JP6514873B2 - 遊技機 - Google Patents
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Description
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記制御手段に、前記表示部で実行される前記可動演出部に関連した表示演出であって、前記可動演出部が前記第1姿勢にある場合に実行される第1の表示演出と、前記可動演出部が前記第2姿勢にある場合に実行される第2の表示演出とが設定されていることを特徴とする。
なお、スライドにより可動演出部の位置を変更可能な可動遊技手段と、種々の表示演出を実行する表示部と、遊技に係る動作を制御する制御手段とが備えられた遊技機において、前記制御手段は、所定の条件が満たされると、前記可動演出部の位置を通常の第1位置から当該第1位置とは異なる第2位置へ変更する一方、前記可動演出部が前記第1位置にあっても前記第2位置にあっても、前記可動演出部の少なくとも一部が前記表示部の前方に位置するという第1の構成を採用することも可能である。
そして、そのような第1の構成を採用することにより、従来よりも長時間にわたり表示部の前方に可動演出部が露出することになり、演出効果の高い遊技機とすることができるという効果を奏することができる。
また、上記第1の構成を採用したものにおいて、前記制御手段に、前記表示部で実行される前記可動演出部に関連した表示演出であって、前記可動演出部が前記第1位置にある場合に実行される第1の表示演出と、前記可動演出部が前記第2位置にある場合に実行される第2の表示演出とが設定されているという第2の構成を採用することも可能である。
そして、そのような第2の構成を採用することにより、一層演出効果の高い遊技機とすることができるという効果を奏することができる。
また、請求項2に記載の発明によれば、通常状態において可動演出部に関連した表示演出が表示部で実行されるとともに、可動演出部の姿勢が第2姿勢へ変更されても、可動演出部に関連した表示演出が表示部で実行される。したがって、一層演出効果の高い遊技機とすることができる。
図1は、パチンコ機1を前面側から示した説明図である。図2は、玉浮き部31が第1位置にある遊技盤2を前面側から示した説明図である。図3は、玉浮き部31が第2位置にある遊技盤2を前面側から示した説明図である。図4は、棒浮き部32が第1位置にある遊技盤2を前面側から示した説明図であり、図5は、棒浮き部32が第2位置にある遊技盤2を前面側から示した説明図である。図6は、パチンコ機1を後面側から示した説明図である。
パチンコ機1は、遊技盤2の前面に形成された遊技領域16内へ遊技球を打ち込み、遊技領域16内を流下させて遊技するものであって、遊技盤2は、支持体として機能する機枠3の前面上部に、金属製のフレーム部材であるミドル枠5を介して設置されている。また、遊技盤2の前方には、ガラス板を支持してなる前扉4が、左端縁を軸として片開き可能に機枠3に蝶着されており、該前扉4によって閉塞される遊技盤2の前方空間が遊技領域16とされている。
さらに、前扉4の上部には、効果音や各種メッセージ等を報音する一対のスピーカ14、14が設けられている。加えて、前扉4の左右両側部には、パチンコ機1の遊技状態等に応じて点灯・点滅する複数のLEDを内蔵したランプ部材15、15・・が設けられている。
さらに、図柄の変動表示中において、特定のリーチ演出が実行される等といったように所定の条件が満たされると、サブ制御装置による制御のもと電動役物30を作動させ、後述の如き動作で棒浮き部32を演出用表示部6の前方へ位置させたり、玉浮き部31や棒浮き部32を上下方向へ移動させたりし、遊技者に「大当たり状態」生起の期待感を抱かせる。
ここで、本発明の要部となる電動役物30について、図7〜図25にもとづき詳細に説明する。
図7は、分解状態にある電動役物30を前側から示した斜視説明図である。図8は、分解状態にある電動役物30を後側から示した斜視説明図である。図9は、浮き部が第1姿勢にある状態を示した説明図である。図10は、浮き部が第2姿勢にある状態を示した説明図である。図11は、通常状態にある電動役物30を前側から示した説明図である。図12は、通常状態にある電動役物30の本体ケースを省略した状態を前側から示した説明図である。図13は、通常状態にある電動役物30の本体ケースを省略した状態を後側から示した説明図である。図14は、浮き部が第1姿勢にある浮きユニットが下限位置に、波ユニットが上限位置にある電動役物30を前側から示した説明図である。図15は、図14と同状態にある電動役物30の本体ケースを省略した状態を前側から示した説明図である。図16は、図14と同状態にある電動役物30の本体ケースを省略した状態を後側から示した説明図である。図17は、浮き部が第2姿勢にある浮きユニットが上限位置に、波ユニットが下限位置にある電動役物30を前側から示した説明図である。図18は、図17と同状態にある電動役物30の本体ケースを省略した状態を前側から示した説明図である。図19は、図17と同状態にある電動役物30の本体ケースを省略した状態を後側から示した説明図である。図20は、浮き部が第2姿勢にある浮きユニットが下限位置に、波ユニットが上限位置にある電動役物30を前側から示した説明図である。図21は、図20と同状態にある電動役物30の本体ケースを省略した状態を前側から示した説明図である。図22は、図20と同状態にある電動役物30の本体ケースを省略した状態を後側から示した説明図である。図23は、下限位置にある波ユニットを示した説明図である。図24は、上限位置にある波ユニットを示した説明図である。図25は、スライド用モータ55の駆動に応じた波ラックギア57、ピニオンギア58、及び浮きラックギア部46の動作を示した説明図である。図26(a)は、浮き部が第1姿勢にある浮きユニット及び波ユニットが小刻みに上下動する様子を、図26(b)は、浮き部が第1姿勢にある浮きユニットが下限位置に、波ユニットが上限位置に夫々移動する様子を夫々示した説明図である。図27(a)は、浮き部が第2姿勢にある浮きユニット及び波ユニットが小刻みに上下動する様子を、図27(b)は、浮き部が第2姿勢にある浮きユニットが下限位置に、波ユニットが上限位置に夫々移動する様子を夫々示した説明図である。
