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JP6842947B2 - 収穫装置及び収穫方法 - Google Patents

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JP6842947B2
JP6842947B2 JP2017032607A JP2017032607A JP6842947B2 JP 6842947 B2 JP6842947 B2 JP 6842947B2 JP 2017032607 A JP2017032607 A JP 2017032607A JP 2017032607 A JP2017032607 A JP 2017032607A JP 6842947 B2 JP6842947 B2 JP 6842947B2
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Description

本発明は、果物または野菜の果実等を収穫する収穫装置および収穫方法に関する。
近年、農作物の収穫作業の自動化が望まれている。このような自動収穫を行う例として、例えば特許文献1に記載される収穫装置が知られている。
図10は、一般的なトマトの結実状態の概略図である。図11は、特許文献1に記載された従来の収穫装置80の要部の概略構成図である。
従来の収穫装置80は、栽培畝内の主茎12から吊り下がる果房16から果実13を収穫する際、マニピュレータ81を果房16中に伸ばし、マニピュレータ81の先端に配置している採果ハサミ82で小果梗15を切断する。そのため、マニピュレータ81や採果ハサミ82が、主茎12や収穫対象外の果実などと干渉する可能性がある。
例えば、収穫動作が終了して、マニピュレータ81を定位置に復帰させたり、次に収穫する果実位置へ採果ハサミ82を移動させたり、走行車両83を移動させたりするとき、マニピュレータ81や採果ハサミ82が、主茎12や果実13、果房16を避けきれずにそれらに引っ掛かることで、主茎12を切断したり果実13を傷付けたりするなど、植生にダメージを与える懸念がある。
このようなことから、干渉が発生した場合、干渉を検出して収穫装置の運転をすみやかに停止させ、植生の安全を確保する必要がある。
装置と障害物の干渉を検出して動作を停止させる装置は、例えば特許文献2に記載されている。
図12は、関節数を3(第1関節92,第2関節94,第3関節96)、リンク数を3(第1リンク91,第2リンク93,第3リンク95)として構造を簡略化した装置90の概略図を表しており、第3リンク95が障害物97に当たったとき、第3リンク95が逃げ角98分だけ回転する逃げ動作を示している。
この装置90は、第3リンク95と障害物97との衝突を逃げ角98により検出し、衝突が検出された場合に停止処理を実行する。
特許第3757279号公報 特許第4756618号公報
前述のように、収穫装置80による収穫動作では、果実13を小果梗15の部分で切り離して収穫するために、採果ハサミ82を、主茎12にぶら下がっている果房16中に挿入することになる。
菜園等で栽培されている状態では、果房16や主茎12は密集して多数存在している。そのため、実際の収穫動作においては、密集した果房16や主茎12などの植生中に採果ハサミ82を挿入し、小果梗15を採果ハサミ82で切断することにより果実13の収穫動作を行い、収穫動作終了後、採果ハサミ82を植生中から引き抜き、次の収穫位置へ収穫装置80を移動し、収穫動作を継続することになる。
このとき、植生から採果ハサミ82が上手く引き抜けずに、主茎12と干渉したまま収穫装置80を移動させると、採果ハサミ82やマニピュレータ81に主茎12を引っ掛けたまま移動することになる。その結果、最悪の場合、主茎12を切断したり、引き倒したりすることになる。
そのため、装置90のように、マニピュレータ81や採果はさみ82に、マニピュレータ81が主茎13を引っ掛けたときに、逃げ角98に相当する角度を検出するような機構を設けて、収穫装置80の移動を停止させ、作業者が、干渉状態を解除する必要がある。
