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JP6432207B2 - トロイダル型無段変速機 - Google Patents

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JP6432207B2 JP2014165676A JP2014165676A JP6432207B2 JP 6432207 B2 JP6432207 B2 JP 6432207B2 JP 2014165676 A JP2014165676 A JP 2014165676A JP 2014165676 A JP2014165676 A JP 2014165676A JP 6432207 B2 JP6432207 B2 JP 6432207B2
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Description

この発明は、自動車用変速装置として、或いはポンプ等の各種産業用機械の運転速度を調節する為の変速装置として利用する、トロイダル型無段変速機に関する。
自動車用変速機を構成する変速機の一種としてトロイダル型無段変速機が、特許文献1等の多くの刊行物に記載される等により広く知られており、一部で実施されている。又、トロイダル型無段変速機と遊星歯車機構とを組み合わせて無段変速装置を構成し、このうちのトロイダル型無段変速機単体としての変速比(減速比)に比べて、無段変速装置全体としての速度比(増速比)の調節範囲を大きくする構造も、例えば特許文献2に記載される等により、従来から知られている。図3〜6は、この特許文献2に記載された、無段変速装置の従来構造の1例を示している。尚、以下の説明では、明瞭化の為、トロイダル型無段変速機単体に関しては変速比の語を使用し、無段変速装置に関しては速度比の語を使用する。
前記特許文献2に記載された無段変速装置は、トロイダル型無段変速機1と、前段、中段、後段の3段階のユニットを備えた遊星歯車式変速機2とを、低速用クラッチ3と高速用クラッチ4とを介して組み合わせて成る。そして、これら両クラッチ3、4の断接状態を切り換えると共に、前記トロイダル型無段変速機1の変速比を調節する事により、入力軸5と出力軸6との間の速度比を無限大に調節可能としている。即ち、前記低速用クラッチ3を接続すると共に前記高速用クラッチ4の接続を断った低速モード状態で、前記トロイダル型無段変速機1の変速比を調節する事により、前記入力軸5を一方向に回転させた状態のまま、前記出力軸6を、停止状態を挟んで、両方向に回転させられる様にしている。これに対して、前記高速用クラッチ4を接続すると共に前記低速用クラッチ3の接続を断った高速モード状態で、前記トロイダル型無段変速機1の変速比を増速側に変化させる程、前記無段変速装置全体としての速度比も増速側に変化させる様にしている。
上述の様なトロイダル型無段変速機1は、特許請求の範囲に記載した外側ディスクに相当する1対の入力側ディスク7a、7bと、特許請求の範囲に記載した内側ディスクに相当する一体型の出力側ディスク8と、4個のパワーローラ9、9とを備える。そして、これら両入力側ディスク7a、7bは、前記入力軸5を介して互いに同心に、且つ、同期した回転を自在として結合されている。又、前記出力側ディスク8は、前記両入力側ディスク7a、7b同士の間に、これら両入力側ディスク7a、7bと同心に、且つ、これら両入力側ディスク7a、7bに対する相対回転を自在として支持されている。更に、前記各パワーローラ9、9は、これら各ディスク7a、7b、8の軸方向に関して、この出力側ディスク8の軸方向両側面とこれら両入力側ディスク7a、7bの軸方向片側面との間に、それぞれ2個ずつ、合計4個挟持されている。そして、これら両入力側ディスク7a、7bの回転に伴って回転しつつ、これら両入力側ディスク7a、7bから前記出力側ディスク8に動力を伝達する。
