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JP6956609B2 - 可動ホーム柵 - Google Patents

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JP6956609B2
JP6956609B2 JP2017229910A JP2017229910A JP6956609B2 JP 6956609 B2 JP6956609 B2 JP 6956609B2 JP 2017229910 A JP2017229910 A JP 2017229910A JP 2017229910 A JP2017229910 A JP 2017229910A JP 6956609 B2 JP6956609 B2 JP 6956609B2
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Description

この発明は、可動ホーム柵に関する。
可動ホーム柵は鉄道駅のプラットホームに設置されて、乗客が列車に乗降する乗降通路を開閉する一種の自動ドア装置である。一般に、可動ホーム柵は、プラットホームに固定される戸袋と、戸袋に支持されて進退する扉体を備えている。
標準的な可動ホーム柵の扉体の進退ストロークは約1.5mである。このような可動ホーム柵を乗降通路の左右に配置すれば、約3mの開口幅を確保することができる。つまり、可動ホーム柵で開閉される乗降通路の開口幅を、約3mとすることができる。一方、近年においては、幅広の開口を形成できる可動ホーム柵が求められている。鉄道駅によっては、乗降口の数あるいは位置が異なる様々なタイプの列車が停車するプラットホームが存在するからである。
特許文献1には、幅広の開口を形成できる可動ホーム柵が開示されている。特許文献1に記載の可動ホーム柵は、2枚の扉体を備えて、戸袋の両端から、扉体が進退するタイプの可動ホーム柵であって、一方の扉体の駆動装置が戸袋の上部に配置され、他方の扉体の駆動装置が戸袋の底部に配置されている。特許文献1によれば、このような構造を選択することによって、戸袋をコンパクトに構成することができるとされている。また、特許文献1に記載の可動ホーム柵は、戸袋に固定されたレールと、扉体の戸尻側の端部近くに固定されたドア支持枠部を備えている。そして、ドア支持枠部は、レールに取り付けられて摺動する2台のリニアガイドベアリングを備えている。
特開2010−260397号公報
戸袋と扉体を備える可動ホーム柵においては、閉扉時において、扉体は戸袋の外部に突出して、戸袋に対してオーバーハングする。そのため、扉体に加わる重力によって、つまり扉体の自重によって、扉体の戸先を下げる方向にモーメントが生じる。以下、本明細書においては、このモーメントを重力モーメントと呼ぶが、重力モーメントは、扉体が戸袋から受ける支持反力によって生じるモーメントとバランスする。また、乗客等が扉体に接触して、扉体を軌道側に押し出す方向に水平外力が加わることもある。この場合は、扉体の戸先を軌道側に押し出す方向にモーメントが生じる。以下、本明細書においては、このモーメントを水平外力モーメントと呼ぶが、水平外力モーメントも、扉体が戸袋から受ける支持反力によって生じるモーメントとバランスする。
さて、近時においては、さらに幅広の開口を形成できる可動ホーム柵が求められている。幅広の開口を形成するために、扉体の幅を拡大すると、扉体に負荷される重力モーメントと水平外力モーメントが増大する。単純に考えると、扉体の幅を2倍にすると、扉体の自重と閉扉時のオーバーハング量は、それぞれ2倍になるので、重力モーメントは4倍になる。扉体の幅を2倍にすると、扉体の支持点と水平外力の作用線までの距離は平均して2倍になるので、水平外力モーメントは2倍になる。その結果、扉体が戸袋から受ける支持反力も4倍または2倍になる。
特許文献1に開示された可動ホーム柵は、ドア支持枠部に固定された2台のリニアガイドベアリングで扉体を支持しているので、重力モーメントと水平外力モーメントが2台のリニアガイドベアリングに負荷される。そのため、特許文献1に開示された可動ホーム柵において、扉体の幅を拡大しようとすると、増大する重力モーメントと水平外力モーメントに耐えられるように、リニアガイドベアリングのサイズを拡大する必要がある。リニアガイドベアリングのサイズが大きくなれば、ドア支持枠部のサイズが大きくなる。その結果、ドア支持枠部を備える扉体を収容する戸袋のサイズを大きくする必要が生じる。つまり、特許文献1に開示された可動ホーム柵において、扉体の幅を拡大しようとすると、戸袋を含む可動ホーム柵全体の外形寸法が拡大するという問題がある。また、可動ホーム柵の構造重量が増加するという問題がある。可動ホーム柵全体の外形寸法が拡大すると、据え付け工事の現場での取りまわしが困難になることがある。可動ホーム柵の構造重量が増加すると、据え付け場所であるプラットホームの補強工事が必要になることがある。
