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JP6708922B2 - 照明装置及びドアライニング - Google Patents

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Description

本発明は、照明装置及びドアライニングに係り、特に、発光部からの光を伝達する導光体をホルダによって保持する構成の照明装置及び該照明装置が設けられたドアライニングに関する。
乗物内で用いられる照明装置は、ドアライニングやセンターコンソール等に取り付けられて車内の装飾性を高める目的で用いられることがある。このような照明装置の一例としては、特許文献1に記載の照明装置が挙げられる。特許文献1に記載の照明装置は、車両用照明装置であり、光源と、光源からの光を伝達する導光体(具体的には導光棒)と、これらを保持しながら所定位置に取り付けられる照明装置本体部(以下では単に本体部と呼ぶ)と、を有する。
特開2011−121503号公報
特許文献1に記載の照明装置では、本体部に組み付けられたカバー部材と本体部の間に導光体を挟み込むことにより当該導光体が本体部に取り付けられる。より詳しく説明すると、カバー部材には係合爪が形成されており、かかる係合爪が本体部に設けられた被係合爪に係合可能となっている。そして、カバー部と本体部の間に導光体が挟み込まれた状態で係合爪が被係合爪に係合することにより、導光体が本体部に取り付けられるようになる。
ところで、係合爪を被係合爪に係合させる際、係合爪中の正規の部分が被係合爪に係合される必要がある。しかしながら、例えば、カバー部材が意図せずに動いてしまうことにより、係合爪のうち、被係合爪に係合される部分が正規の部分からずれてしまう可能性がある。このように被係合爪が本来の係合箇所からずれた位置にて被係合爪に係合してしまうと、被係合爪と被係合爪との係合状態が安定せず、結果として、導光体が本体部に適切に取り付けられなくなる虞がある。
そこで、本発明は、上記の問題に鑑みてなされたものであり、その目的は、ホルダによって導光体を挟み込んで保持する構造において適切に導光体を挟み込んで保持することが可能な照明装置を提供することにある。
前記課題は、本発明の照明装置によれば、発光部と、線状に伸長している導光体と、該導光体が前記発光部と対向している状態で前記導光体を保持するホルダと、を有し、該ホルダは、前記発光部が組み付けられているホルダ本体と、前記導光体のうち、前記ホルダによって保持された被保持部分の伸長方向と交差する方向において前記被保持部分を挟んだ状態で係合する2つの挟み込み部分と、前記伸長方向において前記2つの挟み込み部分と並ぶ位置に設けられ、前記2つの挟み込み部分の係合箇所が前記伸長方向において前記ホルダ本体が位置する向きにずれるのを抑制する抑制部と、を備え、前記抑制部は、前記伸長方向において前記2つの挟み込み部分に向かって前記ホルダ本体から突出した突出部であることにより解決される。
上記のように構成された本発明の照明装置では、ホルダ本体に抑制部が設けられており、この抑制部によって、2つの挟み込み部分の係合箇所が導光体の被保持部分の伸長方向においてホルダ本体が位置する向きにずれるのを抑制することが可能となる。これにより、2つの挟み込み部分は、適当な係合箇所にて係合するようになる結果、導光体がホルダによって適切に保持されるようになる。
また、上記の構成では、ホルダ本体から突出した突出部によって抑制部が構成されているため、より簡単な構成にて、ホルダ本体に抑制部を設けることが可能となる。
また、上記の照明装置において、前記2つの挟み込み部分の一方は、前記被保持部分と対向する面に形成された凸部を有し、前記2つの挟み込み部分が前記被保持部分を挟み込んだ状態において前記凸部が前記被保持部分と接していると好適である。
上記の構成では、2つの挟み込み部分が導光体の被保持部分を挟み込んだ際、一方の挟み込み部分に設けられた凸部が被保持部分と接して当該被保持部分を押さえ付ける。これにより、2つの挟み込み部分に挟み込まれた状態の被保持部分が抜け出てしまうのを抑制することが可能となる。
また、上記の照明装置において、前記凸部は、楔状の突起であり、前記伸長方向において前記ホルダ本体から離れるほど前記被保持部分と対向する面に近付いている斜面を有するとよい。
上記の構成では、被保持部分を押さえ付ける凸部が楔状の突起からなり、また、当該突起は、ホルダ本体から離れるほど低くなった斜面を有している。これにより、2つの挟み込み部分に挟み込まれた状態の被保持部分が抜け出てしまうのを、より効果的に抑制することが可能となる。
また、上記の照明装置において、前記凸部の頂部は、円弧状に切り欠かれているとよい。
上記の構成では、凸部の頂部が円弧状に切り欠かれているため、導光体の被保持部分が凸部によって押さえ付けられることで損傷してしまうのを抑制することが可能となる。
また、上記の照明装置において、前記2つの挟み込み部分の一方は、他方の被係合部と係合する爪状の係合部と、前記伸長方向において前記係合部のうち、前記ホルダ本体に近い方の端部と隣接する隣接部と、を有し、前記隣接部は、前記被係合部と係合不能な形状となっているとよい。
上記の構成では、一方の挟み込み部分において係合部と隣接する隣接部が、他方の挟み込み部分に備えられた被係合部と係合不能となっている。これにより、導光体の被保持部分の伸長方向において2つの挟み込み部分の係合箇所がずれてしまうのを、より効果的に抑制することが可能となる。
また、上記の照明装置において、前記2つの挟み込み部分が係合した状態において、前記2つの挟み込み部分の一方と前記ホルダ本体との間に隙間が形成されており、前記被保持部分の一部が前記隙間を通じて露出していると好適である。
上記の構成では、2つの挟み込み部分が係合した状態において、一方の挟み込み部分とホルダ本体との間に隙間が形成されている。そして、この隙間を通じて被保持部分の一部が露出している。これにより、上記の隙間を通じて被保持部分の位置等を確認することが可能となる。