前記出力側ディスク8はその軸方向両端部を、それぞれがスラストアンギュラである1対の玉軸受10、10等の転がり軸受により、回転自在に支持している。又、前記各パワーローラ9、9はそれぞれ、特許請求の範囲に記載した支持部材に相当するトラニオン11、11の内側面に、回転自在に支持している。又、これら各トラニオン11、11の両端部を支持する為に1対の支持板12a、12bをケーシング13の内側に、互いに平行に且つ上下方向に間隔を空けて配置されたアクチュエータボディー14及び連結板15と、1対の支柱16、16とを介して設けている。これら両支柱16、16はそれぞれ、前記入力軸5を挟んで径方向反対側に互いに同心に設けられた1対の支持ポスト部17a、17bを、環状乃至は枠状の支持部18により連結して成る。前記入力軸5は、この支持部18の内側を挿通している。
又、前記両支柱16、16の下端部は、前記アクチュエータボディー14の上面に凹凸嵌合により、取付位置並びに取付方向を規制した状態で、それぞれボルト19、19により結合固定している。これに対して前記両支柱16、16の上端部は前記連結板15の下面に、それぞれボルト20、20により、やはり凹凸嵌合に基づいて取付位置を規制した状態で結合固定している。この様にして前記アクチュエータボディー14の上面と前記連結板15の下面との間に掛け渡した前記1対の支柱16、16に設けた、前記各支持ポスト部17a、17bのうち、下側の支持ポスト部17a、17aを、前記1対の支持板12a、12bのうちの下側の支持板12aに形成した支持孔21a、21aに、がたつきなく内嵌している。又、上側の支持ポスト部17b、17bを、前記1対の支持板12a、12bのうちの上側の支持板12bに形成した支持孔21b、21bに、がたつきなく内嵌している。
前記各トラニオン11、11は、それぞれ、支持梁部22と、1対ずつの折れ曲がり部23a、23b及び傾転軸24a、24bとを備える。このうちの支持梁部22は、前記各パワーローラ9、9を支持する為の部分で、これら各パワーローラ9、9はこの支持梁部22の内側面に、偏心軸25と、複数の転がり軸受26a、26b、26c、26dとにより支持されている。この状態で前記各パワーローラ9、9は、前記偏心軸25の先半部を中心とする回転を自在に、且つ、この偏心軸25の基半部を中心とする、前記各ディスク7a、7b、8の軸方向の揺動変位を可能に支持される。又、前記両折れ曲がり部23a、23bは、前記支持梁部22の両端部から前記各ディスク7a、7b、8の径方向に関して内側に折れ曲がっている。そして、前記両折れ曲がり部23a、23bの互いに反対側の側面である外側面に前記両傾転軸24a、24bを、互いに同心に設けている。
それぞれが上述の様に構成され、それぞれの支持梁部22の内側面に前記各パワーローラ9、9を支持した、前記各トラニオン11、11は、前記両支持板12a、12b同士の間に掛け渡す状態で、前記各傾転軸24a、24bを中心とする揺動及びこれら各傾転軸24a、24bの軸方向の変位を可能に支持している。この為に、前記両支持板12a、12bの四隅部分に、それぞれ円形の保持孔27a、27bを、これら両支持板12a、12bを貫通する状態で形成している。そして、これら各保持孔27a、27bの内周面と前記各傾転軸24a、24bの外周面との間に、それぞれラジアルニードル軸受28、28を設けている。これら各ラジアルニードル軸受28、28は、外周面が部分球面状の凸曲面である外輪29、29を備え、これら各外輪29、29を前記各保持孔27a、27bに、がたつきなく、且つ、これら各保持孔27a、27bの軸方向に関する変位及び若干の揺動変位を可能に内嵌している。前記各ラジアルニードル軸受28、28を構成するニードル30、30は、前記各傾転軸24a、24bの外周面に設けた内輪軌道と前記各外輪29、29の内周面に設けた外輪軌道との間に、転動自在に設けている。
尚、前記アクチュエータボディー14と前記連結板15とのうち、アクチュエータボディー14は、前記ケーシング13の下部に固定している。又、前記連結板15は前記ケーシング13内に、長さ方向(図3、4の左右方向、図5の表裏方向)及び幅方向の位置を規制した状態で設置している。この位置規制を行う為に、前記連結板15の上面と、前記ケーシング13の天板部31の下面との間に位置決めスリーブ32、32を掛け渡している。前記出力側ディスク8の軸方向両端部は、この様にして前記ケーシング13内の所定位置に固定した1対の支柱16、16の中間部に設けられた前記両支持部18、18に、前記両玉軸受10、10により、回転自在に支持している。
