[go: up one dir, main page]
More Web Proxy on the site http://driver.im/

JP2020201344A - 撮影装置 - Google Patents

撮影装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2020201344A
JP2020201344A JP2019107074A JP2019107074A JP2020201344A JP 2020201344 A JP2020201344 A JP 2020201344A JP 2019107074 A JP2019107074 A JP 2019107074A JP 2019107074 A JP2019107074 A JP 2019107074A JP 2020201344 A JP2020201344 A JP 2020201344A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
opening
heat radiating
blower
control circuit
heat
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2019107074A
Other languages
English (en)
Inventor
光章 黒川
Mitsuaki Kurokawa
光章 黒川
亨 武田
Toru Takeda
亨 武田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Xacti Corp
Original Assignee
Xacti Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Xacti Corp filed Critical Xacti Corp
Priority to JP2019107074A priority Critical patent/JP2020201344A/ja
Publication of JP2020201344A publication Critical patent/JP2020201344A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Cameras Adapted For Combination With Other Photographic Or Optical Apparatuses (AREA)
  • Studio Devices (AREA)
  • Cooling Or The Like Of Semiconductors Or Solid State Devices (AREA)

Abstract

【課題】撮影装置の放熱性を安定させる。【解決手段】撮影装置(1)は、筐体(5)と、筐体(5)内に収容された撮像素子(75)および撮像制御回路(107)と、撮像素子(75)と撮像制御回路(107)との間を上下方向に延びる中空の放熱部品(14A)とを備える。放熱部品(13)は、上下両端側に筐体(5)の外部に通じる開口(117,119)を有し、空気が流れる流路(129)を構成している。放熱部品(14A)の内部には、下側に位置する開口(117)から上側に位置する開口(119)に向かう空気の流れを生じさせる送風機(16)が設けられている。【選択図】図3

