JP6711290B2 - ハイブリッド車両用冷却装置 - Google Patents
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Description
本発明は、ハイブリッド車両用冷却装置、特に冷却対象物であるモータジェネレータに対して2系統の冷却回路を提供する装置に関する。
従来から、発電機能や電動機能を備えたモータジェネレータ、及び内燃機関(エンジン)から出力された動力をドライブトレーンと発電機とに振り分ける動力分割装置を備えたハイブリッド車両が知られている。モータジェネレータは、発電機として機能する場合も電動機として機能する場合も電気抵抗などにより発熱してしまい、その熱によりモータジェネレータの出力トルクが低下してしまう可能性がある。そのため、従来からモータジェネレータにオイルを供給して冷却するよう構成している。
また、動力分割装置は、動力の合成もしくは分割の機能を有する3要素のギヤを有する差動歯車機構を備えている。動力分割装置における各ギヤには、車両を走行させるためのトルクが作用する。そのため、各ギヤの摩擦損失を低下させるために、あるいは各ギヤの発熱による焼き付きを防止するために、各ギヤにオイルを供給して冷却するよう構成している。
モータジェネレータ及び動力分割装置にオイルを供給するための手段として、エンジンの出力軸に連結され、エンジンから出力された動力により駆動するオイルポンプ(MOP)、及び電気的に制御可能であることから車両の走行とは独立して駆動させることが可能な電動オイルポンプ(EOP)を搭載している。メカオイルポンプは、エンジンに連動して動作するため、エンジンからの動力を車両の駆動力とする走行モード(HV走行モード)の走行時には動作するが、エンジンを停止した状態、すなわち電動機の動力のみを車両の駆動力とする走行モード(EV走行モード)の走行時には、動作しない。従って、このときには、電動オイルポンプがモータジェネレータ及び動力分割装置にオイルを供給することになる。
従来では、モータジェネレータの温度及びトルクに基づき電動オイルポンプのオイルの供給先を、モータジェネレータ又は動力分割装置のいずれか切り替えるよう制御する油圧制御装置が提案されている(例えば、特許文献1)。
ところで、モータジェネレータの冷却回路として2系統(第1の冷却回路及び第2の冷却回路)備え、そのうち一方(第2の冷却回路)は、他の冷却系と冷媒を共有するよう構成されたハイブリッド車両が知られている。このように、モータジェネレータに対して2系統の冷却回路を備えた構成において、例えば第2の冷却回路の冷媒の温度が低く他の冷却系における冷却対象物を十分に冷却できるのにもかかわらず第2の冷却回路の動作を停止してモータジェネレータを冷却しようとすると、すなわち第2の冷却回路の冷媒の温度を考慮せずに第2の冷却回路の動作を制御してしまうと、モータジェネレータを効率的に冷却できない場合が起こりうる。
本発明は、第1及び第2という2系統のモータジェネレータの冷却回路を備え、かつ一方の第2の冷却回路は他の冷却系と冷媒を共有するよう構成されたハイブリッド車両において、第2の冷却回路を継続して動作させても冷媒の温度が冷媒の上限温度を超えない場合には、第2の冷却回路を継続して動作させてモータジェネレータを冷却することを目的とする。
本発明に係るハイブリッド車両用冷却装置は、内燃機関及びモータジェネレータを備える車両に搭載された冷却装置において、前記モータジェネレータにオイルを供給する第1及び第2の冷却回路と、前記モータジェネレータへのオイルの供給を制御する制御装置と、を備え、前記第1の冷却回路は、前記内燃機関の動力によって駆動し、前記モータジェネレータにオイルを供給する第1オイルポンプと、前記第1オイルポンプから前記モータジェネレータに供給されるオイルを冷却する第1オイルクーラーと、を備え、前記第2の冷却回路は、電動機の動力によって駆動し、前記制御装置による制御のもと車速が予め設定された駆動停止車速に達するまで動作し、前記モータジェネレータにオイルを供給する第2オイルポンプと、他の冷却系と冷媒を共有し、前記第2オイルポンプから前記モータジェネレータに供給されるオイルを冷却する第2オイルクーラーと、を備え、前記制御装置は、前記第2オイルポンプを継続して動作させても前記冷媒の温度が前記冷媒の上限温度を超えない場合、前記第2オイルポンプを停止させるタイミングを前記駆動停止車速から前記駆動停止車速より大きい車速に変更することを特徴とする。
本発明によれば、他の冷却系と冷媒を共有する第2の冷却回路を継続して動作させても冷媒の温度が冷媒の上限温度を超えない場合には、他の冷却系における冷却対象物を冷却しつつ第2の冷却回路を継続して使用してモータジェネレータを冷却することができる。これにより、モータジェネレータを効率的に冷却することが可能となる。
以下、図面に基づいて、本発明の好適な実施の形態について説明する。
実施の形態1.
