JP6548011B2 - 熱成形装置及び熱成形方法 - Google Patents
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Description
しかしながら、例えば特許文献1に記載の真空プレス積層成形装置では、シートを上部チャンバーにセットする前、又は上部チャンバーにセットした後に、保護フィルムを剥がす作業に手間がかかり、かつ保護フィルム剥離後に露出した接着面に異物が付着し易いという問題があった。
請求項1記載の熱成形装置では、シート支持部、シート搬送部及びシート把持部によってシートが加熱部にセットされた後、フィルム巻取部によって保護フィルムを巻き取ることで、その保護フィルムがシートから剥離され、略自動的に巻き取られる。
このように本熱成形装置では、シートの接着面に保護フィルムが貼着した状態でシートが加熱部にセットされるため、シートの加熱直前まで前記接着面に異物が付着しにくくなり、従来のようにシートから保護フィルムを剥がしてから加熱部にシートをセットする場合に比べて、基材にシートが被覆した成形品の品質を向上させることができる。
また、請求項1記載の熱成形装置によれば、フィルム巻取部の位置が固定されている場合であっても、フィルム巻取部が巻き取り方向とは反対方向に反転することで、フィルム巻取部で巻き取った保護フィルムがシート搬送部によるシート搬送と共に加熱部に沿って巻き出される。そして、シート搬送部によって加熱面にシートが供給された後、フィルム巻取部が巻き取り方向に回転することで、保護フィルムが巻取られる。
請求項2記載の熱成形装置では、シート搬送部によって、シート巻出し位置からシート供給位置にシート及び保護フィルムを巻き出し可能になる。巻き出されたシートがシート供給位置においてシート把持部に把持され、シート搬送部が前記シート供給位置からシート巻出し位置に向けて移動を開始以後に、フィルム巻取部が巻き取り方向に回転し、保護フィルムがシートから剥離され、円滑にかつ略自動的に巻き取られる。
請求項3記載の熱成形装置によれば、搬送ローラを巻き返すことで、保護フィルムに皺ができることなく、フィルム巻取部によって保護フィルムが連続的かつ円滑に巻き取られる。
請求項4記載の熱成形方法によれば、シート搬送部によってロールシートを加熱部にセットし、そのシートのシート端をシート把持部に把持させると共に、フィルム巻取部によって保護フィルムをシートから剥離し、略自動的に巻き取ることができる。その後に、枠体を加熱部に対して相対的に近接させ、シートを基材の表面に被覆することができる。
即ち、シートを加熱部にセットして以降、基材の表面にシートを被覆する直前に、シートから保護フィルムを円滑に剥離することによって、基材の表面に被覆するシートの接着面が露出する時間を短くすることができる。
図1は、本発明の一実施形態(以下、本実施形態という)に係る熱成形装置1の構成を示す側面図である。図2は、熱成形装置1の構成を示す平面図である。
本実施形態に係る熱成形装置1は、基材10に対して、熱板(加熱部)3によって加熱されることで軟化したシート4を被覆させる装置である。
本実施形態のシート4は、ロール状に巻き取られたロールシート(以下、単に「シート」と記載する場合がある)とされている。
なお、図2以降の図面のうち、熱成形装置1の構成を示す平面図では、シート搬送部96及びフィルム巻取部92を省略する。
下枠2は、ステンレス等の金属製の部材であって、基台22と、周壁部21と、を備えている。
なお、非基材供給位置P2は、平面視で基材供給位置P1に対してずれた位置に外れた任意の位置であって、かつ下枠2内の基台22に基材10を脱着できる位置であればよい。つまり、基材供給位置P1に位置する下枠2と非基材供給位置P2に位置する下枠2とが部分的に重なっていてもよい。
また、架台6は省略することができ、基台22が上記のように移動可能とされていれば、基台22の設置場所及び形態も特に限定されない。
上記の構成によって、図2に示すように、基材供給部40は可能に設けられている。