以上のような構成を有する電動役物30を備えたパチンコ機1によれば、電動役物30の浮きユニットに、装飾部が夫々異なる放射方向へ突出するように一体化された玉浮き部31及び棒浮き部32を有する浮き部と、浮き部を回転させる浮きモータ43等を設けており、前後方向を軸として浮き部を回転させることにより、浮き部の姿勢が、玉浮き部31の装飾部が演出用表示部6の前方に露出するとともに棒浮き部32の装飾部が波ユニットやセンター部材26の後側に位置する第1姿勢と、棒浮き部32の装飾部が演出用表示部6の前方に露出するとともに玉浮き部31の装飾部が波ユニットの後側に位置する第2姿勢とに変更されるようにしている。したがって、1つの電動役物30で、玉浮き部31の装飾部と棒浮き部32の装飾部との2つの装飾部を夫々別個に露出させる演出を実現することができ、従来よりも部品点数が少なくコスト低減を図ることができる。また、電動役物30のために必要なスペースの省スペース化することができ、他の部材の設計自由度を向上することができる等の効果もある。
なお、本発明の遊技機に係る構成は、上記実施形態に何ら限定されるものではなく、遊技機全体の構成は勿論、可動遊技手段や表示部、可動演出部等に係る構成についても、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で必要に応じて適宜変更可能である。
また、可動演出部をどのように作動させるかについても適宜変更可能であり、回転動作しかしないように構成することも可能であるし、スライドしかしないように構成してもよい。そして、スライドさせるにあたり、上記実施形態では表示手段の下部において表示画面の前方に露出させているが、表示手段の側部や上部において表示画面の前方に露出させる等してもよい。加えて、可動演出部の可動態様に関しても適宜変更可能であり、上下方向を軸として回転するように構成してもよいし、左右方向へスライドさせるように構成しても何ら問題はない。
さらにまた、上記実施形態では、浮きユニットと波ユニットとが交互に上下動するように構成しているが、共に上方へスライドしたり、下方へスライドしたりするように構成することも可能である。
またさらに、可動遊技手段が作動する契機となる所定の条件についても、上記実施形態以外の条件(たとえば何らかの契機で抽選を実行し、その抽選に当選する等)が満たされたことをもって、可動遊技手段が作動するように構成してもよい。そして、どのような条件が満たされたことをもって、可動遊技手段がどのように作動するか、更には可動遊技手段の作動に応じてどのような表示演出を実行するかについても、実施形態の記載の態様に限定されることはない。すなわち、可動遊技手段が作動しても表示演出を実行しないような場合があっても何ら問題はない。
なお、特許請求の範囲、明細書および図面に記載される全ての要素(例えば、可動演出部、可動遊技手段、表示部等)は、個数を意識的に限定する明確な記載がない限り、物理的に単一であっても複数であっても構わないし、適宜配置の変更が行われても構わない。また、特許請求の範囲や明細書等で使用している要素名(要素につけた名称)は、単に本件の記載のために便宜上付与したにすぎないものであり、それによって特別な意味が生じることを特に意識したものではない。すなわち、要素名のみによって要素が何であるかが限定解釈されるものではない。さらには、全ての要素のうちの複数の要素を適宜一体的に構成するか、もしくはひとつの要素を複数の要素に分けて構成するかは、敢えて特許請求の範囲等において特定していない限り、何れも当業者であれば容易に考えられる事項である。したがって、その程度の範囲内での構成上の差異を有する遊技機を、本実施例に記載がなされていないことを理由に採用することのみでは、本発明に係る権利を回避したことにはならない。その他、各要素の構成や形状等における、本実施例から当業者であれば容易に考えられる自明な範囲の差異についても同様である。
Claims (2)
- 回転動作により姿勢が変更される可動演出部、及び前記可動演出部を回転させるための1つの駆動手段を少なくとも有する可動遊技手段と、種々の表示演出を実行する表示部と、遊技に係る動作を制御する制御手段とが備えられた遊技機であって、
前記可動演出部は、正面視が所定の第1形状とされた第1の装飾部と、正面視が前記第1形状とは異なる第2形状とされた第2の装飾部とを一体的に有しており、
前記制御手段は、所定の条件が満たされると、前記可動演出部の姿勢を通常の第1姿勢から当該第1姿勢とは異なる第2姿勢へ変更し、
前記可動演出部が前記第1姿勢にあると、前記第1の装飾部は前記表示部の前方に位置し、前記第2の装飾部は前記表示部の前方に位置しない一方、
前記可動演出部が前記第2姿勢にあると、前記第1の装飾部は前記表示部の前方に位置せず、前記第2の装飾部は前記表示部の前方に位置することを特徴とする遊技機。 - 前記制御手段に、前記表示部で実行される前記可動演出部に関連した表示演出であって、前記可動演出部が前記第1姿勢にある場合に実行される第1の表示演出と、前記可動演出部が前記第2姿勢にある場合に実行される第2の表示演出とが設定されていることを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
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