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JP6769390B2 - 車両前部構造 - Google Patents

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JP6769390B2 JP2017097243A JP2017097243A JP6769390B2 JP 6769390 B2 JP6769390 B2 JP 6769390B2 JP 2017097243 A JP2017097243 A JP 2017097243A JP 2017097243 A JP2017097243 A JP 2017097243A JP 6769390 B2 JP6769390 B2 JP 6769390B2
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Description

本発明は、車両前部構造、特に、フロントサイドメンバとバンパリーンフォースとの間に設けられ、前突時に車両前後方向に圧縮塑性変形するクラッシュボックスの構成に関する。
フロントサイドメンバとバンパリーンフォースとの間に設けられ、車両がバリアに前突した際に車両前後方向に圧縮塑性変形して衝突エネルギを吸収するクラッシュボックスが多く用いられている。バンパリーンフォースの車両幅方向外側の端部は、前面が緩やかに傾斜する傾斜面で構成されているため、フロントサイドメンバよりも車両幅方向外側に衝突荷重が入力される前突(以下、微小ラップ前突という)の場合には、車両後方斜め内側に向かう衝突荷重がバンパリーンフォースの外端部に入力される。このため、微小ラップ前突においてはバンパリーンフォースと接続されているクラッシュボックスが車両幅方向内側に向かって内倒れし、バリアがフロントサイドメンバの横をすり抜けてしまい、クラッシュボックスで衝突エネルギを効果的に吸収できない場合がある。
そこで、バンパリーンフォースの車両幅方向外側端部を車両幅方向と平行にした平坦部を設ける構造が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2017−24552号公報
特許文献1に記載された従来技術では、微小ラップ前突の場合に、衝突荷重はバンパリーンフォースの車両幅方向外側の端部に車両後方に向けて入力されることになる。しかし、微小ラップ前突の場合には、衝突荷重がクラッシュボックスの車両幅方向内側よりも外側に多く入力されるので、クラッシュボックスの車両幅方向外側の圧縮変形量が車両幅方向内側の圧縮変形量より早く大きくなる。これにより、衝突中に車両前後方向に対する角度が減少するようにバンパリーンフォースが傾斜し、バンパリーンフォースに入力される車両幅方向内側に向かう衝突荷重が増加することが考えられる。そして、この結果として、バンパリーンフォースと接続されているクラッシュボックスが車両幅方向内側に向かって内倒れし、バリアがフロントサイドメンバの横をすり抜けてしまうことが考えられる。すると、クラッシュボックスで衝突エネルギを効果的に吸収できなくなる。従って、特許文献1に記載された従来技術は、この点において改善の余地がある。
そこで、本発明は、フロントサイドメンバよりも車両幅方向外側に衝突荷重が入力される微小ラップ前突の際にクラッシュボックスで衝突エネルギを効果的に吸収させることを課題とする。
本発明の車両前部構造は、車両幅方向外側に配置され、車両前後方向に延びるフロントサイドメンバと、車両前端部に配置され、車両幅方向に延びるバンパリーンフォースと、車両前後方向に延び、上板、下板、内側板、および外側板を含む角筒状で前記フロントサイドメンバよりも車両幅方向外側に張り出しており、前記フロントサイドメンバの前端と前記バンパリーンフォースとの間に設けられ、前突時に車両前後方向に圧縮塑性変形するクラッシュボックスと、を有する車両前部構造であって、前記クラッシュボックスは、前記上板および前記下板には、車両幅方向に延びる所定長さのビードを車両前後方向に所定間隔で複数段に配置したビード列が車両幅方向に複数列配置され、前記ビード列は、第1ビードによって構成される第1ビード列と、前記第1ビードより長い第2ビードによって構成され、前記第1ビード列より車両幅方向内側に配置される第2ビード列と、を含み、前記第1ビード列と前記第2ビード列とは、前記第1ビードと前記第2ビードとが千鳥配置となるように配置され、車両幅方向内側が車両幅方向外側より車両前後方向に圧縮塑性変形しやすくなっていること、を特徴とする。
このように、第1、第2ビードを配置することにより、クラッシュボックスの車両幅方向内側が車両幅方向外側より車両前後方向に圧縮塑性変形しやすくなる。このため、フロントサイドメンバよりも車両幅方向外側に衝突荷重が入力される微小ラップ前突の場合でも、衝突中にクラッシュボックスの車両幅方向外側と車両幅方向内側とが略同様に後退し、車両前後方向に対する角度が減少するようにバンパリーンフォースが傾斜することを抑制するので、バンパリーンフォースに入力される車両幅方向内側に向かう衝突荷重の増加が抑制される。これにより、クラッシュボックスが車両幅方向内側に向かって内倒れし、バリアがフロントサイドメンバの横をすり抜けてしまうことを抑制することができ、クラッシュボックス全体で衝突エネルギを吸収することができる。このように、本発明は、フロントサイドメンバよりも車両幅方向外側に衝突荷重が入力される微小ラップ前突の際にクラッシュボックスで衝突エネルギを効果的に吸収させることができる。
本発明の車両前部構造において、前記第2ビード列を構成する前記第2ビードの段数が前記第1ビード列を構成する前記第1ビードの段数と同じか、前記第2ビード列を構成する前記第2ビードの段数が前記第1ビード列を構成する前記第1ビードの段数よりも多くてもよい。
