JP6037736B2 - ガスタービン燃焼器およびこれを備えたガスタービン機関 - Google Patents
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本発明は上記の事情に鑑みてなされたものであり、メインバーナから供給される空気と燃料の混合を促進させてNOx等のエミッション低減を図るとともに、逆火を防止することのできるガスタービン燃焼器およびこれを備えたガスタービン機関を提供することを目的とする。
即ち、本発明に係るガスタービン燃焼器は、燃焼筒の中心軸線に沿って配置されたパイロットバーナと、前記パイロットバーナの周囲を取り囲むように配置された複数のメインバーナと、前記複数のメインバーナにそれぞれ設けられ、その内部に第1次混合領域を形成する複数の円筒状の予混合ノズルと、前記予混合ノズルのピッチ円の円周方向に沿って連続する環状をなし、前記複数の予混合ノズルの各々の出口側が接続され、その内部に第2次混合領域が形成され、かつ下流側に開放された噴出口を有するアニュラー延長ノズルと、を具備して、前記予混合ノズルと前記アニュラー延長ノズルとの接続部に、前記予混合ノズルから前記アニュラー延長ノズルに流れる燃料混合気の流れを縮流させる縮流部が設けられ、前記アニュラー延長ノズルは、前記ピッチ円の円周方向に沿った環状の外周壁面及び環状の内周壁面を有し、前記縮流部は、前記外周壁面が前記ピッチ円の半径方向内側に向かい、前記内周壁面が前記ピッチ円の半径方向外側に向かって、前記外周壁面と前記内周壁面との間の径方向の寸法が絞られていることを特徴とする。
図1は、本発明の第1実施形態を示すガスタービン燃焼器の縦断面図である。
このガスタービン燃焼器1は、図示しないガスタービン機関に搭載されるものである。ガスタービン機関は、広く周知の通り、空気を圧縮する圧縮機と、該圧縮機において圧縮された空気を燃焼させるガスタービン燃焼器と、このガスタービン燃焼器から噴出する燃焼ガスの膨張によって駆動されるタービンとを備えており、ガスタービン燃焼器において発生した燃焼ガスのエネルギを利用してタービンを高速で回転駆動し、軸出力を得て発電機等を駆動するものである。そして、上記のガスタービン燃焼器として、本発明に係るガスタービン燃焼器1が用いられている。
図6は、本発明の第2実施形態を示すガスタービン燃焼器の縦断面図である。
ここでは、メインバーナ4およびアニュラー延長ノズル18のみが示されている。なお、メインバーナ4(予混合ノズル12)の構成は第1実施形態と同一である。
図7は、本発明の第3実施形態を示すガスタービン燃焼器の縦断面図である。
ここでは、図6に示す第2実施形態の構成に加えて、空気導入手段である環状隙間25,26の内部に、それぞれ旋回翼状のフィルム空気スワーラ29,30(フィルム空気旋回手段)が設置されている。その他の部分は第2実施形態と同様である。フィルム空気スワーラ29,30は、環状隙間25,26によってアニュラー延長ノズル18の内壁面に形成されるフィルム空気FA(図6参照)に旋回流を発生させるものである。
図8は、本発明の第4実施形態を示すガスタービン燃焼器の縦断面図である。
ここでは、図7に示す第3実施形態の構成に比べて、空気導入手段である環状隙間25,26の長さが延長されている。具体的には、予混合ノズル12が、その下流側端部から、その全長の約50パーセント以上の範囲をアニュラー延長ノズル18のノズル本体18cによって覆われている。また、ノズル本体18cが、その下流側端部から予混合ノズル12の下流側端部までの長さのうちの約50パーセント以上の範囲をノズル延長管18dによって覆われている。
図9は、本発明の第1参考実施形態を示すガスタービン燃焼器の縦断面図である。
このガスタービン燃焼器31は、図1に示す第1実施形態のガスタービン燃焼器1と異なり、予混合ノズル12のピッチ円Pと、アニュラー延長ノズル18の通路のピッチ円C2とが同一半径ではない。即ち、予混合ノズル12のピッチ円Pの半径R1よりも、アニュラー延長ノズル18のピッチ円C2の半径R2の方が大きくなっている。そして、その分、パイロットバーナ3のパイロットコーン9の直径D2が、第1実施形態におけるパイロットコーン9の直径D1よりも拡大されている。その他の部分の構成は第1実施形態と同様であるため、各部に同一符号を付して説明を省略する。