Description

本開示は、撮影装置に関する。
デジタルビデオカメラなどの撮影装置に用いられる撮像素子は、撮像動作に伴って発熱しやすく、高温になるとノイズが増える性質を有する。また、撮影装置に搭載される画像処理プロセッサなどの制御回路も、高画質化や高性能化に伴い、消費電力が大きくなり、発熱量が増してきている。制御回路が高温になると、それ自体の信頼性が低下すると共に、制御回路で発生した熱が撮像素子に伝達することで、撮像素子にも悪影響を及ぼす。
そこで、撮影装置においては、様々な放熱構造が提案されている。例えば、特許文献1には、撮像素子(CCD)と制御回路(電源回路素子)との間に上下に延びる中空の放熱部品を設けることにより、制御回路で発生した熱が撮像素子に伝達することを遮蔽した撮影装置(デジタルカメラ)が開示されている。この撮影装置では、放熱部品の内部で温められた空気を自然対流により放熱部品の上端に設けられた開口から外部に排出すると共に、外部の空気を放熱部品の下端に設けられた開口から内部に取り込んで、撮影装置の内部で発生した熱を放熱するようになっている。
特開2004−48517号公報
ところで、近年、画像処理技術や通信技術の発達に伴い、次世代の映像コンテンツを提供するシステムとして、任意の視点における映像を三次元的に再現する自由視点映像システムが注目されている。自由視点映像システムに用いられる撮影装置では、高画質の画像を大量に処理することが要求されるため、撮像素子および制御回路それぞれで撮影動作に伴う発熱量が多い。
これに対し、特許文献1に開示されるような中空の放熱部品を用いた放熱構造を採用することが考えられる。しかし、特許文献1に開示の放熱構造では、中空の放熱部品の内部に生じる空気の自然対流を利用するだけであるため、放熱部品の内部で空気が温められることで上下方向に十分な温度差が発生するまでは放熱効果が得られず、撮影装置の放熱性が安定しない。特に、外気温が高い場合には、放熱部品の内部に自然対流が生じ難く、撮影装置の放熱性が悪化するおそれがある。
本開示の技術は、斯かる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、撮影装置の放熱性を安定させることにある。
上記の目的を達成するために、本開示の技術では、放熱部品の内部に空気流動を強制的に生じさせる送風機を設けるようにした。
具体的には、本開示の技術は、筐体と、筐体内に収容された撮像素子および制御回路と、撮像素子および制御回路の近傍に配置された中空の放熱部品とを備え、放熱部品が、筐体の外部に通じる開口を両端側に有し、空気が流れる流路を構成している撮影装置を対象とする。本開示の技術に係る撮影装置において、放熱部品は、当該撮影装置が所定の撮影姿勢にあるときに、上下方向に延びる姿勢とされて、一方の開口である第1開口が上方に位置すると共に、他方の開口である第2開口が下方に位置する。そして、放熱部品の内部には、第2開口から第1開口に向かう空気の流れを生じさせる送風機が設けられている。
この構成によると、放熱部品の内部に送風機を設け、送風機により放熱部品の内部で第2開口から第1開口に向かう空気の流れを強制的に生じさせられるようにしたから、放熱部品の内部で空気が温められることで上下方向に十分な温度差が発生する前であっても、また外気温が高い場合にも、筐体の内部で発生した熱を放熱することができる。よって、撮影装置の放熱性を安定させることができる。
上記撮影装置は、筐体内に収容された温度センサをさらに備えていてもよい。さらに、当該撮影装置において、送風機は電動ファンを有していてもよい。この場合、制御回路は、電動ファンの回転動作を温度センサによって検出される温度に応じて制御することが好ましい。
この構成によると、放熱部品の内部に設けられた送風機による送風動作を筐体内の温度に応じて制御するようにしたから、撮影装置の動作中における放熱の必要に応じて送風機を駆動させることができる。これにより、撮影装置での消費電力を抑えつつ、撮影装置の内部で発生した熱を適宜放熱することができる。
そして、撮影装置は、電動ファンの回転動作を禁止する禁止操作と電動ファンの回転動作を許可する許可操作とを受け付ける操作部をさらに備えていてもよい。この場合、制御回路は、操作部で禁止操作を受け付けてから許可操作を受け付けるまでの間、電動ファンを停止させた状態とする。
この構成によると、電動ファンの回転動作の禁止および許可を操作部での手動操作により行えるようにしたから、撮影装置により撮影する環境や場面などに応じて、電動ファンの回転動作を禁止するかまたは許可するかを簡単に切り替えることができる。例えば、送風機における電動ファンの駆動音が望ましくない環境や場面の撮影では、電動ファンの回転動作を禁止することにより、撮影装置自体で撮影条件を悪化させないようにすることができる。
上記撮影装置は、送風機が内部に設けられた放熱部品を、送風機が内部に設けられていない、第1開口および第2開口を有する放熱部品と取り替え可能であることが好ましい。
この構成によると、放熱部品を送風機が内部に設けられていないものに取り替えられるようにしたから、撮影装置により撮影する環境や場面に応じて、送風機付きの放熱部品を用いるのか、または送風機無しの放熱部品を用いるのかを選択することができる。例えば、送風機における電動ファンの駆動音が望ましくない環境や場面の撮影では、送風機無しの放熱部品を用いることにより、撮影装置自体で撮影条件を悪化させないようにすることができる。
上記撮影装置において、送風機は、放熱部品内の撮像素子または制御回路と対応する側面位置から空気を取り入れて第2開口側に送り出すように構成されていることが好ましい。
この構成によると、送風機を放熱部品内の撮像素子または制御回路と対応する側面位置から空気を取り入れる構成としたから、放熱部品のうち撮像素子または制御回路の発熱で加熱される部位が、送風機の駆動によって生じる強制的な空気の流れで積極的に冷却される。それによって、撮影装置の内部で発生した熱を効率的に放熱することができ、且つ放熱部品自体も熱による損傷を受け難くすることができる。
本開示の技術に係る撮影装置によれば、放熱部品の内部で空気が温められることで上下方向に十分な温度差が発生していない場合であっても、また外気温が高い場合であっても、筐体の内部で発生した熱を放熱することができ、放熱性を安定させることができる。
図1は、実施形態に係る撮影装置の第1撮影姿勢を左前方斜め上側から見た斜視図である。 図2は、実施形態に係る撮影装置の第1撮影姿勢を右後方斜め下側から見た斜視図である。 図3は、図1のIII−III線における撮影装置の断面図である。 図4は、図1のIV−IV線における撮影装置の断面図である。 図5は、図1のV−V線における撮影装置の断面図である。 図6は、実施形態に係る撮影装置の送風機の制御に係るフローチャートである。 図7は、実施形態に係る撮影装置の送風機無しの放熱部品を取り付けた状態を示す図3に相当する箇所の断面図である。
以下、例示的な実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下の実施形態では、説明の便宜上、撮影装置について、撮影方向における正面側を「前」、背面側を「後」と称し、所定の撮影姿勢である第1撮影姿勢での高さ方向における上側を「上」、下側を「下」と称し、同じく第1撮影姿勢での撮影方向の正面側を向いて左側を「左」、右側を「右」と称する。
この実施形態では、本開示の技術に係る撮影装置について、任意の視点における映像を三次元的に再現する自由視点映像システムに用いられる撮影装置を例に挙げて説明する。
図1に、撮影装置1の第1撮影姿勢を左前方斜め上側から見た斜視図を示す。図2に、撮影装置1の第1撮影姿勢を右後方斜め下側から見た斜視図を示す。図3に、図1のIII−III線における撮影装置1の断面図を示す。図4に、図1のIV−IV線における撮影装置1の断面図を示す。図5に、図1のV−V線における撮影装置1の断面図を示す。なお、図3および図4では、説明の便宜上、支持装置201、断面手前側の構成および空気の流れる方向を二点鎖線で示している。
図1および図2に示す撮影装置1は、例えば、スポーツの競技場の周囲に多数設置されて、競技場内を同じタイミングで多方向から撮影するのに使用される。自由視点映像システムは、それら多数の撮影装置1をネットワークで繋いで構築される。自由視点映像システムでは、各撮影装置1で撮影した動画データから個々の被写体の識別および追跡を行う共に三次元空間での位置を推定することにより、擬似的な三次元空間のデータを作成して任意の視点における映像を生成する。
