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JP6014989B2 - モータ駆動制御装置及び方法 - Google Patents

モータ駆動制御装置及び方法 Download PDF

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JP6014989B2
JP6014989B2 JP2011237171A JP2011237171A JP6014989B2 JP 6014989 B2 JP6014989 B2 JP 6014989B2 JP 2011237171 A JP2011237171 A JP 2011237171A JP 2011237171 A JP2011237171 A JP 2011237171A JP 6014989 B2 JP6014989 B2 JP 6014989B2
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Description

本発明は、モータの回転子の位相を検出する位相検出装置又は角度検出装置又は位置検出装置、及びそれを利用してモータを回転駆動するモータ駆動制御装置及び方法に関する。
モータを回転位置制御する場合、回転子の回転角度を検出する必要がある。一般に回転軸にロータリーエンコーダを接続して、回転角度に応じて変化する1/4周期の位相差をもつ2相パルス信号を出力し、そのエッジ検出と2相のハイ/ロー状態から相対的な回転角度を検出することができる。
光学式エンコーダは、外周部に光学窓となるスリットを等間隔に設けた円盤と、円盤のスリットピッチの1/4間隔で配置された2個のフォトインタラプタにより構成され、前記2つのフォトインタラプタの出力信号を2値化することにより、2相パルス信号を得ることができる。
また、特許文献1に記載のモータ駆動制御装置においては、光学式エンコーダを用いることなくモータの多くの位相(位置)情報を得て、モータを駆動している。すなわち、このインバータ装置はブラシレスモータの回転子が電気角60°に相当する回転変化が起こるたびにホールセンサエッジを出力し、そのエッジ間隔の時間を計測しその時間の1/32に相当する周期パルス信号を発生させている。つまり、60°を32等分した位相情報を得ていることになる。
また、特許文献2に記載のモータ駆動制御装置においてはアブソリュート方式のロータリーエンコーダを用いることなくモータの多くの位相(位置)情報を得て、モータを駆動している。すなわち、前述の電気角60°間隔におけるホールセンサ信号とホールセンサ信号よりも小さい角度変動でパルスを発生するFG信号又は光学式エンコーダを用い各々の計数処理により、より細かな位相情報を得てモータを駆動させている。
さらに、特許文献3に記載の回転角度検出装置においては、8つの磁気センサの信号を直線性の高い角度領域である電気角45度ずつに配置しそれぞれの信号を順次取り出して角度検出に利用した回転角度(位相)検出を実現している。
しかしながら、特許文献1に記載のモータ駆動制御装置においては、ホールセンサエッジ間隔において回転子の回転速度が変化すると回転子の回転位置変化の推定値と実際の回転変化とに誤差が生じ、正確な位相情報を得ることができない。
また、特許文献2に記載のモータ駆動制御装置では、ホールセンサエッジ間隔よりも細かな間隔のFG信号を用いるためホールセンサエッジ間隔における回転速度変化にはある程度対応できるが、その構成を実現するためにセンサ信号、FG信号それぞれの計数処理装置やシステムクロック生成手段、FG信号発電機又はインクリメント方式の光学式エンコーダ、FG信号増幅器など装置規模の増大を招き駆動装置のコスト増が懸念される。
さらに、特許文献3に記載の角度検出装置では、8つの磁気センサを必要としており、小型モータの場合にはセンサ配置スペース、コスト増が懸念事項として挙げられる。
本発明の目的は以上の問題点を解決し、ロータリーエンコーダやFG信号発生器を用いることなく、安価で装置規模が小さく小型化可能であり、センサ信号変化間隔よりも多くの位相情報を有するモータ駆動制御装置及び方法を提供することにある。
第1の発明に係るモータ駆動制御装置は、複数相のコイルを有するモータの回転子の回転位置に応じた信号レベルを有する複数のセンサ信号に基づいて位相情報信号を発生してモータを駆動制御するモータ駆動制御装置において、
前記複数のセンサ信号を所定の複数のしきい値レベルと比較して位相を検出し、当該検出した位相を示す第1の位相情報信号を出力する第1の位相検出手段と、
前記複数のセンサ信号又はそれに対応する信号どうしを比較して位相を検出し、当該検出した位相を示す第2の位相情報信号を出力する第2位相検出手段と、