また、上記の照明装置において、前記発光部は、光源と、該光源から発せられた光を集光する集光レンズとを備え、前記ホルダ本体は、開口が形成された壁を有し、前記2つの挟み込み部分は、前記開口を通じて前記被保持部分の端面が前記集光レンズと対向するように前記被保持部分を挟んだ状態で係合するとよい。
上記の構成では、2つの挟み込み部分の間に被保持部分が挟み込まれると、当該被保持部分の端面が開口を通じて集光レンズと対向するようになる。かかる構成であれば、集光レンズから発された光を良好に捕捉し得るように導光体をホルダに保持させることが可能となる。
また、発光部と、線状に伸長している導光体と、該導光体が前記発光部と対向している状態で前記導光体を保持するホルダと、を有し、該ホルダは、前記発光部が組み付けられ、開口が形成された壁を有するホルダ本体と、前記導光体のうち、前記ホルダによって保持された被保持部分の伸長方向と交差する方向において前記被保持部分を挟んだ状態で係合する2つの挟み込み部分と、を備え、前記導光体は、光ファイバであり、前記開口のうち、前記被保持部分により近い方の端のサイズは、前記光ファイバの断面のサイズよりも小さいとよい。
上記の構成では、開口のうち、被保持部分により近い方の端のサイズが、導光体をなす光ファイバの断面サイズよりも小さくなっている。このため、集光レンズから発せられた光がより適切に光ファイバ(厳密には、被保持部分の端面)に向かうようになる。この結果、光ファイバにおける光の伝達が効率よく行われるようになる。
また、上記の照明装置において、前記2つの挟み込み部分の一方は、ヒンジによって他方に連結されており、該他方に対して回動自在であり、前記2つの挟み込み部分は、前記伸長方向において前記抑制部の手前位置で係合すると好適である。
上記の構成では、2つの挟み込み部分がヒンジによって連結されているので、挟み込み部分が分離している構成に比べて、挟み込み部分の取り扱い(特に、挟み込み部分同士を係合させること)が容易になる。また、導光体の被保持部分の延出方向において、抑制部の手前位置で2つの挟み込み部分が係合するため、抑制部による係合箇所の位置ずれ機能が適切に発揮されるようになる。
また、ドアライニングおいて、上記照明装置が設けられているとよい。
本発明によれば、2つの挟み込み部分の係合箇所の位置ずれが抑制されることにより、導光体がホルダによって適切に保持されるようになる。
また、本発明によれば、簡単な構成にてホルダ本体に抑制部を設けることが可能となる。
また、本発明によれば、一方の挟み込み部分に設けられた凸部が被保持部分と接して当該被保持部分を押さえ付けることにより、2つの挟み込み部分に挟み込まれた状態の被保持部分が抜け出てしまうのを抑制することが可能となる。
また、本発明によれば、楔状の突起からなる凸部が、ホルダ本体から離れるほど低くなった斜面を有しているため、2つの挟み込み部分に挟み込まれた状態の被保持部分が抜け出てしまうのを、より効果的に抑制することが可能となる。
また、本発明によれば、凸部の頂部が円弧状に切り欠かれているため、導光体の被保持部分が凸部によって押さえ付けられることで損傷してしまうのを抑制することが可能となる。
また、本発明によれば、一方の挟み込み部分において係合部と隣接する隣接部、他方の挟み込み部分に備えられた被係合部と係合不能となっているため、2つの挟み込み部分の係合箇所の位置ずれを、より効果的に抑制することが可能となる。
また、本発明によれば、一方の挟み込み部分が他方の挟み込み部分と係合した状態において、他方の挟み込み部分とホルダ本体との間に隙間が形成されている。そして、この隙間を通じて被保持部分の位置等を確認することが可能となる。
また、本発明によれば、2つの挟み込み部分の間に挟み込まれた状態にある被保持部分が開口を通じて集光レンズと対向するようになる。このため、集光レンズから発された光を良好に捕捉し得るように導光体をホルダに保持させることが可能となる。
また、本発明によれば、開口のうち、被保持部分により近い方の端のサイズが、導光体をなす光ファイバの断面サイズよりも小さくなっている。このため、集光レンズから発せられた光がより適切に光ファイバに向かい、光ファイバ内で光が効率よく伝達される。
また、本発明によれば、2つの挟み込み部分がヒンジによって連結されているので、挟み込み部分の取り扱い(特に、挟み込み部分同士を係合させること)が容易になる。また、抑制部の手前位置で2つの挟み込み部分が係合するため、抑制部による係合箇所の位置ずれ機能が適切に発揮されるようになる。
本発明の照明装置の利用例を示す図である。 照明装置の斜視図であり、照明装置を斜め側方から見たときの図である。 照明装置の斜視図であり、照明装置を斜め下方から見たときの図である。 照明装置を下方から見たときの図である。 照明装置を側方から見たときの図である。 発光部の斜視図であり、発光部を斜め側方から見たときの図である。 発光部を下方から見たときの図である。 発光部本体を示す斜視図であり、発光部本体を斜め側方から見たときの図である。 解放状態にあるときのホルダを示す図である。 導光体の保持状態を示す図であり、図5中のA−A断面を示す図である。 一方の挟み込み部分に備えられた凸部を示す図である。 本発明の一実施形態に係る照明装置の斜視図であり、照明装置を斜め側方から見たときの図である。 本発明の一実施形態に係るホルダの斜視図であり、ホルダを斜め側方から見たときの図である。 本発明の一実施形態に係る凸部を示す図である。 本発明の一実施形態に係る凸部を、図14において凸部を見ている向きとは反対の向きから見たときの図である。
以下、本発明の一実施形態(本実施形態)について適宜図面を参照しながら説明する。なお、以下に説明する実施形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定するものではない。すなわち、本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得ると共に、本発明にはその等価物が含まれることは勿論である。