しかし、採果ハサミ82は、収穫動作毎に植生中に挿入され、また、植生中から引き抜かれるため、植生の状態によっては主茎13を引っ掛ける確率が高く、そのたびに装置80を停止させていては連続収穫が効率よくできなくなる。
本発明は、果物や野菜の果実等を効率よく連続収穫することが可能な収穫装置および収穫方法に関する。
上記目的を達成するために、本発明の収穫装置は、摘果用ハンドと、前記摘果用ハンドを植生中に移動させるアームと、前記摘果用ハンドまたは前記アームに加わる荷重を検出する検出部と、前記検出部により検出された荷重に基づいて前記摘果用ハンドまたは前記アームと植生との間の干渉の有無を検出し、前記干渉が検出された場合に前記干渉を解消する制御を行う制御部と、を備え、前記制御部は、前記検出部により検出された荷重、および、前記荷重がかかる方向に基づいて、自装置を移動させることにより前記干渉を解消する制御を行う。
また、本発明の収穫方法は、検出部が、摘果用ハンド、または、前記摘果用ハンドを植生中に移動させるアームに加わる荷重を検出する検出工程と、制御部が、前記検出工程において検出された荷重に基づいて前記摘果用ハンドまたは前記アームと植生との間の干渉の有無を検出し、前記干渉が検出された場合に、前記検出部により検出された荷重、および、前記荷重がかかる方向に基づいて、自装置を移動させることにより前記干渉を解消する制御を行う制御工程と、を含む。
本発明の収穫装置および収穫方法によれば、果物や野菜の果実等を効率よく連続収穫することができる。
本発明の実施の形態にかかる収穫装置の概略構成の一例を示す図 通路に敷設されている軌道上に収穫装置を配置した状態を示す図 マニピュレータの関節型アームを畝中に伸ばした状態を上から見た概略図 収穫装置が行う収穫動作について説明するフローチャート 収穫装置が行う収穫動作について説明するフローチャート 収穫装置が行う収穫動作について説明するフローチャート 収穫装置が行う収穫動作について説明するフローチャート 収穫動作時の関節型アームの動きを示す図 主茎が関節型アームおよび摘果用ハンドと干渉した状態を示す図 一般的なトマトの結実状態の概略図 従来の収穫装置の要部の概略構成図 関節数を3、リンク数を3として構造を簡略化した装置の概略図
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、同じ構成要素には同じ符号を付しており、説明を省略する場合もある。
まず、本発明の実施の形態における収穫方法に用いる収穫装置について説明する。図1は、本発明の実施の形態にかかる収穫装置100の概略構成の一例を示す図である。図2は、通路に敷設されている軌道11上に収穫装置100を配置した状態を示す図である。
この収穫装置100は、トマトなどの果実等を収穫することを目的とする装置である。もちろん、果物の果実や、畝にランダムになるナスやキュウリなどの果菜類の果実等にも適用可能である。
トマトは路地や施設内で栽培されるが、本実施の形態では、施設内で栽培されているトマトを収穫することを前提に説明する。このような施設内では、通常、作業者が栽培や収穫作業を行うための通路が設けてあり、その通路の両脇の畝にトマトなどの果菜が植えつけられている。
例えば、図2に示されるように、通路の両脇には、主茎12にぶら下がった状態で果実13が結実している。そして、収穫装置100は、畝と畝の間の軌道11上を移動しながら自動で収穫作業を行っている。もちろん、無軌道での移動作業であっても良い。
図1に示す収穫装置100は、摘果用ハンド1、マニピュレータ2、粗認識カメラ5、精認識カメラ6、移動機構部7、制御部8、コンベア9、収納部10を備える。マニピュレータ2は、上下方向に移動可能なスライド機構3と関節型アーム4とを有する。
収穫装置100は、移動機構部7の働きにより軌道11に沿って移動する。移動機構部7は、例えば、収穫装置100を移動させる車輪である。そして、収穫装置100は、果実13を粗認識カメラ5と精認識カメラ6で検出し、マニピュレータ2の先端に搭載された摘果用ハンド1で収穫する。
具体的には、粗認識カメラ5は、収穫装置100が畝と畝の間の軌道11上を移動する際、畝に沿った領域を撮像する。制御部8は、粗認識カメラ5により撮影された画像に基づいて、精認識カメラ6が収穫対象の果実を撮影できる位置まで収穫装置100を移動させる。
