JP6817368B2 - シール剤ディスペンサ - Google Patents

Description

本発明は、シール剤ディスペンサに関し、特に、パンク修理及び気体注入の動作を安全に行うシール剤ディスペンサに関する。

図１２を参照する。図１２に示すように、大部分のシール剤ディスペンサ９は、基本的に蓋体９１、容器本体９２及び中空管体９３から構成されてなる。容器本体９２内には、パンク修理用の化学接着剤（即ちシール剤）が充填されている。蓋体９１は、２本のマニホールドを有する。そのうち一方のマニホールドは、空気圧縮機が発生させた高圧空気を受けるために用い、他方のマニホールドは、化学接着剤９４を送り出すために用いる。中空管体９３は、蓋体９１に設けた下軸管９５に接続される。蓋体９１が容器本体９２に結合された後、中空管体９３が容器本体９２内に収容され、空気圧縮機が発生させた高圧空気が吸気マニホールド９６を介して吸入され、化学接着剤９４の上表面を下向きに加圧する。化学接着剤９４は、中空管体９３の底端を介して下軸管９５、接着剤排出マニホールド９７及び接着剤排出ホース８１に進入し、破損したタイヤのノズルに連通するが、高圧空気が吸入されて化学接着剤９４が下向きに加圧されると、中空管体９３に振動、揺れなどが発生し、下軸管９５との接続箇所が緩んで容器本体９２の底部に落下する虞があった。そのため、中空管体９３と下軸管９５との間に間隙９８が発生し、高圧空気が吸入されたときに間隙９８から漏れ出し、化学接着剤９４の上表面をスムーズに加圧することができなかった。

こうした現状に鑑み、本発明者は鋭意研究を重ねた結果、シール剤を注入してパンク修理を行うシール剤ディスペンサを完成したものである。

本発明の第１の目的は、シール剤ディスペンサの容器本体内には、化学接着剤が充填され、蓋体は、容器本体の開口部に結合され、アクチュエータによりパンチ要素を前進させてフィルムを突き破り、吸気流路と接着剤排出流路とを連通し、空気圧縮機が発生させた高圧空気が吸気流路を介して容器本体内に進入し、接着剤排出流路から化学接着剤が送り出されるシール剤ディスペンサを提供することにある。

本発明の第２の目的は、アクチュエータが揺動してパンチ要素を前進させてフィルムを突き破り、圧縮空気により接着剤排出流路から化学接着剤が送り出されるシール剤ディスペンサを提供することにある。

本発明の第３の目的は、円筒管の底端には、弾性を有するシートが延設され、シートは、容器本体のホルダー上に押し付けられて湾曲するため、上方への弾性回復力が発生し、この弾性回復力は、シール剤ディスペンサを搬送又は操作して振動が発生したときに、円筒管と下軸管とを密着させ、円筒管の内流通室のプラットフォームを蓋体の下軸管の末端に当接し続け、パンク修理、空気注入などを安全に行うことができるシール剤ディスペンサを提供することにある。

本発明は、容器本体、蓋体、パンチ要素及びアクチュエータを備えたシール剤ディスペンサであって、
容器本体内には、化学接着剤が充填され、
蓋体は、容器本体の開口部に結合され、蓋体の上下端には、互いに連通した上軸管及び下軸管が延設され、上軸管及び下軸管内には、内流路がそれぞれ設けられ、内流路中には、フィルムが設けられ、上軸管の内流路及び下軸管の内流路を隔離し、
パンチ要素は、蓋体の上軸管の開口から内流路内に挿入され、フィルム上に着座し、
アクチュエータは、蓋体上で揺動し、揺動するときの回転動作によりパンチ要素を前進させてフィルムを押し開け、吸気流路と接着剤排出流路とを連通し、空気圧縮機が発生させた高圧空気が吸気流路を介して容器本体内に進入し、接着剤排出流路から化学接着剤が送り出されることを特徴とするシール剤ディスペンサを提供するものである。

