JP6004185B2 - 車両用シート構造 - Google Patents
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Description
このように構成された本発明においては、シートクッションフレームには、シートクッションフレームを車両のフロアに固定するための固定部材を取り付けるための取付部が形成されると共にこの取付部の位置の上方で上下方向に延びる第1リブが形成され、シートパンは、少なくとも第1リブが形成された部分の上方部分でシートクッションフレームに取り付けられているので、前突時、シートパンからシートクッションフレームに有効に乗員の荷重を伝達させ、そのほぼ上下方向の荷重に対して第1リブが耐力を発揮して、シートクッションフレームの上下方向の変形が抑制され、これにより、シートパンを含むシートクッションの前方部分が下方に変位することを抑制することが出来る。従って、シートクッションフレーム全体の板厚の減少を可能としつつ、サブマリン現象を抑制することが出来る。
さらに、本発明においては、シート構成部品の固定部をシートクッションフレームを切り欠くことにより形成されているので、切り欠きの分、重量の軽減を図ることが出来ると共に、そのような切り欠きを形成した分のシートクッションフレームの剛性の低下を第2リブにて補うことが出来る。
先ず、図1乃至図3により、本発明の実施形態による車両用シート構造の全体構成を説明する。図1は、本発明の実施形態による車両用シート構造の外観構成を斜め左前方且つ上方から見た斜視図であり、図2は、本発明の実施形態による車両用シート構造を斜め左前方且つ上方から見た斜視図であり、図3は、本発明の実施形態による車両用シート構造を側方から見た側面図である。
シートクッション2の左右両側には、シートの下部を覆うトリム部材8が設けられ、また、シート左側には、乗員がそれぞれ手動で操作するようになっている、シートクッション2を上下移動させるためのリフトレバー10と、シートバック4をリクライニングさせるためのリクライニングレバー12及びランバーサポートレバー13とが設けられている。
前方リンク部材40は、その下端部が接続ブラケット20に回動自在に連結され、その上端部がシートクッションフレーム24に回動自在に連結されている。接続ブラケット20は、スライダ18に固定されている。
前方リンク部材40及び後方リンク部材44は、本実施形態では、接続ブラケット20、ブラケット46、スライド機構14を介して、シートクッションフレーム24を車両のフロアに固定するための部材として機能している。また、本実施形態では、シートクッションフレーム24は、各リンク部材40、44が回動することにより、シートクッション2が上下移動可能になっている。
なお、本実施形態は、変形例として、シートクッションの高さ位置が一定の位置に固定されるシートにも適用可能である。
図4は、本発明の実施形態による車両用シート構造のシートクッションフレームの周辺構造を斜め左後方から見た部分拡大斜視図であり、図5は、本発明の実施形態による車両用シート構造のシートクッションフレームの周辺構造を左側から見た部分拡大側面図である。なお、以下では、図4及び図5に示すようなシート左側の構成を主に説明するが、シート右側の構成も同様であるので、ここではその説明を省略する。
まず、前突時、特に、その衝突後期、乗員の主に太腿がシート前方部分に作用し、その荷重はシートパン26の主に後端部分に伝達される。このシートパン26に伝達された荷重は、上述したシートパン26のフランジ部26cを介してシートクッションフレーム24に伝達され、シートクッションフレーム24には、図6中Fで示すような向きの荷重が加わる。この荷重Fは、前方リンク部材40にて支持される。このように、シートクッションフレーム24は、シート前方部分から前方リンク部材40への荷重伝達経路の一部となる。より具体的には、シートクッションフレーム24に加わる荷重Fは、側面視で、取付部53から見て上方のシートクッションフレーム24の上縁部分の一部分(本実施形態では、主に後方側のリベット50の部分)から、取付部53へと向かう方向に伝達される。
本実施形態においては、シートクッションフレーム24には、シートクッションフレーム24を車両のフロアに固定するための前方リンク部材40を取り付けるための取付部53が形成されると共にこの取付部53の位置の上方で上下方向に延びる上下方向リブ54が形成され、シートパン26は、少なくとも第1リブ54が形成された部分の上方部分でシートクッションフレーム24に固定されているので、前突時、シートパン26からシートクッションフレーム24に有効に乗員の荷重を伝達させ、そのほぼ上下方向の荷重に対して上下方向リブ54が耐力を発揮して、シートクッションフレーム24の上下方向の変形が抑制され、これにより、シートパン26を含むシートクッション2の前方部分が下方に変位することを抑制することが出来る。従って、シートクッションフレーム24全体の板厚の減少(例えば、1.4mmから1.2mmへの板厚変更)を可能としつつ、サブマリン現象を抑制することが出来る。
2 シートクッション
16 ガイドレール
18 スライダ
20 接続ブラケット
24 シートクッションフレーム
26 シートパン
26c シートパンの固定用フランジ部
40 前方リンク部材(固定部材)
50 リベット
52 前方リンク部材の回動軸
53 回動軸の取付部
54 上下方向リブ(第1リブ)
56 上縁側の長手方向リブ(第2リブ)
58 下縁側の長手方向リブ(第2リブ)
60 フック用切り欠き(固定部)
Claims (1)
- シートクッション、シートバック及びヘッドレストを備えた車両用シート構造であって、
所定の板厚を有する板材で形成されると共にその上面及び下面にそれぞれフランジ面が形成され、上記シートクッション内に設けられたシートクッションフレームと、
着座した乗員の荷重を支えるよう上記シートクッションフレームの前方部分に設けられ、その側部の上面にフランジ面が形成され、このフランジ面と上記シートクッションフレームの上面のフランジ面とが複数箇所で固定されることにより、上記シートクッションフレームに固定されるようになっているシートパンと、
上記シートクッションフレームを車両のフロアに固定するための固定部材と、を有し、 上記シートクッションフレームには、この固定部材を取り付けるための取付部が形成されると共にこの取付部の上方で上下方向に延びる第1リブが形成され、
上記シートクッションフレームの前方部分に設けられたシートパンは、少なくとも上記第1リブが形成された部分の上方部分で且つ上記シートクッションフレームに固定される複数箇所の少なくとも1つが位置する箇所で上記シートクッションフレームに固定されており、
上記シートクッションフレームには、上記第1リブが形成されていない部分に、その一部を切り欠いて形成されたシート構成部品を固定する固定部が形成され、
上記シートクッションフレームには、上記シートクッションフレームの上面のフランジ面及び/又は下面のフランジ面の近傍で且つ上記固定部の上方及び/又は下方に、シートクッションフレームの長手方向に延びる第2リブが形成されていることを特徴とする車両用シート構造。
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