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JP6046063B2 - 基板 - Google Patents

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JP6046063B2
JP6046063B2 JP2014009590A JP2014009590A JP6046063B2 JP 6046063 B2 JP6046063 B2 JP 6046063B2 JP 2014009590 A JP2014009590 A JP 2014009590A JP 2014009590 A JP2014009590 A JP 2014009590A JP 6046063 B2 JP6046063 B2 JP 6046063B2
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Description

本発明は自動車等に用いられる基板の製造方法等に関するものである。
自動車に用いられるDC−DCコンバータは、電圧変換用のトランスや平滑化用のチョークコイル等の複数の部品から構成される。これらの部品のうち、高電圧・大電流が負荷される部品については、それぞれのパーツを別々に製造後、それらを基板の外部に接続する必要があった。しかし、このような構成は、装置の大型化や組付け性不良を招くため、よりコンパクトなDC−DCコンバータが要求されていた。
これに対し、射出成型による樹脂であらかじめ屈曲されたリードフレームを被覆して、電子部品の取り付け部ではリードフレームの一部を露出させた樹脂成型基板がある(たとえば特許文献1)。
特開2000−133897号公報
しかし、特許文献1のように、射出樹脂の一部を凹ませて内部の回路導体を露出させると、電子部品と回路導体との接合が困難となる。例えば、通常、基板に半田をスクリーン印刷によって配置し、電子部品を配置した後、リフロー炉で一括して電子部品を接続する方法がとられる。しかし、特許文献1のように基板上に凹凸面が存在すると、スクリーン印刷を行うことができない。したがって、半田の塗布が困難である。
本発明は、このような問題に鑑みてなされたもので、基板の表面の凹凸をなくしてスクリーン印刷が可能な基板等を提供することを目的とする。
前述した目的を達するために発明は、回路導体の表面に射出樹脂を射出して形成される射出成型基板であって、前記回路導体の一部が屈曲されて設けられる段部と、前記段部によって前記回路導体の一部が前記射出樹脂の表面に露出する回路導体露出部と、を具備し、前記回路導体露出部以外の前記回路導体の表面が前記射出樹脂によって覆われ、前記回路導体露出部の表面と、前記射出樹脂の表面とが、略同一面に形成され、隣り合う前記回路導体露出部間には、切欠き部または凹部が設けられ、前記切欠き部または前記凹部に前記射出樹脂が配置されることで基板表面において前記回路導体露出部が区分され、射出成型基板の少なくとも一方の面から孔が形成され、前記段部の表面の一部が孔に露出することを特徴とする基板である。
また、回路導体の表面に射出樹脂を射出して形成される射出成型基板であって、前記回路導体の一部が屈曲されて設けられる段部と、前記段部によって前記回路導体の一部が前記射出樹脂の表面に露出する回路導体露出部と、を具備し、前記回路導体露出部以外の前記回路導体の表面が前記射出樹脂によって覆われ、前記回路導体露出部の表面と、前記射出樹脂の表面とが、略同一面に形成され、隣り合う前記回路導体露出部間には、切欠き部または凹部が設けられ、前記切欠き部または前記凹部に前記射出樹脂が配置されることで基板表面において前記回路導体露出部が区分され、前記段部に貫通孔が形成されることを特徴とする基板である。
一対の前記回路導体同士が隙間を開けて、前記回路導体露出部同士が対向するように配置され、前記切欠き部または前記凹部は、前記回路導体の対向方向に沿って形成されることが望ましい。
前記回路導体露出部以外および前記段部以外の部位の前記回路導体は、前記射出樹脂の厚みの略中央に配置されてもよい。
