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JP6717737B2 - 情報処理装置、情報処理方法、およびプログラム - Google Patents

情報処理装置、情報処理方法、およびプログラム Download PDF

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Description

本発明は、情報処理装置、情報処理方法、およびプログラムに関する。
鉄道の駅には、不正乗車対策に関する技術が搭載された自動改札装置が設置されている。例えば、自動改札装置は、定期券の磁気情報(有効期間、有効区間など)を読み取り、読み取った磁気情報に基づいて、ユーザの通過を許可するか否かを判定する(特許文献1参照)。
一方、徒歩で目的地に向かうユーザに対して、目的地までの経路を案内するナビゲーション装置についても知られている(特許文献2参照)。
特開平8−305907号公報 特開2002−81957号公報
しかしながら、従来のナビゲーション装置は、ユーザの定期券の情報を反映させていなかった。このため、従来のナビゲーション装置は、目的地までの経路上に駅が存在する場合、定期券を用いて駅を通り抜けることができる場合であっても、駅を迂回する経路を案内していた。
本発明は、このような事情を考慮してなされたものであり、ユーザが定期券を用いて駅を通り抜ける可能性を考慮して、目的地までの最短の経路を案内することができる情報処理装置、情報処理方法、およびプログラムを提供することを目的の一つとする。
本発明の一態様は、ユーザの現在地を示す現在地情報と、前記ユーザの目的地を示す目的地情報と、前記ユーザによって使用される定期券の情報を示す定期券情報とを取得する取得部と、前記取得部によって取得された前記現在地情報、前記目的地情報、および前記定期券情報に基づいて、駅を通過して前記目的地に到達する経路を示す第1経路情報と、前記駅を通過せずに前記目的地に到達する経路を示す第2経路情報とのうちの一方または双方を、前記ユーザに提示する経路として決定する経路決定部と、を備える情報処理装置である。
本発明の一態様によれば、ユーザが定期券を用いて駅を通り抜ける可能性を考慮して、目的地までの最短の経路を案内することができる。
第1実施形態に係るナビゲーションシステムの全体構成を示す図である。 第1実施形態に係る端末装置200の詳細構成を示すブロック図である。 第1実施形態に係る地図情報152の一例を示す図である。 第1実施形態に係るナビゲーションシステムの処理を示すシーケンス図である。 第1実施形態に係るナビゲーションサーバ100によって行われる処理の詳細を示すブロック図である。 第1実施形態に係る経路Aおよび経路Bの一例を示す図である。 第1実施形態に係る駅10の構内の地図情報の一例を示す図である。 第1実施形態に係る定期券情報の一例を示す図である。 第1実施形態に係る設定情報の一例を示す図である。 第1実施形態に係る端末装置200の表示部240に表示される設定画面の一例を示す図である。 第1実施形態に係る属性情報テーブル310の一例を示す図である。 第1実施形態に係る店舗情報テーブル410の一例を示す図である。 第1実施形態に係るナビゲーションサーバ100の処理を示すフローチャートである。 図13のS14に示される経路選択処理を示すフローチャートである。 第2実施形態に係る端末装置200によって行われる処理の詳細を示すブロック図である。 第1実施形態および第2実施形態に係る選択画面の一例を示す図である。 ナビゲーションサーバ100および端末装置200のハードウェア構成の一例を示す図である。
以下、図面を参照して、情報処理装置、情報処理方法、およびプログラムの実施形態について説明する。情報処理装置は、ユーザの現在地を示す現在地情報と、ユーザの目的地を示す目的地情報と、ユーザによって使用される定期券の情報を示す定期券情報とを取得する。また、情報処理装置は、現在地情報、目的地情報、および定期券情報に基づいて、駅を通過して目的地に到達する経路を示す第1経路情報と、駅を通過せずに目的地に到達する経路を示す第2経路情報とのうちの一方または双方を、ユーザに提示する経路として決定する。これによって、情報処理装置は、ユーザが定期券を用いて駅を通り抜ける可能性を考慮して、目的地までの最短の経路を案内することができる。
<1.第1実施形態>
以下、本発明の第1実施形態について説明する。第1実施形態において、情報処理装置は、現在地から目的地までの経路を、ユーザによって使用される端末装置に送信するナビゲーションサーバであることとする。以下、第1実施形態について詳細に説明する。
<1−1.システム構成>
図1は、第1実施形態に係るナビゲーションシステムの全体構成を示す図である。ナビゲーションシステムは、ナビゲーションサーバ100と、端末装置200と、ユーザ情報管理サーバ300と、店舗情報管理サーバ400とを備える。ナビゲーションサーバ100、端末装置200、ユーザ情報管理サーバ300、および店舗情報管理サーバ400は、ネットワークNWを介して通信する。ネットワークNWは、例えば、WAN(Wide Area Network)やLAN(Local Area Network)、インターネット、プロバイダ装置、無線基地局、専用回線などのうち一部または全部を含む。
端末装置200は、ユーザによって使用される、スマートフォンなどの携帯電話やタブレット端末などである。端末装置200は、ナビゲーションサーバ100と連携するナビアプリ(ナビゲーションプログラム)が起動されることで、ナビゲーション装置として機能する。なお、図1においては、1つの端末装置200のみが示されているが、複数の端末装置200がネットワークNWに接続されてよい。
ナビゲーションサーバ100は、端末装置200に目的地までの経路を示す経路情報を提供するコンピュータである。ナビゲーションサーバ100は、取得部110と、経路生成部120と、経路選択部130と、店舗情報提供部140と、第1記憶部150と、第2記憶部160とを備える。