また、以下の説明では、互いに直交する3つの方向を「X方向」、「Y方向」及び「Z方向」と呼ぶこととする。ここで、「Y方向」は、本発明における「導光体の被保持部分の伸長方向」に相当する。また、「Z方向」は、本発明における「導光体の被保持部分の伸長方向と交差する方向」、すなわち「第一方向」に相当する。また、「X方向」は、本発明における「導光体の被保持部分の伸長方向及び第一方向の双方に交差する方向」、すなわち、「第二方向」に相当する。なお、図2〜図15のそれぞれには、上記の3つの方向のうち、対応する方向(各図において図示可能な方向)が図示されている。
<<本実施形態に係る照明装置の概要>>
先ず、本実施形態に係る照明装置の概要について説明する。なお、以下では、本実施形態に係る照明装置は、車両用の内装部品(加飾部品)として利用される照明装置を例に挙げて説明することとする。ただし、本発明の照明装置は、車両用の内装部品として利用されるものに限定されず、車両用の外装部品として利用されるものであってもよく、あるいは、車両以外の乗物に利用されるものであってもよい。
本実施形態に係る照明装置(以下、本装置10)は、図1に示すように、車両用ドアライニング1を構成する部品として用いられる。より具体的に説明すると、本装置10は、ベーストリム2とパネルトリム3と共に車両用ドアライニング1を構成している。また、本装置10は、車両用ドアライニング1においてベーストリム2の裏側に配置されている。より詳しく説明すると、本装置10は、ベーストリム2の裏側でドアのインナパネル(不図示)にボルト等の締結具によって固定されている。
そして、本装置10は、光源と、導光体としての光ファイバと、を備えている。光ファイバは、光源から発せられた光を受光し、ファイバ配索方向(光ファイバが配索される方向)に沿って光を伝達する。また、光ファイバは、ベーストリム2の表面に形成された収容溝4内に収容されて当該収容溝4に沿って配索される。
車両用ドアライニング1において収容溝4と対向する位置には、図1に示すようにパネルトリム3の上端部が位置している。ベーストリム2のうち、収容溝4が形成された部分とパネルトリム3の上端部との間には一定のギャップ(間隙)が設けられている。そして、光ファイバ各部から放出される光は、上記のギャップを通じて車室内に向けて出射されるようになる。
以上のように本装置10は、光ファイバを通じて伝達される光を、ベーストリム2とパネルトリム3との間に形成されたギャップを通じて配光する。これにより、車両用ドアライニング1では、光ファイバの配索方向(換言すると、上記のギャップの形成方向)に沿って光が出射される。これにより、車室内が照らされると共に、車両用ドアライニング1の装飾性(意匠性)が向上する。
<<照明装置の構成例>>
次に、照明装置の構成例として、第一実施形態に係る照明装置10Aの構成を説明する。ここで、照明装置10Aは、参考例に係る照明装置に相当するものである。
照明装置10Aは、図2〜5に図示の構成を採用しており、具体的に説明すると、同図に図示の発光部20と、導光体としての光ファイバ30と、ホルダ40とを有する。発光部20は、光源を有し、ホルダ40(厳密には、ホルダ本体41)に組み付けられている。光ファイバ30は、線状に伸長した部材であり、一般的な光ファイバと同様の構成となっている。すなわち光ファイバ30は、コア及びクラッドからなり、その断面が略円形となっている。
ホルダ40は、光ファイバ30が発光部20と対向している状態で光ファイバ30を保持する部品である。また、ホルダ40は、光ファイバ30のうちの末端部を被保持部分31とし、当該被保持部分31を保持する。
ちなみに、被保持部分31となる光ファイバ30の末端部の外周部には、図2や図5に示すように収縮バンド32が嵌合されている。この収縮バンド32は、光ファイバ30の末端部の外周部を覆う筒状のゴム製バンドである。そして、光ファイバ30の末端部の外周部に収縮バンド32が嵌合されることにより、被保持部分31とホルダ40との摩擦抵抗が増加する。この結果、ホルダ40に保持された光ファイバ30の被保持部分31がホルダ40から抜け難くなっている。また、光ファイバ30の末端部の外周部を収縮バンド32にて覆うことで当該末端部における光の漏れが抑制されている。
なお、ホルダ40自身は、ホルダ40の端部(厳密には、X方向における一端部)に設けられた固定部42が車両用ドアのインナパネルに留められることで固定されている。
以下、第一実施形態に係る発光部20及びホルダ40の各々の詳細構成について、既出の図2乃至5、及び図6乃至図11を参照しながら説明する。
(発光部20)
発光部20の構成について説明すると、発光部20は、図6に図示の外形形状を有している。具体的に説明すると、発光部20は、略直方体状の外形形状を有しており、図6に示すように基部21と発光部本体22とを有する。基部21は、樹脂製の部品であり、図6に示すように発光部本体22が取り付けられる。また、基部21は、図2乃至5に示すようにホルダ40(厳密にはホルダ本体41)に組み付けられる。
基部21について詳しく説明すると、基部21は、図6及び図7に示すように、互いに高さ(Y方向における長さ)が異なる2つの直方体部分がX方向に連なった構造となっている。以下では、基部21のうち、より高さが低い部分を低背部分21Fと呼ぶこととし、より高さが高い部分を高背部分21Rと呼ぶこととする。
低背部分21Fは、図2や3に示すように、発光部20がホルダ40に組み付けられた状態においてホルダ本体41内に収容されている。より具体的に説明すると、低背部分21Fの側面には、スナップフィット用の結合突起21aが形成されている。そして、発光部20がホルダ40に組み付けられる際、低背部分21Fがホルダ本体41に設けられた収容スペース内に収められると共に、ホルダ本体41に形成された結合穴41cに結合突起21aが係合する。これにより、基部21の低背部分21Fがホルダ本体41にスナップフィット方式にて結合する。この結果、発光部20がホルダ本体41に組み付けられる。
