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JP6895765B2 - キャップ - Google Patents

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JP6895765B2 JP2017026854A JP2017026854A JP6895765B2 JP 6895765 B2 JP6895765 B2 JP 6895765B2 JP 2017026854 A JP2017026854 A JP 2017026854A JP 2017026854 A JP2017026854 A JP 2017026854A JP 6895765 B2 JP6895765 B2 JP 6895765B2
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Description

本発明は、キャップに関するものである。
例えば、柔軟剤、液体洗剤等の液状の内容物を収容する容器に装着されるノズルキャップ(キャップ)は、傾倒させた容器本体から内容物を注出するもので、注出した内容物を計量する計量キャップとともに使用される。このような容器では、収容した内容物が消費されたり、残量が少なくなったりしたときに、例えば、詰め替え用のパウチから内容液が適宜注ぎ足されることで長期的に使用される(例えば、特許文献1)。
特開平11−321910号公報
しかしながら従来の構成では、残量が少なくなってくると、容器本体を傾倒させてもノズルキャップから内容物が注出されず、容器本体内に内容物が残留して完全に使いきることができない場合があった。容器本体内の内容物が少なくなってくると、傾倒時に容器本体とノズルキャップとの間に内容物が入り込んでしまい、ノズル部からなかなか注出されないという不具合が生じる。そのため、注出されずに容器本体内に残ってしまう残液を低減させることが望まれている。
本発明の一つの態様は、上記従来技術の問題点に鑑み成されたものであって、内容物の注出性を改善して残液を減らし、内容液を有効に使用することのできるキャップを提供することを目的とする。
本発明の一態様におけるキャップは、粘性を有する液状の内容物を収容する容器本体の口部に着脱可能に装着され前記内容物を傾倒注出するキャップであって、前記口部に嵌合
する嵌合部と、前記嵌合部の内側に同軸をなして設けられ前記口部の内側に挿入されるノ
ズル基部と、前記ノズル基部の底面部に同軸をなして立設され前記容器本体とは反対側に
延出するノズル部と、前記ノズル基部は、軸線方向容器本体側から見て前記ノズル部の内
方の前記底面部に形成された注出用開口孔と、前記注出用開口孔の周縁のうち傾倒時に下
側となる部分に接続された凹形状の誘導部と、を有し、前記誘導部を介して前記注出用開口孔へ前記内容物が誘導されるように、前記注出用開口孔が前記容器本体の収容空間に連通している。
本発明の一態様のキャップにおいて、前記誘導部は、前記底面部に形成され、前記底面部の前記容器本体側から前記ノズル部側へ向かって凹む凹形状とされている構成としてもよい。
本発明の一態様のキャップにおいて、前記誘導部は、前記注出用開口孔の周縁から径方向外側に向かって形成されており、前記注出用開口孔側が最も凹み具合が大きいとされている構成としてもよい。
本発明の一態様のキャップにおいて、前記誘導部は、軸線に対して交差する誘導面を有している構成としてもよい。
本発明によれば、内容物の注出性を改善して残液を減らし、内容液を有効に使用することのできるキャップを提供することができる。
実施形態に係るノズルキャップ(キャップ)が装着された容器の正立状態の口部付近の構成を示す側面図。 ノズルキャップの構成を示す側面図。 ノズルキャップの構成を示す断面斜視図。 ノズルキャップを底部側から見た様子を示す斜視図。 ノズルキャップをノズル部側から見た様子を示す斜視図。 ノズルキャップのノズル部の構成を示す部分断面図。 ノズルキャップを軸線方向から見た上面図。 ノズルキャップが容器本体の口部に装着された様子を示す断面図。 ノズルキャップを備えた容器の使用方法を説明するための図。
