JP6646891B2 - 画像形成装置 - Google Patents
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Description
そして、特許文献1には、潤滑剤供給ローラの総走行距離や環境などの所定条件に基づいて、潤滑剤供給ローラの回転数を可変することで、感光体ドラム上に供給される潤滑剤量に過不足が生じないようにする技術が開示されている。
しかし、潤滑剤供給ローラの回転数を可変したときに、そのときのギアの噛合い周波数と他の部材の固有振動数とが一致して共振してしまうなどして、像担持体が大きく振動してしまい、像担持体の表面に形成される画像に画像ムラなどの不具合が生じてしまうことがあった。
図1〜図5にて、この発明の実施の形態1について詳細に説明する。
まず、図1及び図2にて、画像形成装置における全体の構成・動作について説明する。
図1は、実施の形態1における画像形成装置を示す全体構成図である。図2は、図1の画像形成装置1に設置されたイエロー用のプロセスカートリッジ10Y(作像部)の構成を示す断面図である。
なお、4つのプロセスカートリッジ10Y、10M、10C、10BK(作像部)は、作像プロセスに用いられるトナーTの色が異なる以外はほぼ同一構造であるので、図2ではイエロー用のプロセスカートリッジ10Yのみを代表的に図示する。
まず、原稿Dは、原稿搬送部3の搬送ローラによって、原稿台から図中の矢印方向に搬送されて、原稿読込部4のコンタクトガラス5上に載置される。そして、原稿読込部4で、コンタクトガラス5上に載置された原稿Dの画像情報が光学的に読み取られる。
書込み部2において、4つの光源から画像信号に対応したレーザ光Lが各色に対応してそれぞれ射出される。各レーザ光Lは、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの色成分ごとに別の光路を通過することになる(露光工程である。)。
その後、現像工程後の感光体ドラム11の表面は、それぞれ、中間転写ベルト17との対向部に達する。ここで、それぞれの対向部には、中間転写ベルト17の内周面に当接するように1次転写バイアスローラ16が設置されている。そして、転写バイアスローラ16の位置で、中間転写ベルト17上に、感光体ドラム11上に形成された各色のトナー像が、順次重ねて転写される(1次転写工程である。)。
その後、感光体ドラム11の表面は、潤滑剤供給装置15、除電部(不図示である。)の位置を順次通過して、感光体ドラム11における一連の作像プロセスが終了する。
その後、中間転写ベルト17の表面は、中間転写ベルトクリーニング部19の位置に達する。そして、中間転写ベルト17上に付着した未転写トナーが中間転写ベルトクリーニング部19に回収されて、中間転写ベルト17における一連の転写プロセスが終了する。
詳しくは、記録媒体を収納する給紙部7から、給紙ローラ8により給送された記録媒体が、搬送ガイドを通過した後に、レジストローラ9(タイミングローラ)に導かれる。レジストローラ9に達した記録媒体は、タイミングを合わせて、2次転写ニップに向けて搬送される。
そして、定着工程後の記録媒体は、排紙ローラによって、装置本体1外に出力画像として排出されて、一連の画像形成プロセスが完了する。
なお、本実施の形態1では、記録媒体として厚紙が通紙される場合に、良好な定着画像を確保するために、プロセス線速(記録媒体の搬送速度や、感光体ドラム11などの作像部材の線速度である。)を遅くして画像形成プロセスをおこなう「低速モード」を実行可能に構成されている。すなわち、操作パネルの操作を介したユーザーの選択によって、通常のプロセス線速で画像形成プロセスをおこなう「通常モード」から、通常のプロセス線速よりも遅いプロセス線速で画像形成プロセスをおこなう「低速モード」への変更が可能になっている。
図2に示すように、プロセスカートリッジ10Yは、像担持体としての感光体ドラム11と、帯電部としての帯電ローラ12と、現像装置13(現像部)と、クリーニング装置14(クリーニング部)と、潤滑剤供給装置15と、が一体的にユニットとして構成されている。プロセスカートリッジ10Yは、画像形成装置本体1に対して着脱可能(交換可能)に設置されていて、適宜に画像形成装置本体1から取り出されて新品のものに交換されたり修理がされたりすることになる。
図示は省略するが、感光体ドラム11は、基層としての導電性支持体上に、絶縁層である下引き層、感光層としての電荷発生層及び電荷輸送層、表面層(保護層)が順次積層されている。
感光体ドラム11は、不図示のモータ(メインモータ)によって図2の反時計方向に回転駆動される。
ここで、本実施の形態1では、帯電ローラ12が不図示の圧縮スプリングによって感光体ドラム11に対して圧接するように構成されているが、感光体ドラム11に対して帯電ローラ12が微小ギャップをあけて非接触で対向するように構成することもできる。また、本実施の形態1では、帯電ローラ12にDC電圧にAC電圧が重畳されたものを帯電バイアスとして印可しているが、帯電ローラ12にDC電圧のみを帯電バイアスとして印可することもできる。
また、本実施の形態1では、帯電ローラ12の表面をクリーニングするための帯電部クリーニングローラ40が、帯電ローラ12に圧接するように設置されている。
現像装置13内には、キャリアCとトナーTとからなる2成分現像剤Gが収容されている。