前記回路導体露出部の背面側には、前記射出樹脂の一部に孔が形成されてもよい。
前記回路導体露出部の前記段部側の表面の一部に薄肉部が形成され、前記薄肉部は、前記射出樹脂で被覆されてもよい。
前記回路導体露出部の前記段部側の幅が、前記回路導体露出部の他の部位よりも幅が狭くてもよい。
放熱部材をさらに具備し、前記放熱部材の表面と、前記射出樹脂の表面とが、略同一面に形成されてもよい。
第1の発明によれば、回路導体の一部を屈曲させて段部を形成し、回路導体の一部を射出樹脂の表面に露出させることで、基板の表面に凹凸が形成されることを防止することができる。このため、回路導体表面への半田のスクリーン印刷が可能となる。また、半田をスクリーン印刷することができるため、回路導体の所定の位置に電子部品を実装することができる。
この際、回路導体露出部の近傍に、切欠き部または凹部を形成することで、射出樹脂から露出する回路導体の範囲を規制することができる。このため、半田が所定範囲外に流れることを抑制することができる。
特に、複数の回路導体同士を、隙間をあけて配置し、切欠き部または凹部が、回路導体の対向方向に沿って形成されることで、回路導体にまたがるようにして配置される電子部品の、それぞれの回路導体露出部との接合部において、半田の流れる領域を確実に規制することができる。
また、回路導体露出部および段部以外の回路導体が、射出樹脂の厚みの略中央に配置されることで、射出成型基板の両面における樹脂量が略一致し、熱による変形等の影響を小さくすることができる。
また、回路導体露出部の背面側の射出樹脂の一部に孔を形成することで、放熱を行うことができる。
また、回路導体露出部の段部側の表面の一部に薄肉部を形成し、薄肉部を射出樹脂で被覆することで、より正確な回路導体の露出範囲を形成することができる。
また、射出成型基板の少なくとも一方の面から孔が形成され、段部の表面の一部が孔に露出することで、段部の基板面に平行な方向に対する規制を緩和することができる。
また、回路導体露出部の段部側の幅を、回路導体露出部の他の部位の幅よりも狭くすることで、回路導体露出部や段部の剛性を小さくすることができる。このため、切欠き部の位置を優先的に変形させ、実装される電子部品へ付与される応力を緩和することができる。
また、段部に貫通孔を設けることで、段部の剛性を小さくすることができる。このため、段部を優先的に変形させ、実装される電子部品へ付与される応力を緩和することができる。
また、放熱部材をさらに具備し、放熱部材の表面と、射出樹脂の表面とが、略同一面に形成することで、スクリーン印刷性を阻害することなく、基板の放熱性を向上させることができる。
本発明によれば、基板の表面の凹凸をなくしてスクリーン印刷が可能な基板等を提供することができる。
射出成型基板3を示す平面図。 射出成型基板3の断面図であり、図1のA−A線断面図。 (a)は、射出成型基板3の断面図であり、図1のB−B線断面図、(b)は(a)の他の形態を示す図。 基板1を示す平面図。 基板1の断面図であり、図4のC−C線断面図。 回路導体5の斜視図。 金型21に、回路導体5を配置した状態を示す図。 (a)は回路導体5に段部を形成した状態を示す図、(b)はさらに薄肉部25を形成した状態を示す図、(c)はこの状態で、射出樹脂を射出した状態を示す図。 射出成型基板3aの断面図。 回路導体5aの斜視図。 射出成型基板3bの断面図。 射出成型基板3cの断面図。 射出成型基板3dの断面図。 射出成型基板3eの断面図。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施形態について説明する。図1は、射出成型基板3を示す平面図であり、図2は、図1のA−A線断面図、図3(a)は、図1のB−B線断面図である。射出成型基板3は、例えば自動車用のDC−DCコンバータなどとして用いられる基板である。
射出成型基板3は、回路導体5の一部が射出樹脂9によって被覆される。また、回路導体5の一部は、射出樹脂9から露出する。射出樹脂9から露出する部位が、回路導体露出部7となる。
射出樹脂9は、特に限定されないが、例えばPPS(ポリフェニレンスルファイド)を用いることができる。