また、精認識カメラ6は、収穫対象の果実を撮影する。制御部8は、精認識カメラ6により撮影された画像に基づいて果実の3次元における位置や、色、大きさなどから収穫すべき果実があるか否かを判定する。
そして、制御部8は、収穫すべき果実があると判定した場合に、摘果用ハンド1、および、マニピュレータ2を制御して、その果実の収穫を行う。収穫された果実は、コンベア9によって収納部10に運ばれ、収納部10に収納される。
図3は、マニピュレータ2の関節型アーム4を畝中に伸ばした状態を上から見た概略図である。なお、図3では、主茎12は、果実13の周辺にある部分のみ示されている。
関節型アーム4は、第1関節17、第2関節19、第3関節21、第1アーム18、第2アーム20、第3アーム22、および、トルクセンサ23を有する。
関節型アーム4は、第1関節17、第2関節19、および、第3関節21により、第1アーム18、第2アーム20、および、第3アーム22を伸ばしたり、あるいは、たたんだりすることができる。
また、トルクセンサ23は、摘果用ハンド1、または、関節型アーム4にかかる荷重、および、荷重がかかる方向を検出する検出部である。制御部8は、トルクセンサ23から荷重の情報を取得し、所定値以上の荷重がかかった場合に摘果用ハンド1、または、関節型アーム4と植生との間で干渉が発生したと判定する。
つぎに、収穫装置100が行う収穫動作について説明する。図4〜図7は、収穫装置100が行う収穫動作について説明するフローチャートである。図8は、収穫動作時の関節型アーム4の動きを示す図である。ここで、図8(a)は、収穫動作を行う前の関節型アーム4の定位置の一例を示している。図9は、主茎12が関節型アーム4および摘果用ハンド1と干渉した状態を示す図である。
図4に示すように、まず、制御部8は、粗認識カメラ5、および、精認識カメラ6で撮影された画像を解析して、果実の結実状態、および、果実の3次元の位置座標の情報を取得する(ステップS1)。
そして、制御部8は、取得した情報から、収穫すべき果実があるか否かを判定する(ステップS2)。収穫すべき果実があると判定した場合(ステップS2においてYESの場合)、収穫装置100は収穫動作を開始する(ステップS3)。この収穫動作については、後に図5を用いて詳しく説明する。
その後、制御部8は、トルクセンサ23から取得した荷重の情報に基づき、摘果用ハンド1、または、関節型アーム4に異常な荷重がかかっているか否かを判定する(ステップS4)。
異常な荷重がかかっていない場合(ステップS4においてNOの場合)、制御部8は、収穫動作が終了したか否かを判定する(ステップS5)。収穫動作が終了していない場合(ステップS5においてNOの場合)、ステップS4以降の処理が再度実行される。
収穫動作が終了している場合(ステップS5においてYESの場合)、収穫されずに残っている他の果実について、ステップS1以降の処理が再度実行される。収穫動作が終了していない場合(ステップS5においてNOの場合)、収穫動作が継続されるとともに、ステップS4以降の処理が実行される。
ステップS4において、異常な荷重がかかっている場合(ステップS4においてYES)、制御部8は、関節型アーム4、または、摘果用ハンド1と植生との間で干渉が発生していると判定し、その干渉を解消する動作を開始する(ステップS6)。干渉を解消する動作については、後に図6を用いて詳しく説明する。
その後、制御部8は、摘果用ハンド1、または、関節型アーム4に異常な荷重がかかっているか否かを判定する(ステップS7)。異常な荷重がかかっていない場合(ステップS7においてNO)、制御部8は、干渉を解消する動作が終了したか否かを判定する(ステップS8)。干渉を解消する動作が終了していない場合(ステップS8においてNOの場合)、干渉を解消する動作が継続されるとともに、ステップS7以降の処理が再度実行される。
干渉を解消する動作が終了している場合(ステップS8においてYESの場合)、収穫されずに残っている果実について、ステップS1以降の処理が再度実行される。
