JP6841008B2 - 押出ラミネート用ポリエチレン系樹脂及びそれを用いた発泡用積層体、発泡積層体 - Google Patents
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Description
(ii)温度130℃、引取速度2m/分で測定した溶融張力(MS130)が70mN以上、150mN以下
(iii)温度190℃、引取速度10m/分で測定した溶融張力(MS190)が3mN以上、30mN以下
また、上記押出ラミネート用ポリエチレン系樹脂から成る(A)層とそれに隣接する紙基材層を少なくとも含む発泡用積層体に関するものである。
(1)密度
密度は、JIS K6922−1(1997年)に準拠して測定した。
(2)ポリエチレン系樹脂のメルトマスフローレート(MFRPE)
MFRPEは、JIS K6922−1(1997年)に準拠して測定した。
(3)結晶性熱可塑性樹脂の融点(TmCP)
TmCPはJIS K7122(1987年)に準拠して測定した。
(4)非晶性熱可塑性樹脂のガラス転移温度(Tg)
TgはJIS K7122(1987年)に準拠して測定した。
(5)ポリエチレン系樹脂のメルトマスフローレート(MFR)
MFRは、JIS K6922−1(1997年)に準拠して測定した。
(6)スウェル比(SR)
JIS K6922−1(1997年)で使用されるメルトインデクサーを用い、温度235℃、押出量3g/分の条件にて装置に充填された樹脂をオリフィスより押出し、オリフィス直下に設置したイソプロパノールを入れたメスシリンダーでストランド状の押出物を採取し、ストランドの径(D)をメルトインデクサーのオリフィス径(D0)で除すことにより求めた。
(7)130℃における溶融張力(MS130)
23℃に設定した恒温室内において、温度を130℃に設定し、長さが8mm、直径が2.095mm、流入角が90°のダイス及び保温チャンバーを装着したバレル直径9.55mmの毛管粘度計(東洋精機製作所、商品名:キャピログラフ)に、ポリエチレン系樹脂18gを充填し、ピストン降下速度を10mm/分、引取速度2.0m/分に設定し、引き取りに必要な荷重(mN)を溶融張力(MS130)として測定した。
(8)190℃における溶融張力(MS190)
23℃に設定した恒温室内において、温度を190℃に設定し、長さが8mm、直径が2.095mm、流入角が90°のダイス及び保温チャンバーを装着したバレル直径9.55mmの毛管粘度計(東洋精機製作所、商品名:キャピログラフ)に、ポリエチレン系樹脂18gを充填し、ピストン降下速度を10mm/分、引取速度10m/分に設定し、引き取りに必要な荷重(mN)を溶融張力(MS190)として測定した。
(9)加熱発泡
実施例により得られた積層体を10cm×20cmに切り出し円筒状に成形したサンプルを、所定の温度に加熱したギア老化試験機(安田精機製作所製 No.102−SHF−77)中で熱風をあてながら所定の時間静置した後、取り出して空気中で室温まで冷却した。
(10)紙基材の水分量
ポリエチレン系樹脂の積層前の紙基材について、カールフィッシャー法水分測定装置(三菱化学(株)製、商品名CA−05)を使用し測定した。測定温度は165℃である。
(11)発泡層厚み
実施例により得られた発泡体、及びブランクとして発泡させる前のラミネート積層体をサンプル取りし、光学顕微鏡により断面写真を撮影した。断面写真から発泡層の厚みを測定し、5箇所で測定した。
(12)発泡表面の状態
得られた発泡体の表面の平滑性を目視で観測した。表面の平滑性が良好である場合を◎、やや良好である場合を○、良好であるもののやや劣る場合を△、不良の場合を×とした。
(A)層の樹脂として、MFRが14g/10分、密度が917kg/m3、SRが1.64である高圧法低密度ポリエチレン(東ソー(株)製、A1)99.9重量%、TmCPが163℃であるプロピレン単独重合体(日本ポリプロ(株)製 商品名 ノバテックPP MA1B、B1)を0.1重量%になるよう配合し、単軸押出機(プラコー(株)製 口径50mm)にて溶融混練したポリエチレン系樹脂(D1、MFR 14g/10分、密度 917kg/m3、SR 1.64、MS130 72mN、MS190 19mN)、(B)層の樹脂として、MFRが7g/10分、密度が940kg/m3である高密度ポリエチレン(東ソー(株)製 商品名ペトロセン LW04−1)(E1)を使用した。