本発明の一実施形態に係るシール剤ディスペンサを示す斜視図である。 本発明の一実施形態に係るシール剤ディスペンサを示す分解斜視図である。 本発明の一実施形態に係るシール剤ディスペンサの蓋体を示す斜視図である。 本発明の一実施形態に係るシール剤ディスペンサを示す立体断面図である。 本発明の一実施形態に係るシール剤ディスペンサの初期状態の説明図である。 図５のアクチュエータを揺動する状態の説明図である。 本発明の一実施形態に係るシール剤ディスペンサのアクチュエータを揺動してパンチ要素が付勢された状態の説明図である。 図６のシール剤を注入してパンク修理を行う状態の説明図である。 本発明の一実施形態に係るシール剤ディスペンサを示す部分拡大図である。 図９の線Ａ−Ａに沿った断面図である。 本発明の一実施形態に係るシール剤ディスペンサにホースを巻き付けて収納した状態の説明図である。 従来のシール剤ディスペンサの断面図である。

本発明の一実施形態に係るシール剤ディスペンサ１は、空気圧縮機を組み合わせて使用することができるとともに、少なくとも容器本体２、蓋体３、パンチ要素５及びアクチュエータ（又はレバー）４から構成されてなる。シール剤ディスペンサ１の容器本体２内には、化学接着剤（即ちシール剤）２５が充填され、蓋体３は、容器本体２の開口部２１に結合され、アクチュエータ４は蓋体３上で揺動し、パンチ要素５を前進させてフィルム３８を押し開け、又は突き破り、吸気流路３４０と接着剤排出流路３５０とを連通し、空気圧縮機が発生させた高圧空気が吸気流路３４０を介して容器本体２内に進入し、接着剤排出流路３５０から化学接着剤２５が送り出される。

以下、本発明の構造を詳細に説明するために、図１、図２及び図５を参照する。図１、図２及び図５に示すように、本発明の一実施形態に係るシール剤ディスペンサ１は、少なくとも容器本体２及び蓋体３から構成されてなる。容器本体２は、中空状に形成されてチャンバ２３を有する。容器本体２は、一端に開口部２１が形成され、他端にホルダー２４が形成されている。容器本体２の開口部２１には、雄ねじ部２２が設けられ、容器本体２と開口部２１との間に複数のラチェット歯２２１が設けられる。容器本体２のチャンバ２３には、シール・ポンプアップ用の化学接着剤２５が充填される。

図３及び図４を参照する。図３及び図４に示すように、蓋体３の内縁には、雌ねじ部３００が設けられ、内底縁に複数の内歯を有するラチェットリング３０１が形成されている。蓋体３の内頂面には、ワッシャ６を収容する環状凹溝３０が凹設されている。蓋体３は、雌ねじ部３００を介して容器本体２の開口部２１の雄ねじ部２２に螺合することができる。蓋体３と容器本体２とを結合し、蓋体３が容器本体２の開口部２１の端部に螺合されると、ワッシャ６により安定性及び密閉性が高まる上、蓋体３が緩むことを防ぎ、容器本体２と結合された蓋体３が回転されると、蓋体３のラチェットリング３０１が容器本体２のラチェット歯２２１に密に結合され、図１０に示すように、蓋体３が緩んで化学接着剤２５が溢れ出ることを防ぎ、蓋体３の外縁には、弾性体３９が延設され、弾性体３９の末端には、フック３９１が設けられ、図９に示すように、蓋体３の上下端には、互いに連通した上軸管３１及び下軸管３６が延設される。上軸管３１内には、内流路３１０が設けられる。上軸管３１は、上段部３１１及び下段部３１２を有する。上軸管３１の上段部３１１の開口端には、互いに対向した１対の側板３１３が設けられる。側板３１３上には、互いに対向した軸孔３２が形成される。軸孔３２内には、バンプ３２０が設けられる。１対の側板３１３間には、互いに対向した１対の頂端が開放式に形成され、底端が封止面に形成された貫通溝３３が形成されている。上軸管３１は、吸気マニホールド３４及び接着剤排出マニホールド３５を有する。吸気マニホールド３４内には、吸気流路３４０が形成される。吸気流路３４０は、エアバルブ３４１を含み、上述したエアバルブ３４１は、容器本体２のチャンバ２３と連通する。上軸管３１の上段部３１１の内口径は、上軸管３１の下段部３１２の内口径より大きく、上端部と下端部との間には、ステップ状のステップ部３７が形成される。接着剤排出マニホールド３５内には、接着剤排出流路３５０が形成される。接着剤排出流路３５０は、上軸管３１の内流路３１０と連通する。下軸管３６内には、内流路３６０が形成される。内流路３６０中には、フィルム３８が設けられ、前述したように互いに連通した上軸管３１の内流路３１０及び下軸管３６の内流路３６０を隔離する。