ステップS7において、異常な荷重がかかっている場合(ステップS7においてYES)、制御部8は、収穫装置100の運転を停止する処理を行う(ステップS9)。この場合、作業者が干渉状態を解消することになる。
ここで、ステップS3において開始される収穫動作について図5、および、図8を用いて詳しく説明する。
この収穫動作では、まず、制御部8は、収穫しない果実24、主茎12、果梗14、小果梗15、他の株25などの障害物を避けながら、関節型アーム4を定位置から伸ばし、摘果用ハンド1を収穫対象の果実13近傍の摘果位置に配置する(ステップS10)。この様子が、図8(a)〜図8(e)に示されている。
ここで、図8(a)は、関節型アーム4が定位置にある状態、図8(b)は、摘果ハンド1が主茎12とその他の株25との間に向けて移動する状態、図8(c)は、摘果ハンド1が主茎12とその他の株25との間に挿入された状態、図8(d)は、摘果ハンド1が果実13の方向に旋回した状態、図8(e)は、切断する小果梗15に摘果ハンド1が接近する状態を示している。
つぎに、制御部8は、摘果ハンド1を制御して、果実を収穫する(ステップS11)。この様子が、図8(f)に示されている。ここで、図8(f)は、小果梗15を摘果用ハンド1が切断している状態を示している。
その後、制御部8は、関節型アーム4をたたみ、関節型アーム4を図8(a)に示した定位置まで退避させる(ステップS12)。このようにして、収穫動作が行われる。
収穫が終了した時点においては、摘果ハンド1、および、関節型アーム4の周辺には、主茎12、収穫しない果実24、その他の株25が障害物として存在している。収穫後、関節型アーム4は、これらの障害物を避けつつ、収穫時に関節型アーム4が移動した軌跡を逆にたどることにより、図8(a)に示した定位置に戻る。
例えば、この場合、関節型アーム4は、図8(f)、図8(e)、図8(d)、図8(c)、図8(b)、図8(a)に示された状態をたどることになる。
しかしながら、収穫対象の果実13、その果実13に隣接する収穫しない果実24、または、主茎12と摘果用ハンド1との接触や、果実13を収穫することによる重量バランスの変化等で、収穫しない果実24、主茎12、他の株25の位置は果実13の収穫前の位置とは異なっていることがある。
そのため、収穫しない果実24、主茎12、他の株25と間接型アーム4、または、摘果用ハンド1との間で干渉が生じ、それらに間接型アーム4、または、摘果用ハンド1が引っ掛かることがまれに起こる。
この様子が、図9(a)に示されている。図9(a)は、主茎12が、関節型アーム4、および、摘果用ハンド1と干渉した状態を示す図である。
この状況で、関節型アーム4を図8(a)に示した定位置に動かそうとすると、主茎12が引っ張られ、最悪主茎12が切断されることになる。
この状態では、主茎12の引掛かかりにより発生する反力の荷重が、関節型アーム4に加わる。トルクセンサ23は、荷重の大きさと荷重方向とを検知することで、干渉状態の発生と干渉の向きを検出する。
なお、トルクセンサ23は、図3に示した関節型アーム4の第1関節17、第2関節19、第3関節21、第1アーム18、第2アーム20、第3アーム22に設置することも可能である。また、荷重の大きさと荷重方向とは、各アームを駆動するモータの電流変化で検出することも可能である。
ここで、ステップS6において開始される干渉解消動作について図6、および、図9を用いて詳しく説明する。
図4のステップS4において、摘果用ハンド1、または、関節型アーム4に異常な荷重がかかっていると判定されると(ステップS4においてYES)、制御部8は、収穫のために関節型アーム4が移動した軌跡を逆にたどるようにして、関節型アーム4を干渉前の状態に戻すようにする(ステップS20)。図9(b)には、この状態が示されている。
つぎに、制御部8は、干渉の向きと逆方向に収穫装置100が移動するよう収穫装置100を後退させる(ステップS21)。例えば、制御部8は、トルクセンサ23により干渉が検知されなくなるまで、最大株間距離(本例では600mm)を限度に収穫装置100を移動させる。図9(c)には、この状態が示されている。
そして、制御部8は、収穫時に関節型アーム4が移動した軌跡を逆にたどることにより関節型アーム4をたたみ、関節型アーム4を図8(a)に示した定位置に戻す(ステップS22)。
