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JP5067538B2 - 液滴吐出装置 - Google Patents

液滴吐出装置 Download PDF

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JP5067538B2 JP2007088607A JP2007088607A JP5067538B2 JP 5067538 B2 JP5067538 B2 JP 5067538B2 JP 2007088607 A JP2007088607 A JP 2007088607A JP 2007088607 A JP2007088607 A JP 2007088607A JP 5067538 B2 JP5067538 B2 JP 5067538B2
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Description

本発明は、液体を吐出する吐出ヘッドを搭載したキャリッジを、記録媒体に対して相対移動させる構成を備えた液滴吐出装置に関するものである。
液滴吐出装置として、例えば、インクを吐出する記録ヘッドを備えた記録装置では、インクの温度が変化すると、ノズルからの吐出量等が変化し記録精度に影響する。そのため、記録装置内に温度センサを備え、インクの温度変化を補償するように、吐出に対する電気的制御を行うことが知られている。
特許文献1に記載された記録装置(インクジェットプリンタ)では、印刷ゾーンの外側に保守ステーションが設けられており、この保守ステーションに温度センサが配置されている。一方、記録ヘッドに取り付けたヒートシンクにくぼみが設けられており、記録ヘッドが保守ステーションに移動すると、ヒートシンクのくぼみに温度センサが入るように構成されている。ヒートシンクは記録ヘッドに接合され、くぼみは記録ヘッドの至近に設けられているから、温度センサによって、記録ヘッドにできるだけ近い位置でヒートシンクの温度が検出されている。
特開平8−216399号公報(図1及び図2参照)
ノズル近傍の液体(インク)の温度は、液体(インク)の吐出特性に大きく影響することが考えられる。しかしながら、上記ヒートシンクは、液体(インク)を沸騰させる発熱部の熱を放出させるのが本来の機能であり、ヒートシンクの温度がノズル近傍の液体(インク)の温度に代用できるものとは、必ずしもいえない。また記録ヘッドの構成によっては、液体(インク)の流路の近くにヒートシンクなどの部品を配置できないので、記録ヘッドに付設したヒートシンクなどの部品の温度を検出する方法では、温度検出の精度が低下する場合がある。
また、近年では、記録ヘッドのノズルやノズル列が多数化し、吐出インクの種類も多くなる傾向がある。そのため、1つの記録ヘッドに対して、ノズル列毎や吐出インクの種類毎に、複数個所で温度を検出して、吐出の制御に反映しようとすると、記録ヘッドの横にヒートシンクを配置した特許文献1の構造では、記録ヘッド全体の温度検出は可能でも、部分ごとの温度検出を行うことは困難であった。
本発明は、上記問題を解消するものであり、吐出ヘッドのノズル近傍の温度を、より正確に検出して吐出精度を向上させることのできる液滴吐出装置の実現を目的とするものである。