撮影装置1は、図示しない交換式のレンズユニットと、図1〜図5に示す装置本体3とを備えている。
レンズユニットは、複数枚のレンズからなるレンズ群と、光量を調整する絞りと、レンズを移動させると共に絞りを調整するレンズ制御部と、これらレンズ群、絞りおよびレンズ制御部を収容するレンズ鏡筒とを備えている。レンズユニットは、装置本体3に対して着脱可能に構成されている。レンズユニットには、公知のズームレンズを用いることが可能である。
装置本体3は、直方体の正面視で四隅を切り欠いたような形状とされた筐体5と、筐体5内に収容された通信モジュール7、レンズ接点モジュール9、撮像モジュール11および放熱ユニット13とを備えている。
筐体5は、前側に位置するフロントケース15と、後側に位置するリアケース17とによって構成されている。フロントケース15は、奥行きが相対的に短く、後方に臨む外周縁部を有している。リアケース17は、奥行きが相対的に長く、前方に臨む外周縁部を有している。これらフロントケース15とリアケース17とは、外周縁部同士を突き合わせた状態で複数箇所をねじ19で止めることにより互いに固定されている。
フロントケース15およびリアケース17は、金属製または樹脂製のケースであって、撮影装置1の放熱性の観点からは金属製であることが好ましい。
筐体5の下面には、撮影装置1を支持する三脚などの支持装置201(図3に示す)が取り付けられる第1取付部21が3つ設けられている。これら3つの第1取付部21は、前後方向において互いに間隔をあけて配置されている。撮影装置1は、いずれか1つの第1取付部21にて支持装置201を用いて上下方向に支持されることにより、後述する放熱部品14A,14Bの第1開口117が上方に臨み、第2開口119が下方に臨む第1撮影姿勢とされる。第1撮影姿勢は、例えば横撮りの撮影姿勢である。
さらに、筐体5の下面において、前側に位置する2つの第1取付部21の間で第1取付部21の右側方位置には、吸込み口23が設けられている。吸込み口23は、第1取付部21とは異なる側である右側方に向けて開放されている。そのことで、支持装置201がいずれの第1取付部21に取り付けられても、吸込み口23が右側方で開放されていることにより空気の流通経路を確保して、支持装置201により完全には塞がれないようになっている。
また、筐体5の右側面には、支持装置201が取り付けられる第2取付部25が設けられている。撮影装置1は、第2取付部にて支持装置201を用いて上下方向に支持されることにより、後述する放熱部品14A,14Bの第1開口117が右方に臨み、第2開口119が左方に臨む第2撮影姿勢とされる。第2撮影姿勢は、例えば縦撮りの撮影姿勢である。
第1取付部21および第2取付部25はそれぞれ、ねじ受け部品27によって構成されている。後側に位置する2つの第1取付部21と第2取付部25とを構成するねじ受け部品27は、リアケース17にねじ29によって取り付けられている。前側に位置する1つの第1取付部21を構成するねじ受け部品27は、フロントケース15とリアケース17との境界部分に設けられ、両方のケース15,17にねじ29によって取り付けられている。
フロントケース15の前面には、円形の開口31が設けられている。フロントケース15の開口31の周縁部前側には、レンズユニットを着脱可能なリング状のレンズマウント33が設けられている。レンズユニットは、レンズマウント33に対して取り付けられる。リアケース17の上面には、閃光装置(ストロボ)などの撮影用アクセサリを取り付け可能なアクセサリシュー35が設けられている。リアケース17は、アクセサリシュー35の前側に、放熱ユニット13が挿入された挿入口37を有している。
リアケース17の後部における下側の一部には、自由視点映像システムのネットワークに接続するための通信インタフェース部39が設けられている。通信インタフェース部39には、LAN(Local Area Network)ケーブルとの接続に用いられるLANコネクタ41の接続口43が設けられている他、SD(Secure Digital)カードなどのメモリカードが装着されるカードソケットの挿入口45、その他の入出力装置の接続部47、押しボタン式の各種スイッチ49も設けられている。
各種スイッチ49には、例えば、リセットスイッチ49aやファン操作スイッチ49bが含まれている。ファン操作スイッチ49bは、後述する電動ファン18の回転動作を禁止する禁止操作と、電動ファン18の回転動作を許可する許可操作とを受け付けるスイッチである。ファン操作スイッチ49bでの上記禁止操作は押圧操作であり、上記許可操作は禁止操作後における再度の押圧操作である。ファン操作スイッチ49bは、操作部の一例である。
リアケース17のうち通信インタフェース部39の上側で筐体5の後部を構成する部分には、上方および後方に開放された凹部51が設けられている。リアケース17の後部において、通信インタフェース部39の上側および左右両側には、上下方向および前後方向に延びる板状の放熱フィン53が複数設けられている。複数の放熱フィン53は、左右方向に互いに間隔をあけて対向しており、互いの間に空気の流路となり得る空間を形成している。
通信インタフェース部39の上側に設けられた各放熱フィン53は、リアケース17の前後方向における中程に位置する凹部51の前面から後方に向かって延びている。通信インタフェース部39の左右両側に設けられた各放熱フィン53は、通信インタフェース部39の上側にある放熱フィン53と対向する位置まで延びている。これら複数の放熱フィン53は、撮影装置1の内部(特に後述する通信制御回路57および撮像制御回路107)で発生した熱を外部に放散する役割を担う。
通信モジュール7は、自由視点映像システムのネットワークとの通信と電力制御とを行う機能部品である。この通信モジュール7は、筐体5の後部下側にある収容スペースでリアケース17の通信インタフェース部39の前方位置に配置されている。通信モジュール7は、LANコネクタ41と、通信制御用のプリント基板55とを備えている。プリント基板55には、LANコネクタ41が接続されると共に、通信制御回路57が搭載されている。
通信制御回路57は、DC/DCコンバータなどの電源IC(Integrated Circuit)やASIC(Application Specific Integrated Circuit)などからなる通信プロセッサ、その他の電力供給や通信制御のための電子回路部品を含む。この実施形態に例示する撮影装置1は、通信制御回路57の機能により、PoE(Power over Ethernet(登録商標))に対応し、LANコネクタ41に接続されるLANケーブルで通信と電力供給とが行われるようになっている。
通信制御回路57は、撮影装置1の動作に伴って発熱する発熱源の1つである。通信制御回路57での発熱は、撮影装置1の性能低下や動作不良といった不具合を招く。そのため、この実施形態では、通信制御回路57の熱を外部に逃がすように熱対策を講じている。具体的には、通信制御回路57の発熱箇所を、リアケース17の下側部位から内方(前方)に延びる突出片59および放熱ユニット13(後述する放熱部品14A)に伝熱シート61を介して接触させている(図3および図4参照)。そのことで、通信制御回路57で発生した熱をリアケース17の下側部位および放熱ユニット13に伝えて放熱するようになっている。
レンズ接点モジュール9は、レンズマウント33の後側でフロントケース15の開口31内側に設けられた接点ホルダ63と、接点ホルダ63に設けられた複数の接点部65(端子)とを備えている。接点ホルダ63は、矩形の四隅を切り欠いたような形状の開口67を中央部に有し、レンズマウント33の内周側に迫り出している。複数の接点部65は、接点ホルダ63のうちレンズマウント33の内周側に位置する部分に、開口67外周に沿って整列した状態に設けられている。
レンズ接点モジュール9の各接点部65は、FPC(Flexible Printed Circuit)69および中継ぎ基板71を介して撮像モジュール11と接続されている。撮像モジュール11に含まれる撮像制御回路107は、レンズユニットがレンズマウント33に装着されると、レンズユニットに含まれるレンズ制御部と電気的に接続されて通信を行い、レンズ制御部を通じて絞りやレンズなどの撮像光学系の駆動を制御するようになっている。
