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JP6540835B2 - 空気入りタイヤ - Google Patents

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JP6540835B2 JP2018016446A JP2018016446A JP6540835B2 JP 6540835 B2 JP6540835 B2 JP 6540835B2 JP 2018016446 A JP2018016446 A JP 2018016446A JP 2018016446 A JP2018016446 A JP 2018016446A JP 6540835 B2 JP6540835 B2 JP 6540835B2
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Description

本発明は、良好な氷雪路性能と操縦安定性能とを発揮しうる空気入りタイヤに関する。
近年、冬用の空気入りタイヤにおいて、氷雪路の他、乾燥路も走行する機会が増えている。このような空気入りタイヤでは、良好な氷雪路性能だけでなく、乾燥路での優れた操縦安定性能が求められている。
氷雪路性能を向上させるために、例えば、トレッド部に多数のサイプが設けられた空気入りタイヤが提案されている。
しかしながら、上述のような空気入りタイヤは、トレッド部の剛性が小さいため、乾燥路での優れた操縦安定性能を発揮することができなかった。
特開2010−285035号公報
本発明は、以上のような問題点に鑑み案出なされたもので、ショルダー陸部に設けられるサイプを改善することを基本として、氷雪路性能と操縦安定性能とをバランス良く向上し得る空気入りタイヤを提供することを主たる目的としている。
本発明は、トレッド部に、トレッド端側をタイヤ周方向に連続してのびるショルダー主溝と、前記ショルダー主溝のタイヤ軸方向外側のショルダー陸部とを含む空気入りタイヤであって、前記ショルダー陸部には、前記ショルダー主溝からトレッド端側にのびかつタイヤ軸方向の外端が前記ショルダー陸部内で終端する第1ショルダーサイプと、前記第1ショルダーサイプの前記外端よりもトレッド端側に位置する内端からトレッド端側にのびる第2ショルダーサイプとを含み、前記第2ショルダーサイプの前記内端は、前記第1ショルダーサイプをタイヤ軸方向外側に仮想延長した位置に設けられていることを特徴とする。
本発明に係る空気入りタイヤは、前記第2ショルダーサイプが、前記第1ショルダーサイプをタイヤ軸方向外側に仮想延長した延長線上をのびているのが望ましい。
本発明に係る空気入りタイヤは、前記トレッド部には、前記ショルダー主溝のタイヤ軸方向内側をタイヤ周方向に連続してのびる少なくとも1本のセンター主溝と、前記ショルダー主溝と前記センター主溝との間に区分されたミドル陸部とを含み、前記ミドル陸部には、第1端が前記センター主溝又は前記ショルダー主溝に位置しかつ第2端が前記ミドル陸部内で終端する複数のミドルラグ溝が設けられ、前記ミドルラグ溝の溝幅は、前記第1端から前記第2端に向かって段階的に小さくなるように変化しているのが望ましい。
本発明に係る空気入りタイヤは、前記ミドル陸部には、前記センター主溝と前記ショルダー主溝との間を継ぐ複数本の第1ミドルサイプが設けられ、前記ミドルラグ溝とこれに隣接する前記第1ミドルサイプとの間に区分された陸部片には、前記第1端側に向かってタイヤ半径方向内方に傾斜する面取り部が設けられているのが望ましい。
本発明に係る空気入りタイヤは、前記ミドル陸部には、前記ミドルラグ溝の前記第2端から、前記第1端とは反対側にのびて前記センター主溝又は前記ショルダー主溝に連通する第2ミドルリブサイプが設けられているのが望ましい。
