JP6552054B2 - 3板式固体撮像装置の冷却装置 - Google Patents
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Description
図7において、1はファン、2はファン1を収納するファンケース、3はファンケース2を覆うファンカバー、4BはB(青)チャンネルの固体撮像素子に設けられた放熱フィン、4GはG(緑)チャンネルの固体撮像素子に設けられた放熱フィン、4RはR(赤)チャンネルの固体撮像素子に設けられた放熱フィン、5GはGチャンネルの放熱フィン4Gを覆うフィンカバー、8Gはファンケース2に設けられた開口部からファン1の出力風を放熱フィン4Gに吹き付けるためのガイド穴、8Bはファンケース2に設けられた開口部からファン1の出力風を放熱フィン4Bに吹き付けるためのガイド穴、8Rはファンケース2に設けられた開口部からファン1の出力風を放熱フィン4Rに吹き付けるためのガイド穴、11はフロントパネル、12は3色分解プリズム、13はファンカバー3に設けられた開口部である。
ファン1では、ファン翼が回転することで、ファン風が発生する。その際、ファン翼から吐出される風には、ファン翼の回転による旋回成分がどうしても加算されてしまう。
そのため、各固体撮像素子の放熱フィン4R,4G,4Bを冷却する風は、ファンケース2内で旋回し、ファン1の回転の影響を受けてファンケース2のガイド穴8R,8G,8Bに流れ込むため、各ガイド穴を全て同じ一様な速度で流出させることが出来ない。
本発明の第一の目的は、3板式の固体撮像素子と信号処理用半導体素子とを実装した各センサー基板に放熱フィンを取り付けて、冷却ファンのファン風に旋回成分が入ることなく、同じ温度、かつ同じ風速の冷却風を各放熱フィンとセンサー基板に吹き付けることにより、各センサー基板に取り付けた放熱フィンを同一条件で冷却することができ、冷却性能を高めることが可能な3板式固体撮像装置の冷却装置を提供することである。
以下、本発明の実施形態1に係る3板式固体撮像装置の構成について、図1〜図4を参照して具体的、かつ詳細に説明する。図1は、本発明の実施形態1に係る3板式固体撮像装置の主要部を示す分解斜視図である。図2は、図1の各部材を一体に組み立てた場合の斜め前方から見た斜視図である。図3は、図1の3板式固体撮像素子ユニットをK−K面で切断した断面図であり、固体撮像素子と放熱フィンを実装したセンサー基板を色分解プリズム後方の分解光射出部に装着した状態を示している。また、図4は、本発明の実施形態1に係る3板式固体撮像装置のカメラハウジングの手前左側壁を切欠き、内部部品が組み立てられた状態を示す斜め前方斜視図である。
なお、3原色(赤R,緑G,青B)用の構成部材を区別するため、図中の部番の後ろにR,G,Bと記号を付して説明を省略する。また、各3原色の光(赤R,緑G,青B)に対する構造が共通しているので、ここでは上部のBチャンネルについてのみ詳細に図示して説明する。
各固体撮像素子104から電気信号を得る際に、各固体撮像素子104及び各信号処理用半導体素子(図示せず)から発生する熱を冷却するため、センサー基板105の固体撮像素子104実装面とは反対側の面には、放熱フィン106がスプリング107によって低荷重の力で固着されている。
また、プリズムボックス108の左側壁を構成する左側壁板112には、各放熱フィン106に冷却風を導く開口ノズル113が設けられている。
なお、冷却ファン111と開口ノズル113との位置関係は、左右逆でも構わない。
プリズムボックス108は、底面を構成する底板114の底面接続部114a,114b,114c及び底面接続部114d,114e,114fで床下冷却フィンベース117に固定されている。
床下冷却フィンベース117の下方には床下冷却フィン118が形成されている。なお、床下冷却フィン118は、図4に示すように、カメラハウジング200の外部に突出し、薄型の遠心ファン119によって強制冷却される。
以下、本発明の実施形態2に係る3板式固体撮像装置の構成について、図5を参照して説明する。図5は、本発明の実施形態2に係る3板式固体撮像装置の主要部を示す分解斜視図である。なお、図5において、本発明の実施形態1で説明した構成と同一のものは、同じ部番を付し説明を省略する。