このように第1、第2ビードを配置することにより、クラッシュボックスが車両幅方向内側ほど車両幅方向外側より車両前後方向に圧縮塑性変形しやすくなると共に、スムーズな荷重伝達が可能となるのでより安定して圧縮塑性変形しやすくなる。これにより、微小ラップ前突の際にクラッシュボックスで衝突エネルギを効果的に吸収させることができる。
本発明の車両前部構造において、前記第1ビード列が前記フロントサイドメンバより車両幅方向外側に配置されてもよい。
微小ラップ前突において衝突荷重の入力点近傍に圧縮塑性変形の起点となる第1ビード列を配置することにより、衝突中に第1ビード列が配置されている領域を安定して圧縮塑性変形させることができる。
本発明の車両前部構造において、車両正面視において、前記第2ビード列の車両幅方向の位置が前記フロントサイドメンバの車両幅方向の位置と重なるように前記第2ビード列が配置されてもよい。
これにより、微小ラップ前突において第2ビード列の配置されている領域を第1ビード列の配置されている領域よりも先に圧縮塑性変形させることができる。
本発明の車両前部構造において、前記ビード列は、前記第1ビードより長い第3ビードによって構成され、前記第2ビード列より車両幅方向内側で、車両正面視において車両幅方向の位置が前記フロントサイドメンバの車両幅方向の位置と重なる領域に配置される第3ビード列を含み、前記第3ビードは、前記第2ビードと千鳥配置となるように配置されてもよい。
このように、第3ビード列を配置することにより、正突の際に、第3ビード列がクラッシュボックスの圧縮塑性変形の起点となるので、正突の際にもクラッシュボックスで衝突エネルギを効果的に吸収させることができる。
本発明の車両前部構造において、前記クラッシュボックスは、車両上下方向に延びる所定長さの縦ビードを車両前後方向に所定間隔で複数段に配置した縦ビード列が形成された車両幅方向内側板と、ビードが配置されていない車両幅方向外側板と、を有してもよい。
これにより、クラッシュボックスの車両幅方向内側が車両幅方向外側よりもより車両前後方向に圧縮塑性変形しやすくなるので、クラッシュボックスが車両幅方向内側に向かって内倒れし、バリアがフロントサイドメンバの横をすり抜けてしまうことを一層抑制することができ、一層効果的にクラッシュボックス全体で衝突エネルギを吸収することができる。
本発明の車両前部構造において、前記フロントサイドメンバの前端部分の車両幅方向外側の側面から車両幅方向外側に張り出したガセットと、前記クラッシュボックスの前記フロントサイドメンバよりも車両幅方向外側に張り出した部分に先端が前記ガセットの前面と隙間を介して対向するよう取り付けられ、前突中に前記隙間がなくなると前記クラッシュボックスから前記ガセットに衝突荷重を伝達する隙つめ部材と、を有しても良い。
これにより、クラッシュボックスの車両幅方向内側が圧縮塑性変形した後にクラッシュボックスのフロントサイドメンバよりも車両幅方向外側に張り出した部分を車両前後方向に圧縮塑性変形させることができるので、衝突中にクラッシュボックスの車両幅方向外側と車両幅方向内側とを略同様に後退させて、車両前後方向に対する角度が減少するようにバンパリーンフォースが傾斜することを抑制することができる。また、クラッシュボックスのフロントサイドメンバよりも車両幅方向外側に張り出した部分を潰しきることができるので、より効果的に衝突エネルギを吸収することができる。
本発明の車両前部構造において、前記バンパリーンフォースの下側に配置され、車両幅方向に延びる下部バンパリーンフォースと、前記フロントサイドメンバの前端と前記クラッシュボックスの後端との間に挟み込まれて固定され、固定部分から下方向に延びる第1メンバと、前記フロントサイドメンバの下側に配置され、前端が前記第1メンバに接続されて前記第1メンバから車両後方に延びる第2メンバと、前記第1メンバを挟んで前記第2メンバと前記下部バンパリーンフォースとの間に配置され、前記第1メンバに接続されて前突時に車両前後方向に圧縮塑性変形する下部クラッシュボックスと、を備えることとしてもよい。
このように、第1メンバを介して上部のクラッシュボックスと下部クラッシュボックスとが接続されているので、微小ラップ前突の際、下部バンパリーンフォースは、バンパリーンフォースと共に車両前後方向に略平行に後退する。このため、下部クラッシュボックスも上部のクラッシュボックスと同様、車両幅方向内側に向かって内倒れせず、下部クラッシュボックスにも衝突エネルギを効果的に吸収させることができる。これにより、微小ラップ前突の際に車両前部構造全体で衝突エネルギを効果的に吸収することができる。
本発明は、フロントサイドメンバよりも車両幅方向外側に衝突荷重が入力される微小ラップ前突の際にクラッシュボックスで衝突エネルギを効果的に吸収させることができる。
実施形態の車両前部構造を組み込んだ自動車のボデーの骨格構造を示す斜視図である。 実施形態の車両前部構造の要部を示す平面図である。 図2に示す車両前部構造の要部の斜視図である。 図2に示す車両前部構造のクラッシュボックスの拡大斜視図である。 図2に示す車両前部構造が適用された自動車がバリアと微小ラップ前突した際の衝突直後の状態を示す平面図である。 図2に示す車両前部構造が適用された自動車がバリアと微小ラップ前突した際の衝突初期の状態を示す平面図である。 図2に示す車両前部構造が適用された自動車がバリアと微小ラップ前突した際の衝突中期の状態を示す平面図である。 図2に示す車両前部構造が適用された自動車がバリアと微小ラップ前突した際のクラッシュボックスが略潰れた状態を示す平面図である。 対比例に係る車両前部構造が適用された自動車がバリアと微小ラップ前突した際の衝突直後の状態を示す平面図である。 対比例に係る車両前部構造が適用された自動車がバリアと微小ラップ前突した際の衝突中期の状態を示す平面図である。 対比例に係る車両前部構造が適用された自動車がバリアと微小ラップ前突した際のクラッシュボックスの車両幅方向外側部分が略潰れた状態を示す平面図である。 図2に示す車両前部構造が適用された自動車がバリアと正突した際の衝突直後の状態を示す平面図である。 図2に示す車両前部構造が適用された自動車がバリアと正突した際の衝突初期の状態を示す平面図である。 図2に示す車両前部構造が適用された自動車がバリアと正突した際の衝突中期の状態を示す平面図である。 図2に示す車両前部構造が適用された自動車がバリアと正突した際のクラッシュボックスが略潰れた状態を示す平面図である。 他の実施形態の車両前部構造の要部を示す立面図である。 他の実施形態の車両前部構造の要部を示す斜視図である。