取得部110、経路生成部120、経路選択部130、および店舗情報提供部140は、CPU(Central Processing Unit)等のプロセッサが、プログラムメモリに記憶されたプログラムを実行することで実現される。なお、これらの機能部は、プロセッサがプログラムを実行するのと同様の機能を有するLSI(Large Scale Integration)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、およびFPGA(Field-Programmable Gate Array)等のハードウェアにより実現されてもよいし、ソフトウェアとハードウェアが協働することにより実現されてもよい。
第1記憶部150および第2記憶部160は、例えば、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、HDD(Hard Disk Drive)、フラッシュメモリ、またはこれらのうち複数が組み合わされたハイブリッド型記憶装置などにより実現される。また、第1記憶部150および第2記憶部160の一部または全部は、NAS(Network Attached Storage)や外部のストレージサーバなど、ナビゲーションサーバ100がアクセス可能な外部装置であってもよい。
図2は、第1実施形態に係る端末装置200の詳細構成を示すブロック図である。端末装置200は、制御部210と、測位部220と、受付部230と、表示部240と、第3記憶部250と、通信部260とを備える。
制御部210は、CPU等のプロセッサが、第3記憶部250に記憶されたプログラムを実行することで実現される。なお、制御部210は、プロセッサがプログラムを実行するのと同様の機能を有するLSI、ASIC、およびFPGA等のハードウェアにより実現されてもよいし、ソフトウェアとハードウェアが協働することで実現されてもよい。
測位部220は、例えばGPS(Global Positioning System)受信機である。測位部220は、衛星から受信した電波に基づく測位を行って、端末装置200の位置(すなわちユーザの位置)を特定する。また、端末装置200は、通信部260が通信可能な無線基地局の位置から端末装置200の位置を推定してもよい。
受付部230は、ユーザからの操作入力を受け付けるタッチパネルなどの装置である。表示部240は、液晶表示装置などの表示装置である。第3記憶部250は、例えば、RAMやROM、HDD、フラッシュメモリ、またはこれらのうち複数が組み合わされたハイブリッド型記憶装置などにより実現される。通信部260は、ネットワークNWに接続された無線基地局と無線通信を行う無線通信モジュールである。
端末装置200は、定期的に(例えば数[sec]おきに)、測位部220によって特定された端末装置200の位置を現在地情報としてナビゲーションサーバ100に送信する。また、端末装置200は、ユーザにより設定された目的地情報をナビゲーションサーバ100に送信し、ナビゲーションサーバ100から経路情報を取得する。
図1において、ナビゲーションサーバ100は、端末装置200からのリクエストに応じて経路探索を行い、経路情報を端末装置200に送信する。ナビゲーションサーバ100の第1記憶部150には、地図情報152が記憶される。地図情報152は、例えば、リンクの集合で道路を表現した情報である。
図3は、第1実施形態に係る地図情報152の一例を示す図である。地図情報152は、リンクの両端座標、接続リンク、車線数などの情報が、リンクの識別情報であるリンクIDに対応付けられた情報である。
ナビゲーションサーバ100は、地図情報152から、端末装置200から受信した端末装置200の位置を中心とした領域の地図情報(部分地図情報)を抽出し、抽出した部分地図情報を端末装置200に送信する。
端末装置200の制御部210は、ナビゲーションサーバ100から受信した部分地図情報に対してリンクマッチング処理を行う。リンクマッチング処理とは、部分地図情報に含まれるリンクのうち、どのリンクに対応する道路に沿って端末装置200が移動しているか(すなわちユーザがどのリンクを移動しているか)を判定する処理である。従って、リンクマッチング処理によって、端末装置200の位置(ユーザの位置)が、いずれかのリンクに対応付けられる。リンクマッチング処理は、例えば、端末装置200の位置に最も近い位置にあるリンクを選択することを基本として、種々の要素を加味して行われる。端末装置200の制御部210は、ナビゲーションサーバ100から受信した部分地図情報と、リンクマッチング処理の結果とに基づいてナビゲーション画面を生成する。端末装置200は、生成したナビゲーション画面を表示部240に表示する。
<1−2.ナビゲーションシステムの処理>
図4は、第1実施形態に係るナビゲーションシステムの処理を示すシーケンス図である。まず、端末装置200の制御部210がナビアプリを起動し、受付部230がユーザによる目的地の設定を受け付ける(S1)。端末装置200は、測位部220によって特定された端末装置200の位置(以下、「現在地」)を示す現在地情報、目的地を示す目的地情報、ユーザによって使用される定期券の情報を示す定期券情報、およびユーザIDを、ナビゲーションサーバ100に送信する(S2)。定期券情報についての詳細は後述する。ユーザIDは、端末装置200を使用するユーザを識別するための識別情報であり、ユーザ認証によって取得される。
ナビゲーションサーバ100は、現在地情報および目的地情報と、地図情報152とを用いて経路探索を行う(S3)。ナビゲーションサーバ100は、探索結果として得られた経路情報と、端末装置200の現在地を中心とした領域の部分地図情報とを端末装置200に送信する(S4)。
端末装置200は、現在地情報と部分地図情報に含まれるリンクとに対してリンクマッチング処理を行い、リンクマッチング処理の結果(以下、「リンクマッチング結果」)と、部分地図情報とに基づいてナビゲーション画面を生成する。端末装置200は、生成したナビゲーション画面を表示部240に表示する(S5)。
