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JP6175200B1 - プレスブレーキのクラウニング方法及びプレスブレーキ - Google Patents

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JP6175200B1 JP2017000111A JP2017000111A JP6175200B1 JP 6175200 B1 JP6175200 B1 JP 6175200B1 JP 2017000111 A JP2017000111 A JP 2017000111A JP 2017000111 A JP2017000111 A JP 2017000111A JP 6175200 B1 JP6175200 B1 JP 6175200B1
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Abstract

【課題】下部テーブルのクラウニングを行う際、増力機構を介して偏心軸を回動してクラウニングを行うクラウニング方法及びプレスブレーキを提供する。【解決手段】プレスブレーキ1における左右のサイドフレーム3L,3Rに支持された下部テーブル5の前後に前板11と後板13を配置して備え、左右方向に離隔して前記下部テーブル5に備えた各偏心軸23を回動してクラウニングを行うプレスブレーキのクラウニング方法であって、前記各偏心軸23を回動するためのアクチュエータ31と前記各偏心軸23との間に増力機構41を備え、前記アクチュエータ31の出力を、前記増力機構41により増力して前記各偏心軸23に伝達し、前記各偏心軸23を回動してクラウニングを行う。【選択図】図2

Description

本発明は、プレスブレーキのクラウニング方法及びプレスブレーキに係り、さらに詳細には、偏心軸を回動して下部テーブルのクラウニングを行うに際し、増力機構(倍力機構)により増力して前記偏心軸を回動しクラウニングを行うクラウニング方法及びプレスブレーキに関する。
周知のように、プレスブレーキは、C形の左右のサイドフレームを備えている。このサイドフレームの前側下部には下部テーブルが備えられている。そして、サイドフレームの前側上部には、下部テーブルと対向する上部テーブルが上下動自在に備えられている。上記構成のごときプレスブレーキにおいては、前記下部テーブルに装着した下型上に板状のワークを載置位置決めする。そして、上部テーブルに備えた上型でもって前記ワークを加圧することにより、上下の金型の協働によってワークの折曲げ加工を行うものである。
上述のようにワークの折曲げ加工を行うとき、下部テーブルの左右両端側は左右のサイドフレームに固定してあり、上部テーブルの左右両端側は前記サイドフレームに上下動自在に支持された構成である。したがって、ワークの折曲げ加工を行うときの反力によって、上下のテーブルの中央部は互に離反する方向に湾曲する傾向にある。よって、ワークの折曲げ加工を行うと、ワークの中央部付近の曲げ角度は、左右両端部付近の曲げ角度よりも甘く(大きく)なり、ワークは舟形になる。
そこで、ワークの折曲げ加工を行う際に、上下のテーブルの湾曲が並行を維持するように、上部テーブルの上方向への湾曲に対応して、下部テーブルの中央部を上方向に湾曲すること、すなわちクラウニングが行われている。下部テーブルの中央部を上方向に湾曲するには大きな力を必要とするので、アクチュエータとしては油圧シリンダが使用されていた。
上述のように油圧シリンダを使用してクラウニング動作を行う場合、油圧システムが大掛かりになり易く、全体的構成の保守管理が厄介であると共に、作動油の温度上昇の問題もある。そこで、偏心軸を回動してクラウニングを行うことが提案されている(例えば、特許文献1,2参照)。
特開2000−343127号公報 特開2015−178131号公報
前記特許文献1,2に記載の構成は、モータの出力軸と偏心軸はカップリングを介して直結した構成である。したがって、モータは大型のモータが使用されており、省エネルギー化及び全体的構成のコンパクト化を図るために、モータの小型化が望まれていた。
本発明は、前述のごとき問題に鑑みてなされたもので、プレスブレーキにおける左右のサイドフレームの下部側に取付けた下部テーブルの前後に前板と後板を備え、この下部テーブルに備えた下型と協働して板状のワークの折曲げ加工を行う上型を備えた上部テーブルを、前記左右のサイドフレームの上部側に上下動自在に備えたプレスブレーキにおけるクラウニング方法であって、前記下部テーブルのクラウニングを行うために前記下部テーブルに備えた偏心軸を回動するためのアクチュエータと前記偏心軸との間に、トグル機構から構成した増力機構を備え、前記アクチュエータの出力を、前記増力機構により増力して前記偏心軸に伝達し、前記偏心軸を回動してクラウニングを行うものである。
また、プレスブレーキにおける左右のサイドフレームに支持された下部テーブルの前後に前板と後板を配置して備え、左右方向に離隔して前記下部テーブルに備えた複数の偏心軸を回動してクラウニングを行うプレスブレーキのクラウニング方法であって、前記各偏心軸を回動するためのアクチュエータと前記各偏心軸との間に、トグル機構から構成した増力機構を備え、前記アクチュエータの出力を、前記増力機構により増力して前記各偏心軸に伝達し、前記各偏心軸を回動してクラウニングを行うものである。
また、前記プレスブレーキのクラウニング方法において、前記増力機構は、左右の各偏心軸の軸心に対して交差する方向に延伸して前記各偏心軸に一体的に備えた各レバー部材と、上記各レバー部材の先端部に先端部を枢支連結した各リンク部材と、上記各リンク部材の枢支連結した基端部側を、各リンク部材の長手方向に対して交差する方向に押し引きするアクチュエータとを備えた構成であって、左右に離隔して備えた前記各偏心軸を回動するとき、各偏心軸を同期してそれぞれ逆方向に回動してクラウニングを行うものである。
また、プレスブレーキにおける左右のサイドフレームに支持された下部テーブルの前後に前板と後板を配置して備え、左右方向に離隔して前記下部テーブルに備えた各偏心軸機構を回動してクラウニングを行うプレスブレーキのクラウニング方法であって、前記各偏心軸機構を個別に回動するためのそれぞれのアクチュエータと前記各偏心軸機構との間に、トグル機構から構成した増力機構をそれぞれ備え、前記各アクチュエータの出力を、前記各増力機構により増力して前記各偏心軸機構に伝達し、前記各偏心軸機構を個別に回動してクラウニングを行うものである。
また、前記プレスブレーキのクラウニング方法において、左右方向に離隔して備えた各偏心軸機構はそれぞれ左右一対の偏心軸を回動自在に備えた構成であり、前記各増力機構によって左右一対の偏心軸を回動するとき各偏心軸を同期してそれぞれ逆方向に回動してクラウニングを行うものである。