周壁部21は、基台22の外周側に立設されている。
本実施形態では、基材治具60は、平面視で基材10よりも一回り小さい形状に形成されている(図4参照)。従って、基材10は、その外周部が基材治具60の側周面より外側に延出し、基材治具60の側周面上部を被覆した状態で基材治具60に保持可能とされている。即ち、基材治具60は、基材治具60の側周面が基材10の外周面より内側となるように配置及び形成されている。
本実施形態の熱板3は、下側の基材供給位置P1(図2参照)に対して近接離反する方向に昇降可能に設けられている。また、下方に移動した状態で基材供給部40の下枠2の枠上縁部2aに密接して配置可能とされている。
但し、熱板3と基材供給部40とは、上下方向において相対的に近接離反可能に設けられていればよい。従って、熱板3の位置がほぼ固定され、基材供給位置P1に配置された基材供給部40が熱板3に対して近接離反する方向に昇降可能に設けられていてもよい。
熱板3の加熱面3aには、加熱面3aに開口する複数の通気孔3b,…,3bが所定の間隔をあけて形成されている。各々の通気孔3bは、加熱面3a側を真空吸引する真空ポンプ(図示略)と、コンプレッサによって圧縮空気を貯める加圧ポンプ(図示略)とに接続されている。このように、真空タンクが設けられることで、熱成形装置1における減圧ロスが抑えられる。
本実施形態のシート搬送部96は、シート4の下方に位置する搬送ローラであって、シート4の巻き出し方向Dに沿って、シート4のシート端4eの巻出し位置P5と供給完了位置(シート供給完了位置)P6(図3参照)との間を往復移動可能に設けられている。
そこで、フィルム巻取部92は、シート搬送部96による巻き出し方向D1に沿ったシート4の搬送時に、巻き取り方向D11とは反対方向D12(以下、単に反対方向D12という場合がある)に反転自在とされている。
また、本実施形態のフィルム巻取部92は、シート搬送部96が供給完了位置P6に移動することでシート4のシート端4eをシート把持部58に把持させた後に供給完了位置P6から巻出し位置P5に向けて移動を開始以後に、巻き取り方向D11に回転することで保護フィルム5の巻き取りを開始可能とされている。
次に、熱成形装置1を用いた熱成形方法について説明する。
各構成要素が図1及び図2に示す位置に配置された状態を巻出し初期状態とする。
巻出し初期状態では、シート支持部51及びシート支持補助部52によって、シート4が支持されている。また、シート4をシート端4eが巻出し位置P5から巻き出し方向D1の前側にある程度進出するように切り出し、シート搬送部96を巻出し位置P5に配置する。また、保護フィルム5はシート4よりも長く巻き出しておき、不図示の先端部は予めフィルム巻取部92に接続する。巻出し位置P5よりも巻き出し方向D1の後側では、シート4の接着面4pに保護フィルム5が貼着された状態を保持しておく。
図3及び図4は、熱成形装置1を用いた熱成形方法を説明するための側面図及び平面図であって、シート搬送部96によってシート4及び保護フィルム5を熱板3の加熱面3aに供給する様子と、合わせて基台22に基材10を設置する様子と、を示している。
図5及び図6は、熱成形装置1を用いた熱成形方法を説明するための側面図及び平面図であって、シート4に貼着されている保護フィルム5を巻き取る様子を示している。
この際、図5に示すように、シート搬送部96の位置に対して、保護フィルム5の折り返し位置が巻き出し方向D1の前側にずれるように、フィルム巻取部92の巻取り方向D11の回転開始のタイミング及び回転速度を制御することで、保護フィルム5に適度な遊びが生じ、つっぱり等が生じ難くなり、フィルム巻取部92に保護フィルム5を円滑に巻き取ることができる。
シート搬送部96が巻出し位置P5に移動完了すると、シート4が熱板3の加熱面3aと基材供給位置P1との間に敷設された状態となる。
図7及び図8は、熱成形装置1を用いた熱成形方法を説明するための側面図及び平面図であって、巻出し位置P5から供給完了位置P6に至るシート4から保護フィルムの剥離を完了し、熱板3によってシート4を加熱する様子を示している。