前記第1の位相情報信号及び前記第2の位相情報信号に含まれる検出された位相、又は前記第2の位相情報信号に含まれる検出された位相を所定の複数の位相区間に分ける位相分割手段と、
前記所定の複数の位相区間において前記複数のセンサ信号又はそれに対応する複数の信号の中から一つを選択する信号選択手段と、
前記分割された複数の位相区間において前記センサ信号選択手段により選択された前記センサ信号又はそれに対応する信号の信号レベルが前記回転子の所定の位相に応じた所定のしきい値レベルに到達したことを検出することにより、当該検出した位相を示す位相情報信号を出力する第3の位相検出手段とを備えたことを特徴とする。
また、第2の発明に係るモータ駆動制御方法は、複数相のコイルを有するモータの回転子の回転位置に応じた信号レベルを有する複数のセンサ信号に基づいて位相情報信号を発生してモータを駆動制御するモータ駆動制御方法において、
前記複数のセンサ信号を所定の複数のしきい値レベルと比較して位相を検出し、当該検出した位相を示す第1の位相情報信号を出力するステップと、
前記複数のセンサ信号又はそれに対応する信号どうしを比較して位相を検出し、当該検出した位相を示す第2の位相情報信号を出力するステップと、
前記第1の位相情報信号及び前記第2の位相情報信号に含まれる検出された位相、又は前記第2の位相情報信号に含まれる検出された位相を所定の複数の位相区間に分けるステップと、
前記所定の複数の位相区間において前記複数のセンサ信号又はそれに対応する複数の信号の中から一つを選択するステップと、
前記分割された複数の位相区間において前記選択された前記センサ信号又はそれに対応する信号の信号レベルが前記回転子の所定の位相に応じた所定のしきい値レベルに到達したことを検出することにより、当該検出した位相を示す位相情報信号を出力するステップとを含むことを特徴とする。
従って、本発明によれば、モータの回転子付近に配置された複数の磁気センサから概略ある程度正確な回転位相を第1、第2及び第3位相検出手段により検出することができる。そして、例えば検出した位相情報はモータコントローラへ位相・位置情報として1相以上のデジタル信号として出力することでモータを駆動制御できる。さらに、モータ駆動制御装置を集積化することで高価なロータリー光学エンコーダを用いることなく、安価で装置規模が小さく小型化可能な磁気センサ変化間隔よりも細かな位相検出手段を有するモータ駆動制御装置が実現可能となる。
本発明の実施形態1に係るモータ駆動制御装置の構成を示すブロック図である。 図1のモータ駆動制御装置の動作状態を示す各信号のタイミングチャートである。 本発明の実施形態2に係るモータ駆動制御装置の構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態2の変形例に係るモータ駆動制御装置の構成を示すブロック図である。 図3a及び図3bのモータ駆動制御装置の動作状態を示す各信号のタイミングチャートである。 図1、図3a及び図3bの第3の位相検出回路30の実施例1に係る位相検出回路30−1の構成を示す回路図である。 図1、図3a及び図3bの第3の位相検出回路30の実施例2に係る位相検出回路30−2の構成を示す回路図である。 図1、図3a及び図3bの第3の位相検出回路30の動作を示す各信号のタイミングチャートである。 本発明の実施形態3に係るモータ駆動制御装置の構成を示すブロック図である。 図7のモータ駆動部70の構成を示す回路図である。 図8のモータ駆動部70の動作を示す各信号のタイミングチャートである。る。 本発明の実施形態4に係るモータ駆動制御装置の構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態5に係るモータ駆動制御装置の構成を示すブロック図である。 図11のモータ駆動制御装置において分割位相区間内における動作を示す各信号のタイミングチャートである。 本発明の実施形態6に係るモータ駆動制御装置の構成を示すブロック図である。 図1の第1の位相検出回路10への入力信号に対する比較結果信号を示す表である。 図1の第2の位相検出回路120への入力信号に対する比較結果信号を示す表である。 図1の信号選択回路21の第1の信号選択条件を示す表である。 図1の信号選択回路21からの選択信号Xの電気角と振幅割合との関係を示す表である。 図3a及び図3bの第1の位相検出回路10への入力信号に対する比較結果信号を示す表である。 図3a及び図3bの信号選択回路21の第2の信号選択条件を示す表である。
以下、本発明に係る実施形態について図面を参照して説明する。なお、以下の各実施形態において、同様の構成要素については同一の符号を付している。
実施形態1.