端末装置200は、定期的に、現在地情報およびリンクマッチング結果をナビゲーションサーバ100に送信する(S6)。ナビゲーションサーバ100は、端末装置200から受信した現在地情報に対応する部分地図情報を端末装置200に送信する(S7)。
このようにして、S5〜S7の処理が繰り返し実行される。端末装置200は、測位部220が特定した現在地に基づき、ユーザが目的地に到着したか否かを判定する。なお、端末装置200は、ユーザからの入力に基づいてユーザが目的地に到着したことを判定してもよい。
端末装置200は、ユーザが目的地に到着したと判定した場合、目的地到着通知をナビゲーションサーバ100に送信する(S8)。ナビゲーションサーバ100は、端末装置200から目的地到着通知を受信すると、図4に示される一連の動作を終了する。
<1−3.ナビゲーションサーバの処理>
図5は、第1実施形態に係るナビゲーションサーバ100によって行われる処理の詳細を示すブロック図である。まず、取得部110は、現在地情報、目的地情報、定期券情報、およびユーザIDを、ネットワークNWを介して端末装置200から取得する。その後、取得部110は、現在地情報および目的地情報を経路生成部120に出力し、定期券情報およびユーザIDを経路選択部130に出力し、現在地情報およびユーザIDを店舗情報提供部140に出力する。
経路生成部120は、取得部110から入力された現在地情報および目的地情報と、第1記憶部150に記憶された地図情報(図3)とに基づいて、駅を通過して目的地に到達する経路Aを示す第1経路情報と、駅を通過せずに目的地に到達する経路Bを示す第2経路情報とを生成する。
図6は、第1実施形態に係る経路Aおよび経路Bの一例を示す図である。図6に示されるように、現在地から目的地までの最短の経路は、経路Aである。しかしながら、経路Aは駅10を通過するため、ユーザは駅10の構内に入場するための入場料を支払わなければならない場合がある。このため、経路生成部120は、目的地までの最短の経路Aが駅を通過する場合、駅を通過せずに目的地に到達する経路Bを示す第2経路情報についても生成する。
図7は、第1実施形態に係る駅10の構内の地図を示す地図情報の一例を示す図である。経路生成部120は、図7に示される地図情報を用いて、第1経路情報(経路A)を生成するとともに、経路Aにおける現在地から目的地までの距離および所要時間を算出する。
図7に示される例において、駅10は、北口11と、西口12と、南口13と、東口14とを有する。駅10の構内の地図情報には、駅10の構内の通路を示す複数のリンクL1からL4が含まれる。経路生成部120は、駅10の構内の地図情報に含まれるリンクL1からL4を参照して、駅10を通過する経路を探索する。駅10を通過する経路が得られた場合、経路生成部120は、駅10を通過して目的地に到達する経路Aを示す第1経路情報を生成することができる。
なお、測位部220は、駅10の構外においては、GPS等の衛星測位によって特定された端末装置200の位置、および端末装置200が通信可能な無線基地局の位置の少なくとも一つに基づいて、現在地情報を生成する。しかしながら、駅10の構内においては、衛星からの電波を受信することが難しい場合がある。このため、測位部220は、駅10の構内においては、端末装置200が通信可能な無線基地局の位置、自律航法測位によって特定された端末装置200の位置、および地磁気測位によって特定された端末装置200の位置の少なくとも一つに基づいて、現在地情報を生成する。
自律航法測位とは、端末装置200に設けられたジャイロセンサや加速度センサなどを用いて、端末装置200の位置(ユーザの位置)を特定する測位方法である。自律航法測位においては、地図情報に含まれる建物の壁面や柱等の位置を示す区画情報を用いることで、端末装置200の位置(ユーザの位置)をより正確に特定することができる。地磁気測位とは、経路毎に地磁気データを予め測定しておき、端末装置200に設けられた地磁気センサによって検知された地磁気データと、予め測定された地磁気データとを比較することによって、端末装置200の位置(ユーザの位置)を特定する測位方法である。
経路生成部120は、生成した第1経路情報および第2経路情報を、経路選択部130に出力する。経路選択部130は、取得部110から入力された定期券情報と、第2記憶部160に記憶された設定時間に基づいて、経路生成部120から入力された第1経路情報および第2経路情報のうちのいずれか一方を選択する。
図8は、第1実施形態に係る定期券情報の一例を示す図である。定期券情報には、定期券の有効期間を示す有効期間情報と、定期券の有効区間を示す有効区間情報とが含まれる。図8に示される例においては、定期券の有効期間は「2017/1/1〜2017/7/1」であり、定期券の有効区間は「A駅〜B駅」である。
経路選択部130は、定期券情報に含まれる有効期間情報および有効区間情報に基づき、第1経路情報(経路A)および第2経路情報(経路B)のうちのいずれか一方を選択する。
例えば、現在の日付が定期券の有効期間内(2017/1/1〜2017/7/1)であるとともに、経路Aが通過する駅10が定期券の有効区間内(A駅〜B駅)である場合、ユーザは、定期券を用いて駅10を通過することができる。この場合、経路選択部130は、第1経路情報(経路A)を選択する。
一方、経路選択部130は、現在の日付が定期券の有効期間内(2017/1/1〜2017/7/1)ではない、または経路Aが通過する駅10が定期券の有効区間内(A駅〜B駅)ではない場合、ユーザは、定期券を用いて駅10を通過することができない。この場合、経路選択部130は、経路Aの所要時間と経路Bの所要時間との差分を算出する。また、経路選択部130は、算出した差分がユーザによって予め設定された設定時間以上である場合、経路Aを選択する。一方、経路選択部130は、算出した差分がユーザによって予め設定された設定時間未満である場合、経路Bを選択する。
