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JP6185458B2 - 車両の車輪用タイヤを組み立てるための方法およびプラント - Google Patents

車両の車輪用タイヤを組み立てるための方法およびプラント Download PDF

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JP6185458B2 JP2014506947A JP2014506947A JP6185458B2 JP 6185458 B2 JP6185458 B2 JP 6185458B2 JP 2014506947 A JP2014506947 A JP 2014506947A JP 2014506947 A JP2014506947 A JP 2014506947A JP 6185458 B2 JP6185458 B2 JP 6185458B2
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Description

説明
本発明は、車両の車輪用タイヤを組み立てるための方法およびプラントに関する。さらに具体的には、本発明は、特に、とりわけスポーツカーレース用の超高性能タイヤの製造に関する。
車両の車輪用タイヤは、全般的に、タイヤの半径方向内側周方向のエッジを画定する、通常、「ビード」の名称で認識される領域に組み込まれた各々の環状固定構造と係合している各端の端フラップを各々有する少なくとも1つのカーカスプライを含むカーカス構造を含む。
カーカス構造と組み合わされるのはクラウン構造である。本明細書および以下の特許請求の範囲の目的においては、タイヤの「クラウン構造」とは、交差した配向の、および/またはタイヤの周の伸長方向にほぼ平行するテキスタイル補強コードまたは金属補強コードを有する、互いに対しておよびカーカスプライに対して半径方向に重ね合わされた関係において配置された1つまたは複数のベルト層を有する少なくとも1つのベルト構造またはブレーカを意味する。より好ましくは、クラウン構造は、少なくとも1つのベルト層を有するベルト構造と、ベルト構造の半径方向外側位置に貼付されたエラストマ材料のトレッドバンドとを含む。加えて、エラストマ材料の各々のサイドウォールがカーカス構造の側部表面の軸方向外側位置に貼付され、それぞれがトレッドバンドのサイドエッジの1つからビードの各々の環状固定構造に接近するまで延在する。「チューブレス」タイプのタイヤでは、通常「ライナ」と呼ばれる気密コーティング層が内側タイヤ表面を被覆する。
本出願人は、性能目的のためベルト層の端部を折り返すことが特に有用であると考える。事実、ベルト層の軸方向各端のフラップ(axially opposite flap)を、その半径方向外側のベルト層上に折り返すと、カーブを通過する段階中、タイヤに応答のさらなる反応性および迅速性を付与する。
特に超高性能タイヤについて述べると、とりわけハードなハンドリング条件(hard handling conditions)を強いるカーレース用の場合、本出願人は、1つまたは複数のベルト層を、テキスタイルタイプの補強コードを備えたストリップの形態の製造済み物品から開始することにより作成することが適切であると考える。半径方向に最も外側のベルト層を少なくとも部分的に被覆するため、1つまたは複数のベルト層の軸方向に対向するサイドエッジは折り返されている。
本出願人は、しかしながら、いくつかのタイヤ型式の製造においては、補強コードの自由端がカーカス構造に機械的に干渉することにより、伝播してタイヤ構造を損傷しがちとなる亀裂が生じることを阻止するため、半径方向に最も内側のベルト層のうちの1つまたは複数の軸方向各端のフラップを、半径方向に最も外側の1つまたは複数のベルト層上に折り返すことが好ましいことに気が付いた。
本出願人は、第1の半径方向内側ベルト層と少なくとも1つの半径方向外側ベルト層とを含む環状アセンブリを第1のドラム上において形成する方法を通じてベルト構造の製造の可能性を実証した。したがって、第1のベルト層の端部部分を前記少なくとも1つの半径方向外側ベルト層上に少なくとも部分的に重ね合わせるため、第1のベルト層の軸方向各端の端部が前記少なくとも1つの第2のベルト層上に折り返される。
さらに、本出願人は、スポーツレース用タイヤおよび/または超高性能タイヤの作成においては、螺旋状の巻き付け、すなわち、ベルト構造の周りにそれぞれ互いに隣接して巻きが配置されたコイルを、所望の厚さおよび断面形状を有する1つまたは複数の層を含むトレッドバンドを画定するまで形成するように、未処理のエラストマ材料の連続的な細長要素を巻き上げることによるトレッドバンドの製造が特に有利であると考える。
本出願人は、しかしながら、ベルト構造の作成において実施される折り返し、ならびにトレッドバンドの形成において実施される螺旋状の巻き付けは、通常、むしろ長い製造時間を必要とするため、クラウン構造の製造において互いに付加されるこれら時間が生産性を低下させる傾向にあることを認識した。加えて、これら作業には比較的複雑かつ嵩張る設備の使用が求められるため、設備を同一の生産ユニットに一体化することはほぼできない。
これに関して、本出願人は、最終製品における優れた品質基準および結果の最大の再現性を達成する目的のため、クラウン構造の作成において要求される折り返しおよび螺旋状の巻き付け等の特定の作業の実施要件を、生産効率に利するための設備の高利用および処理中断時間の効率的な制限の達成要件と両立させる必要性を感じた。
本出願人は、生産下の各々のタイヤ用クラウン構造の製造時に異なるプロセス動作の同時実行を可能にすれば、前記プロセス動作のそれぞれの実行に必要な時間を、カーカス構造を組み立て、それをクラウン構造自体と結合するために必要な時間と併せて最適化することが可能であることを認識した。
本出願人は、したがって、クラウン構造組み立ての領域内において、前記トレッドバンドの組み立てが継続されるサービスドラム上に前記ベルト層が移送される間に1つまたは複数のベルト層の折り返し作業およびトレッドバンドの螺旋状の巻き付け作業を提供することにより、最終製品の定性的特徴に利するため、生産性が損なわれることなく、異なるクラウン構造の処理が分割されるようであることを見いだした。
より詳細には、第1の態様によれば、本発明は、
− カーカス構造を組み立てるステップと、
− クラウン構造を組み立てるステップと、
− クラウン構造をカーカス構造と結合するステップと、を含み、
クラウン構造の組み立てが、
− ベルト構造を少なくとも部分的に製造するために補助ドラム上において少なくとも1つのベルト層を形成するステップと、
− 補助ドラム上において形成される前記少なくとも1つのベルト層の軸方向各端のサイドフラップを折り返すステップと、
− ベルト構造を補助ドラムから少なくとも1つのサービスドラムに移送するステップと、
− サービスドラムによって担持されたベルト構造の周りに相互に並行して巻きが配置されたコイルの形成を通じて少なくとも1つのエラストマ材料の連続的な細長要素を巻き上げることよってトレッドバンドを形成するステップと、
を含む、タイヤ製造のための方法に関する。
したがって、本出願人は、最終製品における優れた品質基準および結果の最大の再現性を達成する目的のため、クラウン構造の製造において要求される特定の作業の実施要件を、生産効率に利するための設備の高利用および加工中の中断時間の効率的な削減の達成要件と両立させることが可能と考える。特に、ベルト層の少なくとも1つに対する折り返し作業およびトレッドバンドを得るための螺旋状の巻き付け作業の実施により、生産性が損なわれることなく、特に超高性能スポーツレース用タイヤにおいて高く評価される最終製品の優れた質的特徴の達成を可能にする。
第2の態様によれば、本発明は、
− カーカス構造の組み立てラインと、
− クラウン構造の組み立てラインと、
− 各クラウン構造がカーカス構造の1つと結合される組付位置と、を含み、
クラウン構造の前記組み立てラインが、
− 少なくとも1つの補助ドラムと、
− 少なくとも1つのサービスドラムと、
− 前記補助ドラム上においてベルト構造を形成するためのデバイスであって、前記デバイスが、少なくとも1つのベルト層を形成するための部材と、前記少なくとも1つのベルト層の軸方向各端のサイドフラップを折り返すための部材とを含む、デバイスと、
− 補助ドラム上において少なくとも部分的に形成されたベルト構造を前記少なくとも1つのサービスドラムに移送するための移送デバイスと、
− サービスドラムによって担持されたベルト構造の周りに相互並列関係で巻きが配置されるコイルの形成を通じて少なくとも1つのエラストマ材料の連続的な細長要素を巻くことによってトレッドバンドを形成するためのデバイスと、
を含む、タイヤ製造用プラントに関する。
本発明は、上記態様の少なくとも1つによれば、以下に記載される好適な特徴の1つまたは複数を有しうる。
加工中の少なくとも1つの第1のタイヤのベルト構造を前記補助ドラム上において形成する動作は、少なくとも部分的に、加工中の少なくとも1つの第2のタイヤのトレッドバンドを前記少なくとも1つのサービスドラム上において形成する動作と同時に実施されうる。
クラウン構造をカーカス構造に結合する動作は、好ましくは、トレッドバンドを形成する動作およびベルト構造を形成する動作が従うのと同じ動作速度に従い実施される。
本明細書の目的において、用語「動作速度」は、特定の位置、例えば、組付位置または他の作業位置における処理作業の開始と、直後に続くタイヤの組み立てを目的とした同一の作業位置における新規処理作業の開始との間の時間の逆数を示すものと理解される。例えば、前記時間が60秒であれば、動作速度は1/60Hzである。