パンチ要素５は、一方の端部に柱体５１が設けられ、他方の端部に基端部５２が設けられる。基端部５２には、Ｏリング５４を嵌設する環状凹溝５３が形成される。柱体５１上には、互いに間隔をおいて形成された凹んだ流通溝５５が複数形成される。２つの流通溝５５間には、凸リブ柱５６が形成される。各凸リブ柱５６上には、凹んだ切欠き部５７が形成される。凸リブ柱５６及び流通溝５５を有する柱体５１の末端には、斜面先端頭部５８が形成される。パンチ要素５は、蓋体３の上軸管３１の開口から内流路３１０内に挿入され、フィルム３８上に着座する。

内流通室７０を有する円筒管７は、上端部７１の内口径が下端部７２の内口径より大きく、上端部７１と下端部７２との間にはステップ状のプラットフォーム７３が形成されている。円筒管７の底端７４は、複数のスリット７５を有するとともに、弾性を有するシート７６が延設されている。円筒管７は、上端部７１を介して下から上方向に蓋体３の下軸管３６に嵌設される。蓋体３の下軸管３６は、内流通室７０のプラットフォーム７３上に当接され、各種体積の容器本体２に応じて異なる長さの円筒管７に交換する。

アクチュエータ４の一端には、偏心カム４１が設けられる。偏心カム４１の両側は、１対の軸柱４２を有する。軸柱４２上には、凹んだ２つの切欠４２１，４２２が形成され、アクチュエータ４の他端には、Ｃ字状レンチ部４３が設けられる。アクチュエータ４は、軸柱４２を介し、前述した上軸管３１に設けた側板３１３上の軸孔３２に枢設し、アクチュエータ４の偏心カム４１は、上軸管３１の開口端に位置し、前述したパンチ要素５の基端部５２に当接されるため、Ｃ字状レンチ部４３は、軸柱４２を揺動中心として用い、上軸管３１に設けた側板３１３の互いに対向した２つの貫通溝３３により、ユーザはアクチュエータ４を操作して略半円周で揺動させる。

パンチ要素５、円筒管７及びアクチュエータ４が蓋体３上に組み合わされ、蓋体３が前述した容器本体２に接続されると、蓋体３の下軸管３６及び円筒管７が容器本体２のチャンバ２３中に内蔵される（図４を参照する）。