図10は、本発明の第2参考実施形態を示すガスタービン燃焼器の縦断面図である。
このガスタービン燃焼器41では、第1参考実施形態のガスタービン燃焼器31とは逆に、予混合ノズル12のピッチ円Pの半径R1よりも、アニュラー延長ノズル18のピッチ円C3の半径R3の方が小さくなっている。そして、その分、パイロットバーナ3のパイロットコーン9の直径D3が小さくなっている。
図11は、本発明の第3参考実施形態を示すガスタービン燃焼器の縦断面図である。
このガスタービン燃焼器51では、第1参考実施形態の場合と同様に、予混合ノズル12のピッチ円Pの半径R1よりも、アニュラー延長ノズル18の通路のピッチ円C4の半径R4の方が大きい。パイロットコーン9の直径D4は第1参考実施形態における直径D2と同一である。
2 燃焼筒
3 パイロットバーナ
4 メインバーナ
5 パイロットノズル
6,15 燃料噴射孔
7 パイロットノズル外筒
8 パイロットスワーラ
9 パイロットコーン
11 メインノズル
12 予混合ノズル
13 第1次混合領域
16 メインスワーラ(旋回流発生手段)
18 アニュラー延長ノズル
19 妻板部
20 噴出口
21 第2次混合領域
22 縮流部
25,26 環状隙間(空気導入手段)
29,30 フィルム空気スワーラ(フィルム空気旋回手段)
A 圧縮空気
C 燃焼筒の中心軸線
C1,C2,C3,C4 アニュラー延長ノズルの通路のピッチ円
F1,F2 燃料
FA フィルム空気
M1,M2 燃料混合気
P 予混合ノズルのピッチ円
Claims (6)
- 燃焼筒の中心軸線に沿って配置されたパイロットバーナと、
前記パイロットバーナの周囲を取り囲むように配置された複数のメインバーナと、
前記複数のメインバーナにそれぞれ設けられ、その内部に第1次混合領域を形成する複数の円筒状の予混合ノズルと、
前記予混合ノズルのピッチ円の円周方向に沿って連続する環状をなし、前記複数の予混合ノズルの各々の出口側が接続され、その内部に第2次混合領域が形成され、かつ下流側に開放された噴出口を有するアニュラー延長ノズルと、
を具備して、
前記予混合ノズルと前記アニュラー延長ノズルとの接続部に、前記予混合ノズルから前記アニュラー延長ノズルに流れる燃料混合気の流れを縮流させる縮流部が設けられ、
前記アニュラー延長ノズルは、前記ピッチ円の円周方向に沿った環状の外周壁面及び環状の内周壁面を有し、
前記縮流部は、前記外周壁面が前記ピッチ円の半径方向内側に向かい、前記内周壁面が前記ピッチ円の半径方向外側に向かって、前記外周壁面と前記内周壁面との間の径方向の寸法が絞られていることを特徴とするガスタービン燃焼器。 - 前記複数の予混合ノズルには、それぞれ同一の回転方向に旋回流を起こさせる旋回流発生手段が設けられていることを特徴とする請求項1に記載のガスタービン燃焼器。
- 前記予混合ノズルと前記アニュラー延長ノズルとの接続部、または前記アニュラー延長ノズル自体の、少なくとも一方に、前記メインバーナの周囲を流れる空気を前記アニュラー延長ノズルの内部に導入し、この導入した空気によって前記アニュラー延長ノズルの内壁面にフィルム空気を形成する空気導入手段が設けられていることを特徴とする請求項1または2に記載のガスタービン燃焼器。
- 前記空気導入手段は、前記フィルム空気に旋回流を発生させるフィルム空気旋回手段をさらに備えていることを特徴とする請求項3に記載のガスタービン燃焼器。
- 前記空気導入手段は、導入したフィルム空気が前記予混合ノズルまたは前記アニュラー延長ノズルの少なくとも一方の外壁面に沿って所定の長さに亘って流れた後に前記アニュラー延長ノズルの内壁面に導入されるように構成されていることを特徴とする請求項3または4に記載のガスタービン燃焼器。
- 空気を圧縮する圧縮機と、該圧縮機において圧縮された前記空気を燃焼させる請求項1から5のいずれかに記載のガスタービン燃焼器と、該ガスタービン燃焼器から噴出する燃焼ガスの膨張によって駆動されるタービンとを備えることを特徴とするガスタービン機関。
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