加工中の各々のタイヤに属するクラウン構造の組み立ては各々のサービスドラム上において同時に実施されうる。
したがって、例えば、ベルト構造を完成するおよび/またはトレッドバンドを得ることを目的とした螺旋状の巻き付けを実施するための周期をさらに削減することが可能であり、それによって、プロセスの作業柔軟性がさらに増加する。特に、例えば、生産性を損なうことなく、堆積におけるより高い幾何精度を保証し、かつ連続的な細長要素により形成された巻きの間に気泡を包含するリスクを排除するため、連続的な細長要素の直線の堆積速度を制限することにより螺旋状の巻き付けの実施精度を増加することが可能である。
加工中の第1のタイヤのトレッドバンドを形成する動作および加工中の第2のタイヤのトレッドバンドを形成する動作は、少なくとも部分的に、加工中のさらなるタイヤのベルト構造の製造と同時に実施される。
前のタイヤのトレッドバンドを製造するための処理が完了するとすぐにトレッドバンドを作製するための新しいベルト構造が既に使用可能となっている。
トレッドバンドの形成時、前記少なくとも1つのサービスドラムが、好ましくは、少なくとも1つのロボットアームによって回転駆動され、かつエラストマ材料の前記連続的な細長要素を供給する分与部材(dispensing member)の前に移動される。
好ましくは人間型タイプのロボットアームによるサービスドラムの移動が螺旋状の巻き付け作業を簡略化する。
同様に実施されるのは、ベルト構造を補助ドラムから前記少なくとも1つのサービスドラムに移送する動作中、前記少なくとも1つのサービスドラムを少なくとも1つのロボットアームによって位置決めおよび支持する動作とされうる。
好ましくは人間型のロボットアームに一般的な高い動作柔軟性は、異なる作業位置の位置決めにおける動作の制約を低減する。実際、螺旋状の巻き付け実施前および/または後に、他の作業位置との相互作用のためのサービスドラムの移送を迅速に達成することができ、かつ幾何学的配置の高い柔軟性を有する。加えて、螺旋状の巻き付け作業中にサービスドラムを支持するために使用されたものと同一のロボットアームを移送作業に有利に用いることができる。
好ましくは、前記少なくとも1つのベルト層を形成する動作は、
− テキスタイルコードを含むエラストマ材料のストリップの形態の少なくとも1つの製造済み物品を補助ドラムの周りに周方向に巻き取るステップと、
− ストリップの形態の製造済み物品の対向する端を相互に接合するステップと、
を含む。
そのような製造済みまたは半完成状態の物品の使用により、スポーツ競技において非常に高い性能を提供するよう設計されたタイヤにおいて特に高く評価されるベルト層の最適な構造均質性が保証される。
クラウン構造の組み立ては、一対のリボン状の補強インサートを周方向に巻き取る動作をさらに含みうる。一対のリボン状の補強インサートのそれぞれは前記少なくとも1つのベルト層の折り返されたサイドフラップの1つの端部エッジ上に半径方向に重ねられる。
折り返された端部エッジはこのようにして好都合に保護され、その使用時におけるタイヤの他の部分との望ましくない接触が防止される。
クラウン構造の組み立ては、前記少なくとも1つのベルト層の周りに軸方向並列関係に巻きが配置されたコイルの形態に、少なくとも1つの連続的なコードを長手方向に組み込むエラストマ材料の少なくとも1つの補強要素を周方向に巻き上げる動作をさらに含みうる。
したがって、周方向に対して補強コードの配向が合致する、通常、「ゼロ度層(zero-degree layer)」と呼ばれる追加のベルト層が形成される。この層は、使用中誘発される高い遠心力の影響下においてもタイヤの所望の断面形状を維持するのに有用である。
前記補強要素の巻き取りはサービスドラム上に移送されたベルト構造上において実施されうる。
したがって、補助ドラムおよびサービスドラム各々において実施される作業の作業時間を均衡させることが可能である。加えて、凸形状の外部表面を有するサービスドラムの使用によるサービスドラム上におけるゼロ度層の形成により、ベルト構造を、必要な場合には、曲線断面形状に従う形状にすることが可能になる。
好ましくは、ベルト構造を補助ドラムから前記少なくとも1つのサービスドラムに移送する動作は、
− 第1の移送部材によってベルト構造を補助ドラムから取り外す動作と、
− 第1の移送部材によってベルト構造をサービスドラム上に係合する動作と、
を含む。
補助ドラムからのベルト構造の取り外しは、
− ベルト構造を担持している補助ドラムを第1の移送部材内に軸方向に挿入する動作と、
− ベルト構造を第1の移送部材と係合する動作と、
− 補助ドラムをベルト構造から係脱するために補助ドラムを半径方向に収縮する動作と、
− 補助ドラムをベルト構造から取り外すために補助ドラムを第1の移送部材に対して軸方向に平行移動する動作と、
を含む。
好ましくは、ベルト構造をサービスドラム上に係合する動作は、
− ベルト構造を担持している第1の移送部材内にサービスドラムを軸方向に挿入するステップと、
− サービスドラムをベルト構造と係合するためにサービスドラムを半径方向に拡張するステップと、
− 第1の移送部材をベルト構造から係脱するステップと、
− ベルト構造を担持しているサービスドラムを第1の移送部材から取り外すためにベルト構造を担持しているサービスドラムを軸方向に平行移動するステップと、
を含む。
好ましくは、ベルト構造の移送中、第1の移送部材は静止した姿勢を維持する。
第1の移送部材は、したがって、非常に簡単な構造を有しうる。軸方向の動きは補助ドラムおよびサービスドラムによって完全に実施される。この点に関しては、トレッドバンドの形成時、連続的な細長要素を分与するためサービスドラムが元々必要とする軸方向の可動性およびベルト構造の製造のために提供される異なる作業位置間におけるその移動のため補助ドラムが元々必要とする軸方向の可動性を利用することが可能である。
クラウン構造の、カーカス構造との結合は、好ましくは、クラウン構造を、サービスドラムから、カーカス構造を担持している主要ドラムに移送する動作を含む。
好ましくは、クラウン構造をサービスドラムから主要ドラムに移送する動作は、
− 第2の移送部材によってクラウン構造をサービスドラムから取り外す動作と、
− 第2の移送部材によってクラウン構造を主要ドラム上に係合する動作と、
を含む。
同様に実施されるのは、クラウン構造をサービスドラムから主要ドラムに移送する動作中、サービスドラムをロボットアームによって位置決めおよび支持する動作とされうる。
螺旋状の巻き付け作業中にサービスドラムを支持するために使用された、同一の、好ましくは人間型のロボットアームが、クラウン構造を第2の移送部材に移送する動作に有利に使用されうる。
クラウン構造をサービスドラムから取り外す動作は、好ましくは、
− クラウン構造を担持しているサービスドラムを第2の移送部材内に軸方向に挿入するステップと、
− クラウン構造を第2の移送部材と係合するステップと、
− サービスドラムをクラウン構造から係脱するためにサービスドラムを半径方向に収縮するステップと、
を含む。
軸方向の移動をサービスドラムに依存する場合、第2の移送部材の構造および動作上の嵩張り(operating bulkiness)を簡略化することが可能である。この点に関しては、トレッドバンドの形成時、連続的な細長要素を分配するためにサービスドラムが元々必要とする軸方向の可動性が利用されうる。
好ましくは、ベルト構造形成デバイスおよびトレッドバンド形成デバイスは、加工中の各々のタイヤのベルト構造およびトレッドバンド上のそれぞれにおいて互いに同時に動作する。
ベルト構造形成デバイスおよびトレッドバンド形成デバイスはカーカス構造組み立てライン内における少なくとも1つのカーカス構造の製造と同時に動作しうる。
好ましくは、クラウン構造組み立てラインは、
− 前記少なくとも1つの補助ドラムが動作可能に配置される第1の作業領域と、
− 前記少なくとも1つのサービスドラムが動作可能に配置される第2の作業領域と、
− 前記移送デバイスが動作する第1の移送位置と、を含む。
トレッド形成デバイスは、前記ベルト形成デバイスと同時に動作する、トレッドバンドの第1の部分を形成するための部材およびトレッドバンドの第2の部分を形成するための部材を含んでもよい。
少なくとも1つのロボットアームの使用は、好ましくは、前記少なくとも1つのサービスドラムを回転駆動し、前記少なくとも1つのエラストマ材料の連続的な細長要素の少なくとも1つの分与部材の前に移動するために提供される。
加えてまたは別法として、移送デバイスの動作時にサービスドラムを支持するため少なくとも1つのロボットアームが提供されうる。
少なくとも1つのベルト層を形成するための部材は、好ましくは、テキスタイルコードを含むエラストマ材料のストリップの形態の少なくとも1つの製造済み物品を、前記少なくとも1つの製造済み物品を補助ドラムの周りに巻き上げるように設計された第1の作業位置に供給するための供給ユニットを含む。
ベルト形成デバイスは、一対のリボン状の補強インサートを、前記リボン状の補強インサートを前記少なくとも1つのベルト層の周りに巻き上げるように設計された第2の作業位置に供給するための供給ユニットをさらに含みうる。
ベルト形成デバイスは、好ましくは、補助ドラムを担持し、かつ前記補助ドラムを少なくとも1つの第1の作業位置および1つの第2の作業位置の前に選択的に位置決めするために移動可能なキャリッジを含む。
好ましくは、キャリッジは補助ドラムの幾何学的回転軸線に平行に移動可能である。
前記少なくとも1つのベルト層の軸方向各端のサイドフラップを折り返すための部材は、好ましくは、前記補助ドラムに少なくとも部分的に一体化される。
