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JP6833584B2 - レンズメータ - Google Patents

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JP6833584B2 JP2017061602A JP2017061602A JP6833584B2 JP 6833584 B2 JP6833584 B2 JP 6833584B2 JP 2017061602 A JP2017061602 A JP 2017061602A JP 2017061602 A JP2017061602 A JP 2017061602A JP 6833584 B2 JP6833584 B2 JP 6833584B2
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Description

本開示は、レンズメータに関する。
従来、極小ピンホールを介して照射される光源からの光を、コリメータレンズを用いて平行光束に変換してから被検レンズに投光することで、被検レンズに設けられた隠しマークを視認可能にする隠しマーク観察装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
また、光源から被検レンズに向けて照射された光を、再帰性反射板によって被検レンズの後方で反射させると共に、この再帰性反射板を回転させることで、被検レンズに設けられた隠しマークを撮像可能にするレンズ自動装着装置が知られている(例えば、特許文献2参照)。
特開2010−85589号公報 特開2005−316436号公報
しかしながら、従来の装置では、隠しマークを視認可能或いは撮像可能するための構造が、被検レンズに光を照射する光学系に組み込まれている。そのため、光学系の構造が複雑になってしまうという問題が生じる。
本開示は、上記問題に着目してなされたもので、被検レンズの光学特性を測定する測定光学系を複雑化することなく、被検レンズに形成された隠しマークを検出することができるレンズメータを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本開示のレンズメータは、被検レンズに測定光を投光し前記被検レンズを透過した測定光を受光する測定光学系と、前記測定光学系で受光した測定光に基づいて前記被検レンズの光学特性値を算出する光学特性算出部と、前記被検レンズを撮像してレンズ画像を取得する撮像部と、前記光学特性値及び前記レンズ画像を表示部に表示させる表示制御部と、前記被検レンズを照明する複数の照明用光源と、前記被検レンズに形成された隠しマークを前記レンズ画像に写すために、前記複数の照明用光源による照明状態を制御する照明制御部と、を備える。さらに、前記レンズ画像に基づいて前記隠しマークの座標位置を検出する隠しマーク検出部と、前記隠しマーク検出部にて検出された前記隠しマークの座標位置情報と、前記レンズ画像とに基づき、前記レンズ画像に前記隠しマークの座標位置を示すオブジェクト画像を重畳した重畳画像を生成する画像生成部と、を備える。
そして、前記表示制御部は、前記画像生成部によって生成した前記重畳画像を前記表示部に表示させる。
本開示のレンズメータによれば、被検レンズの光学特性を測定する測定光学系を複雑化することなく、被検レンズに形成された隠しマークを検出することができる。
実施例1のレンズメータの外観を示す斜視図である。 実施例1のレンズメータの測定光学系の構成を示す説明図である。 実施例1の測定光学系に設けたパターンプレートの一例を示す平面図である。 実施例1の照明用光源の外観及び取り付け位置を示す説明斜視図である。 実施例1の被検レンズの一例を示す平面図である。 実施例1のレンズメータの制御系の構成を示すブロック図である。 実施例1のレンズメータにて表示される表示画面の一例を示す説明図である。 実施例1のレンズメータにて実行される画像制御処理の流れを示すフローチャートである。 実施例1のレンズメータにて表示される表示画面の他の例を示す説明図である。
以下、本発明のレンズメータを実施するための形態を、図面に示す実施例1に基づいて説明する。
(実施例1)
[レンズメータの全体構成]
以下、図1に基づき、実施例1のレンズメータ1の全体構成を説明する。
図1に示すレンズメータ1は、被検レンズLの光学特性を測定し、光学特性値を表示すると共に、被検レンズLのレンズ光軸の位置を示す記号やプリズムサークル記号等を表示するものである。このレンズメータ1は、装置本体2を有する。
装置本体2は、前面上部に液晶ディスプレイや有機ELディスプレイ等からなり、タッチパネル式の表示画面3aを有する表示部3が設けられている。表示画面3aには、被検レンズLの光学特性値(球面度数、円柱度数、円柱軸角度、プリズム度数、加入度数、プリズム基底方向等)の数値データや、測定光軸Lmを中心にして描かれたプリズムサークル記号及び被検レンズLのレンズ光軸の位置を示す記号を示すグラフィック画像、被検レンズLのレンズ画像、被検レンズLに形成された隠しマーク8に関連付けられたレンズ情報等が表示される。また、表示画面3aには、測定の開始や停止等の操作を行うための操作ボタンや、測定モードを切り換えるためのモード切替ボタン、後述する照明用光源6の照明状態を制御するための制御ボタン等をアイコンで示す操作部が表示される。なお、この操作部は、装置本体2に適宜ボタンやスイッチ等を設けて構成してもよい。