以下、本発明のノズルキャップにおける一実施形態の構成について説明する。
なお、以下の各図面においては、各構成要素を見やすくするため、構成要素によって寸法の縮尺を異ならせて示すことがある。
図1は、本実施形態に係るノズルキャップ(キャップ)10が装着された容器100の正立状態の口部101付近の構成を示す側面図である。図2は、ノズルキャップ10の構成を示す側面図である。図3は、ノズルキャップ10の構成を示す断面斜視図である。図4は、ノズルキャップ10を底部側から見た様子を示す斜視図である。図5は、ノズルキャップ10をノズル部13側から見た様子を示す斜視図である。図6は、ノズルキャップ10のノズル部13の構成を示す部分断面図である。図7は、ノズルキャップ10を軸線方向から見た上面図である。図8は、ノズルキャップ10が容器本体100Aの口部103に装着された様子を示す断面図である。
本実施形態のノズルキャップ10は、図1に示すように、内容物を収容する容器本体100Aの上端に形成された口部101に嵌合する中栓であり、その外側に内容物を計量する計量キャップ102が装着されるものである。
容器本体100Aは、例えばポリエチレン等のオレフィン系合成樹脂を用いたブロー成形により一体形成されている。容器本体100Aは、内容物として、例えば、液体洗剤、液体漂白剤、液体柔軟剤、溶剤等の液状物や、粒状洗剤、粒状漂白剤、粒状調味料等の粉粒物を収納するための収容空間100aを有している。容器本体100Aの口部101は、上下方向に延びる軸線Cを中心とする円筒状に形成されており、収容空間100aを上方に開放している。口部101の外周には、軸線C周りに雄ねじ部(不図示)が形成されており、本実施形態におけるノズルキャップ10が螺合する。本実施形態では、螺合タイプのノズルキャップ10の構成について述べるが、これに限らない。例えば、圧入やアンダーカット部等の係合により嵌合する構成であってもよい。
以下の説明では、軸線Cに沿った方向を軸線方向、軸線Cに直交する方向を径方向、軸線Cを中心とする軸回り方向を周方向と適宜称する。また、ノズルキャップ10において、軸線方向における計量キャップ102側を上方(上側)、容器本体100A側を下方(下側)と適宜称する。また、軸線方向をZ方向とし、図1中、径方向をX方向とし、Z方向およびX方向と直交する方向(図1中、紙面と直交する方向)をY方向として適宜説明する。
図2に示すように、ノズルキャップ10は、例えば、ポリプロピレン等のオレフィン系合成樹脂を用いた射出成形により形成されている。ノズルキャップ10は、嵌合部11、ノズル基部12及びノズル部13を主に有し、互いに軸線Cを中心として構成されている。
嵌合部11は、筒状をなし、図1に示した容器本体100Aの口部101の外側に嵌合する。嵌合部11は、ノズルキャップ10の下端側にキャップ最大径となる環状凸部14と、軸線Cに沿う環状凸部14の上端に連続し環状凸部14よりも径方向内側に位置する中間部15と、中間部15の環状凸部14とは反対側の端部に連続するとともに中間部15よりも径方向内側に位置する上部16とを有している。上部16の軸線周りには、雄ねじ部17が形成されている。本実施形態のノズルキャップ10は、軸線Cに沿って上部16から中間部15、環状凸部14へ向かうにしたがって、径方向外側に段階的に拡径した形状となっている。
ノズルキャップ10には、上述の計量キャップ102が装着される。計量キャップ102は、上部16の外側に装着され、中間部15と上部16との間の段差19に収まるように位置する。ノズルキャップ10に計量キャップ102が装着された状態で、装着された計量キャップ102の外周面102aと、ノズルキャップ10の中間部15との径方向における高さ位置が略一致する。すなわち、中間部15と上部16との段差19は、計量キャップ102の厚さ寸法に相当し、計量キャップ102がノズルキャップ10に装着された状態で、計量キャップ102からノズルキャップ10にかけて連続した外形をなすように構成されている。
また、嵌合部11には、内周面11bに沿って軸線C周りに雌ねじ部20が形成されており、図1に示した容器本体100Aの口部101の外側に形成された雄ねじ部(不図示)に螺合する構成としている。