クラウン構造組み立てラインは、エラストマ材料の少なくとも1つの補強要素を、前記少なくとも1つのベルト層の周りに軸方向に並行して巻きが配置されたコイルの状態に周方向に巻き取るための巻き取りデバイスをさらに含みうる。補強要素は少なくとも1つの連続的なコードを長手方向に組み込む。
巻き取りデバイスは第3の作業位置においてサービスドラムによって担持されたベルト構造上において動作する。
さらに具体的には、前記少なくとも1つのサービスドラムは少なくとも1つの第3の作業位置および1つの第4の作業位置と連動(interlocked)されうる。
可能な一実施形態においては、それぞれ前記第3の作業位置および前記第4の作業位置の1つにおいて同時に動作している少なくとも1つの第1のサービスドラムおよび1つの第2のサービスドラムが提供される。
サービスドラムは曲線断面形状に形成された外部表面を有しうる。
好ましくは、移送デバイスは、補助ドラムの周りおよびサービスドラムの周りに交互に配置されるべき第1の移送部材を含む。
第1の移送部材は、好ましくは、ベルト構造を選択的に係合および解放するための半径方向に移動可能な要素を含む。
補助ドラムは、第1の移送部材に同軸的に嵌め込まれるため、好ましくは、補助ドラムの幾何学的回転軸線に沿って移動可能である。
補助ドラムは、第1の移送部材によって係合されたベルト構造を係脱するため半径方向に収縮可能とされうる。
サービスドラムは、第1の移送部材に同軸的に嵌め込まれるため、サービスドラムの幾何学的回転軸線に沿って移動可能とされうる。
サービスドラムは、第1の移送部材によって担持されたベルト構造を係合するため半径方向に拡張可能とされうる。
第1の移送部材は、好ましくは、前記クラウン構造組み立てライン内に実質的に固定されている。
カーカス構造組み立てラインは、カーカス構造の半径方向の拡張を決定するために互いの近傍に軸方向に移動可能な半片を有する主要ドラムを含みうる。
好ましくは、カーカス構造組み立てライン内において動作する、サービスドラムの周りと主要ドラムの周りとに交互に配置されうる少なくとも1つの第2の移送部材を含む第2の移送位置が提供される。
サービスドラムは、第2の移送部材に同軸的に嵌め込まれるため、好ましくは、サービスドラムの幾何学的回転軸線に沿って移動可能である。
第2の移送部材は、主要ドラムの周りに同軸的にクラウン構造を配置するため、好ましくは、主要ドラムの幾何学的回転軸線に沿って移動可能である。
サービスドラムは、第2の移送部材と係合しているクラウン構造を係脱するため半径方向に収縮可能とされうる。
好ましくは、ロボットアームは人間型ロボットアームである。
さらなる特徴および利点は、本発明によるタイヤを組み立てるための方法およびプラントの、好適であるが排他的でない実施形態の詳細な説明からより明らかになろう。
この説明は非限定的な例によって提供される添付の図面を参照して以下に詳述される。
本発明の好適な例に従い実施されたタイヤを組み立てるためのプラントの平面図を概略的に示す。 本発明の可能な好ましい変形物に従い実施されたタイヤを組み立てるためのプラントの平面図を概略的に示す。 本発明に従い得られるタイヤの断面を示す。
言及した図を参照すると、本発明による方法を実行に移すことを目的とした車両の車輪用タイヤを組み立てるためのプラントが全体として参照番号1で示される。
プラント1は、本質的に少なくとも1つまたはいくつかのカーカスプライ3を有するカーカス構造2aを含むタイヤ2(図3)を製造するために設計されている。説明の簡略化のため、以下では、単に例として、1つのみのカーカスプライ3の存在について述べるが、必要であれば、必要に応じて2つ以上のカーカスプライが提供されることは理解される。
気密エラストマ材料の層またはいわゆる「ライナ」4がカーカスプライ3の内側に貼付されうる。それぞれが半径方向外側位置にエラストマフィラー5bを担持するいわゆるビードコア5aを含む2つの環状固定構造5がカーカスプライ3の各々の端部フラップ3aと係合している。
環状固定構造5は、通常、タイヤ2と各々の取付リムとの間の係合が生じる、通常「ビード」6の名称で認識される領域の近傍に一体化されている。
クラウン構造7はカーカス構造3の周りに周方向に貼付されている。クラウン構造7は、1つまたは複数のベルト層8a,8bを有するベルト構造8と、好ましくは、ベルト構造8に周方向に重なるトレッドバンド9とを含む。
さらに具体的には、示される例では、第1の半径方向内側ベルト層8aおよび少なくとも1つの第2の半径方向外側ベルト層8bが提供される。
少なくとも1つのベルト層、示される例では、第1のベルト層8aが、第2の半径方向に最も外側のベルト層8bの半径方向外側位置において折り返された軸方向各端のサイドフラップ10を有する。1つまたは複数の半径方向外側ベルト層8bがない場合、第1のベルト層8aのサイドフラップ10は第1のベルト層自体において折り返されうる。
ベルト構造8は、一対のリボン状の補強インサート8cをさらに含みうる。一対のリボン状の補強インサート8cのそれぞれは、折り返されたサイドフラップ10の1つの端部エッジ10aに半径方向に重なっている。
さらに、周方向および半径方向の伸展性に対する既定の抵抗をベルト構造8に付与するため、少なくとも1つのいわゆるゼロ度層11がベルト層8a,8bおよび可能なリボン状の補強インサート8c上に半径方向に重ねられうる。
それぞれ対応するビード6からトレッドバンド9の対応するサイドエッジまで延びる2つのサイドウォール12がカーカスプライ3の側方に対向する位置に貼付される。
プラント1は、好ましくは、加工中のタイヤのカーカス構造2aが形成されるカーカス構造組み立てライン13を含む。
クラウン構造7は図1に全体として14で示されるクラウン構造組み立てラインにおいて組み立てられる。
組付位置15において、各カーカス構造2aの、各々のクラウン構造7との結合が実施される。特に、示される例では、組付位置15はカーカス構造組み立てライン13に作動的に組み込まれる。
図1および図2に示される一実施形態によれば、カーカス構造組み立てライン13は、少なくとも1つの主要ドラム17を含み、その上でタイヤ2のカーカス構造2aが組み立てられる。主要ドラム17は、カーカス構造2aの構成要素の貼付時、必要であれば、回転駆動されるおよび/または1つまたは複数の作業ユニット19間において適切に移動されることを可能にするチャック18または別のデバイスによって動作可能に支持されうる。
さらに具体的には、環状固定構造5が後に取り付けられる円筒状のスリーブを軸方向各端のサイドフラップ3a上に形成するため、主要ドラム17は、もしあれば、まずライナ4を、その後、カーカスプライ3を受け取るように適合される。その後、環状固定構造5の周りにおけるカーカスプライ3のサイドフラップ3aの折り返しが実施されうる。組み立て方法に応じて、少なくとも1つの耐摩耗要素の貼付、及び主要ドラム17上におけるサイドウォール12の少なくとも1つの部分の貼付が提供されうる。
上記の製造形態においては、主要ドラム17は、いわゆる「一段階法(unistage process)」に従いタイヤ2の組み立てを実施するために適合されたタイプのものである。一段階法では、クラウン構造7とカーカス構造2aとの間の結合において、カーカス構造2aを、それが組み立てられた前記主要ドラム17から別のドラムに移送する必要がない。これは、カーカス構造2aをクラウン構造7と結合するためのカーカス構造2aの半径方向の拡張を決定するため、互いに向かって軸方向に移動可能な半片が主要ドラム17に提供されることが理由である。
さらに好適な実施形態では、主要ドラム17は、第2段階ドラムまたはいわゆる「成形ドラム」とされうる。その場合、例えば前記カーカス構造組み立てラインに必ずしも必要ではないが、他のどこかで組み立てられたカーカス構造2aがまず取り付けられ、その後、対応するベルト構造7が前記ドラムの半径方向外側の位置に運ばれ、既に存在するカーカス構造2a上において適切に中央に位置決めされる。このタイプの主要ドラム17にも、カーカス構造2aをクラウン構造7と結合するためのカーカス構造2aの半径方向の拡張を決定するため互いに向かって軸方向に移動可能な半片が設けられる。
記載した事例の両方では、前記組付位置15は、したがって、主要ドラム17の位置に一致する。
クラウン構造組み立てライン14内では、少なくとも1つの第1の作業領域20および少なくとも1つの第2の作業領域21が好ましくは認識されうる。第1の作業領域20において、ベルト構造8または少なくともその第1の部分を少なくとも1つの補助ドラム22上において組み立てるためにベルト構造形成デバイス26が動作する。
補助ドラム22は、好ましくは、互いに離間して配置された少なくとも1つの第1の作業位置24および1つの第2の作業位置25の前に補助ドラム22を選択的に位置決めするため、補助ドラムの幾何学的回転軸線Xに平行に移動可能なキャリッジ23によって回転自在に支持されうる。
ベルト構造形成デバイス26は、好ましくは、第1の供給ユニット27によって少なくとも第1のベルト層8aを形成するように設計された部材を含み、かかる第1の供給ユニット27は、例えば、第1の作業位置24において、互いに平行に隣接して配置され、かつ好ましくは、製造済み物品自体の長手方向の伸長に対して約30°〜約60°が含まれる既定の角度に従って配向されたテキスタイルコードを含むエラストマ材料のストリップの形態の少なくとも1つの第1の製造済み物品を分与するために動作する。第1の供給ユニット27によって分与される第1の製造済み物品は、補助ドラム22の周りに貼付され、かかる補助ドラム22は、補助ドラム22自体の周りに一回転巻かれた第1のベルト層8aを形成するために、回転駆動される。巻き取りの終了時、第1の製造済み物品は補助ドラム22の近傍において横断方向に切断され、このように形成された第1のベルト層8aの端部は端と端とで相互に接合される。
