JP6020162B2 - 空気調和装置 - Google Patents
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Description
室外機(21)は、室外回路(100)と室外ファン(83)とを備えている。室外回路(100)には、圧縮機(101)と、アキュームレータ(102)と、四方切換弁(103)と、室外熱交換器(104)と、室外膨張弁(105)と、レシーバ(106)と、液側閉鎖弁(107)と、ガス側閉鎖弁(108)とが設けられている。
各室内機(22a〜22d)は、室内回路(95a〜95d)と、室内ファン(84a〜84d)と、室内温度センサ(85a〜85d)とを備えている。また、各室内機(22a〜22d)には、室内コントローラ(111a〜111d)が一つずつ設けられている。
上記制御装置(10)は、上記空気調和装置(80)の運転を制御するものである。図1に示すように、この制御装置(10)は、入力部(18)と演算部(16)と選択部(11)と決定調整部(12)と過負荷検知部(13)と設定部(14)とを備えている。ここで、上記過負荷検知部(13)が、本発明の検知部を構成する。
上記入力部(18)は、各室内機(22a〜22d)に係る全てのセンサの検出値、該室内コントローラ(111a〜111d)に電気的に接続された室内リモコン(図示なし)の設定温度値、室内ファン(84a〜84d)の風量値、冷房運転時には出口過熱度、及び暖房運転時には出口過冷却度が入力される。
上記演算部(16)では、冷房運転時において、室内温度センサ(85a〜85d)及び室内液管温度センサ(86a〜86d)の検出値の差と、室内ファン(84a〜84d)の風量値と、出口過熱度とに基いて空調能力(Q1)を演算する。又、暖房運転時において、室内温度センサ(85a〜85d)及び室内液管温度センサ(86a〜86d)の検出値の差と、室内ファン(84a〜84d)の風量値と、出口過冷却度とに基いて空調能力(Q1)を演算する。又、上記設定温度値と室内温度センサ(85a〜85d)の検出値との差に基いて、空調能力(Q1)の変位(ΔQ1)が演算される。そして、この空調能力(Q1)と変位(ΔQ1)とを加算して要求能力値(Q2)を求める。
この選択部(11)では、各演算部(16)から入力された要求能力値(Q2)のうち最も大きな値を選択する。尚、複数の演算部(16)から入力された各々の要求能力値(Q2)の集合が本発明の選択対象であり、この選択対象から選択される最も大きな値が本発明の選択対象の最大値である。ここで、上記選択部(11)は、上記設定部(14)から除外信号が入力されるように構成されている。この除外信号が入力されると、該除外信号に対応する要求能力値を選択対象から除外する。このように選択対象から要求能力値を除外して新たに選択対象を設定し直す行為が、本発明の選択対象の再設定である。そして、この選択部(11)では、再設定された後の選択対象の中から最も大きな要求能力値(Q2)を選択する。
上記決定調整部(12)には、冷房運転及び暖房運転において、上記選択部(11)で選択された要求能力値(Q2)の最大値と、上記選択部(11)からの室内機信号で特定された室内機(22a〜22d)に係る室内ファン(84a〜84d)の最大風量値(Gmax)と、この特定された室内機(22a〜22d)に係る室内液管温度センサ(86a〜86d)とが入力される。
上記過負荷検知部(13)には、冷房運転及び暖房運転において、上記選択部(11)からの室内機信号で特定された室内機(22a〜22d)に係る要求能力値(Q2)と、この特定された室内機(22a〜22d)に係る室内ファン(84a〜84d)の風量値(G)とが入力される。又、上記過負荷検知部(13)には、冷房運転時において、この特定された室内機(22a〜22d)に係る出口過熱度(SH)が入力され、暖房運転時において、この特定された室内機(22a〜22d)に係る出口過冷却度(SC)が入力される。
上記設定部(14)では、上記過負荷検知部(13)の検知結果に基づいて、過負荷状態の室内熱交換器(96a〜96d)を有する室内機(22a〜22d)から出力される要求能力値を上記選択部(11)に係る選択対象から除外するための除外信号を上記選択部(11)へ出力する。ここで、この設定部(14)では、この除外信号の出力を許可する許可信号が入力されなければ該除外信号が出力されないように構成されている。
空気調和装置(80)は、冷房運転と暖房運転とを実行可能である。冷房運転と暖房運転の何れにおいても、空気調和装置(80)の冷媒回路(90)は、冷媒を循環させることによって蒸気圧縮冷凍サイクルを行う。まず、冷房運転と暖房運転について説明した後に、複数の室内機(22a〜22d)の中に過負荷状態の室内機(22a〜22d)が含まれているときの制御装置(10)の動作について説明する。
空気調和装置(80)の冷房運転について説明する。冷房運転中の冷媒回路(90)では、四方切換弁(103)が第1状態(図1に実線で示す状態)に設定され、室外膨張弁(105)が全開状態に設定され、各室内膨張弁(97a〜97d)の開度が適宜調節される。また、冷房運転中の冷媒回路(90)では、室外熱交換器(104)が凝縮器として動作し、各室内熱交換器(96a〜96d)が蒸発器として動作する。
空気調和装置(80)の暖房運転について説明する。暖房運転中の冷媒回路(90)では、四方切換弁(103)が第2状態(図1に破線で示す状態)に設定され、室外膨張弁(105)及び各室内膨張弁(97a〜97d)の開度が適宜調節される。また、暖房運転中の冷媒回路(90)では、各室内熱交換器(96a〜96d)が凝縮器として動作し、室外熱交換器(104)が蒸発器として動作する。
