JP6095309B2 - 並継竿 - Google Patents
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Description
このような竿元側竿体を形成するに、従来においては、竿元側竿体の竿先側端部の内周面をストレート面或いは元側程拡径する正テーパ状内周面に一旦形成し、その後、例えば、特願2007−205696号の第4図(イ)(ロ)に示すように、竿先側から竿元側竿体の竿先側端部の内部空間内にリーマ工具を差し入れて、研磨加工を施し、逆テーパ面を形成していた。
そのような芯ズレ状態を解消する為に、逆テーパ側を大径に加工し、竿先側端部の外周面との間に隙間を作った状態に形成し、その竿先側端部の外周面との間に形成された隙間を樹脂で埋めて、相手側の竿先側竿体の元側端部の外周面を、竿元側竿体の竿先側端部の内周面に継合させた際に、ガタツキのないように手当を施していた。しかし、経年変化により隙間を埋める樹脂が摩耗し、長期使用の間に、竿先側竿体と竿元側竿体との連結状態にガタツキが発生することも考えられた。
つまり、マンドレルを竿先側部分と竿元側部分との二分割構成し、マンドレルの竿先側部分の外周面を元側程縮径する逆テーパ状に形成する。そして、マンドレルにおいて竿先側に逆テーパ状の外周面と竿元側に正テーパ状の外周面を配置し、そのマンドレルにプリプレグを巻回し、焼成した後に、竿先側部分を竿先側に竿元側部分を竿元側に抜き出して、竿元側竿体を形成していた。
このように、マンドレルの竿先側部分を竿先側に抜き出すことによって、逆テーパ面であっても、リーマ加工を必要としない利点がある(特許文献1)。
つまり、竿元側竿体の全長に亘る長さのプリプレグをマンドレルに巻回した場合に、マンドレルの逆テーパ部から正テーパ部に係る部分で皺より等が発生するという課題がある。
そうだからと言って、従来技術公報の第4図に示すように、全長に亘る長さのプリプレグを大小片のプリプレグに分断してマンドレルに巻回した場合に、皺よりは解消する可能性もあるが、竿体としては、逆テーパ部から正テーパ部に変化する部位が、小径であるために、この部分で強度的に弱い面が見られた。
請求項1に係る発明の特徴構成は、竿先側竿体の元側端部を竿元側竿体の竿先側開口端内に嵌合して連結する並継竿であって、前記竿先側竿体の元側端部の外周面を元側端に至る程縮径する逆テーパ状に形成し、前記竿元側竿体の竿先側端部の内周面を、元側程縮径する逆テーパ状に形成するとともに前記逆テーパ状の内周面の元側には元側程拡径する正テーパ状内周面を形成し、
前記竿元側竿体の前記逆テーパ状内周面と前記正テーパ状内周面との接続点を基準点として、前記逆テーパ状内周面側と前記正テーパ状内周面側に亘る一定範囲において、ガラス強化繊維製のプリプレグシートを最内層として巻回し、
前記最内層の内周面が円滑面に形成してある点にあり、その作用効果は次の通りである。
つまり、竿元側竿体の逆テーパ状内周面と正テーパ状内周面との接続点を基準点として、逆テーパ状内周面側と正テーパ状内周面側に亘る一定範囲において、ガラス強化繊維製のプリプレグシートを最内層として巻回した。
竿体の全長に亘ってガラス強化繊維製のプリプレグシートを施すのではなく、逆テーパ状内周面と正テーパ状内周面の接続点を基準点としてその基準点を境にして一定範囲にだけ施すこととしたので、ガラス強化繊維製のプリプレグシートを、マンドレルの逆テーパ状の外周面と正テーパ状の外周面とに隙間なく、ぴったり密着する状態で巻回することができる。
このことによって、マンドレルの逆テーパ部分と正テーパ部分とが互いに軸芯方向に離間しようとすることを、ガラス強化繊維製のプリプレグシートで抑制することができ、最内層の上に巻回される上層部に変形や捻じれ等が発生することが抑制される。
これによって、竿元側竿体の前記逆テーパ状内周面と前記正テーパ状内周面との接続点部位の厚みを厚くすることができ、この部位で強度低下を抑制することができる。