同様に提供されるのは、好ましくは、第1の製造済み物品の幅に等しいまたはそれよりも小さな幅を有するエラストマ材料のストリップの形態の第2の製造済み物品を分与するための第2の供給ユニット28とされうる。第2の製造済み物品は、互いに平行に隣接して配置され、かつ好ましくは、製造済み物品の長手方向の伸長に対して約30°〜約60°が含まれる既定の角度に従って配向され、かつ第1の製造済み物品のコードに対して交差した配向を有するテキスタイルコードまたは金属コードを含んでもよい。
第2の製造済み物品は、好ましくは、補助ドラム22の周りに一回転巻かれた第2のベルト層8bを形成するため、前記第1のベルト層と同じように第1のベルト層8aの周りに貼付される。巻き取りの終了時、第2の製造済み物品は補助ドラム22の近傍において横断方向に切断され、このように形成された第2のベルト層22の端部は端と端とで相互に接合される。
第2の供給ユニット28は、第1の供給ユニット27を担持している同じ第1の作業位置24または別の作業位置に動作可能に取り付けられうる。最後に言及したケースにおいて、キャリッジ23の動作後、補助ドラム22を第1の作業位置から取り外し、それを第2の供給ユニット28を担持している位置に運ぶため、第2の供給ユニット28の介入が行なわれる。
ベルト層8a,8bの堆積が完了すると、好ましくは、第2のベルト層8bの各々の端部エッジを越えて軸方向に突出する前記少なくとも1つの第1のベルト層8aの軸方向各端のサイドフラップ10は、それらが第2のベルト層自体の外側に半径方向に重ねられるような手法で折り返される。この作業は適切な折り返し部材によって実施されうるが、それらはそれ自体公知の手法で(例えば、補助ドラム22自体に部分的または完全に組み込まれた機械的なスラスト要素の命令時に膨張可能なおよび/または適切に変形可能な袋の補助により)達成可能なため詳細に記載も示しもしない。
1つまたは複数のベルト層8a,8bおよび上述の折り返し部材の形成を目的とした部材間の機械的な干渉を回避するため、折り返し作業は、第1のベルト層8aおよび/または第2のベルト層8bの巻き上げが行われる第1の作業位置24から側方に離間した折り返し位置29に補助ドラム22を配置するためのキャリッジ23の移動後に実施されうる。
第1の作業領域20において、第3の供給ユニット30が、一対のリボン状の補強インサート8cの供給のため動作可能に配置することができ、かかる一対のリボン状の補強インサート8cは、それぞれが、折り返しが完了した際のベルト層8a,8bの軸方向のサイズの半分よりも好ましくは小さな軸方向のサイズを有するエラストマ材料のストリップの形態で作成される。各リボン状の補強インサート8cは、長手方向に延びる、好ましくは、テキスタイルコード、例えば、ナイロンコードを組み込む。第3の供給ユニット30は、好ましくは、以前に形成された1つまたは複数のベルト層8a,8bの周りにリボン状の補強インサート8cを巻くように設計された前記第2の作業位置25において動作する。折り返し工程後、キャリッジ23の移動に従い補助ドラム22が第2の作業位置に到達する。リボン状の補強インサート8cが1つまたは複数のベルト層8a,8bの折り返されたサイドフラップ10の近傍に同時に分配されうる一方で、前記インサートの一回転の巻き取りを決定するために補助ドラム22が回転駆動される。巻き取りの終了時、リボン状の補強インサート8cのそれぞれは補助ドラム22の近傍において横断方向に切断され、各々の端部において端と端とで接合される。
第1の作業領域20における処理が完了すると、クラウン構造7の組み立ては、好ましくは人間型タイプの、好ましくは、ロボットアーム32に連結された少なくとも1つのサービスドラム31と連動する第2の作業領域21内において継続する。
この目的のため、補助ドラム22は、好ましくは、例えば、第1の作業領域20と第2の作業領域21との間に動作可能に介在する第1の移送位置33に、キャリッジ23の軸方向移動によって運ばれる。第1の移送位置33において、ベルト構造8を補助ドラム22からサービスドラム31に移送するためにデバイス34が動作する。
好適な実施形態では、これら移送デバイス34は、補助ドラム22およびサービスドラム31の周りに交互に配置されうる少なくとも1つの第1の移送部材34aを含む。
好ましくは、第1の移送部材34aは前記クラウン構造組み立てライン14内に実質的に固定されており、補助ドラム22およびサービスドラム31によって交互に係合されるように適合される。
補助ドラム22は、実際には、キャリッジ23の命令時、第1の移送部材34a内に同軸的に挿入されるため、補助ドラム22の幾何学的回転軸線Xに沿って移動可能である。
補助ドラム22が、第1の移送部材34a内の、好ましくは、軸方向中心位置に同軸的に挿入される場合、前記ドラムと動作可能に組み合わされ、かつ例えば、周方向に連続する円形部分の形態で作成される半径方向に移動可能な要素(図示せず)は、補助ドラム22上において形成されるベルト構造8またはその第1の部分の係合を実施する。
半径方向に収縮可能な部分(図示せず)で形成された補助ドラム22はベルト構造8を係脱するため半径方向に収縮される。
キャリッジ23の後方移動によって、補助ドラム22は、第1の移送部材34aに対して軸方向に平行移動され、結果的に、半径方向に収縮した位置にある半径方向移動可能な要素を用いて第1の移送部材34aによって保持されたベルト構造8から、取り外される。
同様に、サービスドラム31は、ロボットアーム32の命令時、ベルト構造8を担持している第1の移送部材34a内に同軸的に挿入されるよう、サービスドラム31の幾何学的回転軸線X1に沿って平行移動されるように適合される。
例えば、半径方向に移動可能な部分(図示せず)を含むサービスドラム31はベルト構造8に係合するため半径方向に拡張されうる。
サービスドラム31の拡張後、第1の移送部材34aの半径方向に移動可能な要素はサービスドラム31と依然として係合しているベルト構造8から半径方向に離される。
必要な場合には、サービスドラム31によって係合されたベルト構造8に所望の形態を強いるため、サービスドラム31は少なくとも半径方向に拡張した状態において曲線断面形状を有する外部表面を示しうる。
ロボットアーム32により、サービスドラム31は、その後、ベルト構造8とともに第1の移送部材34aから取り外されるため、軸方向に平行移動される。
例えば、6つまたはそれを超える運動軸(movement axes)を有するタイプのロボットアーム32は、トレッドバンド9の、および必要な場合には、ベルト構造8の少なくとも1つの第2の部分の完成のため、第2の作業領域21内において、サービスドラム31を支持し、回転駆動し、好適に移動することができる。
この、ベルト構造8の第2の部分は、例えば、単なる例として1つまたは複数のベルト層8a、8bの軸方向の伸長の少なくとも80%にわたって延在する、前述のゼロ度層11を含みうる。ゼロ度層11は、第1の作業領域20内におけるリボン状の補強インサート8cに加えてまたはその代わりに、好ましくは第2の作業領域21に取り付けられた、第3の作業位置36において動作する巻き取りデバイス35によって付与可能である。ゼロ度層11は、1つまたは複数の連続的なコードを長手方向に組み込むエラストマ材料の少なくとも1つの補強要素を、1つまたは複数のベルト層8a,8bの周りに並列関係で巻きが配置されたコイルの形態に、周方向に巻くことにより得られる。
補強要素は巻き取りデバイス35によってサービスドラム31に供給することができる一方で、サービスドラム31はロボットアーム32によって回転駆動され、かつ巻き取りデバイス35の前に好適に移動される。
ゼロ度層11がある場合はその形成が完了すると、ロボットアーム32はサービスドラム31を少なくとも1つの第4の作業位置37の近傍に運び、そこで、例えば、エラストマ材料の連続的な細長要素の制御された供給を実施するのに好適な少なくとも1つの押出機または他の部材を含むトレッドバンド形成デバイス38が動作する。補助ドラム22は、所望の形態および厚さを有するトレッドバンド9の形成が完了するまで、サービスドラム31によって担持されたベルト構造8の周りの、相互に巻きが隣接するコイルの状態への連続的な細長要素の堆積を決定するように、ロボットアーム32によって回転駆動され、かつ適切に移動される。
必要な場合には、例として図2に示されるように、異なる配合の材料を使用してトレッドバンド9の少なくとも1つの第1の部分および1つの第2の部分それぞれおよび/または他のタイヤ構成要素を形成するため、トレッドバンド形成デバイス38は、おそらくはそれぞれ別の作業位置に配置された2つ以上の押出機38a,38bまたは異なる分与部材を含みうる。
少なくとも1つの第1のサービスドラム31aおよび1つの第2のサービスドラム31bの使用も、同様に提供されうる。これらのドラムは、互いに類似するかまたは異なっており、第2の作業領域21内において別のタイヤに属するクラウン構造7の同時組み立てを実施するため、それぞれが各々のロボットアーム、好ましくは人間型のアーム32a、32bと連動する。
さらに具体的には、トレッドバンド9の第1の部分の、第1のサービスドラム31a上における形成と、トレッドバンド9の第2の部分の、第2のサービスドラム31b上における形成は同時に実施されうる。
加えてまたは別法として、加工中の第1のタイヤおよび第2のタイヤのトレッドバンド9の形成は、第1のサービスドラム31a上および第2のサービスドラム31b上それぞれにおいて同時に実施されうる。
加えてまたは別法として、例として図2に示されるように、トレッドバンド9の、第1のサービスドラム31a上における形成と、ベルト構造8の第2の部分、すなわちゼロ度層11の、第2のサービスドラム31b上における形成は同時に実施されうる。