前記目的を達成するために、請求項1に記載の発明における液滴吐出装置は、液滴を吐出するノズルを記録媒体と対向するノズル開口面に開口させ、前記ノズルが複数並んだノズル列を複数有する吐出ヘッドと、前記吐出ヘッドを搭載し、記録媒体が位置する記録領域を相対移動可能に設けられ、記録媒体に記録しないときに前記記録領域の一方の端部より外側に配置された待機位置に待機するキャリッジと、前記記録領域と前記待機位置の間に位置し、前記キャリッジとの相対移動によって前記複数のノズル列を順に通過して前記ノズル開口面を払拭する払拭部と、前記払拭部を介して前記ノズル開口面と熱伝導可能に設けられた温度センサ部と、前記吐出ヘッドが記録媒体に記録するために前記待機位置から前記記録領域に移動するときに、前記払拭部と前記キャリッジとの相対移動に基づき、前記ノズル開口面の前記複数のノズル列ごとにおいて前記温度センサ部により温度検出を行う制御部と、前記吐出ヘッドと前記制御部とに接続し、前記制御部により温度検出された前記複数のノズル列の各々の温度に応じて、前記吐出ヘッドを駆動するための駆動信号を変えることで前記ノズル列毎の液滴の吐出量を調整する吐出制御手段と、を有していることを特徴とするものである。
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の液滴吐出装置において、前記吐出ヘッドは、前記複数のノズルからブラックインク、シアンインク、マゼンタインク、イエローインクの液滴を吐出し、さらに、ブラックインク、シアンインク、マゼンタインク、イエローインクの液滴をそれぞれ吐出する前記ノズル列を有しており、前記吐出制御手段は、インクの色毎にインクの吐出量を調整する制御を行なうことを特徴とするものである。
請求項3に記載の発明における液滴吐出装置は、液滴を吐出するノズルを記録媒体と対向するノズル開口面に開口させ、前記ノズルが複数並んだノズル列を間隔をおいて複数有する吐出ヘッドと、前記吐出ヘッドを搭載し、記録媒体が位置する記録領域を相対移動可能に設けられ、記録媒体に記録しないときに前記記録領域の一方の端部より外側に配置された待機位置に待機するキャリッジと、前記記録領域と前記待機位置の間に位置し、前記キャリッジとの相対移動によって前記複数のノズル列を順に通過して前記ノズル開口面を払拭する払拭部材と、前記待機位置及び前記払拭部材とは別の位置に配置され、且つ、前記キャリッジとの相対移動によって、前記ノズル開口面に対向する位置と対向しない位置とに位置することが可能で、前記ノズル開口面に対向する位置で前記ノズル開口面の温度を検出する温度検出手段と、前記吐出ヘッドが記録媒体に記録するために前記待機位置から前記記録領域に移動するときに、前記温度検出手段と前記キャリッジとの相対移動に基づき、前記ノズル開口面の任意の箇所において前記温度検出手段により温度検出を行う制御部とを備え、前記キャリッジとの相対移動方向と交差する方向でかつ前記ノズル開口面に対して接触および離隔する方向に、前記払拭部材を移動させる昇降手段が設けられ、前記払拭部材を昇降させる昇降手段は、前記温度検出手段を昇降させる昇降手段と兼用されている一方、前記制御部は、前記キャリッジと前記温度検出手段との相対移動に基づき、前記複数のノズル列にかかわる複数箇所の温度検出を行い、前記吐出ヘッドと前記制御部とに接続し、前記制御部により温度検出された前記複数のノズル列の各々の温度に応じて、前記吐出ヘッドを駆動するための駆動信号を変えることで前記ノズル列毎の液滴の吐出量を調整する吐出制御手段を有することを特徴とするものである。
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の液滴吐出装置において、前記吐出ヘッドは、前記複数のノズルからブラックインク、シアンインク、マゼンタインク、イエローインクの液滴を吐出し、さらに、ブラックインク、シアンインク、マゼンタインク、イエローインクの液滴をそれぞれ吐出する前記ノズル列を有しており、前記吐出制御手段は、インクの色毎にインクの吐出量を調整する制御を行なうことを特徴とするものである。
請求項1に記載の発明によれば、キャリッジとの相対移動によって吐出ヘッドのノズル開口面を払拭する払拭部と、払拭部を介してノズル開口面と熱伝導可能に設けられた温度センサ部とを有している。従って、払拭部は、ノズル開口面をクリーニングする機能を有するとともに、ノズル開口面に直接接触して、その温度を温度センサ部に伝達する機能も有している。つまり、温度センサ部は、液体が吐出されるノズルの開口面に直接接触する払拭部を介して、その温度を検出しているから、極めて、高い精度でノズル内の液体の温度に近いノズル近傍の温度を検出できる。そして、その結果、より高い精度で吐出制御を行うことができる。
