JP6396188B2 - 車両の車体速度推定装置 - Google Patents
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Description
この従来例には、全輪の車輪速度を車輪速センサで個別に検出し、アンチロックブレーキ制御を指令していない場合には、各車輪速度の中での最低値を車体速度として推定し、アンチロックブレーキ制御を指令している場合には、各車輪速度の中での最高値を車体速度として推定するようにしたアンチロックブレーキ制御装置が開示されている(特許文献1)。
しかし、1輪もしくは複数輪に駆動トルク、他の1輪もしくは他の複数輪に制動トルクがそれぞれ付加され、ロック傾向の車輪とスピン傾向の車輪が混在する場合、前記従来例では最高値または最低値を車体速度として推定するため、推定された車体速度が実際の車体速度からかけ離れてしまうおそれがある。
全ての車輪1〜4の制駆動力の絶対値が閾値以上で、且つ、これら全ての車輪1〜4の制駆動力につき正負が混在するか否かを判定する判定手段20と、
この判定手段20により、全ての車輪1〜4の制駆動力の絶対値が閾値以上で、且つ、これら全ての車輪1〜4の制駆動力につき正負が混在すると判定されたとき、制駆動力が正の車輪のうち車輪速が最低値の車輪と、制駆動力が負の車輪のうち車輪速が最高値の車輪とを抽出し、抽出した二つの車輪iについて、それぞれ車輪角加速度と規範車輪角加速度との偏差を算出する偏差算出手段21と、
この偏差算出手段21でそれぞれ算出された偏差のうち、絶対値が小さい方の車輪iの車輪速から定められた基準に従って車体速度を推定する車体速度推定手段22と、
を設けたことを特徴とする。
前記「駆動力および制動力」は、総称して「制駆動力」と称される。
前記閾値、前記定められた基準は、試験やシミュレーション等の結果により定められる。
前記規範車輪角加速度とは、各車輪に作用する制駆動力の総和によって車体に生じる前後加速度から算出される、滑りがない場合の理想的な車輪角加速度である。
このように全ての車輪1〜4とも滑りが大きくロック傾向とスピン傾向の車輪が混在する場合にも、最も滑りの小さな車輪iの車輪速から車体速度を推定するため、従来例よりも精度良く車体速度を推定することができる。
図1は、この車両の車体速度推定装置5のシステム構成を平面視で概略示す図である。車体速度推定装置5は、各車輪の車輪速から、車体速度を推定する装置である。この実施形態では、車体速度推定装置5が搭載される車両として、左右の前輪1,2および後輪3,4が、それぞれ制駆動力発生手段であるモータ6によって独立して駆動される四輪独立駆動車が適用される。各車輪1〜4に、モータ6と、車輪の回転速度を検出する車輪速センサ7とを備えている。各モータ6は、後述のインホイールモータ駆動装置IWMを構成する。
V=rωi (2)
以上のように推定した車体速度を用いて、例えば、トラクション制御装置やアンチロックブレーキ制御装置において、スリップ率制御を精度良く行うことができる。
本実施形態の制御では、車輪1〜4のグリップ、ロック傾向またはスピン傾向を制駆動力を用いて判断しているため、車輪1〜4の回転角加速度が大きい過渡的な状態においても、前記グリップ、ロック傾向またはスピン傾向を精度良く判断することができる。全ての車輪1〜4のうちグリップしている車輪iがある場合は、その車輪速から車体速度が推定される。全ての車輪1〜4の滑りが大きくロック傾向またはスピン傾向の場合には、最もグリップ状態に近い車輪iから車体速度が推定される。
以上により、グリップ、ロック傾向、スピン傾向の車輪が混在する場合においても、最も滑りが小さい車輪の車輪速から車体速度を推定するため、従来例よりも精度良く車体速度を推定することができる。
以下の説明においては、各形態で先行する形態で説明している事項に対応している部分には同一の参照符を付し、重複する説明を略する。構成の一部のみを説明している場合、構成の他の部分は、特に記載のない限り先行して説明している形態と同様とする。同一の構成から同一の作用効果を奏する。実施の各形態で具体的に説明している部分の組合せばかりではなく、特に組合せに支障が生じなければ、実施の形態同士を部分的に組合せることも可能である。