上述の様なトロイダル型無段変速機1の変速比を調節するには、前記アクチュエータボディー14内に収納したアクチュエータ33a、33bにより、前記各トラニオン11、11を前記各傾転軸24a、24bの軸方向に変位させる。言い換えれば、これら各傾転軸24a、24bに関する前記各トラニオン11、11の位置を、中立位置から、変速比を調節すべき方向に応じた方向に変位させる。この変位により、前記各ディスク7a、7b、8の軸方向側面と前記各パワーローラ9、9の周面との転がり接触部(トラクション部)に作用する力の方向が変化する。具体的には、前記各ディスク7a、7b、8の回転方向に関する接線方向に対し傾斜した方向の分力が発生する。そして、この分力に基づいて前記各トラニオン11、11が前記各パワーローラ9、9と共に、前記各傾転軸24a、24bを中心として傾斜し、その結果、前記各ディスク7a、7b、8の径方向に関する前記各トラクション部の位置が変化し、前記変速比の調節が行われる。この変速比が所望値になった状態で、前記各トラニオン11、11の位置を前記中立位置に戻せば、前記変速比が調節後の値に保持される。
前記トロイダル型無段変速機1によるトルク伝達時には、駆動軸34により一方(図3、4の左方)の入力側ディスク7aを、押圧装置35を介して回転駆動する。この際、この押圧装置35が発生する押圧力に基づいて、前記トロイダル型無段変速機1のトルク伝達に寄与する部材である、前記各ディスク7a、7b、8や前記各パワーローラ9、9、並びに、これら各パワーローラ9、9を支持している前記各トラニオン11、11が弾性変形する。前記押圧装置35が発生する押圧力は、前記トロイダル型無段変速機1により伝達するトルクが大きくなる程大きくなり、それに伴って前記各部材7a、7b、8、9、11の弾性変形量も多くなる。この結果、これら各ディスク7a、7b、8の軸方向に関する、前記各パワーローラ9、9の位置が変動する。図3〜6に示した従来構造の1例の場合には、前記各偏心軸25、25の先半部の周囲に回転自在に支持された前記各パワーローラ9、9が、これら各偏心軸25、25の基半部を中心として、前記各ディスク7a、7b、8の軸方向に揺動変位する事で補償する。
尚、トロイダル型無段変速機を構成する各部材の弾性変形に拘らず、各ディスクの軸方向に関する各パワーローラの位置を適正に維持する為の構造として、特許文献3に記載された構造がある。この特許文献3に記載された構造の場合、トラニオンを構成する支持梁部の内側面(各ディスクの径方向に関する内側の側面)を円筒状凸面とすると共に、この支持梁部とパワーローラの外側面との間に設けるスラスト玉軸受を構成する外輪の外側面に、部分円筒面状の凹部を、この外側面を径方向に横切る状態で設けている。そして、前記円筒状凸面とこの凹部とを係合させ、前記トラニオンに対して前記外輪を、各ディスクの軸方向に関する揺動変位を可能に支持している。この様な特許文献3に記載された構造の場合には、前記パワーローラをこれら各ディスクの軸方向に変位させる必要が生じると、前記外輪を前記円筒状凸面の中心軸を中心として揺動変位させる事で、前記パワーローラの周面と前記各ディスクの軸方向側面との接触状態を適正に維持する事ができる。
各ディスク7a、7b、8の軸方向に関する各パワーローラ9、9の変位を許容する構造の如何に拘わらず、トロイダル型無段変速機1を構成する、各トラニオン11、11と1対の支持板12a、12bとの位置関係は頻繁に変化する。先ず、前記トロイダル型無段変速機1の変速比の調節開始時には、各保持孔27a、27bの内周面と各外輪29、29の外周面との摩擦により前記両支持板12a、12bに、各傾転軸24a、24bの軸方向の力が加わる。この力の作用方向は、図5の左右両側で、上下逆方向になるので、前記両支持板12a、12bが、この図5の左右方向に対して傾斜する傾向になる。又、実際に変速比が変化し始めると、前記各傾転軸24a、24bを中心として前記各トラニオン11、11が、前記両支持板12a、12bに対し揺動変位する。