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JP6893455B2 - 緩衝ストッパ - Google Patents

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JP6893455B2
JP6893455B2 JP2017170996A JP2017170996A JP6893455B2 JP 6893455 B2 JP6893455 B2 JP 6893455B2 JP 2017170996 A JP2017170996 A JP 2017170996A JP 2017170996 A JP2017170996 A JP 2017170996A JP 6893455 B2 JP6893455 B2 JP 6893455B2
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政弘 池田
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Description

本発明は、緩衝作用を発揮しながら可動部材の変位や部材間の相対変位などを停止させる緩衝ストッパに関する。
例えばハイブリッド車で使用されるトランスファー部には図4に示すように、クラッチ用スプリング51の内周側に位置して緩衝ストッパ61が装着されており、この緩衝ストッパ61は図5に示すように、円柱状のゴム状弾性体71の一方および他方の端部にそれぞれ金属もしくは樹脂よりなる端部材81,91を加硫接着した構造とされている。
特開2012−211669号公報
しかしながら上記緩衝ストッパ61ではその構造上、加硫成形の向き(縦向き、横向き)にかかわらず金型による成形時の個取り数を多くできないため、個取り数の増大による低コスト化を実現することができないと云う不都合がある。縦向き成形では2つ割型が必要とされるために個取り数を増大することができず、横向き成形では成形品1個当たりの専有面積が大きいために個取り数を増大することができない。
また、上記緩衝ストッパ61では、ゴム状弾性体71の外周部に成形時のバリ残りが発生しやすく、作動時にこのバリがスプリング51と干渉して脱落し、コンタミが発生するおそれがある。したがって成形時にバリ除去作業を行うことが必要とされ、このため製造に手間や時間がかかるものとなっている。
本発明は以上の点に鑑みて、成形時に個取り数を増大することができ、バリ除去作業を行う必要もない構造の緩衝ストッパを提供することを課題とする。
上記課題を解決するため、本発明の緩衝ストッパは、スプリングの内周側に装着される緩衝ストッパであって、ゴム状弾性体と、前記ゴム状弾性体の一方の端部に配置される一方の端部材と、前記ゴム状弾性体の他方の端部に配置される他方の端部材とを有する緩衝ストッパにおいて、前記ゴム状弾性体は、前記一方の端部材に接着されるとともに前記他方の端部材に対し非接着とされ、前記他方の端部材に、前記ゴム状弾性体の外周側に配置される筒状の外挿部が設けられていることを特徴とする。
実施の態様として、上記記載の緩衝ストッパにおいて、前記筒状の外挿部の先端内周に、前記一方の端部材に係止する係止部が設けられていることを特徴とする。
また、実施の態様として、上記記載の緩衝ストッパにおいて、前記筒状の外挿部の先端に、この外挿部の先端を弾性的に拡径させるためのスリット部が設けられていることを特徴とする。
また、実施の態様として、上記記載の緩衝ストッパにおいて、前記係止部が前記一方の端部材に係止した状態で、前記ゴム状弾性体は前記両端部材間で予圧縮される構造とされていることを特徴とする。
本発明では、ゴム状弾性体が一方の端部材に接着されるとともに他方の端部材に対し非接着とされているため、ゴム状弾性体および一方の端部材よりなる成形品を成形してからこの成形品に他方の端部材を後付けで組み付けることが可能とされる。ゴム状弾性体および一方の端部材よりなる成形品は、端部材の片側設置となるため、成形時の個取り数を多く確保することが可能とされる。
