JP7184673B2 - 多段カスケードポンプ装置、及び多段カスケードポンプ装置の羽根車隙間調整方法 - Google Patents
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Description
(2)上記(1)に記載された多段カスケードポンプ装置であって、前記電動機は、前記多段カスケードポンプとケーシングの内部が連通し、該ケーシングの内部に前記流体が流通するキャンドモータであってもよい。
(3)上記(2)に記載された多段カスケードポンプ装置であって、前記キャンドモータは、樹脂でモールドされたステータを有してもよい。
(4)上記(3)に記載された多段カスケードポンプ装置であって、前記ステータは、コイルと、前記コイルが巻き掛けられた複数のスロットを有するステータコアと、を有し、前記スロットの隙間は、前記樹脂によって充填され、前記スロットの隙間を充填する前記樹脂には、軸方向に貫通する流体流通孔が形成されていてもよい。
(5)上記(2)~(4)のいずれか一つに記載された多段カスケードポンプ装置であって、前記ケーシングの内部に流通した前記流体を、前記多段カスケードポンプに戻す戻し流路が形成されていてもよい。
(6)上記(1)~(5)のいずれか一つに記載された多段カスケードポンプ装置であって、前記多段カスケードポンプは、回転軸に沿ってそれぞれ移動可能、且つ、該回転軸と一体で回転可能に設けられた複数の羽根車を有し、前記複数の羽根車ごとに、前記羽根車の前記電動機側に設けられ、前記回転軸に対し前記羽根車を前記反電動機側に付勢する付勢部と、前記羽根車の前記反電動機側に設けられ、前記回転軸に沿った前記反電動機側への前記羽根車の移動を規制する規制部と、が設けられていてもよい。
(8)上記(7)に記載された多段カスケードポンプ装置の羽根車隙間調整方法であって、前記羽根車の隙間調整は、前記電動機側に配置された羽根車から、前記反電動機側に配置された羽根車に向かって順に行ってもよい。
図1に示すように、多段カスケードポンプ装置1は、多段カスケードポンプ2と、電動機3と、を有し、多段カスケードポンプ2と電動機3とが、回転軸10が延びる軸方向において接続されている。なお、以下の説明では、多段カスケードポンプ2が3段で流体を昇圧する形態を例示するが、多段カスケードポンプ2が2段や4段以上で流体を昇圧する形態であっても構わない。
図2に示すように、羽根車11(11a)は、周縁部に多数の溝11Aが切られた円板状に形成されており、その周縁部によって、ポンプ室20(20a)に存在する水を、ほぼ1回転させながら昇圧させるものである。
図3に示すように、ケーシング22b(中圧段)では、ポンプ室20bの吸込口20A及び吐出口20Bが、上述した閉塞板26によって閉塞されている。また、ケーシング22bでは、ポンプ室20bの上流側に接続流路21abが形成され、ポンプ室20bの下流側に接続流路21bcが形成されている。接続流路21bcは、高圧段のケーシング22cのポンプ室20cと連通している。
図4に示すように、ケーシング22c(高圧段)では、ポンプ室20bの吸込口20Aが、上述した閉塞板26によって閉塞されている。一方、ケーシング22aの吐出口20Bは、閉塞されておらず、多段カスケードポンプ2の吐出口2bとなっている。また、ケーシング22cでは、ポンプ室20cの上流側に接続流路21bcが形成されている。
図5に示すように、ステータコア61は、ケーシング50の内周面に沿って環状に形成されたヨーク61aと、ヨーク61aから径方向内側に突出する複数のティース61b(突極)と、を有している。ヨーク61aの外周面には、ケーシング50に対して周方向の位置決めするための位置決め溝61a1が形成されている。
図6は、一実施形態に係る多段カスケードポンプ装置1の羽根車隙間調整方法を説明するための図である。
このように本手法によれば、複数の羽根車11のそれぞれの側面17、18の隙間の管理が可能であり、性能の低下を抑制できる。
したがって、電動機側で回転軸10を軸封する軸封装置を耐圧構造とすることなく運転が可能な多段カスケードポンプ装置1を提供できる。
また、羽根車11の隙間調整は、電動機側に配置された羽根車11aから、反電動機側に配置された羽根車11cに向かって順に行うことで、複数の羽根車11のそれぞれの側面の隙間の管理を適正かつ効率よく行うことができる。
2 多段カスケードポンプ
2a 吸込口
2b 吐出口
3 電動機
10 回転軸
11 羽根車
30 付勢部
40 規制部
50 ケーシング
60 ステータ
61 ステータコア
62 コイル
63 樹脂
64 流体流通孔
90 流路
100 シム
S スロット
Claims (8)
- 多段カスケードポンプと電動機が軸方向に接続され、
前記多段カスケードポンプの流体を吸い込む吸込口が、前記電動機側に配置され、
前記多段カスケードポンプの流体を吐き出す吐出口が、前記電動機と反対の反電動機側に配置され、
前記多段カスケードポンプは、