更に、大きなトルク伝達時には、前記各トラニオン11、11が前記各パワーローラ9、9から加わる大きなスラスト荷重により弾性変形し、これに伴って、前記各トラニオン11、11の両端部に設けた1対ずつの傾転軸24a、24bの同心性が損なわれる(これら両傾転軸24a、24bの中心軸同士が僅かに傾斜する)。この傾斜は、それぞれの外周面を部分球面状とした前記各外輪29、29の揺動変位により補償するが、この補償に伴って、前記各トラニオン11、11と前記両支持板12a、12bとの位置関係が僅かにずれる。この様な位置関係のずれが発生すると、これら両支持板12a、12bは、前記図5の左右方向に対して傾斜する傾向になるだけでなく、図4の左右方向(図5の表裏方向)に対しても傾斜する傾向になる。又、組み付け誤差等により、前記両支持板12a、12bが、前記図5の左右方向、或いは、図4の左右方向に傾斜した状態で、前記ケーシング13内に設置されている場合には、前記各トラニオン11、11から前記両支持板12a、12bに加わる力の釣り合いが取れず、これら両支持板12a、12bがより傾斜し易くなる。そして、前記両支持板12a、12bの傾斜角度が大きくなると、これら両支持板12a、12bの端縁と、前記各トラニオン11、11の両端面の一部で、前記各傾転軸24a、24bからそれぞれ支持梁部22側に外方に(前記各ディスク7a、7b、8の径方向外方に)外れた肩部と{又は、支持板12a、12bの内側面と、トラニオン11、11の肩部の外周縁(支持梁部22の外側面と肩部との連続部)と}が当接する可能性がある。
又、前記トロイダル型無段変速機1によるトルク伝達時には、押圧装置35が発生する押圧力に基づいて、トラクション部から前記各パワーローラ9、9、前記各転がり軸受26a、26b、26c、26dを介して前記各トラニオン11、11の支持梁部22、22にスラスト荷重(各ディスク7a、7b、8の径方向の力)が加わる。このスラスト荷重は、前記各トラニオン11、11の傾転軸24a、24bから前記各ラジアルニードル軸受28、28を介して前記両支持板12a、12bの保持孔27a、27bの内周面に加わる。従って、前記各トラニオン11、11と、これら両支持板12a、12bとの位置関係が中立状態にある場合には、前記スラスト荷重は、これら両支持板12a、12b内で打ち消し合う(相殺される)。尚、前記中立状態とは、前記トロイダル型無段変速機1の変速比を一定とした(変速動作を行っていない)状態で、前記各トラニオン11、11の位置が、前述した中立位置に存在する状態を言う。
一方、前記両支持板12a、12bの傾斜角度が大きくなって、これら両支持板12a、12bの端縁と、前記各トラニオン11、11の肩部とが当接した状態では、前記スラスト荷重により前記両支持板12a、12bの端縁が前記各トラニオン11、11の肩部に押し付けられ、前記当接部の面圧が大きくなる(両支持板12a、12bの端縁が各トラニオン11、11の肩部に食い込む傾向となる)。この押し付け力は、最大で、前記各トラニオン11、11の傾転軸24a、24bから前記両支持板12a、12bの保持孔27a、27bの内周面に加わるスラスト荷重に基づいて、これら各内周面に作用する摩擦力と同程度になる。前記当接部の面圧が大きくなった状態で、前記トロイダル型無段変速機1の変速比の調節を行い、前記各トラニオン11、11を前記各傾転軸24a、24bを中心として揺動変位させると、前記両支持板12a、12bの端縁と前記各トラニオン11、11の肩部とが互いに擦れ合い、この擦れ合い部に、金属接触に伴う著しい摩耗が生じる可能性がある。そして、この擦れ合い部の摩耗が進行すると、前記各トラニオン11、11と前記両支持板12a、12bとの位置関係を適正に維持し難くなって、前記トロイダル型無段変速機1の変速動作を安定して行う事が難しくなる可能性がある。