本発明は、このような背景の下でなされたものであり、幅広の扉体を備える可動ホーム柵であって、戸袋を含む全体の外形寸法が小さい可動ホーム柵を提供することを目的とする。また、重量を可能な限り低く抑制した可動ホーム柵を提供することを目的とする。
本発明に係る可動ホーム柵は、戸袋と、戸袋に支持されて戸袋に対して進退する扉体と、扉体を支持して、扉体を軌道側に押し出す方向に作用する外力とバランスする支持反力と、外力によって生じるモーメントとバランスする反力モーメントを扉体に与える荷重受けと、を備え、扉体は、上下方向に離隔配置された上部水平部材及び下部水平部材と、上部水平部材と下部水平部材の間に挟持された中間パネルと、を有し、上部水平部材及び下部水平部材は、扉体が進退する方向に延びる、炭素繊維強化プラスチックで構成された中空管状部を有し、中間パネルはガラスパネルでカバーされた透明窓を有し、さらに、上部水平部材あるいは下部水平部材に張架される駆動ベルトと、上部水平部材及び下部水平部材にそれぞれ固定されて、扉体が進退する方向に延びる上部ガイドレール及び下部ガイドレールと、戸袋に、扉体が進退する方向に間隔を空けて固定されて、上部ガイドレールを摺動自在に支持する第1及び第2の直動支持ユニットと、戸袋に、扉体が進退する方向に間隔を空けて固定されて、下部ガイドレールを摺動自在に支持する第3及び第4の直動支持ユニットと、を備え、第1から第4の直動支持ユニットは、戸袋に固定されるベースと、扉体が進退する方向に間隔を空けて配置されて、上部ガイドレールあるいは下部ガイドレールを摺動自在に支持するリニアガイドベアリングを有し、リニアガイドベアリングは、それぞれ直交3軸回りの回転自由度を有する継手を介してベースに取り付けられている。さらに、上部水平部材あるいは下部水平部材が備える中空管状部の内部に扉体が進退する方向に延びる帯板が配置されるとともに、中空管状部の底板に、扉体が進退する方向に延びる長穴が形成されていて、上部ガイドレールあるいは下部ガイドレールと帯板は長穴に挿通されたボルトによって互いに緊結されている。
本発明によれば、上部ガイドレール及び下部ガイドレールを摺動自在に支持する第1から第4の直動支持ユニットのそれぞれに1台のリニアガイドベアリングを備えるので、扉体を支持する支持点が4箇所に分散される。そのため、上部ガイドレール及び下部ガイドレールとリニアガイドベアリングを、耐力の小さい、小型のものにすることができる。その結果、戸袋を含む可動ホーム柵の全体をコンパクトに構成することができる。
また、本発明によれば、扉体を軌道側に押し出す方向に作用する外力と外力によって生じるモーメントとバランスする、支持反力と反力モーメントを扉体に与える荷重受けを備えるので、外力が第1から第4の直動支持ユニットに直接負荷されることを抑制することができる。そのため、扉体を軌道側に押し出す方向に作用する外力に起因する可動ホーム柵の故障の発生を抑制することができる。
実施の形態に係る可動ホームの基本的な構成を示す概念図であって、(A)は開扉状態にある可動ホーム柵をホーム側から見る正面図、(B)は閉扉状態にある可動ホーム柵をホーム側から見る正面図、(C)は閉扉状態にある可動ホーム柵を上方から見下ろす平面図 図1に記載の可動ホーム柵を図1(C)においてAA’線で示す平面で切断して示す断面図であって、(A)は扉体に水平外力が作用しない状態を示す断面図、(B)は扉体に水平外力が作用する状態を示す断面図 図1に記載の可動ホーム柵を図1(C)においてBB’線で示す平面で切断して示す断面図であって、(A)は扉体に水平外力が作用しない状態を示す断面図、(B)は扉体に水平外力が作用する状態を示す断面図 (A)は図1に記載の可動ホーム柵の扉体の構成を示す正面図、(B)は図1に記載の可動ホーム柵の支持装置と駆動装置の構成を示す正面図 (A)は図4(B)に記載の可動ホーム柵が備える直動支持ユニットの構成を示す正面図、(B)は直動支持ユニットの作用を示す説明図 (A)は図1に記載の可動ホーム柵を図4(B)においてCC’線で示す平面で切断して示す断面図、(B)は可動ホーム柵を図4(B)においてDD’線で示す平面で切断して示す断面図 (A)は上部水平部材の底板と帯板を、図6(A)において、矢印Eで示す方向から見る矢視図、(B)は帯板を用いる上部ガイドレールの固定構造の作用を示す説明図 (A)は上部水平部材と連結部材の結合部の構成を示す断面図、(B)は上部水平部材と連結部材の結合部の作用を示す説明図 図1に記載の可動ホーム柵における荷重受けの配置の変形例を説明する平面図
以下、本発明の実施の形態に係る可動ホーム柵について、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、各図面においては、同一または同等の部分に同一の符号を付している。
