JP7088110B2 - ジョイントコネクタ - Google Patents
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Description
最初に本開示の実施態様が列挙されて説明される。
以下に、本開示の実施形態が説明される。本発明はこれらの例示に限定されるものではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内での全ての変更が含まれることが意図される。
本開示の実施形態1が図1から図12を参照しつつ説明される。本実施形態にかかるジョイントコネクタ10は、複数の電線11を電気的に接続する。以下の説明では、矢線Zの示す向きを上とし、矢線Yの示す向きを前とし、矢線Xの示す向きを左として説明する。なお、複数の同一部材については、一部の部材にのみ符号を付し、他の部材の符号を省略する場合がある。
図1に示すように、複数の電線11は、前後方向(延び方向の一例)に延びて配されている。電線11は、芯線13の外周を絶縁性の合成樹脂からなる絶縁被覆14で包囲されている。本実施形態にかかる芯線13は、1本の金属線からなる。なお、芯線13は複数の金属細線が撚り合わされてなる撚線であってもよい。芯線13を構成する金属は、銅、銅合金、アルミニウム、アルミニウム合金等、必要に応じて任意の金属を適宜に選択できる。本実施形態にかかる芯線13は銅、または銅合金からなる。
図2に示すように、ハウジング30は、上下に扁平な直方体形状をなしている。絶縁性の合成樹脂を含む材料が射出成型されて形成される。ハウジング30には、前後に延びる複数のキャビティ29が、左右方向に並ぶとともに上下2段に並んで形成されている(図1参照)。
図1および図2に示すように、ハウジング30は、前方から組み付けられたアウタカバー60によって、後端部が露出した状態で覆われるようになっている。アウタカバー60は絶縁性の合成樹脂を射出成型することによって形成される。アウタカバー60は前端部が塞がれるとともに後方に開口した角筒状をなしている。アウタカバー60の下壁の後端部には上方に突出するロック爪61が形成されている。
図4に示すように、バスバー50は金属板材を所定の形状にプレス加工することにより形成される。金属板材としては、銅、銅合金等、任意の金属を適宜に選択できる。バスバー50は、後方に延びる複数(本実施形態では11個)のタブ52と、タブ52の前端部を、中継部53を介して連結する連結部54と、を有する。タブ52は、左右方向に扁平な板状をなしている。連結部54は、上下方向に扁平な板状をなしている。中継部53は、連結部54から後方に延びて形成されている。中継部53の右側縁は下方に折れ曲がって、タブ52に連なっている。
図7に示すように、端子12は、金属製の端子本体15と、端子本体15に対して相対的にスライド移動可能なスライド部16と、を備える。
端子本体15はプレス加工、切削加工、鋳造等、公知の手法により所定の形状に形成される。端子本体15を構成する金属は、銅、銅合金、アルミニウム、アルミニウム合金、ステンレス鋼等、必要に応じて任意の金属を適宜に選択できる。本実施形態にかかる端子本体15は、銅、又は銅合金からなる。端子本体15の表面にはめっき層が形成されていてもよい。めっき層を構成する金属は、スズ、ニッケル、銀等必要に応じて任意の金属を適宜に選択できる。本実施形態にかかる端子本体15にはスズめっきが施されている。
図7に示すように、スライド部16は、前後方向に延びる角筒状をなしている。スライド部16は、切削加工、鋳造、プレス加工等、必要に応じて公知の手法により形成される。スライド部16を構成する金属は、銅、銅合金、アルミニウム、アルミニウム合金、ステンレス鋼等、必要に応じて任意の金属を適宜に選択できる。本実施形態にかかるスライド部16は、特に限定されないが、ステンレス鋼からなる。スライド部16の表面にはめっき層が形成されていてもよい。めっき層を構成する金属は、スズ、ニッケル、銀等必要に応じて任意の金属を適宜に選択できる。
図2に示すように、リアホルダ31は、前方に開口する箱状をなしている。リアホルダ31は、絶縁性の合成樹脂を射出成型することにより形成される。リアホルダ31は、ハウジング30の後半部分に外嵌されるようになっている。リアホルダ31の左右両側壁の前端部寄りの位置には、ハウジング30の仮係止ロック部36、および本係止ロック部37に弾性的に係止可能なロック受け部38が設けられている。ロック受け部38は、概ね門形状をなしている。