図1は本発明の実施形態1に係るモータ駆動制御装置の構成を示すブロック図である。図1において、本実施形態に係るモータ駆動制御装置は、モータM1の回転子の周囲にその回転角の検出のために設けられた磁気センサ(以下、センサという。)S1〜S3(U相,V相,W相)からの各差動センサ信号(U1,U1−;V1,V1−;W1,W1−)がセンサIC内の信号増幅回路50により増幅されたセンサ信号U1,V1,W1に基づいて、モータM1の位相情報を検出して出力する装置であり、第1の位相検出回路10と、第2の位相検出回路120と、位相分割回路20と、信号選択回路21と、第3の位相検出回路30と、合成回路40とを備えて構成される。
図1において、センサS1〜S3(U相,V相,W相)からの各差動センサ信号(U1,U1−;V1,V1−;W1,W1−)はそれぞれ、3個の増幅器51,52,53を備えて構成される信号増幅回路50により増幅されかつシングルエンド信号に変換された後、第1の位相検出回路10、第2の位相検出回路120及び信号選択回路21に入力される。図14は図1の第1の位相検出回路10への入力信号に対する比較結果信号を示す表である。第1の位相検出回路10は3個の比較器11,12,13を備えて構成され、各比較器11,12,13はそれぞれ図14に示すように、入力される各差動センサ信号の振幅を所定の基準レベルRefと比較して、ハイ(Hi)レベル又はロー(Low)レベルを有する比較結果信号U2,V2,W2を発生して合成回路40に出力する。ここで、第1の位相検出回路10からの比較結果信号U2,V2,W2は、所定の位相を有する第1の位相情報信号phAとなる。
また、第2の位相検出回路120は3個の比較器121,122,123とを備えて構成され、各比較器121,122,123はそれぞれ図15に従って、2値の比較結果信号U3,V3,W3を発生して位相分割回路20及び合成回路40に出力する。ここで、第2位相検出回路120からの比較結果信号U3,V3,W3はそれぞれ所定の位相を有する第2位相情報信号phBとなる。
また、位相分割回路20は、前記比較結果信号U3,V3,W3に基づいて、所定の位相区間を持った区間に分割された信号選択信号を発生して信号選択回路21に出力する。ここで、信号選択回路21には、前述のセンサ信号U1,V1,W1も入力されており、位相分割回路20からの信号選択信号に基づき、以下に詳述するように適切な信号を選択して選択信号Xとして第3の位相検出回路30に出力する。
さらに、第3の位相検出回路30は、主として、複数N−1個の電圧源32−1〜32−(N−1)と、複数N個の位相検出器31−1〜31−Nを備えて構成され、選択信号Xを、複数N−1個の電圧源32−1〜32−(N−1)により生成された複数のしきい値レベルと比較することで、モータM1が所定の角度を回転したことを知り得る第3の位相情報信号phCとして合成回路40に出力する。次いで、合成回路40は、当該位相情報信号phCと、上述の第1の位相情報信号phAとを合成して、合成後の第2の位相情報信号phBを出力する。前述の所定のしきい値レベルとは、回転角度センサS1,S2,S3の信号振幅に応じたレベルを指し、予め設定されているものとする。
図2は図1のモータ駆動制御装置の動作状態を示す各信号のタイミングチャートである。図2において、センサS1,S2,S3からの差動センサ信号の非反転信号U1,V1,W1を正弦波(これに代えて、正弦波に実質的に同一な、準じた波形であってもよい。)で表しており、センサS1〜S3を電気角120°間隔で配置されており、差動センサ信号の反転信号U1−,V1−,W1−はそれぞれの正弦波の逆相をなすように構成されている。
第1の位相検出回路10を用いれば、差動センサ信号(U1,U1−;V1,V1−;W1,W1−)のそれぞれ振幅中心レベル(コモンレベル)と比較した結果として比較結果信号U2,V2,W2を得る。また、第2の位相検出回路120を用いれば、比較結果信号U3,V3,W3は図15に示すように、センサ信号U1,V1,W1のそれぞれの比較結果として得る。
さらに、位相分割回路20は、比較結果信号U3,V3,W3信号のそれぞれの切り換わりエッジとエッジの区間において位相分割を行っており、その所定位相分割区間において、例えば図2では、図16に従って選択信号Xを選択的に切り換えて得る。図2から明らかなように、各選択信号Xを図2の下段の太線で示す。各選択信号Xは正弦波位相−30°〜30°又は150°〜210°の直線性の高い60°区間に分割される。すなわち分割された位相区間は電気角60°に相当する。さらに、図2中の選択信号Xに水平線が示されているが、これは前述の所定のしきい値レベルであり、選択信号Xが所定のしきい値レベルに達した際にパルスエッジを出力するようにしている。例えば、選択信号Xの電気角−30°から30°の間を7.5°毎に8分割にする場合、振幅と電気角の関係は図17の通りとなる。ただし、選択されたセンサ信号のコモンレベルを0とし、電気角90°の振幅を1としている。図17に従って、選択信号Xの正弦波振幅に対しての各割合で所定のしきい値レベルを決定する。なお、電気角−30°、30°は第2の位相情報信号phBが使用可能であるし、電気角0°は第1の位相情報信号phAが使用可能であるため必ずしも第3の位相比較回路30の所定のしきい値レベルとして必要ではない。