撮像モジュール11は、レンズユニットを通して入射した光の赤外線をカットするIR(Infrared Radiation)フィルタ73と、レンズユニットのレンズ群による結像を電気信号に変換する撮像素子75と、撮像素子75の駆動を制御すると共に撮像素子75からの出力信号を処理するための撮像制御用のプリント基板77とを備えている。
IRフィルタ73は、撮像素子75の前方に配置されている。IRフィルタ73は、センサホルダ79により撮像素子75と共にプリント基板81上に保持されている。これらIRフィルタ73、撮像素子75およびプリント基板81はユニット化されてセンサユニット83を構成している。
接点ホルダ63の外周後側には、センサユニット83を取り囲むセンサシャーシ85が配置されている。センサユニット83は、そのセンサシャーシ85にねじ91で固定されたブラケット89に支持されている。センサユニット83と接点ホルダ63との間には、フランジバックを初めとする寸法を補足するためのシャッタスペーサ93が配置されている。
撮像素子75は、撮像面を接点ホルダ63の開口67に対応させて設けられており、装置本体3からレンズユニットを取り外した状態においてはレンズマウント33の内側で撮像面が露出する。撮像素子75は、例えば、CMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)イメージセンサやCCD(Charge Coupled Device)イメージセンサによって構成されている。
撮像素子75は、撮影装置1の動作に伴って発熱する発熱源の1つである。撮像素子75での発熱は、撮影画像におけるノイズの増大といった不具合を招く。そのため、この実施形態では、撮像素子75の熱を外部に逃がすように熱対策を講じている。具体的には、筐体5の内部に放熱ユニット13を設け、撮像素子75を放熱ユニット13と熱的に接続することで、放熱ユニット13内部での自然対流または強制対流により撮像素子75の熱を外部に放散させることとしている。
プリント基板77は、センサユニット83(撮像素子75)と前後方向に間隔をあけて対向する姿勢でリアケース17内の後部に配置されている。プリント基板77の前面には、当該プリント基板77の温度を検出する温度センサ94や、FPC95が接続される配線コネクタ97などが設けられている。プリント基板77は、FPC95および中継ぎ基板99を介してセンサユニット83のプリント基板81と接続されており、撮像素子75と通信するようになっている。中継ぎ基板99は、フロントケース15にねじ101で固定されたブラケット103に対しねじ105で締結されることで支持されている。
プリント基板77の後面には、カードソケットやLANコネクタ41以外の入出力装置、各種スイッチ49などが電気的に接続されていると共に、撮像制御回路107が搭載されている。撮像制御回路107は、A/Dコンバータなどの信号処理回路やバッファメモリ、ASICなどからなる画像処理プロセッサ、その他の撮像動作における信号処理のための電子回路部品を含む。撮像制御回路107は、FPC109および中継ぎ基板111などを介して通信制御回路57から電力が供給されると共に、通信制御回路57と通信する。
撮像制御回路107は、撮影装置1の動作に伴って発熱する発熱源の1つである。そのため、この実施形態では、撮像制御回路107の熱を外部に逃がすように熱対策を講じている。具体的には、撮像制御回路107は、リアケース17の放熱フィン53が設けられた後部壁面との間に伝熱シート113を挟み込んでいる。そのことで、撮像制御回路107で発生した熱を、伝熱シート113を介してリアケース17の後部に伝え、各放熱フィン53を通じて放熱するようになっている。
伝熱シート113は、シリコーンゴムやアクリル樹脂などからなり、高い柔軟性と優れた熱伝導性を併せ持っている。リアケース17の後部壁面において、撮像制御回路107に対応する各箇所には、リアケース17の内方(前方)に突出した突出部115が設けられている。伝熱シート113は、それら突出部115と撮像制御回路107との間に挟み込まれることにより、両者に密着している。そのことで、撮像制御回路107の放熱性が高められている。
放熱ユニット13は、薄型ケース状で中空の放熱部品14Aと、放熱部品14Aの内部に設けられた送風機16とを備えている。
放熱部品14Aは、筐体5の外部に通じる開口117,119を両端側に有している。放熱部品14Aは、撮像モジュール11のプリント基板77とセンサユニット83(撮像素子75)との間に配置されて、それらプリント基板77およびセンサユニット83の両方に対向している。このように、放熱部品14Aは、撮像素子75および撮像制御回路107の近傍に配置されている。放熱部品14Aは、撮影装置1が第1撮影姿勢にあるときに、上下方向に延びる姿勢とされて、一方の開口である第1開口117が上方に位置すると共に、他方の開口である第2開口119が下方に位置する。
放熱部品14Aは、第1開口117および第2開口119を有する部品本体121と、部品本体121の開放された側部開口を覆うサイドカバー123と、部品本体121のうちサイドカバー123とは反対側に開放された側部開口を覆う流路構成部材124とによって構成されている。これら部品本体121、サイドカバー123および流路構成部材124はそれぞれ、金属製または樹脂製の部材であって、撮影装置1の放熱性の観点からは金属製であることが好ましい。
部品本体121には、サイドカバー123で覆われる側部開口に向けて突出するボス125が設けられている。サイドカバー123は、部品本体121に対して、ボス125にねじ127で締結されることにより取り付けられている。放熱部品14Aは、空気が流れる流路129を構成している。流路構成部材124は、部品本体121に対してねじで締結されるなどして取り付けられ、送風機16の側方位置において後方に膨出した空気の流路を構成している。
放熱部品14Aは、センサユニット83寄りの位置に配置されている。放熱部品14Aの前面には、伝熱シート131の一方側が貼り付けられている。伝熱シート131の他方側は、センサユニット83を支持するブラケット89の後面に貼り付けられている。このように、放熱部品14Aは、伝熱シート131およびブラケット89を介してセンサユニット83に接続されていることで、撮像素子75と熱的に接続されている。放熱部品14Aは、撮像モジュール11のプリント基板77および撮像制御回路107とは離間している。
放熱部品14A(部品本体121)の第1開口117の周縁部分には、外周に突出したフランジ133が設けられている。放熱部品14Aは、リアケース17の挿入口45から筐体5の内部に挿入されて、リアケース17における挿入口45の周縁部分にフランジ133をねじ135で締結することにより、筐体5に取り付けられている。放熱部品14Aの第2開口119は、筐体5の下面に設けられた吸込み口23に接続されている。
放熱部品14Aのうち第2開口119側で左側部位の内部には、放熱部品14Aの流路断面積を第1開口117側に向かって段階的に大きくする段部137が複数(図3に示す例では2つ)設けられている。これら複数の段部137は、放熱部品14Aにおいて撮像素子75に対向する位置よりも第2開口119側に配置されている。そのことで、放熱部品14Aの流路断面積は、撮像素子75に対向する位置で相対的に大きく、撮像素子75に対向する位置よりも第2開口119側の位置で相対的に小さくなっている。
このように、放熱部品14Aのうち第2開口119側の部位は、第1開口117側の部位に比べて流路断面積が小さい部分を有している。放熱部品14Aの流路断面積は、第2開口119が設けられた端部またはその開口端寄りの部分で最も小さくなっている。そして、放熱部品14Aの第2開口119は、放熱部品14Aの第1開口117に比べて開口面積が小さく、第1開口117に対して筐体5のうち第2取付部25が設けられた右側部側に偏在している。
送風機16は、放熱部品14Aにおいて上方に位置する第1開口117側の部位に配置されている。送風機16は、電動ファン18を有し、電動ファン18の回転動作により第2開口119から第1開口117に向かう空気の流れを生じさせる。この送風機16は、例えばシロッコファンなどの多翼送風機であって、放熱部品14A内の撮像制御回路107と対応する側面位置で流路構成部材124の内側から空気を取り入れて第1開口117側に送り出すように構成されている。