また、他方の端部材に筒状の外挿部が設けられてこの筒状の外挿部がゴム状弾性体の外周側に配置されるため、ゴム状弾性体の外周部に成形時のバリ残りが発生してもバリが筒状の外挿部の内周側に収められる。したがってバリがスプリングと干渉しないため、バリがスプリングと干渉して脱落しコンタミが発生するのを防止することが可能とされ、これによりバリ除去作業が不要とされる。
したがって以上のことから、成形時に個取り数を増大することができ、バリ除去作業を行う必要もない構造の緩衝ストッパを提供することができる。
本発明の実施の形態に係る緩衝ストッパを示す斜視図 (A)は同緩衝ストッパの断面斜視図、(B)は同緩衝ストッパを分解した状態の断面斜視図 (A)は同緩衝ストッパの無負荷状態を示す断面斜視図、(B)は同緩衝ストッパの荷重入力時の状態を示す断面斜視図 従来例に係る緩衝ストッパを示す斜視図 従来例に係る緩衝ストッパを示す斜視図(単品図)
図1に示すように、実施の形態に係る緩衝ストッパ11は、車両用トランスファー部におけるクラッチ用スプリング(コイルスプリング)51の内周側に装着されるものであって、図2(A)に示すように、円柱状を呈するゴム状弾性体(バネ部材)21と、このゴム状弾性体21の一方の端部(図では下端部)に配置された一方の端部材31と、ゴム状弾性体21の他方の端部(図では上端部)に配置された他方の端部材41との組み合わせにより構成されている。一方の端部材31および他方の端部材41はそれぞれ樹脂または金属等の硬質材をもって成形されている。
図2(B)に示すようにゴム状弾性体21は、一方の端部材31に加硫接着されるとともに他方の端部材41に対して加硫接着されずに非接着とされており、これにより当該緩衝ストッパ11の製造時、ゴム状弾性体21および一方の端部材31よりなる加硫成形品を成形してからこの加硫成形品に対し他方の端部材41を後付けで組み付けることが可能とされている。
一方の端部材31は、円盤状に形成され、その外周部に、後記する他方の端部材41における爪状の係止部43を係止するための鍔状の係止部32が径方向外方へ向けて一体に設けられている。
他方の端部材41は、円盤状に形成され、その一方の端面の外周縁部に、ゴム状弾性体21の外周側に配置される筒状の外挿部42が一方の端部材31のほうへ向けて一体に設けられている。
また、この筒状の外挿部42の先端内周部に、上記一方の端部材31に設けた鍔状の係止部32に係止する爪状の係止部43が一体に設けられるとともに、筒状の外挿部42の先端部に、この筒状の外挿部42の先端部を弾性的に拡径させるべくこの筒状の外挿部42の先端部を円周上複数に分割するためのスリット部44が円周上複数設けられている。
上記各部の寸法は、スプリング51の内径寸法をd、筒状の外挿部42の外径寸法をd、筒状の外挿部42の内径寸法をd、ゴム状弾性体21の外径寸法をdとして、
>d>d>dの関係とされている。
また、爪状の係止部43が鍔状の係止部32に係止した状態で、ゴム状弾性体21はその高さ寸法h(図2(A))がゴム状弾性体21の自由状態における高さ寸法h(図2(B))よりも小さくなるように設定されており(h<h)、すなわち爪状の係止部43が鍔状の係止部32に係止した状態で、ゴム状弾性体21は両端部材31,41間に高さ方向に挟まれて予圧縮される構造とされている。
上記構成を備える緩衝ストッパ11においては、ゴム状弾性体21が一方の端部材31に加硫接着されるとともに他方の端部材41に対し加硫接着されずに非接着とされているため、当該緩衝ストッパ11の製造時にゴム状弾性体21および一方の端部材31よりなる加硫成形品を成形してからこの加硫成形品に対し他方の端部材41を後付けで組み付けることが可能とされている。ゴム状弾性体21および一方の端部材31よりなる加硫成形品は、端部材の両側配置ではなく片側設置とされるため、加硫成形用金型における成形時の個取り数を多く確保することができる。
また、他方の端部材41に筒状の外挿部42が設けられてこの筒状の外挿部42がゴム状弾性体21の外周側に配置されるため、ゴム状弾性体21の外周部に成形時のバリ残りが発生してもバリが筒状の外挿部42の内周側に収められる。したがってバリがスプリング51と干渉しないため、バリがスプリング51と干渉して脱落しコンタミが発生するのを防止することが可能とされ、これによりバリ除去作業が不要とされる。
