JP6135993B2 - 液滴吐出装置及び画像形成装置 - Google Patents
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Description
以上説明のように、本発明によれば、従来の微駆動波形よりも電圧値が大きい駆動波形を用いて加圧液室毎の液体の温度を制御でき、ヘッド全体における温度分布を従来に比して良好に低減することができるという特有な効果が得られる。
図1及び図2に示す本実施形態のインクジェット記録装置100は、装置本体の内部に主走査方向に移動可能なキャリッジ101を備えている。このキャリッジ101に搭載した液滴吐出ヘッド1及び液滴吐出ヘッド1に対してインクを供給するインクカートリッジ102等で構成される印字機構部103等を収納している。装置本体の下方部には前方側から多数枚の記録材30を積載可能な給紙カセット(或いは給紙トレイでもよい)104を抜き差し自在に装着されている。また、記録材30を手差しで給紙するために開かれる手差しトレイ105を有している。給紙カセット104あるいは手差しトレイ105から給送される記録材30を取り込み、印字機構部103によって所要の画像を記録した後、後面側に装着された排紙トレイ106に排紙する。なお、記録材30は、紙、糸、繊維、布帛、皮革、金属、プラスチック、ガラス、木材、セラミックス等の材質の媒体を含むものとする。
(態様1)
駆動IC302等の駆動部から圧電素子304に駆動波形を供給する回路上のアナログスイッチ303等の抵抗体の電気抵抗値を切換え可能に構成した。これによれば、上記実施形態について説明したように、加熱電圧を印加されるようなヒータなどの加熱手段を加圧液室毎に設けることでなく、微駆動波形を圧電素子に供給することでもなく、液滴吐出のとき駆動波形が圧電素子に供給されたときの電気抵抗値を切換えられる抵抗体を構成した。抵抗体の電気抵抗値を切換えられるので、駆動波形の供給によって発熱する抵抗体の発熱量を切換え、加圧液室の液体温度を制御することができる。例えば、加圧液室毎に設けた温度センサによって加圧液室の液体温度を測定したり、あるいは装置内部の温度を検出して液滴吐出ヘッドの駆動履歴から加圧液室の液体温度を推定したりする。その検出又は推定した加圧液室の液体温度に基づき、低い温度の加圧液室に対応する抵抗体の電気抵抗値を高めに切換えてその抵抗体の発熱を高めて加圧液室の液体を、低めの電気抵抗値の場合よりも上昇させる。駆動部からの駆動波形が抵抗体を介して圧電素子に供給されるが、抵抗体の電気抵抗値が変化しても、圧電素子内の電圧値及び電流値は、略変化しない電気抵抗値の変化範囲が存在することが実験からわかっている。この変化範囲内で電気抵抗値を切換えれば、圧電素子の変形に影響を与えることは少なく、液滴の吐出特性に影響を及ぼすことは少ない。以上説明のように、本発明によれば、従来の微駆動波形よりも電圧値が大きい駆動波形を用いて加圧液室毎の液体の温度を制御でき、ヘッド全体における温度分布を従来に比して良好に低減することができる。
(態様2)
(態様1)において、抵抗体は、電気抵抗値を切換え可能なスイッチング手段である。これによれば、上記実施形態について説明したように、液滴吐出のとき駆動波形が圧電素子に供給されたときの電気抵抗値を切換えられる。
(態様3)
(態様2)において、スイッチング手段は複数のスイッチング素子で構成され、少なくともいずれかのスイッチング素子を介して駆動部から駆動波形を圧電素子に供給する。これによれば、上記実施形態について説明したように、複数のスイッチング素子を切換えて、液滴吐出のとき駆動波形が圧電素子に供給されたときの電気抵抗値を切換えられる。
(態様4)
(態様3)において、複数のスイッチング素子は、並列接続されている。これによれば、上記実施形態について説明したように、簡単な構成で、液滴吐出のとき駆動波形が圧電素子に供給されたときの電気抵抗値を切換えられる。
(態様5)
(態様1)において、加圧液室の液体温度を検出する温度検出手段をそれぞれ設け、温度検出手段によって検出した複数の加圧液室内の液体温度のうち、最も高い液体温度との温度差が減るように、加熱対象の加圧液室に対応する抵抗体の電気抵抗値を切換える。これによれば、上記実施形態について説明したように、圧電素子に供給される駆動波形を用いて加圧液室毎の液体を加熱でき、ヘッド全体における温度分布を低減することができる。
(態様6)