(A)層の樹脂として、高圧法低密度ポリエチレン(A1)を99.5重量%、プロピレン単独重合体(B1)を0.5重量%になるよう配合し、単軸押出機(プラコー(株)製 口径50mm)にて溶融混練したポリエチレン系樹脂(D2、MFR 14g/10分、密度 917kg/m3、SR 1.64、MS130 78mN、MS190 19mN)を使用した以外は、実施例1と同様の手法により発泡積層体を得た。得られた発泡積層体について、発泡層厚み及び発泡外観を評価した。評価の結果を表1に示す。
(A)層の樹脂として、高圧法低密度ポリエチレン(A1)を99.0重量%、プロピレン単独重合体(B1)を1.0重量%になるよう配合し、単軸押出機(プラコー(株)製 口径50mm)にて溶融混練したポリエチレン系樹脂(D3、MFR 14g/10分、密度 917kg/m3、SR 1.64、MS130 102mN、MS190 19mN)を使用した以外は、実施例1と同様の手法により発泡積層体を得た。得られた発泡積層体について、発泡層厚み及び発泡外観を評価した。評価の結果を表1に示す。
(A)層の樹脂として、高圧法低密度ポリエチレン(A1)を96.0重量%、プロピレン単独重合体(B1)を4.0重量%になるよう配合し、単軸押出機(プラコー(株)製 口径50mm)にて溶融混練したポリエチレン系樹脂(D4、MFR 14g/10分、密度 917kg/m3、SR 1.64、MS130 135mN、MS190 19mN)を使用した以外は、実施例1と同様の手法により発泡積層体を得た。得られた発泡積層体について、発泡層厚み及び発泡外観を評価した。評価の結果を表1に示す。
(A)層の樹脂として、高圧法低密度ポリエチレン(A1)を99.0重量%、TmCPが145℃であるプロピレン・エチレン共重合体(日本ポリプロ(株)製 商品名ノバテックPP FL02A、B2)を1.0重量%になるよう配合し、単軸押出機(プラコー(株)製 口径50mm)にて溶融混練したポリエチレン系樹脂(D5、MFR 14g/10分、密度 917kg/m3、SR 1.64、MS130 94mN、MS190 19mN)を使用した以外は、実施例1と同様の手法により発泡積層体を得た。得られた発泡積層体について、発泡層厚み及び発泡外観を評価した。評価の結果を表1に示す。
(A)層の樹脂として、MFRが14g/10分、密度が918kg/m3、SRが1.68である高圧法低密度ポリエチレン(東ソー(株)製、A2)を99.0重量%、プロピレン単独重合体(B1)を1.0重量%になるよう配合し、単軸押出機(プラコー(株)製 口径50mm)にて溶融混練したポリエチレン系樹脂(D6、MFR 14g/10分、密度 918kg/m3、SR 1.68、MS130 115mN、MS190 28mN)を使用した以外は、実施例1と同様の手法により発泡積層体を得た。得られた発泡積層体について、発泡層厚み及び発泡外観を評価した。評価の結果を表1に示す。
(A)層の樹脂として、MFRが24g/10分、密度が918kg/m3、SRが1.45である高圧法低密度ポリエチレン(東ソー(株)製、A3)を99.0重量%、プロピレン単独重合体(B1)を1.0重量%になるよう配合し、単軸押出機(プラコー(株)製 口径50mm)にて溶融混練したポリエチレン系樹脂(D7、MFR 24g/10分、密度 918kg/m3、SR 1.45、MS130 125mN、MS190 9.0mN)を使用した以外は、実施例1と同様の手法により発泡積層体を得た。得られた発泡積層体について、発泡層厚み及び発泡外観を評価した。評価の結果を表1に示す。