本実施形態のシール剤ディスペンサ１が初期状態（又は未使用のスタンバイ状態）にあるとき、図５に示すように、アクチュエータ４のＣ字状レンチ部４３が、蓋体３の外縁から延びた弾性体３９のフック３９１上に係合されている。アクチュエータ４のＣ字状レンチ部４３は、蓋体３の吸気マニホールド３４の真正面に係止されてユーザに注意を促し、シール剤ディスペンサ１が未だオンされていないスタンバイ状態にある。前述したアクチュエータ４の軸柱４２上の切欠４２１の一つを、蓋体３の軸孔３２内のバンプ３２０上に係合させることができる。もしユーザがシール剤ディスペンサ１を使用し、シール剤を注入してパンク修理を行う場合、図５に示すように、ユーザは、まず、接着剤排出ホース８１を接着剤排出マニホールド３５及び破損したタイヤのノズル（図示せず）に接続してから、図６に示すように、アクチュエータ４を揺動させて偏心カム４１と、パンチ要素５の基端部５２との接触状態を、短径部４４から長径部４５の接触状態にし、前述したように蓋体３の軸孔３２に係合されたバンプ３２０上のアクチュエータ４の軸柱４２上の切欠４２１をもう一つの切欠４２２に変え、蓋体３の軸孔３２内のバンプ３２０上に係合させ、図２及び図９に示すように、アクチュエータ４を操作する始点及び終点として確認補助として用いる。この段階でパンチ要素５が前進されると下方へ変位してステップ部３７上に当接され、パンチ要素５末端の斜面先端頭部５８により下軸管３６の内流路３６０中のフィルム３８を突き破り、又は押し開き、蓋体３の上軸管３１の内流路３１０及び下軸管３６の内流路３６０が、容器本体２のチャンバ２３と連通し、フィルム３８が内流路３６０中から完全に脱落することがないため、シール剤を注入してパンク修理を行う際、フィルム３８により流路が妨げられることを防ぐ。図７に示すように、この段階においてパンチ要素５上にＯリング５４が嵌設され、パンチ要素５と上軸管３１の内流路３１０との間隙がＯリング５４により完全に密封され、容器本体２のチャンバ２３の化学接着剤２５が上軸管３１の上段部３１１の開口端から溢れ出る。図８に示すように、吸気ホース８２を空気圧縮機（図示せず）及び吸気マニホールド３４に接続すると、高圧空気が吸気マニホールド３４の吸気流路３４０のエアバルブ３４１から直接、化学接着剤２５の上表面を下向きに加圧し、化学接着剤２５を円筒管７の底端７４のスリット７５を介して内流通室７０及び下軸管３６の内流路３６０に進入させ、パンチ要素５の流通溝５５及び切欠き部５７と、上軸管３１の下段部３１２の内流路３１０と、接着剤排出マニホールド３５の接着剤排出流路３５０と、接着剤排出ホース８１とを介し、破損したタイヤのノズルに連通し、円筒管７の底端７４には、弾性を有するシート７６が延設される。シート７６は、容器本体２のホルダー２４上に当接されるため、押し付けて湾曲されて上方への弾性回復力が発生する。この弾性回復力は、シール剤ディスペンサ１を搬送又は操作して振動が発生したときに、円筒管７と下軸管３６とを密着させ、円筒管７の内流通室７０のプラットフォーム７３を蓋体３の下軸管３６の末端に当接し続け、パンク修理、空気注入などを安全に行うことができる。

シール剤ディスペンサ１の初期状態又は未使用のスタンバイ状態では、図１１に示すように、アクチュエータ４のＣ字状レンチ部４３が、蓋体３の外縁から延びた弾性体３９のフック３９１上に係合される。アクチュエータ４のＣ字状レンチ部４３は、蓋体３の吸気マニホールド３４の真正面に係止される。接着剤排出ホース８１は、一端が接着剤排出マニホールド３５上に接続され、管部が蓋体３の外縁に巻き付けられ、末端がＣ字状レンチ部４３中に挿設される。

上述したことから分かるように、本発明に係るシール剤ディスペンサ１は、容器本体２が蓋体３と結合される。蓋体３は、２本のマニホールドを有し、一方のマニホールドは、空気圧縮機が発生させる高圧空気を受けるために用い、他方のマニホールドは、シール剤ディスペンサ１内の化学接着剤２５を送り出すために用い、アクチュエータ４によりパンチ要素５を前進させてフィルム３８を突き破り、高圧空気が直接、吸気マニホールド３４の吸気流路３４０のエアバルブ３４１から吸入され、化学接着剤２５の上表面を下向きに加圧し、化学接着剤２５が円筒管７の底端７４のスリット７５を介して内流通室７０と、下軸管３６の内流路３６０とに流入し、パンチ要素５の流通溝５５及び切欠き部５７、上軸管３１の下段部３１２の内流路３１０、接着剤排出マニホールド３５の接着剤排出流路３５０及び接着剤排出ホース８１を流れ、破損したタイヤのノズルと連通し、パンク修理及び気体注入の動作を安全に行うことができる。