本発明に係る空気入りタイヤは、前記ショルダー陸部には、トレッド端からタイヤ軸方向内側にのびかつ内端がショルダー陸部で終端するショルダーラグ溝と、前記ショルダーラグ溝の前記内端と前記ショルダー主溝との間を継ぐ第3ショルダーサイプとが設けられているのが望ましい。
本発明に係る空気入りタイヤは、前記トレッド部には、前記ショルダー主溝のタイヤ軸方向内側をタイヤ周方向に連続してのびる一対のセンター主溝と、前記センター主溝の間に区分されたセンター陸部とを含み、前記センター陸部には、第1端が前記センター主溝に位置しかつ第2端が前記センター陸部内で終端する複数のセンターラグ溝が設けられ、前記センターラグ溝の溝幅は、前記第1端から前記第2端に向かって段階的に小さくなるように変化しているのが望ましい。
本発明の空気入りタイヤでは、ショルダー陸部には、ショルダー主溝からトレッド端側にのびかつタイヤ軸方向の外端がショルダー陸部内で終端する第1ショルダーサイプと、第1ショルダーサイプの外端よりもトレッド端側に位置する内端からトレッド端側にのびる第2ショルダーサイプとを含んでいる。第2ショルダーサイプの内端は、第1ショルダーサイプをタイヤ軸方向外側に仮想延長した位置に設けられている。このような各サイプは、氷雪路面に対して摩擦力を発揮するので、氷雪路性能が向上する。また、ショルダー陸部は、第1ショルダーサイプと第2ショルダーサイプとがタイヤ軸方向で離れているため、ショルダー陸部の剛性が高く確保され、乾燥路での優れた操縦安定性能が発揮される。さらに、第1ショルダーサイプと第2ショルダーサイプとが協働することにより、第1ショルダーサイプを仮想延長させて第2ショルダーサイプに継げた1本の仮想サイプと同等の大きな摩擦力が発揮されるため、さらに氷雪路性能が向上する。
従って、本発明の空気入りタイヤは、氷雪路性能と操縦安定性能とがバランス良く向上する。
本発明の一実施形態の空気入りタイヤのトレッド部の展開図である。 図1のショルダー陸部の拡大図である。 図1のミドル陸部の拡大図である。 図1のセンター陸部の拡大図である。 ミドル面取り部付近の斜視図である。
以下、本発明の実施の一形態が図面に基づき説明される。
図1は、本発明の一実施形態を示す空気入りタイヤ1のトレッド部2の展開図である。本実施形態の空気入りタイヤ(以下、単に「タイヤ」ということがある)1は、例えば、乗用車用の空気入りタイヤとして好適に利用される。
図1に示されるように、トレッド部2には、トレッド端Te側をタイヤ周方向に連続してのびるショルダー主溝3と、ショルダー主溝3のタイヤ軸方向内側をタイヤ周方向に連続してのびる少なくとも1本のセンター主溝4とが設けられている。本実施形態のセンター主溝4は、タイヤ赤道Cの各側に1本(合計2本)設けられている。
前記「トレッド端」Teは、正規リムにリム組みされかつ正規内圧が充填された無負荷である正規状態のタイヤ1に、正規荷重を負荷してキャンバー角0度で平面に接地させたときの最もタイヤ軸方向外側の接地位置として定められる。正規状態において、各トレッド端Te、Te間のタイヤ軸方向の距離がトレッド接地幅TWとして定められる。特に断りがない場合、タイヤの各部の寸法等は、正規状態で測定された値である。
「正規リム」とは、タイヤが基づいている規格を含む規格体系において、当該規格がタイヤ毎に定めるリムであり、例えばJATMAであれば "標準リム" 、TRAであれば "Design Rim" 、ETRTOであれば "Measuring Rim" である。
「正規内圧」とは、タイヤが基づいている規格を含む規格体系において、各規格がタイヤ毎に定めている空気圧であり、JATMAであれば "最高空気圧" 、TRAであれば表 "TIRE LOAD LIMITS AT VARIOUS COLD INFLATION PRESSURES" に記載の最大値、ETRTOであれば "INFLATION PRESSURE" である。タイヤが乗用車用である場合、正規内圧は、180kPaである。