したがって以上のことから本発明所期の目的どおり、成形時に個取り数を増大することができ、しかもバリ除去作業を行う必要もない構造の緩衝ストッパ11を提供することができ、個取り数の確保およびバリ除去作業の省略によって緩衝ストッパ11の製造コストを低減することができる。
また、上記構成の緩衝ストッパ11では、他方の端部材41に筒状の外挿部42が設けられてこの筒状の外挿部42がゴム状弾性体21の外周側に配置されるため、上記バリのみでなくゴム状弾性体21自体もスプリング51と干渉しないことになる。したがってゴム状弾性体21が弾性変形時にスプリング51と干渉してスプリング51の線間に挟まれ破損するのを防止することが可能とされる。図3(A)から(B)へと示すように荷重の入力を受けてゴム状弾性体21は高さ方向に圧縮され、径方向外方へ向けて膨らみ、筒状の外挿部42の内周面に押し付けられる。
また、このように荷重の入力を受けてゴム状弾性体21が筒状の外挿部42の内周面に押し付けられるため、ゴム状弾性体21が筒状の外挿部42の内周面に接触する前後でゴム状弾性体21のバネ特性が切り替えられる。したがって接触後、ゴム状弾性体21に大きな反力が発生するため、過大な衝撃エネルギーが入力してもこれを有効に吸収し、打音の発生などを抑制することができる。
また、上記構成の緩衝ストッパ11では、爪状の係止部43が鍔状の係止部32に係止して一方の端部材31および他方の端部材41間の間隔が定められた状態で、ゴム状弾性体21が両端部材31,41間に挟まれて予圧縮される構造とされているため、当該緩衝ストッパ11の緩衝特性(おもに剛性)の調整幅を拡大することが可能とされている。すなわち、予圧縮量を少なく設定すれば低バネが実現され、予圧縮量を多く設定すれば高バネが実現されるため、設定する予圧縮量の多少によってストッパ11の緩衝特性を任意に調整することができる。
また、このように、設定する予圧縮量の多少によってストッパ11の緩衝特性を任意に調整することができるため、筒状の外挿部42の長さ寸法を異にする複数種類の他方の端部材41を用意していずれかの端部材41を選択使用することにより、当該緩衝ストッパ11の緩衝特性を、用意した選択肢のなかで任意に選択することが可能とされる。この場合、製造コストのかかるゴム状弾性体21および一方の端部材31よりなる加硫成形品は共用可能とされるため、総じて低コストにて複数種類の緩衝ストッパ11を提供することができる。
本発明の緩衝ストッパは例えば、カップリング装置に用いられる。また本発明の緩衝ストッパは例えば、振動低減ダンパー装置などに用いられる。
11 緩衝ストッパ
21 ゴム状弾性体
31 一方の端部材
32 鍔状の係止部
41 他方の端部材
42 筒状の外挿部
43 爪状の係止部
44 スリット部
51 スプリング

Claims (4)

  1. スプリングの内周側に装着される緩衝ストッパであって、ゴム状弾性体と、前記ゴム状弾性体の一方の端部に配置される一方の端部材と、前記ゴム状弾性体の他方の端部に配置される他方の端部材とを有する緩衝ストッパにおいて、
    前記ゴム状弾性体は、前記一方の端部材に接着されるとともに前記他方の端部材に対し非接着とされ、
    前記他方の端部材に、前記ゴム状弾性体の外周側に配置される筒状の外挿部が設けられていることを特徴とする緩衝ストッパ。
  2. 請求項1記載の緩衝ストッパにおいて、
    前記筒状の外挿部の先端内周に、前記一方の端部材に係止する係止部が設けられていることを特徴とする緩衝ストッパ。
  3. 請求項2記載の緩衝ストッパにおいて、
    前記筒状の外挿部の先端に、この外挿部の先端を弾性的に拡径させるためのスリット部が設けられていることを特徴とする緩衝ストッパ。
  4. 請求項2または3記載の緩衝ストッパにおいて、
    前記係止部が前記一方の端部材に係止した状態で、前記ゴム状弾性体は前記両端部材間で予圧縮される構造とされていることを特徴とする緩衝ストッパ。
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