クリーニングブレード14aは、ウレタンゴム等のゴム材料からなり、感光体ドラム11表面に所定角度かつ所定圧力で当接している。これにより、感光体ドラム11上に付着する未転写トナー(記録媒体から生じる紙粉、帯電ローラ12による放電時に感光体ドラム11上に生じる放電生成物、トナーに添加されている添加剤、等の付着物も含むものとする。)が機械的に掻き取られてクリーニング装置14内に回収されることになる。なお、本実施の形態1において、クリーニングブレード14aは、感光体ドラム11の走行方向(回転方向)に対してカウンタ方向にて感光体ドラム11に当接している。
潤滑剤供給装置15は、クリーニング装置14(クリーニングブレード14a)に対して感光体ドラム11の回転方向下流側(走行方向下流側)であって、帯電ローラ12に対して感光体ドラム11の回転方向上流側に配設されている。また、薄層化ブレード15fは、潤滑剤供給ローラ15aに対して感光体ドラム11の回転方向下流側に配設されている。
ここで、潤滑剤供給ローラ15aを回転駆動する駆動モータ45は、感光体ドラム11などを回転駆動するモータとは別に独立して設けられていて、潤滑剤供給ローラ15aのみを回転数を可変して回転駆動する回転数可変型のモータである。すなわち、この駆動モータ45は、潤滑剤供給ローラ15aの回転数を可変する可変手段として機能することになる。なお、この駆動モータ45を用いた潤滑剤供給ローラ15aの回転数の可変制御については、後で図4等を用いて詳しく説明する。
なお、潤滑剤供給ローラ15aの製造方法は、これに限定されることなく、例えば、別の製造方法として、芯金を収納した成形型にポリウレタンフォームの原料を注入して、発泡硬化させる方法を用いることもできる。
また、潤滑剤供給ローラ15aは、固形潤滑剤15bと感光体ドラム11とに摺接するように配置されていて、潤滑剤供給ローラ15aが回転することによって固形潤滑剤15bから潤滑剤を掻き取り、その潤滑剤を感光体ドラム11上に塗布する。
また、固形潤滑剤15b(潤滑剤保持部材15e)の後方部には、潤滑剤供給ローラ15aと固形潤滑剤15bとの接触ムラをなくすために圧縮スプリング15cが配置されていて、固形潤滑剤15bを潤滑剤供給ローラ15aに付勢している。
ステアリン酸亜鉛は、代表的なラメラ結晶紛体である。ラメラ結晶は両親媒性分子が自己組織化した層状構造を有していて、せん断力が加わると層間にそって結晶が割れて滑りやすい。したがって、感光体ドラム11表面を低摩擦係化することができる。すなわち、せん断力を受けて均一に感光体ドラム11表面を覆っていくラメラ結晶によって、少量の潤滑剤によって効果的に感光体ドラム11表面を覆うことができる。そして、感光体ドラム11表面を比較的均等に覆い帯電工程における電気的ストレスから良好に保護できることになる。
また、タルク、マイカ、窒化ホウ素のような板状構造を有する無機潤滑剤を使用することで、クリーニング装置14(クリーニングブレード14a)でのトナーや潤滑剤のすり抜けが生じにくくなり、帯電ローラ12を汚れにくくすることができる。
固形潤滑剤15bを潤滑剤供給ローラ15aを介して感光体ドラム11の表面に塗布すると、感光体ドラム11表面には粉体状の潤滑剤が塗布されるが、この状態のままでは潤滑性は充分に発揮されないため、薄層化ブレード15fが潤滑剤を薄層化・均一化する部材として機能することになる。薄層化ブレード15fにより、感光体ドラム11上での潤滑剤の皮膜化がおこなわれて、潤滑剤はその潤滑性を充分に発揮することになる。
なお、本実施の形態1において、薄層化ブレード15fは、感光体ドラム11の走行方向(回転方向)に対してトレーディング方向にて感光体ドラム11に当接している。
現像ローラ13aは、図2中の矢印方向に回転している。現像装置13内の現像剤Gは、間に仕切部材を介在するように配設された第1搬送スクリュ13b及び第2搬送スクリュ13cの矢印方向の回転によって、トナー補給部30からトナー補給口を介して補給されたトナーTとともに撹拌混合されながら長手方向(図2の紙面垂直方向である。)に循環する。
先に図2を用いて説明したように、本実施の形態1における潤滑剤供給装置15(プロセスカートリッジ10Y)には、所定方向(図2の反時計方向である。)に回転して感光体ドラム11の表面に潤滑剤を供給する潤滑剤供給ローラ15aが設けられている。また、環境変動が生じたときや経時においても、潤滑剤供給装置15から感光体ドラム11上に過不足なく潤滑剤を供給するために、潤滑剤供給ローラ15aの回転数を可変する可変手段としての駆動モータ45(回転数可変型の駆動モータである。)が設けられている。
詳しくは、駆動モータ45(可変手段)は、所定条件に基づいて可変しようとする潤滑剤供給ローラ15aの回転数が、予め定められた1つの所定値X(又は、2つ以上の所定値のうちいずれかの所定値)に一致してしまう場合に、その回転数がその所定値Xに一致しないように所定の割合A(又は、所定の値)だけ増速(又は、減速)されるように可変するように制御される。すなわち、駆動モータ45(可変手段)は、所定条件に基づいて可変しようとする潤滑剤供給ローラ15aの回転数R´が、予め定められた1つの所定値X(又は、2つ以上の所定値のうちいずれかの所定値)に一致してしまう場合に、その可変しようとする回転数R´に対して所定の割合A(又は、所定の値)だけ増速(又は、減速)された回転数が、可変される回転数として設定されるように制御される。