また、プレスブレーキにおける左右のサイドフレームの下部側に取付けた下部テーブルの前後に前板と後板を備え、この下部テーブルに備えた下型と協働して板状のワークの折曲げ加工を行う上型を備えた上部テーブルを、前記左右のサイドフレームの上部側に上下動自在に備えたプレスブレーキであって、前記下部テーブルのクラウニングを行う偏心軸を、前記下部テーブルに回動自在に備え、前記偏心軸を回動するためのアクチュエータと前記偏心軸との間に、前記アクチュエータの出力を増力して前記偏心軸に伝達する、トグル機構から構成した増力機構を備えているものである。
また、プレスブレーキにおける左右のサイドフレームの下部側に取付けた下部テーブルの前後に前板と後板を備え、この下部テーブルに備えた下型と協働して板状のワークの折曲げ加工を行う上型を備えた上部テーブルを、前記左右のサイドフレームの上部側に上下動自在に備えたプレスブレーキであって、前記下部テーブルのクラウニングを行う左右の偏心軸を、左右方向に離隔して前記下部テーブルに回動自在に備え、前記偏心軸を回動するためのアクチュエータと前記各偏心軸との間に、前記アクチュエータの出力を増力して前記各偏心軸に伝達する、トグル機構から構成した増力機構を備えているものである。
また、前記プレスブレーキにおいて、前記増力機構は、左右の各偏心軸の軸心に対して交差する方向に延伸して設けられ、かつ各偏心軸に一体的に備えられた各レバー部材と、上記各レバー部材の先端部に先端部が枢支連結された各リンク部材と、上記各リンク部材の枢支連結した基端部側を、前記アクチュエータによって押し引きする構成である。
また、前記プレスブレーキにおいて、左右の各偏心軸はそれぞれ複数の偏心軸を左右方向に並列して備えた構成であって、並列して備えた複数の偏心軸は同期して同方向へ回動される構成である。
また、プレスブレーキにおける左右のサイドフレームの下部側に取付けた下部テーブルの前後に前板と後板を備え、この下部テーブルに備えた下型と協働して板状のワークの折曲げ加工を行う上型を備えた上部テーブルを、前記左右のサイドフレームの上部側に上下動自在に備えたプレスブレーキであって、前記下部テーブルのクラウニングを行う左右の偏心軸を、左右方向に離隔して前記下部テーブルに回動自在に備え、前記各偏心軸を個別に動作すべく、個別に備えた各アクチュエータと前記各偏心軸との間に、前記各アクチュエータの出力を増力して前記各偏心軸に個別に伝達する、トグル機構から構成した増力機構をそれぞれ備えているものである。
また、前記プレスブレーキにおいて、前記増力機構は、トグル機構によって構成してある。
また、前記プレスブレーキにおいて、前記偏心軸は複数の偏心軸を左右方向に並列して備えた構成であり、前記トグル機構は、並列して備えた各偏心軸に一体的に備えた各レバー部材の先端部に、各リンク部材の先端部を枢支連結して備え、上記各リンク部材の互に枢支連結した基端側部分を前記アクチュエータによって押し引きする構成である。
また、前記プレスブレーキにおいて、前記アクチュエータはサーボモータであり、前記各リンク部材の枢支連結部分を押し引きする部材は、前記サーボモータによって回転されるボールネジに往復動自在に螺合したボールナットである。
また、前記プレスブレーキにおいて、前記ボールネジは、下部テーブルの板面と平行な平面内に配置してあり、かつサーボモータの回転軸は、前記下部テーブルの板面と平行な平面内に配置してある。
また、プレスブレーキにおける左右のサイドフレームの下部側に取付けた下部テーブルの前後に前板と後板を備え、この下部テーブルに備えた下型と協働して板状のワークの折曲げ加工を行う上型を備えた上部テーブルを、前記左右のサイドフレームの上部側に上下動自在に備えたプレスブレーキであって、前記下部テーブルのクラウニングを行う左右の偏心軸を、左右方向に離隔して前記下部テーブルに回動自在に備え、前記左右の偏心軸に基端側を連結した各増力リンク機構における自由端側に、伸縮作動自在な連結部材の両端側を連結して備え、前記連結部材の伸縮作動を行うためのアクチュエータを、前記連結部材に備えている。
また、前記プレスブレーキにおいて、前記連結部材は両端側にボールネジ機構を備えた構成であり、かつ両端側のボールネジ機構を個別に作動するアクチュエータを備えている。
また、前記プレスブレーキにおいて、前記増力リンク機構は、隣接して備えた各偏心軸に基端部を連結したそれぞれのレバー部材の先端部に、各リンク部材の先端部を枢支連結して備え、上記各リンク部材における一方のリンク部材を他方のリンク部材よりも長く設け、他方のリンク部材の基端部側を前記一方のリンク部材における中間位置に枢支連結して備え、前記一方のリンク部材における基端部側に、前記連結部材の端部が連結してある。
また、プレスブレーキにおける左右のサイドフレームの下部側に取付けた下部テーブルの前後に前板と後板を備え、この下部テーブルに備えた下型と協働して板状のワークの折曲げ加工を行う上型を備えた上部テーブルを、前記左右のサイドフレームの上部側に上下動自在に備えたプレスブレーキであって、前記下部テーブルのクラウニングを行う左右の偏心軸を、左右方向に離隔して前記下部テーブルに回動自在に備え、前記各偏心軸を回動するためのアクチュエータと前記偏心軸との間に、前記アクチュエータの出力を増力して前記各偏心軸に伝達する、トグル機構から構成した増力機構を備え、かつ前記アクチュエータによって前記偏心軸を回動する際に、前記アクチュエータの動作を補助する付勢手段を備えている。
また、プレスブレーキにおける左右のサイドフレームの下部側に取付けた下部テーブルの前後に前板と後板を備え、この下部テーブルに備えた下型と協働して板状のワークの折曲げ加工を行う上型を備えた上部テーブルを、前記左右のサイドフレームの上部側に上下動自在に備えたプレスブレーキであって、前記下部テーブルのクラウニングを行う左右の偏心軸を、左右方向に離隔して前記下部テーブルに回動自在に備え、前記左右の偏心軸に基端側を連結した各増力リンク機構における自由端側に、伸縮自在な連結部材の両端側を連結して備え、この連結部材の両端側にボールネジ機構を備えた構成であり、かつ両端側のボールネジ機構を個別に作動するアクチュエータを備え、前記各アクチュエータによって前記各増力リンク機構を作動する際に、各アクチュエータの動作を補助する付勢手段を備えている。
また、プレスブレーキにおける左右のサイドフレームの下部側に取付けた下部テーブルの前後に前板と後板を備え、この下部テーブルに備えた下型と協働して板状のワークの折曲げ加工を行う上型を備えた上部テーブルを、前記左右のサイドフレームの上部側に上下動自在に備えたプレスブレーキであって、前記下部テーブルのクラウニングを行う左右の偏心軸を、左右方向に離隔して前記下部テーブルに回動自在に備え、前記左右の偏心軸に基端側を連結した各増力リンク機構における自由端側に、伸縮自在な連結部材の両端側を連結して備え、この連結部材に備えたボールネジ機構を回転するためのアクチュエータを前記連結部材に備え、かつ前記連結部材を介して前記アクチュエータによって前記各増力リンク機構を作動する際に、前記アクチュエータの動作を補助する付勢手段を各増力リンク機構に備えている。
