JP6503870B2 - シート給送装置及びインクジェット記録装置 - Google Patents
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Description
図1に示されるように、複合機10は、概ね直方体に形成されている。複合機10は、インクジェット記録方式で記録用紙S(図3参照)などのシートに画像を記録するプリンタ部11(インクジェット記録装置の一例)と、シートの画像を読み取るスキャナ部12とを備えている。複合機10は、ファクシミリ機能及びプリント機能などの各種の機能を有している。
図3に示される給送トレイ20は、前方向6及び後方向7並びに右方向8及び左方向9の長さが上方向4及び下方向5の長さよりも長く、上面が開放された箱型の形状である。給送トレイ20の上方には、排出トレイ21が設けられている。給送トレイ20は、例えば日本工業規格によるA4サイズや写真記録に用いられるL版などの大小様々なサイズの記録用紙Sを支持面23で支持することにより、複数枚の記録用紙Sを積層した状態で収容可能である。
図3に示されるように、給送部15は、給送ローラ25、給送アーム26、及び駆動伝達機構27を備えている。給送部15は、給送トレイ20の支持面23の上方に設けられている。給送ローラ25は、給送アーム26の先端部に回転可能に軸支されている。給送アーム26は、当該先端部から前方向6且つ上方向4に延出されている。給送アーム26は、基端部に設けられた回動軸28を中心として、矢印98、99の方向に回動可能である。これにより、給送ローラ25は、給送トレイ20の支持面23に対して接離可能である。したがって、記録用紙Sが収容された給送トレイ20が筐体14に装着されたとき、給送ローラ25は、給送トレイ20に収容された記録用紙Sに当接可能である。
図3に示されるように、筐体14の内部空間に形成された搬送路65は、給送トレイ20の後端部から上方向4へUターンするように湾曲して延びた後、前方向6へほぼ真っ直ぐに延びて排出トレイ21に至っている。搬送路65は、Uターンする湾曲路65Aと、真っ直ぐな直線路65Bとに大別される。
図3に示されるように、搬送路65におけるガイド部材31よりも搬送方向17の下流には、第1搬送ローラ対59が設けられている。第1搬送ローラ対59は、第1搬送ローラ60とピンチローラ61とを有する。搬送路65における第1搬送ローラ対59よりも搬送方向17の下流には、第2搬送ローラ対180が設けられている。第2搬送ローラ対180は、第2搬送ローラ62と拍車ローラ63とを有する。第1搬送ローラ60及び第2搬送ローラ62は、モータ(不図示)の回転が伝達されて回転する。第1搬送ローラ対59及び第2搬送ローラ対180は、それぞれを構成する各ローラの間に記録用紙Sを挟持した状態において、第1搬送ローラ60及び第2搬送ローラ62が回転することによって、記録用紙Sを搬送路65に沿って搬送方向17に搬送する。
図3に示されるように、搬送路65における第1搬送ローラ対59と第2搬送ローラ対180との間に記録部24が設けられている。記録部24は、キャリッジ40と記録ヘッド39とを備えている。キャリッジ40は、記録ヘッド39を挟んで前方向6及び後方向7に間隔を空けて配置された2つのガイドレール(不図示)によって、図3の紙面に直交する右方向8及び左方向9に往復動可能に支持されている。2つのガイドレールの一方には、公知のベルト機構が設けられている。キャリッジ40は、ベルト機構の無端ベルトと連結されており、無端ベルトの回動によって2つのガイドレールに沿って右方向8及び左方向9に往復動する。
図1及び図2に示されるように、プリンタ部11の筐体14の後面88には、支持部材151が取り付けられている。つまり、支持部材151は、筐体14に固定されている。支持部材151は、一対の側部154と、接続部163と、後述するバイパストレイ71と協同して記録用紙Sを支持する支持板153(図3参照)と、後述する給送部72の給送アーム76を回動可能に支持するアーム支持部160(図2及び図3参照)と、支持板153に支持された記録用紙Sをバイパス経路182へ案内するガイド部97(図3参照)とを備えている。支持部材151は、一対の側部154、接続部163、支持板153、アーム支持部160、及びガイド部97が組み合わせられることによって構成されている。なお、支持部材151を構成する各部の一部または全部は、一体に成形されていてもよい。
筐体14の後面88に開口184が設けられている(図3参照)。上述した支持部材151は、後面88に、開口184を取り囲むようにして取り付けられている。図3に示されるように、筐体14の内部には、開口184から第1搬送ローラ対59へと延びるバイパス経路182が形成されている。
図1及び図2に示されるバイパストレイ71は、支持部材151によって支持されている。図1及び図2に示されるように、バイパストレイ71は、第1トレイ171及び第2トレイ172を備えている。第1トレイ171及び第2トレイ172は、第2支持部の一例である。第1トレイ171は、支持部材151によって回動可能に支持されている。第2トレイ172は、第1トレイ171によって回動可能に支持されている。図3に示されるように、第1トレイ171及び第2トレイ172は、支持部材151の支持板153と協同して、複数枚の記録用紙Sを積層した状態で支持可能である。つまり、第1トレイ171、第2トレイ172、及び支持板153は、トレイの一例である。
バイパストレイ71は、筐体14及び支持部材151に対して回動する。第1トレイ171は、回動することによって、図1に示される第1位置、及び図2に示される第2位置に移動する。第2トレイ172は、回動することによって、図1に示される第3位置、及び図2に示される第4位置に移動する。