5…車体速度推定装置
6…モータ(制駆動力発生手段)
15…減速機
16…車輪用軸受
20…判定手段
21…偏差算出手段
22…車体速度推定手段
24…前後加速度センサ
IWM…インホイールモータ駆動装置
Claims (7)
- 全ての車輪に駆動力および制動力を発生可能な制駆動力発生手段を備えた車両において、各車輪の車輪速から、車体速度を推定する車体速度推定装置であって、
全ての車輪の制駆動力の絶対値が閾値以上で、且つ、これら全ての車輪の制駆動力につき正負が混在するか否かを判定する判定手段と、
この判定手段により、全ての車輪の制駆動力の絶対値が閾値以上で、且つ、これら全ての車輪の制駆動力につき正負が混在すると判定されたとき、制駆動力が正の車輪のうち車輪速が最低値の車輪と、制駆動力が負の車輪のうち車輪速が最高値の車輪とを抽出し、抽出した二つの車輪について、それぞれ車輪角加速度と規範車輪角加速度との偏差を算出する偏差算出手段と、
この偏差算出手段でそれぞれ算出された偏差のうち、絶対値が小さい方の車輪の車輪速から定められた基準に従って車体速度を推定する車体速度推定手段と、
を設けたことを特徴とする車両の車体速度推定装置。 - 請求項1に記載の車両の車体速度推定装置において、前記判定手段は、制駆動力の絶対値が閾値未満の車輪が存在するか否かを判定する機能を有し、前記判定手段により、制駆動力の絶対値が閾値未満の車輪が存在すると判定されたとき、前記車体速度推定手段は、前記閾値未満の車輪の車輪速から定められた基準に従って車体速度を推定する車両の車体速度推定装置。
- 請求項1または請求項2に記載の車両の車体速度推定装置において、前記判定手段は、全ての車輪の制駆動力の絶対値が閾値以上で、且つ、これら全ての車輪の制駆動力が負であるか否かを判定する機能を有し、前記判定手段により、全ての車輪の制駆動力の絶対値が閾値以上で、且つ、これら全ての車輪の制駆動力が負であると判定されたとき、前記車体速度推定手段は、車輪速が最高値の車輪の車輪速から定められた基準に従って車体速度を推定する車両の車体速度推定装置。
- 請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の車両の車体速度推定装置において、前記判定手段は、全ての車輪の制駆動力の絶対値が閾値以上で、且つ、これら全ての車輪の制駆動力が正であるか否かを判定する機能を有し、前記判定手段により、全ての車輪の制駆動力の絶対値が閾値以上で、且つ、これら全ての車輪の制駆動力が正であると判定されたとき、前記車体速度推定手段は、車輪速が最低値の車輪の車輪速から定められた基準に従って車体速度を推定する車両の車体速度推定装置。
- 請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載の車両の車体速度推定装置において、前記偏差算出手段は、全車輪の制駆動力の和を車両重量で除した値を基に、前記規範車輪角加速度を算出する車両の車体速度推定装置。
- 請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載の車両の車体速度推定装置において、前記車両の前後加速度を検出する前後加速度センサを設け、前記偏差算出手段は、前記前後加速度センサで検出された前後加速度に基づき、前記規範車輪角加速度を算出する車両の車体速度推定装置。
- 請求項1ないし請求項6のいずれか1項に記載の車両の車体速度推定装置において、前記車両は、前記制駆動力発生手段としてモータを備え、このモータは、一部または全体が車輪内に配置されて前記モータと車輪用軸受と減速機とを含むインホイールモータ駆動装置を構成する車両の車体速度推定装置。
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