボルは復調参照信号送信である。
いくつかの例では、スロットのためのノミナルのPUSCH構成の変調シンボルのサブセット以外の変調シンボルのパターンは、6シンボル期間のUpPTS625にマッピングされ得る。たとえば、代替形態1 630に示されるように、復調参照信号の送信(Rシンボル)は6シンボル期間のUpPTS625の時間的に3番目のシンボル期間にマッピングされることがあり、PUSCHデータシンボル(Dシンボル)は6シンボル期間のUpPTS625の他のシンボル期間の少なくともいくつかにマッピングされることがある。または、代替形態2 635に示されるように、復調参照信号の送信は6シンボル期間のUpPTS625の時間的に4番目のシンボル期間にマッピングされることがあり、PUSCHデータシンボルは6シンボル期間のUpPTS625の他のシンボル期間の少なくともいくつかにマッピングされることがある。または、代替形態3 640において示されるように、復調参照信号の送信は6シンボル期間のUpPTS625の時間的に2番目のシンボル期間および時間的に5番目のシンボル期間にマッピングされることがあり、PUSCHデータシンボルは6シンボル期間のUpPTS625の他のシンボル期間の少なくともいくつかにマッピングされることがある。または、代替形態3 640において示されるように、復調参照信号は6シンボル期間のUpPTS625の2シンボルの期間にマッピングされることがあり、PUSCHデータシンボルは6シンボル期間のUpPTS625の他のシンボル期間の少なくともいくつかにマッピングされることがある。または、復調参照信号は6シンボル期間のUpPTS625の時間的に最初のシンボル期間に少なくともマッピングされることがあり、PUSCHデータシンボルは6シンボル期間のUpPTS625の他のシンボル期間の少なくともいくつかにマッピングされることがある(図示せず)。復調参照信号が6シンボル期間のUpPTS625の少なくとも2つのシンボル期間にマッピングされる構成は、他のLTE/LTE-A PUSCH送信が、スロット当たり1つの復調参照信号が送信されるように、サブフレームの2つのスロットにわたって送信されるという点で有用であり得る。加えて、または代わりに、MIMO送信において使用されるいくつかの直交カバーコード(OCC)の使用は、2つのシンボル期間の各々の間に復調参照信号の送信を必要とし得る。
いくつかの例では、PUSCHは、複数の代替的なデータ構造および復調参照信号構造のうちの1つ(たとえば、代替形態1 630、代替形態2 635、または代替形態3 640と関連付けられるデータ構造および復調参照信号構造のうちの1つ)を使用して6シンボル期間のUpPTS625の間に送信されることがあり、ネットワークアクセスデバイス(たとえば、基地局)は、UEが使用すべきデータ構造および復調参照信号構造の指示を送信することがある。データ構造および復調参照信号構造の指示は、たとえば、RRC構成、またはダウンリンク制御情報(DCI)の中の動的な指示、またはDCIフォーマット、またはこれらの組合せのうちの少なくとも1つを含み得る。いくつかの例では、DCIにおける動的な指示は暗黙的であり得る。たとえば、DCIが単入力多出力(SIMO)動作を示すとき、代替形態1 630の使用が暗黙的に示されることがあり、または、DCIがMIMO動作を示すとき、代替形態3 640の使用が暗黙的に示され得る。
いくつかの例では、UpPTSにおけるPUSCHの送信の間の周波数ホッピングは、UpPTSにおいて送信されるべき参照シンボルの数に少なくとも一部基づいて有効(または無効)にされ得る。図6を参照すると、周波数ホッピングは、1つだけの復調参照シンボルの送信を含む6シンボル期間のUpPTS625に対して有効にされないことがある(たとえば、代替形態1 630または代替形態2 635に対して、周波数ホッピング有効化ビットが周波数ホッピング無効状態に設定されることがあり、または送信されないことがある)。しかしながら、周波数ホッピングは、2つ以上の復調参照シンボルの送信を含む6シンボル期間のUpPTS625に対して有効にされることがある(たとえば、代替形態3 640に対して、周波数ホッピング有効化ビットが周波数ホッピング有効状態に設定されることももしくはされないこともあり、または送信されることがある)。
いくつかの例では、マルチクラスタリソース割振りが、UpPTSにおけるPUSCHに対してサポートされることがあり、またはされないことがある(たとえば、図6の代替形態1 630、代替形態2 635、または代替形態3 640のいずれかに対して、マルチクラスタリソース割振りがサポートされることがあり、またはサポートされないことがある)。
いくつかの例では、UpPTSにおけるPUSCHの送信の間の巡回シフトまたはOCCインデックスの使用は、UpPTSにおいて送信されるべき参照シンボルの数に少なくとも一部基づいて有効(または無効)にされ得る。図6を参照すると、巡回シフトまたはOCCインデックスの使用は、1つだけの復調参照シンボルの送信を含む6シンボル期間のUpPTS625に対して有効にされないことがある(たとえば、代替形態1 630または代替形態2 635に対して)。しかしながら、巡回シフトまたはOCCインデックスの使用は、2つ以上の復調参照シンボルの送信を含む6シンボル期間のUpPTS625に対して有効にされることがある(たとえば、代替形態3 640に対して)。
UpPTSにおけるPUSCHは、UEからのランダムアクセスプリアンブル(たとえば、ランダムアクセス手順のメッセージ1)の受信に応答して、ネットワークアクセスデバイスによってスケジューリングされることがあり、またはされないことがある。UpPTSにおけるPUSCHがUEからのランダムアクセスプリアンブルの受信に応答してスケジューリングされるとき、UpPTSにおけるPUSCHのためのスケジューリング情報は、ランダムアクセス応答メッセージ(たとえば、ランダムアクセス手順のメッセージ3)においてUEに送信され得る。
図7は、本開示の様々な態様による、ワイヤレス通信において使用するための装置715のブロック図700を示す。装置715は、図1を参照して説明されたUE115の1つまたは複数の態様の例であり得る。装置715はまた、プロセッサであることがあり、またはプロセッサを含むことがある。装置715は、受信機710、ワイヤレス通信マネージャ720、または送信機730を含み得る。これらの構成要素の各々は互いに通信していることがある。
装置715の構成要素は、ハードウェアにおいて適用可能な機能の一部またはすべてを実行するように適合された1つまたは複数の特定用途向け集積回路(ASIC)を使用して、個別にまたは集合的に実装され得る。代わりに、機能は、1つまたは複数の集積回路上で、1つまたは複数の他の処理ユニット(または、コア)によって実行され得る。他の例では、他の集積回路(たとえば、ストラクチャード/プラットフォームASIC、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、システムオンチップ(SoC)、および/または他のセミカスタムIC)が使用されることがあり、これらは、当技術分野で知られている任意の方法でプログラムされ得る。各構成要素の機能はまた、メモリの中で具現化されるとともに1つまたは複数の汎用プロセッサまたは特定用途向けプロセッサによって実行されるようにフォーマットされた命令を用いて、全体的にまたは部分的に実装され得る。
いくつかの例では、受信機710は、少なくとも1つの高周波帯域を通じて送信を受信するように動作可能な少なくとも1つの高周波(RF)受信機などの、少なくとも1つのRF受信機を含み得る。いくつかの例では、少なくとも1つの高周波帯域の1つまたは複数は、たとえば、図1、図2、図3、図4、図5、または図6を参照して説明されたように、LTE/LTE-A通信のために使用され得る。受信機710は、図1を参照して説明されたワイヤレス通信システム100の1つまたは複数の通信リンクなどの、ワイヤレス通信システムの1つまたは複数の通信リンクを通じて、様々なデータまたは制御信号(すなわち、送信)を受信するために使用され得る。
いくつかの例では、送信機730は、少なくとも1つの高周波帯域を通じて送信するように動作可能な少なくとも1つのRF送信機などの、少なくとも1つのRF送信機を含み得る。送信機730は、図1を参照して説明されたワイヤレス通信システム100の1つまたは複数の通信リンクなどの、ワイヤレス通信システムの1つまたは複数の通信リンクを介して、様々なデータまたは制御信号(すなわち、送信)を送信するために使用され得る。