(自動車100のボデー構造)
以下、図面を参照しながら実施形態の車両前部構造80について説明する。最初に図1を参照しながら、本実施形態の車両前部構造80を組み込んだ自動車100のボデー構造について説明する。図1に示すように、自動車100は、アルミ等の金属によって構成された骨格構造を備えている。自動車100は、フロントピラー104よりも前方の前部骨格101と、後部骨格103と、フロントピラー104と後部骨格103の間の車室110を構成する車室骨格102とを備えている。前部骨格101は、フロントサイドメンバ10と、バンパリーンフォース40と、クラッシュボックス50と、車室骨格102とエンジンルーム108を区画するダッシュパネル105と、フロントピラー104と、フロントピラー104に接続されて車両前方に延びるアッパメンバ106とを含んでいる。フロントサイドメンバ10には、エンジン、駆動用のモータ等が搭載される。また、フロントサイドメンバ10とアッパメンバ106の間には、前部車輪の懸架装置が収納されるサスペンションタワー107が設けられている。また、フロントサイドメンバ10の後端部17は、ダッシュパネル105の表面に沿って下方向に延び、車室骨格102の下側の面に配置されているアンダーリーンフォース109に接続されている。
(車両前部構造80の構成)
図2は、図1に示す車両前部構造80の左側部分の一部を示す平面図であり、図3は、その斜視図である。本実施形態の車両前部構造80は、図2、3に示す構造が左右対称に組み合わされたものである。図2、図3に示すように、本実施形態の車両前部構造80は、フロントサイドメンバ10と、バンパリーンフォース40と、クラッシュボックス50とで構成されている。また、本実施形態の車両前部構造80は、ガセット20と、隙つめ部材59とを含んでいる。
<フロントサイドメンバ10>
図2、3に示すように、フロントサイドメンバ10は、車両幅方向外側に配置され、車両前後方向に延びる強度部材である。フロントサイドメンバ10は、長手方向に対して直交する平面で切断したときの断面形状が略U字状のフロントサイドメンバインナ11と、略平板状に形成されてフロントサイドメンバインナ11の開放側を塞ぐフロントサイドメンバアウタ12と、によって構成された中空矩形の閉断面構造である。フロントサイドメンバ10の前端14には、L字型のフランジ15がスポット溶接されている。
<ガセット20>
図2、3に示すように、フロントサイドメンバ10の前端部分13の車両幅方向外側の側面には、車両幅方向外側に張り出したガセット20が取り付けられている。ガセット20は、平面視で略三角形の中空三角柱形状に形成した部材であり、平面視で三角形状の天井部21と、図示しない底部と、天井部21と底部との車両幅方向外側の端部を車両上下方向につなぐ側部22とで構成されている。天井部21は、フロントサイドメンバインナ11の上側フランジ16にスポット溶接されている。図示しない底部は、フロントサイドメンバインナ11にスポット溶接されている。また、側部22は、フロントサイドメンバアウタ12の面に延びるように折り曲げられた取り付け部23がフロントサイドメンバアウタ12にスポット溶接されている。ガセット20は、側部22の頂点が車両幅方向外側に張り出すようにフロントサイドメンバ10の側面に取り付けられており、前方側の傾斜面である前端面25は、後で説明する隙つめ部材59の後端と対向している。また、ガセット20の前方の角部24の上には、フロントサイドメンバ10の前端14に取り付けられるフランジ15の一部が重ね合わせられ、スポット溶接されている。
<クラッシュボックス50>
図2、3に示すように、フロントサイドメンバ10の前端14の前方のフランジ15には、クラッシュボックス50がボルト58によって固定されている。クラッシュボックス50は、前突時に車両前後方向に圧縮塑性変形して衝突エネルギを吸収するものである。図2、3に示すように、クラッシュボックス50は、車両前後方向に延びる角のある繭形の角筒状部材である本体50Aと本体50Aの後端を覆う後端板56と本体50Aの前端を覆う前端板57とで構成されている。図4に示すように本体50Aの上板51と下板54にはV形の凹部であるビード62、64、66が設けられている。また、本体50Aの車両幅方向内側板である車両内側板52にはV型の凹部である縦ビード68が設けられている。本体50Aの車両幅方向外側板である車両外側板53にはビードは設けられていない。ビード62、64、66、縦ビード68の配置と本体50Aの詳細については、後で説明する。
図2に示すように、本体50Aは、車両正面視でフロントサイドメンバ10のフランジ15と重なる位置にあり、フランジ15に荷重伝達できる車両内側部分50Cと、フランジ15よりも車両幅方向外側に張り出した車両外側部分50Bとで構成されている。車両内側部分50Cは、図4に示す第2上板51bと第2下板54bおよび第3上板51cと第3下板54cを含み、車両外側部分50Bは、図4に示す第1上板51aと第1下板54aを含む。図2に示すように、本体50Aの車両幅方向の長さは、フロントサイドメンバ10の車両幅方向の長さより長く、車両外側部分50Bは、フロントサイドメンバ10よりも車両幅方向外側に張り出している。なお、本体50Aの車両上下方向の長さは、フロントサイドメンバ10の車両上下方向の長さよりも短く、本体50Aはフロントサイドメンバ10の上下方向には張り出していない。