トレッドバンド9の製造が完了すると、ロボットアーム32の補助により各々のサービスドラム31、31a、31bは第2の移送位置16と係合関係にされうる。
第2の移送位置16は、好ましくは、カーカス構造組み立てライン13内において動作する、サービスドラム31の周りおよび前記主要ドラム17の周りに交互に配置されうる少なくとも1つの第2の移送部材39を含む。
さらに具体的には、クラウン構造7を担持しているサービスドラム31は、第2の移送部材39に同軸的に嵌め込まれるため、ロボットアーム31の命令時、サービスドラム31の幾何学的回転軸線X1に沿って平行移動されるように適合される。
第2の移送部材39は、例えば、クラウン構造7をサービスドラム31から取り外すために、サービスドラム31によって担持されたクラウン構造7を係合するため半径方向に収縮されるように適合された半径方向に移動可能な要素(図示せず)を含む。
第2の移送部材39の半径方向に移動可能な要素の収縮後、サービスドラム31の半径方向の収縮が決定される。サービスドラム31は、第2の移送部材39と依然として係合しているクラウン構造7を結果的に係脱する。この時点で、サービスドラム31はロボットアーム32の動作時および/または第2の移送部材自体の軸方向の動きに従い、第2の移送部材39から軸方向に取り外されうる。
実際には、図1および図2に示されるように、クラウン構造7を主要ドラム17の周りに同軸的に配置するため、第2の移送部材39は、好ましくは、主要ドラム17の幾何学的回転軸線X2に沿って移動可能である。
主要ドラム17の半片の相互の接近に続いて、クラウン構造7の、カーカス構造2aとの結合が決定される。
第2の移送部材39に組み込まれた半径方向に移動可能な要素が離れた後、前記移送部材は、主要ドラム17上においてカーカス構造2aと依然として係合しているクラウン構造7から軸方向に係脱されうる。
例えば、クラウン構造7の、カーカス構造2aへの接着を向上する目的および/または加工中のタイヤの側方に対向する表面上におけるサイドウォール12の貼付の目的で、可能な追加の処理作業が実施された後、生産サイクル内に設けられた最終加硫工程および/または他の処理作業に送られるため、組み立て後のタイヤ2は主要ドラム17から取り外されうる。
プラントの上記の構成はいくつかのタイヤ2の同時組み立てが最大の柔軟性を有して可能にされるような性質のものである。
さらに具体的には、クラウン構造組み立てライン14内における第1の作業領域20および第2の作業領域21の提供により、いくつかのクラウン構造7の組み立てが同時に実行されることが可能になる。実際、ベルト構造形成デバイス26およびトレッドバンド形成デバイス38は互いに同時に動作するように適合される。このため、第1の作業領域20内における、少なくとも1つの第1のタイヤのベルト構造8の形成が、少なくとも部分的に、第2の作業領域21内における、少なくとも1つの第2のタイヤのトレッドバンド9の、各々のサービスドラム31上における形成と同時に実施される。
トレッドバンド9の少なくとも1つの第1の部分および1つの第2の部分をそれぞれ形成するため、図2に示すように、2つ以上の押出機38a,38または互いに異なる他の部材が提供される場合、加工中の第1のタイヤのトレッドバンド9の形成および加工中の第2のタイヤのトレッドバンド9の形成が、少なくとも部分的に、第1の作業領域20内において加工中のさらなるタイヤのベルト構造8の製造と同時に実施される。
好ましくは、クラウン構造組み立てライン14内における処理作業と同時に、カーカス構造組み立てライン13内において少なくとも1つのカーカス構造2aが組み立てられる。好ましくは、製造されることになるカーカス構造2aは、第2の作業領域21内において加工中のクラウン構造7またはいくつかのクラウン構造7のうちの1つとの結合用である。
クラウン構造7をカーカス構造2aと結合するためのデバイス、ならびにカーカス構造組み立てライン13は全体的に、好ましくは、第2の作業領域21内のトレッドバンド形成デバイス9の動作速度および第1の作業領域20内のベルト構造形成デバイス26の動作速度と同じ動作速度で動作する。このため、加工中の各タイヤは、次の作業位置に即座に移送することができ、プラント組み立てラインに沿って加工中のタイヤの貯蔵が回避される。

Claims (92)

  1. タイヤ製造のための方法であって、
    − カーカス構造(2a)を組み立てるステップと、
    − クラウン構造(7)を組み立てるステップと、
    − 前記クラウン構造(7)を前記カーカス構造(2a)と結合するステップと、を含み、
    前記クラウン構造(7)の組み立てが、
    − ベルト構造(8)を少なくとも部分的に製造するために、少なくとも1つのベルト層(8a,8b)を補助ドラム(22)上において形成するステップと、
    − 前記補助ドラム(22)上の前記少なくとも1つのベルト層(8a,8b)の軸方向各端のサイドフラップ(10)を折り返すステップと、
    前記補助ドラム(22)上の前記少なくとも1つのベルト層(8a,8b)の軸方向各端のサイドフラップを折り返す前記ステップにより少なくとも部分的に形成された前記ベルト構造(8)を前記補助ドラム(22)から少なくとも1つのサービスドラム(31)に移送するステップと、
    − 前記サービスドラム(31)によって担持された前記ベルト構造(8)の周りに相互に並行して巻きが配置されたコイルの形成を通じて少なくとも1つのエラストマ材料の連続的な細長要素を巻き上げることによってトレッドバンド(9)を形成するステップと、を含む方法。
  2. 前記補助ドラム(22)上において、加工中の少なくとも1つの第1のタイヤの前記ベルト構造(8)を形成する動作が、少なくとも部分的に、前記少なくとも1つのサービスドラム(31)上における、加工中の少なくとも1つの第2のタイヤの前記トレッドバンド(9)を形成する動作と同時に実施される、請求項1に記載の方法。
  3. 前記クラウン構造(7)を前記カーカス構造(2a)と結合する動作が前記トレッドバンド(9)を形成する前記動作および前記ベルト構造(8)を形成する前記動作が従うのと同じ動作速度に従い実施される、請求項1または2に記載の方法。
  4. 各々のサービスドラム上において、加工中の各々のタイヤに属する前記クラウン構造(7)の組み立てが同時に実施される、請求項1〜3のいずれか一項に記載の方法。
  5. 加工中の第1のタイヤの前記トレッドバンド(9)を形成する動作および加工中の第2のタイヤの前記トレッドバンド(9)を形成する動作が、少なくとも部分的に、加工中のさらなるタイヤの前記ベルト構造(8)の製造と同時に実施される、請求項1〜4のいずれか一項に記載の方法。
  6. 前記トレッドバンド(9)の形成時、前記少なくとも1つのサービスドラム(31)が少なくとも1つのロボットアーム(32)によって回転駆動され、かつエラストマ材料の前記連続的な細長要素を供給する分与部材の前に移動される、請求項1〜5のいずれか一項に記載の方法。
  7. 前記ベルト構造(8)を前記補助ドラム(22)から前記少なくとも1つのサービスドラム(31)に移送する動作中、前記少なくとも1つのサービスドラム(31)を少なくとも1つのロボットアーム(32)によって位置決めおよび支持する動作をさらに含む、請求項1〜6のいずれか一項に記載の方法。
  8. 前記少なくとも1つのベルト層(8a,8b)を形成するステップが、
    − エラストマ材料のストリップの形態の少なくとも1つの製造済み物品を前記補助ドラム(22)の周りに周方向に巻き取るステップであって、前記ストリップがテキスタイルコードを含む、ステップと、
    − ストリップの形態の前記製造済み物品の対向する端を相互に接合するステップと、を含む、請求項1〜7のいずれか一項に記載の方法。
  9. 前記クラウン構造(7)の組み立てが、一対のリボン状の補強インサート(8c)を周方向に巻き取る動作をさらに含み、前記一対のリボン状の補強インサート(8c)のそれぞれが前記少なくとも1つのベルト層(8a,8b)の前記折り返されたサイドフラップ(10)の1つの端部エッジ(10a)上に半径方向に重ねられる、請求項1〜8のいずれか一項に記載の方法。
  10. 前記クラウン構造(7)の組み立てが、少なくとも1つの連続的なコードを長手方向に組み込む少なくとも1つのエラストマ材料の補強要素を、前記少なくとも1つのベルト層(8a,8b)の周りに軸方向並列関係に巻きが配置されたコイルの状態に周方向に巻き取る動作をさらに含む、請求項1〜9のいずれか一項に記載の方法。
  11. 前記補強要素の巻き取りが前記サービスドラム(31)上に移送された前記ベルト構造(8)上において実施される、請求項10に記載の方法。
  12. 前記ベルト構造(8)を前記補助ドラム(22)から前記少なくとも1つのサービスドラム(31)に移送するステップが、
    − 前記ベルト構造(8)を第1の移送部材(34a)によって前記補助ドラム(22)から取り外す動作と、
    − 前記ベルト構造(8)を前記第1の移送部材(34a)によって前記サービスドラム(31)上に係合する動作と、
    を含む、請求項1〜11のいずれか一項に記載の方法。
  13. 前記ベルト構造(8)を前記補助ドラム(22)から取り外すステップが、
    − 前記ベルト構造(8)を担持している前記補助ドラム(22)を前記第1の移送部材(34a)内に軸方向に挿入するステップと、
    − 前記ベルト構造(8)を前記第1の移送部材(34a)と係合するステップと、
    − 前記補助ドラム(22)を前記ベルト構造(8)から係脱する目的で前記補助ドラム(22)を半径方向に収縮するステップと、
    − 前記補助ドラム(22)を前記ベルト構造から取り外すために前記補助ドラム(22)を前記第1の移送部材(34a)に対して軸方向に平行移動するステップと、