１，９ シール剤ディスペンサ
２，９２ 容器本体
３，９１ 蓋体
４ アクチュエータ
５ パンチ要素
６ ワッシャ
７ 円筒管
２１ 開口部
２２ 雄ねじ部
２３ チャンバ
２４ ホルダー
２５ 化学接着剤
３０ 環状凹溝
３１ 上軸管
３２ 軸孔
３３ 貫通溝
３４ 吸気マニホールド
３５ 接着剤排出マニホールド
３６ 下軸管
３７ ステップ部
３８ フィルム
３９ 弾性体
４１ 偏心カム
４２ 軸柱
４３ Ｃ字状レンチ部
４４ 短径部
４５ 長径部
５１ 柱体
５２ 基端部
５３ 環状凹溝
５４ Ｏリング
５５ 流通溝
５６ 凸リブ柱
５７ 切欠き部
５８ 斜面先端頭部
７０ 内流通室
７１ 上端部
７２ 下端部
７３ プラットフォーム
７４ 底端
７５ スリット
７６ シート
８１ 接着剤排出ホース
８２ 吸気ホース
９３ 中空管体
９４ 化学接着剤
９５ 下軸管
９６ 吸気マニホールド
９７ 接着剤排出マニホールド
９８ 間隙
２２１ ラチェット歯
３００ 雌ねじ部
３０１ ラチェットリング
３１０ 内流路
３１１ 上段部
３１２ 下段部
３１３ 側板
３２０ バンプ
３４０ 吸気流路
３４１ エアバルブ
３５０ 接着剤排出流路
３６０ 内流路
３９１ フック
４２１ 切欠
４２２ 切欠

Claims (8)