いくつかの例では、ワイヤレス通信マネージャ720は、装置715のためのワイヤレス通信の1つまたは複数の態様を管理するために使用され得る。いくつかの例では、ワイヤレス通信マネージャ720の一部は、受信機710もしくは送信機730に組み込まれることがあり、またはそれらと共有されることがある。いくつかの例では、ワイヤレス通信マネージャ720は、PUSCH特定器735、UCIマネージャ740、またはPUSCH送信マネージャ745を含み得る。
PUSCH特定器735は、サブフレームのUpPTSにおいて送信すべきPUSCHを特定するために使用され得る。UCIマネージャ740は、UpPTSにおいてPUSCH上でUCIを送信するかどうかを決定するために使用され得る。PUSCH送信マネージャ745は、UCIマネージャ740によって行われる決定に少なくとも一部基づいて、UpPTSにおいてPUSCHを送信するために使用され得る。
図8は、本開示の様々な態様による、ワイヤレス通信において使用するためのワイヤレス通信マネージャ820のブロック図800を示す。ワイヤレス通信マネージャ820は、図7を参照して説明されたワイヤレス通信マネージャ720の態様の例であり得る。
ワイヤレス通信マネージャ820の構成要素は、ハードウェアにおいて適用可能な機能の一部またはすべてを実行するように適合された1つまたは複数のASICを使用して、個別にまたは集合的に実装され得る。代わりに、機能は、1つまたは複数の集積回路上の1つまたは複数の他の処理ユニット(または、コア)によって実行され得る。いくつかの他の例では、当技術分野で知られている任意の方法でプログラムされ得る他のタイプの集積回路(たとえば、ストラクチャード/プラットフォームASIC、FPGA、SoC、および/または他のタイプのセミカスタムIC)が使用され得る。各構成要素の機能はまた、メモリの中で具現化されるとともに1つまたは複数の汎用プロセッサまたは特定用途向けプロセッサによって実行されるようにフォーマットされた命令を用いて、全体的にまたは部分的に実装され得る。
いくつかの例では、ワイヤレス通信マネージャ820は、図1を参照して説明されたUE115のうちの1つまたは図7を参照して説明された装置715のうちの1つなどの、UEまたは装置のためのワイヤレス通信の1つまたは複数の態様を管理するために使用され得る。いくつかの例では、ワイヤレス通信マネージャ820の一部は、受信機もしくは送信機(たとえば、図7を参照して説明された受信機710または送信機730)に組み込まれることがあり、またはそれらと共有されることがある。いくつかの例では、ワイヤレス通信マネージャ820は、任意選択のランダムアクセスマネージャ850、任意選択のキャリアアグリゲーションマネージャ855、PUSCH特定器835、UCIマネージャ840、PUSCH送信マネージャ845、またはHARQマネージャ875を含み得る。PUSCH識別子は、PUSCHスケジューリングマネージャ860を含み得る。UCIマネージャ840は、任意選択のUCI CC選択器865を含み得る。PUSCH送信マネージャ845は、電力制御器870を含み得る。
ランダムアクセスマネージャ850は、何らかの条件のもとで、ランダムアクセスプリアンブルを送信するために使用され得る。
PUSCH特定器835は、サブフレームのUpPTSにおいて送信すべきPUSCHを特定するために使用され得る。
PUSCHスケジューリングマネージャ860は、UpPTSにおけるPUSCHのためのスケジューリング情報をTTIの間に受信するために使用され得る。TTIのタイミングは、ワイヤレス通信マネージャ820を含むUEのレイテンシ低減能力に少なくとも一部基づき得る。いくつかの例では、UEのレイテンシ低減能力は、スケジューリングタイミング低減能力、TTI時間長低減能力、またはそれらの組合せのうちの少なくとも1つを含み得る。いくつかの例では、スケジューリング情報がその中で受信されるTTIのタイミングは、UpPTSの少なくとも2サブフレーム前にある先頭の境界、またはUpPTSの少なくとも2.5サブフレーム前にある先頭の境界を含み得る。いくつかの例では、スケジューリング情報は、アップリンクサブフレームのために受信された少なくとも1つのUCIタイプ構成に対する第2のオフセットとは異なる第1のオフセットを含み得る。いくつかの例では、スケジューリング情報の一部またはすべてが、DCIシグナリングまたはRRCシグナリングにおいて受信され得る。いくつかの例では、PUSCHスケジューリングマネージャ860は、UpPTSにおけるPUSCHをスケジューリングするランダムアクセス応答メッセージを受信し得る。ランダムアクセス応答メッセージは、ランダムアクセスマネージャ850がランダムアクセスプリアンブルを送信することに応答して受信され得る。
いくつかの例では、PUSCHスケジューリングマネージャ860は、DCIを受信するために使用され得る。DCIは、受信されたスケジューリング情報の一部として受信され得る。いくつかの例では、PUSCHスケジューリングマネージャ860は、DCIに含まれる情報フィールドの状態、所定のCRCマスクによるDCIを含む制御チャネルのマスキング、所定の復号候補とのアップリンクグラントの関連付け、DCIのサイズ、DCIが受信されるサブフレームの識別子、DCIフォーマット、またはそれらの組合せに少なくとも一部基づいて、DCIにおいて受信されるUpPTSにおけるPUSCHのためのアップリンクグラントを特定し得る。いくつかの例では、PUSCHスケジューリングマネージャ860は、DCIのサイズを決定し得る。いくつかの例では、PUSCHスケジューリングマネージャ860は、UpPTSにおけるPUSCHのためのアップリンクグラントに対する少なくとも1つの復号候補をDCI内で特定し得る。少なくとも1つの復号候補は、DCIのサイズに少なくとも一部基づき得る。
キャリアアグリゲーションマネージャ855は、UpPTSにおけるPUSCHが第2のCC上で送信される間に、アップリンクTTIが少なくとも第1のCC上で送信されるようにスケジューリングされるかどうかを決定するために使用され得る。加えて、または代わりに、キャリアアグリゲーションマネージャ855は、キャリアアグリゲーションモードで動作するときに、UpPTSにおけるPUSCHが送信されるようにスケジューリングされるかどうかを決定するために使用され得る。
UCIマネージャ840は、UpPTSにおいてPUSCH上でUCIを送信するかどうかを決定するために使用され得る。いくつかの例では、UCIマネージャ840によって行われる決定は、キャリアアグリゲーションマネージャ855によって行われる決定のうちの1つに少なくとも一部基づき得る。たとえば、UCIマネージャ840は、アップリンクTTIが少なくとも第1のCCにおいて送信されるようにスケジューリングされると、キャリアアグリゲーションマネージャ855によって決定されるとき、UpPTSにおけるPUSCH上でUCIを送信すると決定し得る。いくつかの例では、UCIマネージャ840によって行われる決定は、キャリアアグリゲーションモードで動作するときに、UpPTSにおけるPUSCHが送信されるようにスケジューリングされるという決定に少なくとも一部基づき得る。たとえば、キャリアアグリゲーションモードで動作するとき、定期的なCSI、非定期的なCSI、UCI、またはそれらの組合せのうちの少なくとも1つを、UpPTSにおけるPUSCH上で送信しないという決定が、UCIマネージャ840によって行われ得る。キャリアアグリゲーションモードで動作するとき、UCIマネージャ840によって行われる決定は、加えて、または代わりに、UpPTSにおけるPUSCHと並列に、かつUpPTSにおいてPUSCHを搬送しないCC上で、定期的なCSI、非定期的なCSI、UCI、またはそれらの組合せのうちの少なくとも1つを送信すると決定することを含み得る。代わりに、キャリアアグリゲーションモードで動作しているとき、UpPTSにおいてPUSCH上で、定期的なCSI、非定期的なCSI、UCI、またはそれらの組合せのうちの少なくとも1つを送信するという決定が、UCIマネージャ840によって行われ得る。
UCI CC選択器865は、UCIを送信するためのCCを選択するために使用され得る。いくつかの例では、CCは、UpPTSにおいてPUSCHを搬送するCCを避けるようにCCの選択を偏らせる、CCの優先順位付けに少なくとも一部基づいて選択され得る。
電力制御器870は、TTIのための第1の電力制御パラメータを特定し、TTIのための第1の電力制御パラメータに少なくとも一部基づいてUpPTSにおけるPUSCHのための第2の電力制御パラメータを決定するために使用され得る。いくつかの例では、第2の電力制御パラメータは、第1の電力制御パラメータと第2の制御パラメータとの間の準静的な関係に少なくとも一部基づいて、またはUpPTSにおけるPUSCHの可変構造に少なくとも一部基づいて決定され得る。