高背部分21Rは、角筒形状となっている。また、高背部分21Rは、図2や3に示すように、発光部20がホルダ40に組み付けられた状態においてホルダ本体41内に収容されずにホルダ本体41の外にはみ出る。さらに、高背部分21Rは、不図示の電源コネクタに組み付けられることになっており、具体的には、電源コネクタが角筒状の高背部分21R内に入り込むようになる。
なお、ホルダ40への発光部20の組み付け方式について付言すると、結合突起21aと結合穴41cとによるスナップフィット結合方式が採用されていると共に、凹凸嵌合が更に利用されている。具体的に説明すると、図6及び7に示すように、基部21のうち、結合突起21aが形成された面に凸型突起21bが設けられている。この凸型突起21bは、X方向において結合突起21aの両脇にそれぞれ設けられており、Y方向に沿って幾分長く延びている。一方、図3に示すように、ホルダ本体41のうち、結合穴41cが形成された側壁部にはスリット41aが形成されている。このスリット41aは、X方向において結合穴41cの両脇にそれぞれ形成されており、Y方向に沿って幾分長く形成されている。
そして、発光部20がホルダ40に組み付けられる際、結合突起21aが結合穴41cに係合すると共に、各凸型突起21bが対応するスリット41aに嵌合する。これにより、発光部20がホルダ本体41に対して一層強固に組み付けられる。
なお、ホルダ本体41のうち、スリット41aが形成された側壁部には、図3及び図4に示すように補強用のリブ41bが設けられている。リブ41bは、X方向において各スリット41aの両脇に1個ずつ立設されている。
発光部本体22は、発光部20のうち、光学的な主要部分をなしており、図8に示すようにLED基板23と集光レンズ24とを有する。LED基板23は、光源に相当し、不図示のLEDを含み、給電されることによりLEDを発光させる。なお、図8に示すように、LED基板23には、受電用のターミナル23aが設けられている。このターミナル23aは、発光部本体22が基部21に取り付けられた状態では、基部21の高背部分21R内に位置している。これにより、高背部分21Rが電源コネクタに組み付けられると、高背部分21R内で上記のターミナル23aが電源コネクタに接続されるようになる。
集光レンズ24は、LED基板23の上に重ねられており、LEDからの照射光を集光するものである。この集光レンズ24は、平板状のベース部分24aからY方向に山状に突出し、その頂部に向かうに連れて窄んだ形状をなしている。なお、集光レンズ24は、ベース部分24aと一体的に成形されている。ちなみに、集光レンズ24及びベース部分24aの材質については、集光性を有するものである限り、特に限定されるものではない。
そして、発光部本体22は、図6に示すように、基部21に取り付けられ、具体的には、Y方向における基部21の端面に形成された窪み内に発光部本体22が嵌め込まれる。なお、発光部本体22が基部21に組み付けられた状態では、図6及び図7に示すように、集光レンズ24の頂部がY方向において外側(基部21が位置する側とは反対側)を向いている。
(ホルダ40)
ホルダ40の構成について説明すると、ホルダ40は、樹脂成形品であり、光ファイバ30を固定していない解放状態では、図9に図示の外観をなしている。また、同図に示すように、ホルダ40は、ホルダ本体41と、固定部42と、壁としての隆起壁43と、2つの挟み込み部分44、45と、を有する。なお、上述したホルダ40各部(具体的には、ホルダ本体41、固定部42、隆起壁43及び2つの挟み込み部分44、45)は、いずれも一体化された状態にあり、換言すると、一部品として樹脂成形されている。ただし、これに限定されるものではなく、ホルダ40各部が別部品として形成され、これらの部品が組み合わされて一つのホルダ40を構成してもよい。
ホルダ本体41は、発光部20(厳密には、基部21の低背部分21F)が取り付けられる部分である。具体的に説明すると、ホルダ本体41は、略矩形状の底壁部と、底壁部から立設する側壁部とによって構成される。ホルダ本体41を構成する側壁部は、底壁部の外縁に相当する4辺のうち、2つの長辺及び1つの短辺に沿って形成されている。なお、側壁部には、上述したスリット41aと結合穴41cとが形成されており、スリット41aの両脇位置にはリブ41bが形成されている。
そして、底壁部と側壁部とによって囲まれるスペース(収容スペース)内に基部21が収容される。なお、図2及び3に示すように、収容スペースの一端(X方向における一端)は、側壁が設けられておらず開口端となっている。このため、発光部20は、基部21の一部(具体的には、高背部分21R)が上記の開口端を通じて収容スペースの外にはみ出した状態で、ホルダ本体41に取り付けられるようになる。
また、発光部20は、集光レンズ24の頂部がホルダ本体41の底壁部に向いた姿勢にてホルダ本体41に取り付けられる。より具体的に説明すると、底壁部の一部分は、図2や図9に示すように、円柱状に隆起して隆起壁43を形成している。そして、図10に示すように、発光部20がホルダ本体41に取り付けられた状態において、集光レンズ24の頂部が隆起壁43の内側に入り込んでいる。
一方、図10に示すように、隆起壁43のうち、Y方向において最も外側(発光部20が位置する側とは反対側)にある部分には、貫通穴状の開口43hが形成されている。発光部20がホルダ本体41に取り付けられた状態において、集光レンズ24の頂部は、上記の開口43hに臨んでいる。このため、集光レンズ24から発せられた光は、開口43hを通過するようになる。
なお、上記の開口43hは、図10に示すようにテーパ状の円穴となっており、集光レンズ24から離れるほど縮径している。ちなみに、開口43hは、円穴に限定されるものではなく、半円状の穴であってもよく、あるいは矩形状の穴でもあってもよい。このように開口43hの形状を変更することによって、開口43hを通過する光の量を調整することが可能となる。すなわち、光ファイバ30に到達する光の量を調整することができるので、開口43hの形状が異なる複数のホルダ40を用意することで、同一の発光強度を有するLEDを使用しながらも、光ファイバ30からの発光量を調整することが可能となる。