(態様5)において、温度検出手段が、複数の加圧液室を複数のグループに分割してグループ毎の加圧液室の液体温度を検出し、検出した液体温度が低いグループ内の抵抗体の電気抵抗値を切換える。これによれば、上記実施形態について説明したように、温度検出手段の数を削減できる。
(態様7)
(態様6)において、液体温度が高いグループ内の抵抗体の電気抵抗値より、液体温度が高いグループ以外のグループ内の抵抗体の電気抵抗値を大きくなるように切換える。これによれば、上記実施形態について説明したように、温度検出手段及び制御回路を削減できる。
(態様8)
(態様6)又は(態様7)において、複数のグループ間の温度差によって抵抗体の電気抵抗値を大きくするグループにおけるノズル孔の数を変更する。これによれば、上記実施形態について説明したように、これによれば、上記実施形態について説明したように、低温のグループの全てのノズルではなく、電気抵抗値を上げる抵抗体に対応する加圧液室のノズル孔の数を制御することにより、さらに細かい加熱制御ができる。
(態様9)
(態様1)において、圧電素子の静電容量成分と抵抗体の抵抗成分とで構成されるローパスフィルタに駆動波形を通過させたときの駆動波形の変形とほぼ同じ形状になるよう抵抗体に供給する駆動波形を予めなまらせる。これによれば、上記実施形態について説明したように、抵抗体の電気抵抗値の変化による吐出特性の変化を最小限に抑えることができる。
(態様10)
(態様1)〜(態様9)のいずれかの液滴吐出装置が備える液滴吐出ヘッドで記録液剤を媒体に吐出して画像形成を行う。これによれば、上記実施形態について説明したように、これによれば、上記実施形態について説明したように、吐出特性に優れ、安定した画像形成を行うことができる。
301 駆動信号配線
302 駆動IC
303 アナログスイッチ
304 圧電素子
305 共通電極配線
306 温度センサ
307 温度検出用配線
311 アナログスイッチ
312 スイッチ制御部
313 スイッチ制御部
400 制御装置
Claims (7)
- 液滴を吐出する複数のノズル孔と、該ノズル孔が連通する複数の加圧液室と、該加圧液室の一部を構成する振動板を介して前記加圧液室に圧力変化を付与する複数の圧電素子とを備える液滴吐出ヘッドと、前記圧電素子に駆動波形を供給する駆動部とを備え、前記駆動部から前記圧電素子に駆動波形を供給する回路上の抵抗体の電気抵抗値を切換え可能に構成した液滴吐出装置において、
前記加圧液室の液体温度を検出する温度検出手段をそれぞれ設け、
前記温度検出手段によって検出した前記複数の加圧液室内の液体温度のうち、最も高い液体温度との温度差が減るように、加熱対象の加圧液室に対応する前記抵抗体の電気抵抗値を切換えることを特徴とする液滴吐出装置。 - 請求項1記載の液滴吐出装置において、
前記抵抗体は、電気抵抗値を切換え可能なスイッチング手段であることを特徴とする液滴吐出装置。 - 請求項2記載の液滴吐出装置において、
前記スイッチング手段は複数のスイッチング素子で構成され、少なくともいずれかの前記スイッチング素子を介して前記駆動部から駆動波形を前記圧電素子に供給することを特徴とする液滴吐出装置。 - 請求項3記載の液滴吐出装置において、
前記複数のスイッチング素子は、並列接続されていることを特徴とする液滴吐出装置。 - 請求項1記載の液滴吐出装置において、
前記温度検出手段が、前記複数の加圧液室を複数のグループに分割してグループ毎の加圧液室の液体温度を検出し、検出した液体温度が低いグループ内の前記抵抗体の電気抵抗値を切換えることを特徴とする液滴吐出装置。 - 請求項5記載の液滴吐出装置において、
液体温度が高いグループ内の前記抵抗体の電気抵抗値より、液体温度が高いグループ以外のグループ内の前記抵抗体の電気抵抗値を大きくなるように切換えることを特徴とする液滴吐出装置。 - 請求項1〜6のいずれかに記載の液滴吐出装置が備える液滴吐出ヘッドで記録液剤を媒体に吐出して画像形成を行うことを特徴とする画像形成装置。
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JP2013052835A JP6135993B2 (ja) | 2013-03-15 | 2013-03-15 | 液滴吐出装置及び画像形成装置 |
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