図2に示すように、回路導体5は、射出樹脂9内部において屈曲し、段部11が形成される。段部11によって、回路導体5の一部が、射出樹脂9の表面に露出する。
回路導体5の段部11および回路導体露出部7以外の部位は、射出樹脂9の厚み方向の略中央に配置される。一方、回路導体露出部7の表面と射出樹脂9の表面とが略同一面に形成される。したがって、射出成型基板3の表面には、凹凸が形成されることがない。
なお、トランスコイルなど、射出成型基板3の厚み方向に、複数の回路導体5が間隔をあけて積層されるような部位は、射出成型基板3の表面に露出しないように、完全に射出樹脂9で被覆される。
回路導体露出部7の背面側には、射出成型基板3の裏面まで貫通する孔12が形成される。孔12は、回路導体露出部7の放熱部として機能する。孔12は不要であれば、なくてもよい。なお、孔12の形成方法は、後述する。孔12の放熱部としての機能は、孔12によって回路導体露出部7の背面側を露出することによって得られる他、回路導体露出部7の背面側と図示しない筐体等を熱的に結合することによっても得られる。例えば、回路導体露出部7と筐体等を電気的に絶縁する必要がない場合には、孔12に充填した金属ペースト等を介して筐体等と熱的に結合することができる。また、回路導体露出部7と筐体等を電気的に絶縁する必要がある場合には、孔12に絶縁性の放熱シートを配置して筐体等と熱的に結合することができる。
図3(a)に示すように、回路導体5の回路導体露出部7には、複数の切欠き部13が設けられる。切欠き部13には、射出樹脂9が設けられる。なお、切欠き部13は、段部11まで形成される。
図1に示すように、少なくとも一対の回路導体5が隙間をあけて、回路導体露出部7が互いに対向するように配置される。この際、切欠き部13は、回路導体5の対向方向(図中左右方向)に沿って形成される。このため、平面視において、複数の回路導体露出部7が、切欠き部13によって区分される。すなわち、回路導体5の端部には、複数の回路導体露出部7が、切欠き部13を介して互いに略平行に延出する。
なお、平面視において、回路導体露出部7が、射出樹脂9によって複数に区分できれば、切欠き部13を設けなくてもよい。例えば、図3(b)に示すように、複数の回路導体露出部7の間に、溝状に凹部15を形成してもよい。この場合でも、凹部15の上面に射出樹脂9が回り込むため、回路導体露出部7を複数に区分することができる。
次に、射出成型基板3に電子部品17を接合させた基板1について説明する。図4は、基板1の平面図、図5は、図4のC−C線断面図である。基板1には、複数の電子部品17が実装される。なお、本発明にかかる基板1は、図に示すような配置および形状に限られることはなく、その他の部品等を適宜搭載することや、配置および形状を適宜変更することが可能なことは言うまでもない。
図5に示すように、電子部品17は、半田19によって、回路導体露出部7と接続される。なお、電子部品17の接続方法は以下の通りである。まず、半田19が、射出成型基板3の回路導体露出部7にスクリーン印刷によって塗布される。前述したように、射出成型基板3の上面は、射出樹脂9と回路導体露出部7の表面が平滑であるため、スクリーン印刷が容易である。次いで、電子部品17やプリント基板等が所定の位置に配置され、リフロー炉を通すことで、複数の電子部品17等を一括して射出成型基板3に実装することができる。
ここで、回路導体露出部7の周囲は、射出樹脂9で囲まれる。したがって、半田19は、その濡れ性の差によって、回路導体露出部7の領域外に流れることが抑制される。すなわち、半田19の位置は、回路導体露出部7の領域に規制される。
なお、例えば、電子部品17がDCコンバータの場合、図4に示すように、複数の電子部品17が並列に配置される場合がある。この場合でも、切欠き部13または凹部15が設けられるため、回路導体露出部7同士が射出樹脂9によって区分される。このため、半田19が隣り合う他の回路導体露出部7へ流れることがない。
次に、射出成型基板3の製造方法について説明する。まず、図6に示すように、回路導体5を成型する。回路導体5は、金属板からプレス等で加工される。用いられる金属板は、例えば銅または銅合金製である。また、金属板の厚みは、例えば0.4mm〜3mm程度である。