「正規荷重」とは、タイヤが基づいている規格を含む規格体系において、各規格がタイヤ毎に定めている荷重であり、JATMAであれば "最大負荷能力" 、TRAであれば表 "TIRE LOAD LIMITS AT VARIOUS COLD INFLATION PRESSURES" に記載の最大値、ETRTOであれば "LOAD CAPACITY" である。タイヤが乗用車用の場合、正規荷重は、前記荷重の88%に相当する荷重である。
各主溝3、4は、タイヤ周方向に沿った直線状である。このような主溝3、4は、各主溝3、4近傍の陸部の剛性を高め、制動時の車両のふらつきや片流れなどの不安定な挙動を抑制し、操縦安定性能を向上する。また、主溝3、4は、溝内の雪をスムーズに回転方向の後着側に排出するため、排雪性能を向上する。
各主溝3、4の溝幅W1は、特に限定されるものではないが、雪路走行時の排雪性能と乾燥路での操縦安定性能とをバランス良く高める観点より、好ましくはトレッド接地幅TWの2%〜9%である。また、ショルダー主溝3の溝深さ(図示省略)及びセンター主溝4の溝深さDc(図5に示す)は、好ましくは6.5〜8.5mmである。
トレッド部2は、各主溝3、4によって、一対のショルダー陸部5、一対のミドル陸部6、及び、タイヤ赤道C上に配されるセンター陸部7に区分されている。ショルダー陸部5は、ショルダー主溝3とトレッド端Teとの間に形成されている。ミドル陸部6は、センター主溝4とショルダー主溝3との間に形成されている。センター陸部7は、センター主溝4、4間に形成されている。
図2は、図1の右側のショルダー陸部5の拡大図である。図2に示されるように、ショルダー陸部5には、第1ショルダーサイプ8、第2ショルダーサイプ9、第3ショルダーサイプ12及びショルダーラグ溝14が、それぞれタイヤ周方向に複数本設けられている。本明細書において、サイプは、幅が2.0mm未満の小幅な溝状体として定義される。ラグ溝等のタイヤ軸方向にのびる溝は、溝幅が2.0mm以上の幅広の溝状体として定義される。
第1ショルダーサイプ8は、ショルダー主溝3からトレッド端Te側にのびかつタイヤ軸方向の外端8eがショルダー陸部5内で終端している。
第2ショルダーサイプ9は、第1ショルダーサイプ8の外端8eよりもトレッド端Te側に位置する内端9iからトレッド端Te側にのびている。第2ショルダーサイプ9の内端9iは、第1ショルダーサイプ8をタイヤ軸方向外側に仮想延長した位置に設けられている。
このような各サイプ8、9は、氷雪路面に対して摩擦力を発揮するので、氷雪路性能が向上する。また、第1ショルダーサイプ8と第2ショルダーサイプ9とがタイヤ軸方向で離れているため、ショルダー陸部5の剛性が高く確保され、乾燥路での優れた操縦安定性能が発揮される。さらに、第1ショルダーサイプ8と第2ショルダーサイプ9とが協働することにより、第1ショルダーサイプ8を仮想延長させて第2ショルダーサイプ9に継げた1本の仮想サイプと同等の大きな摩擦力が発揮されるため、さらに氷雪路性能が向上する。前記「仮想延長した位置」とは、第1ショルダーサイプ8の中心線を延長させた延長線8c上に第2ショルダーサイプ9の内端9iが設けられる態様は勿論、延長線8cと内端9iとの最短距離(図示省略)が3mm以下の態様を含むものである。
本実施形態では、第2ショルダーサイプ9は、第1ショルダーサイプ8の延長線8c上をのびている。これにより、第1ショルダーサイプ8と第2ショルダーサイプ9とで、滑らかにのびる1本の仮想サイプが得られるため、氷雪路に対しさらに大きな摩擦力が発揮されるので、一層、氷雪路性能が向上する。より好ましい態様では、延長線8cが、第2ショルダーサイプ9内を少なくとも第2ショルダーサイプ9の長さの50%以上のびている。本実施形態では、延長線8cは、第2ショルダーサイプ9内をのびている。
第1ショルダーサイプ8の延長線8cは、本実施形態では、滑らかな円弧を形成している。これにより、両ショルダーサイプ8、9は、多方向に大きな摩擦力を発揮し、氷雪路性能を向上する。