図7及び図8に示すように、熱板3とシート4との間を減圧し、その加熱面3aにシート4を吸着させて加熱する。
具体的には、ヒーター31によって熱板3を加熱すると共に、熱板3に接続されている真空ポンプを作動させ、通気孔3bを介してシート4を熱板3の加熱面3a側に移動する方向に真空吸引する。これにより、熱板3の加熱面3aにシート4を吸着させ、吸着したシート4を加熱することができる。
この際、基材10を基材治具60上に被着させた後、架台6を平面視において熱板3に近づく方向(即ち、水平方向であって、矢印D3方向)に移動させ、熱板3と重なるように配置する。これにより、基台22及び基材10は、熱板3の下方の基材供給位置P1に配置される(図8参照)。
図9及び図10は、熱成形装置1を用いた熱成形方法を説明するための側面図及び平面図であって、熱板3によって加熱面3aにシート4が吸着させたまま、シート4を切断する様子を示している。
図9及び図10に示すように、シート支持補助部52と切断シート保持部56とによって、シート4を支持する。続いて、シート4の巻き出し方向D1において、シート支持補助部52と切断シート保持部56との間、即ち熱板3の加熱面3aよりも巻き出し方向D1の後側で、シート4をシート切断部54によって切断する。このようにシート支持補助部52と切断シート保持部56との両方でシート4を保持することで、シート4の切断後に、シート端4fが切断シート保持部56に保持され、シート端4gがシート支持補助部52に支持される。従って、切断後のシート4がシート端4f,4gから下降して熱成形装置1から脱落する、又は架台6に貼りつく等の事態を回避することができる。また、熱成形完了時には、円滑に効率よく、熱成形装置1を巻出し初期状態にすることができる。
図11は、熱成形装置1を用いた熱成形方法を説明するための側面図であって、下枠2を熱板3に対して近接させた状態を示している。
本実施形態の熱成形装置1を用いた熱成形方法では、熱板3を下方に移動させ、加熱面3aの外周部を、シート4を介して下枠2の枠上縁部2aに密接させる。この際、シート4は、熱板3の加熱面3aに沿って上面の全面が略接触した状態に配置される。これにより、図11に示すように、シート4の外周部は、下枠2と熱板3とによって挟持された状態となる。また、下枠2の開口が塞がれることで密閉空間Rが形成され、下枠2の周壁部21の枠上縁部2aにシート4が密接する。
但し、下枠2は熱板3に対して相対的に近接可能であればよく、熱板3の位置を固定とし、その熱板3に対して下枠2を含む基材供給部40を昇降させてもよい。
図11は、熱成形装置1を用いた熱成形方法を説明するための側面図であって、シート4を介して熱板3を下枠2に密接させた状態を示している。図11に示すように、熱成形装置1には、熱板3と基材供給部40の下枠2とで囲まれた密閉空間Rが形成されている。この状態から、熱板3の通気孔3bを介してシート4が下方に移動する方向に真空吸引する。これにより、シート4の下側の収容空間Rの空気は、基台22に向けて吸引され、密閉空間Rが減圧されて高真空度状態になる。
具体的には、熱板3に吸着されたシート4が所定温度に加熱され、所定時間を経過した後に、熱板3の通気孔3bの真空吸引を止めて吸着動作を停止する。これにより、熱板3とシート4との間が大気開放されるので、シート4を挟んで上下の空間に圧力差が生じる。
図12に示すように、加熱によって軟化したシート4は熱板3の加熱面3aから離れ、シート4下側の下枠2の基台22(基材10側)に向かって移動し、基材10の表面に押し付けられる。これにより、シート4が基材10を被覆し、基材10の表面に接着される。
なお、熱板3とシート4との間を大気開放する際、各々に接続されている真空タンクを加圧タンクに切り替えることで、熱板3の通気孔3bより圧縮空気を噴出させ、密閉空間R内を加圧するようにしてもよい。
このようにして予め設定された圧の圧縮空気を密閉空間R内に導入すると、圧縮空気は収容空間Rの開口側全面に位置するシート4を押圧することにより、シート4を介して基材10及び基材治具60を押圧する。