金属板を所定の形状に打ち抜き、段部11を形成して、回路導体露出部7を形成する。なお、回路導体露出部7と、段部11を除く他の回路導体5の部位とは、平行に形成される。また、切欠き部13は、少なくとも段部11に達する長さで形成される。このようにすることで、回路導体露出部7を射出成型基板3の表面で確実に区分することができる。
このようにして、回路導体5を形成し、必要に応じて回路導体5同士を接合する。回路導体5同士の接合は例えば溶接により行われる。なお、回路導体5は平面のみではなく、複数層に層状に形成されてもよい。
図7は、このようにして形成された複数の回路導体5を金型21にセットした状態を示す図である。回路導体5は、金型21内のピンなどによって保持される。この状態で、射出樹脂9を金型21内に射出することで、回路導体5の表面または層間が射出樹脂9によって被覆され、射出成型基板3が形成される。
ここで、回路導体露出部7の背面側には、ピン23が配置される。ピン23は、回路導体露出部7を金型21の内面に押し付ける部位である。このように、回路導体露出部7が金型21内面に押し付けられるため、回路導体露出部7の表面(回路導体露出部7と金型21内面との隙間)に射出樹脂9が回り込むことを抑制することができる。
なお、このようにして射出樹脂9を射出すると、ピン23に応じた孔が形成される。すなわち、回路導体露出部7の背面側には、前述した孔12が形成される。孔12は、回路導体露出部7の放熱部として機能させることができる。
なお、回路導体5は、前述したように、プレスで打ち抜き加工後に、屈曲させて形成しただけでも良いが、プレス加工の際、プレス金型の表面に凹凸形状を設けておき、回路導体5の表面(例えば裏面)に細かな凹凸形状を形成してもよい。表面の粗度を上げることでアンカー効果により樹脂との密着性を向上することができる。また、プレス金型による凹凸形成の他にも、ブラスト処理による表面処理や、銅メッキ粗化、ニッケルメッキ粗化等により回路素材表面を粗面化してもよい。
以上説明したように、本実施形態の射出成型基板3によれば、回路導体露出部7と射出成型基板3とが同一面上に形成されるため、射出成型基板3上に凹凸が形成されることがない。したがって、半田19のスクリーン印刷が容易である。
また、回路導体露出部7を区分する切欠き部13または凹部15が形成されるため、複数の回路導体露出部7を互いに独立して併設することができる。このため、半田19が隣り合う電子部品等との接続に流れることが抑制される。
また、回路導体露出部7および段部11以外の回路導体5が、射出成型基板3の厚み方向の略中央に配置されるため、回路導体5の表裏面の射出樹脂9の量が略均等となり、熱による変形の影響を小さくすることができる。
また、製造時に、回路導体露出部7を、背面からピン23によって金型21の内面に押圧するため、回路導体露出部7の表面に射出樹脂9が回り込むことを抑制することができる。また、この際に形成される孔12は、回路導体露出部7の放熱部として機能させることができる。
(他の実施形態1)
また、さらに、回路導体5に薄肉部を形成してもよい。図8は、薄肉部を形成する工程の一例を示す図である。まず、図8(a)に示すように、前述した方法で回路導体5を形成する。次に、図8(b)に示すように、回路導体露出部7の一部(段部11側の端部近傍)を切削等によって薄肉部25を形成する。
このようにして薄肉部25が形成された回路導体5に対して射出樹脂9を射出すると、薄肉部25の表面にも射出樹脂9が回り込む。すなわち、回路導体露出部7の範囲が、薄肉部25によって規制される。
通常、回路導体5を屈曲させる場合、屈曲部にはわずかに角Rが形成される。このため、射出樹脂が角R部分から回路導体露出部7表面に回り込み、バリが形成される恐れがある。また、屈曲部の形態が必ずしも一定ではないため、回路導体露出部7の露出範囲がばらつく要因となり得る。