図1は、本発明に係るハイブリッド車両用冷却装置の一実施の形態を示す構成図である。本実施の形態におけるハイブリッド車両用冷却装置(以下、単に「冷却装置」)は、モータジェネレータ(MG)1を冷却するために利用される。
図1は、本発明に係るハイブリッド車両用冷却装置の一実施の形態を示す構成図である。本実施の形態におけるハイブリッド車両用冷却装置(以下、単に「冷却装置」)は、モータジェネレータ(MG)1を冷却するために利用される。
モータジェネレータ1は、例えばロータに永久磁石を備えた同期電動機によって構成されており、発電機及び電動機として機能する。モータジェネレータ1は、ロータ及びステータを有しており、ステータは図示しないケーシングなどに固定されている。モータジェネレータ1は、反力あるいはアシストトルクを出力するため、銅損や鉄損により生じる熱を冷却するためにオイルが供給される。本実施の形態では、オイルとしてATF(Automatic Transmission Fluid)を供給する。
本実施の形態では、モータジェネレータ1を冷却するために2系統の冷却回路を備える。第1の冷却回路は、メカオイルポンプ(MOP)2、空冷オイルクーラー(O/C)3を含み、オイル(ATF)を貯留するオイルパン4からメカオイルポンプ2及び空冷オイルクーラー3を介してモータジェネレータ1までの間を連通するATF流路(油路)5により形成される。第2の冷却回路は、電動オイルポンプ(EOP)6、水冷オイルクーラー(O/C)7を含み、オイルパン4から電動オイルポンプ6及び水冷オイルクーラー7を介してモータジェネレータ1までの間を連通するATF流路(油路)8により形成される。図1では、ATF流路5,8を実線の矢印で示している。
第1の冷却回路に含まれるメカオイルポンプ2は、エンジン(図示せず)の出力軸に連結され、エンジンから出力された動力により駆動する第1オイルポンプである。メカオイルポンプ2は、エンジンに連動して動作するため、エンジンの出力軸が回転しているときには常時動作した状態になる。その一方、エンジンの出力軸が回転しないときには停止した状態となる。
空冷オイルクーラー3は、ATFを冷却するための空冷式の熱交換器であり、メカオイルポンプ2からモータジェネレータ1に供給されるオイルを冷却する第1オイルクーラーである。
メカオイルポンプ2は、オイルパン4に貯留されたATFを汲み上げると空冷オイルクーラー3に供給する。そして、モータジェネレータ1は、空冷オイルクーラー3によって冷却されたATFが供給されることによって冷却される。前述したように、メカオイルポンプ2は、エンジンの動力によって動作するので、第1の冷却回路は、エンジン(内燃機関)により出力された動力とモータジェネレータ1との動力により走行するHV走行モード時にのみ機能する。
第2の冷却回路に含まれる電動オイルポンプ6は、電動機によって駆動する第2オイルポンプである。電動オイルポンプ6は、電気的に制御可能であるため、メカオイルポンプ2とは異なり、車両の走行とは独立して駆動させることが可能である。本実施の形態における電動オイルポンプ6は、ECU9による制御のもと車速が予め設定された駆動停止車速に達するまで動作し、モータジェネレータ1にオイルを供給するよう制御される。
水冷オイルクーラー7は、ATFを冷却するための水冷式の熱交換器であり、電動オイルポンプ6からモータジェネレータ1に供給されるATFを冷却する第2オイルクーラーである。本実施の形態における水冷オイルクーラー7は、冷媒としてエンジンを冷却するLLC(Long Life Coolant)を用いる。つまり、他の冷却系と冷媒(LLC)を共有する。
電動オイルポンプ6は、オイルパン4に貯留されたATFを汲み上げると水冷オイルクーラー7に供給する。そして、モータジェネレータ1は、水冷オイルクーラー7によって冷却されたATFが供給されることによって冷却される。前述したように、電動オイルポンプ6は、電気的に制御可能であるため、HV走行モード時のみならず、エンジンを停止した状態で走行するEV走行モード時など種々の運転モードでも機能する。