本体50Aの車両内側部分50Cの後端を覆う後端板56の車両内側の部分とフロントサイドメンバ10の前端14に取り付けられたフランジ15との間には、平板をクランク状に折り曲げたラジェータサポート30が挟みこまれている。後端板56と、ラジェータサポート30とはフランジ15にボルト58で共締めされている。
本体50Aの車両外側部分50Bの後端を覆う後端板56の車両外側の部分の後端側面には、隙つめ部材59が取り付けられている。隙つめ部材59は、後端板56に固定されてガセット20の前端面25との間の隙間Sを規定する部材である。
<バンパリーンフォース40>
図1から図3に示すように、クラッシュボックス50の前端板57の前側の面には、バンパリーンフォース40が取り付けられている。バンパリーンフォース40は、車両前端部に配置され、車両幅方向に延びる強度部材であり、図1に示すように、車両両側に配置されたクラッシュボックス50の前端部に掛け渡された部材である。
<クラッシュボックス50の構造詳細>
図4に示すように、クラッシュボックス50の本体50Aは、中央が内側に凹んだ逆U字型の上半50Uと、中央が内側に凹んだU字型の下半50Lとを接続線55で溶接して車両前後方向に延びる角のある繭形の角筒状部材としたものである。
本体50Aは、上板51と、下板54と、車両内側板52と、車両外側板53とを含んでいる。上板51は、車両幅方向外側の第1上板51aと、第1上板51aと同一高さで車両幅方向内側の第3上板51cと、第1上板51aと第3上板51cとの間で第1上板51a、第3上板51cよりも高さが低い第2上板51bとを含んでいる。第1上板51aと第2上板51bとの間、第2上板51bと第3上板51cとの間はそれぞれ傾斜板で接続されている。このように、上板51は、第1上板51aと第3上板51cとを山部、第2上板51bを谷部とした折板構造である。下板54も上板51と同様、車両幅方向外側の第1下板54aと、第1下板54aと同一高さで車両幅方向内側の第3下板54cと、第1下板54aと第3下板54cとの間で第1下板54a、第3下板54cよりも高さが高い第2下板54bとを含んでいる。第1下板54aと第2下板54bとの間、第2下板54bと第3下板54cとの間はそれぞれ傾斜板で接続されている。上板51と同様、下板54も、第1下板54aと第3下板54cとを山部、第2下板54bを谷部とした折板構造である。
また、車両内側板52と第3上板51cとの間および車両内側板52と第3下板54cとの間は傾斜板で接続されている。同様に、車両外側板53と第1上板51aとの間および車両外側板53と第1下板54aとの間も傾斜板で接続されている。
図2に示すように、第2上板51bと第2下板54bおよび第3上板51cと第3下板54cは車両正面視でフロントサイドメンバ10のフランジ15と重なる位置となっており、車両内側板52は車両正面視でフロントサイドメンバ10と重なる位置となっている。このため、第2上板51bと第2下板54bおよび第3上板51cと第3下板54cと車両内側板52とはフロントサイドメンバ10に車両前後方向の荷重を直接伝達する部分である車両内側部分50Cに含まれる。また、第1上板51aと第1下板54aおよび車両外側板53とは、フロントサイドメンバ10よりも車両幅方向外側に位置しており、ガセット20を介してフロントサイドメンバ10に車両前後方向の荷重を伝達する部分である車両外側部分50Bに含まれる。
図2、図4に示すように、第1上板51aと第1下板54aの車両内側領域には、車両幅方向に延びる長さL1の第1ビード62が所定の間隔で車両前後方向に二段に配置されている。二段に配置された2つの第1ビード62は、1つの第1ビード列61を構成する。先に述べたように、第1上板51aと第1下板54aとは、フロントサイドメンバ10よりも車両幅方向外側に位置しているので、第1ビード列61は、フロントサイドメンバ10より車両幅方向外側に配置されている。このように、第1ビード列61は、ガセット20を介してフロントサイドメンバ10に車両前後方向の荷重を伝達する位置に配置されている。
また、第2上板51bと第2下板54bには、車両幅方向に延びる長さL2の第2ビード64が所定の間隔で車両前後方向に二段に配置されている。二段に配置された2つの第2ビード64は、1つの第2ビード列63を構成する。同様に、第3上板51cと第3下板54cには、車両幅方向に延びる長さL3の第3ビード66が所定の間隔で車両前後方向に三段に配置されている。三段に配置された3つの第3ビード66は、1つの第3ビード列65を構成する。先に述べたように、第2上板51bと第2下板54bおよび第3上板51cと第3下板54cは、車両正面視でフロントサイドメンバ10のフランジ15と重なる位置となっているので、第2ビード列63、第3ビード列65はフランジ15を介してフロントサイドメンバ10に車両前後方向の荷重を直接伝達できる位置に配置されている。
第2ビード64の長さL2は第1ビード62の長さL1よりも長い。また、本実施形態では、第3ビード66の長さL3は第2ビード64の長さL2と略同じ長さである。長さL1、L2、L3の関係は、L3≒L2>L1、である。また、第1ビード列61と第2ビード列63とは、第1ビード62と第2ビード64とが千鳥配置となるように配置されている。図2、図4に示すように、第1ビード62と第2ビード64とは車両前後方向に互い違いで互いに離間し、且つ、車両幅方向にも互い違いに互いに離間するように配置されている。同様に、第2ビード列63と第3ビード列65とは、第2ビード64と第3ビード66とが千鳥配置で、第2ビード64と第3ビード66とが車両前後方向に互い違いで互いに離間し、且つ、車両幅方向にも互い違いに互いに離間するように配置されている。なお、各第1ビード62と各第3ビード66とは、車両前後方向の同一位置に配置されていてもよいし、車両前後方向の位置をずらして配置されてもよい。