装置本体2は、上部2aに投光光学系10(図2参照)が収容され、下部2bであって、投光光学系10の下方に対向する位置に受光光学系20(図2参照)が収容されている。なお、この投光光学系10及び受光光学系20により、被検レンズLの光学特性を測定する測定光学系Kが構成されている。
さらに、この装置本体2の上部2aには、被検レンズLの外観を撮像する撮像装置30(撮像部、図2参照)が収容されている。
そして、装置本体2の中間部には、被検レンズLをセットするレンズセット空間2cが形成され、このレンズセット空間2cの内側にレンズ保持機構4と、印点装置5と、複数の照明用光源6と、が設けられている。
レンズ保持機構4は、被検レンズLを置く円環状の載置面4aを有するレンズ受け4bと、レンズ受け4bに置かれた被検レンズLを上方から押えるレンズ押え4cと、レンズセット空間2c内での被検レンズLの位置決めを補助するレンズテーブル4dと、有している。
ここでは、レンズ受け4bとレンズ押え4cの間に被検レンズLを挟持した後、レンズテーブルレバー4eを操作してレンズテーブル4dの前後方向の位置を調整することで、被検レンズLのセット位置(測定光軸Lmに対する被検レンズLの位置)を調整する。
なお、この実施例1では、レンズ受け4b及びレンズ押え4cは、一つずつ設けられている。
印点装置5は、軸打ちレバー5aを操作することで上下方向に回動し、レンズ受け4bとレンズ押え4cの間に挟持された被検レンズLに印点を行う。
複数の照明用光源6は、レンズ受け4bとレンズ押え4cの間に挟持された被検レンズLを様々な方向から照明する発光体である。ここでは、レンズ受け4bの周縁部に沿った位置と、装置本体2の上部2aの下面(レンズセット空間2cに臨む面)であって、測定光の出射位置を囲む位置とに設けられている。つまり、複数の照明用光源6は、測定光軸Lmを取り囲む位置に沿って設けられている。
[測定光学系の詳細構成]
以下、図2及び図3に基づき、実施例1のレンズメータ1の測定光学系Kの詳細構成を説明する。実施例1の測定光学系Kは、被検レンズLの光学特性値を測定するためのものであり、上述のように、投光光学系10と、受光光学系20とを有している。
投光光学系10は、被検レンズLに対して測定光を投光する光学系であって、図2に示すように、測定光を出射する光源11からハーフミラー12へと延びて、ハーフミラー12で折り返される測定光学系Kの測定光軸Lmを有し、この測定光軸Lm上にレンズ13が設けられている。この測定光軸Lmは、レンズ受け4bの上端に形成された載置面4a(図1参照)の中心を通る位置関係とされている。投光光学系10は、光源11から出射された測定光を、ハーフミラー12、レンズ13を順に経ることで、所定口径の平行光に調光し、レンズ受け4bに載置された被検レンズLに投光する。また、光源11は、LED素子(発光ダイオード)により構成されている。
受光光学系20は、測定光軸Lm上に配置されると共に、被検レンズLを通過した測定光を受光する光学系であって、図2に示すように、フィルタ21と、パターンプレート22と、CCD(Charge Coupled Devise、測定用受光素子)23と、を有している。
パターンプレート22は、被検レンズLを通過した測定光を複数の分割測定光束に分離するパターン板である。このパターンプレート22には、図3に示すように、円形の開口22aを規則正しく並べたパターンが形成されている。
CCD23は、パターンプレート22によって分離された複数の分割測定光束を受光し、電気信号(画像信号)に変換して出力する。このCCD23には、分割測定光束がパターン像として受光される。
[撮像装置の詳細構成]
以下、図2に基づき、実施例1のレンズメータ1の撮像装置30の詳細構成を説明する。
撮像装置30は、レンズ13からハーフミラー12を透過した直線上に配置され、ハーフミラー12によって折り返された測定光軸Lmに沿って、レンズ受け4bに置かれた被検レンズLを撮像する。ここでは、レンズ受け4b上の水平面と平行な面に沿って、測定光軸Lmを中心としつつ一辺が100mmとなる正方形状の領域を撮像可能な位置に取り付けられている。この撮像装置30は、例えば単眼式のデジタルカメラであり、撮像光学系31と、撮像素子32と、を有している。
撮像光学系31は、複数のレンズから構成され、投光光学系10のレンズ13と協働して、レンズ受け4b上に置かれた被検レンズLの被写体像を撮像素子32上に形成する。
撮像素子32は、撮像光学系31が形成する被写体像を電気信号(画像信号)に変換して出力する。
[照明用光源の詳細構成]
以下、図4に基づき、実施例1のレンズメータ1の照明用光源6の詳細構成を説明する。
複数の照明用光源6は、それぞれLED素子により構成されている。ここでは、複数の照明用光源6がテープ状のフレキシブル基板6aに等間隔で取り付けられ、また回路構成として個別に点灯制御できるようになったLEDテープTに形成されている。
そして、レンズ受け4bに取り付けられ、測定光学系Kの測定光軸Lmを取り囲むLEDテープTは、上方(装置本体2の上部2a)に向かって照明光を照射し、被検レンズLを下方から照明する。また、装置本体2の上部2aに取り付けられ、測定光学系Kの測定光軸Lmを取り囲むLEDテープTは、下方(装置本体2の下部2b)に向かって照明光を照射し、被検レンズLを上方から照明する。
[隠しマークの詳細構成]
以下、図5に基づき、実施例1の被検レンズLに形成された隠しマーク8の詳細構成を説明する。