第1ショルダーサイプ8の外端8eと第2ショルダーサイプ9の内端9iとの間には、サイプが形成されていない途切れ部10が存在する。途切れ部10のタイヤ軸方向の距離L1が大きい場合、第1ショルダーサイプ8と第2ショルダーサイプ9とが協働できず、摩擦力の向上効果が大きく低減する。途切れ部10の距離L1が小さい場合、ショルダー陸部5の剛性を効果的に高めることができないおそれがある。このため、途切れ部10の距離L1は、好ましくはショルダー陸部5のタイヤ軸方向の最大幅Wsの5%〜14%である。
第1ショルダーサイプ8のタイヤ軸方向の長さL2が小さい場合、途切れ部10がショルダー主溝4側に配されるため、旋回走行時、より大きな横力が作用するトレッド端Te側の剛性が大きく低下するおそれがある。このため、第1ショルダーサイプ8の長さL2は、好ましくはショルダー陸部5の最大幅Wsの50%以上である。第1ショルダーサイプ8のタイヤ軸方向の長さL2が過度に大きい場合、ショルダー陸部5のショルダー主溝3側領域5A、及び、トレッド端Te側領域5Bの剛性バランスが悪化するおそれがある。このため、第1ショルダーサイプ8の長さL2は、好ましくはショルダー陸部5の最大幅Wsの65%以下である。
第2ショルダーサイプ9は、本実施形態では、トレッド端Teまでのびている。これにより、氷雪路に対する優れた摩擦力が発揮される。
このような第1ショルダーサイプ8及び第2ショルダーサイプ9の深さ(図示省略)は、好ましくはショルダー主溝3の溝深さの40〜80%である。
ショルダーラグ溝14は、トレッド端Teからタイヤ軸方向内側にのびかつその内端14iがショルダー陸部5で終端している。このようなショルダーラグ溝14は、ラグ溝内の雪をトレッド端Teの外側に排出できるため、氷雪路性能を向上する。
ショルダーラグ溝14の溝幅W2は、好ましくはショルダー主溝3の溝幅W1の30%〜50%である。ショルダーラグ溝14の溝幅W2が大きい場合、ショルダー陸部5の剛性が大きく低下するおそれがある。ショルダーラグ溝14の溝幅W2が小さい場合、雪柱せん断力が小さくなり、雪路でのトラクションが低下するおそれがある。本実施形態のショルダーラグ溝14は、タイヤ軸方向外側に向かって、溝幅W2が漸増している。これにより、雪がさらにスムーズに排出される。
ショルダー陸部5の剛性を大きく確保しつつ、雪柱せん断力を高めるために、ショルダーラグ溝14のタイヤ軸方向の長さL3は、好ましくはショルダー陸部5の最大幅Wsの70%〜90%である。
第3ショルダーサイプ12は、ショルダーラグ溝14の内端14iとショルダー主溝3との間を継いでいる。このような第3ショルダーサイプ12は、接地時に、ショルダーラグ溝14の開閉を大きくして、さらに多くの雪を掴むことができる。
第3ショルダーサイプ12は、ショルダーラグ溝14と滑らかに接続されている。これにより、ショルダー陸部5の剛性を高く確保している。本実施形態では、第3ショルダーサイプ12の一方側のサイプ縁12aと、ショルダーラグ溝14の一方側の溝縁14aとが滑らかに接続されている。
第3ショルダーサイプ12の深さは、好ましくはショルダー主溝3の溝深さの25〜80%である。ショルダーラグ溝14の溝深さ(図示省略)は、好ましくはショルダー主溝3の溝深さの50〜80%である。
各ショルダーサイプ8、9、12及びショルダーラグ溝14は、同じ向きに傾斜している。これにより、ショルダー陸部5の剛性が高く確保される。本実施形態では、各ショルダーサイプ8、9、12及びショルダーラグ溝14のタイヤ軸方向に対する角度α1は、トレッド端Te側に向かって漸減している。これにより、旋回走行時、相対的に大きな横力が作用するショルダー陸部5のタイヤ軸方向外側のパターン剛性を高めることができるので良好な氷雪路性能を得ることができる。このような観点より、ショルダーサイプ8、9、12及びショルダーラグ溝14の角度α1は、好ましくは30度以下である。