図5aは図1、図3a及び図3bの第3の位相検出回路30の実施例1に係る位相検出回路30−1の構成を示す回路図である。図5aにおいて、位相検出回路30−1は、3つの電圧源43,44,45と、互いに直列に接続された複数2N個の抵抗47−N〜47−1,48−1〜48−Nと、複数2N個の比較器41−N〜41−1,42−1〜42−Nとを備えて構成され、選択信号Xの信号振幅を複数のしきい値レベルと比較して位相検出信号phC(ph(N)−〜ph(1)−,ph(1)+〜ph(N)+)を発生して出力する。図5aにおいて、電圧源44の電圧VR1レベルは正弦波の振幅中心(コモン)レベルであり、電圧源45,43の電圧VR2レベル、電圧VR0レベルはそれぞれ正弦波振幅上限及び下限レベルに対応したレベルとなっている。電圧VR1レベルを中心に電気角に応じた振幅割合間隔で分圧されたレベルと選択信号Xが比較される。選択信号Xが単調増加、又は単調減少することで、順番に位相検出信号phCが切り換わって出力される。
次いで、合成回路40は、第1の位相情報信号phAと、第2の位相情報信号phBと、第3の位相情報信号phCとを合成して、少なくとも1つのデジタル信号を生成してモータ制御信号として出力する。
以上説明したように、本実施形態によれば、選択信号Xを電気角に応じた振幅レベルに達するたびに出力される信号を用いることにより、第1の位相情報信号phAで得られる位相情報信号数以上の位相データを得ることが可能となる。図17では電気角7.5°毎の位相情報を得る手段を示しており、一例である。その他の例としては、電気角6°毎の振幅割合に区切れば位相情報は6°毎の倍の位相情報を得ることになるし、3°毎に区切れば7.5°毎の2.5倍の位相情報を得ることが可能である。
図2において、選択信号Xは各センサ信号の正弦波の−30度から30度の区間又は150度から210度区間となっており位相区間が切り換わり選択されたセンサ信号が変化しても連続した信号となっており、図5aで示される第3の位相検出回路30からの比較結果信号である第3の位相情報信号phCは隣り合う信号が順番に切り換わるため、最終的な合成信号はグレイコードとなすことが可能となっている。
実施形態2.
図3aは本発明の実施形態2に係るモータ駆動制御装置の構成を示すブロック図である。実施形態2に係るモータ駆動制御装置は、実施形態1に係るモータ駆動制御装置に比較して、信号増幅回路50を設けないことを特徴としている。すなわち、センサ信号がシングルエンド信号ではなく差動信号のままであり、センサS1,S2,S3(U相,V相,W相)からの差動センサ信号(U1,U1−;V1,V1−;W1,W1−)がそのまま出力されて第1の位相検出回路10、第2の位相検出回路120及び信号選択回路21に入力されている。ここで、第1の位相検出回路10において、比較器11にはセンサ信号U1,U1−が入力され、比較器12にはセンサ信号V1,V1−が入力され、比較器13にはセンサ信号W1,W1−が入力されてそれぞれ位相検出される。また、第2の位相検出回路120においては、各センサ信号どうしの比較結果であるため、必ずしも差動信号を入力する必要はなく、各差動センサ信号の片側信号のみを入力してもよい。
図3bは本発明の実施形態2の変形例に係るモータ駆動制御装置の構成を示すブロック図である。実施形態2の変形例に係るモータ駆動制御装置は、実施形態2に係るモータ駆動制御装置に比較して、センサS1,S2,S3の出力端において、入出力信号がともに差動信号である増幅器51a,52a,53aを備えた信号増幅回路50aを備えたことを特徴としている。すなわち、センサS1,S2,S3(U相,V相,W相)からの各差動センサ信号(U1,U1−;V1,V1−;W1,W1−)一旦信号増幅回路50aにより増幅した差動センサ信号(U1,U1−,V1,V1−,W1,W1−)を第1の位相検出回路10、第2の位相検出回路120及び信号選択回路21に入力している。実施形態2とその変形例でどちらも作用効果は変わらないが、信号増幅回路50aはセンサ信号を均一化する点で使い勝手がよい。
ここで、信号増幅回路50aの役割について以下説明する。センサS1,S2,S3(U相、V相、W相)からの差動センサ信号はコモンレベルや振幅レベルが均一ではないことが多い。また、その振幅レベルは電気的に非常に小さいレベルであることも多い。それらのレベルが均一で振幅が大きければ大きいほど第3の位相検出回路30から所定の回転角を狙った出力信号が実際の回転子の回転角に近い値を示すことになる。つまり、センサS1,S2,S3からの差動センサ信号が均一でなかった場合において、信号増幅回路50aにおいてコモンレベルの調整、振幅レベルの調整及び増幅することが目的である。
