JP7097063B2 - リンク機構、およびディスクブレーキ装置 - Google Patents
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Description
図3にディスクブレーキ装置1を前方から見たときの正面図を示した。以下、この図3を参照しつつ、ディスクブレーキ装置1の動作を説明する。図3において黒塗りの矢印で示したように、スラスター40を動作させてロッド41を上昇させると、ベントレバー11の左端がスプリング機構50による下方への付勢力に抗し上昇する(s1)。ベントレバー11の左端が上昇すると、スプリング機構50の拘束が解かれて、スラスター40の右方への傾きにより、右方のブレーキレバー3Rが右方へ揺動する。右方のブレーキレバー3Rは、当該ブレーキレバー3Rの下端に取り付けられた支持装置70の下端がベースプレート6に取り付けられた台座62の上面に当接して揺動が止まる。そして、ベントレバー11とショートレバー12が、右方のブレーキレバー3Rに軸支されているショートレバー12の回転軸33を支持として一時的に時計合わりに回動する(s2)
また、連結装置20の右端が、ショートレバー12の回転軸33より下方の位置にて第1クロスピース22を介して軸支されており、連結装置20は、ベントレバー11とショートレバー12の一体的な揺動に伴って、右方のブレーキレバー3Rが支持されたことによる反力を受けて左方に押し出される(s3)。連結装置20の左端は、左方のブレーキレバー3Lの上端に軸支されているため、左方のブレーキレバー3Lの上端が左方に付勢される(s4)。すなわち、ブレーキレバー(3L,3R)が相互に離間する方向に揺動し(s5)、ディスクブレーキ装置1は、制動状態が解除された開状態となる。
前記揺動面内で揺動する揺動部材を含んで構成されるリンク機構であって、
前記揺動部材と、前記揺動面内で直線運動する第1直動部材および第2直動部材とが第1クロスピースおよび第2クロスピースを介して連動し、
前記揺動部材は、前端面を構成する平板状の第1揺動部材と、後端面を構成する平板状の第3揺動部材と、第1揺動部材と第3揺動部材との間に介在する第2揺動部材とからなり、
前記第1クロスピースは、前端面および後端面に、それぞれ前方および後方に円柱状に突出する回転軸を有し、前記第1揺動部材と前記第2揺動部材間に回転可能に軸支されているとともに、前記第1直動部材の先端を支持し、
前記第2クロスピースは、前後方向に円柱状に突出する回転軸を有して、前記第2揺動部材と前記第3揺動部材との間に回転可能に軸支されているとともに、前記第2直動部材の先端を支持し、
前記第2揺動部材は、一体成形品からなり、前端面および後端面が、それぞれ前記第1揺動部材および前記第3揺動部材と対面する形状に形成されているとともに、当該前端面および後端面に、前方および後方に突出する柱状の連結部が形成され、
前記第1揺動部材および前記第3揺動部材が前記連結部を介して前記第2揺動部材と接続されて、前記第2揺動部材と前記第1揺動部材との間、および前記第2揺動部材と前記第3揺動部材との間に、前記第1クロスピース、および前記第2クロスピースを介在させるための間隙が形成されている、
ことを特徴とするリンク機構としている。
それぞれが下端に前後方向に延長する回転軸を有して立設されているとともに、それぞれに前記ブレーキライニングが取り付けられてなる左方および右方のブレーキレバーと、
左方と右方の前記ブレーキレバーを互いに近接および離間させるように揺動させるリンク機構と、
左右の前記ブレーキレバーが互いに離間して制動が解除された開状態となるように前記リンク機構を動作させるスラスターと、
を備え、
前記リンク機構は、左右の前記ブレーキレバーの上方に左右方向に架け渡されて一体的に揺動するレバー機構、棒状の連結装置、ロッドを下方に向けて常時付勢するスプリング機構、および前記レバー機構の揺動運動と前記連結装置の直線運動と前記ロッドの直線運動とを連動させる第1クロスピースと第2クロスピースで構成され、
前記レバー機構は、ブレーキレバーの上方に左右方向に架け渡される平板状のベントレバー部材と、当該ベントレバー部材の左右一方の端部の前方に配置されつつ当該ベントレバー部材に対して下方に突出する平板状のショートレバー部材と、前記ベントレバー部材とショートレバー部材の間に介在するレバー構造体とで構成され、
前記レバー構造体は、一体成形品からなり、前端面および後端面が、それぞれ前記ショートレバー部材および前記ベントレバー部材と対面する形状に形成されているとともに、当該前端面および後端面に、前方および後方に突出する柱状の連結部が形成され、
前記連結装置は、左右他方の端部に前後方向の回転軸を有して左右他方のブレーキレバーの上端側に軸支されているとともに、左右一方の端部側が前記第1クロスピースに保持され、
前記第1クロスピースは、前端面および後端面に、それぞれ前方および後方に円柱状に突出する回転軸を有し、前記レバー構造体と前記ショートレバー部材との間に回転可能に軸支され、
