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JP5909742B2 - 端子台 - Google Patents

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JP5909742B2 JP2012027943A JP2012027943A JP5909742B2 JP 5909742 B2 JP5909742 B2 JP 5909742B2 JP 2012027943 A JP2012027943 A JP 2012027943A JP 2012027943 A JP2012027943 A JP 2012027943A JP 5909742 B2 JP5909742 B2 JP 5909742B2
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  • Connections Arranged To Contact A Plurality Of Conductors (AREA)

Description

本発明は、電気機器収納用箱を構成する筺体の壁面に取り付けて使用され、外部からの配線と内部からの配線の双方を接続可能とした端子台に関するものである。
この種の両側接続される端子台は、筐体の外側に配置される電源側端子部と、筐体の内側に配置される負荷側端子部とから構成され、筐体の外側と内側の2方向から電線を挿入可能な端子台である。電源側端子部には、外部電源や、筐体外に配置されている外部機器からの配線が接続され、負荷側端子部には、筐体内部に収納されている電気機器からの配線が接続される。
従来の端子台では、特許文献1記載のように、一方の端子台の端子ねじは、筐体の端子台取付面に対して垂直方向からネジ止めし、他方の端子台の端子ねじは、筐体の端子台取付面に対して水平方向からネジ止めする構造が一般的である。また、特許文献2記載のように、両側の端子台の端子ねじを筐体の端子台取付面に対して垂直方向からネジ止めする構造が一般的である。
ここで、端子台を取り付ける筐体が、IEC規格の1Uサイズのユニット(19インチラックの1区画に収まるように、厚さ1.75インチ(約44.5mm)程のサイズに設計されたユニット)等、重ねて配置される薄型の筐体である場合についての説明を図11に示す。図11(a)は特許文献1に記載された端子台200を示したもので筐体内の端子ねじ700aが端子台取付面100cに対して垂直に形成し、図11(b)は特許文献2に記載された端子台300を示したもので筐体内の端子ねじ700aが端子台取付面100cに対して水平に形成してある。
図11(b)の端子台300の構造では筐体内の端子ねじ700aから電線1000を引き出す際に折り曲げる必要があり、電線1000に負荷がかかってしまう問題や、端子台300を端子台取付面100cに取付けた状態で工具900を端子台取付面100cより垂直方向から入れる必要があるためねじ止め作業が行い難い問題があった。図11(a)の端子台200の構造では、筐体内の端子ねじ700aへの電線1000の取り付けは薄型の筐体100の天井板100aを取り外すことによって容易に取り付けることが可能であり、電線1000は天井板100aと水平方向に引き出す構造であるので電線1000の折曲げの負荷がないものである。なお、図11(b)に示す端子台300を端子台取付面100cから取り外した状態で電線1000の接続が可能であるが、端子台300を端子台取付面100cより引き出すため、電線1000を長くする必要があり、その後、端子台300を端子台取付面100cに取り付けると電線1000の収納場所が必要となったり、端子台取付面100cへの取付が電線1000により困難になるなど問題があるので、薄型の筐体に端子台を取り付けた状態で電線を接続することが望ましい。
また、1Uサイズ以上の筐体800で形成し、高さ方向に複数の端子台を並べて取り付けた場合についての説明を図12に示す。図12(a)は特許文献1に記載された端子台200を示したもので、図12(b)は特許文献2に記載された端子台300を示したものである。図12(b)の端子台300の構造では、複数の端子台300を並べても端子台取付面800cに対して垂直方向から工具900を挿入し端子ねじ700にねじ止めを行うことが可能である。しかし、特許文献1の構造では、図12(a)に示すように複数の端子台200の下方に形成した端子台200にはねじ止めを行うことが出来ない。上記に示したように、状況によって端子台の形状を変更する必要があり、端子台の製品数が多くなってしまうなどの問題点があった。
実開昭64−38776 実開昭64−7773
本発明の目的は前記の問題を解決し、例えば、端子台を薄型の筐体に取り付ける場合でも、筐体の高さ方向に複数の端子台を並べて配置させる場合等、あらゆる取り付け箇所に柔軟に対応可能な端子台を提供することである。
上記課題を解決するためになされた本発明の端子台は、電気機器収納用箱を構成する筐体内外に電源側端子部と負荷側端子部を形成するよう、該筐体の端子台取付面貫通して取り付けて使用され、外部からの配線と内部からの配線の双方を接続可能とした端子台であって、電源側端子部と負荷側端子部と、両端子部間に渡って形成された略コ字状の端子板を有し、該略コ字状の端子板は、両端部の腕部と、該腕部間を連結する連結部から構成され、配線を接続するために使用される端子ねじが挿通可能な端子孔を、双方の腕部と、何れか一方の腕部に隣接した該連結部の端部の3か所に形成したことを特徴とするものである。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の端子台において、該連結部をクランク状に形成し、双方の腕部を上下にずらして配置し、下側に配置された腕部と、該下側に配置された腕部に隣接した該連結部の端部に該端子孔を形成するとともに、該下側に配置された腕部の先端部に臨む位置に、絶縁距離確保用の隔壁を形成したことを特徴とするものである。