PUSCH送信マネージャ845は、UCIマネージャ840によって行われる決定に少なくとも一部基づいて、UpPTSにおいてPUSCHを送信するために使用され得る。いくつかの例では、PUSCH送信マネージャ845が、加えて、または代わりに、UpPTSにおいて送信されるべき参照シンボルの数に少なくとも一部基づいて、UpPTSにおけるPUSCHの送信の間の周波数ホッピング、UpPTSにおけるPUSCHの送信の間のOCCの使用、またはそれらの組合せのうちの少なくとも1つを有効にするかどうかを決定するために使用され得る。
HARQマネージャ875は、HARQを管理するために使用され得る。いくつかの例では、HARQを管理することは、UpPTSにおけるPUSCHのためのアップリンクHARQおよびアップリンクTTIでのPUSCH送信のためのアップリンクHARQを別々に管理すること、UpPTSにおけるPUSCHのためのアップリンクHARQおよびアップリンクTTIでのPUSCH送信のためのアップリンクHARQを一緒に管理すること、または、UpPTSにおけるPUSCHのためのアップリンクHARQおよびアップリンクTTIでのPUSCH送信のためのアップリンクHARQを非同期的に受信することのうちの少なくとも1つを含み得る。
図9は、本開示の様々な態様による、ワイヤレス通信において使用するための装置905のブロック図900を示す。装置905は、図1を参照して説明された基地局105の1つまたは複数の態様などの、ネットワークアクセスデバイスの態様の例であり得る。装置905はまた、プロセッサであってよく、またはプロセッサを含んでよい。装置905は、受信機910、ワイヤレス通信マネージャ920、または送信機930を含み得る。これらの構成要素の各々は互いに通信していることがある。
装置905の構成要素は、ハードウェアにおいて適用可能な機能の一部またはすべてを実行するように適合された1つまたは複数のASICを使用して、個別にまたは集合的に実装され得る。代わりに、機能は、1つまたは複数の集積回路上で、1つまたは複数の他の処理ユニット(または、コア)によって実行され得る。他の例では、他の集積回路(たとえば、ストラクチャード/プラットフォームASIC、FPGA、SoC、および/または他のセミカスタムIC)が使用されることがあり、これらは、当技術分野で知られている任意の方法でプログラムされてもよい。各構成要素の機能はまた、メモリの中で具現化されるとともに1つまたは複数の汎用プロセッサまたは特定用途向けプロセッサによって実行されるようにフォーマットされた命令を用いて、全体的にまたは部分的に実装され得る。
いくつかの例では、受信機910は、少なくとも1つの高周波帯域を通じて送信を受信するように動作可能な少なくとも1つのRF受信機などの、少なくとも1つのRF受信機を含み得る。いくつかの例では、少なくとも1つの高周波帯域の1つまたは複数は、たとえば、図1、図2、図3、図4、図5、または図6を参照して説明されたように、LTE/LTE-A通信のために使用され得る。受信機910は、図1を参照して説明されたワイヤレス通信システム100の1つまたは複数の通信リンクなどの、ワイヤレス通信システムの1つまたは複数の通信リンクを通じて、様々なデータまたは制御信号(すなわち、送信)を受信するために使用され得る。
いくつかの例では、送信機930は、少なくとも1つの高周波帯域を通じて送信するように動作可能な少なくとも1つのRF送信機などの、少なくとも1つのRF送信機を含み得る。送信機930は、図1を参照して説明されたワイヤレス通信システム100の1つまたは複数の通信リンクなどの、ワイヤレス通信システムの1つまたは複数の通信リンクを介して、様々なデータまたは制御信号(すなわち、送信)を送信するために使用され得る。
いくつかの例では、ワイヤレス通信マネージャ920は、装置905のためのワイヤレス通信の1つまたは複数の態様を管理するために使用され得る。いくつかの例では、ワイヤレス通信マネージャ920の一部は、受信機910もしくは送信機930に組み込まれることがあり、またはそれらと共有されることがある。いくつかの例では、ワイヤレス通信マネージャ920は、UCIマネージャ935、PUSCHスケジューラ940、またはスケジューリング情報送信マネージャ945を含み得る。
UCIマネージャ935は、サブフレームのUpPTSにおいてPUSCH上でUCIの送信をスケジューリングするかどうかを決定するために使用され得る。PUSCHスケジューラ940は、UCIマネージャ935によって行われる決定に少なくとも一部基づいて、UpPTSにおいてPUSCHをスケジューリングするために使用され得る。スケジューリング情報送信マネージャ945は、UpPTSにおけるPUSCHのためのスケジューリング情報をUEに送信するために使用され得る。
図10は、本開示の様々な態様による、ワイヤレス通信において使用するためのワイヤレス通信マネージャ1020のブロック図1000を示す。ワイヤレス通信マネージャ1020は、図9を参照して説明されたワイヤレス通信マネージャ920の態様の例であり得る。
ワイヤレス通信マネージャ1020の構成要素は、ハードウェアにおいて適用可能な機能の一部またはすべてを実行するように適合された1つまたは複数のASICを使用して、個別にまたは集合的に実装され得る。代わりに、機能は、1つまたは複数の集積回路上の1つまたは複数の他の処理ユニット(または、コア)によって実行され得る。いくつかの他の例では、当技術分野で知られている任意の方法でプログラムされ得る他のタイプの集積回路(たとえば、ストラクチャード/プラットフォームASIC、FPGA、SoC、および/または他のタイプのセミカスタムIC)が使用され得る。各構成要素の機能はまた、メモリの中で具現化されるとともに1つまたは複数の汎用プロセッサまたは特定用途向けプロセッサによって実行されるようにフォーマットされた命令を用いて、全体的にまたは部分的に実装され得る。
いくつかの例では、ワイヤレス通信マネージャ1020は、図1を参照して説明された基地局105のうちの1つまたは図9を参照して説明された装置905のうちの1つなどの、ネットワークアクセスデバイスまたは装置のためのワイヤレス通信の1つまたは複数の態様を管理するために使用され得る。いくつかの例では、ワイヤレス通信マネージャ1020の一部は、受信機もしくは送信機(たとえば、図9を参照して説明された受信機910または送信機930)に組み込まれることがあり、またはそれらと共有されることがある。いくつかの例では、ワイヤレス通信マネージャ1020は、任意選択のランダムアクセスマネージャ1050、UCIマネージャ1035、PUSCHスケジューラ1040、スケジューリング情報送信マネージャ1045、またはHARQマネージャ1055を含み得る。
ランダムアクセスマネージャ1050はランダムアクセスプリアンブルを受信するために使用され得る。
UCIマネージャ1035は、サブフレームのUpPTSにおいてPUSCH上でUCIの送信をスケジューリングするかどうかを決定するために使用され得る。
PUSCHスケジューラ1040は、UCIマネージャ935によって行われる決定に少なくとも一部基づいて、UpPTSにおいてPUSCHをスケジューリングするために使用され得る。いくつかの例では、UpPTSにおけるPUSCHは、ランダムアクセスマネージャ1050がランダムアクセスプリアンブルを受信したことに応答してスケジューリングされ得る。いくつかの例では、PUSCHスケジューラ1040は、UpPTSにおけるPUSCHのためのスケジューリング情報に対する第1のオフセットを選択し得る。いくつかの例では、第1のオフセットは、アップリンクサブフレームのために選択された少なくとも1つのUCIタイプ構成に対する第2のオフセットとは異なり得る。
スケジューリング情報送信マネージャ1045は、UpPTSにおけるPUSCHのためのスケジューリング情報をUEに送信するために使用され得る。いくつかの例では、第1のオフセットはスケジューリング情報において示され得る。いくつかの例では、スケジューリング情報送信マネージャ1045は、UpPTSにおけるPUSCHのためのスケジューリング情報がその中で送信されるTTIのタイミングを選択し得る。TTIは、UEのレイテンシ低減能力に少なくとも一部基づいて選択され得る。いくつかの例では、UEのレイテンシ低減能力は、たとえば、スケジューリングタイミング低減能力、TTI時間長低減能力、またはそれらの組合せのうちの少なくとも1つを含み得る。いくつかの例では、スケジューリング情報がその中で送信されるTTIのタイミングは、UpPTSの少なくとも2サブフレーム前にある先頭の境界、またはUpPTSの少なくとも2.5サブフレーム前にある先頭の境界を含み得る。いくつかの例では、スケジューリング情報送信マネージャ1045はDCIをUEに送信し得る。いくつかの例では、スケジューリング情報送信マネージャ1045は、UpPTSにおけるPUSCHのためのアップリンクグラントがDCIの中に存在することを示し得る。この指示は、DCIに含まれる情報フィールドの状態、所定のCRCマスクによるDCIを含む制御チャネルのマスキング、所定の復号候補とのアップリンクグラントの関連付け、DCIのサイズ、DCIが受信されるサブフレームの識別子、DCIフォーマット、またはそれらの組合せに少なくとも一部基づき得る。