また、払拭部とキャリッジとは相対移動するから、キャリッジの移動方向に沿う任意の位置で、払拭部はノズル開口面に当接することができ、温度の検出位置を容易に変更することができる。
請求項1に記載の発明によれば、払拭部は、昇降手段によって、キャリッジとの相対移動方向と交差する方向で、かつノズル開口面に対して接触する位置と離隔する位置との間で移動可能である。すなわち、払拭部は、ノズル開口面を払拭するとき、あるいはノズル開口面の温度を検出するときなど、ノズル開口面と接触する必要があるときだけ上昇する。従って、ノズル開口面に直接接触する払拭部を用いても、吐出ヘッドの他の動作と払拭部とが干渉することを回避できる。
請求項1に記載の発明によれば、制御部は、払拭部と前記キャリッジとの相対移動に基づき、ノズル開口面の複数箇所において前記温度センサ部により温度検出を行う。従って、制御部によって、ノズル開口面の複数個所で温度を検出して、吐出の制御に細かく反映させることができる。
請求項3に記載の発明によれば、キャリッジと温度検出手段とが相対移動に基づき、温度検出手段とノズル開口面とが対向して温度を検出するので、吐出ヘッドの特性などに応じて検出箇所を任意に設定したり、複数箇所に設定したりすることもでき、その結果、吐出の制御を細かくかつ高い精度で行うことができる。なお、温度検出手段はノズル開口面と直接あるいは間接的のどちらで対向してもよい。
請求項3に記載の発明によれば、ノズル開口面は、払拭部材とキャリッジとの相対移動によって払拭することができる。その払拭部材は、昇降手段によって、キャリッジとの相対移動方向と交差する方向で、かつノズル開口面に対して接触する位置と離隔する位置との間で移動可能である。すなわち、払拭部材は、ノズル開口面を払拭するときなど、ノズル開口面と接触する必要があるときだけ上昇する。従って、ノズル開口面に直接接触する払拭部材を用いても、吐出ヘッドの他の動作と払拭部材とが干渉することを回避できる。そして、温度検出手段も、その昇降手段によって、ノズル開口面に対向する位置に移動可能である。
請求項3に記載の発明によれば、制御部は、キャリッジと温度検出手段との相対移動に基づき、複数のノズル列にかかわる複数箇所の温度検出を行う。従って、ノズル開口面に形成されているノズル列の位置に対応して、細かく温度を検出し、その結果をノズル列にかかわる吐出の制御に反映させることができる。
以下に、本発明の液滴吐出装置を、記録用紙上に文字などの記録を行う記録装置に具体化した実施形態を図面に基づいて説明する。図1はその記録装置1の概略平面図である。この記録装置1は、単独のプリンタ装置に適用しても、あるいは、ファクシミリ機能やコピー機能等の複数の機能を備えた多機能装置のプリンタ機能(記録部)に適用してもよい。
記録装置1には、図1に示すように、吐出ヘッドとしての記録ヘッド3がキャリッジ2に搭載され、記録ヘッド3の下面に対向してプラテン4が設けられている。キャリッジ2には、プラテン4に対向するようにノズル7(図4参照)を露出させて、記録ヘッド3が取り付けられている。第1ガイド部材5及び第2ガイド部材6は、キャリッジ2の主走査方向(Y軸方向)に延びた部材であり、これらに跨ってキャリッジ2は支持されている。
記録媒体である用紙P(図2参照)は、キャリッジ2の主走査方向(Y軸方向)に直交する副走査方向(X軸方向)に沿って搬送される。キャリッジ2は、キャリッジモータ8に連結された駆動プーリ9と、従動プーリ10とに掛け渡されたタイミングベルト11によってY軸方向に沿って往復移動する。