図3に示されるように、給送部72は、支持部材151のアーム支持部160に支持されている。本実施形態において、給送部72は、支持部材151の支持板153における記録用紙Sの支持面51(シート支持面の一例)、及びバイパストレイ71の第1トレイ171における記録用紙Sの支持面52と対向して配置されている。詳細には、給送部72の一部(後述する給送ローラ75及び給送アーム76の回動先端部)は、支持面51と対向しており、給送部72の一部以外(給送アーム76の回動先端部以外の部分)は、支持面52と対向している。なお、給送部72は、バイパストレイ71の第2トレイ172における記録用紙Sの支持面53と対向していてもよい。
図4に示されるように、支持部材151の支持板153の支持面51には、2つの凹部54、55が形成されている。なお、図4(A)において、凹部54、55及び摩擦部50は給送アーム76によって隠れて見えないため、凹部54、55及び摩擦部50の位置は破線で示されている。
本実施形態によれば、支持板153に積層された記録用紙Sのうちの最上の記録用紙Sは、右方向8及び左方向9に間隔を空けて設けられた2つの給送ローラ75A、75Bと当接する。これにより、当該記録用紙Sは、図5(A)に示されるように、2つの給送ローラ75A、75Bの間において支持面51から離間するように湾曲する。また、本実施形態によれば、2つの摩擦パッド56、57が傾斜している。そのため、各摩擦パッド56、57の右方向8及び左方向9における両端部(右上端56C、左上端56D、右上端57C、及び左上端57D)が、湾曲している記録用紙Sと当接する。つまり、摩擦パッド56、57と記録用紙Sとの当接箇所は、合計4箇所である。一方、各摩擦パッド56、57が支持板153の支持面51と平行である場合、図5(B)に示されるように、各摩擦パッド56、57の右方向8及び左方向9における給送ローラ75A、75Bに近い端部(右上端56C及び左上端57D)のみが、湾曲している記録用紙Sと当接する。つまり、摩擦パッド56、57と記録用紙Sとの当接箇所は、合計2箇所である。以上のように、摩擦パッド56、57と記録用紙Sとの当接箇所が増えることにより、摩擦パッド56、57と記録用紙Sとの間の摩擦力を大きくすることができる。その結果、支持板153に支持された記録用紙Sの数が少なくなった場合における重送の可能性を低くすることができる。
上記実施形態では、直方体の摩擦パッド56、57が傾斜した底面54A、55Aに支持されることにより、摩擦パッド56、57の表面56B、57Bは、中央位置Cから給送ローラ75A、75Bに向かって直交方向3に傾斜していた。しかし、摩擦パッド56、57の表面56B、57Bを傾斜させる構成は、上記実施形態のような構成に限らない。
11・・・プリンタ部
50・・・摩擦部
51・・・支持面
56・・・摩擦パッド
57・・・摩擦パッド
72・・・給送部
75A・・・給送ローラ
75B・・・給送ローラ
87・・・給送方向
153・・・支持板
171・・・第1トレイ
172・・・第2トレイ
Claims (6)
- シートを積層した状態で支持可能なトレイと、
上記トレイに支持されたシートを第1方向に給送する給送部と、
上記トレイのシート支持面に当該シート支持面から突出して配置されており、当該シート支持面よりも摩擦係数が大きい摩擦部と、を備え、
上記給送部は、上記第1方向と直交し且つ上記シート支持面と平行な第2方向に間隔を空けて設けられた2つの給送ローラを備え、
上記摩擦部は、上記第2方向における上記2つの給送ローラの間に、上記第2方向における上記2つの給送ローラからの距離が等しい中央位置を挟んで間隔を空けて配置され、シートと当接可能な2つの摩擦パッドを備え、
上記2つの摩擦パッドのシートとの当接面は、上記第2方向において上記中央位置から上記給送ローラに向かって、上記第1方向及び上記第2方向と直交し且つ上記シート支持面に近づく第3方向に傾斜しているシート給送装置。 - 上記2つの摩擦パッドのそれぞれの厚みは一定であり、
上記シート支持面は、上記第2方向における上記2つの給送ローラの間に、上記中央位置を挟んで間隔を空けて形成された2つの傾斜面を備え、
上記2つの傾斜面は、上記第2方向において上記中央位置から上記給送ローラに向かって、上記第3方向に傾斜しており、
上記2つの摩擦パッドの各々は、上記2つの傾斜面の各々に支持されている請求項1に記載のシート給送装置。 - 上記給送部は、上記第1方向に向かって上記シート支持面に近づく方向に延設されており、延設先端部に上記給送ローラを回転可能に支持しており、延設基端部を軸として回動可能なアームを備える請求項1または2に記載のシート給送装置。
- 上記トレイに支持されたシートが搬送される搬送路を有する本体を更に備え、
上記トレイは、
上記本体に固定されており、シートの一部を支持する第1支持部と、
上記本体に回動可能に支持されており、シートの一部以外を支持する第2支持部と、を備え、
上記摩擦パッドは、上記第1支持部の上記シート支持面に配置されている請求項1から3のいずれかに記載のシート給送装置。 - 上記給送ローラにおける上記トレイに支持されたシートとの上記第1方向における当接領域の少なくとも一部は、上記摩擦パッドの上記第1方向の上流端及び下流端の間に位置する請求項1から4のいずれかに記載のシート給送装置。
- 請求項1から5のいずれかに記載のシート給送装置と、
上記給送部によって給送されたシートにおける上記給送ローラと当接していた面にインク滴を吐出することによって当該シートに画像を記録する記録部と、を備えるインクジェット記録装置。
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- 2015-05-11 JP JP2015096886A patent/JP6503870B2/ja active Active
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