従って、使い勝手のよい図3bの実施形態2の変形例の動作について主として以下に説明する。前述したように、増幅した差動センサ信号(U1,U1−,V1,V1−,W1,W1−)が第1の位相検出回路10、第2の位相検出回路120及び信号選択回路21に入力されており、第1の位相検出回路10は例えば図18に示すように、入力条件によって、ハイレベル又はローレベルを有する比較結果信号U2,V2,W2を出力する。ここで、第1の位相検出回路10からの比較結果信号U2,V2,W2はそれぞれ所定の位相を有する第1の位相情報信号phAとなり、合成回路40に出力される。また、第2位相検出回路120は、入力されたセンサ信号U1,V1,W1に基づいて、例えば前述の図15に従って、2値の比較結果信号U3,V3,W3として出力する。第2位相検出器からの比較結果信号U3,V3,W3はそれぞれ所定の位相を有する第2の位相情報信号phBとなる。
また、比較結果信号U2,V2,W2と比較結果信号U3,V3,W3は位相分割回路20にも入力され、位相分割回路20は、前記各入力信号に基づいて所定の位相区間を有する区間に分割して得られた結果の信号を信号選択回路21に出力する。信号選択回路21には、前述した差動センサ信号U1,U1−,V1,V1−,W1,W1−も入力されており、位相分割回路20からの出力信号に基づき、詳細後述するように所定の適切な信号が選択される。次いで、信号選択回路21からの選択信号Xは、第3の位相検出回路30に入力され、第3の位相検出回路30は、選択信号Xが所定のしきい値レベルに到達することでモータが所定の角度を回転したことを知り得る位相情報として出力される複数の位相検出信号を第3の位相情報信号phCとして合成回路40に出力する。そして、合成回路40は、第1の位相情報信号phAと、第2の位相情報信号phBと、第3の位相情報信号phCとを合成して、第1の位相情報信号phAよりも多くの位相情報を有する合成位相情報信号Phsynを得て、モータ駆動制御信号として用いる。ここで、前述の所定のしきい値レベルとは、回転角度センサS1,S2,S3の信号振幅に応じたレベルを指し、予め設定されているものとする。
図4は図3a及び図3bのモータ駆動制御装置の動作状態を示す各信号のタイミングチャートである。ここで、差動センサ信号(U1,U1−;V1,V1−;W1,W1−)は、モータM1の回転子の回りを電気角120°間隔で配置されたセンサS1,S2,S3からの信号であり、当該回転子の磁束密度に応じた正弦波をそれぞれの位相は120°のずれを有して出力されているとしている。ここで、第1の位相検出回路10において、
(1)センサ信号U1とセンサ信号U1−との比較結果として比較結果信号U2を得て、
(2)センサ信号V1とセンサ信号V1−との比較結果として比較結果信号V2を得て、
(3)センサ信号W1とセンサ信号W1−との比較結果として比較結果信号W2を得ている。さらに、第2の位相検出回路120において、センサ信号U1,V1,W1に基づいて図15のように比較することにより、比較結果信号U3,V3,W3を得ている。なお、第2の位相検出回路120において、センサ信号U1−,V1−,W1−に基づいて同様に比較しても同様の比較結果信号U3,V3,W3を得ることができる。ここで、第2の位相検出回路120は、比較結果信号U2,V2,W2及び比較結果信号U3,V3,W3のそれぞれの切り換わりエッジとエッジの区間において位相分割を行っており、その所定位相分割区間において、例えば図4では、図19の入力条件に従って選択信号Xを選択的に切り換えて発生している。従って、分割位相は電気角において30度で分割区間境界において連続した選択信号Xを得ることができる。正弦波において、150度から180度、0度から30度の区間は非常に直線性が高く第3位相検出回路30において、位相レベルを検出するのに非常に有利となる。
図5bは図1、図3a及び図3bの第3の位相検出回路30の実施例2に係る位相検出回路30−2の構成を示す回路図である。実施例2に係る位相検出回路30−2は、実施例1に係る図3aの位相検出回路30−1に比較して、電圧源44及び比較器42−1よりも下側の回路を削除したことを特徴とする。当該実施例2によれば、図3bに図示したように、第2の位相検出回路30−2における所定のしきい値レベル数が半分となっても、実施例1に係る位相検出回路30−1と同様の作用効果が得られ、モータ駆動制御装置の装置規模が縮小できる。
次いで、第3の位相検出回路30からの位相情報信号phCと、第1の位相検出回路10及び第2の位相検出回路120からの各位相情報信号PhA,phBとを合成して2相のデジタル信号を出力する合成回路40の一例について以下に説明する。
図6は図1、図3a及び図3bの第3の位相検出回路30の動作を示す各信号のタイミングチャートである。図6では、図4の選択信号Xと、電気角30°区間を5等分するようにLV(1)〜LV(4)の所定のしきい値レベルを有する第3の位相検出回路30からの第3の位相情報信号phCを位相情報信号ph(1)〜ph(4)とした場合を示している。合成回路40は、2種類の出力デジタル信号OUT1,OUT2を出力する。ここで、合成回路40は、位相情報信号ph(1),ph(3),比較結果信号U3,V3,W3を合成してその合成信号を出力デジタル信号OUT1として出力し、位相情報信号ph(2),ph(4),比較結果信号U2,V2,W2を合成してその合成信号を出力デジタル信号OUT2として出力する。これにより、光学エンコーダを備えなくとも周期1/4位相差を有するエンコーダ信号を簡単に得ることが可能となる。
実施形態3.