図1は、この発明の実施の形態に係る可動ホーム柵1の基本的な構成を示す概念図であって、(A)は開扉状態にある可動ホーム柵1をホーム側から見る正面図であり、(B)は閉扉状態にある可動ホーム柵1をホーム側から見る正面図であり、(C)は閉扉状態にある可動ホーム柵1を上方から見下ろす平面図である。図1(A)、(B)に示すように、可動ホーム柵1は、プラットホームの床面2に固定される戸袋3と、戸袋3に進退自在に支持される扉体4を備えている。図1(A)に示すように、可動ホーム柵1が開扉状態にある場合は、扉体4は戸袋3の中に収容される。図1(B)に示すように、可動ホーム柵1が閉扉状態にある場合は、扉体4は戸袋3の外に引き出される。また図1(C)に示すように、戸袋3の戸先側の端部の近傍には当接部材5が固定されている。当接部材5は、扉体4が軌道側に変位した場合に扉体4に当接して、扉体4に軌道側からホーム側に向かう支持反力R1を作用させる部材である。扉体4の戸尻側の端部には、係合部材6が固定されている。戸袋3の閉扉時において、係合部材6と対面する部位には被係合部材7が固定されている。係合部材6と被係合部材7は、扉体4が軌道側に変位した場合に係合して、扉体4にホーム側から軌道側に向かう支持反力R2を作用させる部材である。当接部材5と係合部材6と被係合部材7の詳細な構成と作用については、後述する。
プラットホームにいる乗客が、扉体4に接触して、あるいは衝突して、扉体4に、図1(C)に示すような、ホーム側から軌道側に向かう水平外力Fが作用する場合がある。扉体4に水平外力Fが作用すると、扉体4には、扉体4を図1(C)において時計回りに回転させる水平外力モーメントMfが生じる。水平外力モーメントMfによって扉体4が時計回りに回転すると、扉体4は当接部材5に当接し、係合部材6と被係合部材7は互いに係合する。その結果、扉体4には、支持反力R1,R2が作用する。支持反力R1,R2によって反力モーメントMrが生じる。この時、水平外力Fは支持反力R1,R2とバランスし、水平外力モーメントMfは反力モーメントMrとバランスする。このように、当接部材5と係合部材6と被係合部材7は、水平外力Fとバランスする支持反力R1,R2を扉体4に与えて、水平外力Fによって生じる水平外力モーメントMfとバランスする反力モーメントMrを発生させる荷重受けとして機能する。
図2(A),(B)は、可動ホーム柵を図1(C)においてAA’で示す平面で切断して示す断面図であって、(A)は扉体4に水平外力Fが作用しない状態を、(B)は扉体4に水平外力Fが作用する状態を、それぞれ示している。図2(A),(B)に示すように、2個の当接部材5が扉体4の軌道側に置かれて戸袋3に固定されている。当接部材5の一方は扉体4の上端部近傍と対面する位置に、他方は扉体4の下端部近傍と対面する位置に、それぞれ配置されている。図2(A)に示すように、当接部材5の寸法と取り付け位置は、扉体4に水平外力Fが作用していない場合に、扉体4と当接しないように設定されている。そのため、扉体4に水平外力Fが作用していない場合には、当接部材5は当接部材5に当接しない。扉体4に水平外力Fが作用して、扉体4が軌道側に変位すると、扉体4は当接部材5に接近して、当接する。その結果、扉体4には、扉体4をホーム側に押し返す支持反力R1が作用する。
図3(A),(B)は、可動ホーム柵1を図1(C)においてBB’で示す平面で切断して示す断面図であって、(A)は扉体4に水平外力Fが作用しない状態を、(B)は扉体4に水平外力Fが作用する状態を、それぞれ示している。図3(A),(B)に示すように、扉体4には2個の係合部材6が固定されている。係合部材6の一方は扉体4の上端部近傍に、他方は扉体4の下端部近傍にそれぞれ配置されている。係合部材6は軌道側に延びる鉤形の部材であって、鉤の爪が上向きになるように扉体4に取り付けられている。戸袋3の係合部材6と対面する部位には2個の被係合部材7が固定されている。被係合部材7はホーム側に延びる鉤形の部材であって、鉤の爪が下向きになるように戸袋3に取り付けられている。図3(A)に示すように、係合部材6と被係合部材7の寸法と取り付け位置は、扉体4に水平外力Fが作用していない場合に、係合部材6と被係合部材7が係合しないように設定されている。そのため、扉体4に水平外力Fが作用していない場合には、係合部材6と被係合部材7は係合しない。扉体4に水平外力Fが作用して、扉体4がホーム側に変位すると、係合部材6と被係合部材7は互いに係合する。その結果、扉体4には扉体4を軌道側に引き戻す支持反力R2が作用する。
このように、可動ホーム柵1は、形式の異なる2種類の荷重受け、つまり当接部材5と、係合部材6と被係合部材7の組を備えている。そして、2種類の荷重受け、つまり当接部材5と、係合部材6と被係合部材7の組は、戸先−戸尻方向において、つまり扉体4が戸袋3に対して進退する方向において、間隔を空けて配置されている。そのため、可動ホーム柵1の扉体4が水平外力Fを受ける場合に、水平外力Fは、当接部材5が扉体4を押し返す支持反力R1と被係合部材7が扉体4を引き戻す支持反力R2の合力とバランスする。水平外力Fによって扉体4に生じる水平外力モーメントMfは、支持反力R1と支持反力R2によって扉体4に生じる反力モーメントMrとバランスする。そのため、水平外力Fは、主として、当接部材5と、係合部材6と被係合部材7の組に負荷される。その結果、水平外力Fの、後述する可動ホーム柵1の他の部位には負荷される割合が減少する。