特許文献4には、各トラニオンの肩部に形成した有底の円孔に剛球を圧入固定し、これら各剛球をこれら各肩部から突出させ、これら各剛球を1対の支持板の内側面に当接させた構造が記載されている。これにより、前記各トラニオンとこれら両支持板との位置関係の変化を許容して、トロイダル型無段変速機の変速動作を安定して行わせる事ができる。但し、前記特許文献4に記載された構造の場合、前記各円孔を高精度に加工する必要があるだけでなく、部品管理及び組立作業が何れも面倒であり、更には、異物混入に就いても十分な注意を払う必要がある為、製造コストが嵩む事が避けられない。又、前記特許文献4に記載された構造の場合、球状である前記各剛球と、前記両支持板の内側面とを当接させている為、これら両支持板の傾斜方向によっては、前記各剛球と、これら両支持板の内側面との当接部の面圧が高くなる可能性がある。
特開2003−214516号公報 特開2004−84712号公報 特開2008−25821号公報 特開2011−127631号公報
本発明は、上述の様な事情に鑑み、長期間に亙って円滑な変速動作を確保し易くできる、トロイダル型無段変速機の構造を実現すべく発明したものである。
本発明のトロイダル型無段変速機は、1対の外側ディスクと、内側ディスクと、4個の支持部材と、1対の支持板と、4個のパワーローラとを備える。
このうちの1対の外側ディスクは、回転軸のうちで軸方向に互いに離隔した2箇所位置に、それぞれが断面円弧形である互いの軸方向片側面同士を対向させた状態で、前記回転軸と同期した回転を自在として支持している。
又、前記内側ディスクは、前記回転軸の中間部周囲に、断面円弧形である軸方向両側面を前記両外側ディスクの軸方向片側面に対向させた状態で、前記回転軸に対する相対回転を自在に支持されたもので、一体に構成するか、若しくは1対の素子を結合して成る。
又、前記各支持部材は、前記回転軸の軸方向に関して、前記内側ディスクの軸方向両側面と前記両外側ディスクの軸方向片側面との間位置にそれぞれ2個ずつ(合計4個)、前記回転軸に対し捩れの位置で、且つ、それぞれの両端部に設けられた傾転軸を中心とする揺動変位を可能に設けられている。
又、前記両支持板は、前記各支持部材を、前記各傾転軸の軸方向変位を可能に支持する為のものである。
又、前記各パワーローラは、前記各支持部材に回転自在に支持され、球状凸面としたそれぞれの周面を、前記内側ディスクの軸方向両側面と前記両外側ディスクの軸方向片側面とに当接している。
特に本発明のトロイダル型無段変速機に於いては、前記両支持板の互いに対向する内側面のうち、前記各傾転軸の軸方向に関する前記各支持部材の両端面の一部で、これら各傾転軸から前記各ディスクの径方向に外れた部分に対向する部分に、これら各ディスクの中心軸の軸方向に伸長する(長軸を有する)部分楕円球状の凸部を設けている。
更に、前記各凸部の断面形状のうち、前記各ディスクの中心軸と前記各支持部材の傾転軸とに平行な仮想平面に関する断面形状である部分凸円弧の周方向端部に於ける接線と、前記両支持板の内側面とのなす角度を、これら両支持板の内側面と前記各凸部とが当接した状態でのこれら両支持板の傾斜角度(前記各支持部材とこれら両支持板との位置関係が中立状態にある時のこれら両支持板に対する傾斜角度)よりも大きくしている
上述の様に構成する本発明のトロイダル型無段変速機によれば、長期間に亙り円滑な変速動作を確保し易くする事ができる。
即ち、1対の支持板の内側面のうち、各傾転軸の軸方向に関する各支持部材の両端面の一部で、これら各傾転軸から各ディスクの径方向に外れた部分に対向する部分に、これら各ディスクの中心軸の軸方向に伸長する部分楕円球状の凸部を設けている。従って、前記トロイダル型無段変速機の変速比を調節する事に伴い、前記両支持板が傾斜すると、前記各凸部と、前記各支持部材の端面のうち前記各傾転軸から前記各ディスクの径方向に外れた部分とが当接する。この為、前記両支持板が傾斜した場合であっても、これら両支持板の端縁が前記各支持部材の端面に食い込む事はなく、これら各支持部材が前記各傾転軸を中心に揺動変位した場合にも、前記両支持板の端縁とこれら各支持部材の端面とが擦れ合って、この擦れ合い部で著しい摩耗が発生するのを防止できる。従って、前記各支持部材と前記両支持板との位置関係を長期間に亙り適正に維持でき、前記トロイダル型無段変速機の変速動作を長期間に亙り安定して行う事ができる。