図7は本発明の実施形態3に係るモータ駆動制御装置の構成を示すブロック図である。実施形態3に係るモータ駆動制御装置は、図7に示すように、図3bの実施形態2の変形例に係るモータ駆動制御装置に比較して、(1)モータM1の回転子を回転駆動させるために駆動電流を複数のモータコイルに選択的に流すためのモータ駆動部70と、(2)第2の位相情報信号phBに基づいてPWM信号を発生してモータ駆動部70に出力するモータコントローラ60を備えたことを特徴としている。それ以外の構成は実施形態2の変形例と同様であり、その説明を省略する。
図8は図7のモータ駆動部70の構成を示す回路図である。図8において、モータ駆動部70は、プリドライバ80と、ドライバ90とを備えて構成される。例えばブラシレスDCモータであるモータM1を駆動するための3相コイルを、U相、V相、W相とし、それぞれのコイルはモータM1内でY結線されている。ここで、メインドライバ90は、それぞれのコイルの他端には電源側に接続されたハイサイドスイッチ素子91,93,95と、接地側に接続されたローサイドスイッチ92,94,96とを備えて構成される。さらに、各相のスイッチ素子91〜96を駆動するためのスイッチ制御信号UH,UL,VH,VL,WH,WLが前段のプリドライバ80より出力される。プリドライバ80は、駆動相コントローラ81と3個の駆動増幅器82,83,84とを備えて構成される。前記スイッチ制御信号UH,UL,VH,VL,WH,WLは対をなしており、駆動相コントローラ81は、PWMデューティサイクルで同期整流動作する相、ローサイドのみオンする相、ハイ/ロー共にオフする相のいずれかの状態に振り分けるために設けられ、モータコントローラ60によって決定されたデューティサイクルのPWM信号に従って、同期整流相を駆動する。ここで、前述の各相を各状態、すなわちPWM同期整流駆動、ローサイドオン、両サイドオフの状態に振り分けるためにモータM1の回転子付近に配置された位置情報取得のための磁気センサS1〜S3からのセンサ信号に基づいて生成された位相情報信号U2,V2,W2の信号論理によって定めることによってモータM1を回転駆動している。
図9は図8のモータ駆動部70の動作を示す各信号のタイミングチャートである。図9では、各相のセンサ信号の信号論理における各状態切り換え例を示しており、ブラシレスDCモータを駆動する方法として一般的な駆動方法である。
モータコントローラ60は回転しているモータM1のできるだけ正確な位相・位置情報に基づいて、前述のPWM信号の然るべきデューティサイクルを制御し、PWM信号をモータ駆動部70に出力する。なお、モータコントローラ60を設けず、PWM信号の代わりに駆動制御電圧をモータ駆動部70に入力し、モータ駆動部70内においては入力された駆動制御電圧を一定のフレーム周期を有する三角波によって比較してPWM信号を生成するようにしてもよい。
図7におけるモータ駆動制御装置において、特徴的なことは、ブラシレスモータ駆動に必要な相切り換え用のセンサS1,S2,S3を、実施形態1、2で説明した複数の位相情報を持つセンサと共通で使用していることにある。さらに、第1の位相検出回路10をも共通化していることにある。つまり、従来あるセンサ信号を利用しているため多数の位相情報を得るために追加センサなしに実現することができる。
実施形態4.
図10は本発明の実施形態4に係るモータ駆動制御装置の構成を示すブロック図である。実施形態4に係るモータ駆動制御装置は、図10に示すように、図3bの実施形態2の変形例に係るモータ駆動制御装置と比較して、振幅検出回路100を備えたことを特徴とする。それ以外の構成は実施形態2の変形例と同様であり、その説明を省略する。振幅検出回路100は、例えば各センサS1,S2,S3毎に設けたサンプルホールド回路101,102,103と、増幅率演算回路104とを備えて構成され、検出された振幅により所定の振幅となるようにセンサ信号の増幅率を演算し信号増幅回路50にフォードバックする。
前述したように、各々のセンサ信号はコモンレベルや振幅レベルが均一でないことが多く、本実施形態は、そのコモンレベルと振幅レベルを調整する手段を具備したモータ駆動制御装置であり、その調整例を以下に記載する。
振幅検出回路100は、例えばピークホールド回路101〜103を用いて各センサ信号の振幅のピーク値を検出し、もしくは所定の電気角(例えばセンサクロス点など)における振幅をサンプルホールドしその値からピーク値を換算するピークレベル換算手段を用いてピークレベルを推定する。次いで、増幅率演算回路104は、検出された信号振幅のピークレベル又はピークレベル推定値が所定の振幅レベルとなるように演算し、あるいはアップダウンカウンタを用いて増幅手段にフィードバックし振幅レベル調整することで各々のセンサS1〜S3が所定の振幅レベルを出力することが可能となり、より回転子の実際の回転角に近い位相情報を得ることが可能となる。
実施形態5.