図9は、第1実施形態に係る設定情報の一例を示す図である。設定情報は、ユーザによって予め設定された情報であり、第2記憶部160に記憶される。図9に示されるように、設定情報は、ユーザIDおよび設定時間が関連付けられた情報である。経路選択部130は、取得部110から入力されたユーザIDに関連付けられた設定時間を、第2記憶部160から読み出す。
図10は、第1実施形態に係る端末装置200の表示部240に表示される設定画面の一例を示す図である。ユーザは、表示部240に表示される設定画面において、設定時間を選択することができる。図10に示される設定画面の例においては、「0分」に対応するラジオボタン241と、「1分」に対応するラジオボタン242と、「3分」に対応するラジオボタン243と、「5分」に対応するラジオボタン244と、設定完了ボタン245が示されている。
例えば、ユーザがラジオボタン241を選択すると、設定時間として「0分」が設定される。ユーザがラジオボタン242を選択すると、設定時間として「1分」が設定される。ユーザがラジオボタン243を選択すると、設定時間として「3分」が設定される。ユーザがラジオボタン244を選択すると、設定時間として「5分」が設定される。
ユーザによって設定完了ボタン245がタップされると、端末装置200は、選択された設定時間をナビゲーションサーバ100に送信する。ナビゲーションサーバ100は、端末装置200から受信した設定時間を、ユーザIDに関連付けて第2記憶部160に記憶する。
図10に示される設定画面の例においては、「3分」が選択されている。このため、経路Aの所要時間と経路Bの所要時間との差分が3分以上である場合、経路選択部130は経路Aを選択する。言い換えると、経路Aの方が経路Bよりも3分以上早く目的地に到着できる場合、経路選択部130は経路Aを選択する。一方、経路Aの所要時間と経路Bの所要時間との差分が3分未満である場合、経路選択部130は経路Bを選択する。言い換えると、経路Aの方が経路Bよりも3分以上早く目的地に到着できない場合、経路選択部130は経路Bを選択する。
図10においては、ユーザはラジオボタンを用いて設定時間を選択することとしたが、これに限られない。例えば、設定時間の数値を入力可能な入力エリアが設定画面に設けられてもよい。この場合、ユーザは、入力エリアに数値を直接入力することによって、設定時間を設定することができる。
なお、鉄道会社によっては、駅10の構内に入場するために必要な入場券に代えて定期券を用いることが許可されていない場合がある。このため、経路選択部130は、入場券に代えて定期券を用いることが許可されていない場合、経路Bを選択してもよい。
経路選択部130は、選択した経路情報を端末装置200に送信する。端末装置200の通信部260は、ナビゲーションサーバ100から受信した経路情報を制御部210に出力する。制御部210は、通信部260から入力された経路情報を表示部240に表示する。これによって、ユーザは、目的地までの経路を把握することができる。
一方、店舗情報提供部140は、取得部110から入力された現在地情報に基づいて、ユーザが駅10の構内に入場したか否かを判定する。例えば、店舗情報提供部140は、各駅を特定するための駅IDおよび各駅の位置情報を予め持っておき、各駅の位置情報と現在地情報とを比較して、ユーザが駅10の構内に入場したか否かを判定する。店舗情報提供部140は、ユーザが駅10の構内に入場したと判定した場合、駅10の構内に存在する店舗の情報を示す店舗情報をユーザに提供する。
店舗情報提供部140は、ユーザの属性を示す属性情報を取得し、取得した属性情報に対応する店舗情報をユーザに提供する。具体的に、店舗情報提供部140は、ユーザIDをユーザ情報管理サーバ300に送信する。ユーザ情報管理サーバ300は、ナビゲーションサーバ100から受信したユーザIDに対応する属性情報を、属性情報テーブル310から取得する。
図11は、第1実施形態に係る属性情報テーブル310の一例を示す図である。属性情報テーブル310は、ユーザ情報管理サーバ300によって保持されるテーブルである。属性情報テーブル310は、ユーザIDと、属性情報(性別情報、年齢情報、および興味カテゴリ情報)とが関連付けられたテーブルである。性別情報は、ユーザの性別を示す情報である。年齢情報は、ユーザの年齢を示す情報である。興味カテゴリ情報は、ユーザの興味のあるカテゴリに関する情報である。
なお、属性情報には、性別情報、年齢情報、および興味カテゴリ情報の全てが含まれることとしたが、これらのうちのいずれか一つが含まれていればよい。また、属性情報には、購入履歴情報や、ウェブ閲覧情報等が含まれてもよい。
図11に示される例において、ユーザID「0001」が属性情報(男、40歳、グルメ)に関連付けられ、ユーザID「0002」が属性情報(女、30歳、ファッション)に関連付けられ、ユーザID「0003」が属性情報(男、20歳、スポーツ)に関連付けられている。属性情報は、予めユーザによって登録された情報であってもよいし、ユーザ情報管理サーバ300によって自動的に収集された情報であってもよい。
ユーザ情報管理サーバ300は、ナビゲーションサーバ100から受信したユーザIDに対応する属性情報(性別情報、年齢情報、および興味カテゴリ情報)を、属性情報テーブル310から取得する。ユーザ情報管理サーバ300は、取得した属性情報を、ナビゲーションサーバ100に送信する。
ナビゲーションサーバ100の店舗情報提供部140は、ユーザ情報管理サーバ300から受信した属性情報と、ユーザが入場した駅を特定するための駅IDとを、店舗情報管理サーバ400に送信する。店舗情報管理サーバ400は、ナビゲーションサーバ100から受信した属性情報および駅IDに対応する店舗情報を、店舗情報テーブル410から取得する。
図12は、第1実施形態に係る店舗情報テーブル410の一例を示す図である。店舗情報テーブル410は、店舗情報管理サーバ400によって保持されるテーブルである。店舗情報テーブル410は、駅IDと、店舗情報と、性別条件情報と、年齢条件情報と、カテゴリ条件情報とが関連付けられたテーブルである。