本体フレーム12内には、図1に示すように、交換式のインクカートリッジ13の収納部14が設けられており、インク色の数に応じたインクカートリッジ13(ここではブラックインク用、シアンインク用、マゼンタインク用、イエローインク用の4つ)が収納されている。各インクカートリッジ13のインクは、可撓性を有するインク供給管(樹脂製のチューブ)15を介して、それぞれ独立してキャリッジ2の記録ヘッド3に供給される。
記録ヘッド3は、用紙Pと対向するノズル開口面30にノズル7を開口させて有する。ノズル7は、図4に示すように、X軸方向に延びる列をなして、Y方向に複数列配置されている。ここでは各列にてノズルが千鳥配置され、全部で5列に形成されている。ノズル列には、端から順に、個別に7a〜7dの符号を付す。ノズル列は、吐出するインクの色に対応して設けられており、4色のインクが備えられたこの実施形態では、ブラックインク用に2列のノズル列が、その他のカラーインク用に各1列のノズル列が対応している。
また、キャリッジ2に搭載された記録ヘッド3には、本体フレーム12内に静置された回路基板33から、フレキシブル配線材32を介して、ノズル7からインクを選択的に吐出するための駆動信号が送られる(図2参照)。駆動信号における駆動電圧の値あるいはパルス幅によって、各ノズル7から吐出するインク滴の大きさ(吐出量)を制御している。
図1及び図2に示すように、記録装置1の本体フレーム12内で、用紙のY軸方向の幅(記録領域)よりも外側における一方の側(図1及び図2の左側)には、インク受け部16が設けられ、他方の側(図1及び図2の右側)にはメンテナンスユニット17が設けられている。
記録ヘッド3は、インク受け部16と対向する位置(フラッシング位置)にて記録動作中に定期的にノズルの目詰まり防止のためのインク吐出(フラッシング)を行う。
メンテナンスユニット17は、キャリッジ2の待機位置(ホームポジション)に対応して設けられており、記録ヘッド3に対する回復動作(パージング)を行う。メンテナンスユニット17には、図2に示すように、記録領域に近い側から順に、ノズル開口面30を払拭する払拭部材60と、吸引ポンプ18に接続されたキャップ体19とが並設されている。キャップ体19と払拭部材60とは、いずれも昇降手段61によって、キャリッジ2の移動方向に直交する方向(上下方向)に沿って、ノズル開口面30に接触する位置と離隔する位置との間で変位できるように設けられている。
昇降手段61は、昇降の駆動源62となるモータと、駆動力の伝達を切り替えるためのカム切替手段63とを有し、キャップ体19と払拭部材60とは、別々に昇降される。換言すれば、キャップ体19と払拭部材60は一体的に昇降するのではなく、順次(連動して)あるいは個別に昇降する。なお、駆動源62として、この実施形態では専用のモータを設けているが、記録装置1に配置された他のモータを利用してもよい。
キャップ体19は、弾性材(例えば、ゴム等)で形成されている。キャップ体19には、ノズル開口面30側に向かって突出するリップ(図示せず)が、ノズル開口面30に接触したときにノズル群の外周を囲むように形成されており、リップの弾性変形でキャップ体19はノズル開口面30に密着する。また、キャップ体19の底部には、吸引ポンプ18に連通する排出口70と、大気に連通可能な大気連通口71が形成されている。
後述する回復動作で、記録ヘッド3からキャップ体19の内側に排出されたインクは、吸引ポンプ18によって、排出口70から排出されて、廃液タンク(図示せず)に貯められる。大気連通口71に接続する管材には開閉切替機構72が設けられており、キャップ体19の内側が、大気に連通する状態と連通しない状態とに切り替えできるようになっている。
記録ヘッド3に対する回復動作(パージング)は、キャップ体19で記録ヘッド3のノズル開口面30を覆った状態で行う。回復動作(パージング)としては、まず、大気連通口71が大気と連通しないように開閉切替機構72を切り替えた状態で、吸引ポンプ18を稼動させて、ノズル7から強制的に増粘インクや気泡を排出する。吸引ポンプに代えてインクカートリッジ13側から記録ヘッド3内のインクに正圧を加えて、ノズル7からインクや気泡を排出することもできる。