(A)層の樹脂として、MFRが45g/10分、密度が924kg/m3、SRが1.31である高圧法低密度ポリエチレン(東ソー(株)製、A4)を99.0重量%、プロピレン単独重合体(B1)を1.0重量%になるよう配合し、単軸押出機(プラコー(株)製 口径50mm)にて溶融混練したポリエチレン系樹脂(D8、MFR 45g/10分、密度 924kg/m3、SR 1.31、MS130 85mN、MS190 4.0mN)を使用した以外は、実施例1と同様の手法により発泡積層体を得た。得られた発泡積層体について、発泡層厚み及び発泡外観を評価した。評価の結果を表1に示す。
(A)層の樹脂として、高圧法低密度ポリエチレン(東ソー(株)製、A4)を92.0重量%、プロピレン単独重合体(B1)を8.0重量%になるよう配合し、単軸押出機(プラコー(株)製 口径50mm)にて溶融混練したポリエチレン系樹脂(D9、MFR 45g/10分、密度 924kg/m3、SR 1.31、MS130 126mN、MS190 4.0mN)を使用した以外は、実施例1と同様の手法により発泡積層体を得た。得られた発泡積層体について、発泡層厚み及び発泡外観を評価した。評価の結果を表1に示す。
(A)層の樹脂として、高圧法低密度ポリエチレン(A3)を99.9重量%、TmCPが255℃であるポリエチレンテレフタレート(ユニチカ製 商品名ユニチカPET樹脂 MA−2103、B3)を0.1重量%になるよう配合し、単軸押出機(プラコー(株)製 口径50mm)にて溶融混練したポリエチレン系樹脂(D10、MFR 24g/10分、密度 918kg/m3、SR 1.65、MS130 85mN、MS190 29mN)を使用した以外は、実施例1と同様の手法により発泡積層体を得た。得られた発泡積層体について、発泡層厚み及び発泡外観を評価した。評価の結果を表2に示す。
(A)層の樹脂として、高圧法低密度ポリエチレン(A3)を99.9重量%、TmCPが224℃であるポリ(4−メチル1−ペンテン)(三井化学製 商品名TPX MX002、B4)を0.1重量%になるよう配合し、単軸押出機(プラコー(株)製 口径50mm)にて溶融混練したポリエチレン系樹脂(D11、MFR 24g/10分、密度 918kg/m3、SR 1.45、MS130 80mN、MS190 27mN)を使用した以外は、実施例1と同様の手法により発泡積層体を得た。得られた発泡積層体について、発泡層厚み及び発泡外観を評価した。評価の結果を表2に示す。
(A)層の樹脂として、高圧法低密度ポリエチレン(A3)を99.9重量%、TmCPが165℃であるエチレン・ビニルアルコール共重合体(クラレ製 商品名EVAL E105B、B5)を0.1重量%になるよう配合し、単軸押出機(プラコー(株)製 口径50mm)にて溶融混練したポリエチレン系樹脂(D12、MFR 24g/10分、密度 918kg/m3、SR 1.45、MS130 75mN、MS190 19mN)を使用した以外は、実施例1と同様の手法により発泡積層体を得た。得られた発泡積層体について、発泡層厚み及び発泡外観を評価した。評価の結果を表2に示す。
(A)層の樹脂として、高圧法低密度ポリエチレン(A3)を99.9重量%、TmCPが224℃であるポリブチレンテレフタレート(三菱エンジニアリングプラスチックス製 商品名ノバデュラン 5010R5、B6)を0.1重量%になるよう配合し、単軸押出機(プラコー(株)製 口径50mm)にて溶融混練したポリエチレン系樹脂(D13、MFR 24g/10分、密度 918kg/m3、SR 1.45、MS130 82mN、MS190 28mN)を使用した以外は、実施例1と同様の手法により発泡積層体を得た。得られた発泡積層体について、発泡層厚み及び発泡外観を評価した。評価の結果を表2に示す。
(A)層の樹脂として、高圧法低密度ポリエチレン(A3)を99.9重量%、TmCPが220℃であるポリアミド6(宇部興産製 商品名UBEナイロン 1022B、B7)を0.1重量%になるよう配合し、単軸押出機(プラコー(株)製 口径50mm)にて溶融混練したポリエチレン系樹脂(D14、MFR 24g/10分、密度 918kg/m3、SR 1.45、MS130 80mN、MS190 26mN)を使用した以外は、実施例1と同様の手法により発泡積層体を得た。得られた発泡積層体について、発泡層厚み及び発泡外観を評価した。評価の結果を表2に示す。