店舗情報テーブル410は、全ての条件(駅ID、性別条件、年齢条件、およびカテゴリ条件)を満たす店舗情報を、店舗情報テーブル410から取得する。例えば、図11に示されるユーザID「0001」のユーザが、図12に示される駅ID「001」の駅に入場した場合、店舗情報管理サーバ400は、「飲食店A」の店舗情報を店舗情報テーブル410から取得する。また、例えば、図11に示されるユーザID「0002」のユーザが、図12に示される駅ID「001」の駅に入場した場合、店舗情報管理サーバ400は、「婦人服店B」の店舗情報を店舗情報テーブル410から取得する。
店舗情報管理サーバ400は、取得した店舗情報をナビゲーションサーバ100に送信する。これによって、ナビゲーションサーバ100の店舗情報提供部140は、ユーザに提供すべき店舗情報を取得することができる。
店舗情報提供部140は、店舗情報管理サーバ400から受信した店舗情報を端末装置200に送信する。端末装置200の通信部260は、ナビゲーションサーバ100から受信した店舗情報を制御部210に出力する。制御部210は、通信部260から入力された店舗情報を表示部240に表示する。これによって、ユーザは、駅構内の店舗情報を閲覧することができる。
<1−4.ナビゲーションサーバの処理のフローチャート>
図13は、第1実施形態に係るナビゲーションサーバ100の処理を示すフローチャートである。まず、ナビゲーションサーバ100の取得部110は、現在地情報および目的地情報を、ネットワークNWを介して端末装置200から取得する(S10)。
経路生成部120は、取得部110によって取得された現在地情報および目的地情報と、第1記憶部150に記憶された地図情報(図3)とに基づいて、目的地までの最短の経路を示す経路情報を生成する(S11)。
次に、経路生成部120は、駅を通過する経路を示す第1経路情報が生成されたか否かを判定する(S12)。駅を通過する経路は、例えば、図6に示される経路Aである。駅を通過する経路を示す第1経路情報が生成されなかった場合、後述するS15に処理が進められる。
一方、駅を通過する経路を示す第1経路情報が生成された場合、経路生成部120は、駅を通過しない経路を示す第2経路情報を生成する(S13)。駅を通過しない経路は、例えば、図6に示される経路Bである。
経路選択部130は、後述する経路選択処理を実行し、第1経路情報および第2経路情報のうちのいずれか一方を選択する(S14)。その後、経路選択部130は、S14において選択された経路情報を端末装置200に送信する(S15)。なお、S12において駅を通過する経路を示す第1経路情報が生成されなかったと判定された場合、経路選択部130は、S11において生成された経路情報を端末装置200に送信する。経路情報が端末装置200に送信されると、本フローチャートによる処理は終了する。
<1−5.経路選択処理のフローチャート>
図14は、図13のS14に示される経路選択処理を示すフローチャートである。経路選択処理は、経路選択部130によって実行される。本フローチャートにおいては、第1経路情報によって示される経路を経路Aとし、第2経路情報によって示される経路を経路Bとして説明する。
まず、経路選択部130は、取得部110から定期券情報およびユーザIDを取得する(S20)。次に、経路選択部130は、定期券情報に含まれる有効期間情報を参照して、現在の日付が定期券の有効期間内であるか否かを判定する(S21)。
現在の日付が定期券の有効期間内である場合、経路選択部130は、定期券情報に含まれる有効区間情報を参照して、経路Aが通過する駅10が定期券の有効区間内であるか否かを判定する(S22)。
経路Aが通過する駅10が定期券の有効区間内である場合、経路選択部130は、第1経路情報(経路A)を選択する(S23)。その後、図13のS15に処理が移行される。
一方、S21において現在の日付が定期券の有効期間内ではない場合、またはS22において経路Aが通過する駅10が定期券の有効区間内ではない場合、経路選択部130は、取得部110から取得したユーザIDに対応する設定時間を、第2記憶部160から取得する。
次に、経路選択部130は、経路Aの所要時間と、経路Bの所要時間との差分を算出する(S25)。その後、経路選択部130は、S25において算出された差分が、S24において取得された設定時間以上であるか否かを判定する(S26)。
差分が設定時間以上である場合、経路選択部130は、第1経路情報(経路A)を選択する(S23)。その後、図13のS15に処理が移行される。一方、差分が設定時間未満である場合、経路選択部130は、第2経路情報(経路B)を選択する(S27)。その後、図13のS15に処理が移行される。
このように、経路生成部120および経路選択部130は、ユーザに提示する経路を決定する経路決定部として機能する。なお、経路決定部(経路生成部120および経路選択部130)は、経路Aを示す第1経路情報および経路Bを示す第2経路情報のどちらを生成するのかを先に選択し、選択した経路情報を生成してもよい。
以上説明したように、第1実施形態のナビゲーションサーバ100は、取得部110と、経路生成部120と、経路選択部130とを備える。取得部110は、ユーザの現在地を示す現在地情報と、目的地を示す目的地情報と、ユーザによって使用される定期券の情報を示す定期券情報とを取得する。経路生成部120は、取得部110によって取得された現在地情報および目的地情報に基づいて、駅を通過して目的地に到達する経路Aを示す第1経路情報と、駅を通過せずに目的地に到達する経路Bを示す第2経路情報とを生成する。経路選択部130は、取得部110によって取得された定期券情報に基づいて、経路生成部120によって生成された第1経路情報および第2経路情報のうちのいずれか一方を選択する。これによって、第1実施形態のナビゲーションサーバ100は、ユーザが定期券を用いて駅を通り抜ける可能性を考慮して、目的地までの最短の経路を案内することができる。
<2.第2実施形態>