さらには、上述した「予め定められた所定値X」を所定の範囲内の連続した値として設定して、所定条件に基づいて可変しようとする潤滑剤供給ローラ15aの回転数R´が、予め定められた所定の範囲内にはいってしまう場合に、その回転数R´がその所定の範囲にはいらないように、潤滑剤供給ローラ15aの回転数を増速又は減速するように、駆動モータ45を制御部60によって制御することもできる。例えば、「予め定められた所定値X」として、120rpm〜150rpmの範囲が設定されているものとすると、所定条件に基づいて可変しようとする潤滑剤供給ローラ15aの回転数R´が、120rpm〜150rpmの範囲にはいってしまうと、その回転数R´が120rpm〜150rpmの範囲にはいらないように、潤滑剤供給ローラ15aの回転数が増速又は減速されることになる(例えば、110rpmに減速される)。
ここで、所定条件に基づいて可変しようとする潤滑剤供給ローラ15aの回転数が所定値Xに一致してしまう場合に、その可変される回転数を所定値Xに一致しないように増速側に変更するときには、潤滑剤供給ローラ15aによって感光体ドラム11の表面に供給される潤滑剤量は狙いのものよりも多くなってしまうことになるが、感光体ドラム11の表面に確実に潤滑剤を供給することが可能になる。
これに対して、所定条件に基づいて可変しようとする潤滑剤供給ローラ15aの回転数が所定値Xに一致してしまう場合に、その可変される回転数を所定値Xに一致しないように減速側に変更するときには、潤滑剤供給ローラ15aによって感光体ドラム11の表面に供給される潤滑剤量は狙いのものよりも少なくなってしまうことになるが、固形潤滑剤15bの消費を抑えることが可能になる。
具体的に、装置本体1に設置されたカウンタ49によってカウントされるプリント枚数から潤滑剤供給ローラ15aの総走行距離が間接的に求められて、その総走行距離が増加するにつれて潤滑剤供給ローラ15aの回転数が漸増するように、制御部60によって駆動モータ45を制御している。これにより、経時において潤滑剤供給装置15から感光体ドラム11に潤滑剤を供給する能力が徐々に低下してしまっても、それを相殺するように潤滑剤供給ローラ15aの回転数を増速してその能力を高めているため、経時においても、潤滑剤供給装置15から感光体ドラム11上に過不足なく潤滑剤を供給することが可能になる。
なお、本実施の形態1では、カウンタ49の情報に基づいて潤滑剤供給ローラ15aの回転数を可変制御したが、駆動モータ45の稼働時間に関する情報などに基づいて潤滑剤供給ローラ15aの回転数を可変制御することもできる。
そして、駆動モータ45(可変手段)は、温湿度センサ50(環境検知手段)によって検知される絶対湿度が高くなるのにともない、潤滑剤供給ローラ15aの回転数が連続的(又は,段階的)に増加するように可変することになる。
具体的に、温湿度センサ50によって検知される絶対湿度が高くなるにつれて潤滑剤供給ローラ15aの回転数が漸増するように、制御部60によって駆動モータ45を制御している。これにより、周囲の絶対湿度の増加にともない潤滑剤供給装置15から感光体ドラム11に潤滑剤を供給する能力が徐々に低下してしまっても、それを相殺するように潤滑剤供給ローラ15aの回転数を増速してその能力を高めているため、温湿度変化(環境変動)が生じても、潤滑剤供給装置15から感光体ドラム11上に過不足なく潤滑剤を供給することが可能になる。
なお、本実施の形態1では、温湿度変化にともない潤滑剤供給ローラ15aの回転数を連続的に可変制御したが、温湿度変化にともない潤滑剤供給ローラ15aの回転数を段階的に可変制御することもできる。具体的に、低温時(例えば、15℃以下)、常温時(15〜25℃)、高温時(25℃以上)の3段階で潤滑剤供給ローラ15aの回転数が増速されるように可変制御することもできる。
まず、画像形成プロセスがおこなわれるときのプロセス線速に基づいて、潤滑剤供給ローラ15aの基準となる回転数R(基本回転数)が決定される(ステップS1)。本実施の形態1における画像形成装置1は、先に説明したように「通常モード」の他に「低速モード」を選択できるように構成されているため、2段階のプロセス線速に対応して、2段階の潤滑剤供給ローラ15aの基本回転数Rが用意されている。すなわち、ステップS1において、通常モード時には通常速度の潤滑剤供給ローラ15aの基本回転数Rが決定され、低速モード時には低速度の潤滑剤供給ローラ15aの基本回転数Rが決定される。
なお、プロセス線速が可変されることなく一定である場合には、このステップS1のフローは省略されることになる。
さらに、カウンタ49の情報(総走行距離に関する情報である。)に基づいて係数βが決定される(ステップS3)。この係数βは、先に説明したように経時においても潤滑剤供給ローラ15aの回転数を可変して潤滑剤供給装置15から感光体ドラム11上に過不足なく潤滑剤を供給するために、潤滑剤供給ローラ15aの基本回転数Rに乗ぜられる補正係数である。
そして、ステップS2、S3にてそれぞれ決定された係数α、βが基本回転数Rに乗ぜられて、潤滑剤供給ローラ15aの狙いの回転数R´(=R×α×β)が決定される(ステップS4)。
その結果、狙いの回転数R´が所定値X(回避回転数)に一致しないものと判別された場合には、先に説明した共振現象が生じないものとして、ステップS4で決定した狙いの回転数R´を最終的な回転数として決定する(ステップS6)。そして、潤滑剤供給ローラ15aを回転数R´にて回転駆動するように駆動モータ45を制御しながら、画像形成プロセスが実行されることになる。
なお、本実施の形態1では、ステップS7にて、狙いの回転数R´に対して所定の割合(係数A)を乗じて、最終的に所定値Xに一致しない回転数R´×Aを設定したが、狙いの回転数R´に対して所定の値Zを加算又は減算して、最終的に所定値Xに一致しない回転数R´±Zを設定することもできる。