また、前記プレスブレーキにおいて、前記付勢手段は、圧縮スプリングである。
本発明によれば、偏心軸を回動してプレスブレーキのクラウニングを行うに際し、偏心軸を回動するためのアクチュエータと偏心軸との間に、増力機構を介在して、アクチュエータの出力を増力して伝達するものである。したがって、前記アクチュエータの小型化、コンパクト化を図ることができると共に、省エネルギー化を図ることができるものである。
本発明の実施形態に係るプレスブレーキの全体的構成を概略的に示した斜視説明図である。 下部テーブルのクラウニングを行う構成を、下部テーブルの背面(後面)から見た斜視説明図である。 第1の実施形態に係る偏心軸ユニットの一部を断面して後面から見た斜視説明図である。 偏心軸ユニットに備えた偏心軸を回動するための、第1実施形態の増力(倍力)機構の構成を示す作用説明図である。 偏心軸ユニットに備えた偏心軸を回動するための、第2実施形態の増力(倍力)機構の構成を示す作用説明図である。 第3の実施形態に係る構成を示す下部テーブルの背面(後面)斜視説明図である。 第3の実施形態に係る下部テーブルを示すもので、(A)は平面説明図、(B)は背面(後面)説明図である。 第4の実施形態に係る下部テーブルの構成を示す背面斜視説明図である。 第5の実施形態に係る下部テーブルの構成を示すもので、(A)は平面説明図、(B)は背面説明図である。 図9に示したトグル機構の斜視説明図である。 図9に示したトグル機構の平断面説明図である。 図9に示したトグル機構の平面説明図である。 トグル機構部分の構成を示す背面説明図である。 第6の実施形態に係る下部テーブルの構成を示す背面斜視説明図である。 図14に示したトグル機構の構成を示す背面説明図である。 図14に示したトグル機構の動作状態を示す背面説明図である。 図14に示したトグル機構の動作状態を示す背面説明図である。 第7の実施形態に係る下部テーブルの構成を示す背面説明図である。 第7の実施形態に係る下部テーブルの構成を示すもので、(A)は平面説明図、(B)は背面説明図である。 トグル機構の動作状態を示す背面説明図である。 トグル機構の動作状態を示す背面説明図である。
以下、図面を用いて本発明の実施形態に係るプレスブレーキについて説明するに、プレスブレーキの全体的構成はよく知られた構成である。なお、理解を容易にするために、プレスブレーキの全体的構成について簡単に説明する。
図1を参照するに、本発明の実施形態に係るプレスブレーキ1は、左右方向(X軸方向)の両側に、C形状の左右のサイドフレーム3L,3Rを備えている。このサイドフレーム3L,3Rの前側下部には、板状の下部テーブル5の左右両端側が支持されている。そして、前記サイドフレーム3L,3Rの前側上部には、ラムとしての上部テーブル7の左右両端側が上下動自在に支持されている。この上部テーブル7を上下動するために、前記サイドフレーム3L,3Rの前側上部には、例えば油圧シリンダやボールネジ機構などから構成されたラム昇降作動装置9L,9Rが装着されている。
上記構成において、下部テーブル5上に装着した下型(図示省略)上に板状のワークを載置位置決めする。そして、上部テーブル7を下降することにより、上部テーブル7に装着した上型(図示省略)でもってワークを加圧する。このように、ワークを加圧すると、上下の金型の協働によってワークの折曲げ加工が行われるものである。
上述のように、上下のテーブル7,5に装着した上下の金型によってワークの折曲げ加工を行うと、上下のテーブル7,5の左右方向の中央部は、反力によって互に離反する方向に湾曲する傾向にある。したがって、上下のテーブル7,5に装着した上下の金型を並行状態に維持して、ワークの折曲げ加工を行うべく、下部テーブル5の左右方向の中央部を上方向に凸状に湾曲するクラウニングが行われるものである。
より詳細には、前記下部テーブル5は、前記サイドフレーム3L、3Rの前側下部にボルト等(図示省略)を介して取付けてある。そして、前記下部テーブル5の前後にはそれぞれ前板11と後板13とが備えられている。前記前板11と下部テーブル5と後板13は、それぞれを前後方向に貫通した左右の枢軸15L、15Rを介して一体的に備えられている。
前記プレスブレーキ1における左右方向(X軸方向)の中心位置を間にした左右対称位置には、前記前板11、下部テーブル5及び後板13を前後方向に貫通したほぼ4角形状の貫通穴17L,17Rが形成してある。この貫通穴17L,17R内には、前記前板11、後板13に対して下部テーブル15を上方向に押圧し、下部テーブル15の中央部を上方向へ凸状に湾曲するための偏心軸ユニット(偏心軸機構)19L,19Rが内装されている。
より詳細には、前記偏心軸ユニット19L,19Rは、図3に示すように、前記前板11、後板13における貫通穴17L,17R内において上下方向への移動を規制される前後の軸受ブロック21F,21Bが前後に離隔して備えられている。換言すれば、前後軸受ブロック21F,21Bの板厚は、前記前板11、後板13の板厚にほぼ等しい厚さである。そして、前後方向の間隔は、前記前板11と後板13との前後方向の間隔にほぼ等しく備えられている。前記軸受ブロック21F,21Bには、同一構成の左右一対の偏心軸23の前後両端側が回転自在に支承されている。
より詳細には、前記軸受ブロック21F,21Bにはそれぞれ軸受フランジ25が備えられており、この軸受フランジ25に偏心軸23の前後両端側が回転自在に支承されている。そして、前後の軸受フランジ25の間において、前記偏心軸23には大径の偏心部23Eが備えられている。この偏心部23Eには、複数の軸受27を介して昇降ブロック29が支持されている。
前記昇降ブロック29は、前後の軸受ブロック21F,21Bの間に上下動可能に配置してある。そして、昇降ブロック29の上面には、下部テーブル5に形成した貫通穴17L,17Rにおける上面を押圧する押圧プレート29Aが備えられている。なお、前記昇降ブロック29は、偏心軸23の回動時に追従しないように回動は規制されているものである。そして、前記昇降ブロック29の下面と下部テーブル5における貫通穴17L,17Rの下面との間には、前記偏心軸23の回動によって下部テーブル5が上下動することを許容する遊隙が備えられているものである。
上記構成より理解されるように、偏心軸ユニット19L,19Rに備えた各偏心軸23を同方向に回動すると、各昇降ブロック29は、前後の軸受ブロック21F,21Bに対して上下動することになる。ここで、偏心軸ユニット19L,19Rにおける軸受ブロック21F,21Bは、前板11、後板13によって上下動を規制された状態にあるので、前記昇降ブロック29の上動時には、前板11、後板13に対して下部テーブル5を上方向に押圧することになるものである。すなわち、クラウニング動作を行うことになる。