第1実施形態においては、ナビゲーションサーバ100が、現在地から目的地までの経路を選択することとした。これに対し、第2実施形態においては、端末装置200が、現在地から目的地までの経路を選択するとともに、選択した経路を案内することとする。以下、第2実施形態について詳細に説明する。
<2−1.システム構成>
図15は、第2実施形態に係る端末装置200によって行われる処理の詳細を示すブロック図である。図15において、図5の各部に対応する部分には同一の符号を付し、説明を省略する。なお、端末装置200はナビゲーションサーバ100の全ての機能を備えているため、第2実施形態においては、ナビゲーションサーバ100は存在しない。
端末装置200は、制御部210(不図示)と、測位部220と、受付部230と、表示部240と、通信部260と、第1記憶部270と、第2記憶部280と、第3記憶部250とを備える。制御部210(不図示)は、取得部211と、経路生成部212と、経路選択部213と、店舗情報提供部214とを備える。
取得部211は、現在地情報を測位部220から取得し、目的地情報を受付部230から取得し、定期券情報およびユーザIDを第3記憶部250から取得する。その後、取得部211は、現在地情報および目的地情報を経路生成部212に出力し、定期券情報およびユーザIDを経路選択部213に出力し、現在地情報およびユーザIDを店舗情報提供部214に出力する。
経路生成部212は、取得部211から入力された現在地情報および目的地情報と、第1記憶部150に記憶された地図情報(図3)とに基づいて、駅を通過して目的地に到達する経路Aを示す第1経路情報と、駅を通過せずに目的地に到達する経路Bを示す第2経路情報とを生成する。
経路生成部212は、生成した第1経路情報および第2経路情報を、経路選択部213に出力する。経路選択部213は、取得部211から入力された定期券情報と、第2記憶部160に記憶された設定時間に基づいて、経路生成部212から入力された第1経路情報および第2経路情報のうちのいずれか一方を選択する。
経路選択部213は、選択した経路情報を表示部240に表示する。これによって、ユーザは、目的地までの経路を把握することができる。
一方、店舗情報提供部214は、取得部211から入力された現在地情報に基づいて、ユーザが駅10の構内に入場したか否かを判定する。例えば、店舗情報提供部214は、各駅を特定するための駅IDおよび各駅の位置情報を予め持っておき、各駅の位置情報と現在地情報とを比較して、ユーザが駅10の構内に入場したか否かを判定する。店舗情報提供部214は、ユーザが駅10の構内に入場したと判定した場合、駅10の構内に存在する店舗の情報を示す店舗情報をユーザに提供する。
店舗情報提供部214は、ユーザの属性を示す属性情報を取得し、取得した属性情報に対応する店舗情報をユーザに提供する。具体的に、店舗情報提供部214は、ユーザIDを通信部260からユーザ情報管理サーバ300に送信する。ユーザ情報管理サーバ300は、端末装置200から受信したユーザIDに対応する属性情報(性別情報、年齢情報、および興味カテゴリ情報)を、属性情報テーブル310から取得する。ユーザ情報管理サーバ300は、取得した属性情報を、端末装置200に送信する。
端末装置200の店舗情報提供部214は、ユーザ情報管理サーバ300から受信した属性情報と、ユーザが入場した駅の情報を特定するための駅IDとを、店舗情報管理サーバ400に送信する。店舗情報管理サーバ400は、端末装置200から受信した属性情報および駅IDに対応する店舗情報を、店舗情報テーブル410から取得する。店舗情報管理サーバ400は、取得した店舗情報を端末装置200に送信する。これによって、端末装置200の店舗情報提供部214は、ユーザに提供すべき店舗情報を取得することができる。
店舗情報提供部214は、店舗情報管理サーバ400から受信した店舗情報を表示部240に表示する。これによって、ユーザは、駅構内の店舗情報を閲覧することができる。
以上説明したように、第2実施形態の端末装置200は、取得部211と、経路生成部212と、経路選択部213とを備える。取得部211は、ユーザの現在地を示す現在地情報と、目的地を示す目的地情報と、ユーザによって使用される定期券の情報を示す定期券情報とを取得する。経路生成部212は、取得部211によって取得された現在地情報および目的地情報に基づいて、駅を通過して目的地に到達する経路Aを示す第1経路情報と、駅を通過せずに目的地に到達する経路Bを示す第2経路情報とを生成する。経路選択部213は、取得部211によって取得された定期券情報に基づいて、経路生成部212によって生成された第1経路情報および第2経路情報のうちのいずれか一方を選択する。これによって、第2実施形態の端末装置200は、ユーザが定期券を用いて駅を通り抜ける可能性を考慮して、目的地までの最短の経路を案内することができる。
なお、第1実施形態および第2実施形態において、表示部240は、第1経路情報(経路A)と、第2経路情報(経路B)のいずれか一方の経路情報をユーザに選択させるための選択画面を表示してもよい。
図16は、第1実施形態および第2実施形態に係る選択画面の一例を示す図である。図16に示されるように、端末装置200の表示部240は、経路Aと、経路Bと、経路A選択ボタン246、経路B選択ボタン247とを含む選択画面を表示する。表示部240は、経路Aおよび経路Bを、色を変えて表示してもよい。
ユーザによって経路A選択ボタン246がタップされると、第1経路情報(経路A)が選択される。一方、ユーザによって経路B選択ボタン247がタップされると、第2経路情報(経路B)が選択される。また、図16に示されるように、表示部240は、第1経路情報(経路A)の所要時間と、第2経路情報(経路B)の所要時間と、駅の構内に入場するために必要な入場料を表示してもよい。