ノズル基部12は、図2及び図3に示すように、嵌合部11の内側に同軸をなして設けられ、キャップ装着時に容器本体100Aの口部101から収容空間100a内に挿入される。ノズル基部12は、内側筒部21と、内側筒部21の一端側に設けられた底面部22とを有する有底円筒状をなし、底面部22には図4に示すような注出用開口孔23及び誘導部28が形成されている。
内側筒部21は、図3に示すように、嵌合部11の上部16よりも径方向内側(軸線C側)に位置し、軸線Cに沿う下端側が環状凸部14よりも外側(容器本体100A側)に突出している。
底面部22は、図3に示すように容器本体100A側に凸のV字形状をなし、互いに傾斜角度の異なる第1傾斜面(傾斜面)22Aと第2傾斜面(傾斜面)22Bと、これら第1傾斜面22A及び第2傾斜面22Bの接続頂部22C,22Cの延長線上で互いに対向する第3傾斜面22D及び第4傾斜面22Eとを有し、最下端の接続頂部22C,22Cに向かって細くなっている。このような底面部22の第1傾斜面22Aから第2傾斜面22Bにかけて注出用開口孔23が形成されている。注出用開口孔23のうち、第2傾斜面22Bに形成された部分が空気置換孔25として機能する。
さらに、底面部22には、図3及び図4に示すように、使用時に容器本体100A内の内容物を注出用開口孔23へと誘導する溝状の誘導部28が設けられている。誘導部28は、底面部22を構成する第1傾斜面22Aに形成され、注出用開口孔23の周縁の一部に接続している。具体的には、注出用開口孔23の周縁のうち、軸線Cを介して空気置換孔25と対向する側であって、使用時(傾倒時)に最下位となる位置に誘導部28が接続されている。誘導部28は、図7に示すように、注出用開口孔23から径方向外側へ向かって形成されている。誘導部28の注出用開口孔23側とは反対側の他端側を、図8に示す容器本体100Aの口部103に近づけることで、口部103側に溜まった残液を回収しやすくなる。
誘導部28は、図3及び図6に示すように、底面部22の容器本体100A側からノズル部13側へ向かって凹む凹形状とされており、注出用開口孔23の周縁に近いほど一面22B側から離れた深い凹み具合となっている。誘導部28では、内面28aが樋状に湾曲しており、その頂部Q側が軸線Cに対して交差する方向へ延在しているとともに、底面部22の第1傾斜面22Aに対して傾斜している。また、誘導部28は、注出用開口孔23に近いほど溝幅が広くなっており、これらによって誘導部28を介して効率よく注出用開口孔23へ内容物が誘導されることになる。
ノズル部13は、図5、図6及び図7に示すように、ノズル基部12の底面部22に立設され、軸線Cに沿って容器本体100Aとは反対側に向かって延出している。具体的に、ノズル部13は、底面部22の第1傾斜面22Aに立設された、樋状部24と、一対の受け部26,26とを有している。
樋状部24は、図3,図5及び図6に示すように、注出用開口孔23の周縁から上方(+Z方向)へ立ち上がるようにして延在し、内側に形成されるノズル流路18の流路径が延在方向(Z方向)で略一定とされている。
樋状部24は、図7に示すように、注出用開口孔23の一部を囲むようにして設けられている。樋状部24は、図7に示すように、+X側に開口する断面U字形状をなし、+X側の開口端24a,24aは注出用開口孔23の周縁には沿っておらず、X方向に沿って延在している。
本実施形態の注出用開口孔23は、一例として雫形状をなしている。樋状部24は、注出用開口孔23のうち第1傾斜面22Aに形成された第1の開口23Aの一部を囲んでおり、円弧状の周縁に沿って設けられている。また、注出用開口孔23のうち第2傾斜面22Bに形成された第2の開口23Bは、樋状部24の+X側の開口端24aよりも径方向外側へ突出しており、樋状部24によって囲まれずに開放されている。
上述したように、注出用開口孔23は、底面部22の第1傾斜面22Aから第2傾斜面22Bにかけて形成されている。傾倒時に上位側となる第2傾斜面22Bは、ノズル部13が立設されている第1傾斜面22Aに対して折り返すように傾斜しているため、注出時に内容物が第2傾斜面22B側に乗り上げにくい。そのため、注出用開口孔23のうち、第2傾斜面22Bに形成された部分の開口状態を維持しやすく、一部を空気置換孔25として機能させることができる。