ところで、前記偏心軸ユニット19L,19Rは、複数の偏心軸23を備えた構成であるから、下部テーブル5を上方向に押圧してクラウニングを行うときの負荷は、各偏心軸23に分担されるものである。したがって、偏心軸を1本構成とする場合に比較して、各偏心軸23を細くすることができ、上下方向の高さ寸法を抑制してコンパクト化を図ることができるものである。なお、左右の貫通穴17L,17R内に備えた左右の偏心軸ユニット19L,19Rは、左右対称の構成で動作方向は互に逆方向になるものである。
左右の偏心軸ユニット19L,19Rを同期して作動するために、図2に示すように、前記後板13の後面には、作動装置(アクチュエータ)31が備えられている。より詳細には、前記後板13の後面には支持ブラケット33が取付けてあり、この支持ブラケット33にはサーボモータ35が装着してある。また、前記支持ブラケット33には、前記サーボモータ35によって回転されるボールネジ37が垂直にかつ回転自在に備えられている。そして、このボールネジ37にはナット部材39が上下動自在に螺合してある。したがって、前記サーボモータ35を正逆回転すると、ボールネジ37が正逆回転されて、ナット部材39は上下動されるものである。
前記左右の偏心軸ユニット19L,19Rにおける各偏心軸23を回動するために、前記作動装置31と各偏心軸23との間には、増力機構(倍力機構)41L,41Rが備えられている。この増力機構41は、前記作動装置31の出力を、増力して前記各偏心軸23に伝達する機能を有するものであって、本実施形態においては、トグル機構から構成してあり、次のように構成してある。
すなわち、図4に示すように、左右の偏心軸ユニット19L,19Rにおける各偏心軸23の後端部には、各偏心軸23の軸心に対して交差(直交)する方向に延伸した長いレバー部材43の基端部が一体的に固定してある。そして、各偏心軸ユニット19L,19Rにおける前記各レバー部材43の先端部はヒンジピン45を介して連結部材47に枢支連結してある。すなわち、各レバー部材43の先端部は、連結部材47を介して互に枢支連結してあるものである。
そして、左右の増力機構41L,41Rにおける前記ヒンジピン45には左右のリンク部材49L,49Rの先端部が枢支連結してある。この左右の各リンク部材49L,49Rの基端部側は、枢軸51を介して互に枢支連結してある。そして、前記枢軸51には、この枢軸51を上方向、すなわち前記各リンク部材49L,49Rの長手方向に対して交差する方向に押し引きする押引き部材53が枢着されている。上記押引き部材53は、図2に示すようにアクチュエータの1例としての前記作動装置31における前記ナット部材39に取付けてある。
したがって、前記サーボモータ35を駆動し、前記ボールネジ37を正逆回転してナット部材39を上下動すると、前記押引き部材53が一体的に上下動されることになる。図4から理解されるように、前記押引き部材53が上昇位置から下降すると、左右のリンク部材49L,49Rは、当該リンク部材49L,49Rの夾角が次第に大きくなる。すなわち、左右の偏心軸ユニット19L,19Rにおける各レバー部材43の先端部を外方向に、換言すれば各レバー部材43の先端部が互に離隔するように押圧し回動することになる。
上述のように、左右の偏心軸ユニット19L,19Rにおける各レバー部材43が回動される。したがって、左右の偏心軸ユニット19L,19Rにおける各偏心軸23は同期してそれぞれ逆方向に回動される。このように、各偏心軸23が回動されると、各偏心軸23における各偏心軸23Eは、下降位置から次第に上昇される。よって、左右の偏心軸ユニット19L,19Rにおける各昇降ブロック29に備えた押圧プレート29Aが下部テーブル5を上方向に押圧してクラウニングを行うものである。
前述のように、各偏心軸23を回動してクラウニングを行うとき、トグル機構から構成した増力機構41L,41Rを介して前記偏心軸23を回動するものである。したがって、偏心軸23を回動するとき、前記作動装置31の出力を増力して回動することになる。よって、前記作動装置41の小型、コンパクト化を図ることができるものである。なお、前記押引き部材53を上下動する(押引きする)作動装置(アクチュエータ)としては、前述したごとき構成に限ることなく、例えば流体圧シリンダ等を使用することも可能である。
ところで、前記説明においては、左右の偏心軸ユニット19L,19Rに備えた各偏心軸23を、共通の作動装置31によって作動する場合について説明した。しかし、左右の偏心軸ユニット19L,19Rにおける各偏心軸23を、図5に示すように、別個の作動装置によって個別に作動することも可能である。
図5を参照するに、前述した左右の偏心軸ユニット19L,19Rに相当する左右の偏心軸ユニット55L,55Rは、前記偏心軸ユニット19L,19Rと同様に、前記貫通穴17L,17Rに内装されるものである。上記偏心軸ユニット55L,55Rには、前記偏心軸23に相当する左右の偏心軸57L,57Rがそれぞれ備えられている。この偏心軸57L,57Rは左右対称形に構成してあり、かつ互に逆方向に回動するように構成してある点において、前述した偏心軸ユニット19L,19Rの構成と異なる。しかし、その他の構成は同一構成であって同一機能を奏するものであるから、偏心軸ユニット55L,55Rの詳細についての説明は省略する。
前記左右の偏心軸ユニット55L,55Rに備えた各偏心軸57L,57Rには、前記レバー部材43に相当する左右のレバー部材59L,59Rの基端部が一体的に取付けてある。そして、上記各レバー部材59L,59Rの先端部には、前記リンク部材49L,49Rに相当するリンク部材61L,61Rの先端部がヒンジピン63を介して枢支連結してある。上記リンク部材61L,61Rの基端部は、枢軸65を介して押引き部材67に枢支連結してある。上記押引き部材67は、前述した押引き部材53に相当するものである。上記押引き部材67を上下動する作動装置(アクチュエータ)69の構成は、前述した作動装置31と同様の構成であるから、同一機能を奏する構成要素には同一符号を付することとして重複した説明は省略する。なお、ナット部材39と押引き部材67は、連結ロッド71を介して一体的に連結してある。
上記構成により、左右の偏心軸ユニット55L,55Rにおける左右一対の偏心軸57L,57Rを回動するためのレバー部材59L,59R及びリンク部材61L,61Rは、増力機構の1例としてのトグル機構73L,73Rを構成するものである。したがって、左右の作動装置69におけるサーボモータ35を駆動して、ボールネジ37を正逆回転すると、ナット部材39が上下動される。よって、押引き部材67を介してリンク部材61L,61Rが押引きされることになる。
図5より明らかなように、前記押引き部材67が上昇位置から下降されると、左右のトグル機構73L,73Rにおける各レバー部材59L,59R及びリンク部材61L,61Rは、下端側が互に離隔するように回動される。すなわち、左右の偏心軸ユニット55R,55Lに備えた一対の偏心軸57L,57Rは互に逆方向に回動される。そして、各偏心軸57L,57Rに備えた偏心部は下側から次第に上昇されることになり、下部テーブル5を上方向に押圧することになる。