HARQマネージャ1055は、HARQを管理するために使用され得る。いくつかの例では、HARQを管理することは、UpPTSにおけるPUSCHのためのアップリンクHARQおよびアップリンクTTIでのPUSCH送信のためのアップリンクHARQを別々に管理すること、UpPTSにおけるPUSCHのためのアップリンクHARQおよびアップリンクTTIでのPUSCH送信のためのアップリンクHARQを一緒に管理すること、または、UpPTSにおけるPUSCHのためのアップリンクHARQおよびアップリンクTTIでのPUSCH送信のためのアップリンクHARQを非同期的に送信することのうちの少なくとも1つを含み得る。
図11は、本開示の様々な態様による、ワイヤレス通信において使用するためのUE1115のブロック図1100を示す。UE1115は、パーソナルコンピュータ(たとえば、ラップトップコンピュータ、ネットブックコンピュータ、タブレットコンピュータなど)、携帯電話、PDA、DVR、インターネットアプライアンス、ゲームコンソール、電子書籍リーダなどに含まれることがあり、またはそれらの一部であることがある。いくつかの例では、UE1115は、モバイル動作を容易にするために、小型バッテリーなどの内部電源(図示せず)を有し得る。いくつかの例では、UE1115は、図1を参照して説明されたUE115のうちの1つまたは複数の態様、または図7を参照して説明された装置715の態様の例であり得る。UE1115は、図1、図2、図3、図4、図5、図6、図7、または図8を参照して説明された、UEの特徴および機能の少なくともいくつかを実装するように構成され得る。
UE1115は、UEプロセッサ1110、UEメモリ1120、少なくとも1つのUEトランシーバ(UEトランシーバ1130によって代表される)、少なくとも1つのUEアンテナ(UEアンテナ1140によって代表される)、またはUEワイヤレス通信マネージャ1150を含み得る。これらの構成要素の各々は、1つまたは複数のバス1135を介して直接的または間接的に、互いに通信していることがある。
UEメモリ1120は、ランダムアクセスメモリ(RAM)、または読取り専用メモリ(ROM)を含み得る。UEメモリ1120は、実行されると、たとえば、サブフレームのUpPTSにおいて送信すべきPUSCHを特定すること、UpPTSにおいてPUSCH上でUCIを送信するかどうかを決定すること、および、その決定に少なくとも一部基づいてUpPTSにおいてPUSCHを送信することを含む、ワイヤレス通信に関して本明細書で説明された様々な機能をUEプロセッサ1110に実行させるように構成される、命令を含むコンピュータ可読のコンピュータ実行可能コード1125を記憶し得る。代わりに、コンピュータ実行可能コード1125は、UEプロセッサ1110によって直接実行可能ではないことがあるが、(たとえば、コンパイルされ実行されると)本明細書で説明された様々な機能をUE1115に実行させるように構成されることがある。
UEプロセッサ1110は、インテリジェントハードウェアデバイス、たとえば、中央演算処理装置(CPU)、マイクロコントローラ、ASICなどを含み得る。UEプロセッサ1110は、UEトランシーバ1130を通じて受信された情報、または、UEアンテナ1140を通じた送信のためにUEトランシーバ1130に送られるべき情報を処理し得る。UEプロセッサ1110は、単独で、またはUEワイヤレス通信マネージャ1150とともに、1つまたは複数の無線周波数スペクトル帯域を介して通信すること(または、それを介した通信を管理すること)の様々な態様を処理し得る。
UEトランシーバ1130は、パケットを変調し、変調されたパケットを送信のためにUEアンテナ1140に与え、かつアンテナ1140から受信されたパケットを復調するように構成されたモデムを含み得る。UEトランシーバ1130は、いくつかの例では、1つまたは複数の送信機および1つまたは複数の別個の受信機として実装され得る。UEトランシーバ1130は、1つまたは複数のワイヤレス通信リンクを通じた通信をサポートし得る。UEトランシーバ1130は、図1に参照して説明された基地局105の1つまたは複数、または図9を参照して説明された装置905などの、1つまたは複数のネットワークアクセスデバイスまたは他の装置と、UEアンテナ1140を介して双方向に通信するように構成され得る。UE1115は単一のUEアンテナを含み得るが、UE1115が複数のUEアンテナを含み得る例があってもよい。
UEワイヤレス通信マネージャ1150は、図1、図2、図3、図4、図5、図6、図7、または図8を参照して説明されたUEの特徴または機能の一部またはすべてを実行または制御するように構成され得る。UEワイヤレス通信マネージャ1150もしくはその一部が、プロセッサを含むことがあり、または、UEワイヤレス通信マネージャ1150の機能の一部もしくはすべてが、UEプロセッサ1110によって実行されることがあり、もしくはUEプロセッサ1110と連携して実行されることがある。いくつかの例では、UEワイヤレス通信マネージャ1150は、図7または図8を参照して説明されたワイヤレス通信マネージャ720または820の例であり得る。
図12は、本開示の様々な態様による、ワイヤレス通信において使用するための基地局1205(たとえば、eNBの一部またはすべてを形成する基地局)のブロック図1200を示す。いくつかの例では、基地局1205は、図1を参照して説明された基地局105のうちの1つまたは複数の態様、または図1を参照して説明された装置1105の態様の例であり得る。基地局1205は、図1、図2、図3、図4、図5、図6、図7、図8、図9、図10、図11、または図12を参照して説明された、ネットワークアクセスデバイスまたは基地局の特徴および機能の少なくとも一部を実装または支援するように構成され得る。
基地局1205は、基地局プロセッサ1210、基地局メモリ1220、(基地局トランシーバ1250によって代表される)少なくとも1つの基地局トランシーバ、(基地局アンテナ1255によって代表される)少なくとも1つの基地局アンテナ、または基地局ワイヤレス通信マネージャ1260を含み得る。基地局1205はまた、ネットワークアクセスデバイス通信器1230またはネットワーク通信器1240のうちの1つまたは複数を含み得る。これらの構成要素の各々は、1つまたは複数の基地局バス1235を通じて直接的または間接的に、互いに通信していることがある。
基地局メモリ1220は、RAMまたはROMを含み得る。基地局メモリ1220は、実行されると、基地局プロセッサ1210に、たとえば、サブフレームのUpPTSにおいてPUSCH上でUCIの送信をスケジューリングするかどうかを決定すること、その決定に少なくとも一部基づいてUpPTSにおいてPUSCHをスケジューリングすること、およびUpPTSにおけるPUSCHのためのスケジューリング情報をUEに送信することを含む、ワイヤレス通信に関する本明細書で説明された様々な機能を実行させるように構成される命令を含む、コンピュータ可読のコンピュータ実行可能コード1225を記憶し得る。代替的に、コンピュータ実行可能コード1225は、基地局プロセッサ1210によって直接実行可能ではないことがあるが、(たとえば、コンパイルされ実行されると)本明細書で説明された様々な機能を基地局1205に実行させるように構成されることがある。
基地局プロセッサ1210は、インテリジェントハードウェアデバイス、たとえば、CPU、マイクロコントローラ、ASICなどを含み得る。基地局プロセッサ1210は、基地局トランシーバ1250、ネットワークアクセスデバイス通信器1230、またはネットワーク通信器1240を通じて受信された情報を処理し得る。基地局プロセッサ1210はまた、基地局アンテナ1255を通じた送信のために基地局トランシーバ1250に送られるべき情報、1つまたは複数の他のネットワークアクセスデバイス(たとえば、基地局1205-aおよび基地局1205-b)への送信のためにネットワークアクセスデバイス通信器1230に送られるべき情報、または、図1を参照して説明されたコアネットワーク130の1つまたは複数の態様の例であり得る、コアネットワーク1290への送信のためにネットワーク通信器1240に送られるべき情報を処理し得る。基地局プロセッサ1210は、単独で、または基地局ワイヤレス通信マネージャ1260とともに、1つまたは複数の無線周波数スペクトル帯域を通じて通信すること(または、それを通じた通信を管理すること)の様々な態様を扱い得る。