ECU9は、マイクロコンピュータを中心とした論理回路として構成される制御装置である。具体的には、予め設定された制御プログラムに従って所定の演算などを実行する図示しないCPUと、CPUで各種演算処理を実行するのに必要な制御プログラムや制御データ等が予め格納された図示しないROMと、同じくCPUで各種演算処理をするのに必要な各種データが一時的に読み書きされる図示しないRAMと、各種信号を入出力する図示しない入出力ポート等を備える。本実施の形態の場合、実施する動作制御の一つとして、モータジェネレータ1へのオイルの供給制御、特に電動オイルポンプ6のオンオフ制御を行う。
図1には、更にPCU(Power Control Unit)10、ラジエータ11、ウォーターポンプ(W/P)12及びLLC流路13が他の冷却系として示されている。LLC流路13は、破線の矢印で示すように水冷オイルクーラー7、PCU10、ラジエータ11及びウォーターポンプ(W/P)12を連通するよう形成される。PCU10は、モータジェネレータ1を駆動させるための電圧の出力を制御する。ラジエータ11は、LLCの熱を放熱する(LLCを冷却する)装置である。ウォーターポンプ12は、LLCを循環させるためのポンプである。
なお、図1には、1つのモータジェネレータ1のみを図示しているが、複数のモータジェネレータ1が搭載されている場合、例えば各オイルクーラー3,7からモータジェネレータ1に供給されるATF流路5,8を分岐させて各モータジェネレータ1に提供するよう構成すればよい。
また、ATFの逆流を阻止する逆止弁やATFに混入した金属粉などの異物を除去するためのストレーナをATF流路5,8に設けてもよいが、本実施の形態における説明に用いない構成要素は、図から省略している。
ここで、車速と各オイルポンプ2,6に対応したモータジェネレータ1からの放熱量との関係について図2を用いて説明する。
図2には、横軸を車速、縦軸をモータジェネレータ1からの放熱量とするグラフが示されている。図2において、線21は、メカオイルポンプ2に対応したモータジェネレータ1からの放熱量を示している。メカオイルポンプ2は、エンジンの回転数が少ないうち(低速時)には動作しない。そして、ある一定以上のエンジンの回転数(車速)が得られると、メカオイルポンプ2は、車速にほぼ比例してATFの供給量を増加させるのでモータジェネレータ1からの放熱量は増加する。線22は、電動オイルポンプ6に対応したモータジェネレータ1からの放熱量を示している。電動オイルポンプ6は、車両の走行開始に合わせてオン制御されることで若干の遅延は生じるものの動作を開始する。これにより、水冷オイルクーラー7により冷却された所定量のATFがモータジェネレータ1に供給されるのでモータジェネレータ1は一定量で放熱する。そして、電動オイルポンプ6は、デフォルト値の車速Vdになった時点でオフ制御され動作を停止する。すなわち、車速Vdは、電動オイルポンプ6の動作を停止させるタイミングを示す車速(駆動停止車速)である。本実施の形態において、車速Vdは、LLCの温度がクライテリア以下となるよう、すなわち、電動オイルポンプ6を継続して動作させてもLLCの温度がLLCの上限温度を超えないように速度設定されている。車速Vl,Vhもある条件のもと電動オイルポンプ6の駆動を停止させるタイミングを示す車速であるが、車速Vl,Vhに関しては追って説明する。
なお、各オイルポンプ2,6が動作することでモータジェネレータ1に供給されるATF流量は、各オイルポンプ2,6に対応したモータジェネレータ1からの放熱量に比例する。従って、モータジェネレータ1には、現時点の車速における各オイルポンプ2,6からのATF流量を合算した量のATFが供給されることになる。
続いて、モータジェネレータ1に対する必要駆動力と損失(引きずり損失)との関係について図3を用いて説明する。