固定部42は、ホルダ40を所定の固定位置(具体的には、ドアのインナパネル)に固定するために形成された部分である。この固定部42は、X方向におけるホルダ本体41の端部から同方向に沿って舌状に突出している。また、図4や図9に示すように、固定部42の中央部には、ボルト挿入孔としての円穴が形成されている。このボルト挿入孔に挿入されたボルトがドアのインナパネルに設けられた不図示の穴に螺合することで、ホルダ40がインナパネルの所定位置に固定される。
2つの挟み込み部分44、45は、ホルダ40において光ファイバ30の末端部、すなわち、被保持部分31を保持する部分である。具体的に説明すると、2つの挟み込み部分44、45は、図2及び図5に示すように、Z方向において被保持部分31を挟んだ状態で係合する。このように係合状態の2つの挟み込み部分44の間に挟み込まれることで、光ファイバ30の被保持部分31がホルダ40によって保持される。
以下、2つの挟み込み部分44、45の詳細について説明する。2つの挟み込み部分44、45は、図2及び9に示すように、Y方向において隆起壁43の手前位置(隆起壁43から見て発光部20とは反対側の位置)に設けられている。また、一方の挟み込み部分44と、他方の挟み込み部分45とは、ヒンジによって連結されている。したがって、一方の挟み込み部分44は、他方の挟み込み部分45に対して回動自在となっている。より具体的に説明すると、一方の挟み込み部分44は、Y方向に沿った回動軸(厳密には、挟み込み部分44、45同士の連結部分49)周りに回動することで、図9に図示の解放位置と、図2や5に図示の保持位置との間を移動することが可能である。
なお、一方の挟み込み部分44が回動する際の回動軸、すなわち、挟み込み部分44、45同士の連結部分49は、図2及び9に示すように、X方向において固定部42とは反対側に位置する。換言すると、固定部42は、X方向において上記の回動軸が位置する側とは反対側に設けられている。このような位置関係により、上記の回動軸と固定部42との干渉が適切に抑制されている。
また、一方の挟み込み部分44は、L字状に屈曲しており、その短辺部分の先端部には係合爪46が設けられている。この係合爪46は、係合部に相当し、Y方向において幾分の幅を有している。他方の挟み込み部分45は、X方向における端部(連結部分49とは反対側の端部)に、係合爪46と係合する突起部48を備えている。この突起部48は、被係合部に相当し、係合爪46と同様、Y方向において幾分の幅を有している。
そして、一方の挟み込み部分44が他方の挟み込み部分45に対して回動し、図5に図示の保持位置に至ると、係合爪46が突起部48と係合する。このようにして2つの挟み込み部分44、45同士が係合する。このとき、挟み込み部分44、45の間に光ファイバ30の被保持部分31が配置されていると、当該被保持部分31がZ方向において2つの挟み込み部分44、45に挟み込まれ、挟み込み部分44、45の間に保持されるようになる。
なお、図2及び5に示すように、2つの挟み込み部分44、45は、X方向において被保持部分31と隣り合う位置、より厳密には、被保持部分31から見て挟み込み部分44、45同士の連結部分49とは反対側で被保持部分31と隣り合う位置で係合する。このように光ファイバ30の脇位置で2つの挟み込み部分44、45を係合させる構成により、各々の挟み込み部分44、45がよりコンパクトな構造となっている。
より詳しく説明すると、上記の構成であれば、各挟み込み部分44、45の寸法(特に、Y方向における長さ)に関して、光ファイバ30を挟み込むのに必要な長さを極力小さくすることが可能となる。この結果、各々の挟み込み部分44、45がよりコンパクトになり、より小型化されたホルダ40となる。
ちなみに、2つの挟み込み部分44、45は、上述したようにヒンジによって連結されている。このような構成であれば、挟み込み部分44、45同士が分離している構成に比べて、挟み込み部分44、45の取り扱い(特に、挟み込み部分44、45同士を係合させること)が容易になる。ただし、これに限定されるものではなく、2つの挟み込み部分44、45が連結しておらず互いに分離していてもよい。
さらに、2つの挟み込み部分44、45は、光ファイバ30の被保持部分31を良好に保持し得る構造を採用している。以下では、各挟み込み部分44、45の構造について詳述する。
一方の挟み込み部分44(L字状の挟み込み部分44)は、図11に示すように、被保持部分31と対向する面に形成された凸部50を有する。この凸部50は、略直方体状に突出した突起からなる。そして、凸部50は、2つの挟み込み部分44、45が被保持部分31を挟み込んだ状態において被保持部分31と接して当該被保持部分31を押圧している。つまり、2つの挟み込み部分44、45が被保持部分31を挟み込んでいる間、被保持部分31は、凸部50によって押さえ付けられている。これにより、2つの挟み込み部分44、45に挟み込まれた状態の被保持部分31が抜け出てしまう状況を、効果的に抑制することが可能である。
なお、凸部50の頂面については、被保持部分31を押さえ付ける際に過度な応力が生じて被保持部分31を損傷させないために、図11に示すように円弧状に湾曲していることが望ましい。
また、一方の挟み込み部分44に形成された係合爪46について説明すると、図9に示すように、Y方向における係合爪46の一端部(ホルダ本体41により近い側の端部)の形状が、それ以外の部分の形状と異なっている。より具体的に説明すると、Y方向における係合爪46の一端部には、それ以外の部分よりもZ方向に拡張している。この拡張部分は、略三角形状に形成された係止部46xである。
Y方向において上記の係止部46xが形成された係合爪46の一端部は、他方の挟み込み部分45に形成された突起部48と係合不能である。したがって、係合爪46は、一端部以外の部分にて突起部48と係合することとなる。