    を含む、請求項1〜12のいずれか一項に記載の方法。
  14. 前記ベルト構造(8)を前記サービスドラム(31)上に係合するステップが、
    − 前記ベルト構造(8)を担持している前記第1の移送部材(34a)内に前記サービスドラム(31)を軸方向に挿入するステップと、
    − 前記サービスドラム(31)を前記ベルト構造(8)と係合するために前記サービスドラム(31)を半径方向に拡張するステップと、
    − 前記第1の移送部材(34a)を前記ベルト構造(8)から係脱するステップと、
    − 前記ベルト構造(8)を担持している前記サービスドラム(31)を前記第1の移送部材(34a)から取り外すため、前記ベルト構造(8)を担持している前記サービスドラム(31)を軸方向に平行移動するステップと、
    を含む、請求項12または13に記載の方法。
  15. 前記ベルト構造(8)の移送中、前記第1の移送部材(34a)が静止した姿勢を維持する、請求項12〜14のいずれか一項に記載の方法。
  16. 前記クラウン構造(7)を前記カーカス構造(2a)と結合するステップが、前記クラウン構造(7)を前記サービスドラム(31)から、前記カーカス構造(2a)を担持している主要ドラム(17)に移送する動作を含む、請求項1〜15のいずれか一項に記載の方法。
  17. 前記クラウン構造(7)を前記サービスドラム(31)から前記主要ドラム(17)に移送するステップが、
    − 前記クラウン構造(7)を第2の移送部材(39)によって前記サービスドラム(31)から取り外す動作と、
    − 前記クラウン構造(7)を前記第2の移送部材(39)によって前記主要ドラム(17)上に係合する動作と、
    を含む、請求項1〜16のいずれか一項に記載の方法。
  18. 前記クラウン構造(7)を前記サービスドラム(31)から前記主要ドラム(17)に移送する前記動作中、前記サービスドラム(31)をロボットアーム(32)によって位置決めおよび支持する動作をさらに含む、請求項16または17に記載の方法。
  19. 前記クラウン構造(7)を前記サービスドラム(31)から取り外すステップが、
    − 前記クラウン構造(7)を担持している前記サービスドラム(31)を前記第2の移送部材(39)内に軸方向に挿入するステップと、
    − 前記クラウン構造(7)を前記第2の移送部材(39)と係合するステップと、
    − 前記サービスドラム(31)を前記クラウン構造(7)から係脱するために前記サービスドラム(31)を半径方向に収縮するステップと、
    を含む、請求項17または18に記載の方法。
  20. タイヤ製造用プラントであって、
    − カーカス構造の組み立てライン(13)と、
    − クラウン構造の組み立てライン(14)と、
    − 各クラウン構造(7)が前記カーカス構造(2a)の1つと結合される組付位置(15)と、を含み、
    前記クラウン構造の組み立てライン(14)が、
    − 少なくとも1つの補助ドラム(22)と、
    − 少なくとも1つのサービスドラム(31)と、
    − 前記補助ドラム(22)上においてベルト構造(8)を形成するためのデバイスであ
    って、前記デバイスが、少なくとも1つのベルト層(8a,8b)を形成するための部材と、前記補助ドラム(22)上の前記少なくとも1つのベルト層(8a,8b)の軸方向各端のサイドフラップ(10)を折り返すための部材と、を含む、デバイスと、
    前記補助ドラム(22)上の前記少なくとも1つのベルト層(8a,8b)の軸方向各端のサイドフラップを折り返すことにより前記補助ドラム(22)上において少なくとも部分的に形成された前記ベルト構造(8)を、前記補助ドラム(22)から前記少なくとも1つのサービスドラム(31)に移送するための移送デバイス(34)と、
    − 前記サービスドラム(31)によって担持された前記ベルト構造(8)の周りに相互並列関係で巻きが配置されたコイルの形成を通じて、少なくとも1つのエラストマ材料の連続的な細長要素を巻くことによってトレッドバンド(9)を形成するためのデバイスと、
    を含むプラント。
  21. 前記ベルト構造形成デバイス(26)および前記トレッドバンド形成デバイス(38)が、加工中の各々のタイヤの前記ベルト構造(8)上および前記トレッドバンド(9)上のそれぞれにおいて互いに同時に動作する、請求項20に記載のプラント。
  22. 前記ベルト構造形成デバイス(26)および前記トレッドバンド形成デバイス(38)
    が前記カーカス構造組み立てライン(13)内における少なくとも1つのカーカス構造(2a)の製造と同時に動作する、請求項20または21に記載のプラント。
  23. 前記クラウン構造組み立てライン(14)が、
    − 前記少なくとも1つの補助ドラム(22)が動作可能に配置される第1の作業領域(20)と、
    − 前記少なくとも1つのサービスドラム(31)が動作可能に配置される第2の作業領域(21)と、
    − 前記移送デバイス(34)が動作する第1の移送位置(33)と、
    を含む、請求項20〜22のいずれか一項に記載のプラント。
  24. 前記トレッドバンド形成デバイス(38)が、前記ベルト構造形成デバイス(26)と同時に動作する、前記トレッドバンド(9)の第1の部分を形成するための部材と、前記トレッドバンド(9)の第2の部分を形成するための部材と、を含む、請求項20〜23のいずれか一項に記載のプラント。
  25. 前記少なくとも1つのサービスドラム(31)を回転駆動し、かつ前記少なくとも1つのエラストマ材料の連続的な細長要素の少なくとも1つの分与部材(38a,38b)の前に移動するための少なくとも1つのロボットアーム(32)をさらに含む、請求項20〜24のいずれか一項に記載のプラント。
  26. 前記移送デバイス(34)の動作中に前記サービスドラム(31)を支持するための少なくとも1つのロボットアーム(32)をさらに含む、請求項20〜25のいずれか一項に記載のプラント。
  27. 少なくとも1つのベルト層(8a,8b)を形成するための前記部材が、テキスタイルコードを含むエラストマ材料のストリップの形態の少なくとも1つの製造済み物品を、前記少なくとも1つの製造済み物品を前記補助ドラム(22)の周りに巻き上げるように設計された第1の作業位置(24)に供給するための供給ユニット(27)を含む、請求項20〜26のいずれか一項に記載のプラント。
  28. ベルト構造(8)を形成するための前記デバイスが、一対のリボン状の補強インサート(8c)を、前記リボン状の補強インサート(8c)を前記少なくとも1つのベルト層(8a,8b)の周りに巻き上げるように設計された第2の作業位置(25)に供給するための供給ユニット(30)をさらに含む、請求項20〜27のいずれか一項に記載のプラント。
  29. ベルト構造(8)を形成するための前記デバイスが、前記補助ドラム(22)を担持しかつ前記補助ドラムを少なくとも1つの第1の作業位置(24)および1つの第2の作業位置(25)の前に選択的に位置決めするために移動可能なキャリッジ(23)を含む、請求項20〜28のいずれか一項に記載のプラント。
  30. 前記キャリッジ(23)が前記補助ドラム(22)の幾何学的回転軸線(X)に平行に移動可能な、請求項29に記載のプラント。
  31. 前記少なくとも1つのベルト層(8a,8b)の前記軸方向各端のサイドフラップ(10)を折り返すための前記部材が前記補助ドラム(22)に少なくとも部分的に組み込まれている、請求項20〜30のいずれか一項に記載のプラント。
  32. 前記クラウン構造組み立てライン(14)が、少なくとも1つのエラストマ材料の補強要素を、前記少なくとも1つのベルト層(8a,8b)の周りに軸方向に並行して巻きが配置されたコイルの状態に周方向に巻き取るための巻き取りデバイス(35)をさらに含み、補強要素が少なくとも1つの連続的なコードを長手方向に組み込む、請求項20〜31のいずれか一項に記載のプラント。
  33. 前記巻き取りデバイス(35)が、第3の作業位置(36)において、前記サービスドラム(31)によって担持された前記ベルト構造(8)上において動作する、請求項32に記載のプラント。
  34. 前記少なくとも1つのサービスドラム(31)が少なくとも1つの第3の作業位置および1つの第4の作業位置(37)と連動する、請求項20〜33のいずれか一項に記載のプラント。
  35. それぞれが前記第3の作業位置および前記第4の作業位置(37)の1つにおいて同時に動作する少なくとも1つの第1のサービスドラム(31a)および1つの第2のサービスドラム(31b)を含む、請求項34に記載のプラント。
  36. 前記サービスドラム(31)が曲線断面形状に形成された外部表面を有する、請求項20〜35のいずれか一項に記載のプラント。
  37. 前記移送デバイス(34)が、前記補助ドラム(22)の周りと前記サービスドラム(31)の周りとに交互に配置されるべき第1の移送部材(34a)を含む、請求項20〜36のいずれか一項に記載のプラント。
  38. 前記第1の移送部材(34a)が、前記ベルト構造(8)を選択的に係合および解放するための半径方向に移動可能な要素を含む、請求項37に記載のプラント。
  39. 前記補助ドラム(22)が、前記第1の移送部材(34a)に同軸的に嵌め込まれるため、前記補助ドラム(22)の幾何学的回転軸線(X)に沿って移動可能である、請求項37または38に記載のプラント。
  40. 前記補助ドラム(22)が、前記第1の移送部材(34a)によって係合された前記ベルト構造(8)を係脱するために半径方向に収縮可能である、請求項37〜39のいずれか一項に記載のプラント。