基地局トランシーバ1250は、パケットを変調し、変調されたパケットを送信のために基地局アンテナ1255に与え、かつ基地局アンテナ1255から受信されたパケットを復調するように構成されるモデムを含み得る。基地局トランシーバ1250は、いくつかの例では、1つまたは複数の送信機および1つまたは複数の別個の受信機として実装され得る。基地局トランシーバ1250は、1つまたは複数のワイヤレス通信リンクを通じた通信をサポートし得る。基地局トランシーバ1250は、図1または図11を参照して説明されたUE115または1115のうちの1つまたは複数、または図7を参照して説明された装置715などの、1つまたは複数のUEまたは他の装置と、基地局アンテナ1255を介して双方向に通信するように構成され得る。たとえば、基地局1205は、複数の基地局アンテナ(たとえば、アンテナアレイ)を含み得る。基地局1205は、ネットワーク通信器1240を通じてコアネットワーク1290と通信し得る。基地局1205はまた、ネットワークアクセスデバイス通信器1230を使用して、基地局1205-aまたは基地局1205-bなどの他のネットワークアクセスデバイスと通信し得る。
基地局ワイヤレス通信マネージャ1260は、図1、図2、図3、図4、図5、図6、図9、または図10を参照して説明されたネットワークアクセスデバイスまたは基地局の特徴または機能の一部またはすべてを実行または制御するように構成され得る。基地局ワイヤレス通信マネージャ1260もしくはその一部がプロセッサを含むことがあり、または基地局ワイヤレス通信マネージャ1260の機能の一部もしくはすべてが、基地局プロセッサ1210によって実行されることがあり、もしくは基地局プロセッサ1210と連携して実行されることがある。いくつかの例では、基地局ワイヤレス通信マネージャ1260は、図9または図10を参照して説明されたワイヤレス通信マネージャ920または1020の例であり得る。
図13は、本開示の様々な態様による、UEにおけるワイヤレス通信のための方法1300の例を示すフローチャートである。明瞭にするために、方法1300は、図1もしくは図11を参照して説明されたUE115もしくは1115の1つもしくは複数の態様、または、図7を参照して説明された装置715の態様を含む、UEを参照して以下で説明される。いくつかの例では、UEは、以下で説明される機能を実行するようにUEの機能要素を制御するためのコードの、1つまたは複数のセットを実行し得る。加えて、または代わりに、UEは、以下で説明される機能のうちの1つまたは複数を、専用ハードウェアを使用して実行し得る。
ブロック1305において、方法1300は、サブフレームのUpPTSにおいて送信すべきPUSCHを特定するステップを含み得る。ブロック1305における動作は、図7もしくは図8を参照して説明されたワイヤレス通信マネージャ720もしくは820、図11を参照して説明されたUEワイヤレス通信マネージャ1150、または、図7もしくは図8を参照して説明されたPUSCH特定器735もしくは835を使用して実行され得る。
ブロック1310において、方法1300は、UpPTSにおいてPUSCH上でUCIを送信するかどうかを決定するステップを含み得る。ブロック1310における動作は、図7もしくは図8を参照して説明されたワイヤレス通信マネージャ720もしくは820、図11を参照して説明されたUEワイヤレス通信マネージャ1150、または、図7もしくは図8を参照して説明されたUCIマネージャ740もしくは840を使用して実行され得る。
ブロック1315において、方法1300は、ブロック1310において行われる決定に少なくとも一部基づいて、UpPTSにおいてPUSCHを送信するステップを含み得る。ブロック1315における動作は、図7もしくは図8を参照して説明されたワイヤレス通信マネージャ720もしくは820、図11を参照して説明されたUEワイヤレス通信マネージャ1150、または、図7もしくは図8を参照して説明されたPUSCH送信マネージャ745もしくは845を使用して実行され得る。
図14は、本開示の様々な態様による、UEにおけるワイヤレス通信のための方法1400の例を示すフローチャートである。明瞭にするために、方法1400は、図1もしくは図11を参照して説明されたUE115もしくは1115の1つもしくは複数の態様、または、図7を参照して説明された装置715の態様を含む、UEを参照して以下で説明される。いくつかの例では、UEは、以下で説明される機能を実行するようにUEの機能要素を制御するためのコードの、1つまたは複数のセットを実行し得る。加えて、または代わりに、UEは、以下で説明される機能のうちの1つまたは複数を、専用ハードウェアを使用して実行し得る。
ブロック1405において、方法1400は任意選択で、ランダムアクセスプリアンブルを送信するステップを含み得る。ブロック1405における動作は、図7もしくは図8を参照して説明されたワイヤレス通信マネージャ720もしくは820、図11を参照して説明されたUEワイヤレス通信マネージャ1150、または、図8を参照して説明されたランダムアクセスマネージャ850を使用して実行され得る。
ブロック1410、1415、または1420の1つまたは複数において、方法1400は、サブフレームのUpPTSにおいて送信すべきPUSCHを特定するステップを含み得る。ブロック1410において、方法1400は、UpPTSにおけるPUSCHのためのスケジューリング情報をTTIの間に受信するステップを含み得る。TTIのタイミングは、UEのレイテンシ低減能力に少なくとも一部基づき得る。いくつかの例では、UEのレイテンシ低減能力は、たとえば、スケジューリングタイミング低減能力、TTI時間長低減能力、またはそれらの組合せのうちの少なくとも1つを含み得る。いくつかの例では、スケジューリング情報がその中で受信されるTTIのタイミングは、UpPTSの少なくとも2サブフレーム前にある先頭の境界、またはUpPTSの少なくとも2.5サブフレーム前にある先頭の境界を含み得る。いくつかの例では、スケジューリング情報は、アップリンクサブフレームのために受信された少なくとも1つのUCIタイプ構成に対する第2のオフセットとは異なる第1のオフセットを含み得る。いくつかの例では、スケジューリング情報の一部またはすべてが、DCIシグナリングまたはRRCシグナリングにおいて受信され得る。いくつかの例では、ブロック1410における動作は、UpPTSにおけるPUSCHをスケジューリングするランダムアクセス応答メッセージを受信するステップを含み得る。ランダムアクセス応答メッセージは、ブロック1405においてランダムアクセスプリアンブルを送信したことに応答して受信され得る。ブロック1410における動作は、図7もしくは図8を参照して説明されたワイヤレス通信マネージャ720もしくは820、図11を参照して説明されたUEワイヤレス通信マネージャ1150、図7もしくは図8を参照して説明されたPUSCH特定器735もしくは835、または、図8を参照して説明されたPUSCHスケジューリングマネージャ860を使用して実行され得る。
ブロック1415において、方法1400はDCIを受信するステップを含み得る。いくつかの例では、DCIは、ブロック1410においてスケジューリング情報を受信することの一部として受信され得る。いくつかの例では、ブロック1415における動作は、DCIに含まれる情報フィールドの状態、所定のCRCマスクによるDCIを含む制御チャネルのマスキング、所定の復号候補とのアップリンクグラントの関連付け、DCIのサイズ、DCIが受信されるサブフレームの識別子、DCIフォーマット、またはそれらの組合せに少なくとも一部基づいて、DCIにおいて受信されるUpPTSにおけるPUSCHのためのアップリンクグラントを特定するステップを含み得る。いくつかの例では、ブロック1415における動作は、DCIのサイズを決定するステップを含み得る。いくつかの例では、ブロック1415における動作は、UpPTSにおけるPUSCHのためのアップリンクグラントに対する少なくとも1つの復号候補をDCI内で特定するステップを含み得る。少なくとも1つの復号候補は、DCIのサイズに少なくとも一部基づき得る。ブロック1415における動作は、図7もしくは図8を参照して説明されたワイヤレス通信マネージャ720もしくは820、図11を参照して説明されたUEワイヤレス通信マネージャ1150、図7もしくは図8を参照して説明されたPUSCH特定器735もしくは835、または、図8を参照して説明されたPUSCHスケジューリングマネージャ860を使用して実行され得る。