上述のように、各リンク部材61L,61Rの下端側が互に離隔するように回動されると、各リンク部材61L,61R間の夾角は次第に大きくなる。したがって、前記サーボモータ35の出力は、ボールネジ37及びナット部材39からトグル機構73L,73Rを介して偏心軸57L,57Rに伝達されることになる。すなわち、サーボモータ35の出力は増力して偏心軸57L,57Rに伝達されることになる。よって、サーボモータ35の小型化、コンパクト化を図ることができるものである。
ところで、図5に示した構成においては、左右の偏心軸ユニット55L,55Rを作動するための作動装置69を個別に備えている。したがって、左右の偏心軸ユニット55L,55Rを個別に作動することができる。すなわち、下部テーブル5における左側、右側のクラウニングを個別に行うことが可能である。
したがって、例えばステップベンドのごとく、例えば下部テーブル5の左側、中央部、右側においてワークの折曲げ加工を順次行うような場合、ワークの折曲げ加工位置に対応してのクラウニングが可能になるものである。したがって、より高精度の折曲げ加工が可能になるものである。
なお、本発明は、前述したごとき実施形態のみに限るものではなく、適宜の変更を行うことにより、その他の形態でもって実施可能なものである。すなわち、増力機構としては、前述したごときトグル機構に代えて、偏心軸に、例えば大径の扇形歯車を備え、この扇形歯車を小径の歯車でもって回転する構成や、扇形歯車をウオームギアに構成し、ウオームでもって回転する構成とすることも可能である。
さらには、増力機構(倍力機構)の構成は、例えば「てこ」を利用したてこクランク機構を介して偏心軸を回動する構成とすることも可能である。
また、前記アクチュエータを備える場所は、後板に限ることなく前板とすることも可能である。さらには、左右のサイドフレームなどのフレームの一部とすることも可能である。
なお、前記説明においては、下部テーブルのクラウニングを行うための偏心軸ユニット55L,55Rを、下部テーブル5の左右両側に備えた場合について説明した。しかし、プレスブレーキが小型の場合には、下部テーブル5の中央部に1箇所に偏心軸ユニットを備えた構成とすることも可能である。また、下部テーブル5が左右方向に長大である場合には、下部テーブル5の中央部及び左右両側の3箇所に偏心軸ユニットを備えた構成とすることも可能なものである。すなわち、偏心軸ユニットの数は所望数とすることが可能なものである。
図6は、偏心軸ユニットに備えた偏心軸を回動するための、第3実施形態の増力(倍力)機構の構成を示すものである。この実施形態において、前述した実施形態における構成要素と同一機能を奏する構成要素には同一符号を付することとして、重複した説明は省略する。
この第3実施形態において、前板11、下部テーブル5及び後板13に形成した貫通穴17L,17R内には、偏心軸ユニット55L,55Rが配置してある。そして、この偏心軸ユニット55L,55Rに備えた左右の偏心軸57L,57R(図7(B)参照)には、増力リンク機構である長トグル機構73L,73Rの一部を構成するレバー部材59L,59Rの基端部が一体的に取付けてある。
そして、各レバー部材59L,59Rの先端部には、リンク部材61L,61Rの先端部がヒンジピン63を介して枢支連結してある。上記リンク部材61L,61Rにおいて、一方のリンク部材61Rは、他方のリンク部材61Lよりも長く構成してある。そして、他方のリンク部材61Lにおける基端部は、一方のリンク部材61Rの中間位置に枢軸81を介して枢支連結してある。
前記構成において、レバー部材59L,59R及びリンク部材61L,61Rは増力リンク機構(トグル機構73L,73R)を構成するものである。そして、左右の増力リンク機構における左右のリンク部材61Rの先端部(自由端部)には、増力リンク機構を介して偏心軸57L,57Rを回動するための、伸縮自在な連結部材83の両端部が枢軸85を介して枢支連結してある。上記連結部材83は、ボールネジ87を回転自在に備えた第1連結部83Aと、前記ボールネジ87と螺合したボールナット89を備えた第2連結部83Bに分割してある。そして、前記第1連結部83Aには、前記ボールネジ87を回転するためのサーボモータ91が備えられている。
したがって、前記サーボモータ91を回転駆動して、前記ボールネジ87とボールナット89の螺合状態を調節することにより、前記連結部材83の全体長を調節できるものである。よって、サーボモータ91によって左右の偏心軸ユニット55L,55Rにおける偏心軸57L,57Rを回転することができる。すなわち、左右の偏心軸ユニット55L,55Rを駆動して下部テーブル5のクラウニング調節を行うことができるものである。
図8は、偏心軸ユニットに備えた偏心軸を回動するための、第4の実施形態を示すものである。この実施形態においては、左右のトグル機構73L,73Rを介して左右の偏心軸ユニット55L,55Rを作動するための連結部材83を3分割した構成である。
すなわち、トグル機構73L,73Rにおけるリンク部材61Rには、ボールネジ87を備えた第1連結部材83Aの端部がそれぞれ枢支連結してある。そして、両側の第1連結部83Aの間には、前記ボールネジ87と螺合したボールナット89を両端部に備えた第2連結部83Bが配置してある。
上記構成により、両側の第1連結部83Aにそれぞれ備えたサーボモータ91によってボールネジ87を回転駆動することにより、連結部材83を伸縮作動することができる。したがって、左右の偏心軸ユニット55L,55Rに備えた偏心軸を回動して下部テーブル5のクラウニングを行うことができる。
上記構成においては、複数のサーボモータ91を備えた構成であるから、サーボモータ91の小型化を図ることができる。なお、連結部材83を伸縮する構成としては、前述したボールネジ機構に代えて、例えば伸縮可能な流体圧シリンダを使用することも可能である。
図9は、第5の実施形態を示すものである。この第5の実施形態においては、前板11、下部テーブル5及び後板13に連通して形成した左右の貫通穴17L,17R内に備えた左右の偏心軸ユニット55L,55Rを、左右のトグル機構93L,93Rによって個別に作動する構成である。
左右のトグル機構93L,93Rは、同一又は左右対称の構成であるから、一方のトグル機構93Lの構成について説明し、他方のトグル機構93Rの構成については説明を省略する。また、前述した実施形態における構成要素と同一機能を奏する構成要素には同一符号を付することとして、重複した説明は省略する。
図10を参照するに、トグル機構93Lによって作動される偏心軸ユニット55Lには左右の偏心軸57L,57R(図11参照)が備えられており、この偏心軸57L,57Rにはレバー部材59L,59Rの基端部が取り付けてある。上記レバー部材59L,59Rの先端部には、ヒンジピン63(図13参照)を介してT形状のリンク部材95L,95Rの先端部が枢支連結してある。そして、上記リンク部材95L,95Rの基端部は枢軸65を介して押引き部材67に枢支連結してある。