図11は本発明の実施形態5に係るモータ駆動制御装置の構成を示すブロック図である。実施形態5に係るモータ駆動制御装置は、図11に示すように、図3bの実施形態2の変形例に係るモータ駆動制御装置に比較して、振幅検出回路110を備え、それにより検出された信号レベルを第2の位相検出回路30の電圧源32−1〜32−(N−1)の基準しきい値レベルを変更することを特徴としている。それ以外の構成は実施形態2の変形例と同様であり、その説明を省略する。振幅検出回路110は、サンプルホールド回路111,112,113と、基準電圧調整回路114とを備えて構成される。ここで、各々のセンサS1,S2,S3の振幅レベルが異なることを第2の位相検出回路30への選択信号X毎に当該基準しきい値レベルを変更することは該当センサ振幅レベルを調整することと等価であり、本実施形態においてもより回転子の実際の回転角に近い位相情報を得ることが可能となる。なお、以上の実施形態5において、振幅検出回路110と第2の位相検出回路30とを1つの回路で構成してもよい。
図12は図11のモータ駆動制御装置において分割位相区間内における動作を示す各信号のタイミングチャートである。図12を参照して、前記実施形態4,5で示されている振幅レベル検出タイミングの一例について、図2の一部を用いて以下説明する。
図12で示されている分割位相区間では、センサ信号W1が選択信号Xとして第3の位相検出回路30において位相検出されている状態である。センサ信号U1,V1,W1はそれぞれ120度の位相差を持っていることから、センサ信号V1とW1のクロス点において理想的にセンサ信号U1は正弦波振幅ピークに達しているため、センサ信号U1の信号レベルを前述のクロス点においてサンプリングすることで、センサ信号U1の振幅が検出される。以下、センサ信号V1,W1においても同様に振幅検出が可能である。ここで、分割位相切り換わり点で選択信号Xは、センサ信号W1からセンサ信号U1に切り換わっているため、センサ信号U1の信号振幅を検出し演算して、センサ信号U1に係る増幅器51aの増幅率調整を即座に実施しても、第1、2及び3の位相検出回路10,120,30において、誤差や誤動作が起きる心配はない。そのため、各分割位相区間において第3の位相検出を実行しながら、位相検出を実施していない信号の振幅検出から信号増幅調整を同時に実施し、リアルタイムに常時信号の補正を実施することが可能となる。
実施形態6.
図13は本発明の実施形態6に係るモータ駆動制御装置の構成を示すブロック図である。実施形態6に係るモータ駆動制御装置は、図7の実施形態3に係るモータ駆動制御装置において、モータM1、センサS1〜S3、モータコントローラ60を除いた回路を半導体集積回路(以下、半導体LSIという。)130として集積したことを特徴としている。モータ駆動部70は一般に元々半導体集積回路にて集積されており、そこに複数の位相検出回路10,120,30及び信号増幅回路50aをオンチップすることで、従来装置からの規模増大はほぼなく、且つ、光学エンコーダがなくなる分装置の小型化が可能となる。
なお、半導体LSI(半導体装置)として集積する例としては、図13の装置に限られず、例えば複数位相検出回路10,120,30のみを集積してもよいし、図13の構成に加えてモータコントローラ60も集積してもよい。駆動相コイルを駆動する図8で示されるモータ駆動部70は発熱源となるため場合によってはモータ駆動部70のみ集積回路から切り離してもよい。さらに、実施形態4〜5で示されている振幅検出回路100,112や第3の位相検出回路30を同時に集積化してもよい。
上述してセンサS1〜S3は、モータM1の回転子(ロータ)を検出する磁気センサであり、一般的にホール素子が使用される。また、回転子が回転することで発生する磁束密度は正弦波である場合が多く、すなわち、磁気センサからの信号も正弦波である場合が多い。ただし、回転子が回転する際に発生し固定されている磁気センサにて受ける磁束密度が必ずしも綺麗な正弦波ではなく歪んだ正弦波である場合がある。また、センシングする磁束密度が磁気センサの許容値を超えるために起こる磁気飽和により、磁気センサ出力が飽和し台形波に近い出力となる場合もある。しかしながら、電気角−60°〜60°区間において正弦波又はそれに近い波形の信号であれば、本発明においては正確な複数の位相検出が可能である。
以上の実施形態において、前記センサ信号は、モータ電流駆動装置の複数相のコイルの転流電流切り換え用センサからのセンサ信号と兼用してもよい。
以上詳述したように、本発明によれば、モータの回転子付近に配置された複数の磁気センサから概略ある程度正確な回転位相を第1、第2及び第3位相検出手段により検出することができる。そして、例えば検出した位相情報はモータコントローラへ位相・位置情報として1相以上のデジタル信号として出力することでモータを駆動制御できる。さらに、モータ駆動制御装置を集積化することで高価なロータリー光学エンコーダを用いることなく、安価で装置規模が小さく小型化可能な磁気センサ変化間隔よりも細かな位相検出手段を有するモータ駆動制御装置が実現可能となる。