一般的に、累進多焦点レンズや中近レンズ等の未加工レンズには、図5に示すように、その表面に印刷により形成された印刷マーク8aや、刻印により形成された識別マーク8b等の隠しマーク8が形成されている。
この隠しマーク8は、レンズ製造メーカ名・レンズ型名・素材屈折率・加入度数・累進帯長等のレンズ情報に関連付けられた記号や数字である。隠しマーク8は、未加工レンズを眼鏡レンズに加工して眼前に装着した際、視認の邪魔にならないよう、コントラストがなるべく小さくなるように形成される。
なお、隠しマーク8を未加工レンズに形成するための方法には、例えば細いダイヤモンド針を用いてレンズ表面にケガキによって刻印する方法や、未加工レンズを形成する金型に予め隠しマークを刻印してレンズ成型時にレンズ表面に転写する方法、薬品を用いて未加工レンズの表面に形成する方法、レーザを用いて未加工レンズの内部に形成する方法等が知られている。いずれの方法により未加工レンズに隠しマーク8を形成したとしても、隠しマーク8は見えにくいように形成され、通常の目視では隠しマーク8を観察することは難しい。しかしながら、様々な方向から未加工レンズを照明することで、この隠しマーク8を目視することが可能である。
[制御系の詳細構成]
以下、図6に基づき、実施例1のレンズメータ1の制御系の詳細構成を説明する。
実施例1のレンズメータ1は、CPU(Central Processing Unit)40と、ROM(Read Only Memory)やHDD(hard disk drive)、EEPROM(Electrically Erasable Programmable ROM)等により構成されて必要な制御プログラムが格納された記憶部41と、を有している。
CPU40は、記憶部41に格納された制御プログラムを、例えばRAM(Random Access Memory)よって構成された内部メモリ上に展開することにより、レンズメータ1の各部の動作制御や光学特性値の算出処理などを実行する。CPU40は、この制御プログラムにしたがって、制御部42、光学特性算出部43、照明制御部44、レンズ画像取得部45、隠しマーク検出部46、画像生成部47、情報取得部48、表示制御部49として動作する。
記憶部41は、ここでは必要な制御プログラムに加えて、隠しマーク8とレンズ情報とを関連付けて記憶したデータベース41aを有している。なお、「レンズ情報」とは、例えばマーク形状、レンズ製造メーカ名、レンズ型名、素材屈折率、加入度数、累進帯長等である。
制御部42は、レンズメータ1の各部へ適宜制御指令を出力し、各部の動作を統括的に制御する。すなわち、例えば、投光光学系10の光源11の点灯/消灯動作の制御、CCD23から入力される画像信号や撮像素子32から入力される撮像信号、画像生成部47にて生成される重畳画像等の記憶部41への記憶処理/読出処理等を行う。
光学特性算出部43は、CCD23から入力される画像信号、つまり、CCD23に結像されたパターン像に基づいて、被検レンズLの測定位置の球面度数、円柱度数、円柱軸角度、プリズム度数、プリズム基底方向等の光学特性値を算出する処理を行う。算出された光学特性値の数値データは、表示制御部49へと出力される。なお、「被検レンズLの測定位置」とは、測定光軸Lmが入射する位置である。
ここで、画像信号には、受光した複数の分割測定光束のそれぞれについての受光位置及び受光像の形状を示す情報が含まれている。この情報は、CCD23の画素上の位置座標として表現される。各分割測定光束は、CCD23上での受光位置が被検レンズLの光学特性値に応じて変位されるので、CCD23上に形成されるパターンが縮小または拡大されたり歪んだりする。この光学特性算出部43では、この複数の分割測定光束の投影パターンを解析することにより、被検レンズLの光学特性値を求める。
照明制御部44は、複数の照明用光源6の点灯/消灯を制御すると共に、被検レンズLに形成された隠しマーク8を、撮像装置30によって撮像されるレンズ画像に写すため、複数の照明用光源6による照明状態を制御する。つまり、この照明制御部44は、各照明用光源6に対して点灯指令及び消灯指令を出力すると共に、レンズ画像に隠しマーク8が写るように、各照明用光源6に照明状態を制御する調光指令を出力する。なお、「照明状態を制御する」とは、例えば複数の照明用光源6のそれぞれの光束、光度、輝度や、点灯/消灯等の状態を調整したり、複数の照明用光源6を点灯/消灯して被検レンズLを照明する照明色や波長を調整したりすることである。
この照明制御部44による照明状態の制御は、記憶部41内の制御プログラムに基づいて自動的に行ってもよいし、表示部3の表示画面3aに設けた操作部等の調光機構を介してレンズメータ1の使用者が調光指令を入力することで行ってもよい。すなわち、この照明制御部44が、使用者によって操作可能な調光機構を有するものであってもよい。
なお、「操作部を介してレンズメータ1の使用者が調光指令を入力する」とは、使用者の調光機構のマニュアル操作によって調光指令を入力することであり、例えば、タッチパネル(調光機構)になった表示画面3aの画面上で、照明状態を変更したい任意の照明用光源6が映っている位置を指先でなぞったり、表示画面3aの近傍位置に設けられた照明調整ボタン(調光機構)を操作したりして調光指令を入力することである。