図4(A)は、扉体4の詳細な構成を示す正面図である。図4(A)に示すように、扉体4は、上部水平部材8と下部水平部材9を備えている。上部水平部材8と下部水平部材9の間には、中間パネル10が挟持されている。中間パネル10は、透明ガラスパネル10aと透明ガラスパネル10aを保持するフレーム10bを備えている。このように、中間パネル10は透明ガラスパネル10aでカバーされた透明窓を備えている。また、扉体4の戸先側と戸尻側の端部には連結部材11が配置されている。連結部材11は上部水平部材8と下部水平部材9とを連結する部材であって、下部水平部材9に固定されている。一方、連結部材11と上部水平部材8の結合部分には、後述するような「遊び」があって、上部水平部材8は連結部材11に対して、少なくとも上下方向における移動が許容されている。なお、許容される移動は「遊び」の範囲に限定される。「遊び」を備える目的と効果については後述する。
図4(B)は、可動ホーム柵1が備える支持装置と駆動装置の構成を示す正面図である。なお、図4(B)においては、中間パネル10の全部と下部水平部材9の一部を取り外して示している。
支持装置は、扉体4を戸袋3に対して進退自在に支持する装置であって、図4(B)に示すように、上部水平部材8に固定されて、戸先−戸尻方向に延びる上部ガイドレール12と、下部水平部材9に固定されて、戸先−戸尻方向に延びる下部ガイドレール13と、戸袋3に固定された第1〜4直動支持ユニット14〜17を備えている。第1,2直動支持ユニット14,15は、戸袋3に固定されて上部ガイドレール12を摺動自在に支持する装置であって、戸先−戸尻方向に互いに間隔を空けて配置されている。第3,4直動支持ユニット16,17は、戸袋3に固定されて下部ガイドレール13を摺動自在に支持する装置であって、戸先−戸尻方向に互いに間隔を空けて配置されている。第1,2直動支持ユニット14,15は上部ガイドレール12を支持するため、第3,4直動支持ユニット16,17より高い位置に配置されている。
第1〜4直動支持ユニット14〜17は、それぞれ、戸袋3に固定されるベース18を備え、ベース18にはリニアガイドベアリング19が取り付けられている。リニアガイドベアリング19は上部ガイドレール12または下部ガイドレール13に係合されて、戸先−戸尻方向に摺動自在に支持される部材である。また、リニアガイドベアリング19の内部には、図示しない複数の転動体が収容されていて、この転動体が上部ガイドレール12または下部ガイドレール13に接して転動するように構成されている。なお、第1〜4直動支持ユニット14〜17の詳細な構成については後述する。
このように、扉体4は、第1〜4直動支持ユニット14〜17によって支持されているので、第1〜4直動支持ユニット14〜17のそれぞれから扉体4に支持反力Rv1〜Rv4が作用する。そして、扉体4の重量Wと重量Wによって生じる重力モーメントMwは、支持反力Rv1〜Rv4と支持反力Rv1〜Rv4によって生じる反力モーメントMrvとバランスする。このように、扉体4の重量Wによって生じる負荷を第1〜4直動支持ユニット14〜17が備える、合計4台のリニアガイドベアリング19で分担して負担するので、従来技術の例のように2台のリニアガイドベアリング19で扉体4を支持する場合に比べて、個々のリニアガイドベアリング19に加わる負荷は小さい。そのため、耐力の小さい小型のリニアガイドベアリング19で第1〜4直動支持ユニット14〜17を構成することができる。その結果、第1〜4直動支持ユニット14〜17をコンパクトに構成することができる。また、支持反力Rv1〜Rv4は上部ガイドレール12及び下部ガイドレール13に分散して負荷されるので、耐力の小さい小型のガイドレールを選択することができる。その結果、扉体4をコンパクトに構成することができる。
可動ホーム柵1は、図4(B)に示すように、上部水平部材8の下方において、戸袋3に固定された動力ユニット20と上部水平部材8に張架された駆動ベルト21とを、扉体4を戸袋3に対して進退させる駆動装置として、備えている。動力ユニット20は、回転電動機22と、回転電動機22で回転駆動される駆動プーリ23と、駆動プーリ23に対して左右に配置された2枚の誘導プーリ24a、24bを備えている。