(A)層の樹脂として、高圧法低密度ポリエチレン(A1)を99.0重量%、Tgが158℃であるシクロオレフィンコポリマー(Topas Advanced Polymer Inc.製 商品名TOPAS 6015S−04、C1)を1.0重量%になるよう配合し、単軸押出機(プラコー(株)製 口径50mm)にて溶融混練したポリエチレン系樹脂(D15、MFR 14g/10分、密度 917kg/m3、SR 1.64、MS130 105mN、MS190 19mN)を使用した以外は、実施例1と同様の手法により発泡積層体を得た。得られた発泡積層体について、発泡層厚み及び発泡外観を評価した。評価の結果を表3に示す。
(A)層の樹脂として、高圧法低密度ポリエチレン(A1)を99.0重量%、Tgが138℃であるシクロオレフィンコポリマー(Topas Advanced Polymer Inc.製 商品名TOPAS 6013F−04、C2)を1.0重量%になるよう配合し、単軸押出機(プラコー(株)製 口径50mm)にて溶融混練したポリエチレン系樹脂(D16、MFR 14g/10分、密度 917kg/m3、SR 1.64、MS130 95mN、MS190 19mN)を使用した以外は、実施例1と同様の手法により発泡積層体を得た。得られた発泡積層体について、発泡層厚み及び発泡外観を評価した。評価の結果を表3に示す。
(A)層の樹脂として、高圧法低密度ポリエチレン(A1)を99.0重量%、Tgが156℃であるシクロオレフィンポリマー(日本ゼオン(株)製 商品名ゼオネックス F52R、C3)を1.0重量%になるよう配合し、単軸押出機(プラコー(株)製 口径50mm)にて溶融混練したポリエチレン系樹脂(D17、MFR 14g/10分、密度 918kg/m3、SR 1.64、MS130 100mN、MS190 19mN)を使用した以外は、実施例1と同様の手法により発泡積層体を得た。得られた発泡積層体について、発泡層厚み及び発泡外観を評価した。評価の結果を表3に示す。
(A)層の樹脂として、高圧法低密度ポリエチレン(A1)を99.0重量%、TgがTgが150℃であるポリカーボネート(帝人(株)製 商品名パンライト L−1255Y、C4)を1.0重量%になるよう配合し、単軸押出機(プラコー(株)製 口径50mm)にて溶融混練したポリエチレン系樹脂(D18、MFR 14g/10分、密度 917kg/m3、SR 1.64、MS130 110mN、MS190 19mN)を使用した以外は、実施例1と同様の手法により発泡積層体を得た。得られた発泡積層体について、発泡層厚み及び発泡外観を評価した。評価の結果を表3に示す。
(A)層の樹脂として高圧法低密度ポリエチレン(A1)を使用した以外は、実施例1と同様の手法により発泡積層体を得た。得られた発泡積層体について、発泡層厚み及び発泡外観を評価した。評価の結果を表4に示す。発泡外観に劣っていた。
(A)層の樹脂として高圧法低密度ポリエチレン(A2)を使用した以外は、実施例1と同様の手法により発泡積層体を得た。得られた発泡積層体について、発泡層厚み及び発泡外観を評価した。評価の結果を表4に示す。発泡外観に劣っていた。
(A)層の樹脂として高圧法低密度ポリエチレン(A3)を使用した以外は、実施例1と同様の手法により発泡積層体を得た。得られた発泡積層体について、発泡層厚み及び発泡外観を評価した。評価の結果を表4に示す。発泡外観に劣っていた。
(A)層の樹脂として高圧法低密度ポリエチレン(A4)を使用した以外は、実施例1と同様の手法により発泡積層体を得た。得られた発泡積層体について、発泡層厚み及び発泡外観を評価した。評価の結果を表4に示す。発泡外観に劣っていた。
(A)層の樹脂としてMFRが7g/10分、密度が922kg/m3、SRが1.94である高圧法低密度ポリエチレン(東ソー(株)製、A5)を99.0重量%、プロピレン単独重合体(B1)を1.0重量%になるよう配合し、単軸押出機(プラコー(株)製 口径50mm)にて溶融混練したポリエチレン系樹脂(D19、MFR 7g/10分、密度 922kg/m3、SR 1.94、MS130 151mN、MS190 49mN)を使用した以外は、実施例1と同様の手法により発泡積層体を得た。得られた発泡積層体について、発泡層厚み及び発泡外観を評価した。評価の結果を表4に示す。発泡外観に劣っていた。