図3は、図1の右側のミドル陸部6の拡大図である。図3に示されるように、ミドル陸部6は、ミドルラグ溝18、第1ミドルサイプ21、第2ミドルサイプ22がタイヤ周方向に複数本設けられている。
ミドルラグ溝18は、第1ミドルラグ溝18Aと第2ミドルラグ溝18Bとを含んでいる。第1ミドルラグ溝18Aは、その第1端19aがショルダー主溝3に位置しかつ第2端20aがミドル陸部6内で終端している。第2ミドルラグ溝18Bは、その第1端19bがセンター主溝4に位置しかつ第2端20bがミドル陸部6内で終端している。第1ミドルラグ溝18Aと第2ミドルラグ溝18Bとは、タイヤ周方向に交互に設けられている。これにより、大きな雪柱せん断力が発揮されるとともに、ミドル陸部6の剛性をタイヤ軸方向に亘ってバランス良く確保して、操縦安定性能を維持することができる。
ミドルラグ溝18は、溝幅が第1端19から第2端20に向かって段階的に小さくなるように変化している。これにより、ミドルラグ溝18内の雪がスムーズにショルダー主溝3又はセンター主溝4に排出される。
本実施形態のミドルラグ溝18は、幅広部23と、幅広部23よりも溝幅の小さい幅狭部24とを含んでいる。幅広部23は、ミドルラグ溝18の第1端19を有しかつミドル陸部6の内方に向かってのびている。幅狭部24は、幅広部23と段差部25を介して接続されかつミドルラグ溝18の第2端20を有している。本実施形態の幅広部23及び幅狭部24は、溝幅が等しい等幅部を有している。このようなミドルラグ溝18は、大きなエッジ成分を有するため、氷路面との摩擦力を高める。
本実施形態では、幅広部23の一方側の溝縁23aと幅狭部24の一方側の溝縁24aとが一本の滑らかな溝縁を形成している。これにより、ミドル陸部6の剛性がより高く確保される。
幅広部23のタイヤ軸方向の長さL5は、好ましくはミドルラグ溝18のタイヤ軸方向の長さL6の35%〜50%である。幅広部23の長さL5がミドルラグ溝18の長さL6の35%未満の場合、幅広部23の溝容積が小さくなり、雪柱せん断力が低下するおそれがある。幅広部23の長さL5がミドルラグ溝18の長さL6の50%を超える場合、ミドル陸部6の剛性が大きく低下するおそれがある。
幅広部23の溝幅W3は、好ましくは幅狭部24の溝幅W4よりも大きい。これにより、ミドル陸部6の剛性を過度に低下させることなく、ミドルラグ溝18内の雪を主溝3、4へスムーズに除去することができる。幅広部23の溝幅W3は、好ましくはショルダー主溝3の溝幅W1の35%〜55%である。
ミドルラグ溝18の長さL6は、ミドル陸部6の剛性を確保しつつ雪柱せん断力を高めるため、好ましくはミドル陸部6の最大幅Wmの50%〜90%である。
第1ミドルサイプ21は、センター主溝4とショルダー主溝3との間を継いでいる。第1ミドルサイプ21は、第1ミドルラグ溝18Aと第2ミドルラグ溝18Bとの間に複数本、本実施形態では2本設けられている。
第2ミドルサイプ22は、ショルダー側サイプ22Aとセンター側サイプ22Bとを含んでいる。ショルダー側サイプ22Aは、第2ミドルラグ溝18Bの第2端20bとショルダー主溝3とを継いでいる。センター側サイプ22Bは、第1ミドルラグ溝18Aの第2端20aとセンター主溝4とを継いでいる。これにより、ミドルラグ溝18は、大きく開閉することができ、雪を効果的に確保するため、雪柱せん断力を高める。
第2ミドルサイプ22は、ミドルラグ溝18と滑らかに接続されている。これにより、ミドル陸部6の剛性を高く確保している。本実施形態では、第2ミドルサイプ22の一方側のサイプ縁22aと、ミドルラグ溝18の一方側の溝縁18aとが滑らかに接続されている。
ミドルラグ溝18、第1ミドルサイプ21及び第2ミドルサイプ22は、同じ向きに傾斜している。これにより、ミドル陸部6の剛性が高く確保される。本実施形態では、各ミドルサイプ21、22及びミドルラグ溝18のタイヤ軸方向に対する角度α2は、トレッド端Te側に向かって漸減している。これにより、旋回走行時、相対的に大きな横力が作用するミドル陸部6のタイヤ軸方向外側のパターン剛性を高めることができるので良好な氷雪路性能を得ることができる。