前記第2クロスピースは、前後方向に円柱状に突出する回転軸を有して、前記レバー構造体と前記ベントレバー部材との間に回転可能に軸支されているとともに、前記スプリング機構のロッドの先端側を保持し、
前記スラスターは、作動軸の先端が前記ベントレバー部材の左右他方の端部に取り付けられて、動作時に前記レバー機構の左右他方の端部を上方に押し上げ、
前記スプリング機構は、前記スラスターが動作していないときに、前記レバー機構を、前記第2クロスピースを介して下方に付勢することで、左右の前記ブレーキレバーが互いに近接して制動が掛かる閉状態となるように前記リンク機構を動作させる、
ことを特徴とするディスクブレーキ装置としている。
本発明の実施例としてディスクブレーキ装置を構成するリンク機構を挙げる。図4に、本発明の実施例に係るリンク機構100を備えたディスクブレーキ装置101の外観図を示した。ディスクブレーキ装置101の基本構成は、図1~図3に示したディスクブレーキ装置1と同様である。しかし、本実施例に係るリンク機構100を備えたディスクブレーキ装置(以下、実施例に係るディスクブレーキ装置101とも言う)では、図1~図3に示した従来のディスクブレーキ装置1とは異なるリンク機構100を備えている。概略的には、本実施例のリンク機構100は、三つの主要部材(111,110,112)を含んで構成されており、従来のリンク機構10における四つの平板状のレバー部材(11a、11b、12a、12b)がボルト13で連結されてなるレバー機構に代え、前方のベントレバー部材11b、後方のショートレバー部材12a、およびベントレバー11とショートレバー12とを一体化するためのボルト(13,14)に対応する構成が、一体成形された一つの部材(以下、レバー構造体110とも言う)からなっている。
3L,3R ブレーキレバー、4 ブレーキシュー、5L,5R ブレーキライニング、6 ベースプレート、10,100 リンク機構、11 ベントレバー、
11a,11b,111 ベントレバー部材、12 ショートレバー、
12a,12b,112 ショートレバー部材、13,14 ボルト、20 連結装置、
22,53 クロスピース、50 スプリング機構、52 スプリング機構のロッド、
110 レバー構造体、120 レバー構造体の前端部、121,131 軸受け孔、
124,133,134 連結部、130 レバー構造体の後端部、
140 レバー構造体の接続部、150 位置決めピン
Claims (3)
- 互いに直交する三方向を上下、左右、前後方向とするとともに、上下方向および左右方向を含む面を揺動面として、
前記揺動面内で揺動する揺動部材を含んで構成されるリンク機構であって、
前記揺動部材と、前記揺動面内で直線運動する第1直動部材および第2直動部材とが第1クロスピースおよび第2クロスピースを介して連動し、
前記揺動部材は、前端面を構成する平板状の第1揺動部材と、後端面を構成する平板状の第3揺動部材と、第1揺動部材と第3揺動部材との間に介在する第2揺動部材とからなり、
前記第1クロスピースは、前端面および後端面に、それぞれ前方および後方に円柱状に突出する回転軸を有し、前記第1揺動部材と前記第2揺動部材間に回転可能に軸支されているとともに、前記第1直動部材の先端を支持し、
前記第2クロスピースは、前後方向に円柱状に突出する回転軸を有して、前記第2揺動部材と前記第3揺動部材との間に回転可能に軸支されているとともに、前記第2直動部材の先端を支持し、
前記第2揺動部材は、一体成形品からなり、前端面および後端面が、それぞれ前記第1揺動部材および前記第3揺動部材と対面する形状に形成されているとともに、当該前端面および後端面に、前方および後方に突出する柱状の連結部が形成され、
前記第1揺動部材および前記第3揺動部材が前記連結部を介して前記第2揺動部材と接続されて、前記第2揺動部材と前記第1揺動部材との間、および前記第2揺動部材と前記第3揺動部材との間に、前記第1クロスピース、および前記第2クロスピースを介在させるための間隙が形成されている、
ことを特徴とするリンク機構。 - 請求項1に記載のリンク機構において、前記第1揺動部材と第2揺動部材との間、および前記第2揺動部材と前記第3揺動部材との間に、それぞれ、前後方向を軸方向とした位置合わせ用のピンが介在することを特徴とするリンク機構。
- ブレーキディスクを左右方向で互いに対面する左方および右方のブレーキライニングに狭持させることで前記ブレーキディスクの回転に制動を掛けるディスクブレーキ装置であって、
それぞれが下端に前後方向に延長する回転軸を有して立設されているとともに、それぞれに前記ブレーキライニングが取り付けられてなる左方および右方のブレーキレバーと、
左方と右方の前記ブレーキレバーを互いに近接および離間させるように揺動させるリンク機構と、
左右の前記ブレーキレバーが互いに離間して制動が解除された開状態となるように前記リンク機構を動作させるスラスターと、
を備え、