10…第1の位相検出回路、
11,12,13…位相検出器、
20…位相分割回路、
21…信号選択回路、
30…第3の位相検出回路、
31−1〜31−N…位相検出器、
32−1〜32−(N−1)…電圧源、
40…信号合成回路、
41−1〜41−N,42〜42−N…比較器、
43,44,45…電圧源、
47−1〜47−N,48−1〜48−N…抵抗、
50,50a…信号増幅回路、
51,52,53,51a,52a,53a…増幅器、
60…モータコントローラ、
70…モータ駆動部、
80…プリドライバ、
81…駆動相コントローラ、
82,83,84…駆動増幅器、
90…メインドライバ、
91〜96…スイッチ素子、
100…振幅検出回路、
101〜103…サンプルホールド回路、
104…増幅率演算回路、
110…振幅検出回路、
111〜113…サンプルホールド回路、
114…基準電圧調整回路、
120…第2の位相検出回路、
121,122,123…位相検出器、
130…半導体LSI、
M1…モータ、
S1,S2,S3…磁気センサ。
特許第35000328号公報 特開2011−41417号公報 特開2007−132742号公報

Claims (11)

  1. 複数相のコイルを有するモータの回転子の回転位置に応じた信号レベルを有する複数のセンサ信号に基づいてモータを駆動制御するモータ駆動制御装置において、
    前記複数のセンサ信号又はそれに対応する信号同士の大小関係に基づいて決められる位相区間毎に、前記複数のセンサ信号の中から一つを選択した選択信号を出力するセンサ信号選択手段と、
    前記選択信号を複数のしきい値レベルと比較することで、前記位相区間における前記モータの回転角よりも小さな回転角を表す第1の位相情報信号を出力する第1の位相検出手段とを備えたことを特徴とするモータ駆動制御装置。
  2. 前記第1の位相検出手段は複数の位相検出器をさらに備え、
    前記第1の位相検出手段は、前記複数の位相検出器がそれぞれのしきい値レベルと前記選択信号の大小関係に基づいて比較して出力した複数の信号を合成した信号を前記第1の位相情報信号として出力することを特徴とする請求項1記載のモータ駆動制御装置。
  3. 前記複数のセンサ信号又はそれに対応する信号同士の大小関係を示す第2の位相情報信号を出力する第2の位相検出手段を備え、
    前記位相区間は、前記第2の位相情報信号に基づいて決められることを特徴とする請求項1又は2記載のモータ駆動制御装置。
  4. 前記センサ信号は、モータ電流駆動装置の複数相のコイルの転流電流切り換え用センサからのセンサ信号と兼用することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載のモータ駆動制御装置。
  5. 前記位相区間において前記センサ信号選択手段により選択された前記センサ信号又はそれに対応する信号は前記位相区間の境界において連続した信号であり、
    前記位相区間はモータの電気角で30度間隔又は60度間隔であることを特徴とすることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載のモータ駆動制御装置。
  6. 前記センサ信号のピークレベルを検出又は推定してその結果信号を出力する振幅検出手段と、
    前記振幅検出手段からの結果信号に応じて前記センサ信号の信号レベルを調節する第1の調節手段をさらに備えたことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載のモータ駆動制御装置。
  7. 前記センサ信号のピークレベルを検出し又は推定してその結果信号を出力する振幅検出手段と、
    前記振幅検出手段からの結果信号に応じて前記第1の位相検出手段のしきい値レベルを調節する第2の調節手段をさらに備えたことを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載のモータ駆動制御装置。
  8. 前記振幅検出手段は、前記第1の位相検出手段において位相検出していないセンサ信号の振幅検出をすることを特徴とする請求項7記載のモータ駆動制御装置。
  9. 前記センサ信号は、正弦波又はそれに準じた波形であることを特徴とする1乃至8のいずれか1項に記載のモータ駆動制御装置。
  10. 請求項1乃至のいずれか1項に記載のモータ駆動制御装置を備える半導体集積回路。
  11. DCモータと、
    前記DCモータを駆動させるモータ駆動部と、
    請求項1乃至のいずれか1項に記載のモータ駆動制御装置を備えるモータ駆動システム。
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