ブロック1420において、方法1400は任意選択で、UpPTSにおけるPUSCHが第2のCC上で送信される間にアップリンクTTIが少なくとも第1のCC上で送信されるようにスケジューリングされるかどうかを決定するステップ、または、キャリアアグリゲーションモードで動作するときにUpPTSにおけるPUSCHが送信されるようにスケジューリングされるかどうかを決定するステップを含み得る。ブロック1420における動作は、図7もしくは図8を参照して説明されたワイヤレス通信マネージャ720もしくは820、図11を参照して説明されたUEワイヤレス通信マネージャ1150、または、図8を参照して説明されたキャリアアグリゲーションマネージャ855を使用して実行され得る。
ブロック1425において、方法1400は、UpPTSにおいてPUSCH上でUCIを送信するかどうかを決定するステップを含み得る。いくつかの例では、ブロック1425において行われる決定は、ブロック1420において行われる決定のうちの1つに少なくとも一部基づき得る。たとえば、方法1400は、アップリンクTTIが少なくとも第1のCCにおいて送信されるようにスケジューリングされるとブロック1420において決定されるとき、UpPTSにおけるPUSCH上でUCIを送信すると決定するステップを含み得る。いくつかの例では、ブロック1425において行われる決定は、キャリアアグリゲーションモードで動作するときに、UpPTSにおけるPUSCHが送信されるようにスケジューリングされると決定したことに少なくとも一部基づき得る。たとえば、キャリアアグリゲーションモードで動作するとき、定期的なCSI、非定期的なCSI、UCI、またはそれらの組合せのうちの少なくとも1つを、UpPTSにおけるPUSCH上で送信しないという決定が、ブロック1425において行われ得る。キャリアアグリゲーションモードで動作しているとき、ブロック1425において行われる決定は、加えて、または代わりに、UpPTSにおけるPUSCHと並列に、かつUpPTSにおいてPUSCHを搬送しないCC上で、定期的なCSI、非定期的なCSI、UCI、またはそれらの組合せのうちの少なくとも1つを送信すると決定することを含み得る。代わりに、キャリアアグリゲーションモードで動作しているとき、UpPTSにおいてPUSCH上で、定期的なCSI、非定期的なCSI、UCI、またはそれらの組合せのうちの少なくとも1つを送信するという決定が、ブロック1425において行われ得る。ブロック1425における動作は、図7もしくは図8を参照して説明されたワイヤレス通信マネージャ720もしくは820、図11を参照して説明されたUEワイヤレス通信マネージャ1150、または、図7もしくは図8を参照して説明されたUCIマネージャ740もしくは840を使用して実行され得る。
ブロック1430において、方法1400は任意選択で、UCIを送信するためのCCを選択するステップを含み得る。いくつかの例では、CCは、UpPTSにおいてPUSCHを搬送するCCを避けるようにCCの選択を偏らせる、CCの優先順位付けに少なくとも一部基づいて選択され得る。ブロック1430における動作は、図7もしくは図8を参照して説明されたワイヤレス通信マネージャ720もしくは820、図11を参照して説明されたUEワイヤレス通信マネージャ1150、図7もしくは図8を参照して説明されたUCIマネージャ740もしくは840、または、図8を参照して説明されたUCI CC選択器865を使用して実行され得る。
ブロック1435において、方法1400は任意選択で、UpPTSにおいて送信されるべき参照シンボルの数に少なくとも一部基づいて、UpPTSにおけるPUSCHの送信の間の周波数ホッピング、UpPTSにおけるPUSCHの送信の間のOCCの使用、またはそれらの組合せのうちの少なくとも1つを有効にするかどうかを決定するステップを含み得る。ブロック1435における動作は、図7もしくは図8を参照して説明されたワイヤレス通信マネージャ720もしくは820、図11を参照して説明されたUEワイヤレス通信マネージャ1150、または、図7もしくは図8を参照して説明されたPUSCH送信マネージャ745もしくは845を使用して実行され得る。
ブロック1440において、方法1400は任意選択で、TTIのための第1の電力制御パラメータを特定するステップを含み得る。ブロック1425における動作は、図7もしくは図8を参照して説明されたワイヤレス通信マネージャ720もしくは820、図11を参照して説明されたUEワイヤレス通信マネージャ1140、図7もしくは図8を参照して説明されたPUSCH送信マネージャ745もしくは845、または、図8を参照して説明された電力制御器870を使用して実行され得る。
ブロック1445において、方法1400は任意選択で、TTIのための第1の電力制御パラメータに少なくとも一部基づいてUpPTSにおけるPUSCHのための第2の電力制御パラメータを決定するステップを含み得る。いくつかの例では、第2の電力制御パラメータは、第1の電力制御パラメータと第2の制御パラメータとの間の準静的な関係に少なくとも一部基づいて、またはUpPTSにおけるPUSCHの可変構造に少なくとも一部基づいて決定され得る。ブロック1425における動作は、図7もしくは図8を参照して説明されたワイヤレス通信マネージャ720もしくは820、図11を参照して説明されたUEワイヤレス通信マネージャ1145、図7もしくは図8を参照して説明されたPUSCH送信マネージャ745もしくは845、または、図8を参照して説明された電力制御器870を使用して実行され得る。
ブロック1450において、方法1400は、ブロック1425において行われる決定に少なくとも一部基づいて、UpPTSにおいてPUSCHを送信するステップを含み得る。ブロック1450における動作は、図7もしくは図8を参照して説明されたワイヤレス通信マネージャ720もしくは820、図11を参照して説明されたUEワイヤレス通信マネージャ1150、または、図7もしくは図8を参照して説明されたPUSCH送信マネージャ745もしくは845を使用して実行され得る。
ブロック1455において、方法1400はHARQを管理するステップを含み得る。いくつかの例では、HARQを管理することは、UpPTSにおけるPUSCHのためのアップリンクHARQおよびアップリンクTTIでのPUSCH送信のためのアップリンクHARQを別々に管理すること、UpPTSにおけるPUSCHのためのアップリンクHARQおよびアップリンクTTIでのPUSCH送信のためのアップリンクHARQを一緒に管理すること、または、UpPTSにおけるPUSCHのためのアップリンクHARQおよびアップリンクTTIでのPUSCH送信のためのアップリンクHARQを非同期的に受信することのうちの少なくとも1つを含み得る。ブロック1455における動作は、図7もしくは図8を参照して説明されたワイヤレス通信マネージャ720もしくは820、図11を参照して説明されたUEワイヤレス通信マネージャ1150、または、図8を参照して説明されたHARQマネージャ875を使用して実行され得る。
図15は、本開示の様々な態様による、ネットワークアクセスデバイス(たとえば、基地局)におけるワイヤレス通信のための方法1500の例を示すフローチャートである。明瞭にするために、方法1500は、図1もしくは図12を参照して説明された基地局105もしくは1205の1つまたは複数の態様、または、図9を参照して説明された装置905の態様を含む、ネットワークアクセスデバイスを参照して以下で説明される。いくつかの例では、基地局は、以下で説明される機能を実行するように、基地局の機能要素を制御するためのコードの1つまたは複数のセットを実行し得る。加えて、または代わりに、基地局は、専用ハードウェアを使用して以下で説明される機能のうちの1つまたは複数を実行し得る。
ブロック1505において、方法1500は、サブフレームのUpPTSにおいてPUSCH上でUCIの送信をスケジューリングするかどうかを決定するステップを含み得る。ブロック1505における動作は、図9もしくは図10を参照して説明されたワイヤレス通信マネージャ920もしくは1020、図12を参照して説明された基地局ワイヤレス通信マネージャ1260、または、図9もしくは図10を参照して説明されたUCIマネージャ935もしくは1035を使用して実行され得る。