その結果、周囲の絶対湿度が所定の絶対湿度Mよりも大きいものと判別された場合には、比較的高温の環境であって潤滑剤の供給量が減少しやすいものであるとともに、そのままでは先に説明した共振現象が生じるものとして、ステップS4で決定した狙いの回転数R´に所定値Bを加算して、その回転数(R´+B)を所定値Xに一致しない最終的な回転数として決定する(ステップS11)。そして、潤滑剤供給ローラ15aを回転数(R´+B)にて回転駆動するように駆動モータ45を制御しながら、画像形成プロセスが実行されることになる。これにより、共振現象による画像ムラなどの不具合の発生を確実に軽減しつつ、感光体ドラム11に供給する潤滑剤量が不足してしまう不具合を防止することができる。
これに対して、周囲の絶対湿度が所定の絶対湿度Mよりも小さいものと判別された場合には、比較的低温の環境であって潤滑剤の供給量が増加しやすいものであるとともに、そのままでは先に説明した共振現象が生じるものとして、ステップS4で決定した狙いの回転数R´に所定値Cを減算して、その回転数(R´−C)を所定値Xに一致しない最終的な回転数として決定する(ステップS11)。そして、潤滑剤供給ローラ15aを回転数(R´−C)にて回転駆動するように駆動モータ45を制御しながら、画像形成プロセスが実行されることになる。これにより、共振現象による画像ムラなどの不具合の発生を確実に軽減しつつ、感光体ドラム11に供給する潤滑剤量が過剰になってしまう不具合を防止することができる。
そして、制御部60によって、トルク検知部46(トルク検知手段)によって検知された駆動トルクが大きい場合に、トルク検知部46によって検知された駆動トルクが小さい場合に比べて、潤滑剤供給ローラ15aの回転数が増速又は減速される度合いが大きくなるように駆動モータ45(可変手段)を制御することもできる。具体的に、トルク検知部46(トルク検知手段)によって検知された駆動トルクが大きい場合に、トルク検知部46によって検知された駆動トルクが小さい場合に比べて、所定の割合A(又は、所定の値)が大きくなるように可変するように、駆動モータ45(可変手段)を制御することもできる。
このような制御をおこなうのは、所定条件に基づいて可変しようとする潤滑剤供給ローラ15aの回転数が所定値X(回避回転数)に一致してしまう場合であって、そのときの潤滑剤供給ローラ15aの駆動トルクが大きくなっているときには、駆動モータ45から潤滑剤供給ローラ15aに駆動力が伝達されるギア列の噛合い周波数の幅も大きくなってしまい、その回転数を所定値X(回避回転数)から大きく可変しないと、先に説明した共振現象が生じてしまう可能性があるためである。
そして、ステップS4で決定した狙いの回転数R´に補正係数Aを乗じて、さらにステップS20で決定された係数γを乗じて、その回転数(R´×A×γ)を所定値Xに一致しない最終的な回転数として決定する(ステップS21)。そして、潤滑剤供給ローラ15aを回転数(R´×A×γ)にて回転駆動するように駆動モータ45を制御しながら、画像形成プロセスが実行されることになる。これにより、潤滑剤供給ローラ15aの駆動トルクの変動に関わらず、共振現象による画像ムラなどの不具合の発生を確実に軽減することができる。
これにより、潤滑剤供給ローラ15aの回転数を可変する制御をおこなう場合であっても、感光体ドラム11(像担持体)が大きく振動してしまい画像ムラなどの不具合が生じにくくなる。
図6にて、この発明の実施の形態2について詳細に説明する。
図6(A)は、実施の形態2における潤滑剤供給装置15の制御において、温湿度センサ50によって検知される絶対湿度と、潤滑剤供給ローラ15aの回転数と、の関係を示す図である。また、図6(B)は、実施の形態2における潤滑剤供給装置15の制御において、潤滑剤供給ローラ15aの総走行時間と回転数との関係を示す図である。
本実施の形態2における画像形成装置1は、共振が生じそうな潤滑剤供給ローラ15aの回転数の範囲が予め定められている点が、共振が生じそうな潤滑剤供給ローラ15aの回転数の値(所定値X)が予め定められている前記実施の形態1のものとは相違する。
また、本実施の形態2においても、前記実施の形態1のものと同様に、潤滑剤供給ローラ15a(潤滑剤供給装置15)を駆動する駆動源としての駆動モータ45が、環境(絶対湿度)や総走行距離などの所定条件に基いて、潤滑剤供給ローラ15aの回転数を可変する可変手段として機能している。
すなわち、駆動モータ45(可変手段)は、所定条件に基づいて可変しようとする潤滑剤供給ローラ15aの回転数R´が、予め定められた1つの所定値X(又は、2つ以上の所定値のうちいずれかの所定値)に一致してしまう場合ではなくて、予め定められた所定の範囲の範囲内になる場合に、その可変しようとする回転数R´が上述した所定の範囲の範囲外の回転数に変更されるように制御される。
そのため、本実施の形態2では、所定の絶対湿度となったときに、潤滑剤供給ローラ15aの回転数が回避すべき回転数の範囲(共振が生じうる回転数の範囲)の範囲外になるように、破線で示すような全範囲が線形的(規則的)なグラフではなくて、実線で示すような一部の範囲が不規則的なグラフ(一部が絶対湿度に対して回転数が比例的に変化しないグラフである。)になるように回転数制御をおこなっている。