その後、制御部8は、収穫装置100を後退開始位置にまで前進させ(ステップS23)、この干渉解消動作を終了する。その後、図4のステップS1以降の処理が再度実行される。
つぎに、図4のステップS2において、収穫すべき果実がないと判定された場合(ステップS2においてNOの場合)の処理について、図7を用いて説明する。
まず、制御部8は、収穫装置100の位置が畝の途中か否かを判定する(ステップS30)。例えば、制御部8は、移動機構部7の車輪の回転数から収穫装置100の位置を検出することができる。
収穫装置100の位置が畝の途中ではなく、畝の終端である場合(ステップS30においてNOの場合)、収穫装置100は、そのまま収穫動作を終了する。収穫装置100の位置が畝の途中である場合(ステップS30においてYESの場合)、制御部8は、次の果実の収穫位置までの収穫装置100の移動を開始する(ステップS31)。
なお、収穫装置100が次の果実の収穫位置まで移動しているときに、進路上に垂れ下がった主茎12、または、果実13が、関節型アーム4、または、摘果用ハンド1に引っかかり、干渉が発生する場合がある。そのため、制御部8は、次の果実の収穫位置まで、トルクセンサ23にて干渉の発生がないことを確認しながら収穫装置100を移動させる。
具体的には、制御部8は、収穫装置100の移動中に、トルクセンサ23から取得した荷重の情報、および、荷重がかかっている方向の情報に基づいて、摘果用ハンド1、または、関節型アーム4に収穫装置100の進行方向から異常な荷重がかかっているか否かを判定する(ステップS32)。
異常な荷重がかかっていない場合(ステップS32においてNOの場合)、制御部8は、次の果実の収穫位置までの収穫装置100の移動が終了したか否かを判定する(ステップS33)。移動が終了していない場合(ステップS33においてNOの場合)、ステップS32以降の処理が再度実行される。
移動が終了した場合(ステップS33においてYESの場合)、次の果実の収穫位置において、図4に示したステップS1以降の処理が再度実行される。
ステップS32において、異常な荷重がかかっている場合(ステップS32においてYESの場合)、制御部8は、ステップS35、および、ステップS36に示す干渉解消動作の回数(リトライ回数)が閾値以下であるか否かを判定する(ステップS34)。
リトライ回数が閾値以下である場合(ステップS34においてNOの場合)、図4のステップS9に示されるように、制御部8は、収穫装置100の運転を停止する処理を行う。
リトライ回数が閾値以下でない場合(ステップS34においてYESの場合)、制御部8は、収穫装置100の移動を停止させる(ステップS35)。そして、制御部8は、干渉の解消動作のために、収穫装置100の進行方向とは逆向きに関節型アーム4を伸ばす制御を行う(ステップS36)。なお、制御部8は、関節型アーム4を伸ばすとともに、摘果用ハンド1を開閉させる制御を行ってもよい。
その後、制御部8は、トルクセンサ23から取得した荷重の情報、および、荷重がかかっている方向の情報に基づいて、摘果用ハンド1、または、関節型アーム4に収穫装置100の進行方向から異常な荷重がかかっているか否かを判定する(ステップS37)。
異常な荷重がかかっていない場合(ステップS37においてNOの場合)、ステップS30以降の処理が再度実行される。異常な荷重がかかっている場合(ステップS37においてYESの場合)、制御部8は、収穫装置100を一定の距離後退させる(ステップS38)。この距離は、植生の株間距離の2分の1から10分の1とすることが望ましい。
そして、制御部8は、トルクセンサ23から取得した荷重がかかる方向の情報に基づいて、ステップS37において検出された異常荷重の方向と逆方向の荷重がかかっているか否かを判定する(ステップS39)。
逆方向の荷重がかかっている場合(ステップS39においてYESの場合)、ステップS37で検出された異常荷重の原因となった干渉がなくなったと判断され、ステップS30以降の処理が再度実行される。