上記押引き部材67は、後板13に取付けたサーボモータ35によって上下動されるものである。すなわち、前記後板13の後面に取付けた支持ブラケット33に前記サーボモータ35が支持されている。そして、前記支持ブラケット33には、サーボモータ35によって回転されるボールネジ37が垂直に、かつ回転自在に支持されている。このボールネジ37には、前記押引き部材67に一体的に連結したナット部材39が上下動自在に螺合してある。
したがって、サーボモータ35によってボールネジ37を正逆回転することにより、ナット部材39を介して押引き部材67が上下動される。よって、リンク部材95L,95R、レバー部材59L,59Rから構成されるトグル機構93Lを介して、偏心軸ユニット55Lにおける偏心軸57L,57Rが回転される。
既に理解されるように、アクチュエータとしての前記サーボモータ35によって偏心軸57L,57Rを回動するものである。上述のように、サーボモータ35によって偏心軸57L,57Rを回動する際に、前記サーボモータ35の動作を補助する付勢手段が備えられている。
すなわち、前記リンク部材95L,95Rの左右方向の側方には、端部プレート99が備えられている。この端部プレート99は、左右方向に長い複数のガイドロッド97の両端部に一体的に備えられているものである。前記ガイドロッド97の左右方向の中間位置には、互に接近離反自在な左右の断面L形状のスライドプレート101が移動自在に支持されている。
そして、左右のスライドプレート101には、前記リンク部材95L,95Rに備えたアーム部95LA,95RAの先端部が枢軸102を介して枢支連結してある。上記アーム部95LA,95RAは、リンク部材95L,95Rの長手方向に対して交差する方向へ突出して備えられている。したがって、前記リンク部材95L,95RはT字形を呈しているものである。
前記端部プレート99と前記スライドプレート101との間には、複数のコイルスプリング103が弾装してある。このコイルスプリング103は、前記サーボモータ35の動作を補助する付勢手段を構成するものである。すなわち、コイルスプリング103は、圧縮してあって、左右のスライドプレート101を互に接近する方向へ常に機能するものである。
また、前述したヒンジピン63の部分にもそれぞれ座プレート105(図13参照)が備えられている。そして、この座プレート105の間には、付勢手段としての複数のコイルスプリング107が弾装してある。
前記構成において、前記サーボモータ35を作動して押引き部材67を、図13において上下動すると、左右のリンク部材95L,95Rを枢着した枢軸65が上下動される。したがって、リンク部材95L,95R及びレバー部材59L,59Rを介して、偏心軸ユニット55Lにおける偏心軸57L,57Rが回動される。
上述のように、押引き部材67を介して偏心軸57L,57Rを回動するとき、すなわち、図13において、押引き部材67を下降して下部テーブル5のクラウニングを行う際、各コイルスプリング103は、左右のスライドプレート101を押圧して互に接近する方向へ補助する。また、コイルスプリング107は、左右のヒンジピン63を離隔する方向に補助する。
すなわち、付勢手段としての各コイルスプリング103,107は、下部テーブル5のクラウニングを行う際に、サーボモータ35の駆動を補助することになる。したがって、サーボモータ35の小型化を図ることができ、省エネを図ることができるものである。また、前記構成においては、左右の偏心軸ユニット55L,55Rを個別に作動することができる。したがって、下部テーブル5の左右方向の位置を変更してワークのステップベンドを行う場合、各曲げ加工位置に対応して下部テーブル5のクラウニングを行うことができるものである。
図14は、第6の実施形態を示すものである。この実施形態は、図9〜13に示した前述の実施形態と、図8に示した実施形態における連結部材83の実施形態とを組合せた形態に相当するものである。したがって、同一機能を奏する構成要素には同一符号を付することとして、重複した説明は省略する。
この第6の実施形態においては、左右のトグル機構93L,93Rを連動する構成としたものである。すなわち、この第6の実施形態においては、図9に示した実施形態におけるサーボモータ35を省略した。そして、トグル機構93L,93Rにおけるリンク部材95Lにおいて、アーム部95LAを、図15に示すように、枢軸102の部分から上方向に大きく突出して形成してある。上記構成において、左右のアーム部95LAに、図8に示した実施形態に係る連結部材83を備えた構成である。
この第6の実施形態においても、複数のコイルスプリング103,107がサーボモータ91の動作を補助することとなり、前述と同様の効果を奏し得るものである。
図18〜図21は、第7の実施形態を示すものである。この第7の実施形態においては、左右のトグル機構93L,93Rに付勢手段としてのコイルスプリングを備え、かつ左右のトグル機構93L,93Rを、1つのサーボモータによって連動する構成としたものである。
より詳細には、トグル機構93L,93Rは、前述した構成と同様に、左右の偏心軸ユニット55L,55R(図21参照)における各偏心軸57L,57Rにはレバー部材59L,59Rが取付けてある。そして、前記各レバー部材59L,59Rにはヒンジピン63を介してリンク部材61L,61Rがそれぞれ枢支連結してある。上記各リンク部材61L,61Rは枢軸65を介して枢支連結してある。上記構成により、各レバー部材59L,59R及びリンク部材61L,61Rによってトグル機構93L,93Rが構成してある。
そして、両トグル機構93L,93Rを連動するために、両トグル機構93L,93Rにおける各リンク部材61Lの先端部は、連結部材83によって枢支連結してある。したがって、連結部材83に備えたサーボモータ91によってボールネジ87を正逆回転して、連結部材83を伸縮作動することにより、両トグル機構93L,93Rは連動して作動されるものである。よって、左右の偏心軸ユニット55L,55Rにおける偏心軸57L,57Rは連動して同時に回動されて、クラウニングを行うことになる。
前述のごとくクラウニングを行う際の偏心軸57L,57Rの回動を補助するための付勢手段は次のように構成してある(図20参照)。
すなわち、付勢手段は、リンク部材61L,61Rをそれぞれ個別に補助する付勢手段109A,109Bを備えている。すなわち、付勢手段109Aは、枢軸111を介して後板13に回動自在に枢着した座プレート113を備えている。また、枢軸115を介してリンク部材61Lに枢着した座プレート117を備えている。そして、前記座プレート113,117の間には、コイルスプリング119が弾装してある。このコイルスプリング119は、リンク部材61Lを押圧するように作用して補助するものである。