特に本発明の場合、前記凸部を、前記各ディスクの中心軸の軸方向に伸長する部分楕円球状としている為、前記両支持板の傾斜方向に拘わらず、前記凸部と、前記各支持部材の端面との当接部の面圧を抑えられて(適正な大きさに規制できて)、当該部分での摩耗の発生をより効果的に抑えられる。
更に、前記各凸部の断面形状のうち、前記各ディスクの中心軸と前記各支持部材の傾転軸とに平行な仮想平面に関する断面形状である部分凸円弧の周方向端部に於ける接線と、前記両支持板の内側面とのなす角度を、これら両支持板の内側面と前記各凸部とが当接した状態でのこれら両支持板の傾斜角度よりも大きくしている為、前記各凸部と、前記支持部材の端面との当接部の面圧をより低く抑える事ができる。
本発明の実施の形態の1例のトロイダル型無段変速機を構成する支持板を、各ディスクの径方向内方から見た平面図(A)と、(A)のa−a断面図(B)と、(A)のb−b断面図(C)。 同じく支持板の凸部とトラニオンの肩部とが当接した状態を、図4と同方向から見た状態で示す模式図。 本発明の対象となるトロイダル型無段変速機を組み込んだ、従来から知られている無段変速装置の1例を示す縦断側面図。 図3のc部拡大図。 図3のd−d断面図。 トロイダル型無段変速機のユニット部分を取り出して示す斜視図。
図1、2は、本発明の実施の形態の1例を示している。尚、本例を含めて、本発明の特徴は、長期間に亙って円滑な変速動作を確保し易くすべく、1対の支持板12cの内側面に、各ディスク7a、7b、8(図3参照)の中心軸αの軸方向に伸長する部分楕円球状の凸部36、36を設けた点にある。その他の部分の構成及び作用は、前述の図3〜6に記載した構造を含めて、従来から知られているトロイダル型無段変速機と同様であるから、同等部分に関する図示並びに説明は、省略若しくは簡略にし、以下、本例の特徴部分を中心に説明する。尚、本例の場合、基本的には、1対の支持板12cが上下対称に配置される。そこで、以下の説明では、上側の支持板12cの構造に就いてのみ説明する。
本例のトロイダル型無段変速機は、支持板12cの互いに対向する内側面のうち、各トラニオン11の肩部37に対向する部分、即ち、この支持板12cの四隅部分に設けた円形の保持孔27c、27cの左右両側に隣接する部分に、前記各ディスク7a、7b、8の中心軸αの軸方向{図1の(A)の上下方向}に伸長する(中心軸αと平行な長軸を有する)部分楕円球状の凸部36、36を設けている。即ち、これら各凸部36、36の前記中心軸αに直交する仮想平面に関する断面形状{図1の(A)のa−a断面}の曲率半径rを、同じく前記中心軸αと前記各トラニオン11の傾転軸24a、24bとに平行な仮想平面に関する断面形状{図1の(A)のb−b断面}の曲率半径rよりも小さくしている(r<r)。そして、この様な凸部36、36を、前記各トラニオン11の肩部37に隙間を介して対向させている。この隙間の大きさ{各傾転軸24a、24b(図5参照)の軸方向に関する厚さ}は、前記各凸部36、36の形状等の条件によって変化するが、一般的な乗用車用のトロイダル型無段変速機の場合で、1.5mm程度以下である。
特に本例の場合、前記各凸部36、36の断面形状のうち、前記中心軸αと前記各トラニオン11の傾転軸24a、24bとに平行な仮想平面に関する断面形状である部分凸円弧の周方向端部に於ける接線βと、前記支持板12cの内側面との成す角度θを、この支持板12cが、図2の左右方向に対し傾斜する事で、この支持板12cの内側面と前記各凸部36、36とが当接した状態に於けるこの支持板12cの傾斜角度(前記各トラニオン11とこの支持板12cとの位置関係が中立状態にある時のこの支持板12cに対する傾斜角度)φよりも大きくしている(θ>φ)。
尚、前記角度θは、前記各凸部36、36の断面形状のうち、前記中心軸αと前記各トラニオン11の傾転軸24a、24bとに平行な仮想平面に関する断面形状である部分凸円弧の曲率半径をrとし、前記各凸部36、36の前記中心軸αの軸方向長さをLとした場合、次の(1)で表される。
Figure 0006432207
このうちの軸方向長さLは、前記関係(θ>φ)を満たす限り、できるだけ小さくする事が、前記各凸部36、36のうちで、前記中心軸αの軸方向に関する中央部付近を、前記各トラニオン11の肩部37と当接させる面から好ましい。尚、一般的な乗用車用のトロイダル型無段変速機の場合、例えば、前記曲率半径rは300〜650mm程度であり、前記各凸部36、36の軸方向長さLは16〜30mm程度である。