  41. 前記サービスドラム(31)が、前記第1の移送部材(34a)に同軸的に嵌め込まれるため、前記サービスドラム(31)の幾何学的回転軸線(X1)に沿って移動可能である、請求項37〜40のいずれか一項に記載のプラント。
  42. 前記サービスドラム(31)が、前記第1の移送部材(34a)によって担持された前記ベルト構造(8)を係合するために半径方向に拡張可能である、請求項37〜41のいずれか一項に記載のプラント。
  43. 前記第1の移送部材(34a)が前記クラウン構造組み立てライン(14)内に実質的に固定されている、請求項37〜42のいずれか一項に記載のプラント。
  44. 前記カーカス構造組み立てライン(13)が、前記カーカス構造(2a)の半径方向の拡張を決定するため互いの近傍に軸方向に移動可能な半片を有する主要ドラム(17)を含む、請求項20〜43のいずれか一項に記載のプラント。
  45. 前記サービスドラム(31)の周りと前記カーカス構造組み立てライン(13)内において動作する主要ドラム(17)の周りとに交互に配置されうる少なくとも1つの第2の移送部材(39)を含む第2の移送位置(16)を含む、請求項20〜44のいずれか一項に記載のプラント。
  46. 前記サービスドラム(31)が、前記第2の移送部材(39)内に同軸的に嵌め込まれるため、前記サービスドラム(31)の幾何学的回転軸線(X1)に沿って移動可能である、請求項45に記載のプラント。
  47. 前記第2の移送部材(39)が、前記クラウン構造(7)を前記主要ドラム(17)の周りに同軸的に位置決めするために、前記主要ドラム(17)の幾何学的回転軸線(X2)に沿って移動可能である、請求項45または46に記載のプラント。
  48. 前記サービスドラム(31)が、前記第2の移送部材(39)と係合している前記クラウン構造(7)を係脱するため半径方向に収縮可能である、請求項45〜47のいずれか一項に記載のプラント。
  49. 前記ロボットアーム(32,32a,32b)が人間型ロボットアームである、請求項20〜48のいずれか一項に記載のプラント。
  50. タイヤ製造のための方法であって、
    − カーカス構造(2a)を組み立てるステップと、
    − クラウン構造(7)を組み立てるステップと、
    − 前記クラウン構造(7)を前記カーカス構造(2a)と結合するステップと、を含み、
    前記クラウン構造(7)の組み立てが、
    − ベルト構造(8)を少なくとも部分的に製造するために、少なくとも1つのベルト層(8a,8b)を補助ドラム(22)上において形成するステップと、
    − 前記補助ドラム(22)上の前記少なくとも1つのベルト層(8a,8b)の軸方向各端のサイドフラップ(10)を折り返すステップと、
    − 前記補助ドラム(22)上の前記少なくとも1つのベルト層(8a,8b)の軸方向各端のサイドフラップを折り返す前記ステップにより少なくとも部分的に形成された前記ベルト構造(8)を、前記補助ドラム(22)から少なくとも1つのサービスドラム(31)に移送するステップと、
    − 前記ベルト構造(8)を前記補助ドラム(22)から前記少なくとも1つのサービスドラム(31)に移送する動作中、前記少なくとも1つのサービスドラム(31)を少なくとも1つのロボットアーム(32)によって位置決めおよび支持するステップと、
    − 前記サービスドラム(31)によって担持された前記ベルト構造(8)の周りに相互に並行して巻きが配置されたコイルの形成を通じて少なくとも1つのエラストマ材料の連続的な細長要素を巻き上げることによってトレッドバンド(9)を形成するステップであって、前記トレッドバンド(9)の形成時、前記少なくとも1つのサービスドラム(31)が前記少なくとも1つのロボットアーム(32)によって回転駆動され、かつエラストマ材料の前記連続的な細長要素を供給する分与部材の前に移動される、ステップと、
    を含み、
    前記クラウン構造(7)を前記カーカス構造(2a)と結合するステップが、前記クラウン構造(7)を前記サービスドラム(31)から、前記カーカス構造(2a)を担持している主要ドラム(17)に移送する動作を含み、
    前記クラウン構造(7)を前記サービスドラム(31)から前記主要ドラム(17)に移送する前記動作中、前記サービスドラム(31)を前記ロボットアーム(32)によって位置決めおよび支持する動作をさらに含む、方法。
  51. タイヤ製造用プラントであって、
    − カーカス構造の組み立てライン(13)と、
    − クラウン構造の組み立てライン(14)と、
    − 各クラウン構造(7)が前記カーカス構造(2a)の1つと結合される組付位置(15)と、を含み、
    前記クラウン構造の組み立てライン(14)が、
    − 少なくとも1つの補助ドラム(22)と、
    − 少なくとも1つのサービスドラム(31)と、
    − 前記補助ドラム(22)上においてベルト構造(8)を形成するためのデバイスであ
    って、前記デバイスが、少なくとも1つのベルト層(8a,8b)を形成するための部材と、前記補助ドラム(22)上の前記少なくとも1つのベルト層(8a,8b)の軸方向各端のサイドフラップ(10)を折り返すための部材と、を含む、デバイスと、
    − 前記補助ドラム(22)上の前記少なくとも1つのベルト層(8a,8b)の軸方向各端のサイドフラップを折り返すことにより前記補助ドラム(22)上において少なくとも部分的に形成された前記ベルト構造(8)を、前記補助ドラム(22)から前記少なくとも1つのサービスドラム(31)に移送するための移送デバイス(34)と、
    − 前記サービスドラム(31)によって担持された前記ベルト構造(8)の周りに相互並列関係で巻きが配置されたコイルの形成を通じて、少なくとも1つのエラストマ材料の連続的な細長要素を巻くことによってトレッドバンド(9)を形成するためのデバイスと、
    を含み、
    前記移送デバイス(34)の動作中に前記サービスドラム(31)を支持するとともに、前記少なくとも1つのサービスドラム(31)を回転駆動し、かつ前記少なくとも1つのエラストマ材料の連続的な細長要素の少なくとも1つの分与部材(38a,38b)の前に移動するための少なくとも1つのロボットアーム(32)をさらに含む、
    プラント。
  52. 前記補助ドラム(22)上において、加工中の少なくとも1つの第1のタイヤの前記ベルト構造(8)を形成する動作が、少なくとも部分的に、前記少なくとも1つのサービスドラム(31)上における、加工中の少なくとも1つの第2のタイヤの前記トレッドバンド(9)を形成する動作と同時に実施される、請求項50に記載の方法。
  53. 前記クラウン構造(7)を前記カーカス構造(2a)と結合する動作が前記トレッドバンド(9)を形成する前記動作および前記ベルト構造(8)を形成する前記動作が従うのと同じ動作速度に従い実施される、請求項50または52に記載の方法。
  54. 各々のサービスドラム上において、加工中の各々のタイヤに属する前記クラウン構造(7)の組み立てが同時に実施される、請求項50、52、53のいずれか一項に記載の方法。
  55. 加工中の第1のタイヤの前記トレッドバンド(9)を形成する動作および加工中の第2のタイヤの前記トレッドバンド(9)を形成する動作が、少なくとも部分的に、加工中のさらなるタイヤの前記ベルト構造(8)の製造と同時に実施される、請求項50、52〜54のいずれか一項に記載の方法。
  56. 前記少なくとも1つのベルト層(8a,8b)を形成するステップが、
    − エラストマ材料のストリップの形態の少なくとも1つの製造済み物品を前記補助ドラム(22)の周りに周方向に巻き取るステップであって、前記ストリップがテキスタイルコードを含む、ステップと、− ストリップの形態の前記製造済み物品の対向する端を相互に接合するステップと、を含む、請求項50、52〜55のいずれか一項に記載の方法。
  57. 前記クラウン構造(7)の組み立てが、一対のリボン状の補強インサート(8c)を周方向に巻き取る動作をさらに含み、前記一対のリボン状の補強インサート(8c)のそれぞれが前記少なくとも1つのベルト層(8a,8b)の前記折り返されたサイドフラップ(10)の1つの端部エッジ(10a)上に半径方向に重ねられる、請求項50、52〜56のいずれか一項に記載の方法。
  58. 前記クラウン構造(7)の組み立てが、少なくとも1つの連続的なコードを長手方向に組み込む少なくとも1つのエラストマ材料の補強要素を、前記少なくとも1つのベルト層(8a,8b)の周りに軸方向並列関係に巻きが配置されたコイルの状態に周方向に巻き取る動作をさらに含む、請求項50、52〜57のいずれか一項に記載の方法。
  59. 前記補強要素の巻き取りが前記サービスドラム(31)上に移送された前記ベルト構造(8)上において実施される、請求項58に記載の方法。
  60. 前記ベルト構造(8)を前記補助ドラム(22)から前記少なくとも1つのサービスドラム(31)に移送するステップが、
    − 前記ベルト構造(8)を第1の移送部材(34a)によって前記補助ドラム(22)から取り外す動作と、
    − 前記ベルト構造(8)を前記第1の移送部材(34a)によって前記サービスドラム(31)上に係合する動作と、
    を含む、請求項50、52〜59のいずれか一項に記載の方法。
  61. 前記ベルト構造(8)を前記補助ドラム(22)から取り外すステップが、
    − 前記ベルト構造(8)を担持している前記補助ドラム(22)を前記第1の移送部材(34a)内に軸方向に挿入するステップと、
    − 前記ベルト構造(8)を前記第1の移送部材(34a)と係合するステップと、