そのため、本実施の形態2では、所定の総走行距離となったときに、潤滑剤供給ローラ15aの回転数が回避すべき回転数の範囲(共振が生じうる回転数の範囲)の範囲外になるように、破線で示すような全範囲が規則的な階段状のグラフではなくて、実線で示すような一部の範囲が不規則的な階段状のグラフ(総走行距離と回転数との変化の度合いが異なり、階段の形が異なるグラフである。)になるように回転数制御をおこなっている。
これにより、潤滑剤供給ローラ15aの回転数を可変する制御をおこなう場合であっても、感光体ドラム11(像担持体)が大きく振動してしまい画像ムラなどの不具合が生じにくくなる。
図7〜図9にて、この発明の実施の形態3について詳細に説明する。
図7は、実施の形態3における潤滑剤供給装置15に設置されたギア列を示す概略図であって、切替手段によってギア列の組み合わせが切り替えられる状態を示す図である。図8は、図7のギア列の変形例を示す概略図であって、図9は、さらに別のギア列の変形例を示す概略図である。
本実施の形態3における画像形成装置1は、共振が生じそうになったときに切替手段によって駆動源45から潤滑剤供給ローラ15aに駆動を伝達するギア列の組み合わせを切り替えて当該駆動に係る固有振動数を可変している点が、共振が生じそうになったときに潤滑剤供給ローラ15aの回転数を可変する前記実施の形態1のものとは相違する。
また、本実施の形態3においても、前記実施の形態1のものと同様に、潤滑剤供給ローラ15a(潤滑剤供給装置15)を駆動する駆動源としての駆動モータ45が、プロセス線速、環境(絶対湿度)、総走行距離などに基いて、潤滑剤供給ローラ15aの回転数を可変する可変手段として機能している。
詳しくは、図7に示すように、切替手段には、駆動源としての駆動モータ45のモータ軸に設置された駆動ギア80と、潤滑剤供給ローラ15aの回転軸部に設置された従動ギア84と、の間で中継される中継ギア81〜83の組み合わせを切り替えるように搖動する搖動ギア82が設けられている。
搖動ギア82は、搖動アーム100に回転可能に支持されていて、第1中継ギア81や搖動ギア82の回転とは無関係に、第1中継ギア81の回転軸を中心にして搖動ギア82を搖動できるように構成されている。そして、搖動ギア82が搖動アーム100とともに図7(A)の位置に搖動して、その状態が維持されたときには、従動ギア84に噛合する第3中継ギア83に搖動ギア82が噛合することになる。これに対して、搖動ギア82が搖動アーム100とともに図7(B)の位置に搖動して、その状態が維持されたときには、第3中継ギア83を介することなく従動ギア84に搖動ギア82が噛合することになる。
なお、図示は省略するが、潤滑剤供給装置15には、搖動アーム100が搖動する位置を光学的に検知する位置センサが設置されていて、この位置センサの検知結果に基いて制御部60によって搖動アーム100(切替手段)を搖動するモータが搖動制御されることになる。
そして、ギア列の組み合わせを図7(B)に示す組み合わせに切り替えて、潤滑剤供給装置15による一連の潤滑剤供給動作(作像プロセス)が終了した後に、切替手段によってギア列の組み合わせが図7(B)に示す組み合わせから再び図7(A)に示す基準となる組み合わせに戻される。
詳しくは、潤滑剤供給ローラ15aの駆動トルクの値と、可変される所定値Xと、の関係が定められた制御テーブルが、制御部60に予め記憶されている。そして、トルク検知部46(トルク検知手段)によって検知される駆動トルクを、その制御テーブルに照合して、切替手段による切り替えの判断基準となる所定値Xが最適な値に可変されることになる。
このような制御をおこなうのは、所定条件に基づいて可変しようとする潤滑剤供給ローラ15aの回転数が所定値X(回避回転数)に一致してしまう場合であって、そのときの潤滑剤供給ローラ15aの駆動トルクが大きくなっているときには、駆動モータ45から潤滑剤供給ローラ15aに駆動力が伝達されるギア列の噛合い周波数の幅も大きくなってしまい、回避すべき回転数(所定値X)を適正な値に可変しないと、先に説明した共振現象が生じてしまう可能性があるためである。
これに対して、図8に示すように、駆動モータ45(駆動ギア80)の回転方向は所定方向(図8の例では、時計方向である。)に固定して、切替手段によってギア列の組み合わせを切り替えるときに、駆動モータ45(駆動ギア80)の回転方向を切り替えないように構成することもできる。
詳しくは、基準状態である図8(A)の状態のとき、時計方向に回転する駆動ギア80から第1中継ギア81、搖動ギア82を介して従動ギア84に駆動が伝達されて、潤滑剤供給ローラ15aが従動ギア84とともに反時計方向に回転することになる。これに対して、搖動アーム100の搖動によって基準状態である図8(A)の状態から図8(B)の状態に切り替えられたとき、時計方向に回転する駆動ギア80から第1中継ギア81、搖動ギア82、第3中継ギア85、第4中継ギア86を介して従動ギア84に駆動が伝達されて、潤滑剤供給ローラ15aが従動ギア84とともに反時計方向に回転することになる。
このように構成した場合であっても、上述した本実施の形態3のものと同様の効果を得ることができる。
これに対して、図9を参照して、切替手段によってギア列の組み合わせが基準となる組み合わせから切り替えられるときに、その切り替えられるギア列の組み合わせを複数組のなかから選択できるように構成することもできる。
詳しくは、図9を参照して、切替手段によってギア列の組み合わせを図9(A)に示すように基準となる組み合わせから、図9(B)に示す組み合わせと、図9(C)に示す組み合わせと、のうちのいずれかに切り替えられるように構成することもできる。