図3には、横軸をモータジェネレータ1に対する必要駆動力、縦軸を引きずり損失とするグラフが示されている。必要駆動力は、要求された車速で車両を走行させるために必要な駆動力である。必要駆動力を車速と読み替えてもよい。モータジェネレータ1は、回転抵抗や電気抵抗等により引きずり損失(MG損失)を発生する。モータジェネレータ1を駆動するPCU10にも同様に、電気抵抗等により引きずり損失(PCU損失)を発生する。各引きずり損失は、必要駆動力に比例するが、MG損失とPCU損失の和が引きずり損失となる。LLCを冷媒とする水冷オイルクーラー7による熱交換によって、LLCの温度が上昇し、ラジエータ11の放熱能力(=LLCの温度のクライテリア)を超えると損失が上限値(Lmax)を超えてしまう(破線の領域23)。図3は、損失が上限値を超える前に電動オイルポンプ6の動作を停止させる必要があることを示している。
次に、本実施の形態における電動オイルポンプ6の動作制御処理について図4に示すフローチャートを用いて説明する。この処理は、定周期的に繰り返し実行される。
モータジェネレータ1の温度、また後述するLLCの温度は、図示しない温度センサによって常時計測されている。計測されたモータジェネレータ1の温度が所定の閾値A℃以下の場合(ステップ101でY)、モータジェネレータ1は十分に冷却されていると判断して、電動オイルポンプ6を停止させるタイミングを車速Vdから車速よりも小さい車速Vlに変更する。なお、車速Vlは、経験則等により適切な値を設定すればよい。閾値Aは、モータジェネレータ1の耐熱温度に対し一定の余裕をもって設定される。モータジェネレータ1が十分に冷却されているということは、ATFを今以上に冷却する必要はなく、よって2系統の冷却回路のうち電動オイルポンプ6を含む側の冷却回路を相対的に早く停止しても問題ないと考えられる。なお、メカオイルポンプ2は、エンジンが駆動している限り停止できない。また、車速Vdから車速Vlに変更することで、電動オイルポンプ6はデフォルト時より早く停止することになるので、発生しうる引きずり損を低下させることができる。
一方、モータジェネレータ1の温度が閾値A℃を超えている場合(ステップ101でN)、モータジェネレータ1を冷却する必要がある、ここで、LLCの温度が所定の閾値B℃以下の場合(ステップ103でY)、電動オイルポンプ6を継続して動作させてもLLCの温度はLLCの上限温度を超えないと判断して、電動オイルポンプ6を停止させるタイミングを車速Vdから車速よりも大きい車速Vhに変更する。なお、車速Vhは、経験則等により適切な値を設定すればよい。これにより、高速時における冷却性能(放熱量)を維持、向上させることが可能となる。
LLCは、電動オイルポンプ6及びPCU10により温度が上昇されることになるが、それでもラジエータ11によりLLCの温度が上限温度を超えないように冷却されるのであれば、上記の通り電動オイルポンプ6を継続して動作させるよう制御する。このように、閾値BにはLLCの上限温度が超えないような温度が設定される。電動オイルポンプ6を継続して動作させることで、他の冷却系によるエンジンを冷却しつつモータジェネレータ1を冷却することができるので効率的である。
一方、LLCの温度が所定の閾値B℃を超えている場合(ステップ103でN)、電動オイルポンプ6を停止させるタイミングを車速Vdに設定する(ステップ105)。
本実施の形態においては、前述した処理を繰り返し行うので、車速Vdが変更された後(ステップ102,104)であれば、電動オイルポンプ6を停止させるタイミングとなる車速は必ずしも車速Vdから変更されないかもしれないが、デフォルト値の車速Vdを変更するという特徴を明確にしたいためにステップ102,104では、このような表現を用いている。
このように、本実施の形態によれば、電動オイルポンプ6を停止させるタイミングをLLCの温度に応じて設定変更するようにした。
実施の形態2.