図4に示すように、各ビード62、64、66は、車両幅方向に延びる断面がV字型の凹部である。第3ビード66の車両幅方向の端部は隣接する傾斜板に現れるV字形の切り欠きとなっている。また、第2ビード64の両端は、第2上板51bから凹んでいる。第1ビード62の車両幅方向内側の端部は、第3ビード66と同様、隣接する傾斜板に現れるV字形の切り欠きとなっており、車両幅方向外側の端部は、第1上板51aから凹んでいる。
また、図4に示すように、本体50Aの車両内側板52を構成する上半50Uの車両内側板52Uと下半50Lの車両内側板52Lには、それぞれ車両上下方向に延びる縦ビード68が所定の間隔で三段に配置されている。三段に配置された縦ビード68は、それぞれ1つの縦ビード列67を構成する。従って、縦ビード列67は、車両内側板52Uと車両内側板52Lとにそれぞれ1列ずつ配置されており、本体50Aの車両内側板52には、上下に二段に縦ビード列67が配置されている。縦ビード68は、第1ビード62と同様、接続線55側の端部は車両内側板52U、52Lから凹んでおり、反対側の端部は、隣接する傾斜板に現れるV字形の切り欠きとなっている。
先に述べたように、車両内側板52は車両正面視でフロントサイドメンバ10のフランジ15と重なる位置となっているので、縦ビード列67はフロントサイドメンバ10に車両前後方向の荷重を直接伝達できる位置に配置されている。
各ビード62、64、66、68はV字型断面の溝が延びる方向と直角方向に圧縮力が加わると、V字型の溝の底の部分に応力が集中してV字形の開口が閉じるように変形する。これにより、各ビード62、64、66、68の設けられている面は蛇腹状に潰れて圧縮塑性変形する。つまり、各ビード62、64、66、68は、各ビード62、64、66、68の設けられている面を蛇腹状に圧縮塑性変形させる切っ掛けを作るものである。また、各ビード62、64、66、68は、板部材の強度低下部位を形成するものでもある。
なお、先に述べたように、本体50Aの車両外側板53を構成する上半50Uの車両外側板53Uと下半50Lの車両外側板53Lにはビードは設けられていない。
<本実施形態の車両前部構造80の微小ラップ前突の際の作用と効果>
以上のように構成された本実施形態の車両前部構造80の微小ラップ前突の際の作用と効果について、図5から図8を参照して説明する。ここで、微小ラップ前突とは、自動車100の前面衝突の内、フロントサイドメンバ10の車両幅方向外側にバリアBが衝突する場合をいう。
微小ラップ前突の場合、図5に示すようにバリアBは、バンパリーンフォース40のフロントサイドメンバ10の車両幅方向外側に衝突してくる。衝突直後には、隙つめ部材59とガセット20の前端面25との間には、隙間Sが開いているので、バンパリーンフォース40に入力された衝突荷重はガセット20には伝達されず、フロントサイドメンバ10の車両幅方向外側の荷重入力点からクラッシュボックス50の上板51、下板54をフロントサイドメンバ10に向かって車両斜め後ろ方向に流れていく。荷重は、図5中に矢印で示すように、千鳥配列された各ビード62、64、66の隙間部分を伝わって入力点から車両斜め後ろ方向に流れていく。
そして、衝突荷重は、車両後方への荷重としてフランジ15からフロントサイドメンバ10に入力される。この荷重は、フロントサイドメンバ10で受け止められ、クラッシュボックス50の車両内側部分50Cを車両前後方向に圧縮する。この圧縮力によって第2ビード64、第3ビード66、縦ビード68には図5中の向かい合わせ矢印に示すようにV字形の開口が閉じる方向に力が掛かり、各ビード64、66、68は開口が閉じるように圧縮変形する。これが切っ掛けとなり、クラッシュボックス50の車両内側部分50Cに含まれる第2上板51b、第3上板51c、第2下板54b、第3下板54c、車両内側板52は蛇腹状に圧縮変形する。
一方、クラッシュボックス50の車両外側部分50Bに入力された荷重は、後端板56を車両後方に向かって変形させ、車両外側部分50Bをガセット20に向かって後退させる。隙つめ部材59とガセット20の前端面25との間に隙間Sが開いている間は、バンパリーンフォース40に入力された衝突荷重はガセット20には伝達されないので、車両外側部分50Bには大きな圧縮力は掛からないこと、およびこの部分に大きなビードが設けられていないことから、車両外側部分50Bには車両内側部分50Cのような圧縮変形は発生しない。
この結果、図6に示すように、隙つめ部材59がガセット20の前端面25に当たった時点では、クラッシュボックス50の車両内側部分50Cを構成する第2上板51b、第3上板51c、第2下板54b、第3下板54c、車両内側板52は蛇腹状に圧縮変形しているが、車両外側部分50Bを構成する第1上板51a、第1下板54a、車両外側板53は車両後方に後退しているのみで、あまり大きく変形していない。車両内側部分50Cの圧縮変形による車両内側部分50Cに接続されたバンパリーンフォース40の部分の後退量と、車両外側部分50Bの後退による車両外側部分50Bに接続されたバンパリーンフォース40の部分の後退量とが略同一となるため、バンパリーンフォース40は車両前後方向に対して傾斜せず、車両前後方向に略平行に後退する。従って、図5に示すバンパリーンフォース40の車両前後方向に対する傾き角度θ1と図6に示すバンパリーンフォース40の車両前後方向に対する傾き角度θ2とは略同一である。