送風機16は、放熱ユニット13の第1開口117側から外方に延び出るUSB(Universal Serial Bus)ケーブル20を有している。送風機16は、USBケーブル20を筐体5の左側部に設けられたUSBコネクタ(不図示)に接続することにより、撮像モジュール11のプリント基板77を介して電力の供給を受けると共に、撮像制御回路107と通信するようになっている。
図6に、送風機16の駆動制御に係るフローチャートを示す。
送風機16の電動ファン18は、撮像制御回路107によって駆動制御される。具体的には、撮像制御回路107は、図6に示すフローチャートに従い、送風機16の電動ファン18の回転動作を温度センサ94によって検出される温度に応じて制御する。
撮像制御回路107による送風機16の駆動制御では、まず、ステップST01において、電動ファン18の回転動作が許可されているかどうかを判定する。電動ファン18の回転動作が許可されているかどうかの判定は、ファン操作スイッチ49bで電動ファン18の回転駆動を禁止する禁止操作が行われたかどうか、その禁止操作が有効かどうか(許可操作が行われていないか)によって行う。
ステップST01で、電動ファン18の回転動作が禁止されている場合には、ステップST05に進む。ステップST05では、送風機16が駆動している場合には送風機16の駆動(電動ファン18の回転動作)を停止し、送風機16が駆動していない場合には電動ファン18を停止させたままとする。しかる後、リターンする。また、ステップST01で電動ファン18の回転動作が許可されている場合には、ステップST02に進む。
ステップST02では、温度センサ94の検出信号を読み込んで、撮像モジュール11のプリント基板77の温度を取得する。そして、撮像モジュール11のプリント基板77の温度に基づいて、予め取得してある撮影動作中におけるプリント基板77の温度と撮像素子75の温度との相関関係を示す情報から撮像素子75の温度を取得する。次に、ステップST03に進む。
ステップST03では、撮像素子75の温度が所定の温度以上であるかどうかを判定する。ここでの所定の温度は、例えば55℃に設定される。ステップST03において、撮像素子75の温度が所定の温度以上である場合(YESの場合)、ステップST04に進む。ステップST04では、送風機16を撮像素子75の温度に応じた回転数で駆動させる。このとき、送風機16の電動ファン18の回転数は、筐体5内の温度が高いほど高くする。しかる後、リターンする。
また、ステップST03において、撮像素子75の温度が所定の温度未満である場合(NOの場合)、ステップST05に進む。ステップST05では、送風機16が駆動している場合には送風機16の駆動(電動ファン18の回転動作)を停止し、送風機16が駆動していない場合には電動ファン18を停止させたままとする。しかる後、リターンする。
このような送風機16の駆動制御では、ファン操作スイッチ18で禁止操作が行われると、その禁止操作を受け付けてから許可操作を受け付けるまでの間、電動ファン18が停止した状態とされる。撮影装置1は、ユーザがファン操作スイッチ49bを手動操作することで、電動ファン18の回転動作の禁止および許可を行え、送風機16の駆動と非駆動とが切り替えられるようになっている。
図7に、送風機16無しの放熱部品14Bを取り付けた状態の撮影装置1の図3に相当する箇所の断面図を示す。図7においても、支持装置201、断面手前側の構成および空気の流れる方向を二点鎖線で示している。
撮影装置1は、送風機16が内部に設けられた放熱部品14A(放熱ユニット13)を、図7に示すように、送風機16が内部に設けられていない、第1開口117および第2開口119を有する放熱部品14Bと取り替え可能になっている。送風機16無しの放熱部品14Bは、送風機16付きの放熱部品14Aで流路構成部材124が設けられた箇所を平坦な壁面が構成していること以外は、送風機16付きの放熱部品14Aと同じ構成である。
送風機16付きの放熱部品14Aを送風機16無しの放熱部品14Bと取り替える場合には、筐体5(リアケース17)からねじ135を外して、送風機16付きの放熱部品14Aを筐体5内から挿入口37を通じて引き抜いた後、送風機16無しの放熱部品14Bを挿入口37から筐体5内に挿入して、当該放熱部品14Bのフランジ133を筐体5にねじ135で締結すればよい。
この実施形態の撮影装置1によると、撮像素子75と撮像制御回路107との間に第1撮影姿勢で上下方向に延びる中空の放熱部品14A,14Bが設けられているので、撮像制御回路107で発生した熱が撮像素子75に伝わること、また撮像素子75で発生した熱が撮像制御回路107に伝わることを、放熱部品14A,14Bにより遮って抑制することができる。
また、放熱部品14A,14Bの両端側に設けられた、第1撮影姿勢で上方に位置する第1開口117と下方に位置する第2開口119とが、筐体5の外部にそれぞれ通じているので、放熱部品14A,14Bの内部で温められた空気を自然対流により放熱部品14A,14Bの上側に位置する第1開口117から外部に排出すると共に、外部の空気を放熱部品14A,14Bの下側に位置する第2開口119から内部に取り込んで、撮影装置1の内部で発生した熱を放熱することができる。
そして、この実施形態の撮影装置1によると、放熱部品14A,14Bの内部に送風機16が設けられ、送風機16により放熱部品14Aの内部で第2開口119から第1開口117に向かう空気の流れを強制的に生じさせられるので、放熱部品14Aの内部の空気が温められることで上下方向に十分な温度差が発生する前であっても、また外気温が高い場合にも、筐体5の内部で発生した熱を放熱することができる。よって、撮影装置1の放熱性を安定させることができる。
また、この実施形態の撮影装置1によると、放熱部品14Aの内部に設けられた送風機16による送風動作が撮像素子75の温度に応じて制御されるので、撮影装置1の動作中における撮像素子75の放熱の必要に応じて送風機16を駆動させることができる。これにより、撮影装置1での消費電力を抑えつつ、撮影装置1の内部で発生した撮像素子75の熱を適宜放熱することができる。
また、この実施形態の撮影装置1によると、電動ファン49bの回転動作の禁止および許可をファン操作スイッチ49bでの手動操作により行えるので、撮影装置1により撮影する環境や場面などに応じて、電動ファン49bの回転動作を禁止するかまたは許可するかを簡単に切り替えることができる。例えば、送風機16における電動ファン18の駆動音が望ましくない環境や場面の撮影では、電動ファン18の回転動作を禁止することにより、撮影装置1自体で撮影条件を悪化させないようにすることができる。
また、この実施形態の撮影装置1によると、送風機16が内部に設けられた放熱部品14Aを送風機16が内部に設けられていない放熱部品14Bに取り替え可能であるので、撮影装置1により撮影する環境や場面に応じて、送風機16付きの放熱部品14Aを用いるのか、または送風機16無しの放熱部品14Bを用いるのかを選択することができる。例えば、送風機16における電動ファン18の駆動音が望ましくない環境や場面の撮影では、送風機16無しの放熱部品14Bを用いることで、撮影装置1自体で撮影条件を悪化させないようにすることができる。
また、この実施形態の撮影装置1によると、送風機16を放熱部品14A内の撮像制御回路107と対応する側面位置から空気を取り入れる構成としたから、放熱部品14Aのうち撮像制御回路107の発熱で加熱される部位が、送風機16の駆動によって生じる強制的な空気の流れで積極的に冷却される。それによって、撮影装置1の内部で発生した熱を効率的に放熱することができ、且つ放熱部品14A自体も熱による損傷を受け難くすることができる。
また、この実施形態の撮影装置1によると、筐体5の下部に第1取付部21と共に設けられた吸込み口23が第1取付部21側とは異なる側の右側方に向けて開放されているので、第1取付部21に取り付けられる支持装置201により吸込み口23が下方で閉塞されても、吸込み口23の右側方に開放させた側から外部の空気を放熱部品14A,14Bの第2開口119を通じて内部に取り入れることができる。それにより、支持装置201の取付部(第1取付部21)と吸込み口23とが共に筐体5の下部に設けられる場合であっても、放熱部品14A,14Bの内部に外部の空気を取り入れるための経路を確保することができる。