この後、必要に応じてシート4のトリミングを行ってもよい。
図13及び図14は、熱成形装置1を用いた熱成形方法を説明するための側面図及び平面図であって、シート4が被覆された基材10を基材供給位置P1から非基材供給位置P2に移動させ、基材治具60から取り外す様子を示している。
図13及び図14に示すように、熱板3を上方に移動させ、かつ、下枠2を熱板3から離れる方向かつ水平方向に移動させる。このようにして、基材供給部40によって、基材10及び基台22を基材供給位置P1から非基材供給位置P2に移動させる。そして、シート4を被覆及び接着させた基材10を基材治具60から取り外す。
以上の作業によって成形品が完成し、一連の成形動作が完了する。
上記説明したように、本実施形態の熱成形装置1によれば、シート支持部51、シート支持補助部52によってロールシートが巻き出し可能に支持され、シート搬送部96によってシート4及びシート4の接着面4pに貼着された保護フィルム5がシート把持部58に向けて巻き出される。そして、シート把持部58によってシート4のシート端4eが把持され、シート4が熱板3の加熱面3aにセットされた後、フィルム巻取部92によって保護フィルム5を巻き取ることで、その保護フィルムがシートから剥離され、略自動的に巻き取られる。従って、シート4の接着面4pに保護フィルム5が貼着した状態でシート4が加熱面3aにセットされるため、シート4の加熱直前まで接着面4pに異物が付着しにくくなり、従来のようにシート4から保護フィルム5を剥がしてから加熱面3aにシート4をセットする場合に比べて、基材10にシート4が被覆した成形品の品質を向上させることができる。
さらに、シート搬送部96が供給完了位置P6から巻出し位置P5に向けて移動を開始以後に、フィルム巻取部92で保護フィルム5の巻き取りが開始されるので、シート4を熱板3の加熱面3aにセットした後、シート4の接着面4pから保護フィルム5を円滑にかつ略自動的に巻き取ることができる。これにより、シート4の接着面4pへの異物の付着をより高い確率で防ぐことができる。
即ち、シート4を熱板3の加熱面3aにセットしてから、基材10の表面にシート4を被覆する直前に、シート4から保護フィルム5を円滑に剥離することによって、基材10の表面に被覆するシート4の接着面4pが露出する時間を短くすることができる。従って、シート4の接着面4pへの異物の付着を防ぐことができる。
図15及び図16に示すように、熱成形装置1Bは、ヒーター等の輻射板131を有する輻射式加熱部(加熱部)133を備えた構成となっている。輻射式加熱部133は、天板136と、天板136から下方に且つ天板136の板面に垂直に立設された周壁部132と、天板136の底面(即ち、天板136及び周壁部132に囲まれた空間の上部)に設けられた輻射板131と、を備えている。なお、輻射板131は、一枚でもよく、図15に示すように複数であってもよい。輻射板131は、所望のタイミングで高温に加熱されるように構成されている。
次に、シート4を輻射式加熱部133及び下枠2よりも巻き出し方向D1の後側で、シート切断部54によって切断する。その後、下枠2の周壁部21の上端を輻射式加熱部133の周壁部132の下端に対して相対的に近接させるとともにシート4及び周壁部132に接触させる。そして、シート4と下枠2とによって囲まれた密閉空間R内を減圧するとともに、シート4を基材10の表面に被覆する。この際、輻射式加熱部133の輻射板131を高温に加熱することで、輻射板131からの輻射熱によってシート4が加熱されて軟化する。
図17及び図18に示すように、熱成形装置1Cは、熱成形装置1の構成要素に加えて、テンションスイッチ111及び押さえ部120を備えている。テンションスイッチ111は、弛みなく張った状態の保護フィルム5が接触可能な位置において、シート搬送部96とフィルム巻取部92との間に設けられ、具体的にはフィルム巻取補助部94とフィルム巻取部92との間に設けられている。押さえ部120は、巻き出し方向D1において、シート4の巻出し位置P5の近傍であって、少なくともシート4の切断位置よりも後方に配置されている。