図6に示す状態から時間が経過すると、図7に示すように、クラッシュボックス50の車両外側部分50Bに入力された衝突荷重は、隙つめ部材59を介してガセット20に伝達される。ガセット20に伝達された車両前後方向の荷重は、フロントサイドメンバ10によって受け止められるので、この衝突荷重はクラッシュボックス50の車両外側部分50Bを車両前後方向に圧縮する。この圧縮力によって、第1上板51a、第1下板54aに設けられた第1ビード62はV型の開口が閉じるように圧縮変形する。そして、第1ビード62の圧縮変形が切っ掛けとなり、図7に示すように、車両外側部分50Bを構成する第1上板51a、第1下板54a、車両外側板53が蛇腹状に潰れる。この際、クラッシュボックス50の車両内側部分50Cにも衝突荷重が伝達されるので、車両内側部分50Cを構成する第2上板51b、第3上板51c、第2下板54b、第3下板54c、車両内側板52は、図6に示す状態から更に潰れていく。車両内側部分50Cは、図5の状態から図6に示す状態の間の圧縮塑性変形により車両前後方向の強度が非常に低くなっているので、車両前後方向の反力によってバンパリーンフォース40を傾斜させることがない。このため、バンパリーンフォース40は、車両前後方向に対して傾斜せず、車両前後方向に略平行に後退する。従って、図7に示すバンパリーンフォース40の車両前後方向に対する傾き角度θ3は、図5、図6に示すバンパリーンフォース40の車両前後方向に対する傾き角度θ1、θ2と略同一である。
図7に示す状態から更に時間が進むと、図8に示すように、車両内側部分50Cを構成する第2上板51b、第3上板51c、第2下板54b、第3下板54c、車両内側板52、車両外側部分50Bを構成する第1上板51a、第1下板54a、車両外側板53は、略完全に潰れ切った状態となる。潰れ切ると車両内側部分50Cと車両外側部分50Bの車両前後方向の反発力は略同様となるため、衝突荷重の入力点に近く、入力される荷重が大きい車両外側部分50Bの方が、車両内側部分50Cよりも少し大きく圧縮される。このため、バンパリーンフォース40は、車両前後方向に対して僅かに傾斜する。このため、図8に示すバンパリーンフォース40の車両前後方向に対する傾き角度θ4は、図5から図7に示すバンパリーンフォース40の車両前後方向に対する傾き角度θ1からθ3に比べて僅かに小さくなっている。
以上説明したように、本実施形態の車両前部構造80は、クラッシュボックス50の車両内側部分50Cを構成する第2上板51b、第3上板51c、第2下板54b、第3下板54cに長さの長い第2ビード列63、第3ビード列65、車両内側板52に縦ビード列67を配置し、車両外側部分50Bを構成する第1上板51a、第1下板54aに長さの短い第1ビード列61を配置し、車両外側板53にビードを配置しないことにより、クラッシュボックス50の車両内側部分50Cが車両外側部分50Bよりも車両前後方向に圧縮変形しやすくなっている。また、車両内側部分50Cが衝突直後からフロントサイドメンバ10に直接車両前後方向の荷重を伝達でき、車両外側部分50Bは隙間Sがゼロになってからフロントサイドメンバ10に車両前後方向の荷重を伝達するように構成している。このため、衝突直後から初期にかけて車両内側部分50Cを圧縮塑性変形させると共に隙間Sがゼロとなるまで車両外側部分50Bを後退させ、衝突初期以降は車両外側部分50Bと初期の圧縮塑性変形で強度の低下した車両内側部分50Cとを一緒に圧縮塑性変形させるこができる。これにより、衝突中にクラッシュボックス50の車両外側部分50Bと車両内側部分50Cとが略同様に後退し、車両前後方向に対する角度が減少するようにバンパリーンフォース40が傾斜することを抑制することができる。
以上により、バンパリーンフォース40に入力される車両幅方向内側に向かう衝突荷重の増加が抑制され、クラッシュボックス50が車両幅方向内側に向かって内倒れし、バリアBがフロントサイドメンバ10の横をすり抜けてしまうことを抑制することができる。また、クラッシュボックス50の車両内側部分50C、車両外側部分50Bともに潰しきることができるので、クラッシュボックス50全体で衝突エネルギを吸収することができる。このように、本発明は、フロントサイドメンバ10よりも車両幅方向外側に衝突荷重が入力される微小ラップ前突の際にクラッシュボックス50で衝突エネルギをより効果的に吸収させることができる。
<対比例の車両前部構造900とその微小ラップ前突の際の変形>
次に、図9から図11を参照しながら対比例の車両前部構造900を備える自動車が微小ラップ前突した場合の各部の変形について説明する。
図9に示すように、対比例の車両前部構造900は、横長の略八角形で上板91、下板94に一様な長さのビード96が三段に設けられており、車両内側板92、車両外側板93には同様の縦ビード95が設けられている。また、隙つめ部材99は、初期位置においてガセット20の前端面25に接している。
図9に示すように、微小ラップ前突が発生すると、バリアBはバンパリーンフォース40のフロントサイドメンバ10の車両幅方向外側に衝突してくる。これにより、フロントサイドメンバ10の車両幅方向外側に衝突荷重が入力される。衝突荷重は、フロントサイドメンバ10とガセット20とで受け止められる。この衝突荷重によってクラッシュボックス90は車両前後方向に圧縮される。衝突荷重の入力点は、クラッシュボックス90の車両幅方向外側に寄っているので、クラッシュボックス90の車両外側部分の方が車両内側部分よりも大きな荷重がかかる。また、クラッシュボックス90の車両外側板93には車両内側板92と同様に縦ビード95が設けられている。このため、図10に示すように、衝突初期に車両外側板93が大きく圧縮変形する。これにより、バンパリーンフォース40は図9に示す車両前後方向に対する傾き角度θ1が小さくなるような方向に傾斜し、車両前後方向に対する角度が傾き角度θ1よりも小さい傾き角度θ5となる。
すると、バリアBからバンパリーンフォース40に入力される衝突荷重の内の車両内側に向かう成分が増加し、バンパリーンフォース40が車両内側に移動する。また、クラッシュボックス90は、全体が車両幅方向内側である右方向に倒れるように変形していく。
そして、図10から時間が経過するとバリアBからバンパリーンフォース40に入力される衝突荷重の内の車両内側に向かう成分が更に増加し、図11に示すように、クラッシュボックス90は更に右方向に倒れて行く。そして、図11に示すように、車両外側板93が略完全に潰れても車両内側板92はあまり潰れていないので、バンパリーンフォース40が更に右によって行く。そして、図11の状態の後、バリアBは、フロントサイドメンバ10の車両幅方向外側を通り抜けてしまう。