図5は、本実施の形態におけるハイブリッド車両用冷却装置を示す構成図である。実施の形態1と同じ構成要素には同じ符号を付け、説明を適宜省略する。実施の形態1では、メカオイルポンプ2を備える冷却回路とは別個に電動オイルポンプ6を備える冷却回路を形成したが、本実施の形態においては、フローシャットバルブ(FSV)14を用い、メカオイルポンプ2がオイルパン4から汲み上げたATFを、流路15を介して空冷オイルクーラー3に供給するのみならず、他の冷却系と冷媒を共有する水冷オイルクーラー7にも流路16を介して供給量を制御可能に供給するように構成した。フローシャットバルブ14は、このようにATFの供給量を制御可能に出力するバルブである。本実施の形態においては、このように構成することで電動オイルポンプ6が不要となるが、実施の形態1と同様の作用効果を奏することができる。
図5は、本実施の形態におけるハイブリッド車両用冷却装置を示す構成図である。実施の形態1と同じ構成要素には同じ符号を付け、説明を適宜省略する。実施の形態1では、メカオイルポンプ2を備える冷却回路とは別個に電動オイルポンプ6を備える冷却回路を形成したが、本実施の形態においては、フローシャットバルブ(FSV)14を用い、メカオイルポンプ2がオイルパン4から汲み上げたATFを、流路15を介して空冷オイルクーラー3に供給するのみならず、他の冷却系と冷媒を共有する水冷オイルクーラー7にも流路16を介して供給量を制御可能に供給するように構成した。フローシャットバルブ14は、このようにATFの供給量を制御可能に出力するバルブである。本実施の形態においては、このように構成することで電動オイルポンプ6が不要となるが、実施の形態1と同様の作用効果を奏することができる。
なお、上記実施の形態においては、電動オイルポンプ6を停止させるタイミングを車速によってコントロールするようにしたが、モータジェネレータ1の電流、指令トルク、回転数などモータジェネレータ1の負荷状態を示す値を用いても上記と同様の制御を行うことは可能である。
1 モータジェネレータ(MG)、2 メカオイルポンプ(MOP)、3 空冷オイルクーラー(O/C)、4 オイルパン、5,8 ATF流路、6 電動オイルポンプ(EOP)、7 水冷オイルクーラー(O/C)、11 ラジエータ、12 ウォーターポンプ(W/P)、13 LLC流路、14 フローシャットバルブ(FSV)、15,16 流路。
Claims (1)
- 内燃機関及びモータジェネレータを備える車両に搭載された冷却装置において、
前記モータジェネレータにオイルを供給する第1及び第2の冷却回路と、
前記モータジェネレータへのオイルの供給を制御する制御装置と、
を備え、
前記第1の冷却回路は、
前記内燃機関の動力によって駆動し、前記モータジェネレータにオイルを供給する第1オイルポンプと、
前記第1オイルポンプから前記モータジェネレータに供給されるオイルを冷却する第1オイルクーラーと、
を備え、
前記第2の冷却回路は、
電動機の動力によって駆動し、前記制御装置による制御のもと車速が予め設定された駆動停止車速に達するまで動作し、前記モータジェネレータにオイルを供給する第2オイルポンプと、
他の冷却系と冷媒を共有し、前記第2オイルポンプから前記モータジェネレータに供給されるオイルを冷却する第2オイルクーラーと、
を備え、
前記制御装置は、前記第2オイルポンプを継続して動作させても前記冷媒の温度が前記冷媒の上限温度を超えない場合、前記第2オイルポンプを停止させるタイミングを前記駆動停止車速から前記駆動停止車速より大きい車速に変更することを特徴とするハイブリッド車両用冷却装置。
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