以上のように、本開示の技術の例示として、好ましい実施形態について説明した。しかし、本開示の技術は、これに限定されず、適宜、変更、置き換え、付加、省略などを行った実施の形態にも適用可能である。また、添付図面及び詳細な説明に記載された構成要素の中には、課題解決のためには必須でない構成要素も含まれ得る。そのため、それらの必須でない構成要素が添付図面や詳細な説明に記載されていることを以て、直ちにそれらの必須でない構成要素が必須であるとの認定をするべきではない。
例えば、上記実施形態について、以下のような構成としてもよい。
上記実施形態では、放熱部品14A,14Bについて流路断面積が第2開口119の設けられた端部またはその開口端寄りの部分で最も小さくなっている構成を例に挙げたが、これに限らない。例えば、放熱部品14A,14Bの流路断面積は、放熱部品14A,14Bが構成する流路のうち撮像素子75が対向する箇所の直ぐ第2開口119側(第1撮影姿勢での直下)の中途部分で最も小さくなっていてもよい。また、放熱部品14A,14Bの流路断面積は、第1開口117から第2開口119に亘って一律であってもよい。
上記実施形態では、放熱部品14Aが、撮像素子75と熱的に接続され、且つ撮像制御回路107と離間しているとしたが、これに限らない。例えば、放熱部品14Aは、撮像モジュール11のプリント基板77と伝熱シートを介して接続されるなどして撮像制御回路107とも熱的に接続され、撮像素子75および撮像制御回路107の両方と熱的に接続されていてもよい。
また、放熱部品14Aは、撮像制御回路107は熱的に接続され、且つ撮像素子75とは離間していてもよい。また、放熱部品14Aは、撮像素子75および撮像制御回路107の両方と離間していても構わない。これらの場合、撮影装置1は、放熱部品14Aとは別に、撮像素子75の熱を外部に放散するための放熱手段を備えていることが好ましい。
上記実施形態では、放熱部品14A内部の送風機16がUSBケーブル20により撮影装置1に設けられた外部端子(USBコネクタ)を利用して撮像制御回路107との通信および電源の確保を行う態様を例示したが、これに限らない。送風機16は、放熱ユニット13が筐体5にセットされると、筐体5内部に設けられた接続端子に接続され、その接続端子を介して撮像制御回路107との通信および電源の確保を行うようになっていてもよい。
上記実施形態では、送風機16が放熱部品14A内の撮像制御回路107と対応する側面位置から空気を取り入れて第1開口117側に送り出すように構成されているとしたが、これに限らない。送風機16は、放熱部品14A内の撮像素子75と対応する側面位置から空気を取り入れて第1開口117側に送り出すように構成されていてもよい。そのような構成によれば、放熱部品14Aのうち撮像素子75の発熱で加熱される部位が、送風機16の駆動によって生じる強制的な空気の流れで積極的に冷却されるので、撮影装置1の内部で発生した熱を効率的に放熱することができ、且つ放熱部品14A自体も熱による損傷を受け難くすることができる。
上記実施形態では、送風機16の電動ファン18を撮像素子75の温度に応じた回転数で動作させるとしたが、これに限らない。送風機16に駆動制御は、撮像素子75の温度が所定の温度以上である場合には電動ファン18を所定の回転数で動作させ、撮像素子75の温度が所定の温度未満である場合には電動ファン18を回転させないといった、送風機16の駆動と非駆動とが切り替えられるだけの制御であってもよい。また、電動ファン18の回転動作は、撮像モジュール11のプリント基板77の温度が所定の温度以上であるかどうかに基づいて制御されてもよいし、通信モジュール7のプリント基板55などのその他の熱源に近い箇所や熱源そのものの温度に基づいて制御されてもよい。
上記実施形態では、温度センサ94が撮像モジュール11のプリント基板77前面に設けられているとしたが、これに限らない。温度センサ94は、筐体5に収容されて、電動ファン18の回転動作を制御するための温度(特定の素子や回路、部位の温度)が検出または推定できれば、何処に設けられていてもよい。
上記実施形態では、放熱部品14A,14Bが撮像モジュール11のプリント基板77(撮像制御回路)とセンサユニット83(撮像素子75)との間に配置されるとしたが、これに限らない。放熱部品14A,14Bは、撮像素子75および撮像制御回路107の間でなくても、撮像素子75および撮像制御回路107の近傍に配置されていればよい。例えば、撮像モジュール11のプリント基板77とセンサユニット83とが互いに対向して配置された位置関係にない場合、放熱部品14A,14Bは、撮像素子75および撮像制御回路107に対し、これらで発生した熱が熱伝導や熱伝達、熱輻射により伝えられる近傍位置に配置されていればよい。
上記実施形態では、撮影装置1について、放熱部品14A,14Bの第1開口117が上方に臨み、第2開口119が下方に臨む第1撮影姿勢が横撮りの撮影姿勢であり、放熱部品14A,14Bの第1開口117が右方に臨み、第2開口119が左方に臨む第2撮影姿勢が縦撮りの撮影姿勢であることを例示としたが、これに限らない。撮影装置1について、第1撮影姿勢が縦撮りの撮影姿勢であり、第2撮影姿勢が横撮りの撮影姿勢であってもよい。
上記実施形態では、電動ファン18の回転動作に関する禁止操作と許可操作を受け付ける操作部の一例としてファン操作スイッチ49bを示したが、これに限らない。例えば、電動ファン18の回転動作に関する禁止操作と許可操作は、LANコネクタ41を操作部として、LANコネクタ41に接続されるLANケーブルを通じて遠隔で行われるようになっていてもよい。
上記実施形態では、撮影装置1は、交換式のレンズユニットを装置本体3と別体で備えるとしたが、これに限らない。撮影装置1は、レンズユニットが装置本体3と一体的に構成されたものであってもよい。
上記実施形態では、筐体5の下部に3つの第1取付部21、筐体5の側部に1つの第2取付部25が設けられている形態を例示したが、これに限らない。第1取付部21は、2つ以下であってもよいし、4つ以上設けられていてもよい。また、第2取付部25についても、2つ以上設けられていても構わない。撮影装置1が支持装置201を用いて固定設置する用途で使用されない場合、第1取付部21および第2取付部25は設けられていなくてもよい。
上記実施形態では、本開示の技術に係る撮影装置について、自由視点映像システムに用いられる撮影装置1を例に挙げて説明したが、これに限らない。本開示の技術は、高解像度動画の連続撮影などにより発熱量が大きくなる撮影装置全般に適用することが可能であり、特定の用途に限定されない。例えば、工場や建設現場、公共施設などの監視カメラにも適用することが可能である。
以上説明したように、本開示の技術は、放熱構造を要する撮影装置について有用である。
1 撮影装置
3 装置本体
5 筐体
7 通信モジュール
9 レンズ接点モジュール
11 撮像モジュール
13 放熱ユニット
14A 放熱部品
14B 放熱部品
15 フロントケース
16 送風機
17 リアケース
18 電動ファン
19 ねじ
20 USBケーブル
21 第1取付部
23 吸込み口
25 第2取付部
27 ねじ受け部品
29 ねじ
31 開口
33 レンズマウント
35 アクセサリシュー
37 挿入口
39 通信インタフェース部
41 LANコネクタ
43 接続口
45 挿入口
47 接続部
49 スイッチ
49a リセットスイッチ
49b ファン操作スイッチ
51 凹部
53 放熱フィン
55 プリント基板
57 通信制御回路
59 突出片
61 伝熱シート
63 接点ホルダ
65 接点部
67 開口
69 FPC
71 中継ぎ基板
73 IRフィルタ
75 撮像素子
77 プリント基板
79 センサホルダ
81 プリント基板
83 センサユニット
85 センサシャーシ
87 ねじ
89 ブラケット
91 ねじ
93 シャッタスペーサ
94 温度センサ
95 FPC
97 配線コネクタ
99 中継ぎ基板
101 ねじ
103 ブラケット
105 ねじ
107 撮像制御回路
109 FPC
111 中継ぎ基板
113 伝熱シート
115 突出部
117 第1開口
119 第2開口
121 部品本体
123 サイドカバー
124 流路構成部材
125 ボス
127 ねじ
129 流路
131 伝熱シート
133 フランジ
135 ねじ
137 段部
201 支持装置