そして、係合爪46のうち、一端部以外の部分が突起部48と係合した状態では、一端部に形成された係止部46xが突起部48と接している。このように係止部46xが突起部48と当接することにより、係止部46xがY方向において突起部48を係止するようになる。具体的には、Y方向において突起部48が係合爪46に対して位置ずれすること(換言すると、Y方向においてホルダ本体41から離れる向きに一方の挟み込み部分44が他方の挟み込み部分45に対して移動してしまうこと)を規制する。この結果、係合爪46は、適正な係合箇所にて突起部48と係合するようになる。つまり、係合爪46が本来の係合箇所からずれた状態で突起部48に係合してしまう状況を、係止部46xによって適切に抑制している。
他方の挟み込み部分45の構造について説明すると、図5や図9に示すように、当該挟み込み部分45の中途位置(X方向における中途位置)には略U字状の部分が設けられている。この略U字状の部分は、光ファイバ30の被保持部分31を保持する際に、被保持部分31を位置決めする位置決め部47に該当する。位置決め部47は、隆起壁43の外表面からY方向に沿って延出するように形成されている。
そして、2つの挟み込み部分44、45の間に被保持部分31を挟み込むにあたり、位置決め部47の内側空間(U字状の位置決め部47によって囲まれる空間)に被保持部分31が差し込まれる。この際、被保持部分31の端面、すなわち光ファイバ30の末端が隆起壁43の表面に突き当てられる。かかる状態において被保持部分31が位置決め部47によって位置決めされる。すなわち、位置決め部47は、被保持部分31の端面が隆起壁43に突き当たる位置に被保持部分31を位置決めするものである。
さらに、位置決め部47によって被保持部分31が上記の位置に位置決めされると、図10に示すように、隆起壁43に突き当たっている被保持部分31の端面の一部が、隆起壁43に形成された開口43hに臨むようになる。また、開口43hを挟んで被保持部分31と反対側には集光レンズ24の頂部が位置している。したがって、被保持部分31が位置決め部47によって位置決めされると、被保持部分31の端面が開口43hを通じて集光レンズ24の頂部と対向するようになる。換言すると、位置決め部47は、被保持部分31の端面が開口43hを通じて集光レンズ24と対向する位置に被保持部分31を位置決めする。これにより、集光レンズ24から発せられた光は、開口43hを通じて光ファイバ30の末端に適切に向かうようになる。
なお、図10に示すように、開口43hのうち、被保持部分31により近い方の端のサイズ(具体的には外径の大きさ)は、光ファイバ30の断面サイズ(具体的には外径の大きさ)よりも僅かに小さくなっている。このため、集光レンズ24から発せられた光は、より適切に光ファイバ30の末端に向かうようになる。この結果、光ファイバ30における光の伝達が効率よく行われるようになる。
ちなみに、開口43hのサイズ(厳密には、被保持部分31により近い方の端のサイズ)については、図10に図示したサイズに限定されず、光ファイバ30の断面サイズに比べて格段に小さなサイズであってもよい。これによって、前述したように、光ファイバ30に到達する光の量を制御することが可能となる。
以上のように被保持部分31が位置決め部47によって位置決めされた上で、一方の挟み込み部分44が他方の挟み込み部分45に対して回動し、2つの挟み込み部分44、45同士が係合する。すなわち、2つの挟み込み部分44、45は、開口43hを通じて被保持部分31の端面が集光レンズ24と対向するように被保持部分31を挟んだ状態で係合する。これにより、光ファイバ30は、集光レンズ24から発せられた光を良好に捕捉し得る状態でホルダ40に保持されるようになる。
なお、他方の挟み込み部分45が備えている突起部48は、図2及び図5に示すように、位置決め部47の外周面に設けられている。より詳しく説明すると、突起部48は、位置決め部47の外周のうち、X方向において2つ挟み込み部分44、45の連結部分49とは反対側に位置する端部からX方向に突出するように形成されている。このように突起部48が位置決め部47に設けられていることで、光ファイバ30の被保持部分31を位置決めしたままの状態で挟み込み部分44、45同士を係合させることが可能となる。
また、2つの挟み込み部分44、45が係合している状態、すなわち、光ファイバ30がホルダ40に保持されている状態では、図2及び5に示すように、光ファイバ30の被保持部分31の外周の一部が2つの挟み込み部分44、45によって取り囲まれている。より具体的に説明すると、2つの挟み込み部分44、45が係合している状態では、被保持部分31が位置決め部47の内部空間に収容されている。また、2つの挟み込み部分44、45が係合している状態では、図2及び図5に示すように、一方の挟み込み部分44の一部(L字の長辺に相当する部分)が位置決め部47のうち、開いている方の端部に当接している。この結果、被保持部分31の外周の一部が、一方の挟み込み部分44と他方の挟み込み部分45の位置決め部47とによって包囲されている。
以上のように被保持部分31の外周の一部が2つの挟み込み部分44、45によって取り囲まれていることで、被保持部分31の保持状態が安定するようになる。さらに、被保持部分31からの光の漏れが抑制され、結果として、光ファイバ30における光の伝達が効率よく行われるようになる。
また、一方の挟み込み部分44の幅(Y方向における長さ)は、他方の挟み込み部分45の位置決め部47の幅(Y方向における長さ)よりも短くなっている。より具体的に説明すると、一方の挟み込み部分44の一端は、図2に示すように、Y方向において位置決め部47の一端(自由端)と略同じ位置にある。これに対し、一方の挟み込み部分44の他端は、同図に示すように、Y方向において位置決め部47の他端(固定端)よりも幾分手前に位置している。以上の構成では、2つの挟み込み部分44、45が係合すると、図10に示すように、一方の挟み込み部分44とホルダ本体41(厳密には隆起壁43)との間に隙間gが形成されるようになる。