したがって、リーマ加工具によって、強化繊維や樹脂が荒らされることのない、最内層の内周面を円滑面に形成する状態を維持しながら、マンドレルの離間を阻止する有効な最内層の配置によって、竿元側竿体の前記逆テーパ状内周面と前記正テーパ状内周面との接続点部位での強度低下、及び、プリプレグの皺寄り変形を阻止し、それでいて、逆テーパ状内周面と正テーパ状内周面を有する趣の異なる釣り操作が可能な並継竿を提供できるに至った。
請求項2に係る発明の特徴構成は、前記竿元側竿体の前記最内層の外側に、プリプレグテープを螺旋状に巻回した内側テープ層と、前記内側テープ層の外側に軸芯方向全長に亘る長さの中間プリプレグシートを巻回した中間シート層と、前記中間シート層の外側にプリプレグテープを逆方向の螺旋状に巻回した外側テープ層とを形成し、前記内外テープ層におけるテープを、径方向視において交差するように形成してある点にあり、その作用効果は次の通りである。
最内層の上に巻き付け内側テープ層を形成するものとしてプリプレグテープを採用した。これによって、最内層と剥き出しのマンドレルとの境目においても皺よりなくプリプレグを巻回することができ、最内層と内側テープ層との密着性を良好なものにできる。したがって、内側テープ層の外周面を段差の少ない円滑なものにでき、上の層を形成するのが容易になる。
内側テープ層の外側には、軸芯方向全長に亘る長さの中間プリプレグシートを巻回して中間シート層を配置する。このように、中間位置に軸芯方向の全長に亘る中間プリプレグシートを配置することによって、竿元側竿体自体をしっかりしたものにできる。
更に、中間シート層の外側には、再び、プリプレグテープを巻回して外側テープ層を形成する。このように、外側テープ層によって、竿体として軸心方向個々の部分のテープによる緊締力を高めて、焼成前の最内層、内側テープ層、中間シート層、外側シート層の互いの接着緊密度を高めることができる。
しかも、内側テープ層と外側テープ層とは巻回方向が反対方向であるので、内側テープ層、中間シート層、外側シート層の互いの接着緊密度を更に高めると同時に捩じり荷重に対する対抗力も高く、元の姿勢への戻り反発力の高い竿元側竿体を提供できた。
請求項3に係る発明の特徴構成は、前記竿元側竿体の外周面を元側程拡径する正テーパ状外周面に形成してある点にあり、その作用効果は次の通りである。
竿元側竿体の外周面を元側程拡径する正テーパ状外周面に形成してあるので、通常の竿体と同様な外観を呈していながら、逆テーパ状内周面を備えており、通常の釣竿とは異なる趣の釣り操作が可能である。しかも、その逆テーパ状内周面の存在だけでなく、逆テーパ状内周面と正テーパ状内周面との接続点部位が厚肉状態となるので、強度が強化され、かつ、厚肉状態故に、釣り竿は異なった動きを行い、更に、趣の異なる釣り操作が可能になる。
請求項4に係る発明の特徴構成は、最内層におけるガラス強化繊維製プリプレグシートの竿先側端辺は竿軸線に対して直交する方向に切断され、ガラス強化繊維製プリプレグシートの竿元側端辺は竿軸線に対して直交する方向から傾斜する状態に切断してある点にあり、その作用効果は次の通りである。
ガラス強化繊維製プリプレグシートの竿元側端辺は竿軸線に対して直交する方向から傾斜する状態に切断してあるので、マンドレルに巻回した場合に、ガラス強化繊維製プリプレグシートの竿元側端辺とマンドレルの外周面との接続部位の繋がりを段差のないものにでき、上に巻回される内側テープ層との密着性を良好なものにしている。
請求項5に係る発明の特徴構成は、中間シート層における中間プリプレグシートの竿先側端辺とその竿先側端辺に直交する巻始め端辺との交差位置に、前記竿先側端辺と前記巻始め端辺とのいずれにも斜交する切り取り面で切断され、竿先側端辺に向かうに連れて切り取り面が竿軸線から離れる状態に形成してある点にあり、その作用効果は次の通りである。