レンズ画像取得部45は、撮像装置30の撮像素子32から入力される撮像信号、つまり、撮像素子32によって光電変換された被写体像から、撮像装置30によって撮像されたレンズ画像を取得する。すなわち、このレンズ画像取得部45は、撮像装置30によって撮影された画像に対して、必要な処理や加工(例えば、座標変換、コントラスト調整、色変換(半透明やセピアカラーとする等)、明るさ調整、フィルタ処理等。レンズ画像をオブジェクト画像よりも目立たなくさせる処理を含む。)を実施し、所望のレンズ画像を取得する。取得したレンズ画像の画像データは、隠しマーク検出部46、画像生成部47、表示制御部49へと適宜出力される。なお、取得するレンズ画像は静止画像である。
隠しマーク検出部46は、レンズ画像取得部45にて取得されたレンズ画像に基づき、隠しマーク8の被検レンズL上の座標位置と、隠しマーク8の形状を検出する。検出された隠しマーク8の座標位置情報は、画像生成部47へと出力される。また、検出された隠しマーク8の形状情報は、情報取得部48へと出力される。
画像生成部47は、隠しマーク検出部46にて検出された隠しマーク8の座標位置情報と、レンズ画像取得部45にて取得されたレンズ画像に基づき、隠しマーク8の座標位置を示すオブジェクト画像をレンズ画像に重畳し、重畳画像を生成する。このとき、隠しマーク8の座標位置と、レンズ画像内の被検レンズLに設定した座標位置とを予め関係付けておく。そして、オブジェクト画像は、検出された隠しマーク8の座標位置に対応するレンズ画像上の位置に重畳される。
また、生成した重畳画像の画像データは、表示制御部49へと出力される。すなわち、「重畳画像」では、レンズ画像内で隠しマーク8の座標位置が強調表示される。
情報取得部48は、隠しマーク検出部46にて検出された隠しマーク8の形状情報と、記憶部41が有するデータベース41aに格納された情報(隠しマーク8の形状に関連付けて記憶されたレンズ情報)とに基づき、隠しマーク検出部46にて検出された隠しマーク8に関連付けられたレンズ情報(レンズ製造メーカ名、レンズ型名、素材屈折率等)を取得する。取得したレンズ情報は、表示制御部49へと出力される。
以下、情報取得部48によるレンズ情報の取得手順の一例を説明する。
すなわち、まず、データベース41aに格納されたレンズ情報に含まれるマーク形状と、検出された隠しマーク8の形状情報とを照合する。そして、検出された隠しマーク8の形状情報に対して、完全一致又は一部一致したマーク形状が含まれるレンズ情報を抽出する。
レンズ情報が一件でも抽出されたら「近似ランキングあり」と判定する。そして、隠しマーク8の形状情報に完全一致又は一部一致したマーク形状のデータ(「近似ランキング」という)を表示制御部49へと出力し、この表示制御部49から表示部3へと出力して表示画面3aに表示させる。同時に、表示制御部49は、レンズ画像取得部45から出力されたレンズ画像の画像データを表示部3へと出力し、表示画面3aにレンズ画像を表示させる。
そして、レンズメータ1の使用者は、表示画面3aに表示された「近似ランキング」とレンズ画像とを目視により比較して、「近似ランキング」の中から被検レンズLに形成されていると思われる隠しマーク8を決定する。使用者が決定した隠しマーク8の情報は、例えば表示画面3aに設けられたタッチパネル等を操作することで入力する。
隠しマーク8の選択情報が入力されたら、この隠しマーク8の選択情報と、データベース41aとに基づき、当該隠しマーク8に関連付けられたレンズ情報を抽出する。なお、抽出したレンズ情報は、表示制御部49へと出力される。
表示制御部49は、光学特性算出部43にて算出された被検レンズLの光学特性値の数値データと、レンズ画像取得部45にて取得されたレンズ画像の画像データと、画像生成部47にて生成された重畳画像の画像データと、情報取得部48にて取得された被検レンズLのレンズ情報とのうち、任意のものを表示部3へと出力し、表示部3の表示画面3aに表示させる。なお、光学特性値のデータと、レンズ画像の画像データと、重畳画像の画像データと、レンズ情報のいずれを出力するかは、制御部42によって制御する。
図7に表示画面3aに表示された画面の一例を示す。この図7では、破線Aで囲む領域に被検レンズLの光学特性値の数値データ(球面度数(S)、円柱度数(C)、円柱軸角度(A)、加入度数(ADD))を表示し、破線Bで囲む領域に、隠しマーク8に基づいて取得した被検レンズLのレンズ情報のデータを表示する。さらに、破線Cで囲む領域に重畳画像の画像データを表示する。ここでは、重畳画像に対し、幾何学的ゼロ位置を示す座標軸画像と、プリズムゼロ位置を示すマーク画像とを重ね合わせる。
[画像制御処理]
以下、実施例1のレンズメータ1にて行われる画像制御処理の一例を、図8フローチャートを用いて具体的に説明する。
ステップS1では、レンズ保持機構4のレンズ受け4bに被検レンズLが載置されたか否かを判断する。YES(載置された)の場合はステップS2へ進み、NO(載置されていない)の場合はステップS1を繰り返す。
ステップS2では、ステップS1での被検レンズLが載置されたとの判断に続き、照明制御部44から照明用光源6へ点灯指令を出力し、照明用光源6による被検レンズLの照明を開始して、ステップS3へ進む。
ここで、点灯指令が出力されたときには、複数の照明用光源6は、全て一律の照明状態で点灯する。
ステップS3では、ステップS2でのレンズ照明の開始に続き、撮像装置30により被検レンズLの画像を撮影し、ステップS4へ進む。なお、撮影した画像データは、レンズ画像取得部45に出力される。