続いて、本実施形態にかかるジョイントコネクタ10の組み立て工程の例について説明する。ジョイントコネクタ10の組み立て工程は以下の記述に限定されない。なお、図6、および図8から図12においては、下段のキャビティ29に配された端子12および電線11は省略されている。
続いて、本実施形態の作用効果が説明される。複数の電線11を接続するジョイントコネクタ10であって、複数の電線11の延び方向の前方端部にそれぞれ接続される複数の端子12と、複数の端子12に接続されるバスバー50と、複数の端子12およびバスバー50が内部に収容されるハウジング30と、を備え、バスバー50は、後方に沿って延びた複数のタブ52と、複数のタブ52を連結する連結部54と、を有し、複数の端子12のそれぞれは、複数のタブ52のそれぞれが挿入される筒部17と、延び方向に沿って延びるとともに電線11を挟持する上側挟持部18Aおよび下側挟持部18Bと、上側挟持部18Aおよび下側挟持部18Bの外側に配されるとともに前後方向に沿って移動可能なスライド部16と、を有し、スライド部16は、上側挟持部18Aおよび下側挟持部18Bに電線11が挟まれた状態で、上側挟持部18Aおよび下側挟持部18Bを電線11に向けて加圧する上側加圧部25Aおよび下側加圧部25Bを有する。
本開示は上記記述および図面によって説明された実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本明細書に開示された技術の技術的範囲に含まれる。
11: 電線
12: 端子
13: 芯線
14: 絶縁被覆
15: 端子本体
16: スライド部
17: 筒部
18A: 上側挟持部
18B: 下側挟持部
19: 弾性接触片
20: 電線接続部
21: 金属ランス
22: ランス係止孔
23A: 上側保持突部
23B: 下側保持突部
25A: 上側加圧部
25B: 下側加圧部
26: 仮係止受け部
27: 本係止受け部
28: 係止突起
29: キャビティ
30: ハウジング
31: リアホルダ
32A: 上側開口部
32B: 下側開口部
33: タブ挟み突起
34: 隔壁
35: 係止爪
36: 仮係止ロック部
37: 本係止ロック部
38: ロック受け部
39: 挿通孔
41: フード部
42A,42B: 突出壁
45: 治具
46: 治具接触部
47: 誘い込み部
48: カバーロック部
49A: 上側保護壁
49B: 下側保護壁
50: バスバー
51: バスバー挿入孔
52: タブ
53: 中継部
54: 連結部
55: 位置決め部
56: 係止孔
57: 前方抜け止め部
60: アウタカバー
61: ロック爪
Claims (4)
- 複数の電線を接続するジョイントコネクタであって、
前記複数の電線の延び方向の前方端部にそれぞれ接続される複数の端子と、前記複数の端子に接続されるバスバーと、前記複数の端子および前記バスバーが内部に収容されるハウジングと、を備え、
前記バスバーは、複数のタブと、前記複数のタブを連結する連結部と、を有し、
前記複数の端子のそれぞれは、前記複数のタブのそれぞれが挿入可能な筒部と、前記延び方向に沿って延びるとともに前記電線を挟持する挟持部と、前記挟持部の外側に配されるとともに前記延び方向に沿って移動可能なスライド部と、を有し、
前記スライド部は、前記挟持部に前記電線が挟まれた状態で、前記挟持部を前記電線に向けて加圧する加圧部を有する、ジョイントコネクタ。 - 前記バスバーは、前記ハウジングと前記延び方向の前方から接触する位置決め部を有する、請求項1に記載のジョイントコネクタ。
- 前記バスバーは、前記ハウジングと前記延び方向の後方から接触する前方抜け止め部を有する、請求項2に記載のジョイントコネクタ。
- 前記ハウジングは、前記延び方向と交差する交差方向に開口する開口部と、前記バスバーを前記交差方向から覆う保護壁と、を有し、
前記開口部によって前記ハウジングの内部と外部とを連通している、請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のジョイントコネクタ。
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