ミドル陸部6は、ショルダー陸部5に比して、直進走行時に、大きな接地圧が作用する。このため、ミドルサイプ21、22及びミドルラグ溝18の角度α2は、第1ショルダーサイプ8の角度α1よりも大きいのが望ましい。ミドルサイプ21、22及びミドルラグ溝18の角度α2は、好ましくは30〜45度である。
このような第1ミドルサイプ21の深さD1(図5に示す)及び第2ミドルサイプ22の深さ(図示省略)は、好ましくはショルダー主溝3の溝深さの25〜80%である。ミドルラグ溝18の溝深さ(図示省略)は、好ましくはショルダー主溝3の溝深さの50〜80%である。
ミドル陸部6は、ミドルラグ溝18とこのミドルラグ溝18に隣接する第1ミドルサイプ21との間に区分されたミドル陸部片26を有している。
ミドル陸部片26には、第1端19側に向かってタイヤ半径方向内方に傾斜するミドル面取り部27が設けられている。このようなミドル面取り部27は、剛性が小さくなりやすい第1端19近傍のミドル陸部片26の剛性を高く維持し、優れた操縦安定性能を確保する。
ミドル面取り部27は、第1ミドルラグ溝18Aと隣り合う第1ミドル面取り部27Aと、第2ミドルラグ溝18Bと隣り合う第2ミドル面取り部27Bとを含んでいる。これにより、ミドル陸部6の剛性がタイヤ軸方向の両側でバランスされるため、氷雪路性能や操縦安定性能が、さらに高く維持される。ミドル面取り部27は、ミドル陸部片26のタイヤ周方向に亘って形成されている。これにより、上述の作用が効果的に発揮される。
本実施形態のミドル面取り部27は、ミドルラグ溝18の幅広部23のみに連通している。ミドル面取り部27が幅狭部24までのびる場合、ミドル陸部6の接地面積が大きく減少し、操縦安定性能が悪化するおそれがある。このような観点より、ミドル面取り部27のタイヤ軸方向の長さL7は、好ましくは1〜4mmである。ミドル面取り部27の最大深さ(図示省略)は、好ましくはセンター主溝4の溝深さDcの15〜80%である。
図4は、図1のセンター陸部7の拡大図である。図4に示されるように、センター陸部7には、センターラグ溝30と第1センターサイプ31と第2センターサイプ32とがタイヤ周方向に複数本設けられている。
センターラグ溝30は、第1センターラグ溝30Aと第2センターラグ溝30Bとを含んでいる。第1センターラグ溝30Aは、その第1端33aが一方側のセンター主溝4a(図4では右側のセンター主溝)に位置しかつ第2端34aがセンター陸部7内で終端している。第2センターラグ溝30Bは、その第1端33bが他方側のセンター主溝4b(図4では左側のセンター主溝)に位置しかつ第2端34bがミドル陸部6内で終端している。第1センターラグ溝30Aと第2センターラグ溝30Bとは、タイヤ周方向に交互に設けられる。これにより、大きな雪柱せん断力が発揮されるとともに、センター陸部7の剛性をタイヤ軸方向に亘ってバランス良く確保して、操縦安定性能を維持することができる。
センターラグ溝30は、溝幅が第1端33から第2端34に向かって段階的に小さくなるように変化している。これにより、センターラグ溝30内の雪がスムーズにセンター主溝4に排出される。
本実施形態のセンターラグ溝30は、幅広部35と、幅広部35よりも溝幅の小さい幅狭部36とを含んでいる。幅広部35は、センターラグ溝30の第1端33を有しかつセンター主溝4からセンター陸部7の内方に向かってのびている。幅狭部36は、幅広部35と段差部39を介して接続されかつセンターラグ溝30の第2端34を有している。本実施形態の幅広部35及び幅狭部36は、溝幅が等しい等幅部を有している。このようなセンターラグ溝30は、大きなエッジ成分を有するため、氷路面との摩擦力を高める。