(A)層の樹脂として、MFRが58g/10分、密度が917kg/m3、SRが1.26である高圧法低密度ポリエチレン(東ソー(株)製、A6)を99.0重量%、プロピレン単独重合体(B1)を1.0重量%になるよう配合し、単軸押出機(プラコー(株)製 口径50mm)にて溶融混練したポリエチレン系樹脂(D20、MFR 58g/10分、密度 917kg/m3、SR 1.26、MS130 75mN、MS190 1.5mN)を使用した以外は、実施例1と同様の手法により発泡前の積層体を得た。評価の結果を表4に示す。(A)層の成膜時にラミ厚みが安定せず、発泡積層体の評価ができなかった。
Claims (10)
- 下記(i)〜(iii)を満たす押出ラミネート用ポリエチレン系樹脂組成物(d)から成る(A)層とそれに隣接する紙基材層を少なくとも含むことを特徴とする発泡用積層体。
(i)JIS K6922−1(1997年)により測定したメルトマスフローレート(MFR)が8g/10分以上、50g/10分以下
(ii)温度130℃、引取速度2m/分で測定した溶融張力(MS130)が70mN以上、150mN以下
(iii)温度190℃、引取速度10m/分で測定した溶融張力(MS190)が3mN以上、30mN以下 - 押出ラミネート用ポリエチレン系樹脂組成物(d)の、MS190に対するMS130の比MS130/MS190が4.0以上、30.0以下であることを特徴とする請求項1に記載の発泡用積層体。
- 押出ラミネート用ポリエチレン系樹脂組成物(d)の235℃で測定されたスウェル比(SR)が1.40以上、1.70未満であることを特徴とする請求項1又は2に記載の発泡用積層体。
- 押出ラミネート用ポリエチレン系樹脂組成物(d)のMFRとSRが下式(1)を満たすことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の発泡用積層体。
SR<−1.25×log(MFR)+3.21 (1) - 押出ラミネート用ポリエチレン系樹脂組成物(d)が、下記(iv)〜(v)を満たす高圧法低密度ポリエチレン(a)95〜99.9重量部、および少なくとも高圧法低密度ポリエチレン(a)以外の下記(vi)を満たす結晶性熱可塑性樹脂(b)又は(vii)を満たす非晶性熱可塑性樹脂(c)のいずれかを0.1〜5重量部含むポリエチレン系樹脂組成物(d)((a)、(b)及び(c)の合計は100重量部)であることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の発泡用積層体。
(iv)JIS K6922−1(1997年)により測定したメルトマスフローレート(MFR)が8g/10分以上、50g/10分以下
(v)JIS K6922−1(1997年)により測定した密度が910kg/m3以上、930kg/m3以下である。
(vi)JIS K7121(2012年)により測定した溶融温度が125℃以上、300℃以下
(vii)JIS K7121(2012年)により測定したガラス転移温度が125℃以上、300℃ 以下 - 結晶性熱可塑性樹脂(b)が、ポリプロピレン系樹脂、ポリ(4−メチル−1−ペンテン)、エチレン・ビニルアルコール共重合体、ポリエステル系樹脂又はポリアミド系樹脂のいずれかであることを特徴とする請求項5に記載の発泡用積層体。
- 非晶性熱可塑性樹脂(c)がシクロオレフィンポリマー、シクロオレフィンコポリマー又はポリカーボネートのいずれかであることを特徴とする請求項5に記載の発泡用積層体。
- 低密度ポリエチレン(a)の235℃で測定されたスウェル(SR)が1.30以上、1.85以下であることを特徴とする請求項5〜6のいずれかに記載の発泡用積層体。
- 請求項1〜8のいずれかに記載の発泡用積層体の(A)層が発泡していることを特徴とする発泡積層体。
- 少なくとも胴部材が請求項9に記載の発泡積層体であることを特徴とする断熱紙容器。
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