中間シート層におけるプリプレグシートの竿先側端辺とその竿先側端辺に直交する巻始め端辺との交差位置に、前記竿先側端辺と前記巻始め端辺とのいずれにも斜交する切り取り面で切断され、竿先側端辺に向かうに連れて巻始め端辺が竿軸線から離れる状態に形成してあるので、最内層として、前記竿元側竿体の前記逆テーパ状内周面と前記正テーパ状内周面との接続点を基準点として、前記逆テーパ状内周面側と前記正テーパ状内周面側に亘る一定範囲において、ガラス強化繊維製のプリプレグシートとの過剰な重なり代を抑制できて、中間シート層の外周面のテーパ構造を適切なものとすることができた。
図1、2に示すように、並継竿Aは、竿先側竿体1と竿元側竿体2とを連結して構成されている。つまり、竿先側竿体1の元側端部の外周面を元側程縮径する逆テーパ面1aに形成し、竿元側竿体2の竿先側開口端内の内周面を逆テーパ面2aに形成して、竿先側竿体1の元側端部を竿元側竿体2の竿先側開口端内に嵌合している。
並継竿Aとして、連結される竿体の本数はこの二本に限定されるものではない。各竿体には、図示していないが、釣り糸ガイドが設けられ、かつ、手元竿にはリールシートを設けて、ルアーで釣りを楽しむ並継竿Aを提示する。
竿元側マンドレル部3Bの先側端には、インロー芯部3bが形成してあり、竿先側マンドレル部3Aのパイプ状の内部空間を利用して形成されている元側の係合用孔3a内に係入可能に形成してある。
なお、竿先側マンドレル部3Aの竿先端部、及び、竿元側マンドレル部3Bの竿元端部には、工具係止用の孔3e、3fが形成してある。
この工具係止用の孔3e、3fに引っ掛け係止具を取付け、引き抜きシリンダ等を使用して、竿先側マンドレル部3Aと竿元側マンドレル部3Bとを分離するように構成してある。
最内層2Aは、逆テーパ状内周面側と前記正テーパ状内周面側に亘る一定範囲において、ガラス強化繊維製のプリプレグシート4を最内層として巻回している。
ガラス強化繊維製のプリプレグシート4の竿先側端辺4aは竿軸線Xに対して直交する方向に切断され、竿元側端辺4bは竿軸線Xに対して直交する方向から傾斜する状態に切断してある。残りの2辺は、竿軸線Xに対して平行な辺を形成している。
この内側プリプレグテープ5を、マンドレル3に巻き付けられた最内層2Aの上から、かつ、竿元側から順次螺旋状に巻回して、内側テープ層2Bを形成する。
プリプレグシート6の構成としては、次のようなものでもよい。
(a) 強化繊維cを竿周方向に引き揃えたシートと竿軸線方向に引き揃えたシートとを重ね合わせたバイアス式のものでもよい。
(b) 強化繊維cを竿周方向に引き揃えたシートだけで構成してもよい。
(c) 強化繊維cを竿軸線方向に引き揃えたシートだけで構成してもよい。
(d) 竿周方向に対して傾斜する状態の強化繊維cと、竿軸線方向に対して傾斜する状態の強化繊維cとを互いに交差する状態に編み込んだシートで構成してもよい。
上記したプリプレグシート6は、竿先側端辺6Aと竿元側端辺6Bとが竿軸線Xに対して直交する状態に裁断されており、内側テープ層2Bの上に最初に巻き付けられる巻始め端辺6Cは略竿軸線Xに平行に裁断され、巻終わり端辺6Dは、竿元側程竿軸線Xから離れる直線に裁断されている。そして、竿先側端辺6Aと、その竿先側端辺6Aに直交する巻始め端辺6Cとの交差位置に、竿先側端辺6Aと巻始め端辺6Cとのいずれにも斜交する切り取り面6aが形成されて、竿先側端辺6Aに向かうに連れて切り取り面6aが竿軸線Xから離れる状態に形成してある。
この外側プリプレグテープ7を、マンドレル3に巻き付けられた中間シート層2Cの竿先側先端から順次螺旋状に巻回して、外側テープ層2Dを形成する。
内側プリプレグテープ5と外側プリプレグテープ7の巻始め位置としては、竿先側又は竿元側のいずれでも選択でき、任意である。要は、互いに内側プリプレグテープ5と外側プリプレグテープ7とが反対向きに巻回されていればよい。