本実施形態では、幅広部35の一方側の溝縁35aと幅狭部36の一方側の溝縁36aとが一本の滑らかな溝縁を形成している。これにより、センター陸部7の剛性がより高く確保される。
第1センターサイプ31は、センター主溝4、4間を継いでいる。第1センターサイプ31は、第1センターラグ溝30Aと第2センターラグ溝30Bとの間に複数本、本実施形態では2本設けられている。
第2センターサイプ32は、第2センターラグ溝30Bと一方側のセンター主溝4aとを継いでいる一方側の第2センターサイプ32aと、第1センターラグ溝30Aと他方側のセンター主溝4bとを継いでいる他方側の第2センターサイプ32bとを有している。これにより、センターラグ溝30は、大きく開閉することができ、雪を効果的に確保するため、雪柱せん断力を高める。
センターラグ溝30、第1センターサイプ31及び第2センターサイプ32は、同じ向きに傾斜している。本実施形態では、センターラグ溝30、第1センターサイプ31及び第2センターサイプ32のタイヤ軸方向に対する角度α3が同じである。これにより、センター陸部7の剛性が高く確保される。
センターラグ溝30とミドルラグ溝18とは、逆向きに傾斜している。これにより、センターラグ溝30とミドルラグ溝18とに作用する横方向の力が相殺されるので、氷雪路や乾燥路での直進安定性能が向上する。前記作用を効果的に発揮させる観点より、センターサイプ31、32及びセンターラグ溝30の角度α3は、好ましくは35〜50度である。
このような第1センターサイプ31及び第2センターサイプ32の深さ(図示省略)は、好ましくはショルダー主溝3の溝深さの25〜80%である。センターラグ溝30の溝深さD2(図5に示す)は、好ましくはショルダー主溝3の溝深さの50〜80%である。
センター陸部7は、センターラグ溝30とこのセンターラグ溝30に隣接する第1センターサイプ31との間に区分されたセンター陸部片37を有している。
センター陸部片37には、第1端33側に向かってタイヤ半径方向内方に傾斜するセンター面取り部38が設けられている。このようなセンター面取り部38は、剛性が小さくなりやすい第1端33近傍のセンター陸部片37の剛性を高く維持し、優れた操縦安定性能を確保する。
センター面取り部38は、第1センターラグ溝30Aと隣り合う第1センター面取り部38Aと、第2センターラグ溝30Bと隣り合う第2センター面取り部38Bとを含んでいる。これにより、センター陸部7の剛性がタイヤ軸方向の両側でバランスされるため、氷雪路性能や操縦安定性能が高く維持される。
センター面取り部38は、センター陸部片37のタイヤ周方向に亘って形成されている。これにより、上述の作用が効果的に発揮される。
本実施形態では、センター面取り部38は、センターラグ溝30の幅広部35のみに連通している。センター面取り部38が幅狭部36までのびる場合、センター陸部7の接地面積が大きく減少し、操縦安定性能が悪化するおそれがある。このような観点より、センター面取り部38のタイヤ軸方向の長さL8は、好ましくは1〜4mmである。センター面取り部38の最大深さD3(図5に示す)は、好ましくはセンター主溝4の溝深さDcの15〜80%である。
図5は、センター面取り部38付近の断面図である。図1及び図5に示されるように、本実施形態では、センター面取り部38と、ミドルラグ溝18の幅広部23とがタイヤ周方向で重なる重なり部40が形成される。このような重なり部40は、幅広部23、センター主溝4、及び、センター面取り部38とでタイヤ軸方向にのびる溝状体を形成し、大きな雪柱せん断力を発揮して氷雪路性能を向上させる。なお、センター面取り部38に隣接するセンターラグ溝30の幅広部35とミドルラグ溝18の幅広部23とは、タイヤ周方向に位置ずれしている。これにより、センターラグ溝30及びミドルラグ溝18内の雪がスムーズにセンター主溝4に排出されるため、排雪性能が高まり、氷雪路性能が向上する。
以上、本発明の実施形態について、詳述したが、本発明は例示の実施形態に限定されるものではなく、種々の態様に変形して実施しうるのは言うまでもない。