逆方向の荷重がかかっていない場合(ステップS39においてNOの場合)、制御部8は、収穫装置100が進行方向とは逆向きに関節型アーム4を伸ばして後退を開始した後退開始位置まで後退したか否かを判定する(ステップS40)。例えば、制御部8は、移動機構部7の車輪の回転数から後退開始位置まで後退したか否かを判定することができる。
収穫装置100が後退開始位置まで後退していない場合(ステップS40においてNOの場合)、ステップS37以降の処理が再度実行される。収穫装置100が後退開始位置まで後退した場合(ステップS40においてYESの場合)、図4のステップS9に示されるように、制御部8は、収穫装置100の運転を停止する処理を行う。
上記の一連の動作で、収穫装置100は、畝中を移動しながら果実を収穫する。その際、収穫装置100は、植生との干渉が最小限となるよう収穫動作を行い、干渉が発生してもそれを検知して、収穫装置100の動作状況に対応した的確な干渉解消動作を行うことができる。
すなわち、収穫装置100が自立的に、植生にダメージを与える干渉状態が発生することを回避し、干渉状態が発生したとしてもその状態を解消することで、収穫動作を継続することが可能になる。
したがって、干渉が発生する毎に収穫装置を一旦停止させ、作業者が都度、干渉発生現場に赴き、干渉状態を解除する作業が不要となる。その結果、作業者が工数を取られることなく、収穫装置100の連続収穫運転が期待できる。
本発明にかかる収穫装置および収穫方法は、果物、または、野菜の果実等を収穫する収穫装置および収穫方法に適用できる。
1 摘果用ハンド
2 マニピュレータ
3 スライド機構
4 関節型アーム
5 粗認識カメラ
6 精認識カメラ
7 移動機構部
8 制御部
9 コンベア
10 収納部
11 軌道
12 主茎
13 果実
14 果梗
15 小果梗
16 果房
17 第1関節
18 第1アーム
19 第2関節
20 第2アーム
21 第3関節
22 第3アーム
23 トルクセンサ
24 収穫しない果実
25 他の株
80 収穫装置
81 マニピュレータ
82 採果ハサミ
83 走行車両
90 装置
91 第1リンク
92 第1関節
93 第2リンク
94 第2関節
95 第3リンク
96 第3関節
97 障害物
98 逃げ角
100 収穫装置

Claims (5)

  1. 摘果用ハンドと、
    前記摘果用ハンドを植生中に移動させるアームと、
    前記摘果用ハンドまたは前記アームに加わる荷重を検出する検出部と、
    前記検出部により検出された荷重に基づいて前記摘果用ハンドまたは前記アームと植生との間の干渉の有無を検出し、前記干渉が検出された場合に前記干渉を解消する制御を行う制御部と、
    を備え
    前記制御部は、前記検出部により検出された荷重、および、前記荷重がかかる方向に基づいて、自装置を移動させることにより前記干渉を解消する制御を行うことを特徴とする収穫装置。
  2. 前記制御部は、前記干渉が検出された場合に、収穫時に前記アームが移動した軌跡を逆にたどらせることにより前記干渉を解消する制御を行う請求項1に記載の収穫装置。
  3. 前記検出部は、前記荷重がかかる方向をさらに検出し、前記制御部は、前記検出部により検出された荷重、および、前記荷重がかかる方向に基づいて、前記摘果用ハンドまたは前記アームと植生との間の干渉の有無を検出する請求項1に記載の収穫装置。
  4. 前記制御部は、前記検出部により検出された荷重、および、前記荷重がかかる方向に基づいて、前記アームの向きを変更することにより前記干渉を解消する制御を行う請求項3に記載の収穫装置。
  5. 検出部が、摘果用ハンド、または、前記摘果用ハンドを植生中に移動させるアームに加わる荷重を検出する検出工程と、
    制御部が、前記検出工程において検出された荷重に基づいて前記摘果用ハンドまたは前記アームと植生との間の干渉の有無を検出し、前記干渉が検出された場合に、前記検出部により検出された荷重、および、前記荷重がかかる方向に基づいて、自装置を移動させることにより前記干渉を解消する制御を行う制御工程と、
    を含むことを特徴とする収穫方法。
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