前記付勢手段109Bは、枢軸121を介して後板13に回動自在に枢着した座プレート123を備えている。また、枢軸125を介してリンク部材61Rに枢着したブラケット127を備えている。そして、このブラケット127に一体的に備えたロッド129は前記座プレート123を摺動自在に貫通してあり、このロッド129の先端部には座プレート131が備えられている。そして、前記座プレート123と座プレート131との間にはコイルスプリング133が弾装してある。
すなわち、前記付勢手段109Bは、リンク部材61Rを引っ張るように作用して補助するものである。
以上のごとき説明から理解されるように、本発明によれば、プレスブレーキにおける偏心軸を回動してクラウニングを行う際、増力機構(倍力機構)の1例としてのトグル機構を介して偏心軸を回動するものである。したがって、偏心軸を回動するためのアクチュエータの小型化を図ることができるものである。
また、前記偏心軸を回動するためのトグル機構(増力リンク機構)の動作を補助する付勢手段を備えている。したがって、トグル機構による効果と付勢手段との効果による相乗効果によって、アクチュエータをより小型化することができる。
ところで、前記付勢手段としては、前述したごときコイルスプリングに限ることなく、例えばガススプリング等を使用することも可能である。
1 プレスブレーキ
3L,3R サイドフレーム
5 下部テーブル
7 上部テーブル
11 前板
13 後板
15L,15R 枢軸
17L,17R 貫通穴
19L,19R 偏心軸ユニット
23 偏心軸
23E 偏心部
29 昇降ブロック
29A 押圧プレート
31 作動装置(アクチュエータ)
35 サーボモータ
37 ボールネジ
39 ナット部材
41L,41R 増力機構(倍力機構)
43 レバー部材
45 ヒンジピン
47 連結部材
49L,49R リンク部材
51 枢軸
53 押引き部材
55L,55R 偏心軸ユニット
57L,57R 偏心部
59L,59R レバー部材
61L,61R リンク部材
63 ヒンジピン
65 枢軸
67 押引き部材
69 作動装置(アクチュエータ)
73L,73R トグル機構(増力機構)
83 連結部材
83A 第1連結部
83B 第2連結部
85 枢軸
87 ボールネジ
89 ボールナット
91 サーボモータ
93L,93R トグル機構
95L,95R T形状のリンク部材
97 ガイドロッド
99 端部プレート
101 スライドプレート
103 コイルスプリング(付勢手段)
105 座プレート
107 コイルスプリング(付勢手段)
109A,109B 付勢手段
111 枢軸
113 座プレート
115 枢軸
117 座プレート
119 コイルスプリング
121 枢軸
125 枢軸
127 ブラケット
129 ロッド
131 座プレート
133 コイルスプリング

Claims (21)

  1. プレスブレーキにおける左右のサイドフレームの下部側に取付けた下部テーブルの前後に前板と後板を備え、この下部テーブルに備えた下型と協働して板状のワークの折曲げ加工を行う上型を備えた上部テーブルを、前記左右のサイドフレームの上部側に上下動自在に備えたプレスブレーキにおけるクラウニング方法であって、前記下部テーブルのクラウニングを行うために前記下部テーブルに備えた偏心軸を回動するためのアクチュエータと前記偏心軸との間に、トグル機構から構成した増力機構を備え、前記アクチュエータの出力を、前記増力機構により増力して前記偏心軸に伝達し、前記偏心軸を回動してクラウニングを行うことを特徴とするプレスブレーキのクラウニング方法。
  2. プレスブレーキにおける左右のサイドフレームに支持された下部テーブルの前後に前板と後板を配置して備え、左右方向に離隔して前記下部テーブルに備えた複数の偏心軸を回動してクラウニングを行うプレスブレーキのクラウニング方法であって、前記各偏心軸を回動するためのアクチュエータと前記各偏心軸との間に、トグル機構から構成した増力機構を備え、前記アクチュエータの出力を、前記増力機構により増力して前記各偏心軸に伝達し、前記各偏心軸を回動してクラウニングを行うことを特徴とするプレスブレーキのクラウニング方法。
  3. 請求項2に記載のプレスブレーキのクラウニング方法において、前記増力機構は、左右の各偏心軸の軸心に対して交差する方向に延伸して前記各偏心軸に一体的に備えた各レバー部材と、上記各レバー部材の先端部に先端部を枢支連結した各リンク部材と、上記各リンク部材の枢支連結した基端部側を、各リンク部材の長手方向に対して交差する方向に押し引きするアクチュエータとを備えた構成であって、左右に離隔して備えた前記各偏心軸を回動するとき、各偏心軸を同期してそれぞれ逆方向に回動してクラウニングを行うことを特徴とするプレスブレーキのクラウニング方法。
  4. プレスブレーキにおける左右のサイドフレームに支持された下部テーブルの前後に前板と後板を配置して備え、左右方向に離隔して前記下部テーブルに備えた各偏心軸機構を回動してクラウニングを行うプレスブレーキのクラウニング方法であって、前記各偏心軸機構を個別に回動するためのそれぞれのアクチュエータと前記各偏心軸機構との間に、トグル機構から構成した増力機構をそれぞれ備え、前記各アクチュエータの出力を、前記各増力機構により増力して前記各偏心軸機構に伝達し、前記各偏心軸機構を個別に回動してクラウニングを行うことを特徴とするプレスブレーキのクラウニング方法。
  5. 請求項4に記載のプレスブレーキのクラウニング方法において、左右方向に離隔して備えた各偏心軸機構はそれぞれ左右一対の偏心軸を回動自在に備えた構成であり、前記各増力機構によって左右一対の偏心軸を回動するとき各偏心軸を同期してそれぞれ逆方向に回動してクラウニングを行うことを特徴とするプレスブレーキのクラウニング方法。
  6. プレスブレーキにおける左右のサイドフレームの下部側に取付けた下部テーブルの前後に前板と後板を備え、この下部テーブルに備えた下型と協働して板状のワークの折曲げ加工を行う上型を備えた上部テーブルを、前記左右のサイドフレームの上部側に上下動自在に備えたプレスブレーキであって、前記下部テーブルのクラウニングを行う偏心軸を、前記下部テーブルに回動自在に備え、前記偏心軸を回動するためのアクチュエータと前記偏心軸との間に、前記アクチュエータの出力を増力して前記偏心軸に伝達する、トグル機構から構成した増力機構を備えていることを特徴とするプレスブレーキ。
  7. プレスブレーキにおける左右のサイドフレームの下部側に取付けた下部テーブルの前後に前板と後板を備え、この下部テーブルに備えた下型と協働して板状のワークの折曲げ加工を行う上型を備えた上部テーブルを、前記左右のサイドフレームの上部側に上下動自在に備えたプレスブレーキであって、前記下部テーブルのクラウニングを行う左右の偏心軸を、左右方向に離隔して前記下部テーブルに回動自在に備え、前記偏心軸を回動するためのアクチュエータと前記各偏心軸との間に、前記アクチュエータの出力を増力して前記各偏心軸に伝達する、トグル機構から構成した増力機構を備えていることを特徴とするプレスブレーキ。