また、第1実施形態および第2実施形態において、経路選択部130および213は、駅の構内の店舗におけるユーザの過去の購入金額を取得してもよい。例えば、経路選択部130および213は、属性情報に含まれるユーザごとの購入履歴情報に基づいて、ユーザの過去の購入金額を算出してもよい。また、経路選択部130および213は、ユーザの過去の購入金額が所定額を超える場合、ユーザが駅の構内に入場するために必要な入場料の支払いを免除するとともに、第1経路情報を選択してもよい。これに代えて、経路選択部130および213は、ユーザの過去の購入金額が所定額を超える場合、ユーザが駅の構内に入場するために必要な入場料を減額するとともに、第1経路情報を選択してもよい。
第1実施形態および第2実施形態において、経路生成部および経路選択部は、ユーザに提示する経路を決定する経路決定部として機能する。なお、経路決定部(経路生成部および経路選択部)は、経路Aを示す第1経路情報および経路Bを示す第2経路情報を生成した後、第1経路情報および第2経路情報の一方を選択することとしたが、これに限られない。例えば、経路決定部(経路生成部および経路選択部)は、第1経路情報および第2経路情報のどちらを生成するのかを先に選択し、選択した経路情報を生成してもよい。
<3.ハードウェア構成>
図17は、ナビゲーションサーバ100および端末装置200のハードウェア構成の一例を示す図である。図17は、端末装置200がスマートフォンやタブレット端末などのスマートデバイスである例を示している。端末装置200は、例えば、CPU501、RAM502、ROM503、並びにフラッシュメモリなどの二次記憶装置504、タッチパネル505、および無線通信モジュール506が、内部バスあるいは専用通信線によって相互に接続された構成となっている。ナビアプリは、ネットワークNWを介してダウンロードされ、二次記憶装置504に格納される。
ナビゲーションサーバ100は、例えば、NIC(Network Interface Card)601、CPU602、RAM603、ROM604、フラッシュメモリやHDDなどの二次記憶装置605、およびドライブ装置606が、内部バスあるいは専用通信線によって相互に接続された構成となっている。ドライブ装置606には、光ディスクなどの可搬型記憶媒体が装着される。二次記憶装置605、またはドライブ装置606に装着された可搬型記憶媒体に記憶されたプログラムがDMAコントローラ(不図示)などによってRAM603に展開され、CPU602によって実行されることで、ナビゲーションサーバ100の機能部が実現される。
以上説明したように、実施形態の情報処理装置は、取得部と、経路決定部(経路生成部および経路選択部)とを備える。取得部は、ユーザの現在地を示す現在地情報と、ユーザの目的地を示す目的地情報と、ユーザによって使用される定期券の情報を示す定期券情報とを取得する。経路決定部(経路生成部および経路選択部)は、取得部によって取得された現在地情報、目的地情報、および定期券情報に基づいて、駅を通過して目的地に到達する経路を示す第1経路情報と、駅を通過せずに目的地に到達する経路を示す第2経路情報とのうちの一方または双方を、ユーザに提示する経路として決定する。これによって、実施形態の情報処理装置は、ユーザが定期券を用いて駅を通り抜ける可能性を考慮して、目的地までの最短の経路を案内することができる。
以上、本発明を実施するための形態について実施形態を用いて説明したが、本発明はこうした実施形態に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々の変形及び置換を加えることができる。
100…ナビゲーションサーバ
110…取得部
120…経路生成部
130…経路選択部
140…店舗情報提供部
150…第1記憶部
160…第2記憶部
200…端末装置
210…制御部
211…取得部
212…経路生成部
213…経路選択部
214…店舗情報提供部
220…測位部
230…受付部
240…表示部
250…第3記憶部
260…通信部
270…第1記憶部
280…第2記憶部
300…ユーザ情報管理サーバ
400…店舗情報管理サーバ

Claims (19)

  1. ユーザの現在地を示す現在地情報と、前記ユーザの目的地を示す目的地情報と、前記ユーザによって使用される定期券の情報を示す定期券情報とを取得する取得部と、
    前記取得部によって取得された前記現在地情報、前記目的地情報、および前記定期券情報に基づいて、駅を通過して前記目的地に到達する経路を示す第1経路情報と、前記駅を通過せずに前記目的地に到達する経路を示す第2経路情報とのうちの一方または双方を、前記ユーザに提示する経路として決定する経路決定部と、
    を備え、
    前記経路決定部は、
    前記取得部によって取得された前記現在地情報および前記目的地情報に基づいて、駅を通過して目的地に到達する経路を示す第1経路情報と、前記駅を通過せずに目的地に到達する経路を示す第2経路情報とを生成する経路生成部と、
    前記取得部によって取得された前記定期券情報に基づいて、前記経路生成部によって生成された前記第1経路情報および前記第2経路情報のうちのいずれか一方を選択する経路選択部と、を備える
    情報処理装置。
  2. 前記定期券情報には、前記定期券の有効期間を示す有効期間情報と、前記定期券の有効区間を示す有効区間情報とが含まれ、
    前記経路選択部は、前記定期券情報に含まれる前記有効期間情報および前記有効区間情報に基づき、前記第1経路情報および前記第2経路情報のうちのいずれか一方を選択する
    請求項1記載の情報処理装置。
  3. 前記経路選択部は、現在の日付が前記定期券の前記有効期間内であるとともに、前記第1経路情報が通過する前記駅が前記定期券の前記有効区間内である場合、前記第1経路情報を選択する
    請求項2記載の情報処理装置。
  4. 前記経路選択部は、
    現在の日付が前記定期券の前記有効期間内ではない、または前記第1経路情報が通過する前記駅が前記定期券の前記有効区間内ではない場合、前記第1経路情報の所要時間と前記第2経路情報の所要時間との差分を算出し、
    前記差分が前記ユーザによって予め設定された設定時間以上である場合、前記第1経路情報を選択する
    請求項2記載の情報処理装置。