吸引ポンプ18による吸引動作が終了すると、キャップ体19の内側が大気と連通するように開閉切替機構72を切り替えて、キャップ体19の内側を常圧に戻し、昇降手段61によって、キャップ体19を、ノズル開口面30から離隔させるように下降させる。
この第1実施形態の払拭部材60は、ノズル開口面30に接触する払拭部64と、払拭部64に接続された温度センサ部65とを有している。
払拭部64は、可撓性を有する素材を用いて、図4に示すように、ノズル開口面30のX軸方向の長さ寸法と略同じ長さ寸法を有するワイパ状に形成されており、ノズル開口面30に付着した紙粉やインク等を擦って拭き取るように構成されている。また、払拭部64は、この払拭部64を介して、温度センサ部65にノズル開口面30の温度を伝達するために、熱伝導性も有している。そのため、払拭部60としては、導電性(熱伝導性もある)のゴム(カーボンブラック等を添加したゴム)等が好適である。
温度センサ部65は、サーミスタ等が適用されており、払拭部60の一部と熱伝導可能に接触して、払拭部60の固定端部に設けられている。したがって、温度センサ部65は払拭部60と一緒に昇降される。温度センサ部65は、払拭部60のノズル開口面30と接触する位置にできるだけ近い位置に配置するのが望ましいが、熱伝導の損失も考慮して出力信号を補正して使用すればよい。また、温度センサ部65は、熱電対を使用し、払拭部60に沿わせて配置してもよい。
制御部66は、温度センサ部65からの出力信号を受ける温度検出回路、及びノズル開口面30の温度検出のためにキャリッジ2と払拭部材60とを相対移動させる装置を含む。後者の相対移動させる装置は、記録動作のため、あるいは回復動作のためにキャリッジ2を移動させる公知の装置、昇降手段61で兼用することができる。さらに制御部66は、払拭部64がノズル開口面30に接触した状態で、キャリッジ2を移動させ、ノズル開口面30の任意の複数の位置で温度検出を行うように温度検出回路を動作させる。なお、ノズル開口面30の任意の位置の下方に払拭部64が位置するようにキャリッジ2を移動させ、その後払拭部64を上昇させてその位置の温度を検出するようにすることもできる。
上記のような払拭部64とノズル開口面30との位置制御、あるいは位置検出のために、記録動作のためにキャリッジ2の制御に用いられる公知のリニアエンコーダが利用できる。制御部66で検出された温度の結果は、回路基板33に送信され、あらかじめ設定されている温度による駆動信号補正のデータに基づいて、記録ヘッド3に印加される駆動信号(パルス幅、駆動電圧など)に反映される。このように、駆動信号を調整することで、温度の変化による吐出特性のバラつきを抑制している。
メンテナンス位置における、記録ヘッド3に対する回復動作(パージング)は、記録動作中に定期的に行ったり、あるいは、使用者が所望のタイミングで(非定期に)ボタン操作等で指令したりすることによって実行される。また、記録ヘッド3は、記録動作を所定時間以上行わないときや電源オフのときにも、メンテナンス位置に移動し、そこで待機(休止)する。待機中は、ノズル開口面30がキャップ体18で覆われて、インクの乾燥が防止される。
払拭部材60は、通常は、記録ヘッド3がメンテナンス位置から記録領域に戻るときに、これに連動して、昇降手段61によって上昇し、キャリッジ2との相対的な移動により、ノズル開口面30を拭き取ってクリーニングする。この第1実施形態では、払拭部材60が、ノズル開口面30の温度検出の手段も兼用しているから、回復動作の有無等に関係なく、温度検出が必要なときに、制御部66は、キャリッジ2及び昇降手段61を駆動して、記録ヘッド3を払拭部材60の位置(ワイプ位置)に移動させて、払拭部材60をノズル開口面30に接触させる。ノズル開口面30の温度検出は、例えば、記録動作を開始する前や、あるいは記録動作の途中で定期的または不定期に行われる。
