JPH0523422U - 圧接形ケーブル接続器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【構成】ハウジング２の左右の穴からストリップしたケ
ーブルを差し込み、固定子１を左右方向へ引く事によ
り、ケーブルの導体部５が固定金具３と受け金具４の間
に圧接されると同時に、ケーブルの絶縁部６が固定金具
３と受け金具４の間に挟み込まれ、ケーブルは完全に固
定される。また固定子１を内側へ戻す事によりケーブル
は開放され、引き抜く事が出来る。 【効果】ケーブルを容易に抜き差しでき、接続工事を省
力化できる。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案はケーブル接続器に関し、特に導体部分の圧接と絶縁部分の固定を容易 に行なえる圧接形ケーブル接続器に関する。

【０００２】

【従来の技術】

従来、この種のケーブル接続器は、圧着タイプのものを圧着工具で圧着する形 で使用していた。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

上述した従来のケーブル接続器は、圧着式のため、接続工事には常に圧着工具 を必要としていた。又、接続変更を行なう時は、接続部分を切り取ってから新規 に接続するため、変更する毎にケーブルが短かくなるという問題点があった。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

本考案の圧接形ケーブル接続器は、ハウジングと、このハウジング内にてケー ブルの導体部分の圧接及び絶縁部分の挟み込みを行う固定金具と、前記ハウジン グ内にて前記ケーブルの導体部分及び絶縁部分を受ける受け金具と、前記ハウジ ングに移動自在に設けられ移動することによって前記固定金具を押して前記ケー ブルを前記受け金具との間に固定する固定子とを備えている。

【０００５】

【実施例】

次に、本考案について図面を参照して説明する。

【０００６】 図１は本考案の一実施例を示し、同図（ａ）は斜視図、同図（ｂ）は断面図、 同図（ｃ）は使用状況を示す断面図である。

【０００７】 本実施例は箱形のハウジング２と、このハウジング２に移動自在に設けられ左 右方向に移動することによってケーブルをワンタッチで固定する固定子１と、固 定子１に押されてケーブルの導体部分を圧接及び絶縁部分を挟み込んで固定する 固定金具３と、固定子１及び固定金具３でケーブルを固定する時の受け側である 受け金具４とを有してなる。

【０００８】 図１（ｃ）に本実施例の使用状況を示すように、ハウジング２の左右の穴から ストリップ加工を行なったケーブルを差し込み、固定子１を左右方向へ移動させ て引く事により、ケーブルの導体部５が固定金具３と受け金具４の間に圧接され ると同時に、ケーブルの絶縁部６が固定金具３と受け金具４の間に挟み込まれ、 ケーブルは完全に固定される。また固定子１を内側へ戻す事により、ケーブルは 開放され引き抜く事が出来る。

【０００９】

【考案の効果】

以上説明したように本考案は、固定子の移動によりケーブルの導体部分を圧接 及び絶縁部分を挟み込む形で接続し、また固定子を元の位置に戻す事により接続 していたケーブルを容易に抜き差しすることにより、接続工事を省力化出来ると いう効果がある。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の一実施例を示し、同図（ａ）は斜視
図、同図（ｂ）は断面図、同図（ｃ）は使用状況を示す
断面図である。

【符号の説明】

１ 固定子 ２ ハウジング ３ 固定金具 ４ 受け金具 ５ ケーブルの導体部 ６ ケーブルの絶縁部

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 ハウジングと、このハウジング内にてケ
   ーブルの導体部分の圧接及び絶縁部分の挟み込みを行う
   固定金具と、前記ハウジング内にて前記ケーブルの導体
   部分及び絶縁部分を受ける受け金具と、前記ハウジング
   に移動自在に設けられ移動することによって前記固定金
   具を押して前記ケーブルを前記受け金具との間に固定す
   る固定子とを備えることを特徴とする圧接形ケーブル接
   続器。