そして、2つの挟み込み部分44、45が係合している状態では、位置決め部47内にある被保持部分31のうち、Y方向において位置決め部47の固定端付近に位置する部分が上記の隙間gを通じて露出している。このため、上記の隙間gを通じて被保持部分31の位置や保持状態(例えば、被保持部分31の端面が隆起壁43に確実に突き当たっているか否か)を視認することが可能である。
<<照明装置の構成の変形例>>
次に、照明装置の構成の変形例として、第二実施形態に係る照明装置10Bの構成を説明する。ここで、照明装置10Bは、本装置10(すなわち、本発明の照明装置)に相当するものである。
第二実施形態に係る照明装置10Bは、基本構成の面では、第一実施形態に係る照明装置10Aと同様である。すなわち、図12に示すように、照明装置10Bは、発光部20と、光ファイバ30と、ホルダ60とを有する。図12は、第二実施形態に係る照明装置10Bの斜視図であり、図2と対応する図面である。なお、図12中、第一実施形態と同じ機能及び構造を有する部品については、第一実施形態における符号と同様の符号が付されている。また、第一実施形態における符号と同様の符号が付された部品については、以降、説明を省略することとする。
一方で、第二実施形態に係る照明装置10Bのうち、ホルダ60は、第一実施形態に係る照明装置10Aが有するホルダ40と相違する。以下、第二実施形態に係るホルダ60について、第一実施形態に係るホルダ40との相違点を中心に説明することとする。
第二実施形態に係るホルダ60は、基本構成の面では、第一実施形態に係るホルダ40と同様である。すなわち、第二実施形態に係るホルダ60は、図13に示すように、ホルダ本体41と、固定部42と、壁としての隆起壁43と、2つの挟み込み部分44、45と、を有する。図13は、第二実施形態に係るホルダ60を示す斜視図である。なお、図13中、第一実施形態に係るホルダ40が有する部分と同じ機能及び構造を有する部分については、第一実施形態における符号と同様の符号が付されている。また、第一実施形態における符号と同様の符号が付された部分については、以降、説明を省略することとする。
また、第二実施形態に係るホルダ60は、図13に示すように、突出部61を備えている。この突出部61は、Y方向において2つの挟み込み部分44、45に向かってホルダ本体41から突出した部分である。そして、突出部61は、抑制部として機能し、Y方向においてホルダ本体41が位置する向きに2つの挟み込み部分44、45の係合箇所がずれるのを抑制する。
突出部61について詳しく説明すると、突出部61は、図12に示すように、Y方向において2つの挟み込み部分44、45と並ぶ位置に設けられている。より詳細に説明すると、突出部61は、図13に示すように、Y方向において他方の挟み込み部分45中の突起部48と並ぶ位置に設けられている。なお、本実施形態において、突出部61は、隆起壁43と位置決め部47との間に形成された角部のスペース内に設けられている。
そして、一方の挟み込み部分44が他方の挟み込み部分45に対して回動し、係合爪46が突起部48と係合する位置(保持位置)に至ると、Y方向において突出部61と隣接する位置に係合爪46が配置されるようになる。かかる位置にて係合爪46が突起部48と係合するようになる。換言すると、2つの挟み込み部分44、45は、Y方向において突出部61の手前位置(突出部61から見てホルダ本体41が位置する側とは反対側の位置)で係合することになる。
以上のような突出部61が設けられていることで、Y方向においてホルダ本体41が位置する向きに2つの挟み込み部分44、45の係合箇所がずれるのを抑制することが可能となる。具体的に説明すると、一方の挟み込み部分44が回動する際に正規の経路から外れて回動し、係合爪46が本来の係合箇所からホルダ本体41に近付く向きに幾分ずれた状態で突起部48に係合しようとすると、その直前時点で係合爪46が突出部61に当接する。これにより、係合箇所の位置がずれた状態で係合爪46が突起部48に係合してしまうのを抑制することが可能となる。この結果、2つの挟み込み部分44、45が適当な係合箇所にて係合し、以て光ファイバ30がホルダ40に適切に保持されるようになる。
ところで、第二実施形態では、一方の挟み込み部分44のうち、係合爪46が形成されている先端部に、係合爪46とは異なる形状の部分が設けられている。かかる部分は、Y方向において係合爪46のうち、ホルダ本体41に近い方の端部と隣接する隣接部62である。隣接部62は、図14及び15を対比すると分かるように、係合爪46のように中途位置で括れた形状になっておらず、厚みが略一様の形状(厳密には、図15に示すように正面視で略台形状)となっている。
つまり、隣接部62は、もはや係合爪46にあらず、他方の挟み込み部分45に形成された突起部48と係合不能である。このような隣接部62が設けられていることにより、Y方向において2つの挟み込み部分44、45の係合箇所がずれてしまうのを、より効果的に抑制することが可能となる。具体的に説明すると、係合爪46が本来の係合箇所からホルダ本体41から離れた向きに幾分ずれた状態で突起部48に係合しようとすると、その直前時点で隣接部62が突起部48に当接する。しかしながら、隣接部62は、前述のように突起部48と係合不能であるため、そのままの状態では2つの挟み込み部分44、45が係合することができない。これにより、Y方向において2つの挟み込み部分44、45の係合箇所がずれてしまう状況を抑制し、結果として、係合爪46が適正な係合箇所にて突起部48と係合するようになる。
また、第二実施形態では、第一実施形態と同様、一方の挟み込み部分44(L字状の挟み込み部分44)が、被保持部分31と対向する面に形成された凸部63を有する。ただし、第二実施形態に係る凸部63は、図14及び図15に示すように、第一実施形態に係る凸部50とは異なる形状であり、具体的には楔状の突起からなる。つまり、第二実施形態に係る凸部63は、斜面63aを備えている。この斜面63aは、Y方向においてホルダ本体41から離れるほど低くなっている(換言すると、一方の挟み込み部分44が有する被保持部分31との対向面に近付いている)。