図1の基本パターンを有するサイズ215/60R16の空気入りタイヤが、表1の仕様に基づき試作され、各試供タイヤの氷雪路性能及び操縦安定性能がテストされた。各試供タイヤの共通仕様やテスト方法は、以下の通りである。
トレッド接地幅TW:166mm
ミドル面取り部の長さ:2mm
ミドル面取り部の深さ:2mm
センター面取り部の長さ:2mm
センター面取り部の深さ:2mm
ミドルラグ溝の溝深さ:6mm
センターラグ溝の溝深さ:6mm
比較例1は、第2ショルダーサイプが設けられていない。
<氷雪路性能・操縦安定性能>
各試供タイヤが、下記の条件で、排気量が1800ccの前輪駆動の乗用車の全輪に装着され、テストドライバーが、上記車両を氷雪路面のテストコース及び乾燥アスファルト路面のテストコースを走行させ、このときのハンドル応答性、トラクション及びグリップ等に関する走行特性がテストドライバーの官能により評価された。結果は、比較例1を100とする評点で表示している。数値が大きいほど良好である。
リム(全輪):16×6J
内圧(全輪):210kPa
テストの結果が表1に示される。
Figure 0006540835
テストの結果、実施例のタイヤは、比較例のタイヤに比べて、氷雪路性能及び操縦安定性能がバランス良く向上していることが確認できる。また、タイヤサイズを変化させて同じテストを行ったが、このテスト結果と同じ傾向が示された。
1 空気入りタイヤ
2 トレッド部
3 ショルダー主溝
5 ショルダー陸部
8 第1ショルダーサイプ
8e 外端
9 第2ショルダーサイプ
9i 内端
Te トレッド端

Claims (7)

  1. トレッド部に、トレッド端側をタイヤ周方向に連続してのびるショルダー主溝と、前記ショルダー主溝のタイヤ軸方向外側のショルダー陸部とを含む空気入りタイヤであって、
    前記ショルダー陸部には、前記ショルダー主溝からトレッド端側に円弧状にのびかつタイヤ軸方向の外端が前記ショルダー陸部内で終端する第1ショルダーサイプと、
    前記第1ショルダーサイプの前記外端よりもトレッド端側に位置する内端からトレッド端側に円弧状にのびる第2ショルダーサイプとを含み、
    前記第2ショルダーサイプの前記内端は、前記第1ショルダーサイプをタイヤ軸方向外側に仮想延長した位置に設けられ、
    前記第1ショルダーサイプの前記外端と前記第2ショルダーサイプの前記内端との間のタイヤ軸方向の距離は、前記ショルダー陸部のタイヤ軸方向の最大幅の5%〜14%であり、
    前記第2ショルダーサイプは、前記トレッド端までのびていることを特徴とする空気入りタイヤ。
  2. 前記第2ショルダーサイプは、前記第1ショルダーサイプをタイヤ軸方向外側に仮想延長した延長線上をのびている請求項1記載の空気入りタイヤ。
  3. 前記第1ショルダーサイプのタイヤ軸方向の長さは、前記ショルダー陸部の最大幅の50%以上である請求項1又は2に記載の空気入りタイヤ。
  4. 前記第1ショルダーサイプのタイヤ軸方向の長さは、前記ショルダー陸部の最大幅の65%以下である請求項1乃至のいずれかに記載の空気入りタイヤ。
  5. 前記ショルダー主溝は、タイヤ周方向に沿った直線状である請求項1乃至のいずれかに記載の空気入りタイヤ。
  6. 前記トレッド部には、前記ショルダー主溝を含む3〜4本の主溝が設けられる請求項1乃至のいずれかに記載の空気入りタイヤ。
  7. 前記ショルダー陸部は、タイヤ赤道の各側に1つ設けられており、
    一方の前記ショルダー陸部の前記第1ショルダーサイプの円弧の突出する向きと、他方の前記ショルダー陸部の前記第1ショルダーサイプの円弧の突出する向きとは、タイヤ周方向に逆向きである請求項1乃至のいずれかに記載の空気入りタイヤ。
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