ステップS4では、ステップS3での被検レンズLの撮影に続き、レンズ画像取得部45により、撮影した撮像データに対して必要な処理や加工を行ってレンズ画像を取得し、ステップS5へ進む。なお、取得したレンズ画像は、隠しマーク検出部46に出力される。
ステップS5では、ステップS4でのレンズ画像の取得に続き、隠しマーク検出部46により、取得したレンズ画像に基づいてレンズ画像に写っている隠しマーク8の座標位置及び形状が検出したか否かを判断する。YES(隠しマーク検出)の場合にはステップS6へ進み、NO(隠しマーク未検出)の場合にはステップS7へ進む。
ここで、隠しマーク8の検出は、レンズ画像を解析することで実行する。なお、隠しマーク8の座標位置又は形状のいずれか一方しか検出できない場合には、「隠しマーク未検出」と判断する。また、隠しマーク8の検出結果情報は、照明制御部44に出力される。
ステップS6では、ステップS5での隠しマーク検出との判断に続き、照明制御部44から照明用光源6へ消灯指令を出力し、照明用光源6による被検レンズLの照明を終了して、ステップS8へ進む。
ここで、消灯指令が出力されたときには、複数の照明用光源6は、全て一斉に消灯する。
ステップS7では、ステップS5での隠しマーク未検出との判断に続き、照明制御部44から照明用光源6へ調光指令を出力し、照明用光源6による被検レンズLの照明状態を調整し、ステップS3へ戻る。
ここで、照明状態の調整は、複数の照明用光源6のそれぞれの光束、光度、輝度や、個別の点灯/消灯等の状態を調整することで実行する。また、調光指令は、記憶部41に予め格納された制御プログラムに基づいて自動的に出力してもよいし、レンズメータ1の使用者のマニュアル操作によって入力された調光指令に基づいて出力してもよい。
ステップS8では、ステップS6でのレンズ照明の終了に続き、画像生成部47により、ステップS5にて検出した隠しマーク8の座標位置を示すオブジェクト画像を、ステップS4にて取得したレンズ画像に重畳することで重畳画像を生成し、ステップS9へ進む。
ステップS9では、ステップS8での重畳画像の生成に続き、情報取得部48により、ステップS5にて検出した隠しマーク8の形状と、データベース41aに格納されたレンズ情報に含まれるマーク形状とが、完全一致、或いは一部一致しているかを照合し、ステップS10へ進む。
ステップS10では、ステップS9での隠しマーク8の形状情報の照合に続き、情報取得部48により、検出された隠しマーク8の形状情報に対して、完全一致又は一部一致したマーク形状が含まれるレンズ情報が抽出されたか否か、つまり「近似ランキングあり」と判定されたか否かを判断する。YES(近似ランキングあり)の場合にはステップS11へ進み、NO(近似ランキングなし)の場合にはステップS14へ進む。
ステップS11では、ステップS10での近似ランキングありとの判断に続き、表示制御部49により、ステップS4にて取得したレンズ画像と、ステップS10にて抽出した隠しマーク8の形状情報に完全一致又は一部一致したマーク形状のデータ(近似ランキング)とを表示部3の表示画面3aに表示し、ステップS12へ進む。
ここで、レンズ画像と近似ランキングとは、並列に表示することで、目視で容易に比較可能とすることができる。
ステップS12は、ステップS11でのレンズ画像及び近似ランキングの表示に続き、レンズメータ1の使用者が、「近似ランキング」の中から被検レンズLに形成されていると思われる隠しマーク8を決定し、ステップS13へ進む。
ここで、隠しマーク8の決定情報は、表示画面3aに設けられたタッチパネル等を操作することで入力され、情報取得部48に出力される。
ステップS13では、ステップS12での隠しマーク8の決定に続き、情報取得部48により、決定した隠しマーク8に関連付けられたレンズ情報をデータベース41aから抽出し、ステップS14へ進む。
ステップS14では、ステップS10での近似ランキングなしとの判断、又は、ステップS13でのレンズ情報の抽出に続き、被検レンズLの光学測定を実施し、ステップS15へ進む。
なお、被検レンズLの光学測定は、制御部42からの制御指令に基づいて、投光光学系10が有する光源11から被検レンズLに向けて測定光を投光し、被検レンズLを通過した測定光の像を受光光学系20が取得することで行う。
ステップS15では、ステップS14での光学測定の実施に続き、光学特性算出部43により、光学測定を行うことで得られた複数の分割測定光束の像に基づいて、被検レンズLの光学特性値を算出し、ステップS16へ進む。
ステップS16では、ステップS15での光学特性値の算出に続き、表示制御部49により、ステップS8にて生成した重畳画像の画像データと、ステップS13にて抽出したレンズ情報のデータと、ステップS15にて算出した光学測定値の数値データを表示部3に対して出力し、表示部3の表示画面3aに重畳画像とレンズ情報と光学測定値を表示する(図7参照)。
次に、実施例1のレンズメータ1の作用効果を説明する。
実施例1のレンズメータ1では、被検レンズLをレンズ受け4bに載置したら、図8に示すフローチャートにおいて、ステップS1→ステップS2へと進み、照明用光源6からの照明光で被検レンズLを照明する。このとき、照明用光源6が複数であるため、被検レンズLは、様々な角度から入射する照明光によって照明される。
照明用光源6で被検レンズLを照明したら、ステップS3→ステップS4へと進み、撮像装置30によって被検レンズLを撮像し、被検レンズLのレンズ画像を取得する。被検レンズLのレンズ画像を取得したら、ステップS5へと進んで、被検レンズLのレンズ画像を解析し、この被検レンズLに形成された隠しマーク8が検出されたか否かを判断する。