  8. 請求項7に記載のプレスブレーキにおいて、前記増力機構は、左右の各偏心軸の軸心に対して交差する方向に延伸して設けられ、かつ各偏心軸に一体的に備えられた各レバー部材と、上記各レバー部材の先端部に先端部が枢支連結された各リンク部材と、上記各リンク部材の枢支連結した基端部側を、前記アクチュエータによって押し引きする構成であることを特徴とするプレスブレーキ。
  9. 請求項7又は8に記載のプレスブレーキにおいて、左右の各偏心軸はそれぞれ複数の偏心軸を左右方向に並列して備えた構成であって、並列して備えた複数の偏心軸は同期して同方向へ回動される構成であることを特徴とするプレスブレーキ。
  10. プレスブレーキにおける左右のサイドフレームの下部側に取付けた下部テーブルの前後に前板と後板を備え、この下部テーブルに備えた下型と協働して板状のワークの折曲げ加工を行う上型を備えた上部テーブルを、前記左右のサイドフレームの上部側に上下動自在に備えたプレスブレーキであって、前記下部テーブルのクラウニングを行う左右の偏心軸を、左右方向に離隔して前記下部テーブルに回動自在に備え、前記各偏心軸を個別に動作すべく、個別に備えた各アクチュエータと前記各偏心軸との間に、前記各アクチュエータの出力を増力して前記各偏心軸に個別に伝達する、トグル機構から構成した増力機構をそれぞれ備えていることを特徴とするプレスブレーキ。
  11. 請求項6乃至10の何れか一項に記載のプレスブレーキにおいて、前記増力機構は、トグル機構によって構成してあることを特徴とするプレスブレーキ。
  12. 請求項11に記載のプレスブレーキにおいて、前記偏心軸は複数の偏心軸を左右方向に並列して備えた構成であり、前記トグル機構は、並列して備えた各偏心軸に一体的に備えた各レバー部材の先端部に、各リンク部材の先端部を枢支連結して備え、上記各リンク部材の枢支連結した基端側部分を前記アクチュエータによって押し引きする構成であることを特徴とするプレスブレーキ。
  13. 請求項8又は12に記載のプレスブレーキにおいて、前記アクチュエータはサーボモータであり、前記各リンク部材の枢支連結部分を押し引きする部材は、前記サーボモータによって回転されるボールネジに往復動自在に螺合したボールナットであることを特徴とするプレスブレーキ。
  14. 請求項13に記載のプレスブレーキにおいて、前記ボールネジは、下部テーブルの板面と平行な平面内に配置してあり、かつサーボモータの回転軸は、前記下部テーブルの板面と平行な平面内に配置してあることを特徴とするプレスブレーキ。
  15. プレスブレーキにおける左右のサイドフレームの下部側に取付けた下部テーブルの前後に前板と後板を備え、この下部テーブルに備えた下型と協働して板状のワークの折曲げ加工を行う上型を備えた上部テーブルを、前記左右のサイドフレームの上部側に上下動自在に備えたプレスブレーキであって、前記下部テーブルのクラウニングを行う左右の偏心軸を、左右方向に離隔して前記下部テーブルに回動自在に備え、前記左右の偏心軸に基端側を連結した各増力リンク機構における自由端側に、伸縮作動自在な連結部材の両端側を連結して備え、前記連結部材の伸縮作動を行うためのアクチュエータを、前記連結部材に備えていることを特徴とするプレスブレーキ。
  16. 請求項15に記載のプレスブレーキにおいて、前記連結部材は両端側にボールネジ機構を備えた構成であり、かつ両端側のボールネジ機構を個別に作動するアクチュエータを備えていることを特徴とするプレスブレーキ。
  17. 請求項15又は16に記載のプレスブレーキにおいて、前記増力リンク機構は、隣接して備えた各偏心軸に基端部を連結したそれぞれのレバー部材の先端部に、各リンク部材の先端部を枢支連結して備え、上記各リンク部材における一方のリンク部材を他方のリンク部材よりも長く設け、他方のリンク部材の基端部側を前記一方のリンク部材における中間位置に枢支連結して備え、前記一方のリンク部材における基端部側に、前記連結部材の端部が連結してあることを特徴とするプレスブレーキ。
  18. プレスブレーキにおける左右のサイドフレームの下部側に取付けた下部テーブルの前後に前板と後板を備え、この下部テーブルに備えた下型と協働して板状のワークの折曲げ加工を行う上型を備えた上部テーブルを、前記左右のサイドフレームの上部側に上下動自在に備えたプレスブレーキであって、前記下部テーブルのクラウニングを行う左右の偏心軸を、左右方向に離隔して前記下部テーブルに回動自在に備え、前記各偏心軸を回動するためのアクチュエータと前記偏心軸との間に、前記アクチュエータの出力を増力して前記各偏心軸に伝達する、トグル機構から構成した増力機構を備え、かつ前記アクチュエータによって前記偏心軸を回動する際に、前記アクチュエータの動作を補助する付勢手段を備えていることを特徴とするプレスブレーキ。
  19. プレスブレーキにおける左右のサイドフレームの下部側に取付けた下部テーブルの前後に前板と後板を備え、この下部テーブルに備えた下型と協働して板状のワークの折曲げ加工を行う上型を備えた上部テーブルを、前記左右のサイドフレームの上部側に上下動自在に備えたプレスブレーキであって、前記下部テーブルのクラウニングを行う左右の偏心軸を、左右方向に離隔して前記下部テーブルに回動自在に備え、前記左右の偏心軸に基端側を連結した各増力リンク機構における自由端側に、伸縮自在な連結部材の両端側を連結して備え、この連結部材の両端側にボールネジ機構を備えた構成であり、かつ両端側のボールネジ機構を個別に作動するアクチュエータを備え、前記各アクチュエータによって前記各増力リンク機構を作動する際に、各アクチュエータの動作を補助する付勢手段を備えていることを特徴とするプレスブレーキ。
  20. プレスブレーキにおける左右のサイドフレームの下部側に取付けた下部テーブルの前後に前板と後板を備え、この下部テーブルに備えた下型と協働して板状のワークの折曲げ加工を行う上型を備えた上部テーブルを、前記左右のサイドフレームの上部側に上下動自在に備えたプレスブレーキであって、前記下部テーブルのクラウニングを行う左右の偏心軸を、左右方向に離隔して前記下部テーブルに回動自在に備え、前記左右の偏心軸に基端側を連結した各増力リンク機構における自由端側に、伸縮自在な連結部材の両端側を連結して備え、この連結部材に備えたボールネジ機構を回転するためのアクチュエータを前記連結部材に備え、かつ前記連結部材を介して前記アクチュエータによって前記各増力リンク機構を作動する際に、前記アクチュエータの動作を補助する付勢手段を各増力リンク機構に備えていることを特徴とするプレスブレーキ。
  21. 請求項18,19又は20のいずれかに記載のプレスブレーキにおいて、前記付勢手段は、圧縮スプリングであることを特徴とするプレスブレーキ。
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