1. 容器本体、蓋体、パンチ要素及びアクチュエータを備えたシール剤ディスペンサであって、
   前記容器本体内には、化学接着剤が充填され、
   前記蓋体は、前記容器本体の開口部に結合され、前記蓋体の上下端には、互いに連通した上軸管及び下軸管が延設され、前記上軸管及び前記下軸管内には、内流路がそれぞれ設けられ、前記内流路中には、フィルムが設けられ、前記上軸管の前記内流路及び前記下軸管の前記内流路を隔離し、
   前記パンチ要素は、前記蓋体の前記上軸管の開口から前記内流路内に挿入され、前記フィルム上に着座し、
   前記アクチュエータは、前記蓋体上で揺動し、揺動するときの回転動作により前記パンチ要素を前進させて前記フィルムを押し開け、吸気流路と接着剤排出流路とを連通し、空気圧縮機が発生させた高圧空気が前記吸気流路を介して前記容器本体内に進入し、前記化学接着剤の上表面を前記容器本体の開口部側から下向きに加圧して、前記接着剤排出流路から前記化学接着剤が送り出されることを特徴とするシール剤ディスペンサ。
2. 前記容器本体は、中空状に形成されてチャンバを有し、
   前記容器本体は、一端に前記開口部が形成され、他端にホルダーが形成され、
   前記容器本体の前記開口部には、雄ねじ部が設けられ、前記容器本体と前記開口部との間には、複数のラチェット歯が設けられ、前記容器本体の前記チャンバには、シール・ポンプアップ用の前記化学接着剤が充填され、
   前記蓋体の内縁には、雌ねじ部が設けられ、内底縁に複数の内歯を有するラチェットリングが形成され、前記蓋体の内頂面には、ワッシャを収容する環状凹溝が凹設され、前記蓋体は、前記雌ねじ部を介して前記容器本体の前記開口部の前記雄ねじ部に螺合し得て、前記蓋体と前記容器本体とを結合し、前記蓋体が前記容器本体の前記開口部の端部に螺合されるときの安定性及び密閉性が前記ワッシャにより高まる上、前記蓋体が緩むことを防ぎ、前記容器本体と結合された前記蓋体が回転されると、前記蓋体の前記ラチェットリングに前記容器本体の前記ラチェット歯が密に結合され、前記蓋体が緩んで前記化学接着剤が溢れ出ることを防ぐことを特徴とする請求項１に記載のシール剤ディスペンサ。
3. 前記上軸管は、上段部及び下段部を有し、
   前記上軸管の前記上段部の開口端には、互いに対向した１対の側板が設けられ、
   前記側板上には、互いに対向した軸孔が形成され、
   前記軸孔内には、バンプが設けられ、前記１対の側板間には、互いに対向した１対の頂端が開放式に形成され、底端が封止面に形成された貫通溝が形成され、
   前記上軸管は、吸気マニホールド及び接着剤排出マニホールドを有し、
   前記吸気マニホールド内には、前記吸気流路が形成され、
   前記吸気流路は、エアバルブを含み、前記エアバルブは、前記容器本体の前記チャンバと連通し、
   前記上軸管の前記上段部の内口径は、前記上軸管の前記下段部の内口径より大きく、前記上段部と前記下段部との間にはステップ状のステップ部が形成され、前記接着剤排出マニホールド内には、前記接着剤排出流路が形成され、前記接着剤排出流路は、前記上軸管の前記内流路と連通し、前記蓋体の外縁には、弾性体が延設され、前記弾性体の末端にはフックが設けられることを特徴とする請求項２に記載のシール剤ディスペンサ。
4. 前記パンチ要素は、一方の端部に柱体が設けられ、他方の端部に基端部が設けられ、
   前記基端部には、Ｏリングを嵌設する前記環状凹溝が形成され、
   前記柱体上には、互いに間隔をおいて形成された凹んだ流通溝が複数形成され、
   ２つの前記流通溝間には、凸リブ柱が形成され、
   各前記凸リブ柱上には、凹んだ切欠き部が設けられ、前記凸リブ柱及び前記流通溝を有する前記柱体の末端には、斜面先端頭部が設けられ、
   前記パンチ要素は、前記蓋体の前記上軸管の開口から前記内流路内に挿入され、前記フィルム上に着座することを特徴とする請求項３に記載のシール剤ディスペンサ。
5. 内流通室を有する円筒管をさらに備え、
   前記円筒管の上端部の内口径が下端部の内口径より大きく、前記上端部と前記下端部との間には、ステップ状のプラットフォームが形成され、
   前記円筒管の底端は、複数のスリットを有するとともに、弾性を有するシートが延設され、前記円筒管は、前記上端部を介して下から上方向に前記蓋体の前記下軸管に嵌設され、
   前記蓋体の前記下軸管は、前記内流通室の前記プラットフォーム上に当接され、各種体積の前記容器本体に応じて異なる長さの前記円筒管に交換し、
   前記円筒管の底端には、弾性を有する前記シートが延設され、
   前記シートは、前記容器本体のホルダー上に押し付けられて湾曲し、上方への弾性回復力が発生し、前記弾性回復力は、前記シール剤ディスペンサを搬送又は操作して振動が発生したときに、前記円筒管と前記下軸管とを密着させ、前記円筒管の前記内流通室の前記プラットフォームを前記蓋体の前記下軸管の末端に当接し続け、パンク修理、空気注入などを安全に行うことを特徴とする請求項１に記載のシール剤ディスペンサ。
6. 前記アクチュエータの一端には、偏心カムが設けられ、
   前記偏心カムの両側は、１対の軸柱を有し、
   前記軸柱上には、凹んだ２つの切欠が形成され、
   前記アクチュエータの他端には、Ｃ字状レンチ部が設けられ、
   前記アクチュエータは、前記軸柱を介し、前記上軸管に設けた前記側板上の前記軸孔に枢設し、前記アクチュエータの前記偏心カムは、前記上軸管の前記開口端に位置し、前記パンチ要素の前記基端部に当接されるため、前記Ｃ字状レンチ部は、前記軸柱を揺動中心として用い、前記上軸管に設けた前記側板の互いに対向した２つの前記貫通溝により、ユーザが前記アクチュエータを操作すると略半円周で揺動することを特徴とする請求項４に記載のシール剤ディスペンサ。
7. 前記アクチュエータの前記Ｃ字状レンチ部は、前記蓋体の外縁から延びた前記弾性体の前記フック上に係合され、
   前記アクチュエータの前記Ｃ字状レンチ部は、前記蓋体の前記吸気マニホールドの真正面に係止され、ユーザに注意を促し、前記シール剤ディスペンサが未だオンされていないスタンバイ状態にあることを特徴とする請求項６に記載のシール剤ディスペンサ。
8. 接着剤排出ホースをさらに備え、
   前記接着剤排出ホースは、一端が前記接着剤排出マニホールド上に接続され、管部が前記蓋体の外縁に巻き付けられ、末端が前記Ｃ字状レンチ部中に挿設されることを特徴とする請求項６に記載のシール剤ディスペンサ。

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