そして、レンズ画像に基づいて隠しマーク8を検出したら、ステップS6に進んで複数の照明用光源6をすべて消灯し、被検レンズLの照明を終了する。一方、レンズ画像から隠しマーク8が検出できなかったときには、ステップS7に進んで複数の照明用光源6による被検レンズLの照明状態を調整し、ステップS3へ戻って再度被検レンズLの撮影を行う。
すなわち、この実施例1では、様々な方向から入射する照明光によって被検レンズLを照明し、照明した状態で被検レンズLを撮影して取得したレンズ画像に基づいて、隠しマーク8を検出する。そのため、隠しマーク8を検出する際、被検レンズLの光学特性を測定する測定光学系Kを用いることがない。
また、レンズ画像に基づいて隠しマーク8の検出ができなかったときには、照明制御部44からの調光指令に基づいて、複数の照明用光源6のそれぞれの光束、光度、輝度や、点灯/消灯等の状態が調整され、被検レンズLの照明状態が制御される。ここで、この照明状態の制御は、レンズ画像に基づいて隠しマーク8が検出されるまで繰り返される。
つまり、この照明制御部44は、被検レンズLに形成された隠しマーク8をレンズ画像に写すために、複数の照明用光源6による照明状態を制御する。これにより、測定光学系Kが複雑化することなく、隠しマーク8を検出することができる。
また、この実施例1のレンズメータ1では、照明用光源6による照明状態を調整し、レンズ画像に隠しマーク8を写すことができる。このため、表示画面3aに表示されたレンズ画像を目視した際、隠しマーク8からわかる位置に関する情報と、レンズ画像から把握可能な位置との関係を容易に把握することができる。そのため、単なる隠しマーク読み取り機とは異なり、レンズ画像を目視しただけで隠しマーク8に関する情報を得ることができ、使用者にとってより有効な情報を表示することができる。
さらに、実施例1のレンズメータ1では、レンズ画像に隠しマーク8が写るため、隠しマーク8からわかる被検レンズLに関するレンズ情報と、光学測定値との関係も容易に把握することができる。
そして、表示画面3aに被検レンズLの光学測定値の分布を示すマッピング画像を表示する場合では、このマッピング画像にレンズ画像を重畳して表示した場合に、レンズ画像に隠しマーク8が写っていることから、隠しマーク8からわかる位置に関する情報と、マッピング画像との位置関係を把握することができる。
なお、照明用光源による照明状態の制御の上限回数として、予め決められた回数を設定し、照明状態の制御を上限回数まで繰り返しても隠しマーク8がレンズ画像に写らず、レンズ画像に基づいて隠しマーク8を検出できないときには、隠しマーク8の検出及び被検レンズLの照明を終了し、図8に示す画像制御処理を終了してもよい。
また、この実施例1では、照明制御部44からの複数の照明用光源6に対する調光指令を、使用者のマニュアル操作によって入力された調光指令に基づいて出力してもよいという例を示した。
ここで、複数の照明用光源6に対する調光指令を、使用者のマニュアル操作によって入力された調光指令に基づいて出力する場合では、使用者の感覚や意志に沿った調光が可能になる。また、このとき、使用者はレンズ画像を目視確認しながら調光指令を入力することが可能であるので、複数の照明用光源6による照明状態を確認しながら調光することができ、よりきめ細かな調光が可能となる。
また、この実施例1では、隠しマーク8を検出したと判断し、被検レンズLの照明を終了したら、ステップS8へと進み、隠しマーク8の座標位置を示すオブジェクト画像をレンズ画像に重畳した重畳画像を生成する。
そのため、レンズ画像に写っている隠しマーク8の座標位置を強調して表示することができる。これにより、レンズ画像を表示画面3aに表示する場合よりも、重畳画像を表示画面3aに表示した方が、隠しマーク8の位置を表示画面3a内で目視確認しやすくすることができる。
なお、レンズ画像に重畳する表示オブジェクトは、例えば、レンズ画像上の隠しマーク8を囲む円環印や、レンズ画像上の隠しマーク8を指示する矢印マーク等、隠しマーク8の座標位置のみを示すものであってもよいし、隠しマーク8の形状を模式的に示すものであってもよい。
そして、重畳画像を生成したら、ステップS9→ステップS10へと進み、検出した隠しマーク8の形状と、データベース41aに格納されたレンズ情報に含まれるマーク形状とが、完全一致、或いは一部一致しているかを照合して、近似ランキング(隠しマーク8の形状情報に完全一致又は一部一致したマーク形状のデータ)が存在するか否かを判断する。近似ランキングが存在すると判断したときには、ステップS11→ステップS12→ステップS13へと進み、表示部3の表示画面3aに、被検レンズLのレンズ画像と近似ランキングとを表示し、レンズメータ1の使用者に隠しマーク8を決定させた後、決定された隠しマーク8に関連付けられたレンズ情報を抽出する。
さらに、この実施例1では、レンズ情報を抽出した後、ステップS14→ステップS15へと進み、被検レンズLの光学特性を測定し、測定位置の光学特性値を算出する。そして、ステップS16へと進んで、表示部3の表示画面3aに、光学測定値、重畳画像、(あれば)レンズ情報を表示する。
これにより、レンズ画像に基づいて検出した隠しマーク8に関連付けられたレンズ情報を、表示部3の表示画面3aに表示して、レンズメータ1の使用者に認識させることができる。つまり、レンズメータ1の使用者は、表示画面3aを目視確認することで、レンズ情報を容易に把握することができる。