記録動作の途中で温度検出を行う場合の、払拭部材60及び記録ヘッド3の動作を、図5及び図6を用いて説明する。記録装置1に対して、温度検出を行う指令がなされると、記録ヘッド3は記録領域からメンテナンス位置に戻る方向(矢印A方向)へ移動を開始し、これに連動して、払拭部材60が昇降手段61によって上昇する。記録ヘッド3が、図5(a)に示す位置に移動したときには、払拭部64が、ノズル開口面30の矢印A方向側の端部に当接する。
記録ヘッド3が、さらに矢印A方向に移動すると、払拭部64が、相対的にノズル開口面30の拭き取りを行う。払拭部64が、相対的にノズル列のうちの第1列7a近傍へ移動する(図6のS01)と、その位置の温度が、払拭部64を介して温度センサ部65に伝わり、これを制御部66で検出する(図6のS02)。
記録ヘッド3が、さらに矢印A方向に移動すると、払拭部64が、図5(b)に示すように、相対的にノズル列のうちの第3列7c近傍(ノズル開口面30の中央部)へ移動すると(図6のS03)、その位置の温度が、払拭部64を介して温度センサ部65に伝わり、これを制御部66で検出する(図6のS04)。記録ヘッド3が、さらに矢印A方向に移動すると、払拭部64が、図5(c)に示すように、相対的にノズル列のうちの第5列7e近傍へ移動し(図6のS05)、その位置の温度が、払拭部64を介して温度センサ部65に伝わり、これを制御部66で検出する(図6のS06)。
これらの検出において、払拭部64がノズル列にきわめて近い位置に接触することで、ノズル内のインクの温度、もしくはその近傍の温度を検出することができる。そして、制御部66では、検出した3箇所の温度の平均値からノズル開口面全体の温度を算出し(図6のS07)、あらかじめ設定されている温度による駆動信号補正のデータに基づいて、記録ヘッド3に印加する駆動信号を調整する(図6のS08)。また、検出した温度を、記録装置内の温度制御その他の制御に利用してもよい。
上述した温度検出の動作では、記録ヘッド3が矢印A方向に移動するのに伴って、ノズル開口面30に対して相対的に位置をずらして温度検出したが、記録ヘッド3が矢印A方向と反対の方向(記録領域に向かう方向)に移動するのに伴って、温度検出してもよい。これは、例えば、回復動作が終了した後や、あるいは待機が終了して記録を開始するときに、記録領域に移動するのに伴って、温度を検出する場合等である。この場合には、第5列7e側から第1列7aに向かって順次検出されることになる。
また、温度検出箇所は、上述した3箇所のノズル列の箇所に限定するものではなく、その数や位置は適宜変更できる。また、検出した温度の平均値を求めずに、各ノズル列ごとに温度を検出して、その列のインク色の駆動信号に個別に反映させて、インク色毎に吐出量を調整してもよい。さらに、記録ヘッド内の温度分布や変化に応じてその記録ヘッドの特性を代表する任意の予め決めた1箇所の温度を検出することもできる。さらに、特定のインク色のみ多く使用した状況において、予め決めた複数の検出箇所のうち特定の箇所のみ温度を検出することもできる。
上記実施形態では、温度検出ができる払拭部材60を、メンテナンスユニット17にてキャップ体19に並設したが、その設置位置は自由に選択することができる。例えば、インク受け部16の近傍に設置し、記録ヘッド3がフラッシング位置に移動するのに伴って、温度を検出するように構成してもよい。温度検出ができる払拭部材60を、キャップ体19から離れた位置に設けた場合には、払拭専用の第2の払拭部材をキャップ体19に並設してもよい。