このように、対比の車両前部構造900では、微小ラップ前突の場合に、衝突中に車両前後方向に対する角度が減少するようにバンパリーンフォース40が傾斜し、バンパリーンフォース40に入力される車両幅方向内側に向かう衝突荷重が増加してクラッシュボックス90が車両幅方向内側に向かって内倒れし、バリアBがフロントサイドメンバ10の横をすり抜けてしまう。このため、クラッシュボックス90で衝突エネルギを効果的に吸収できない。
これに対し、先に述べたように、図1から図8を参照して説明した本実施形態の車両前部構造80は、バンパリーンフォース40に入力される車両幅方向内側に向かう衝突荷重の増加が抑制され、クラッシュボックス50が車両幅方向内側に向かって内倒れし、バリアBがフロントサイドメンバ10の横をすり抜けてしまうことを抑制することができる。また、クラッシュボックス50の車両内側部分50C、車両外側部分50Bともに潰しきることができるので、クラッシュボックス50全体で衝突エネルギを吸収することができる。
<本実施形態の車両前部構造80の正突の際の作用と効果>
次に、図12から図15を参照しながら本実施形態の車両前部構造80の正突の際の作用と効果について簡単に説明する。正突とは、前突の内、自動車100の前方正面からバリアBが衝突する場合をいう。
図1に示すように、バンパリーンフォース40は、車両幅方向の中央で前方に凸となる弓型部材であるから、正突の場合、図12に示すように、バリアBは、バンパリーンフォース40の車両幅方向の中央部に衝突する。
そして、衝突が進むと、図13に示すように、バリアBはバンパリーンフォース40の車両前後方向に対する角度が90°となるようにバンパリーンフォース40を傾斜させる。そして衝突荷重によりクラッシュボックス50の圧縮が開始される。
衝突初期から中期では、図14に示すように、縦ビード列67、第3ビード列65が圧縮変形の切っ掛けとなってクラッシュボックス50の車両内側部分50Cが圧縮変形し、その後、図15に示すように車両外側部分50Bが圧縮塑性変形する。そして、図15に示すように、クラッシュボックス50の車両内側部分50Cと車両外側部分50Bとが略完全に潰れる。
このように、本実施形態の車両前部構造80は、正突の場合には、縦ビード列67、第3ビード列65が圧縮変形の切っ掛けとなってクラッシュボックス50を全体的に潰すことができ、好適に衝突エネルギを吸収することができる。
以上説明した実施形態では、第1ビード列61、第2ビード列63はビードを二段に配置し、第3ビード列65はビードを三段に配置したものとして説明したが、これに限らず、第1ビード列61をビード二段で構成し、第2ビード列63、第3ビード列65をビード三段で構成しても良い。また、上板51、下板54を第1上板51aから第3上板51c、第1下板54aから第3下板54cのようにそれぞれ3つの領域に区分せず、車両幅方向外側と車両幅方向内側の2つの領域に区分して車両外側の領域に第1ビード列61を配置し、車両幅方向内側の領域に第2ビード列63を配置するようにしてもよい。
<他の実施形態の車両前部構造85の構成>
次に図16、17を参照しながら、他の実施形態の車両前部構造85の構成について説明する。先に図1から図8を参照して説明した実施形態の車両前部構造80と同様の部分には、同様の符号を付して説明は省略する。
図16、17に示すように、本実施形態の車両前部構造85は、図1から図8を参照して説明した実施形態の車両前部構造80のラジェータサポート30に代えて上下方向の長さが長いラジェータサポート35を備え、更に、下部バンパリーンフォース45と、第2メンバ75と、下部クラッシュボックス70とを備えている。
第1メンバであるラジェータサポート35は、フロントサイドメンバ10の前端14とクラッシュボックス50の後端板56との間に挟み込まれ、クラッシュボックス50の後端板56と共にフランジ15に共締めされて固定され、固定部分から下方向に延びるクランク状に折り曲げられた板状部材である。
下部バンパリーンフォース45は、バンパリーンフォース40の下側に配置され、車両幅方向に延びる強度部材である。
第2メンバ75は、フロントサイドメンバ10の下側に配置され、先端がボルト79によってラジェータサポート35の下端に接続され、ラジェータサポート35から車両後方に延びる強度部材である。また、第2メンバ75の後端は、ボルト78によってサスペンションメンバ76に接続されている。サスペンションメンバ76は、後端が車室骨格102の下側の面に配置されるアンダーリーンフォース109に接続される車両前方の下側を覆う板状の部材である。サスペンションメンバ76の前端部は縦部材77によってフロントサイドメンバ10と接続されている。
下部クラッシュボックス70は、ラジェータサポート35を挟んで第2メンバ75と下部バンパリーンフォース45との間に配置され、前突時に下部バンパリーンフォース45と第2メンバ75との間で車両前後方向に圧縮塑性変形して衝突エネルギを吸収するものである。下部クラッシュボックス70は、複数の丸孔71が設けられた円柱状の部材で、四角いベース板72を介してラジェータサポート35に取り付けられている。クラッシュボックス50の後端板56もラジェータサポート35に固定されているので、クラッシュボックス50と下部クラッシュボックス70とはラジェータサポート35を介して接続されている。
このように、ラジェータサポート35を介してクラッシュボックス50と下部クラッシュボックス70とが接続されているので、微小ラップ前突の際、下部バンパリーンフォース45は、バンパリーンフォース40と共に車両前後方向に略平行に後退する。このため、下部クラッシュボックス70も上部のクラッシュボックス50と同様、車両幅方向内側に向かって内倒れせず、下部クラッシュボックス70にも衝突エネルギを効果的に吸収させることができる。これにより、先に説明した実施形態の車両前部構造80よりも大きな衝突エネルギを効果的に吸収することができる。
