JP6015471B2 - 燃料供給装置 - Google Patents
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Description
流路106には絞り107が設けられており、絞り107によって調量されており、カム室105に供給される燃料はカムやカムを駆動するためのカム室105内部の部品の潤滑または冷却用に用いられる。
しかしながら、低速時にも、カム室105への燃料供給は必要であり、燃料供給装置の信頼性の観点からカム室105への燃料供給量を安定させることが好ましい。
高圧ポンプは、カムシャフトと、カムシャフトの回転運動を往復運動に変換するカムと、カムによって駆動されて加圧室内の燃料を加圧するプランジャと、カムを収容するカム室とを具備する。
〔実施例1の構成〕
実施例1の燃料供給装置1の構成を、図1及び図2を用いて説明する。
燃料供給装置1は、例えば、ディーゼル機関用の蓄圧式燃料噴射システムに用いられ、燃料を加圧してコモンレール(図示せず)に供給するものである。そして、コモンレール内に蓄圧された燃料はインジェクタによりエンジンの燃焼室に噴射される。
シリンダボディ11は、プランジャ8が収容されるシリンダ孔を有し、シリンダ孔の一端部には、燃料が供給されて、プランジャ8の往復動によって内部の燃料が圧縮される加圧室13が形成されている。
調量弁26は、電磁コイル27およびスプリング28により弁体29の開閉を制御することができ、プランジャ8が下降する際には弁体29を開弁させ、加圧室13へ燃料を供給し、プランジャ8が上昇する際に弁体29を閉弁させることで、加圧室13で燃料が加圧される。弁体28の閉弁タイミングを調整することで、コモンレールへ圧送される燃料を調量することができる。
本実施例の燃料供給装置1は、低圧ポンプ3から吐出される燃料の一部をカム室12へ供給する第1流路21及び第2流路22と、第1流路21に設けられた第1絞り23と、第1流路21に設けられた圧力弁24と、第2流路22に設けられた第2絞り25とを備える。
第1流路21及び第2流路22は、カム室12へ燃料を供給するための流路であって、供給された燃料はカムやカムシャフトやカムシャフトの軸受等の潤滑または冷却に用いられる。
第2流路22は、第1流路21とは別に燃料供給流路15から分岐して設けられており、カム室12と低圧ポンプ3の下流を接続する。すなわち、第1流路21と並列に設けられている。
第2流路22には、第1絞り23よりも流路断面積の小さい第2絞り25が設けられている。
燃料供給装置1の作動を説明する。
低圧ポンプ3が駆動されることにより、燃料が燃料タンク2から燃料吸入流路14へ導入されて低圧ポンプ3の吸入側に吸い込まれる。そして、低圧ポンプ3は吸入された燃料を所定の圧力に加圧して燃料供給流路15へ吐出する。燃料供給流路15を経て加圧室13へ供給された燃料は、プランジャ8の圧送行程によって加圧される。加圧室13で加圧された燃料は、燃料供給流路16を経てコモンレールへと供給される。
フィード圧が圧力弁24の開弁圧よりも低いポンプ低速時には、圧力弁24の閉弁により第1流路21は閉鎖しており、第2流路22から第2絞り25を経て燃料がカム室12へ供給される。
ポンプの回転速度が高くなり、フィード圧が圧力弁24の開弁圧P1よりも高くなると、圧力弁24が開弁して、第2流路22に加えて第1流路21から第1絞り23を経て燃料がカム室12へ供給される。
本実施例の作用効果を図2を用いて説明する。
本実施例によれば、低速時、フィード圧が圧力弁24の開弁圧P1に達するまでは第1流路21が閉じているが、第2流路22から燃料がカム室12へ供給される。このため、低速時にも第2流路22から安定してカム室12へ燃料を供給することができる。また、第2絞り25は、流路断面積を第1絞り23よりも小さくしており、必要最小限のカム室への燃料供給量を確保できるように設定されている。このため、第2流路22からカム室12への燃料供給があっても、フィード圧の上昇を早くすることができる。すなわち、エンジン始動時にエンジン始動時必要フィード圧Psを確保することが可能となる。
そして、フィード圧の高い高速時には、第2流路22に加えて第1流路21からカム室12へ燃料が供給され、高速時に必要なカム室12への燃料供給量を確保できる。