次に、第2実施形態を、図7(a)を用いて説明する。第2実施形態では、ノズル開口面30の温度を検出する温度検出手段80を、ノズル開口面30を払拭するための部材とは別の部材として設けている。すなわち、第2実施形態の払拭部材160は、第1実施形態とは異なり、単にノズル開口面30を払拭する目的だけのために設けられたものである。そのため、払拭部材160の素材は、可撓性を有しているが、熱伝導性は不要ある。
温度検出手段80は、ノズル開口面30を払拭してクリーニングする機能が不要であるため、第1実施形態のようにワイパ形状に形成する必要はないが、ノズル開口面30に対し弾性をもって接触し、キャリッジ2の走査移動によってノズル開口面30との接触位置を変えながら滑るようになっている。また、非接触型の温度センサを適用することもできる。
温度検出手段80は、記録ヘッド3の記録領域の外側において、払拭部材160及びキャップ体19とともに、昇降手段61上に並設されていて、ノズル開口面30に接触する位置と離隔する位置との間で変位することができる。昇降手段61には、カム切替手段63が設けられているから、温度検出手段80の昇降は、払拭部材160やキャップ体19の昇降とは別に行われる。
この形態では、温度検出手段80は、ノズル開口面30に当接する(または対向する)部分自体が温度センサで構成されているから、第1実施形態のように払拭部64を介して温度を検出する場合に比べて、温度の検出精度が向上される。また、温度検出手段80の昇降手段に、払拭部材160の昇降手段61を利用しているから、個別に昇降手段を用意する場合に比べて、省スペース化や部品コストの削減を図ることができる。
図7(b)は、第3実施形態であって、温度検出手段80に昇降手段を設けない例である。この場合には、あらかじめ温度検出手段80は、その先端が、キャリッジ2の走査移動によって、記録ヘッド3のノズル開口面30に当接可能な位置となるように、記録動作時のキャリッジ2の走査移動範囲外の位置に固定されて設置されている。この場合も温度検出手段80は、その先端をノズル開口面30に弾性をもって当接させるように弾性を有していることが好ましい。
この場合、記録動作時などの常態では、温度検出手段80はノズル開口面30に対向(接触)しないが、記録ヘッド3が温度検出手段80の設置位置に移動したときに、温度検出手段80はノズル開口面30に対向して接触し、その温度を検出する。図7(b)の形態では、温度検出手段80を払拭部材160に並設する必要はなく、任意の箇所に設置できる。
各実施形態では、吐出ヘッドを搭載したキャリッジが記録媒体、メンテナンスユニット及び温度検出手段に対して移動したが、ラインプリンタにように、キャリッジを固定し、記録媒体、メンテナンスユニット及び温度検出手段がキャリッジに対して移動するものにも、本発明は適用することができる。
上述した各実施形態では、記録装置を例示して説明したが、本発明は、インク以外の液体を吐出する液滴吐出装置に適用できることは言うまでもない。例えば、布、樹脂シートを記録媒体として、着色液、その他機能液を吐出するものにも適用できる。
本発明の液滴吐出装置としての記録装置の概略平面図である。 記録装置の概略側面図である。 払拭部材の拡大側面図である。 ノズル開口面側からみた記録ヘッドの下面図である。 (a)〜(c)は、温度検出時の動作を説明する側面図である。 温度検出時の動作のフローチャートである。 (a)は第2実施形態の温度検出手段を示す拡大側面図、(b)は第3実施形態の温度検出手段を示す拡大側面図である。
符号の説明
1 記録装置
2 キャリッジ
3 記録ヘッド
7 ノズル
16 インク受け部
17 メンテナンスユニット
18 吸引ポンプ
19 キャップ体
30 ノズル開口面
60 払拭部材
61 昇降手段
62 駆動源
63 カム切替手段
64 払拭部
65 温度センサ部
66 制御部
80 温度検出手段

Claims (4)

  1. 液滴を吐出するノズルを記録媒体と対向するノズル開口面に開口させ、前記ノズルが複数並んだノズル列を複数有する吐出ヘッドと、