熱成形装置1を用いた熱成形方法で説明したように、シート把持部58で把持されたシート4の接着面4pに貼着されている保護フィルム5を巻き取る際に、シート搬送部96を供給完了位置P6から巻出し位置P5に移動させ、さらにフィルム巻取部92を巻取り方向D11に回転させる。この際、シート搬送部96の位置に対して、保護フィルム5の折り返し位置が巻き出し方向D1の前側にずれるため、フィルム巻取部92の巻取り方向D11の回転開始のタイミング及び回転速度を制御することで、保護フィルム5に適度な遊びが生じる。この際、図17に示すように、フィルム巻取補助部94とフィルム巻取部92との間に位置する保護フィルム5にも弛みが生じる。
なおまた、上記実施形態及び該実施形態の第一変形例、第二変形例の構成は適宜組み合わせてもよい。
2…下枠(枠体)
3…熱板(加熱部)
3a…加熱面
4…シート
4e…シート端
4p…接着面
5…保護フィルム
10…基材
10a…底面
22…基台
40…基材供給部
51…シート支持部
58…シート把持部
92…フィルム巻取部
96…シート搬送部
133…輻射式加熱部(加熱部)
D1…巻き出し方向
D11…巻き取り方向
D12…反対方向
P5…巻出し位置(シート巻出し位置)
P6…供給完了位置(シート供給完了位置)
R…密閉空間
Claims (4)
- 基台と、接着面に保護フィルムが貼着され、かつロール状に巻き取られたロールシートを巻き出したシートを加熱する加熱部と、を有し、前記基台に保持された基材に対して、前記加熱部によって加熱されることで軟化したシートを金型賦形する、又は前記基材に接着する熱成形装置であって、
前記ロールシートを巻出し可能に支持するシート支持部と、
前記加熱部に前記シートを供給するシート搬送部と、
前記加熱部に供給された前記シートのシート端を着脱可能に把持するシート把持部と、
該シート把持部で把持された前記シートに貼着されている保護フィルムを巻き取ることで前記シートから前記保護フィルムを剥離させるフィルム巻取部と、
を備え、
前記フィルム巻取部は、前記シート搬送部によるシートの搬送時に、巻き取り方向とは反対方向に反転するように回転自在に設けられていることを特徴とする熱成形装置。 - 前記シート搬送部は、前記シートを前記加熱部の延在方向に沿って、前記シート端のシート巻出し位置とシート供給完了位置との間で往復移動可能に設けられ、
前記シート搬送部が前記シート供給完了位置からシート巻出し位置に向けて移動を開始以後に、前記フィルム巻取部で前記保護フィルムの巻き取りが開始されることを特徴とする請求項1に記載の熱成形装置。 - 前記シート搬送部は、前記シートの下方に位置する搬送ローラであって、
前記シートに貼着されている前記保護フィルムが前記搬送ローラを巻き回して前記フィルム巻取部で巻き取られていることを特徴とする請求項2に記載の熱成形装置。 - 請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の熱成形装置を用いた熱成形方法であって、
前記シート支持部で支持された前記ロールシートを前記シート搬送部によって巻き出し、前記加熱部に前記シートを供給する工程と、
前記加熱部に供給された前記シートのシート端を前記シート把持部で着脱可能に把持する工程と、
フィルム巻取部を回転させ、該シート把持部で把持された前記シートに貼着されている前記保護フィルムを巻き取ることで前記シートから前記保護フィルムを剥離させる工程と、
前記加熱部によって前記シートを加熱する工程と、
前記基台及び前記基材を収容した枠体を前記加熱部に対して相対的に近接させるとともに前記シートを介して前記加熱部に接触させる工程と、
前記シートと前記枠体とによって囲まれた密閉空間内を減圧すると共に、前記シートを金型賦形する、又は前記基材に接着する工程と、
を備えることを特徴とする熱成形方法。
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