また、この実施例1では、光学測定値と重畳画像を表示画面3aに表示し、さらに近似ランキングが存在したときにはレンズ情報も表示画面3aに表示する。このため、これらの二つ又は三つの情報を表示画面3aで同時に目視確認することができる。そのため、レンズメータ1の使用者は、被検レンズLの光学特性の測定中に、光学特性値以外の情報を把握することが可能となる。
さらに、この実施例1では、図4に示すように、複数の照明用光源6が、レンズ保持機構4の周縁部に沿った位置、つまり、測定光学系Kの測定光軸Lmの周りを取り囲む位置に設けられている。そのため、レンズ保持機構4のレンズ受け4bとレンズ押え4cの間に挟持された被検レンズLに対し、この被検レンズLの周囲から照明光を照射することができる。これにより、被検レンズLに対して様々な方向からの照明光を確実に照射することができ、隠しマーク8を検出しやすくすることができる。
以上、本発明のレンズメータを実施例1に基づいて説明してきたが、具体的な構成については、この実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲の各請求項に係る発明の要旨を逸脱しない限り、設計の変更や追加等は許容される。
実施例1では、レンズメータ1が、光学測定値と、プリズムサークル記号及び被検レンズLのレンズ光軸の位置を示す記号を表示するものである例を示したが、これに限定されない。例えば、レンズメータが、測定光学系Kの受光光学系20に、ハルトマンプレートとスクリーンと結像光学系を有し、被検レンズの光学特性値の分布(マッピング画像)を表示するものであってもよい。この場合であっても、撮像装置と複数の照明用光源を設け、照明用光源による被検レンズの照明状態を調整しながら、複数の照明用光源で被検レンズを照明することで、隠しマークを撮像し、表示画面上で隠しマークを確認することができる。
また、実施例1では、複数の照明用光源6によって、被検レンズLを上下両方から照明する例を示した。しかしながら、これに限らず、被検レンズLの照明は、レンズ下方のみから行うものであってもよいし、レンズ上方のみから行うものであってもよい。さらに、照明用光源6は、例えばレンズ押え4cやレンズテーブル4d、装置本体2等、測定光軸Lmを取り囲む位置以外の位置に取り付けてもよい。
さらに、実施例1では、照明用光源6をLED素子により構成し、複数の照明用光源6をフレキシブル基板6aに等間隔で取り付けたLEDテープTに形成した例を示した。しかしながら、これに限定されず、例えば有機ELや無機EL(エレクトロルミネッセンス)を照明用光源6に用いてもよいし、これらのELやLED素子を用いて面発光する発光シートを形成してもよい。さらに、照明方向に指向性を有する砲弾式LEDを照明用光源に適用してもよい。
さらに、照明制御部44が、複数の照明用光源6の照明方向を調整(変更)する照明方向調整部を有するものであってもよい。すなわち、例えば、照明用光源6を取り付けた部分が移動可能や回転可能な構造を有しており、照明方向調整部からの調光指令に基づいて、照明用光源6を取り付けた部分が移動や回転等することで、照明方向を調整(変更)する。
この場合では、照明用光源6の数が少なくても、様々な方向から被検レンズLに対して照明光を入射させることができる。
また、実施例1では、レンズ画像に基づいて隠しマーク8を検出したら、この隠しマーク8の座標位置を示すオブジェクト画像をレンズ画像に重畳した重畳画像を生成する例を示した。しかしながら、これに限らない。例えば、図9に示すように、レンズ画像が表示された領域Dとは別の領域Eに隠しマーク8を拡大した撮像画像を表示してもよいし、この領域Eに隠しマーク8の周辺をトリミングした撮像画像を表示してもよい。さらに、隠しマーク8をグラフィック等で強調した画像を生成し、このマーク強調画像を領域Eに表示したり、隠しマーク8の種類や情報を意味する所定の画像を領域Eに表示したりしてもよい。
つまり、レンズ画像を表示する領域とは異なる領域に、隠しマーク8を視認可能な隠しマーク画像(例えば、隠しマーク8を拡大表示したレンズ画像や、隠しマーク8の周辺をトリミングしたレンズ画像、強調画像、隠しマーク8を認識置き換えした画像等)を表示してもよい。
この場合では、隠しマーク8がレンズ画像とは別の領域に示されるため、表示画面3a内での視認性の向上を図ることができる。
また、実施例1では、図7に示すように被検レンズLとしてメガネフレームに枠入れされたレンズを適用した例を示したが、例えば、被検レンズLは、未加工レンズや、メガネフレームに枠入れされていないフレーム加工済みレンズであってもよい。また、実施例1では、一つの測定光学系Kを備えるレンズメータ1とする例を示したが、これに限らず、一対の測定光学系Kを設けることで、一対の被検レンズを同時に測定する構成にしてもよい。
また、実施例1では、被検レンズLがレンズ受け4bに被検レンズLが載置されたら照明用光源6によって被検レンズLを照明し、隠しマーク8の検出を行った後、光学特性を測定する例を示したが、これに限定されない。例えば、被検レンズLを載置したら、レンズ画像の撮影の前に被検レンズLの光学特性の測定を先に実施する。そして、光学測定値を算出した後、レンズ画像を撮影して隠しマーク8の検出を行ってもよい。
また、実施例1では、撮像装置30を、一対の投光光学系10の間に配置された単眼式デジタルカメラによって構成する例を示したが、例えば複眼式のデジタルカメラによって撮像装置30を構成してもよいし、複数の単眼式カメラで撮像装置30を構成してもよい。