実施例2の構成を、実施例1とは異なる点を中心に図3〜5を用いて説明する。
なお、実施例1と同じ符号は、同一の構成を示すものであって、先行する説明を参照する。
本実施例では、圧力弁24は、燃料の圧力に応じて開閉するとともに流路断面積が変化する圧力調整弁28である。
弁ボディ30は、弁体29が往復動するガイド孔30aと、ガイド孔30aに開口して弁体29がフィード圧を受ける流入口30bと、ガイド孔30aに開口して開弁時に燃料が流出する流出口30cとを有する。流出口30cガイド孔30aの周壁に開口しており、弁体29が開弁方向に移動するに従って開口面積が大きくなる。すなわち、圧力調整弁28では、開弁後にカム室12への燃料供給量が徐々に増加する。
すなわち、本実施例によれば、実施例1と同様の作用効果に加えて、圧力弁24の開弁に伴うフィード圧の急激な変化を回避できるという作用効果を奏する。
実施例3の構成を、実施例1とは異なる点を中心に図6及び図7を用いて説明する。
なお、実施例1と同じ符号は、同一の構成を示すものであって、先行する説明を参照する。
本実施例の燃料供給装置1は、低圧ポンプ3から吐出される燃料の一部を、内燃機関の排気通路中に添加する燃料添加弁35に供給する添加流路36を備える。
燃料添加弁35は、排気通路において排気を浄化する触媒の活性維持のために、触媒の上流に燃料を添加するものである。
燃料添加弁35はアイドル運転時に高い圧力で燃料を噴射することが求められるため、アイドル運転領域に所定値以上のフィード圧を確保する必要がある。このフィード圧をアイドル域必要フィード圧Paと呼ぶ。
第1流路21及び第2流路22は、加圧室13の上流側とカム室12を接続してもよいし、加圧室13の下流側とカム室12を接続してもよい。例えば、第1流路21及び第2流路22が共にカム室12と加圧室13の下流を接続するように設けてもよい。また、実施例1において、第2流路22のみを加圧室13の下流側とカム室12を接続するように設けてもよい。
Claims (3)
- 燃料タンク(2)から燃料を汲み上げる低圧ポンプ(3)と、
この低圧ポンプ(3)から燃料が供給される加圧室(13)を有し、前記加圧室(13)の燃料を加圧して、燃料を内燃機関に供給する高圧ポンプ(4)とを備え、
前記高圧ポンプ(4)は、カムシャフトと、前記カムシャフトの回転運動を往復運動に変換するカムと、前記カムによって駆動されて前記加圧室(13)内の燃料を加圧するプランジャ(8)と、前記カムを収容するカム室(12)とを具備する燃料供給装置であって、
前記低圧ポンプ(3)から吐出される燃料の一部を前記カム室(12)へ供給する第1流路(21)と、
前記第1流路(21)と並列に設けられ、前記低圧ポンプ(3)から吐出される燃料の一部を前記カム室(12)へ供給する第2流路(22)と、
前記第1流路(21)に設けられた第1絞り(23)と、
前記第1流路(21)に設けられ、燃料の圧力に応じて開閉する圧力弁(24)と、
前記第2流路(22)に設けられ、前記第1絞り(23)よりも流路断面積の小さい第2絞り(25)とを備え、
前記圧力弁(24)の開閉と、前記第1絞り(23)及び前記第2絞り(25)のそれぞれの流路断面積との関係について、
エンジン始動時には、前記圧力弁(24)の閉弁によりエンジン始動に必要な前記加圧室(13)への供給圧力を確保することができるように、前記第2絞り(25)の流路断面積を設定するとともに、
アイドル運転領域を超える運転状態時には、前記圧力弁(24)の開弁により前記カム室(12)への燃料供給量を所定量以上に確保することができるように、前記第1絞り(23)の流路断面積を設定していることを特徴とする燃料供給装置。 - 請求項1に記載の燃料供給装置において、
前記圧力弁(24)は、燃料の圧力に応じて開閉するとともに流路断面積が変化する圧
力調整弁(28)であることを特徴とする燃料供給装置。 - 請求項1または2に記載の燃料供給装置において、
前記低圧ポンプ(3)から吐出される燃料の一部を、前記内燃機関の排気通路中に添加する燃料添加弁(35)に供給する添加流路(36)を備えることを特徴とする燃料供給装置。
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