そして、2つの挟み込み部分44、45が被保持部分31を挟み込んだ状態において、楔状の凸部63は、上記の斜面63aにて被保持部分31と接している。つまり、2つの挟み込み部分44、45が被保持部分31を挟み込んでいる間、被保持部分31は、楔状の凸部63によって押さえ付けられている。この際、上述した傾斜方向に斜面63aが傾斜しているため、被保持部分31の末端に向かうほど、被保持部分31を押さえ付ける力が大きくなる。この結果、2つの挟み込み部分44、45に挟み込まれた状態の被保持部分31が抜け出てしまう状況を、格段に効果的に抑制することが可能である。
なお、凸部63の頂部については、被保持部分31の損傷を回避する目的から、図14及び15に示すように円弧状に切り欠かれているとよい。なお、凸部63の頂部が円弧状に切り欠かれていれば、凸部63と被保持部分31との接触面積が増加する。これにより、2つの挟み込み部分44、45に挟み込まれた状態の被保持部分31が抜け出てしまう状況を、より一層効果的に抑制することが可能である。
1 車両用ドアライニング
2 ベーストリム
3 パネルトリム
4 収容溝
10 本装置(照明装置)
10A 照明装置
10B 照明装置
20 発光部
21 基部
21F 低背部分
21R 高背部分
21a 結合突起
21b 凸型突起
22 発光部本体
23 LED基板(光源)
23a ターミナル
24 集光レンズ
24a ベース部分
30 光ファイバ(導光体)
31 被保持部分
32 収縮バンド
40 ホルダ
41 ホルダ本体
41a スリット
41b リブ
41c 結合穴
42 固定部
43 隆起壁(壁)
43h 開口
44 挟み込み部分
45 挟み込み部分
46 係合爪(係合部)
46x 係止部
47 位置決め部
48 突起部(被係合部)
49 連結部分
50 凸部
60 ホルダ
61 突出部(抑制部)
62 隣接部
63 凸部
63a 斜面
g 隙間

Claims (10)

  1. 発光部と、線状に伸長している導光体と、該導光体が前記発光部と対向している状態で前記導光体を保持するホルダと、を有し、
    該ホルダは、
    前記発光部が組み付けられているホルダ本体と、
    前記導光体のうち、前記ホルダによって保持された被保持部分の伸長方向と交差する方向において前記被保持部分を挟んだ状態で係合する2つの挟み込み部分と、
    前記伸長方向において前記2つの挟み込み部分と並ぶ位置に設けられ、前記2つの挟み込み部分の係合箇所が前記伸長方向において前記ホルダ本体が位置する向きにずれるのを抑制する抑制部と、を備え、
    前記抑制部は、前記伸長方向において前記2つの挟み込み部分に向かって前記ホルダ本体から突出した突出部であることを特徴とする照明装置。
  2. 前記2つの挟み込み部分の一方は、前記被保持部分と対向する面に形成された凸部を有し、
    前記2つの挟み込み部分が前記被保持部分を挟み込んだ状態において前記凸部が前記被保持部分と接していることを特徴とする請求項1に記載の照明装置。
  3. 前記凸部は、楔状の突起であり、前記伸長方向において前記ホルダ本体から離れるほど前記被保持部分と対向する面に近付いている斜面を有することを特徴とする請求項2に記載の照明装置。
  4. 前記凸部の頂部は、円弧状に切り欠かれていることを特徴とする請求項2又は3に記載の照明装置。
  5. 前記2つの挟み込み部分の一方は、
    他方の被係合部と係合する爪状の係合部と、
    前記伸長方向において前記係合部のうち、前記ホルダ本体に近い方の端部と隣接する隣接部と、を有し、
    前記隣接部は、前記被係合部と係合不能な形状となっていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の照明装置。
  6. 前記2つの挟み込み部分が係合した状態において、前記2つの挟み込み部分の一方と前記ホルダ本体との間に隙間が形成されており、前記被保持部分の一部が前記隙間を通じて露出していることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載の照明装置。
  7. 前記発光部は、光源と、該光源から発せられた光を集光する集光レンズとを備え、
    前記ホルダ本体は、開口が形成された壁を有し、
    前記2つの挟み込み部分は、前記開口を通じて前記被保持部分の端面が前記集光レンズと対向するように前記被保持部分を挟んだ状態で係合することを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一項に記載の照明装置。
  8. 前記2つの挟み込み部分の一方は、ヒンジによって他方に連結されており、該他方に対して回動自在であり、
    前記2つの挟み込み部分は、前記伸長方向において前記抑制部の手前位置で係合することを特徴とする請求項1乃至7のいずれか一項に記載の照明装置。
  9. 発光部と、線状に伸長している導光体と、該導光体が前記発光部と対向している状態で前記導光体を保持するホルダと、を有し、
    該ホルダは、
    前記発光部が組み付けられ、開口が形成された壁を有するホルダ本体と、
    前記導光体のうち、前記ホルダによって保持された被保持部分の伸長方向と交差する方向において前記被保持部分を挟んだ状態で係合する2つの挟み込み部分と、を備え、
    前記導光体は、光ファイバであり、
    前記開口のうち、前記被保持部分により近い方の端のサイズは、前記光ファイバの断面のサイズよりも小さいことを特徴とする照明装置。
  10. 請求項1乃至9のいずれか一項に記載の照明装置が設けられたドアライニング。
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