駆動ベルト21は動力伝達用のベルトであって、その両端はクランプ25a,25bで、上部水平部材8に固定されている。そして、駆動ベルト21はクランプ25a,25bの間で、動力ユニット20の内部に導かれて、誘導プーリ24aと駆動プーリ23と誘導プーリ24bに巻き回されている。駆動プーリ23を反時計回りに、つまり矢印CCWで示す方向に回転させると、駆動ベルト21は戸尻側に引かれ、扉体4は戸尻側に移動する。駆動プーリ23を時計回りに、つまり矢印CWで示す方向に回転させると、駆動ベルト21は戸先側に引かれ、扉体4は戸先側に移動する。
ここで、図5(A),(B)を参照して、第1〜4直動支持ユニット14〜17の詳細な構成を説明する。図5(A)は第1直動支持ユニット14の構成を示す説明図である。図5(A)に示すように、第1直動支持ユニット14が備えるリニアガイドベアリング19は、ボールジョイント26を介してベース18に取り付けられている。ボールジョイント26は、直交3軸回りの回転自由度、つまり図5に示す、X,Y,Zの回転自由度を有する継手である。このように、リニアガイドベアリング19とベース18の間に、ボールジョイント26を介在させているので、図5(B)に示すように、上部ガイドレール12が荷重を受けて、あるいは熱歪みによって撓むことがあっても、その撓みに合わせて、リニアガイドベアリング19をボールジョイント26の回転軸回りに傾けることができる。そのため、上部ガイドレール12に撓みが生じても、上部ガイドレール12をリニアガイドベアリング19に対して摺動させることができる。なお、第2〜4直動支持ユニット15〜17も、第1直動支持ユニット14と同一の構成を備えている。つまり、第2〜4直動支持ユニット15〜17が備えるリニアガイドベアリング19も、ボールジョイント26を介してベース18に取り付けられている。なお、第1〜4直動支持ユニット14〜17の更に詳細な構成については、必要ならば、特許第5995731号公報を参照されたい。
さて、図6(A)は、扉体4を図4(B)においてCC’線で示す平面で切断した断面図である。扉体4を構成する上部水平部材8は、図6(A)に示すような中空管状の断面形を有する部位を備えていて、CFRP、つまり炭素繊維強化プラスチックで構成されている。このように、上部水平部材8を比強度の高いCFRPで構成することによって、扉体4を軽量化することができる。
上部水平部材8の中空管状部の底面には、上部ガイドレール12が固定され、上部ガイドレール12は、第1直動支持ユニット14のリニアガイドベアリング19と係合している。上部ガイドレール12のホーム側には、駆動ベルト21が配置され、駆動ベルト21のホーム側には、中間パネル10が配置されている。このように、駆動ベルト21と上部ガイドレール12は、中間パネル10の軌道側に配置されている。そのため、閉扉状態、つまり、扉体4が戸袋3から引き出された状態において、プラットホームにいる乗客が、駆動ベルト21と上部ガイドレール12に触れることはできない。
また、上部水平部材8の内部には、帯板27が配置されている。帯板27は上部水平部材8の長手方向に延びる板状の部材であって、貫通穴27aを備えている。上部ガイドレール12には、ボルト28を挿通するための座刳り穴12aと貫通穴12bが形成されている。座刳り穴12aと貫通穴12bに挿通されたボルト28は、上部水平部材8の底板に形成されたスリット8aを通って、帯板27の貫通穴27aに形成された雌ねじと噛み合って、帯板27に螺合されている。スリット8aは上部水平部材8の底板に形成されて、戸先−戸尻方向に延びる長穴に相当する。また、上部ガイドレール12と帯板27は、長穴、つまりスリット8aに挿通されたボルト28によって互いに緊結されている。そして上部ガイドレール12と帯板27を互いに緊結することによって、上部ガイドレール12は上部水平部材8に固定される。なお、上部ガイドレール12と帯板27は、膨張係数の値が等しい、あるいは近似する同種の材料で構成される。つまり、上部ガイドレール12がステンレス鋼で構成されるときは、帯板27は膨張係数の値がステンレス鋼と近似する同種の鉄系金属で構成される。
図6(B)は、扉体4を図4(B)においてDD’線で示す平面で切断した断面図である。扉体4を構成する下部水平部材9は、図6(B)に示すような中空管状の断面形を有する部位を備えていて、CFRP、つまり炭素繊維強化プラスチックで構成されている。このように、下部水平部材9を比強度の高いCFRPで構成することによって、扉体4を軽量化することができる。
下部水平部材9の底面には、下部ガイドレール13が固定され、下部ガイドレール13は、第3直動支持ユニット16のリニアガイドベアリング19と係合している。また、上部水平部材8と同様に、下部水平部材9の内部にも、帯板27が配置され、下部水平部材9の底板にもスリット9aが形成されている。下部ガイドレール13と帯板27は、長穴、つまりスリット9aに挿通されたボルト28によって互いに緊結されている。そして下部ガイドレール13と帯板27を互いに緊結することによって、下部ガイドレール13は下部水平部材9に固定される。なお、下部ガイドレール13と帯板27は膨張係数の値が等しい、あるいは近似する同種の材料で構成される。つまり、下部ガイドレール13がステンレス鋼で構成されているときは、帯板27は膨張係数の値がステンレス鋼と近似する同種の鉄系金属で構成される。