これに対し、薄肉部25を形成することで、屈曲部の角Rの影響をなくし、射出樹脂9の回り込みを抑制することができる。また、薄肉部25の形成範囲によって、回路導体露出部7の範囲を容易に制御できるため、射出成型基板3の表面に露出する回路導体露出部7の大きさをより正確に制御することができる。
なお、薄肉部25は、切削以外の方法で形成してもよい。例えば、プレスで打ち抜き加工を行う際に、対象部分をつぶすことで、薄肉部を形成してもよい。
このように、回路導体露出部7の段部11側の表面の一部に薄肉部25を形成することで、回路導体露出部7の表面に射出樹脂9が回り込むことを抑制することができるとともに、回路導体露出部7の露出範囲を正確に規制することができる。
(他の実施形態2)
図9は、射出成型基板3aの図4のC−C線に相当する位置における断面図である。図9に示す射出成型基板3aのように、回路導体露出部7を背面から押圧するためのピンによる孔12とは別に、さらに、他の孔12a、12bを設けてもよい。孔12aは、段部11に沿って、回路導体露出部7が露出する面側から形成される。すなわち、段部11の基板面に垂直な一面が、孔12aに露出する。孔12bは、孔12aと同様であるが、段部11に沿って、回路導体露出部7が露出する面とは逆側から形成される。
このように、孔12a、12bを形成することで、段部11を基板面に平行な方向に対する規制が緩和される。したがって、回路導体5に生じる応力を緩和することができる。また、回路導体5の露出面積が増加するため、放熱性を向上させることができる。
(他の実施形態3)
図10に示す回路導体5aのように、回路導体露出部7に切欠き部13aを形成してもよい。すなわち、回路導体露出部7の基部側(段部11側)の幅を狭くしてもよい。また、さらに、切欠き部13aを延長して、段部11の幅を狭くしてもよい。このようにすることで、回路導体露出部7や段部11の剛性を小さくすることができる。このため、切欠き部13aの位置を優先的に変形させ、実装される電子部品へ付与される応力を緩和することができる。
(他の実施形態4)
図11は、射出成型基板3bの図4のC−C線に相当する位置における断面図である。図11に示す射出成型基板3bのように、回路導体5の段部11に貫通孔である孔27を形成してもよい。段部11に孔27を設けることで、段部11の剛性を小さくすることができる。このため、段部11を優先的に変形させ、実装される電子部品へ付与される応力を緩和することができる。
(他の実施形態5)
図12は、射出成型基板3cの図4のC−C線に相当する位置における断面図である。図12に示す射出成型基板3cのように、回路導体5同士の対向部に、放熱部材29を設けてもよい。すなわち、回路導体露出部7の間であって、電子部品が実装される部位に放熱部材29を配置してもよい。放熱部材29は、例えば金属製あるいは樹脂材料をベースとした放熱シートである。
放熱部材29が導電性である場合、放熱部材29は、回路導体5とは導通しない。すなわち、回路導体5と放熱部材29との間には、射出樹脂9あるいは電気絶縁性の放熱シートが設けられる。放熱部材29は、電子部品の実装面とは逆側の面に露出する。放熱部材29は、基板背面側の表面と同一面で露出する。このため、前述した射出成型時には、ピン等によって、金型内面に押圧される。したがって、放熱部材29の上面側(電子部品実装面側)には、孔12cが形成される。
このように放熱部材29を設けることで、基板の放熱性を向上させることができる。また、電子部品下部の射出樹脂9の厚みを薄くすることで、射出樹脂9に生じる内部応力を減少させることができる。
なお、放熱部材29の配置は、図12に示した例には限られない。例えば、図13に示す射出成型基板3dのように回路導体5と接触するように配置してもよい。この場合でも、放熱部材29は、基板の上面または背面に突出せず、射出樹脂9と同一面で形成される。
(他の実施形態6)
図14は、回路導体露出部7の近傍にトランスコイル部を形成した射出成型基板3eの回路導体露出部7及びトランスコイル部の断面図である。図14に示す射出成型基板3eのように、本発明は、トランスコイル部でも適用可能である。この場合には、フェライトコア31が一体で成型される。また、フェライトコア31の周囲には、一次コイルとしても回路導体5bと、二次コイルとしての回路導体5cが配置される。回路導体5cは、回路導体5等と同様の構成である。図に示す例では、回路導体5cの一部に、段部11が形成され、回路導体露出部7が形成される。