なお、第3中継ギア87と第4中継ギア88とは、図9(B)のギア列の組み合わせと、図9(C)のギア列の組み合わせと、でギア列の噛合い周波数が異なるように、それぞれのギア数(歯数)が異なるように構成されている。
これにより、潤滑剤供給ローラ15aの回転数を可変する制御をおこなう場合であっても、感光体ドラム11(像担持体)が大きく振動してしまい画像ムラなどの不具合が生じにくくなる。
図10〜図12にて、この発明の実施の形態4について詳細に説明する。
図10は、実施の形態4における潤滑剤供給装置15に設置されたギア列を示す概略図であって、切替手段によってギア列の組み合わせが切り替えられる状態を示す図である。図11は、図10のギア列の変形例を示す概略図であって、図12は、さらに別のギア列の変形例を示す概略図である。
本実施の形態4における画像形成装置1は、切替手段によって駆動源45から潤滑剤供給ローラ15aに駆動を伝達するギア列の組み合わせを切り替えて、ギア列の噛合い周波数に加えて、潤滑剤供給ローラ15aの回転数をも可変している点が、ギア列の噛合い周波数のみを可変する前記実施の形態3のものとは相違する。
また、本実施の形態4においても、前記実施の形態1のものと同様に、潤滑剤供給ローラ15a(潤滑剤供給装置15)を駆動する駆動源としての駆動モータ45が、プロセス線速、環境(絶対湿度)、総走行距離などに基いて、潤滑剤供給ローラ15aの回転数を可変する可変手段として機能している。
また、本実施の形態4における潤滑剤供給装置15にも、前記実施の形態3のものと同様に、駆動源としての駆動モータ45から潤滑剤供給ローラ15aに駆動を伝達するギア列の組み合わせを切り替えて当該駆動に係る固有振動数を可変する切替手段が設けられている。
詳しくは、潤滑剤供給ローラ15aに設置された従動ギア84が、ギア数の異なる2つのギア(第1従動ギア84aと第2従動ギア84bとである。)からなる2段ギアとして構成されている。
また、駆動ギア80には2段ギア構造の第1中継ギア81の下段ギア81aが噛合して、第1中継ギア81の上段ギア81bには搖動ギア82(第2中継ギア)が噛合している。搖動ギア82は、搖動アーム100に回転可能に支持されていて、第1中継ギア81や搖動ギア82の回転とは無関係に、第1中継ギア81の回転軸を中心にして搖動ギア82を搖動できるように構成されている。
そして、搖動ギア82が搖動アーム100とともに図10(A)の位置に搖動して、その状態が維持されたときには、2段ギア構造の従動ギア84の第1従動ギア84aに噛合する第3中継ギア83に搖動ギア82が噛合することになる。これに対して、搖動ギア82が搖動アーム100とともに図10(B)の位置に搖動して、その状態が維持されたときには、第3中継ギア83を介することなく2段ギア構造の従動ギア84の第2従動ギア84bに搖動ギア82が噛合することになる。
そして、ギア列の組み合わせを図10(B)に示す組み合わせに切り替えて、潤滑剤供給装置15による一連の潤滑剤供給動作(作像プロセス)が終了した後に、切替手段によってギア列の組み合わせが図10(B)に示す組み合わせから再び図10(A)に示す基準となる組み合わせに戻される。
これに対して、所定条件に基づいて可変しようとする潤滑剤供給ローラ15aの回転数が所定値Xに一致してしまう場合に、切替手段によるギア列の組み合わせの切り替えとともに潤滑剤供給ローラ15aの回転数を所定値Xに一致しないように減速側に変更するとき(例えば、図10(A)と図10(B)との関係において、図10(A)の状態ではなく図10(B)の状態を基準状態とする場合である。)には、潤滑剤供給ローラ15aによって感光体ドラム11の表面に供給される潤滑剤量は狙いのものよりも少なくなってしまうことになるが、固形潤滑剤15bの消費を抑えることが可能になる。
詳しくは、潤滑剤供給ローラ15aの駆動トルクの値と、可変される所定値Xと、の関係が定められた制御テーブルが、制御部60に予め記憶されている。そして、トルク検知部46(トルク検知手段)によって検知される駆動トルクを、その制御テーブルに照合して、切替手段による切り替えの判断基準となる所定値Xが最適な値に可変されることになる。
このような制御をおこなうのは、所定条件に基づいて可変しようとする潤滑剤供給ローラ15aの回転数が所定値X(回避回転数)に一致してしまう場合であって、そのときの潤滑剤供給ローラ15aの駆動トルクが大きくなっているときには、駆動モータ45から潤滑剤供給ローラ15aに駆動力が伝達されるギア列の噛合い周波数の幅も大きくなってしまい、回避すべき回転数(所定値X)を適正な値に可変しないと、先に説明した共振現象が生じてしまう可能性があるためである。
これに対して、図11に示すように、駆動モータ45(駆動ギア80)の回転方向は所定方向(図11の例では、時計方向である。)に固定して、切替手段によってギア列の組み合わせを切り替えるときに、駆動モータ45(駆動ギア80)の回転方向を切り替えないように構成することもできる。
詳しくは、基準状態である図11(A)の状態のとき、時計方向に回転する駆動ギア80から第1中継ギア81、搖動ギア82を介して第2従動ギア84bに駆動が伝達されて、潤滑剤供給ローラ15aが従動ギア84とともに反時計方向に回転することになる。これに対して、搖動アーム100の搖動によって基準状態である図11(A)の状態から図11(B)の状態に切り替えられたとき、時計方向に回転する駆動ギア80から第1中継ギア81、搖動ギア82、第3中継ギア85、第4中継ギア86を介して第1従動ギア84aに駆動が伝達されて、潤滑剤供給ローラ15aが従動ギア84とともに反時計方向に回転することになる。