このような樋状部24の両外側には、樋状部24に沿って軸線方向へ延びるとともに樋状部24の外形に倣って湾曲する、一対の受け部26,26が設けられている。
一対の受け部26,26は、図6に示すように側方から見たときに、軸線方向で嵌合部11の内側に隠れる第1部分26Aに対して、嵌合部11よりも外側に露出する第2部分26Bが樋状部24の先端に向かって極端に細くなった先細り形状とされている。これら一対の受け部26,26は、軸線方向から見て、ノズル部13の−X側の頂部qから径方向両外側へ拡がるように湾曲し、ノズル部13との間に空間を形成すべくノズル部13から離れて対向している。図7に示すように、各受け部26,26の軸線方向から見たときの第1部分26Aにおける+X側の開口端26a,26aは、樋状部24の開口端24a,24aよりも−X側に位置する。
上記構成のノズルキャップ10は、容器本体100Aの口部101から、ノズル基部12の底部側を収容空間100a内へ挿入させつつ、嵌合部11の雌ねじ部20を容器本体100A側の雄ねじ部(不図示)に螺合させながら締結することにより、容器本体100Aに装着される。容器本体100Aに装着されたノズルキャップ10には、嵌合部11の雄ねじ部17に計量キャップ102の雌ねじ部(不図示)が螺合されて締結されることにより、計量キャップ102が装着される。
容器本体100A内から内容物を注出する際には、計量キャップ102を締結時とは逆方向に回転して、計量キャップ102の雌ねじ部(不図示)と、ノズルキャップ10の雄ねじ部17との螺合を解除して計量キャップ102をノズルキャップ10から取り外す。計量キャップ102を取り外した状態で、容器本体100Aを把持してノズルキャップ10のノズル部13の開口側を上方に向けた状態から、図9に示すように、ノズル部13が下方に位置するように斜めに傾けることにより、容器本体100Aに収納された内容物をノズル部13から計量キャップ102に注出して計量することができる。
多く出し過ぎてしまった場合は再び容器本体100A内へ戻そうとするが、その際に、注出用開口孔23内に入らずに樋状部24の外側に漏れ出した内容液は、その両側に存在する一対の受け部26,26によって受け止められる。各受け部26によって受容された内容液は、傾倒時に第2部分26bに沿って先端側へと案内されて、その後の計量の際に注出される。
内容物を詰め替える際には、計量キャップ102を締結時とは逆方向に回転して、計量キャップ102の雌ねじ部(不図示)と、ノズルキャップ10の雄ねじ部17との螺合を解除して計量キャップ102をノズルキャップ10から取り外す。計量キャップ102を取り外した状態で、詰め替え容器からノズルキャップ10のノズル部13を通して容器本体100Aへ内容物を詰め替える。
従来の構成では、容器本体100A内の内容物の残量が少なくなってくると、容器本体100Aの口部103とノズルキャップ10のノズル基部12との間に内容物が入り込んでしまう。そのため、容器本体100Aを傾倒させてもノズルキャップ10から内容物がなかなか注出されず、容器本体100A内に内容物が残留してしまって完全に使い切ることができないことが多かった。
これに対して本実施形態では、底面部22を構成する第1傾斜面22Aの一部に、注出用開口孔23に通じる凹形状の誘導部28が設けられており、この誘導部28によって、使用時に容器本体100Aを傾倒させた際に、容器本体100Aの口部101と、口部101内に挿入されたノズル基部12との間に入り込んだ内容物が、誘導部28によって注出用開口孔23へと誘導され、樋状部24を通じて注出させることが可能となっている。