前記リンク機構は、左右の前記ブレーキレバーの上方に左右方向に架け渡されて一体的に揺動するレバー機構、棒状の連結装置、ロッドを下方に向けて常時付勢するスプリング機構、および前記レバー機構の揺動運動と前記連結装置の直線運動と前記ロッドの直線運動とを連動させる第1クロスピースと第2クロスピースで構成され、
前記レバー機構は、ブレーキレバーの上方に左右方向に架け渡される平板状のベントレバー部材と、当該ベントレバー部材の左右一方の端部の前方に配置されつつ当該ベントレバー部材に対して下方に突出する平板状のショートレバー部材と、前記ベントレバー部材とショートレバー部材の間に介在するレバー構造体とで構成され、
前記レバー構造体は、一体成形品からなり、前端面および後端面が、それぞれ前記ショートレバー部材および前記ベントレバー部材と対面する形状に形成されているとともに、当該前端面および後端面に、前方および後方に突出する柱状の連結部が形成され、
前記連結装置は、左右他方の端部に前後方向の回転軸を有して左右他方のブレーキレバーの上端側に軸支されているとともに、左右一方の端部側が前記第1クロスピースに保持され、
前記第1クロスピースは、前端面および後端面に、それぞれ前方および後方に円柱状に突出する回転軸を有し、前記レバー構造体と前記ショートレバー部材との間に回転可能に軸支され、
前記第2クロスピースは、前後方向に円柱状に突出する回転軸を有して、前記レバー構造体と前記ベントレバー部材との間に回転可能に軸支されているとともに、前記スプリング機構のロッドの先端側を保持し、
前記スラスターは、作動軸の先端が前記ベントレバー部材の左右他方の端部に取り付けられて、動作時に前記レバー機構の左右他方の端部を上方に押し上げ、
前記スプリング機構は、前記スラスターが動作していないときに、前記レバー機構を、前記第2クロスピースを介して下方に付勢することで、左右の前記ブレーキレバーが互いに近接して制動が掛かる閉状態となるように前記リンク機構を動作させる、
ことを特徴とするディスクブレーキ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2018142929A JP7097063B2 (ja) | 2018-07-30 | 2018-07-30 | リンク機構、およびディスクブレーキ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2018142929A JP7097063B2 (ja) | 2018-07-30 | 2018-07-30 | リンク機構、およびディスクブレーキ装置 |
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Publication Number | Publication Date |
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JP2020020363A JP2020020363A (ja) | 2020-02-06 |
JP7097063B2 true JP7097063B2 (ja) | 2022-07-07 |
Family
ID=69589674
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2018142929A Active JP7097063B2 (ja) | 2018-07-30 | 2018-07-30 | リンク機構、およびディスクブレーキ装置 |
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Country | Link |
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JP (1) | JP7097063B2 (ja) |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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DE19609764C2 (de) * | 1995-06-16 | 1998-02-19 | Bubenzer Gerhard Bremsen | Als Scheiben- oder Trommelbremse ausgebildete Bremse zum Einbau in Antriebe in Industrieanlagen, Seilbahnantriebe u. dgl. |
JPH1137186A (ja) * | 1997-07-23 | 1999-02-09 | Nippon Aikiyan Kk | ディスクブレーキ装置 |
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2018
- 2018-07-30 JP JP2018142929A patent/JP7097063B2/ja active Active
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