このように構成した場合であっても、上述した本実施の形態4のものと同様の効果を得ることができる。
これに対して、図11を参照して、切替手段によってギア列の組み合わせが図11(A)に示すように基準となる組み合わせから図11(B)に示す組み合わせに切り替えられたときに、潤滑剤供給ローラ15aの回転数が減速されるように構成することもできる。
詳しくは、基準状態である図12(A)の状態のとき、反時計方向に回転する駆動ギア80から第1中継ギア81、搖動ギア82を介して3段ギア構造の従動ギア84の第2従動ギア84bに駆動が伝達されて、潤滑剤供給ローラ15aが従動ギア84とともに反時計方向に回転することになる。これに対して、減速時には、搖動アーム100の搖動によって基準状態である図12(A)の状態から図12(B)の状態に切り替えられて、時計方向に回転する駆動ギア80から第1中継ギア81、搖動ギア82、第3中継ギア87を介して3段構造の従動ギア84の第1従動ギア84aに駆動が伝達されて、潤滑剤供給ローラ15aが従動ギア84とともに反時計方向に回転することになる。また、増速時には、搖動アーム100の搖動によって基準状態である図12(A)の状態から図12(C)の状態に切り替えられて、時計方向に回転する駆動ギア80から第1中継ギア81、搖動ギア82、第4中継ギア88を介して3段ギア構造の従動ギア84の第3従動ギア84cに駆動が伝達されて、潤滑剤供給ローラ15aが従動ギア84とともに反時計方向に回転することになる。
なお、第3中継ギア87と、第4中継ギア88と、従動ギア84(第1従動ギア84a、第2従動ギア84b、第3従動ギア84c)と、は上述したような増減速と噛合い周波数の変化とが可能になるように、それぞれのギア数が設定されている。
このような制御をおこなうのは、周囲の環境(絶対湿度)が所定の絶対湿度Mよりも大きいものと判別された場合には、比較的高温高湿の環境であって潤滑剤の供給量が減少しやすく、周囲の環境(絶対湿度)が所定の絶対湿度Mよりも小さいものと判別された場合には、比較的低温低湿の環境であって潤滑剤の供給量が増加しやすいためである。このような制御をおこなうことで、共振現象による画像ムラなどの不具合の発生を確実に軽減しつつ、感光体ドラム11に供給する潤滑剤量が不足してしまったり過剰になってしまったりする不具合を防止することができる。
これにより、潤滑剤供給ローラ15aの回転数を可変する制御をおこなう場合であっても、感光体ドラム11(像担持体)が大きく振動してしまい画像ムラなどの不具合が生じにくくなる。
これに対して、これらの構成部材を、プロセスカートリッジの構成部材とせずに、それぞれ単体で装置本体1に交換可能に設置されるように構成することもできる。このような場合にも、前記各実施の形態のものと同様の効果を得ることができる。
なお、本願において、「プロセスカートリッジ」とは、像担持体を帯電する帯電部と、像担持体上に形成された潜像を現像する現像部(現像装置)と、像担持体上をクリーニングするクリーニング部(クリーニング装置)と、のうち少なくとも1つと、像担持体とが、一体化されて、画像形成装置本体に対して着脱可能に設置されるユニットと定義する。
また、前記各実施の形態では、像担持体としての感光体ドラム11に潤滑剤を供給する潤滑剤供給装置15が設置された画像形成装置1に対して本発明を適用したが、像担持体としての感光体ベルトに潤滑剤を供給する潤滑剤供給装置が設置された画像形成装置に対しても当然に本発明を適用することができる。さらには、前記各実施の形態における像担持体としての中間転写ベルト17の表面に、潤滑剤を供給する潤滑剤供給装置に対して、本発明を適用することもできる。
そして、そのような場合であっても、前記各実施の形態のものとほぼ同様の効果を得ることができる。
10Y、10M、10C、10BK プロセスカートリッジ、
11 感光体ドラム(像担持体)、
15 潤滑剤供給装置、
15a 潤滑剤供給ローラ、
15b 固形潤滑剤、
15c 圧縮スプリング(付勢部材)、
45 駆動モータ(可変手段、駆動源)、
46 トルク検知部(トルク検知手段)、
49 カウンタ、 50 温湿度センサ(環境検知手段)、 60 制御部。
Claims (11)
- トナー像が担持される像担持体と、
前記像担持体の表面に潤滑剤を供給する潤滑剤供給ローラと、
前記潤滑剤供給ローラの回転数を可変する可変手段と、
周囲の絶対湿度を検知する環境検知手段と、
所定条件に基づいて前記可変手段によって可変しようとする前記潤滑剤供給ローラの回転数が予め定められた所定値に一致する場合に、前記環境検知手段によって検知された絶対湿度が所定の絶対湿度以上であるときにはその回転数がその所定値に一致しないように所定の値又は割合だけ増速されるように前記可変手段を制御して、前記環境検知手段によって検知された絶対湿度が所定の絶対湿度以下であるときにはその回転数がその所定値に一致しないように所定の値又は割合だけ減速されるように前記可変手段を制御する制御部と、
を備えたことを特徴とする画像形成装置。 - 前記潤滑剤供給ローラの回転時における駆動トルクを検知するトルク検知手段を備え、
前記制御部は、前記トルク検知手段によって検知された駆動トルクが大きい場合に、前記トルク検知手段によって検知された駆動トルクが小さい場合に比べて、前記潤滑剤供給ローラの回転数が増速又は減速される度合いが大きくなるように前記可変手段を制御することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。 - トナー像が担持される像担持体と、