又、前記各凸部36、36の断面形状のうち、前記中心軸αの軸方向に直交する仮想平面に関する断面形状である部分凸円弧の曲率半径r(及び各凸部36、36の幅w)は、次の様に規制する。即ち、前記両支持板12cが、前述した図5の左右方向に対して傾斜し、前記各凸部36、36と前記各トラニオン11の肩部37とが当接した(各凸部36、36が各トラニオン11の肩部37に押し付けられた)場合でも、これら各凸部36、36と各トラニオン11の肩部37との当接部の最大ヘルツ圧力Pmaxが、これら各トラニオン11の塑性面圧(これら各トラニオン11の肩部37が塑性変形し始める面圧)Plimを超えない(Pmax<Plim)様に、前記曲率半径rを定める。ここで、前記最大ヘルツ圧力Pmaxは、前記各凸部36、36と前記各トラニオン11の肩部37との当接部の接触楕円の長半径をaとし、同じく短半径をbとし、前記各凸部36、36から前記各トラニオン11の肩部37に加わる荷重をFとすると、次の(2)式で表される。
Figure 0006432207
尚、前記当接部の長半径a及び短半径bは、ヘルツの接触理論に基づき、前記各凸部36、36の形状(曲率半径)や、前記支持板12c及び前記各トラニオン11の材質(ヤング率、ポアソン比)等から算出できる。
一方、前記各トラニオン11の降伏応力をσとすると、前記各肩部37の硬度を平均接触圧力に換算した値であるPは、テイバー(Tabor)の関係から次の(3)式の様になる。
Figure 0006432207
更に、前記塑性面圧Plimは、前記各凸部36、36と前記各肩部37との接触状態を点接触と仮定した場合、次の(4)式の様にして求められる。
Figure 0006432207
そして、上述の様に前記曲率半径r及び軸方向長さLを求めた上で、前記曲率半径rを、前記最大ヘルツ圧力Pmaxが前記塑性面圧Plimよりも小さくなる(Pmax<Plim)範囲の値となる様に、計算により求める。これにより、前記支持板12cが、前記図5の左右方向に対し傾斜する事で、前記各凸部36、36が前記各トラニオン11の肩部37に押し付けられた場合にも、これら各肩部37が塑性変形しない様にする。尚、前記曲率半径rは、一般的な乗用車用のトロイダル型無段変速機で、5mm程度以下(好ましくは、3mm程度以下)となる。一方、前記各凸部36、36の幅wに関しては、前記曲率半径rが定まれば、必然的に定まる。
上述の様な凸部36、36を設けた支持板12cを組み込んだ本例のトロイダル型無段変速機によれば、長期間に亙り円滑な変速動作を確保し易くする事ができる。
即ち、前記支持板12cの内側面のうち、前記各傾転軸24a、24bの軸方向に関して前記各トラニオン11の肩部37に対向する部分に、前記各ディスク7a、7b、8の中心軸αの軸方向に伸長する部分楕円球状の凸部36、36を設けている。従って、前記トロイダル型無段変速機の変速比を調節する事に伴い、前記支持板12cが傾斜すると、前記各凸部36、36と、前記各肩部37とが当接する。この為、この支持板12cが傾斜した場合であっても、この支持板12cの端縁が前記各トラニオン11の肩部37に食い込む事はなく、これら各トラニオン11が前記各傾転軸24a、24bを中心に揺動変位した場合にも、前記支持板12cの端縁とこれら各トラニオン11の肩部37とが強く擦れ合って、この擦れ合う部で著しい摩耗が発生するのを防止できる。
特に本例の場合、前記各凸部36、36を、前記中心軸αの軸方向に伸長する部分楕円球状としている為、前記支持板12cの傾斜方向(図5の左右方向、或いは、図2、4の左右方向)に拘わらず、前記各凸部36、36と、前記各トラニオン11の肩部37との当接部の面圧を抑えられて(適正な大きさに規制できて)、当該部分での摩耗の発生をより効果的に抑えられる。