    − 前記補助ドラム(22)を前記ベルト構造(8)から係脱する目的で前記補助ドラム(22)を半径方向に収縮するステップと、
    − 前記補助ドラム(22)を前記ベルト構造から取り外すために前記補助ドラム(22)を前記第1の移送部材(34a)に対して軸方向に平行移動するステップと、
    を含む、請求項50、52〜60のいずれか一項に記載の方法。
  62. 前記ベルト構造(8)を前記サービスドラム(31)上に係合するステップが、
    − 前記ベルト構造(8)を担持している前記第1の移送部材(34a)内に前記サービスドラム(31)を軸方向に挿入するステップと、
    − 前記サービスドラム(31)を前記ベルト構造(8)と係合するために前記サービスドラム(31)を半径方向に拡張するステップと、
    − 前記第1の移送部材(34a)を前記ベルト構造(8)から係脱するステップと、
    − 前記ベルト構造(8)を担持している前記サービスドラム(31)を前記第1の移送部材(34a)から取り外すため、前記ベルト構造(8)を担持している前記サービスドラム(31)を軸方向に平行移動するステップと、
    を含む、請求項60または61に記載の方法。
  63. 前記ベルト構造(8)の移送中、前記第1の移送部材(34a)が静止した姿勢を維持する、請求項60〜62のいずれか一項に記載の方法。
  64. 前記クラウン構造(7)を前記サービスドラム(31)から前記主要ドラム(17)に移送するステップが、
    − 前記クラウン構造(7)を第2の移送部材(39)によって前記サービスドラム(31)から取り外す動作と、
    − 前記クラウン構造(7)を前記第2の移送部材(39)によって前記主要ドラム(17)上に係合する動作と、
    を含む、請求項50、52〜63のいずれか一項に記載の方法。
  65. 前記クラウン構造(7)を前記サービスドラム(31)から取り外すステップが、
    − 前記クラウン構造(7)を担持している前記サービスドラム(31)を前記第2の移送部材(39)内に軸方向に挿入するステップと、
    − 前記クラウン構造(7)を前記第2の移送部材(39)と係合するステップと、
    − 前記サービスドラム(31)を前記クラウン構造(7)から係脱するために前記サービスドラム(31)を半径方向に収縮するステップと、
    を含む、請求項50または64に記載の方法。
  66. 前記ベルト構造形成デバイス(26)および前記トレッドバンド形成デバイス(38)が、加工中の各々のタイヤの前記ベルト構造(8)上および前記トレッドバンド(9)上のそれぞれにおいて互いに同時に動作する、請求項51に記載のプラント。
  67. 前記ベルト構造形成デバイス(26)および前記トレッドバンド形成デバイス(38)
    が前記カーカス構造組み立てライン(13)内における少なくとも1つのカーカス構造(2a)の製造と同時に動作する、請求項51または66に記載のプラント。
  68. 前記クラウン構造組み立てライン(14)が、
    − 前記少なくとも1つの補助ドラム(22)が動作可能に配置される第1の作業領域(20)と、
    − 前記少なくとも1つのサービスドラム(31)が動作可能に配置される第2の作業領域(21)と、
    − 前記移送デバイス(34)が動作する第1の移送位置(33)と、
    を含む、請求項51、66、67のいずれか一項に記載のプラント。
  69. 前記トレッドバンド形成デバイス(38)が、前記ベルト構造形成デバイス(26)と同時に動作する、前記トレッドバンド(9)の第1の部分を形成するための部材と、前記トレッドバンド(9)の第2の部分を形成するための部材と、を含む、請求項51、66〜68のいずれか一項に記載のプラント。
  70. 少なくとも1つのベルト層(8a,8b)を形成するための前記部材が、テキスタイルコードを含むエラストマ材料のストリップの形態の少なくとも1つの製造済み物品を、前記少なくとも1つの製造済み物品を前記補助ドラム(22)の周りに巻き上げるように設計された第1の作業位置(24)に供給するための供給ユニット(27)を含む、請求項51、66〜69のいずれか一項に記載のプラント。
  71. ベルト構造(8)を形成するための前記デバイスが、一対のリボン状の補強インサート(8c)を、前記リボン状の補強インサート(8c)を前記少なくとも1つのベルト層(8a,8b)の周りに巻き上げるように設計された第2の作業位置(25)に供給するための供給ユニット(30)をさらに含む、請求項51、66〜70のいずれか一項に記載のプラント。
  72. ベルト構造(8)を形成するための前記デバイスが、前記補助ドラム(22)を担持しかつ前記補助ドラムを少なくとも1つの第1の作業位置(24)および1つの第2の作業位置(25)の前に選択的に位置決めするために移動可能なキャリッジ(23)を含む、請求項51、66〜71のいずれか一項に記載のプラント。
  73. 前記キャリッジ(23)が前記補助ドラム(22)の幾何学的回転軸線(X)に平行に移動可能な、請求項72に記載のプラント。
  74. 前記少なくとも1つのベルト層(8a,8b)の前記軸方向各端のサイドフラップ(10)を折り返すための前記部材が前記補助ドラム(22)に少なくとも部分的に組み込まれている、請求項51、66〜73のいずれか一項に記載のプラント。
  75. 前記クラウン構造組み立てライン(14)が、少なくとも1つのエラストマ材料の補強要素を、前記少なくとも1つのベルト層(8a,8b)の周りに軸方向に並行して巻きが配置されたコイルの状態に周方向に巻き取るための巻き取りデバイス(35)をさらに含み、補強要素が少なくとも1つの連続的なコードを長手方向に組み込む、請求項51、66〜74のいずれか一項に記載のプラント。
  76. 前記巻き取りデバイス(35)が、第3の作業位置(36)において、前記サービスドラム(31)によって担持された前記ベルト構造(8)上において動作する、請求項75に記載のプラント。
  77. 前記少なくとも1つのサービスドラム(31)が少なくとも1つの第3の作業位置および1つの第4の作業位置(37)と連動する、請求項51、66〜76のいずれか一項に記載のプラント。
  78. それぞれが前記第3の作業位置および前記第4の作業位置(37)の1つにおいて同時に動作する少なくとも1つの第1のサービスドラム(31a)および1つの第2のサービスドラム(31b)を含む、請求項77に記載のプラント。
  79. 前記サービスドラム(31)が曲線断面形状に形成された外部表面を有する、請求項51、66〜78のいずれか一項に記載のプラント。
  80. 前記移送デバイス(34)が、前記補助ドラム(22)の周りと前記サービスドラム(31)の周りとに交互に配置されるべき第1の移送部材(34a)を含む、請求項51、66〜79のいずれか一項に記載のプラント。
  81. 前記第1の移送部材(34a)が、前記ベルト構造(8)を選択的に係合および解放するための半径方向に移動可能な要素を含む、請求項80に記載のプラント。
  82. 前記補助ドラム(22)が、前記第1の移送部材(34a)に同軸的に嵌め込まれるため、前記補助ドラム(22)の幾何学的回転軸線(X)に沿って移動可能である、請求項80または81に記載のプラント。
  83. 前記補助ドラム(22)が、前記第1の移送部材(34a)によって係合された前記ベルト構造(8)を係脱するために半径方向に収縮可能である、請求項80〜82のいずれか一項に記載のプラント。
  84. 前記サービスドラム(31)が、前記第1の移送部材(34a)に同軸的に嵌め込まれるため、前記サービスドラム(31)の幾何学的回転軸線(X1)に沿って移動可能である、請求項80〜83のいずれか一項に記載のプラント。
  85. 前記サービスドラム(31)が、前記第1の移送部材(34a)によって担持された前記ベルト構造(8)を係合するために半径方向に拡張可能である、請求項80〜84のいずれか一項に記載のプラント。
  86. 前記第1の移送部材(34a)が前記クラウン構造組み立てライン(14)内に実質的に固定されている、請求項80〜85のいずれか一項に記載のプラント。
  87. 前記カーカス構造組み立てライン(13)が、前記カーカス構造(2a)の半径方向の拡張を決定するため互いの近傍に軸方向に移動可能な半片を有する主要ドラム(17)を含む、請求項51、66〜86のいずれか一項に記載のプラント。
  88. 前記サービスドラム(31)の周りと前記カーカス構造組み立てライン(13)内において動作する主要ドラム(17)の周りとに交互に配置されうる少なくとも1つの第2の移送部材(39)を含む第2の移送位置(16)を含む、請求項51、66〜87のいずれか一項に記載のプラント。
  89. 前記サービスドラム(31)が、前記第2の移送部材(39)内に同軸的に嵌め込まれるため、前記サービスドラム(31)の幾何学的回転軸線(X1)に沿って移動可能である、請求項88に記載のプラント。
  90. 前記第2の移送部材(39)が、前記クラウン構造(7)を前記主要ドラム(17)の周りに同軸的に位置決めするために、前記主要ドラム(17)の幾何学的回転軸線(X2)に沿って移動可能である、請求項88または89に記載のプラント。
  91. 前記サービスドラム(31)が、前記第2の移送部材(39)と係合している前記クラウン構造(7)を係脱するため半径方向に収縮可能である、請求項88〜90のいずれか一項に記載のプラント。
  92. 前記ロボットアーム(32,32a,32b)が人間型ロボットアームである、請求項51、66〜91のいずれか一項に記載のプラント。
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