ブロック1510において、方法1500は、その決定に少なくとも一部基づいて、UpPTSにおいてPUSCHをスケジューリングするステップを含み得る。ブロック1510における動作は、図9もしくは図10を参照して説明されたワイヤレス通信マネージャ920もしくは1020、図12を参照して説明された基地局ワイヤレス通信マネージャ1260、または、図9もしくは図10を参照して説明されたPUSCHスケジューラ940もしくは1040を使用して実行され得る。
ブロック1515において、方法1500は、UpPTSにおけるPUSCHのためのスケジューリング情報をUEに送信するステップを含み得る。ブロック1515における動作は、図9もしくは図10を参照して説明されたワイヤレス通信マネージャ920もしくは1020、図12を参照して説明された基地局ワイヤレス通信マネージャ1260、または、図9もしくは図10を参照して説明されたスケジューリング情報送信マネージャ945もしくは1045を使用して実行され得る。
図16は、本開示の様々な態様による、ネットワークアクセスデバイス(たとえば、基地局)におけるワイヤレス通信のための方法1600の例を示すフローチャートである。明瞭にするために、方法1600は、図1もしくは図12を参照して説明された基地局105もしくは1205の1つまたは複数の態様、または、図9を参照して説明された装置905の態様を含む、ネットワークアクセスデバイスを参照して以下で説明される。いくつかの例では、基地局は、以下で説明される機能を実行するように、基地局の機能要素を制御するためのコードの1つまたは複数のセットを実行し得る。加えて、または代わりに、基地局は、専用ハードウェアを使用して以下で説明される機能のうちの1つまたは複数を実行し得る。
ブロック1605において、方法1600は任意選択で、ランダムアクセスプリアンブルを受信するステップを含み得る。ブロック1605における動作は、図9もしくは図10を参照して説明されたワイヤレス通信マネージャ920もしくは1020、図12を参照して説明された基地局ワイヤレス通信マネージャ1260、または、図10を参照して説明されたランダムアクセスマネージャ1050を使用して実行され得る。
ブロック1610において、方法1600は、サブフレームのUpPTSにおいてPUSCH上でUCIの送信をスケジューリングするかどうかを決定するステップを含み得る。ブロック1610における動作は、図9もしくは図10を参照して説明されたワイヤレス通信マネージャ920もしくは1020、図12を参照して説明された基地局ワイヤレス通信マネージャ1260、または、図9もしくは図10を参照して説明されたUCIマネージャ935もしくは1035を使用して実行され得る。
ブロック1615において、方法1600は、ブロック1610において行われる決定に少なくとも一部基づいて、UpPTSにおいてPUSCHをスケジューリングするステップを含み得る。いくつかの例では、UpPTSにおけるPUSCHは、ブロック1605におけるランダムアクセスプリアンブルの受信に応答してスケジューリングされ得る。いくつかの例では、スケジューリング情報の一部またはすべてが、DCIシグナリングまたはRRCシグナリングにおいて送信され得る。ブロック1615における動作は、図9もしくは図10を参照して説明されたワイヤレス通信マネージャ920もしくは1020、図12を参照して説明された基地局ワイヤレス通信マネージャ1260、または、図9もしくは図10を参照して説明されたPUSCHスケジューラ940もしくは1040を使用して実行され得る。
ブロック1620において、方法1600は任意選択で、UpPTSにおけるPUSCHのためのスケジューリング情報のための第1のオフセットを選択するステップを含み得る。いくつかの例では、第1のオフセットは、アップリンクサブフレームのために選択された少なくとも1つのUCIタイプ構成に対する第2のオフセットとは異なり得る。ブロック1620における動作は、図9もしくは図10を参照して説明されたワイヤレス通信マネージャ920もしくは1020、図12を参照して説明された基地局ワイヤレス通信マネージャ1260、または、図9もしくは図10を参照して説明されたPUSCHスケジューラ940もしくは1040を使用して実行され得る。
ブロック1625において、方法1600は任意選択で、UpPTSにおけるPUSCHのためのスケジューリング情報がその中で送信されるべきであるTTIのタイミングを選択するステップを含み得る。TTIは、UEのレイテンシ低減能力に少なくとも一部基づいて選択され得る。いくつかの例では、UEのレイテンシ低減能力は、たとえば、スケジューリングタイミング低減能力、TTI時間長低減能力、またはそれらの組合せのうちの少なくとも1つを含み得る。いくつかの例では、スケジューリング情報がその中で送信されるTTIのタイミングは、UpPTSの少なくとも2サブフレーム前にある先頭の境界、またはUpPTSの少なくとも2.5サブフレーム前にある先頭の境界を含み得る。ブロック1625における動作は、図9もしくは図10を参照して説明されたワイヤレス通信マネージャ920もしくは1020、図12を参照して説明された基地局ワイヤレス通信マネージャ1260、または、図9もしくは図10を参照して説明されたスケジューリング情報送信マネージャ945もしくは1045を使用して実行され得る。
ブロック1630において、方法1600は、UpPTSにおけるPUSCHのためのスケジューリング情報をUEに送信するステップを含み得る。いくつかの例では、第1のオフセットはスケジューリング情報において示され得る。ブロック1630における動作は、図9もしくは図10を参照して説明されたワイヤレス通信マネージャ920もしくは1020、図12を参照して説明された基地局ワイヤレス通信マネージャ1260、または、図9もしくは図10を参照して説明されたスケジューリング情報送信マネージャ945もしくは1045を使用して実行され得る。
ブロック1635において、方法1600はDCIをUEに送信するステップを含み得る。いくつかの例では、DCIは、ブロック1630において送信されるスケジューリング情報の一部として送信され得る。いくつかの例では、方法1600は、UpPTSにおけるPUSCHのためのアップリンクグラントがDCIの中に存在することを示すステップを含み得る。この指示は、DCIに含まれる情報フィールドの状態、所定のCRCマスクによるDCIを含む制御チャネルのマスキング、所定の復号候補とのアップリンクグラントの関連付け、DCIのサイズ、DCIが受信されるサブフレームの識別子、DCIフォーマット、またはそれらの組合せに少なくとも一部基づき得る。ブロック1635における動作は、図9もしくは図10を参照して説明されたワイヤレス通信マネージャ920もしくは1020、図12を参照して説明された基地局ワイヤレス通信マネージャ1260、または、図9もしくは図10を参照して説明されたスケジューリング情報送信マネージャ945もしくは1045を使用して実行され得る。
ブロック1640において、方法1600はHARQを管理するステップを含み得る。いくつかの例では、HARQを管理することは、UpPTSにおけるPUSCHのためのアップリンクHARQおよびアップリンクTTIでのPUSCH送信のためのアップリンクHARQを別々に管理すること、UpPTSにおけるPUSCHのためのアップリンクHARQおよびアップリンクTTIでのPUSCH送信のためのアップリンクHARQを一緒に管理すること、または、UpPTSにおけるPUSCHのためのアップリンクHARQおよびアップリンクTTIでのPUSCH送信のためのアップリンクHARQを非同期的に送信することのうちの少なくとも1つを含み得る。ブロック1640における動作は、図9もしくは図10を参照して説明されたワイヤレス通信マネージャ920もしくは1020、図12を参照して説明された基地局ワイヤレス通信マネージャ1260、または、図10を参照して説明されたHARQマネージャ1055を使用して実行され得る。