次に、図7(A),(B)を参照して、帯板27を用いて、上部ガイドレール12あるいは下部ガイドレール13を上部水平部材8あるいは下部水平部材9に固定する構造の作用と効果を説明する。図7(A)は、帯板27と上部水平部材8の底板を、図6(A)において、矢印Eで示す方向から見る矢視図、つまり、帯板27と上部水平部材8の底板の平面図である。図7(A)に示すように、帯板27には、複数の貫通穴27aが形成されていて、貫通穴27aは戸先−戸尻方向に配列されている。また、複数の貫通穴27aのそれぞれには、ボルト28が挿通されて、帯板27に螺合されている。また、上部水平部材8の底板に形成されたスリット8aは、戸先−戸尻方向に延びている。そのため、ボルト28の上部水平部材8に対する戸先−戸尻方向の移動は拘束されない。
そのため、図7(B)に示すように、上部ガイドレール12と帯板27が、熱膨張または熱収縮によって、上部水平部材8に対して相対的に膨張または収縮して、過大な熱歪みが生じた場合に、上部ガイドレール12と帯板27が、上部水平部材8に対して横滑りする。その結果、熱歪みが解消する。また、下部水平部材9と下部ガイドレール13の間でも、下部ガイドレール13と帯板27が、熱膨張または熱収縮によって、下部水平部材9に対して相対的に膨張または収縮して、過大な熱歪みが生じた場合に、下部ガイドレール13と帯板27が、下部水平部材9に対して横滑りする。その結果、熱歪みが解消する。
連結部材11と上部水平部材8の結合部の詳細な構成と、その構成がもたらす効果について説明する。図8(A)に示すように、連結部材11には座刳り穴11aと貫通穴11bが形成されている。連結部材11と上部水平部材8を結合するボルト29は、座刳り穴11aを通って貫通穴11bに挿通され、上部水平部材8に螺合されている。座刳り穴11aの内径と深さは、それぞれ、ボルト29の頭部と外径と高さよりも大きくされている。また、貫通穴11bの内部には、円筒状のカラー30が挿通されていて、ボルト29の軸部はカラー30に層通されている。貫通穴11bの内径はカラー30の外径よりも大きくされている。そしてカラー30の高さは貫通穴11bの深さよりも大きくされている。
そのため、上部水平部材8と連結部材11の結合部には、図8(A)に示すX軸方向、Y軸方向及びZ軸方向に「遊び」がある。すなわち、カラー30の高さと貫通穴11bの差に相当する範囲で、上部水平部材8を連結部材11に対して、X軸方向の移動、つまり戸先−戸尻方向の移動が許容される。また、貫通穴11bの内径とカラー30の外径の差に相当する範囲で、上部水平部材8を連結部材11に対して、Y軸方向及びZ軸方向の移動、つまり上下方向及び前後方向の移動が許容される。このように、上部水平部材8は、連結部材11に対して、カラー30の外径と貫通穴11bの内径の差、及びカラー30の高さと貫通穴11b深さの差に相当する範囲で、移動が許容される。
このように、連結部材11と上部水平部材8の結合部には「遊び」があるので、図8(B)に示すように、扉体4が撓んで、中間パネル10が上方に移動する場合に、上部水平部材8は中間パネル10の移動にしたがって、上方に移動する。そのため、中間パネル10の移動が上部水平部材8によって拘束されない。その結果、中間パネル10に局所的な歪みと大応力が生じないので、中間パネル10の破損が抑制される。
以上、説明したように、上記実施形態に係る可動ホーム柵1は、鉄道駅のプラットホームに設置されて、扉体4を戸袋3に対して進退させて、乗降通路を開閉することができる。図4(B)に示すように、回転電動機22で回転駆動して、駆動プーリ23を反時計回りに、つまり矢印CCWで示す方向に回転させると、クランプ25aと駆動プーリ23の間において駆動ベルト21に張力が生じる。その結果、扉体4は駆動ベルト21に引かれて、戸尻側に移動する。扉体4が戸尻側に移動して、戸袋3の内部に収容されると、乗降通路が開放される。回転電動機22で回転駆動して、駆動プーリ23を時計回りに、つまり矢印CWで示す方向に回転させると、クランプ25bと駆動プーリ23の間において駆動ベルト21に張力が生じる。その結果、扉体4は駆動ベルト21に引かれて、戸先側に移動する。扉体4が戸先側に移動して、戸袋3の外部に引き出されると、乗降通路が閉鎖される。
図4(B)に示すように、可動ホーム柵1の戸袋3には、第1〜4直動支持ユニット14〜17が固定されている。そして、扉体4は第1〜4直動支持ユニット14〜17に支持されている。そのため、扉体4の重量Wと重量Wによって生じる重力モーメントMwは、主として、第1〜4直動支持ユニット14〜17に負荷される。そのため、扉体4の幅を拡大して、その結果、重量Wと重力モーメントMwが増大しても、可動ホーム柵1の他の部位には、大きな影響が及ばない。