さらに、複眼式カメラ又は複数の単眼式カメラを用いた場合では、撮影された画像を合成してレンズ画像を生成してもよい。
また、レンズ上に隠しマーク8を設ける位置が規定されていることから、撮像装置30は隠しマーク8が設けられた領域の周辺のみを撮像する隠しマーク専用のカメラであってもよい。
実施例1では、撮像装置30を装置本体2の上部2aに内蔵し、測定光軸Lmを中心としつつ一辺が100mmとなる正方形状の領域を撮像可能な位置に取り付けられた例を示したが、これに限定されない。撮像装置30は、例えば、レンズ押え4c(図1において30Bで示す位置)や、レンズテーブル4d(図1において30Aで示す位置)、装置本体2に形成されたレンズセット空間2cを区画する壁面の表面等に設けてもよい。つまり、撮像装置30の取り付け位置は、被検レンズLを撮像し、レンズ画像を取得可能な位置であれば任意に設定することができる。
また、レンズ押え4cやレンズテーブル4dを、プラスチックよりも剛性の高い板金によって形成すると共に厚みや幅を薄くして、被検レンズLの撮像の邪魔にならないようにしてもよい。また、レンズ押え4c等を透明な樹脂によって形成することで、被検レンズLの撮像の邪魔にならないようにしてもよい。
1 レンズメータ
3 表示部
4 レンズ保持機構
5 印点装置
6 照明用光源
6a フレキシブル基板
8 隠しマーク
K 測定用光源
10 投光光学系
11 光源
12 コリメータレンズ
20 受光光学系
21 パターンプレート
22 CCD(測定用受光素子)
30 撮像装置(撮像部)
40 CPU
41 記憶部
41a データベース
42 制御部
43 光学特性算出部
44 照明用制御部
45 レンズ画像取得部
46 隠しマーク取得部
47 画像生成部
48 情報取得部
49 表示制御部
L 被検レンズ

Claims (6)

  1. 被検レンズに測定光を投光し前記被検レンズを透過した測定光を受光する測定光学系と 、
    前記測定光学系で受光した測定光に基づいて前記被検レンズの光学特性値を算出する光学特性算出部と、
    前記被検レンズを撮像してレンズ画像を取得する撮像部と、
    前記光学特性値及び前記レンズ画像を表示部に表示させる表示制御部と、
    前記被検レンズを照明する複数の照明用光源と、
    前記被検レンズに形成された隠しマークを前記レンズ画像に写すために、前記複数の照明用光源による照明状態を制御する照明制御部と、
    前記レンズ画像に基づいて前記隠しマークの座標位置を検出する隠しマーク検出部と、
    前記隠しマーク検出部にて検出された前記隠しマークの座標位置情報と、前記レンズ画像とに基づき、前記レンズ画像に前記隠しマークの座標位置を示すオブジェクト画像を重畳した重畳画像を生成する画像生成部と、を備え、
    前記表示制御部は、前記画像生成部によって生成した前記重畳画像を前記表示部に表示させる
    ことを特徴とするレンズメータ。
  2. 被検レンズに測定光を投光し前記被検レンズを透過した測定光を受光する測定光学系と 、
    前記測定光学系で受光した測定光に基づいて前記被検レンズの光学特性値を算出する光学特性算出部と、
    前記被検レンズを撮像してレンズ画像を取得する撮像部と、
    前記光学特性値及び前記レンズ画像を表示部に表示させる表示制御部と、
    前記被検レンズを照明する複数の照明用光源と、
    前記被検レンズに形成された隠しマークを前記レンズ画像に写すために、前記複数の照明用光源による照明状態を制御する照明制御部と、
    前記レンズ画像に基づいて前記隠しマークの座標位置を検出する隠しマーク検出部と、を備え、
    前記表示制御部は、前記表示部内で前記レンズ画像が表示される領域とは異なる領域に 、前記隠しマーク検出部にて検出された前記隠しマークを視認可能に表示する隠しマーク画像を表示させる
    ことを特徴とするレンズメータ。
  3. 前記照明制御部は、前記複数の照明用光源の照明方向を調整する照明方向調整部を有することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のレンズメータ。
  4. 前記隠しマーク検出部は、前記レンズ画像に基づいて前記隠しマークの形状を検出し、
    前記隠しマークの形状にレンズ情報を関連付けて記憶したデータベースと、
    前記隠しマーク検出部にて検出された前記隠しマークの形状情報と、前記データベースに記憶されたレンズ情報とに基づいて、当該隠しマークのレンズ情報を取得する情報取得部と、を備え、
    前記表示制御部は、前記情報取得部によって取得したレンズ情報を前記表示部に表示させる
    ことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載のレンズメータ。
  5. 前記照明用光源は、前記測定光学系の測定光軸の周りを取り囲む位置に設けられている
    ことを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか一項に記載のレンズメータ。
  6. 前記照明制御部は、使用者によって操作可能な調光機構を有する
    ことを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか一項に記載のレンズメータ。
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