特に本例の場合、前記各凸部36、36の断面形状のうち、前記中心軸αと前記各トラニオン11の傾転軸24a、24bとに平行な仮想平面に関する断面形状である部分円弧の曲率半径rを、前記関係(θ>φ)を満たす様に規制している。この為、前記支持板12cが、前記図2の左右方向に対して傾斜した場合の、前記各凸部36、36と前記各トラニオン11の肩部37との当接部の面圧をより低く抑えられる。
更に、本例の場合には、前記軸方向長さLを、前記関係(θ>φ)を満たす事ができる範囲でできる限り小さくし、前記各凸部36、36のうち、前記中心軸αの軸方向に関する中央部付近と、前記各トラニオン11の肩部37とが当接する様にしている。この為、前記各凸部36、36とこれら各肩部37との当接部の面圧が高くなった場合にも、前記各凸部36、36の一部に応力が集中する事を防止できる。
本発明のトロイダル型無段変速機は、前述の図3〜6に示した様な、遊星歯車式変速機と組み合わせて大きな速度比を得られる無段変速装置を構成するトロイダル型無段変速機として利用するだけでなく、遊星歯車式変速機と組み合わせる事なく、単独で自動車用自動変速機等を構成するトロイダル型無段変速機として利用する事もできる。
又、トラニオンとパワーローラとの係合部の構造に関しても、スラスト玉軸受の外輪をトラニオンの支持梁部に対し、部分円筒面同士の係合により揺動変位可能に支持する構造と、スラスト玉軸受の外輪の外側面とトラニオンの支持梁部の内側面との間にスラスト軸受を設けて、各ディスクの軸方向に関するパワーローラの変位を可能にする構造との何れの構造でも実施する事もできる。
1 トロイダル型無段変速機
2 遊星歯車式変速機
3 低速用クラッチ
4 高速用クラッチ
5 入力軸
6 出力軸
7a、7b 入力側ディスク
8 出力側ディスク
9 パワーローラ
10 玉軸受
11 トラニオン
12a〜12c 支持板
13 ケーシング
14 アクチュエータボディー
15 連結板
16 支柱
17a、17b 支持ポスト部
18 支持部
19 ボルト
20 ボルト
21a、21b 支持孔
22 支持梁部
23a、23b 折れ曲がり部
24a、24b 傾転軸
25 偏心軸
26a〜26d 転がり軸受
27a、27b 保持孔
28 ラジアルニードル軸受
29 外輪
30 ニードル
31 天板部
32 位置決めスリーブ
33a、33b アクチュエータ
34 駆動軸
35 押圧装置
36 凸部
37 肩部

Claims (1)

  1. 回転軸のうちで軸方向に互いに離隔した2箇所位置に、それぞれが断面円弧形である互いの軸方向片側面同士を対向させた状態で、前記回転軸と同期した回転を自在として支持された1対の外側ディスクと、
    前記回転軸の中間部周囲に、断面円弧形である軸方向両側面をこれら両外側ディスクの軸方向片側面に対向させた状態で、前記回転軸に対する相対回転を自在に支持された、一体の、若しくは1対の素子を結合して成る内側ディスクと、
    前記回転軸の軸方向に関して、この内側ディスクの軸方向両側面と前記両外側ディスクの軸方向片側面との間位置にそれぞれ2個ずつ、前記回転軸に対し捩れの位置で、且つ、それぞれの両端部に設けられた傾転軸を中心とする揺動変位を可能に設けられた支持部材と、
    これら各支持部材を、前記各傾転軸の軸方向変位を可能に支持する為の1対の支持板と、
    前記各支持部材に回転自在に支持され、球状凸面としたそれぞれの周面を、前記内側ディスクの軸方向両側面と前記両外側ディスクの軸方向片側面とに当接させた4個のパワーローラと
    を備えるトロイダル型無段変速機に於いて、
    前記両支持板の互いに対向する内側面のうち、前記各傾転軸の軸方向に関する前記各支持部材の両端面の一部で、これら各傾転軸から前記各ディスクの径方向に外れた部分に対向する部分に、これら各ディスクの軸方向に伸長する部分楕円球状の凸部を設けており、これら各凸部の断面形状のうち、前記各ディスクの中心軸と前記各支持部材の傾転軸とに平行な仮想平面に関する断面形状である部分凸円弧の周方向端部に於ける接線と、前記両支持板の内側面とのなす角度を、これら両支持板の内側面と前記各凸部とが当接した状態に於けるこれら両支持板の傾斜角度よりも大きくしている事を特徴とするトロイダル型無段変速機。
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