図1(C)に示すように、可動ホーム柵1の戸袋3には当接部材5と被係合部材7が固定されている。扉体4には係合部材6が固定されている。扉体4を軌道側に押し出す方向に水平外力Fが作用して、扉体4が変位すると、扉体4は当接部材5に当接する。また、係合部材6は被係合部材7と係合する。その結果、扉体4の変位が停止する。このように、水平外力Fと水平外力Fによって生じる水平外力モーメントMfは、主として、当接部材5と、係合部材6と被係合部材7の組に負荷される。そのため、扉体4の幅を拡大して、その結果、水平外力Fと水平外力モーメントMfが増大しても、可動ホーム柵1の他の部位には、大きな影響が及ばない。
また、上記実施形態によれば、概略、以下のような効果が生じる。
上部水平部材8と下部水平部材9を炭素繊維強化プラスチックで構成しているので、扉体4を軽量化することができる。当接部材5と、係合部材6と被係合部材7の組を備えているので、扉体4が水平外力Fを受ける場合に、水平外力Fは、第1〜4直動支持ユニット14〜17には負荷されない。そのため、第1〜4直動支持ユニット14〜17を小型化して、可動ホーム柵1の全体をコンパクトに構成することができる。
上部ガイドレール12及び下部ガイドレール13を上部水平部材8及び下部水平部材9に対して、横滑りできるように構成されているので、上部ガイドレール12と上部水平部材8の間、下部ガイドレール13と下部水平部材9の間で、過大な熱歪みが生じない。
連結部材11と上部水平部材8の結合部には「遊び」があるので、扉体4が撓んでも、中間パネル10に局所的な歪みと大応力が生じない。そのため、中間パネル10の破損が抑制される。
なお、本発明の技術的範囲は、上記各実施の形態と変形例によっては限定されない。本発明は特許請求の範囲に記載された技術的思想の限りにおいて、自由に応用、変形あるいは改良して、実施することができる。
上記実施形態においては、形式の異なる2種類の荷重受け、つまり当接部材5と、係合部材6と被係合部材7の組が、扉体4が戸袋3に対して進退する方向において、間隔を空けて配置される例を示した。当接部材5が戸先側に配置され、係合部材6と被係合部材7の組が戸尻側に配置される例を示した。しかしながら、荷重受けの配置は、このようなものには限定されない。当接部材5と、係合部材6と被係合部材7の組の配置を逆にしても良い。また、同形式の荷重受けが、扉体4が戸袋3に対して進退する方向において、間隔を空けて配置されるようにしても良い。また、当接部材5は戸袋3に固定されるものには限定されない。当接部材5を扉体4に固定して、戸袋3が当接部材5に当接するようにしても良い。
例えば、図9においてRで示す位置、つまり戸先側のホーム側に係合部材6と被係合部材7の組を取り付けて、Sで示す位置、つまり戸尻側のホーム側に当接部材5を取り付けるようにしても良い。あるいは、図9においてPで示す位置とSで示す位置、つまり戸先側の軌道側と戸尻側のホーム側に当接部材5を取り付けるようにしても良い。あるいは、図9においてRで示す位置とQで示す位置、つまり戸先側のホーム側と戸尻側の軌道側に係合部材6と被係合部材7の組を取り付けるようにしても良い。このような配置であっても、扉体4を軌道側に押し出す方向に作用する水平外力Fを、当接部材5あるいは係合部材6と被係合部材7の組で受けて、扉体4の変位を制限することができる。
また、上記実施形態においては、上部水平部材8及び下部水平部材9が備える長穴の具体例として、スリット8a,9aを例示したが、長穴はスリット8a,9aには限定されない。つまり、長穴は、全てのボルト28あるいは多数のボルト28が挿通される長穴には限定されない。上部水平部材8及び下部水平部材9、ボルト28が1本ずつ挿通される長穴を、ボルト28の本数分備えていても良いし、少数本のボルト28が挿通される長穴を複数個備えていても良い。また、長穴は、上部ガイドレール12及び下部ガイドレール13の長さ方向の滑りのみを許容するものには限定されない。長穴は、上部ガイドレール12及び下部ガイドレール13の長さ方向の滑りに加えて幅方向の滑りを許容するものであっても良い。つまり、長穴は、幅方向の寸法がボルト28の直径より大きい穴であっても良い。上部水平部材8及び下部水平部材9の内部に配置される帯板27は、上部水平部材8及び下部水平部材9の長さ方向において分割されていても良い。つまり、上部水平部材8及び下部水平部材9の内部に、複数の帯板27が配置されていても良い。
また、上記実施形態と各図面に示された可動ホーム柵1の具体的な構成、構造、形状は、本発明の具体的な実施態様の例示であって、本発明の技術的範囲はこれらによっては限定されない。