    前記吐出ヘッドを搭載し、記録媒体が位置する記録領域を相対移動可能に設けられ、記録媒体に記録しないときに前記記録領域の一方の端部より外側に配置された待機位置に待機するキャリッジと、
    前記記録領域と前記待機位置の間に位置し、前記キャリッジとの相対移動によって前記複数のノズル列を順に通過して前記ノズル開口面を払拭する払拭部と、
    前記払拭部を介して前記ノズル開口面と熱伝導可能に設けられた温度センサ部と、
    前記吐出ヘッドが記録媒体に記録するために前記待機位置から前記記録領域に移動するときに、前記払拭部と前記キャリッジとの相対移動に基づき、前記ノズル開口面の前記複数のノズル列ごとにおいて前記温度センサ部により温度検出を行う制御部と、
    前記吐出ヘッドと前記制御部とに接続し、前記制御部により温度検出された前記複数のノズル列の各々の温度に応じて、前記吐出ヘッドを駆動するための駆動信号を変えることで前記ノズル列毎の液滴の吐出量を調整する吐出制御手段と、を有していることを特徴とする液滴吐出装置。
  2. 前記吐出ヘッドは、
    前記複数のノズルからブラックインク、シアンインク、マゼンタインク、イエローインクの液滴を吐出し、さらに、ブラックインク、シアンインク、マゼンタインク、イエローインクの液滴をそれぞれ吐出する前記ノズル列を有しており、
    前記吐出制御手段は、
    インクの色毎にインクの吐出量を調整する制御を行なうことを特徴とする請求項1に記載の液滴吐出装置。
  3. 液滴を吐出するノズルを記録媒体と対向するノズル開口面に開口させ、前記ノズルが複数並んだノズル列を間隔をおいて複数有する吐出ヘッドと、
    前記吐出ヘッドを搭載し、記録媒体が位置する記録領域を相対移動可能に設けられ、記録媒体に記録しないときに前記記録領域の一方の端部より外側に配置された待機位置に待機するキャリッジと、
    前記記録領域と前記待機位置の間に位置し、前記キャリッジとの相対移動によって前記複数のノズル列を順に通過して前記ノズル開口面を払拭する払拭部材と、
    前記待機位置及び前記払拭部材とは別の位置に配置され、且つ、前記キャリッジとの相対移動によって、前記ノズル開口面に対向する位置と対向しない位置とに位置することが可能で、前記ノズル開口面に対向する位置で前記ノズル開口面の温度を検出する温度検出手段と、
    前記吐出ヘッドが記録媒体に記録するために前記待機位置から前記記録領域に移動するときに、前記温度検出手段と前記キャリッジとの相対移動に基づき、前記ノズル開口面の任意の箇所において前記温度検出手段により温度検出を行う制御部とを備え、
    前記キャリッジとの相対移動方向と交差する方向でかつ前記ノズル開口面に対して接触および離隔する方向に、前記払拭部材を移動させる昇降手段が設けられ、
    前記払拭部材を昇降させる昇降手段は、前記温度検出手段を昇降させる昇降手段と兼用されている一方、
    前記制御部は、前記キャリッジと前記温度検出手段との相対移動に基づき、前記複数のノズル列にかかわる複数箇所の温度検出を行い、
    前記吐出ヘッドと前記制御部とに接続し、前記制御部により温度検出された前記複数のノズル列の各々の温度に応じて、前記吐出ヘッドを駆動するための駆動信号を変えることで前記ノズル列毎の液滴の吐出量を調整する吐出制御手段を有することを特徴とする液滴吐出装置。
  4. 前記吐出ヘッドは、
    前記複数のノズルからブラックインク、シアンインク、マゼンタインク、イエローインクの液滴を吐出し、さらに、ブラックインク、シアンインク、マゼンタインク、イエローインクの液滴をそれぞれ吐出する前記ノズル列を有しており、
    前記吐出制御手段は、
    インクの色毎にインクの吐出量を調整する制御を行なうことを特徴とする請求項3に記載の液滴吐出装置。
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