なお、本実施例では、信号処理基板120の取り付け面をプリズムボックス108後方の背面壁115としているが、プリズムボックス108のその他の壁面に取り付けるようにしても良い。
更に、3板式の固体撮像素子と信号処理用半導体素子とを実装した各センサー基板を冷却するファン風温度を下げるため、3板式固体撮像装置の信号処理基板の発生熱を3板式固体撮像装置内部に放出せず、熱伝導部材を介して3板式固体撮像装置の外部に放出させることができ、冷却性能を更に高めることが可能な3板式固体撮像装置の冷却装置を提供するができる。
以下、本発明の実施形態3に係る3板式固体撮像装置の構成について、図6を参照して説明する。図6は、本発明の実施形態3に係る3板式固体撮像装置の主要部を示す断面図である。なお、図6において、本発明の実施形態1で説明した構成と同一のものは、同じ部番を付し説明を省略する。
プリズムボックス130は、3板式固体撮像素子ユニット100の周囲全体を囲み込むよう形成されている。また、プリズムボックス130の上下方向並びに後方の壁面は、3原色(赤R,緑G,青B)用の固体撮像素子104R,104G,104Bの発生熱を取り去る放熱フィン106R,106G,106Bの上面と略平行になるよう形成されている。
また、プリズムボックス130には、プリズムボックス130の外側から吸引される冷却空気が、放熱フィン106R,106G,106Bに対して真上から衝突噴流するように、放熱フィン106R,106G,106Bの真上にスリット開口131R,131G,131Bが開けられている。
なお、プリズムボックス130には、本発明の実施形態1と同様に、図示していない左右いずれかの側壁に冷却ファン用の開口が設けられ、当該開口に合わせて冷却ファン111が取り付けられている。
Claims (4)
- 3色(赤R,緑G,青B)分解プリズムと固体撮像素子とを用いた3板式固体撮像装置の冷却装置において、
前記固体撮像素子と信号処理用半導体素子とを実装したセンサー基板を3色分解プリズムの分解光射出部に装着し、前記3色分解プリズムと、前記固体撮像素子と前記信号処理用半導体素子とを実装した前記センサー基板と、前記固体撮像素子及び前記信号処理用半導体素子から発生した熱を冷却する放熱フィンとを全て取り囲むプリズムボックスを、レンズを装着するレンズマウント部に設け、前記プリズムボックスの一方の側壁面に開口を開けた箇所に冷却ファンを取り付け、前記プリズムボックスの他の側壁面に前記放熱フィンに冷却風を導く開口ノズルを設け、前記冷却ファンによって前記プリズムボックス内の空気を吸引することで前記プリズムボックス内の圧力を下げ、前記プリズムボックスの外部空気を前記開口ノズルから吸引して前記放熱フィンと前記センサー基板とに一様に衝突噴流させて冷却することを特徴とする3板式固体撮像装置の冷却装置。 - 請求項1に記載の3板式固体撮像装置の冷却装置において、前記プリズムボックスをカメラハウジングの底面に固定して前記プリズムボックスに伝わった熱を前記カメラハウジングの底面から外気に放出し、前記プリズムボックス内の冷却空気温度上昇を抑えることを特徴とする3板式固体撮像装置の冷却装置。
- 請求項1または請求項2に記載の3板式固体撮像装置の冷却装置において、前記固体撮像素子及び前記信号処理用半導体素子から取り出した画像情報信号を処理する信号処理基板を前記プリズムボックスの壁面に高熱伝導シートを介して取り付け、前記信号処理基板から発生する熱を前記プリズムボックス内の空気や3板式固体撮像装置内部空気に放出せず、前記プリズムボックスの壁面の熱伝導部材を経て前記3板式固体撮像装置の外部に放出させる構造を備えたことを特徴とする3板式固体撮像装置の冷却装置。
- 請求項3に記載の3板式固体撮像装置の冷却装置において、前記信号処理基板の発生熱を3板式固体撮像装置内部に放出させないように、前記発生熱を3板式固体撮像装置の外部に伝導放出させる熱伝導冷却板を備え、前記信号処理基板上を前記熱伝導冷却板で覆う構造を備えたことを特徴とする3板式固体撮像装置の冷却装置。
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