このように、回路導体がコイルであっても、回路導体露出部7が、基板面から突出せず、射出樹脂9と同一面で形成される。
以上、添付図を参照しながら、本発明の実施の形態を説明したが、本発明の技術的範囲は、前述した実施の形態に左右されない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
例えば、上述した各構成は、互いに組み合わせることができることは言うまでもない。
1………基板
3、3a、3b、3c、3d、3e………射出成型基板
5、5a、5b、5c………回路導体
7………回路導体露出部
9………射出樹脂
11………段部
12、12a、12b、12c………孔
13、13a………切欠き部
15………凹部
17………電子部品
19………半田
21………金型
23………ピン
25………薄肉部
27………孔
29………放熱部材
31………フェライトコア

Claims (8)

  1. 回路導体の表面に射出樹脂を射出して形成される射出成型基板であって、
    前記回路導体の一部が屈曲されて設けられる段部と、
    前記段部によって前記回路導体の一部が前記射出樹脂の表面に露出する回路導体露出部と、
    を具備し、
    前記回路導体露出部以外の前記回路導体の表面が前記射出樹脂によって覆われ、前記回路導体露出部の表面と、前記射出樹脂の表面とが、略同一面に形成され、
    隣り合う前記回路導体露出部間には、切欠き部または凹部が設けられ、前記切欠き部または前記凹部に前記射出樹脂が配置されることで基板表面において前記回路導体露出部が区分され
    射出成型基板の少なくとも一方の面から孔が形成され、前記段部の表面の一部が孔に露出することを特徴とする基板。
  2. 回路導体の表面に射出樹脂を射出して形成される射出成型基板であって、
    前記回路導体の一部が屈曲されて設けられる段部と、
    前記段部によって前記回路導体の一部が前記射出樹脂の表面に露出する回路導体露出部と、
    を具備し、
    前記回路導体露出部以外の前記回路導体の表面が前記射出樹脂によって覆われ、前記回路導体露出部の表面と、前記射出樹脂の表面とが、略同一面に形成され、
    隣り合う前記回路導体露出部間には、切欠き部または凹部が設けられ、前記切欠き部または前記凹部に前記射出樹脂が配置されることで基板表面において前記回路導体露出部が区分され
    前記段部に貫通孔が形成されることを特徴とする基板。
  3. 一対の前記回路導体同士が隙間を開けて、前記回路導体露出部同士が対向するように配置され、前記切欠き部または前記凹部は、前記回路導体の対向方向に沿って形成されることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の基板。
  4. 前記回路導体露出部以外および前記段部以外の部位の前記回路導体は、前記射出樹脂の厚みの略中央に配置されることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載の基板。
  5. 前記回路導体露出部の背面側には、前記射出樹脂の一部に孔が形成されることを特徴とする請求項1から請求項のいずれかに記載の基板。
  6. 前記回路導体露出部の前記段部側の表面の一部に薄肉部が形成され、前記薄肉部は、前記射出樹脂で被覆されることを特徴とする請求項1から請求項のいずれかに記載の基板。
  7. 前記回路導体露出部の前記段部側の幅が、前記回路導体露出部の他の部位よりも幅が狭いことを特徴とする請求項1から請求項6のいずれかに記載の基板。
  8. 放熱部材をさらに具備し、前記放熱部材の表面と、前記射出樹脂の表面とが、略同一面に形成されることを特徴とする請求項1から請求項のいずれかに記載の基板。
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