10 フロントサイドメンバ、11 フロントサイドメンバインナ、12 フロントサイドメンバアウタ、13 前端部分、14 前端、15 フランジ、16 上側フランジ、17 後端部、20 ガセット、21 天井部、22 側部、23 取り付け部、24 角部、25 前端面、30、35 ラジェータサポート、40 バンパリーンフォース、45 下部バンパリーンフォース、50、90 クラッシュボックス、50A 本体、50B 車両外側部分、50C 車両内側部分、50L 下半、50U 上半、51、91 上板、51a 第1上板、51b 第2上板、51c 第3上板、52、52L,52U、92 車両内側板、53、53L、53U、93 車両外側板、54、94 下板、54a 第1下板、54b 第2下板、54c 第3下板、55 接続線、56 後端板、57 前端板、58、78、79 ボルト、59、99 隙つめ部材、61 第1ビード列、62 第1ビード、63 第2ビード列、64 第2ビード、65 第3ビード列、66 第3ビード、67 縦ビード列、68、95 縦ビード、70 下部クラッシュボックス、71 丸孔、72 ベース板、75 第2メンバ、76 サスペンションメンバ、77 縦部材、80、85、900 車両前部構造、96 ビード、100 自動車、101 前部骨格、102 車室骨格、103 後部骨格、104 フロントピラー、105 ダッシュパネル、106 アッパメンバ、107 サスペンションタワー、108 エンジンルーム、109 アンダーリーンフォース、110 車室、B バリア。

Claims (8)

  1. 車両幅方向外側に配置され、車両前後方向に延びるフロントサイドメンバと、
    車両前端部に配置され、車両幅方向に延びるバンパリーンフォースと、
    車両前後方向に延び、上板、下板、内側板、および外側板を含む角筒状で前記フロントサイドメンバよりも車両幅方向外側に張り出しており、前記フロントサイドメンバの前端と前記バンパリーンフォースとの間に設けられ、前突時に車両前後方向に圧縮塑性変形するクラッシュボックスと、を有する車両前部構造であって、
    前記クラッシュボックスは、
    前記上板および前記下板には、車両幅方向に延びる所定長さのビードを車両前後方向に所定間隔で複数段に配置したビード列が車両幅方向に複数列配置され、
    前記ビード列は、第1ビードによって構成される第1ビード列と、前記第1ビードより長い第2ビードによって構成され、前記第1ビード列より車両幅方向内側に配置される第2ビード列と、を含み、
    前記第1ビード列と前記第2ビード列とは、前記第1ビードと前記第2ビードとが千鳥配置となるように配置され
    車両幅方向内側が車両幅方向外側より車両前後方向に圧縮塑性変形しやすくなっていること、
    を特徴とする車両前部構造。
  2. 請求項1に記載の車両前部構造であって、
    前記第2ビード列を構成する前記第2ビードの段数が前記第1ビード列を構成する前記第1ビードの段数と同じか、前記第2ビード列を構成する前記第2ビードの段数が前記第1ビード列を構成する前記第1ビードの段数よりも多いこと、
    を特徴とする車両前部構造。
  3. 請求項2に記載の車両前部構造であって、
    前記第1ビード列が前記フロントサイドメンバより車両幅方向外側に配置されていること、
    を特徴とする車両前部構造。
  4. 請求項2または3に記載の車両前部構造であって、
    車両正面視において、前記第2ビード列の車両幅方向の位置が前記フロントサイドメンバの車両幅方向の位置と重なるように前記第2ビード列が配置されていること、
    を特徴とする車両前部構造。
  5. 請求項1から4のいずれか1項に記載の車両前部構造であって、
    前記ビード列は、
    前記第1ビードより長い第3ビードによって構成され、前記第2ビード列より車両幅方向内側で、車両正面視において車両幅方向の位置が前記フロントサイドメンバの車両幅方向の位置と重なる領域に配置される第3ビード列を含み、
    前記第3ビードは、前記第2ビードと千鳥配置となるように配置されていること、
    を特徴とする車両前部構造。
  6. 請求項1から5のいずれか1項に記載の車両前部構造であって、
    前記内側板には、車両上下方向に延びる所定長さの縦ビードを車両前後方向に所定間隔で複数段に配置した縦ビード列が形成され、
    前記外側板には、ビードが配置されていないこと、
    を特徴とする車両前部構造。
  7. 請求項1から6のいずれか1項に記載の車両前部構造であって、
    前記フロントサイドメンバの前端部分の車両幅方向外側の側面から車両幅方向外側に張り出したガセットと、
    前記クラッシュボックスの前記フロントサイドメンバよりも車両幅方向外側に張り出した部分に先端が前記ガセットの前面と隙間を介して対向するよう取り付けられ、前突中に前記隙間がなくなると前記クラッシュボックスから前記ガセットに衝突荷重を伝達する隙つめ部材と、を有すること、
    を特徴とする車両前部構造。
  8. 請求項1から7のいずれか1項に記載の車両前部構造であって、
    前記バンパリーンフォースの下側に配置され、車両幅方向に延びる下部バンパリーンフォースと、
    前記フロントサイドメンバの前端と前記クラッシュボックスの後端との間に挟み込まれて固定され、固定部分から下方向に延びる第1メンバと、
    前記フロントサイドメンバの下側に配置され、前端が前記第1メンバに接続されて前記第1メンバから車両後方に延びる第2メンバと、
    前記第1メンバを挟んで前記第2メンバと前記下部バンパリーンフォースとの間に配置され、前記第1メンバに接続されて前突時に車両前後方向に圧縮塑性変形する下部クラッシュボックスと、を備えること、
    を特徴とする車両前部構造。
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