JP6962718B2 - 飲食品用コク味増強剤及び飲食品のコク味増強方法 - Google Patents
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Description
項1.サバクヨモギシードガムを含有する、飲食品用コク味増強剤。
項2.飲食品が、乳成分を含まない飲料又は乳成分を含む中性の飲料である、項1に記載の飲食品用コク味増強剤。
項3.サバクヨモギシードガムを飲食品に添加することを特徴とする、飲食品のコク味増強方法。
項4.飲食品が、乳成分を含まない飲料又は乳成分を含む中性の飲料である、項3に記載の飲食品のコク味増強方法。
(1)乳成分を含まない飲料
(2)乳成分を含む中性の飲料
以下、上記の分類について説明する。
本発明が対象とする乳成分を含まない飲料とは、飲料中に製造原料として乳及び乳に由来する成分を含まない飲料をいう。
乳成分を含む中性の飲料としては、飲用牛乳、乳飲料、乳成分入りコーヒー飲料、乳成分入り茶飲料、乳成分入りココア飲料、ミルクセーキ、フルーツオレ、乳成分入りアルコール飲料等が挙げられる。
<調製例1>乳成分入りコーヒー飲料
表1の処方に基づき、以下の方法により乳成分入り缶コーヒーを調製した。乳成分入りコーヒー飲料のコク味の評価結果を表2に示す。
1)焙煎したコーヒー豆(コロンビアSP:L値20)を粗挽きし、10倍量の熱湯にてドリップ抽出を行い8倍量回収後、常温まで冷却し、コーヒードリップ液を得た。
2)イオン交換水に、砂糖、乳化剤及びコク味増強剤をあらかじめ粉体混合したものを加え、80℃に昇温後同温度で10分間撹拌溶解し、常温まで冷却した。
3)牛乳、重曹、コーヒードリップ液の順番で加え、撹拌混合後、イオン交換水にて全量補正して乳成分入りコーヒー飲料を得た。
4)3)の乳成分入りコーヒー飲料を、撹拌しながら75℃まで昇温し、ホモゲナイザーにて均質化(第一段10MPa、第二段5MPa)し、缶に充填した。
5)缶に充填した乳成分入りコーヒー飲料を、121℃で20分間レトルト殺菌した。
粘度測定条件:B型粘度計を用いて、5℃に温調したコーヒー飲料の粘度を測定した(回転数:60rpm、測定時間:1分間)。
カラギナン:カラギナンCS−470(F)*
ネイティブジェランガム:ケルコゲル HM *
表3の処方に基づき、以下の方法により乳成分入りココア飲料を調製した。乳成分入りココア飲料のコク味の評価結果を表4に示す。
1)イオン交換水に、砂糖、乳化剤及びコク味増強剤をあらかじめ粉体混合したものを加え、80℃に昇温後同温度で10分間撹拌溶解し、常温まで冷却した。
2)牛乳、ココア粉末を加え、撹拌混合後、イオン交換水にて全量補正し、乳成分入りココア飲料を得た。
3)2)の乳成分入りココア飲料を撹拌しながら75℃まで昇温し、ホモゲナイザーにて均質化(第一段10MPa、第二段5MPa)した。
4)3)の乳成分入りココア飲料を、UHT殺菌機にて140℃で30秒間殺菌し、PETボトル容器に無菌充填した。
<調製例3>果汁飲料
表5の処方に基づき、以下の方法により果汁飲料を調製した。果汁飲料のコク味の評価結果を表6に示す。
1)イオン交換水に、果糖ぶどう糖液糖、砂糖及びコク味増強剤をあらかじめ粉体混合したものを加え、80℃に昇温後同温度で10分間撹拌溶解した。
2)柑橘混合濃縮果汁53R、無水クエン酸を加え撹拌混合後、イオン交換水にて全量補正して果汁飲料を得た。
3)2)の果汁飲料を、撹拌しながら93℃まで昇温し、ホットパック充填した。
表7の処方に基づき、以下の方法により炭酸飲料を調製した。炭酸飲料のコク味の評価結果を表8に示す。
1)イオン交換水に、砂糖、甘味料、コク味増強剤をあらかじめ粉体混合したものを加え、80℃に昇温後同温度で10分間撹拌溶解した。
2)クエン酸三ナトリウム、無水クエン酸、香料を加え撹拌混合後、イオン交換水にて40質量部まで補正した。
3)炭酸水を加え、缶に充填して75℃で20分間加熱殺菌した。
表9の処方に基づき、以下の方法によりアルコール飲料を調製した。炭酸飲料のコク味の評価結果を表10に示す。
1)イオン交換水に、果糖ぶどう糖液糖、甘味料及びコク味増強剤をあらかじめ粉体混合したものを加え、80℃に昇温後同温度で10分間撹拌溶解した。
2)クエン酸三ナトリウム、無水クエン酸、ウォッカ、香料を加え撹拌混合後、イオン交換水にて40質量部まで補正した。
3)炭酸水を加え、75℃で20分間加熱殺菌した。
Claims (3)
- サバクヨモギシードガムを含有する、飲料用コク味増強剤であって、
前記飲料中のサバクヨモギシードガムの含量が、
前記飲料が乳成分入りコーヒー飲料である場合は0.01〜0.05質量%、
前記飲料が乳成分入りココア飲料である場合は0.05〜0.2質量%、
前記飲料が果汁飲料である場合は0.01〜0.1質量%、
前記飲料が炭酸飲料である場合は0.03〜0.1質量%、
前記飲料がアルコール飲料である場合は0.03〜0.1質量%
となるように使用される、
飲料用コク味増強剤。 - サバクヨモギシードガムを含有する飲料であって、
前記飲料中のサバクヨモギシードガムの含量が、
前記飲料が乳成分入りコーヒー飲料である場合は0.01〜0.05質量%、
前記飲料が乳成分入りココア飲料である場合は0.05〜0.2質量%、
前記飲料が果汁飲料である場合は0.01〜0.1質量%、
前記飲料が炭酸飲料である場合は0.03〜0.1質量%、
前記飲料がアルコール飲料である場合は0.03〜0.1質量%
である、飲料。 - サバクヨモギシードガムを飲料に添加することを特徴とする、飲料のコク味増強方法であって、
前記飲料中のサバクヨモギシードガムの添加量が、
前記飲料が乳成分入りコーヒー飲料である場合は0.01〜0.05質量%、
前記飲料が乳成分入りココア飲料である場合は0.05〜0.2質量%、
前記飲料が果汁飲料である場合は0.01〜0.1質量%、
前記飲料が炭酸飲料である場合は0.03〜0.1質量%、
前記飲料がアルコール飲料である場合は0.03〜0.1質量%
である、飲料のコク味増強方法。
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