内側プリプレグテープ5と外側プリプレグテープ7の夫々の巻回形態としては、螺旋状に巻回された隣接する細い幅(テープ幅)同士が、一部重なるように、又は、密着するように、或いは、少し隙間を開ける状態のものでもよい。
ただし、図示はしていないが、強化繊維cを一方向に引き揃えたプリプレグを二枚揃え、互いに強化繊維cが交差するように重ねるバイアス式のものを使用してもよい。
その後、工具係止用の孔3e、3fを介して連係されたシリンダ(図示せず)によって、竿先側マンドレル部3Aを竿先側に、竿元側マンドレル部3Bを竿元側に引き出して、竿体とマンドレル3とを分離する。その後、所定の塗装、所定長さにカットして竿体を構成する。
このように、逆テーパ面2aを有する竿体であっても、竿先側マンドレル部3Aを竿先側に引き抜く製造方法の採用によって、リーマ加工を必要とせず、強化繊維c、dが切断されず、樹脂面が荒らされない円滑な内周面を得ることができる。
(1) 中間シート層2Cとしては、一層分の巻き付け大きさ(1プライ)だけでなく、複数巻き(複数プライ)できるだけの大きさであってもよい。または、1プライ分のプリプレグシートを複数枚重ねるものでもよい。その場合には、強化繊維の引き揃え方向を各プリプレグシート毎に異なるものに設定する。
ここでは、インロー芯材1Aが請求項1等に記載する竿先側竿体の元側端部に該当する。
2 竿元側竿体
2A 最内層
2B 内側テープ層
2C 中間シート層
2D 外側テープ層
2a 逆テーパ面
2b 正テーパ面
3 マンドレル
3A 竿先側マンドレル部
3B 竿元側マンドレル部
3a 係合用孔
3b インロー芯部
3c 元側開口端
3d 段差部
4 ガラス強化繊維製プリプレグシート
4a 竿先側端辺
5 内側プリプレグテープ
6 中間プリプレグシート
6A 竿先側端辺
6B 竿元側端辺
6C 巻始め端辺
6D 巻終り端辺
6a 切り取り面
7 外側プリプレグテープ
Claims (5)
- 竿先側竿体の元側端部を竿元側竿体の竿先側開口端内に嵌合して連結する並継竿であって、前記竿先側竿体の元側端部の外周面を元側端に至る程縮径する逆テーパ状に形成し、前記竿元側竿体の竿先側端部の内周面を、元側程縮径する逆テーパ状に形成するとともに前記逆テーパ状の内周面の元側には元側程拡径する正テーパ状内周面を形成し、
前記竿元側竿体の前記逆テーパ状内周面と前記正テーパ状内周面との接続点を基準点として、前記逆テーパ状内周面側と前記正テーパ状内周面側に亘る一定範囲において、ガラス強化繊維製のプリプレグシートを最内層として巻回し、
前記最内層の内周面が円滑面に形成してある並継竿。 - 前記竿元側竿体の前記最内層の外側に、プリプレグテープを螺旋状に巻回した内側テープ層と、前記内側テープ層の外側に軸芯方向全長に亘る長さの中間プリプレグシートを巻回した中間シート層と、前記中間シート層の外側にプリプレグテープを逆方向の螺旋状に巻回した外側テープ層とを形成し、前記内外テープ層におけるテープを、径方向視において交差するように形成してある請求項1記載の並継竿。
- 前記竿元側竿体の外周面を元側程拡径する正テーパ状外周面に形成してある請求項1又は2記載の並継竿。
- 前記最内層におけるガラス強化繊維製プリプレグシートの竿先側端辺は竿軸線に対して直交する方向に切断され、前記ガラス強化繊維製プリプレグシートの竿元側端辺は竿軸線に対して直交する方向から傾斜する状態に切断してある請求項1〜3のうちのいずれか一つに記載の並継竿。
- 前記中間シート層における中間プリプレグシートの竿先側端辺とその竿先側端辺に直交する巻始め端辺との交差位置に、前記竿先側端辺と前記巻始め端辺とのいずれにも斜交する切り取り面で切断され、竿先側端辺に向かうに連れて切り取り面が竿軸線から離れる状態に形成してある請求項2記載の並継竿。
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