Claims (5)

  1. 筐体と、
    前記筐体内に収容された撮像素子および制御回路と、
    前記撮像素子および前記制御回路の近傍に配置された中空の放熱部品とを備え、
    前記放熱部品が、前記筐体の外部に通じる開口を両端側に有し、空気が流れる流路を構成している撮影装置であって、
    前記放熱部品は、当該撮影装置が所定の撮影姿勢にあるときに、上下方向に延びる姿勢とされて、一方の前記開口である第1開口が上方に位置すると共に、他方の前記開口である第2開口が下方に位置し、
    前記放熱部品の内部には、前記第2開口から前記第1開口に向かう空気の流れを生じさせる送風機が設けられている
    ことを特徴とする撮影装置。
  2. 請求項1に記載された撮影装置において、
    前記筐体内に収容された温度センサをさらに備え、
    前記送風機は電動ファンを有し、
    前記制御回路は、前記電動ファンの回転動作を前記温度センサによって検出される温度に応じて制御する
    ことを特徴とする撮影装置。
  3. 請求項2に記載された撮影装置において、
    前記電動ファンの回転動作を禁止する禁止操作と前記電動ファンの回転動作を許可する許可操作とを受け付ける操作部をさらに備え、
    前記制御回路は、前記操作部で前記禁止操作を受け付けてから前記許可操作を受け付けるまでの間、前記電動ファンを停止させた状態とする
    ことを特徴とする撮影装置。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載された撮影装置において、
    前記送風機が内部に設けられた前記放熱部品を、前記送風機が内部に設けられていない、前記第1開口および前記第2開口を有する放熱部品と取り替え可能である
    ことを特徴とする撮影装置。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載された撮影装置において、
    前記送風機は、前記放熱部品内の前記撮像素子または前記制御回路と対応する側面位置から空気を取り入れて前記第1開口側に送り出すように構成されている
    ことを特徴とする撮影装置。
JP2019107074A 2019-06-07 2019-06-07 撮影装置 Pending JP2020201344A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019107074A JP2020201344A (ja) 2019-06-07 2019-06-07 撮影装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019107074A JP2020201344A (ja) 2019-06-07 2019-06-07 撮影装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2020201344A true JP2020201344A (ja) 2020-12-17