複数の室内機(22a〜22d)の中に過負荷状態の室内機(22a〜22d)が含まれていると、その過負荷状態の室内機(22a〜22d)が常に最大の要求能力値(Q2)を行うため、この最大の要求能力値(Q2)を上記選択部(11)が常に選択する。この結果、上記決定調整部(12)が蒸発温度又は凝縮温度の目標値を変更できず、空気調和装置の省エネ性が向上しない状態に陥っている。このような過負荷状態の室内機(22a〜22d)の例として、比較的に大きな空間に設置される室内機が挙げられる。ここで、比較的に大きな空間とは、室内機(22a〜22d)の能力よりも大きな空調負荷を有する空間であり、例えば、エレベータホール等である。
本実施形態によれば、過負荷状態の室内機(22a〜22d)に係る要求能力値を上記選択部(11)の選択対象から除外することができる。これにより、複数の室内機(22a〜22d)の中に過負荷状態の室内機(22a〜22d)が含まれている場合でも、上記選択部(11)が過負荷状態の室内機(22a〜22d)と異なる別の室内機(22a〜22d)に係る要求能力値を選択することができる。これにより、上記決定調整部(12)が蒸発温度又は凝縮温度の目標値を変更できるようになり、蒸発温度の目標値が高くなった場合又は凝縮温度の目標値が低くなった場合に上記圧縮機の運転動力が低減し、空気調和装置の省エネ性を向上させることができる。
本実施形態の変形例では、本実施形態とは違い、上記設定部(14)において、過負荷状態の室内機(22a〜22d)の要求能力値を上記演算部(16)の演算値よりも小さくすることにより、上記選択部(11)の選択対象を再設定するように構成されている。この変形例では、上記入力部(18)へ入力される室内機(22a〜22d)の設定温度を変更することによって、上記室内機(22a〜22d)の要求能力値が小さな値へ変更される。尚、設定温度の変更による要求能力値の変更は例示である。例えば、室内リモコン等に要求能力値を表示して直接的に変更するようにしてもよい。
上記実施形態については、以下のような構成としてもよい。
11 選択部
12 決定調整部
13 過負荷検知部(検知部)
14 設定部
15 表示部
16 演算部
17 操作部
21 室外機
22 室内機
80 空気調和装置
90 冷媒回路
101 圧縮機
Claims (4)
- 室外機(21)と、複数の室内機(22a〜22d)と、該室外機(21)に収容された圧縮機(101)と該各室内機(22a〜22d)に収容された室内熱交換器(96a〜96d)とが接続されて冷凍サイクルを行う冷媒回路(90)とを備え、上記室内機(22a〜22d)が室内空気と上記冷媒回路(90)の冷媒とを上記室内熱交換器(96a〜96d)で熱交換して室内を空調する空気調和装置であって、
上記室内熱交換器(96a〜96d)が空調負荷を処理するために必要な能力を要求能力値として各室内機(22a〜22d)ごとに演算する演算部(16)と、
上記演算部(16)で演算した各室内機(22a〜22d)ごとの要求能力値を選択対象として設定し、前記選択対象から最大値を選択する選択部(11)と、
上記選択部(11)の最大値に基いて上記室内熱交換器(96a〜96d)に係る蒸発温度又は凝縮温度の目標値を決定し、上記室内熱交換器(96a〜96d)の蒸発温度又は凝縮温度が上記目標値に近づくように上記圧縮機(101)の運転容量を調整する決定調整部(12)と、
上記演算部(16)の演算結果に基づいて複数の室内機(22a〜22d)のうち最も要求能力値の高い状態を継続する室内機(22a〜22d)を検知する検知部(13)と、
上記検知部(13)が室内機(22a〜22d)を検知したとき、検知した室内機(22a〜22d)の要求能力値を上記選択部(11)の選択対象から除外して上記選択部(11)の選択対象を再設定する又は上記検知部(13)で検知した室内機(22a〜22d)の要求能力値を上記演算部(16)の演算値よりも小さくして上記選択部(11)の選択対象を再設定することが可能な設定部(14)と、
を備えていることを特徴とする空気調和装置。 - 請求項1において、
上記各室内機(22a〜22d)の設定温度が入力される入力部(18)を備え、
上記演算部(16)は、上記入力部(18)の設定温度に基いて上記室内熱交換器(96a〜96d)の空調負荷を演算し、該空調負荷に基いて上記要求能力値を各室内機(22a〜22d)ごとに演算するように構成され、
上記設定部(14)は、上記検知部(13)で検知した室内機(22a〜22d)の要求能力値を上記演算部(16)の演算値よりも小さくして上記選択部(11)の選択対象を再設定するように構成され、上記入力部(18)へ入力される設定温度を変更することにより、上記検知部(13)で検知した室内機(22a〜22d)の要求能力値を上記演算部(16)の演算値よりも小さくするように構成されていることを特徴とする空気調和装置。 - 請求項1又は2において、
上記検知部(13)は、上記選択部(11)の最大値に対応する室内機(22a〜22d)の室内熱交換器(96a〜96d)が最も要求能力値の高い状態を継続しているか否かを検知するように構成されていることを特徴とする空気調和装置。 - 請求項1から3の何れか1つにおいて、
上記検知部(13)の検知結果を表示する表示部(15)と、
上記設定部(14)の動作を許可又は禁止することが可能な操作部(17)とを備えていることを特徴とする空気調和装置。
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