前記像担持体の表面に潤滑剤を供給する潤滑剤供給ローラと、
前記潤滑剤供給ローラの回転数を可変する可変手段と、
所定条件に基づいて前記可変手段によって可変しようとする前記潤滑剤供給ローラの回転数が予め定められた所定値に一致する場合に、その回転数がその所定値に一致しないように、前記潤滑剤供給ローラの回転数を増速又は減速するように前記可変手段を制御する制御部と、
前記潤滑剤供給ローラの回転時における駆動トルクを検知するトルク検知手段と、
を備え、
前記制御部は、前記トルク検知手段によって検知された駆動トルクが大きい場合に、前記トルク検知手段によって検知された駆動トルクが小さい場合に比べて、前記潤滑剤供給ローラの回転数が増速又は減速される度合いが大きくなるように前記可変手段を制御することを特徴とする画像形成装置。 - トナー像が担持される像担持体と、
前記像担持体の表面に潤滑剤を供給する潤滑剤供給ローラと、
前記潤滑剤供給ローラの回転数を可変する可変手段と、
駆動源から前記潤滑剤供給ローラに駆動を伝達するギア列の組み合わせを切り替えて当該駆動に係る固有振動数を可変する切替手段と、
前記ギア列の組み合わせが基準となる組み合わせに設定されていて、所定条件に基づいて前記可変手段によって可変しようとする前記潤滑剤供給ローラの回転数が、予め定められた所定値に一致する場合に、前記ギア列の組み合わせを前記基準となる組み合わせから切り替えるように前記切替手段を制御する制御部と、
前記潤滑剤供給ローラの回転時における駆動トルクを検知するトルク検知手段と、
を備え、
前記制御部は、前記トルク検知手段によって検知される駆動トルクに応じて前記所定値を可変することを特徴とする画像形成装置。 - 前記切替手段は、前記ギア列の組み合わせが前記基準となる組み合わせから切り替えられたときに、前記潤滑剤供給ローラの回転数が増速又は減速されるように構成されたことを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
- 周囲の絶対湿度を検知する環境検知手段を備え、
前記制御部は、前記切替手段によって前記ギア列の組み合わせを前記基準となる組み合わせから切り替えるときに、前記環境検知手段によって検知された絶対湿度が所定の絶対湿度以上であるときには前記潤滑剤供給ローラの回転数が増速されるように前記切替手段を制御して、前記環境検知手段によって検知された絶対湿度が所定の絶対湿度以下であるときには前記潤滑剤供給ローラの回転数が減速されるように前記切替手段を制御することを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。 - トナー像が担持される像担持体と、
前記像担持体の表面に潤滑剤を供給する潤滑剤供給ローラと、
前記潤滑剤供給ローラの回転数を可変する可変手段と、
駆動源から前記潤滑剤供給ローラに駆動を伝達するギア列の組み合わせを切り替えて当該駆動に係る固有振動数を可変する切替手段と、
前記ギア列の組み合わせが基準となる組み合わせに設定されていて、所定条件に基づいて前記可変手段によって可変しようとする前記潤滑剤供給ローラの回転数が、予め定められた所定値に一致する場合に、前記ギア列の組み合わせを前記基準となる組み合わせから切り替えるように前記切替手段を制御する制御部と、
周囲の絶対湿度を検知する環境検知手段と、
を備え、
前記制御部は、前記切替手段によって前記ギア列の組み合わせを前記基準となる組み合わせから切り替えるときに、前記環境検知手段によって検知された絶対湿度が所定の絶対湿度以上であるときには前記潤滑剤供給ローラの回転数が増速されるように前記切替手段を制御して、前記環境検知手段によって検知された絶対湿度が所定の絶対湿度以下であるときには前記潤滑剤供給ローラの回転数が減速されるように前記切替手段を制御することを特徴とする画像形成装置。 - 前記切替手段は、前記駆動源としての駆動モータのモータ軸に設置された駆動ギアと、前記潤滑剤供給ローラの回転軸部に設置された従動ギアと、の間で中継される中継ギアの組み合わせを切り替えるように搖動する搖動ギアを具備し、
前記駆動モータは、前記切替手段によって前記ギア列の組み合わせが前記基準となる組み合わせから切り替えられたときに、前記潤滑剤供給ローラの回転方向が変化しないように、正逆方向に回転可能に構成されたことを特徴とする請求項4〜請求項7のいずれかに記載の画像形成装置。 - 前記予め定められた所定値は、2つ以上設定されているか、又は、所定の範囲内の連続した値として設定されていることを特徴とする請求項1〜請求項8のいずれかに記載の画像形成装置。
- 前記制御部は、前記像担持体又は前記潤滑剤供給ローラの総走行距離又は総駆動時間が大きくなるのにともない、前記潤滑剤供給ローラの回転数が連続的又は段階的に増加するように前記可変手段を制御することを特徴とする請求項1〜請求項9のいずれかに記載の画像形成装置。
- 周囲の絶対湿度を検知する環境検知手段を備え、
前記制御部は、前記環境検知手段によって検知される絶対湿度が高くなるのにともない、前記潤滑剤供給ローラの回転数が連続的又は段階的に増加するように前記可変手段を制御することを特徴とする請求項1〜請求項10のいずれかに記載の画像形成装置。
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