回転軸と一体で回転可能に設けられた複数の羽根車と、
前記羽根車を収容するポンプ室を形成する複数のポンプケーシングと、を有し、
前記ポンプケーシングは、
前記ポンプ室の周端に位置し、前記ポンプケーシングの外表面に開口するケーシング吸込口及びケーシング吐出口と、
前記ポンプケーシングを軸方向に貫通し、隣り合う前記ポンプ室を接続する接続流路と、を有し、
前記複数のポンプケーシングは、前記接続流路を軸方向で合わせるため、前記回転軸回りに90°ずつ周方向にずらした状態で積層され、
最も前記電動機側に配置された前記ポンプケーシングの前記ケーシング吸込口が、前記吸込口であり、
最も前記反電動機側に配置された前記ポンプケーシングの前記ケーシング吐出口が、前記吐出口であり、
前記吸込口及び前記吐出口以外の前記ケーシング吸込口及び前記ケーシング吐出口は、閉塞されている、ことを特徴とする多段カスケードポンプ装置。 - 前記電動機は、前記多段カスケードポンプとケーシングの内部が連通し、該ケーシングの内部に前記流体が流通するキャンドモータである、ことを特徴とする請求項1に記載の多段カスケードポンプ装置。
- 前記キャンドモータは、樹脂でモールドされたステータを有する、ことを特徴とする請求項2に記載の多段カスケードポンプ装置。
- 前記ステータは、
コイルと、
前記コイルが巻き掛けられた複数のスロットを有するステータコアと、を有し、
前記スロットの隙間は、前記樹脂によって充填され、
前記スロットの隙間を充填する前記樹脂には、軸方向に貫通する流体流通孔が形成されている、ことを特徴とする請求項3に記載の多段カスケードポンプ装置。 - 前記ケーシングの内部に流通した前記流体を、前記多段カスケードポンプに戻す戻し流路が形成されている、ことを特徴とする請求項2~4のいずれか一項に記載の多段カスケードポンプ装置。
- 前記複数の羽根車は、前記回転軸に沿ってそれぞれ移動可能であり、
前記複数の羽根車ごとに、
前記羽根車の前記電動機側に設けられ、前記回転軸に対し前記羽根車を前記反電動機側に付勢する付勢部と、
前記羽根車の前記反電動機側に設けられ、前記回転軸に沿った前記反電動機側への前記羽根車の移動を規制する規制部と、が設けられており、
前記規制部は、
前記回転軸に嵌挿される環状の羽根止めスリーブと、
前記羽根止めスリーブを前記回転軸に対して径方向から固定する止めねじと、を有する、ことを特徴とする請求項1~5のいずれか一項に記載の多段カスケードポンプ装置。 - 多段カスケードポンプと電動機が軸方向に接続され、
前記多段カスケードポンプの流体を吸い込む吸込口が、前記電動機側に配置され、
前記多段カスケードポンプの流体を吐き出す吐出口が、前記電動機と反対の反電動機側に配置され、
前記多段カスケードポンプは、
回転軸に沿ってそれぞれ移動可能、且つ、該回転軸と一体で回転可能に設けられた複数の羽根車と、
前記羽根車を収容するポンプ室を形成する複数のポンプケーシングと、を有し、
前記ポンプケーシングは、
前記ポンプ室の周端に位置し、前記ポンプケーシングの外表面に開口するケーシング吸込口及びケーシング吐出口と、
前記ポンプケーシングを軸方向に貫通し、隣り合う前記ポンプ室を接続する接続流路と、を有し、
前記複数のポンプケーシングは、前記接続流路を軸方向で合わせるため、前記回転軸回りに90°ずつ周方向にずらした状態で積層され、
最も前記電動機側に配置された前記ポンプケーシングの前記ケーシング吸込口が、前記吸込口であり、
最も前記反電動機側に配置された前記ポンプケーシングの前記ケーシング吐出口が、前記吐出口であり、
前記吸込口及び前記吐出口以外の前記ケーシング吸込口及び前記ケーシング吐出口は、閉塞されており、
前記複数の羽根車ごとに、
前記羽根車の前記電動機側に設けられ、前記回転軸に対し前記羽根車を前記反電動機側に付勢する付勢部と、
前記羽根車の前記反電動機側に設けられ、前記回転軸に沿った前記反電動機側への前記羽根車の移動を規制する規制部と、が設けられており、
前記規制部は、
前記回転軸に嵌挿される環状の羽根止めスリーブと、
前記羽根止めスリーブを前記回転軸に対して径方向から固定する止めねじと、を有する、多段カスケードポンプ装置の羽根車隙間調整方法であって、
前記回転軸を前記軸方向に押し付けた状態で、前記羽根車と前記電動機側のケーシングとの間に、前記軸方向の隙間を調整するためのシムを挿入し、前記付勢部の付勢に抗して、前記羽根車を前記電動機側に移動させ、前記シムを前記羽根車と前記ケーシングとの間で挟み込み、その状態で前記羽根車の前記反電動機側の移動を規制するように前記規制部を前記回転軸に固定した後、前記シムを除去する、ことを特徴とする多段カスケードポンプ装置の羽根車隙間調整方法。 - 前記羽根車の隙間調整は、前記電動機側に配置された羽根車から、前記反電動機側に配置された羽根車に向かって順に行う、ことを特徴とする請求項7に記載の多段カスケードポンプ装置の羽根車隙間調整方法。
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