1 可動ホーム柵、2 床面、3 戸袋、4 扉体、5 当接部材、6 係合部材、7 被係合部材、8 上部水平部材、8a スリット、9 下部水平部材、9a スリット、10 中間パネル、10a 透明ガラスパネル、10b フレーム、11 連結部材、11a 座刳り穴、11b 貫通穴、12 上部ガイドレール、12a 座刳り穴、12b 貫通穴、13 下部ガイドレール、14〜17 第1〜4直動支持ユニット、18 ベース、19 リニアガイドベアリング、20 動力ユニット、21 駆動ベルト、22 回転電動機、23 駆動プーリ、24a,24b 誘導プーリ、25a,25b クランプ、26 ボールジョイント、27 帯板、27a 貫通穴、28,29 ボルト、30 カラー、F 水平外力、Mf 水平外力モーメント、Mr,Mrv 反力モーメント、Mw 重力モーメント、R1,R2,Rv1〜Rv4 支持反力、W 重量


Claims (2)

  1. 戸袋と、
    前記戸袋に支持されて前記戸袋に対して進退する扉体と、
    前記扉体を支持して、前記扉体を軌道側に押し出す方向に作用する外力とバランスする支持反力と、前記外力によって生じるモーメントとバランスする反力モーメントを前記扉体に与える荷重受けと、を備え、
    前記扉体は、上下方向に離隔配置された上部水平部材及び下部水平部材と、前記上部水平部材と前記下部水平部材の間に挟持された中間パネルと、を有し、
    前記上部水平部材及び前記下部水平部材は、扉体が進退する方向に延びる、炭素繊維強化プラスチックで構成された中空管状部を有し、
    前記中間パネルはガラスパネルでカバーされた透明窓を有し、
    さらに、
    前記上部水平部材あるいは前記下部水平部材に張架される駆動ベルトと、
    前記上部水平部材及び前記下部水平部材にそれぞれ固定されて、前記扉体が進退する方向に延びる上部ガイドレール及び下部ガイドレールと、
    前記戸袋に、前記扉体が進退する方向に間隔を空けて固定されて、前記上部ガイドレールを摺動自在に支持する第1及び第2の直動支持ユニットと、
    前記戸袋に、前記扉体が進退する方向に間隔を空けて固定されて、前記下部ガイドレールを摺動自在に支持する第3及び第4の直動支持ユニットと、を備え、
    前記第1から第4の直動支持ユニットは、前記戸袋に固定されるベースと、前記扉体が進退する方向に間隔を空けて配置されて、前記上部ガイドレールあるいは前記下部ガイドレールを摺動自在に支持するリニアガイドベアリングを有し、前記リニアガイドベアリングは、それぞれ直交3軸回りの回転自由度を有する継手を介して前記ベースに取り付けられているとともに
    前記上部水平部材あるいは前記下部水平部材が備える前記中空管状部の内部に前記扉体が進退する方向に延びる帯板が配置されるとともに、前記中空管状部の底板に、前記扉体が進退する方向に延びる長穴が形成されていて、
    前記上部ガイドレールあるいは前記下部ガイドレールと前記帯板は前記長穴に挿通されたボルトによって互いに緊結されている、
    動ホーム柵。
  2. 戸袋と、
    前記戸袋に支持されて前記戸袋に対して進退する扉体と、
    前記扉体を支持して、前記扉体を軌道側に押し出す方向に作用する外力とバランスする支持反力と、前記外力によって生じるモーメントとバランスする反力モーメントを前記扉体に与える荷重受けと、を備え、
    前記扉体は、上下方向に離隔配置された上部水平部材及び下部水平部材と、前記上部水平部材と前記下部水平部材の間に挟持された中間パネルと、を有し、
    前記上部水平部材及び前記下部水平部材は、扉体が進退する方向に延びる、炭素繊維強化プラスチックで構成された中空管状部を有し、
    前記中間パネルはガラスパネルでカバーされた透明窓を有し、
    さらに、
    前記上部水平部材あるいは前記下部水平部材に張架される駆動ベルトと、
    前記上部水平部材及び前記下部水平部材にそれぞれ固定されて、前記扉体が進退する方向に延びる上部ガイドレール及び下部ガイドレールと、
    前記戸袋に、前記扉体が進退する方向に間隔を空けて固定されて、前記上部ガイドレールを摺動自在に支持する第1及び第2の直動支持ユニットと、
    前記戸袋に、前記扉体が進退する方向に間隔を空けて固定されて、前記下部ガイドレールを摺動自在に支持する第3及び第4の直動支持ユニットと、を備え、
    前記第1から第4の直動支持ユニットは、前記戸袋に固定されるベースと、前記扉体が進退する方向に間隔を空けて配置されて、前記上部ガイドレールあるいは前記下部ガイドレールを摺動自在に支持するリニアガイドベアリングを有し、前記リニアガイドベアリングは、それぞれ直交3軸回りの回転自由度を有する継手を介して前記ベースに取り付けられているとともに、
    前記扉体の戸先側及び戸尻側の端部において、前記上部水平部材と前記下部水平部材を連結する連結部材を備え、
    前記連結部材は前記下部水平部材に固定され、
    前記連結部材と前記部水平部材の結合部に、少なくとも上下方向に移動を許容する遊びを備える、
    動ホーム柵。
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