本明細書で説明された技法は、CDMA、TDMA、FDMA、OFDMA、SC-FDMA、および他のシステムなどの様々なワイヤレス通信システムのために使用され得る。「システム」および「ネットワーク」という用語は、しばしば、互換的に使用される。CDMAシステムは、CDMA2000、Universal Terrestrial Radio Access(UTRA)などの無線技術を実装し得る。CDMA2000は、IS-2000、IS-95およびIS-856標準規格をカバーする。IS-2000リリース0およびAは、CDMA2000 1X、1Xなどと呼ばれることがある。IS-856(TIA-856)は、CDMA2000 1xEV-DO、High Rate Packet Data(HRPD)などと呼ばれることがある。UTRAは、ワイドバンドCDMA(WCDMA(登録商標))、およびCDMAの他の変形を含む。TDMAシステムは、Global System for Mobile Communications(GSM(登録商標))などの無線技術を実装し得る。OFDMAシステムは、Ultra Mobile Broadband(UMB)、Evolved UTRA(E-UTRA)、IEEE802.11(Wi-Fi)、IEEE802.16(WiMAX)、IEEE802.20、Flash-OFDM(商標)などの無線技術を実装し得る。UTRAおよびE-UTRAは、Universal Mobile Telecommunication System(UMTS)の一部である。3GPP LTEおよびLTE-Aは、E-UTRAを使用するUMTSの新しいリリースである。UTRA、E-UTRA、UMTS、LTE、LTE-A、およびGSM(登録商標)は、3GPPと称する組織からの文書に記載されている。CDMA2000およびUMBは、「第3世代パートナーシッププロジェクト2」(3GPP2)と称する団体からの文書に記載されている。本明細書で説明された技法は、免許不要帯域幅または共有帯域幅を介したセルラー(たとえば、LTE)通信を含む、上述のシステムおよび無線技術、ならびに他のシステムおよび無線技術のために使用され得る。しかしながら、上の説明は、例としてLTE/LTE-Aシステムを説明し、上の説明の大部分においてLTE用語が使用されるが、技法はLTE/LTE-A適用例以外に適用可能である。
添付の図面に関して上に記載された発明を実施するための形態は、例について説明しており、実装され得る例、または特許請求の範囲内にある例のすべてを表すとは限らない。この説明で使用される「例」および「例示的」という用語は、「例、事例、または例示として機能すること」を意味し、「好ましい」または「他の例よりも有利である」ことを意味しない。発明を実施するための形態は、説明された技法の理解を可能にする目的で、具体的な詳細を含む。しかしながら、これらの技法は、これらの具体的な詳細を伴うことなく実践されることがある。いくつかの事例では、説明された例の概念を不明瞭にすることを回避するために、よく知られている構造および装置がブロック図の形態で示される。
情報および信号は、様々な異なる技術および技法のいずれかを使用して表され得る。たとえば、上の説明全体にわたって参照され得るデータ、命令、コマンド、情報、信号、ビット、シンボル、およびチップは、電圧、電流、電磁波、磁場もしくは磁気粒子、光場もしくは光粒子、またはそれらの任意の組合せによって表され得る。
本明細書の開示に関して説明された様々な例示的なブロックおよび構成要素は、汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、ASIC、FPGAもしくは他のプログラマブル論理デバイス、個別ゲートもしくトランジスタ論理、個別ハードウェア構成要素、または本明細書で説明された機能を実行するように設計されたそれらの任意の組合せを用いて実装または実行され得る。汎用プロセッサはマイクロプロセッサであってよいが、代わりに、プロセッサは、任意の従来のプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、またはステートマシンであってよい。プロセッサはまた、コンピューティングデバイスの組合せ(たとえば、DSPとマイクロプロセッサとの組合せ、複数のマイクロプロセッサ、DSPコアと連携する1つもしくは複数のマイクロプロセッサ、または他の任意のそのような構成)として実装され得る。
本明細書で説明された機能は、ハードウェア、プロセッサによって実行されるソフトウェア、ファームウェア、またはそれらの任意の組合せとして実装され得る。プロセッサによって実行されるソフトウェアで実装される場合、機能は、1つまたは複数の命令またはコードとして、コンピュータ可読媒体上に記憶されてよく、またはコンピュータ可読媒体を介して送信されてよい。他の例および実装形態が、本開示および添付の特許請求の範囲内および趣旨内にある。たとえば、ソフトウェアの性質に起因して、上で説明された機能は、プロセッサによって実行されるソフトウェア、ハードウェア、ファームウェア、ハードワイヤリング、またはこれらのいずれかの組合せを使用して実装され得る。機能を実装する特徴は、機能の部分が異なる物理的位置において実装されるように分散されることを含めて、様々な位置に物理的に配置され得る。特許請求の範囲内を含む、本明細書で使用される「および/または」という用語は、2つ以上の項目の列挙において使用されるとき、列挙される項目のうちのいずれか1つが単独で利用され得ること、または列挙される項目のうちの2つ以上の任意の組合せが利用され得ることを意味する。たとえば、組成が構成要素A、B、および/またはCを含むものとして説明される場合、組成は、Aのみ、Bのみ、Cのみ、AとBとの組合せ、AとCとの組合せ、BとCとの組合せ、またはAとBとCとの組合せを含み得る。特許請求の範囲を含めて、本明細書で使用される場合、項目の列挙(たとえば、「のうちの少なくとも1つ」または「のうちの1つまたは複数」などの句で終わる項目の列挙)中で使用される「または」は、たとえば、項目の列挙「のうちの少なくとも1つ」を指す句が単一のメンバーを含むそれらの項目の任意の組合せを指すような包含的列挙を示す。例として、「A、B、またはCのうちの少なくとも1つ」は、A、B、C、A-B、A-C、B-C、およびA-B-C、ならびに複数の同じ要素を有する任意の組合せ(たとえば、A-A、A-A-A、A-A-B、A-A-C、A-B-B、A-C-C、B-B、B-B-B、B-B-C、C-C、およびC-C-C、または任意の他の順序のA、B、およびC)を包含するものとする。本明細書で使用される、「に基づいて」という句は、条件の閉集合を指すものと見なされるべきではない。たとえば、「条件Aに基づいて」として説明される例示的なステップは、本開示の範囲から逸脱することなく、条件Aと条件Bの両方に基づいてもよい。言い換えれば、本明細書で使用される「に基づいて」という句は、「に少なくとも一部基づいて」という句と同様に解釈されるものとする。
コンピュータ可読媒体は、非一時的コンピュータ記憶媒体と、ある場所から別の場所へのコンピュータプログラムの転送を容易にする任意の媒体を含む通信媒体の両方を含む。非一時的記憶媒体は、汎用または専用コンピュータによってアクセスされ得る任意の利用可能な媒体であり得る。限定ではなく例として、非一時的コンピュータ可読媒体は、RAM、ROM、電気的消去可能プログラマブル読取り専用メモリ(EEPROM)、コンパクトディスク(CD)ROMまたは他の光ディスクストレージ、磁気ディスクストレージまたは他の磁気ストレージデバイス、あるいは、命令またはデータ構造の形態の所望のプログラムコード手段を搬送もしくは記憶するために使用され、汎用コンピュータもしくは専用コンピュータまたは汎用プロセッサもしくは専用プロセッサによってアクセスされ得る、任意の他の非一時的媒体を備え得る。また、いかなる接続も適切にコンピュータ可読媒体と呼ばれる。たとえば、ソフトウェアが、同軸ケーブル、光ファイバケーブル、ツイストペア、デジタル加入者線(「DSL」)、または、赤外線、無線、およびマイクロ波などのワイヤレス技術を使用してウェブサイト、サーバ、または他のリモートソースから送信される場合、同軸ケーブル、光ファイバケーブル、ツイストペア、DSL、または、赤外線、無線、およびマイクロ波などのワイヤレス技術は、媒体の定義に含まれる。本明細書で使用されるディスク(disk)およびディスク(disc)は、CD、レーザーディスク(登録商標)(disc)、光ディスク(disc)、デジタル多用途ディスク(disc)(DVD)、フロッピーディスク(disk)およびBlu-ray(登録商標)ディスク(disc)を含み、ここで、ディスク(disk)は、通常、データを磁気的に再生し、ディスク(disc)は、データをレーザーで光学的に再生する。上記の組合せも、コンピュータ可読媒体の範囲内に含まれる。
本開示の以上の説明は、当業者が本開示を作成または使用できるように与えられる。本開示の様々な変更が当業者には容易に明らかとなり、本明細書で定義される一般原理は、本開示の範囲から逸脱することなく他の変形に適用され得る。したがって、本開示は、本明細書で説明された例および設計に限定されるものではなく、本明細書で開示される原理および新規の技法と一致する最も広い範囲が与えられるべきである。