誘導部28は、注出用開口孔23から径方向外側へ向かって延在しており、注出用開口孔23に近いほど一面22B側から離れた深い凹みとなっている。また、誘導部28の内面28aの頂部Q側が軸線Cに対して交差する方向へ延在しているとともに、底面部22の第1傾斜面22Aに対して傾斜している。これにより、容器本体100Aを傾倒させた際に、第1傾斜面22Aに沿って注出用開口孔23よりも下側に溜まった内容物が、ノズル部13側へ凹んだ誘導部28内へ入り込みやすくなる。そのため、容器本体100A内の内容物の残量が少ない場合であっても、容器本体100Aの傾倒角度を極端に大きくすることなく、内容物を注出用開口孔23へと効率よく誘導し、注出することができる。
このように、本実施形態のノズルキャップ10によれば、傾倒時に下側となる箇所に誘導部28を設けることで、容器本体100Aとの間に溜まった内容物の流出性を改善することができ、容器本体100A内における残液を減らして内容物を有効に使用することができる。
なお、本実施形態では、誘導部28の内面28aの頂部Q側が軸線Cに対して交差する方向へ延在しているがこれに限らず、例えば、内面28aの注出用開口孔23側の端部が、内側筒部21側の端部よりも+Z方向へ位置するように傾斜していてもよい。つまり、第1傾斜面22Aとは反対側へ傾斜していてもよい。これにより、容器本体100A側の内容物をすくい出すように流出させることができる。
また、本実施形態では、各受け部26において、第1部分26Aにおける残液回収機能を確保しつつ、嵌合部11よりも外側に露出する第2部分26Bを細くすることによって、注出操作時に樋状部24の先端側が見やすくなる構成としている。これにより、計量キャップ102へ内容物を注ぎやすい。また、第2部分26Bに受容された残液は、第2部分26bに沿って先端側へ案内され、樋状部24から注出される内容物とともに計量キャップ102へ注出される。さらに、第1部分26Aに対して第2部分26Bを細くしたことにより、使用する樹脂量を減らすことができ、軽量化及びコスト削減が図れる。また、ノズルキャップ10の全体としての小型化も図ることができる。
なお、本実施形態のノズルキャップ10は螺合タイプであるが、例えば、圧入やアンダーカット部等の係合等により上方に抜けないように容器本体100Aの口部101に挿入されて嵌合する構成としてもよい。
以上、添付図面を参照しながら本発明に係る好適な実施形態について説明したが、本発明は係る例に限定されない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
例えば、上述した誘導部28の大きさ及び形状は、図示したものに限られず、内容物の種類等に応じて適宜変更が可能である。
10…ノズルキャップ(キャップ)、11…嵌合部、12…ノズル基部、13…ノズル部、22…底面部、22A…第1傾斜面(傾斜面)、22B…第2傾斜面(傾斜面)、23…注出用開口孔、24…樋状部、28…誘導部、100…容器、100A…容器本体、101,103…口部、C…軸線、Q…頂部

Claims (4)

  1. 粘性を有する液状の内容物を収容する容器本体の口部に着脱可能に装着され前記内容物を傾倒注出するキャップであって、
    前記口部に嵌合する嵌合部と、
    前記嵌合部の内側に同軸をなして設けられ前記口部の内側に挿入されるノズル基部と、
    前記ノズル基部の底面部に同軸をなして立設され前記容器本体とは反対側に延出するノズル部と、
    前記ノズル基部は、軸線方向容器本体側から見て前記ノズル部の内方の前記底面部に形成された注出用開口孔と、前記注出用開口孔の周縁のうち傾倒時に下側となる部分に接続された凹形状の誘導部と、を有し、
    前記誘導部を介して前記注出用開口孔へ前記内容物が誘導されるように、前記注出用開口孔が前記容器本体の収容空間に連通している、キャップ。
  2. 前記誘導部は、前記底面部に形成され、前記底面部の前記容器本体側から前記ノズル部側へ向かって凹む凹形状とされている、請求項1に記載のキャップ。
  3. 前記誘導部は、前記注出用開口孔の周縁から径方向外側に向かって形成されており、前記注出用開口孔側が最も凹み具合が大きい、請求項1または2に記載のキャップ。
  4. 前記誘導部は、樋状に湾曲しておりその頂部側が軸線に対して交差する方向へ延在している、請求項1から3のいずれか一項に記載のキャップ。
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