  5. 前記経路選択部は、前記差分が前記ユーザによって予め設定された設定時間未満である場合、前記第2経路情報を選択する
    請求項4記載の情報処理装置。
  6. 前記取得部によって取得された前記現在地情報に基づいて、前記ユーザが前記駅の構内に入場したと判定した場合、前記駅の構内に存在する店舗の情報を示す店舗情報を前記ユーザに提供する店舗情報提供部を更に備える
    請求項1から5の何れか一項に記載の情報処理装置。
  7. 前記店舗情報提供部は、前記ユーザの属性を示す属性情報を取得し、取得した前記属性情報に対応する前記店舗情報をユーザに提供する
    請求項6記載の情報処理装置。
  8. 前記経路選択部は、
    前記駅の構内の店舗における前記ユーザの過去の購入金額を取得し、
    前記購入金額が所定額を超える場合、前記ユーザが前記駅の構内に入場するために必要な入場料の支払いを免除するとともに、前記第1経路情報を選択する
    請求項1から7の何れか一項に記載の情報処理装置。
  9. 前記経路選択部は、
    前記駅の構内の店舗における前記ユーザの過去の購入金額を取得し、
    前記購入金額が所定額を超える場合、前記ユーザが前記駅の構内に入場するために必要な入場料を減額するとともに、前記第1経路情報を選択する
    請求項1から7の何れか一項に記載の情報処理装置。
  10. 前記経路生成部は、前記駅の構内の地図を示す地図情報を用いて、前記第1経路情報を生成するとともに、前記第1経路情報における前記現在地から前記目的地までの距離および所要時間を算出する
    請求項1から9の何れか一項に記載の情報処理装置。
  11. 前記情報処理装置は、前記現在地から前記目的地までの経路を、前記ユーザによって使用される端末装置に送信するナビゲーションサーバである
    請求項1から10の何れか一項に記載の情報処理装置。
  12. 前記取得部は、前記現在地情報、前記目的地情報と、および前記定期券情報を、前記端末装置から取得し、
    前記経路選択部は、選択した経路情報を前記端末装置に送信する
    請求項11記載の情報処理装置。
  13. 前記情報処理装置は、前記ユーザによって使用され、前記現在地から前記目的地までの経路を案内する端末装置である
    請求項1から10の何れか一項に記載の情報処理装置。
  14. 前記端末装置の位置を特定することにより前記現在地情報を生成する測位部と、
    前記目的地情報の入力を受け付ける受付部と、
    前記定期券情報を記憶する記憶部と、を更に備え、
    前記取得部は、前記測位部から前記現在地情報を取得し、前記受付部から前記目的地情報を取得し、前記記憶部から前記定期券情報を取得する
    請求項13記載の情報処理装置。
  15. 前記測位部は、
    前記駅の構外においては、衛星測位によって特定された前記端末装置の位置、および前記端末装置が通信可能な無線基地局の位置の少なくとも一つに基づいて、前記現在地情報を生成し、
    前記駅の構内においては、前記端末装置が通信可能な無線基地局の位置、自律航法測位によって特定された前記端末装置の位置、および地磁気測位によって特定された前記端末装置の位置の少なくとも一つに基づいて、前記現在地情報を生成する
    請求項14記載の情報処理装置。
  16. 前記第1経路情報と、前記第2経路情報のいずれか一方の経路情報を前記ユーザに選択させるための選択画面を表示する表示部を更に備える
    請求項13から15の何れか一項に記載の情報処理装置。
  17. 前記表示部は、前記第1経路情報の所要時間と、前記第2経路情報の所要時間と、前記駅の構内に入場するために必要な入場料を表示する
    請求項16記載の情報処理装置。
  18. 情報処理装置により実行される情報処理方法であって、
    ユーザの現在地を示す現在地情報と、前記ユーザの目的地を示す目的地情報と、前記ユーザによって使用される定期券の情報を示す定期券情報とを取得する取得工程と、
    前記取得工程において取得された前記現在地情報、前記目的地情報、および前記定期券情報に基づいて、駅を通過して前記目的地に到達する経路を示す第1経路情報と、前記駅を通過せずに前記目的地に到達する経路を示す第2経路情報とのうちの一方または双方を、前記ユーザに提示する経路として決定する経路決定工程と、
    を備え、
    前記経路決定工程は、前記取得工程において取得された前記現在地情報および前記目的地情報に基づいて、駅を通過して目的地に到達する経路を示す第1経路情報と、前記駅を通過せずに目的地に到達する経路を示す第2経路情報とを生成する経路生成工程と、
    前記取得工程において取得された前記定期券情報に基づいて、前記経路生成工程において生成された前記第1経路情報および前記第2経路情報のうちのいずれか一方を選択する経路選択工程と、を備える
    情報処理方法。
  19. コンピュータを、
    ユーザの現在地を示す現在地情報と、前記ユーザの目的地を示す目的地情報と、前記ユーザによって使用される定期券の情報を示す定期券情報とを取得する取得部、
    前記取得部によって取得された前記現在地情報、前記目的地情報、および前記定期券情報に基づいて、駅を通過して前記目的地に到達する経路を示す第1経路情報と、前記駅を通過せずに前記目的地に到達する経路を示す第2経路情報とのうちの一方または双方を、前記ユーザに提示する経路として決定する経路決定部であって、前記取得部によって取得された前記現在地情報および前記目的地情報に基づいて、駅を通過して目的地に到達する経路を示す第1経路情報と、前記駅を通過せずに目的地に到達する経路を示す第2経路情報とを生成する経路生成部と、前記取得部によって取得された前記定期券情報に基づいて、前記経路生成部によって生成された前記第1経路情報および前記第2経路情報のうちのいずれか一方を選択する経路選択部と、を備える経路決定部
    として機能させるプログラム。
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