Family

ID=73743567

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019107074A Pending JP2020201344A (ja) 2019-06-07 2019-06-07 撮影装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2020201344A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2024161985A1 (ja) * 2023-02-03 2024-08-08 i-PRO株式会社 撮像装置

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11284889A (ja) * 1998-03-30 1999-10-15 Hitachi Denshi Ltd テレビジョンカメラ
JP2006085002A (ja) * 2004-09-17 2006-03-30 Nikon Corp 放熱構造を有するデジタルカメラ
JP2007208614A (ja) * 2006-02-01 2007-08-16 Fujifilm Corp 撮像装置
JP2014042168A (ja) * 2012-08-22 2014-03-06 Canon Inc 撮像装置及びその制御方法、プログラム、並びに記憶媒体
JP2016167496A (ja) * 2015-03-09 2016-09-15 キヤノン株式会社 電子機器、その制御方法、および制御プログラム
JP2019062487A (ja) * 2017-09-28 2019-04-18 キヤノン株式会社 撮像装置

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11284889A (ja) * 1998-03-30 1999-10-15 Hitachi Denshi Ltd テレビジョンカメラ
JP2006085002A (ja) * 2004-09-17 2006-03-30 Nikon Corp 放熱構造を有するデジタルカメラ
JP2007208614A (ja) * 2006-02-01 2007-08-16 Fujifilm Corp 撮像装置
JP2014042168A (ja) * 2012-08-22 2014-03-06 Canon Inc 撮像装置及びその制御方法、プログラム、並びに記憶媒体
JP2016167496A (ja) * 2015-03-09 2016-09-15 キヤノン株式会社 電子機器、その制御方法、および制御プログラム
JP2019062487A (ja) * 2017-09-28 2019-04-18 キヤノン株式会社 撮像装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2024161985A1 (ja) * 2023-02-03 2024-08-08 i-PRO株式会社 撮像装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6778350B1 (ja) デジタル・ビデオ・カメラ
JP7476289B2 (ja) 撮像装置
JP7119247B2 (ja) 撮像装置
JP7076996B2 (ja) 電子機器
US10250785B2 (en) Electronic apparatus capable of efficient and uniform heat dissipation
JP7102227B2 (ja) 撮像装置
US10095090B2 (en) Imaging apparatus
JP2007049369A (ja) 撮像素子パッケージの保持構造、及びレンズユニット
JP7091061B2 (ja) 撮像装置
JP2006251058A (ja) デジタルカメラ及びレンズユニット
JP2020201344A (ja) 撮影装置
JP2022139638A (ja) 撮像装置
JP2022139639A (ja) 撮像装置
JP2010148024A (ja) 撮像装置
JP2022139640A (ja) 撮像装置
JP2020202244A (ja) 撮影装置
JP2020202256A (ja) 撮影装置
JP7055369B2 (ja) 撮像装置
JP7114353B2 (ja) 撮像装置
JP2013098620A (ja) 撮像装置
JP7051925B2 (ja) 撮像装置
US20230179847A1 (en) Image pickup apparatus
JP7053026B2 (ja) 撮像装置
JP2017116816A (ja) 撮像装置
JP6779615B2 (ja) 撮像装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20220601

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20230221

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20230228

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20230829