請求項3記載の発明は、請求項2記載の端子台において、下側に配置された腕部の先端部と該隔壁とを当接させたことを特徴とするものである。
請求項4記載の発明は、請求項1〜3の何れかに記載の端子台において、電源側端子部を、外観が上下対称となるように形成したことを特徴とするものである。
請求項5記載の発明は、請求項1〜4の何れかに記載の端子台において、一極からなる単位端子を複数並列してなり、隣接する単位端子間を連結する固定部を、筐体内部に配置したことを特徴とするものである。
本発明に係る端子台では、電源側端子部と負荷側端子部間に渡って略コ字状の端子板を形成し、該略コ字状の端子板の両端部に形成された腕部と、該腕部間を連結する連結部のうち、双方の腕部と、何れか一方の腕部に隣接した該連結部の端部の3か所に端子孔を形成する構成によって、一方の端子部において、配線方向を水平あるいは垂直方向の何れも選択自在とすることにより、あらゆる取り付け箇所に柔軟に対応可能としている。具体的には、例えば、端子台を取り付ける筐体が、重ねて配置される薄型の筐体である場合、電源側端子部の端子ねじは筐体の端子台の取付面に対して水平方向からネジ止めすることが好ましく、この場合、当該構造の端子台においては薄型の筐体の天井板を開放することにより端子台への電線の取り付けが容易で、電線には負荷がかからずに端子台に形成することができる。また、端子台をユニットの高さ方向に並べて配置する構造であっても、端子台の取付面に対して垂直方向から工具を挿入し電線を取り付けることが可能な構造となるものであ、あらゆる取り付け箇所に柔軟に対応可能としている。
請求項2記載の発明によれば、該連結部をクランク状に折り曲げ形成し、双方の腕部を上下にずらして配置し、下側に配置された腕部と、該下側に配置された腕部に隣接した該連結部の端部に該端子孔を形成することにより、連結部に形成された端子孔に端子ねじをネジ止めする場合であっても、該端子ねじの頭部位置を、上側に配置された腕部の上部程度の高さに抑えることができる。一方、下側に配置された腕部に形成された端子孔に端子ねじをネジ止めする場合には、該端子ねじの頭部位置が、該腕部の先端部に対峙する筺体壁面と近接するため、絶縁距離が確保できない恐れがあるが、請求項2記載の発明では、下側に配置された腕部の先端部と該先端部に臨む位置に、絶縁距離確保用の隔壁を形成することにより、当該絶縁距離を確実に確保可能としている。
請求項3記載の発明によれば、下側に配置された腕部の先端部と該隔壁とを当接させたことにより、連結部の端部に形成された端子孔に端子ねじをネジ止めする際に、隔壁により負荷を受け止めて、端子板の変形を防止することができる。
電源側端子部と負荷側端子部の双方で、腕部に形成された端子孔を使用する場合、電線の引き出し方向によっては、端子板を回動させて使用することも可能であるが、請求項4記載の発明によれば、電源側端子部を、外観が上下対称となるように形成することにより、端子板を回動させて使用する場合であっても、外観が変わらず、景観にも優れた製品とすることができる。
請求項5載の発明によれば、隣接する単位端子間を連結する固定部を筐体内部に配置することにより、端子台のうち、筐体の外側に突出する部位を少なくでき、景観にも優れた製品とすることができる。
本発明の端子台を取り付けた電気機器収納用箱の外観図である。 電源側端子部側からみた端子台の全体斜視図である。 図2を負荷側端子部側からみた図である。 図2および図3の断面説明図である。 図4において負荷側端子部の他方の端子孔を使用した図である。 電源側端子部側の正面図である。 本実施形態の端子台の分解説明図である。 他の実施形態の説明図である。 他の実施形態における説明図である。 他の実施形態における説明図である。 従来の端子台の取付構造を示した説明図である。 従来の端子台の他の取付構造を示した説明図である。
以下に本発明の好ましい実施形態を示す。本発明の端子台1は、図1に示すように、電気機器収納用箱を構成する筐体2の端子台取付面2aに取り付けて使用され、外部からの配線と内部からの配線の双方を接続可能としたものであり、図2、図3に示すように、筐体2の外側に配置される電源側端子部3と、筐体2の内側に配置される負荷側端子部4とから構成されている。電源側端子部3の左右両端部には、ブロック状の取付部5を備えている。以下、本実施形態においては、負荷側端子部4を筐体2の内側に形成し、筐体2内部に負荷名称板15を配置可能な構造としているが、負荷側端子部4を筐体2の外側に突出するように取り付けて形成することも可能である。
電源側端子部3と負荷側端子部4との間には、図4、図5に示すように、略コ字状の端子板17が渡されている。略コ字状の端子板17は、両端部に形成された腕部6と、腕部6間を連結する連結部7から構成され、双方の腕部6と、連結部7の負荷側端子部4の腕部6に隣接した連結部7の端部の3か所に、端子ねじ8が挿通される端子孔9が形成されている。図4は、負荷側端子部4の腕部6に隣接した連結部7の端部に形成した端子孔9に端子ねじ8を挿通した状態図、図5は、負荷側端子部4の腕部6に形成した端子孔9に端子ねじ8を挿通した状態図を示している。図4と図5の、各々の場合において、負荷名称板15の配置位置を変更可能なように、名称板取付け部16が、各端子孔9に隣接する位置に形成されている。
このように、負荷側端子部4における配線方向を水平あるいは垂直方向の何れも選択自在とすることにより、あらゆる取り付け箇所に柔軟に対応することができる。なお、負荷側端子部4に形成された2か所の端子孔9は、一方を使用している場合には使用側の端子孔9からねじ止めされた端子ねじ8により他方の端子孔9に端子ねじ8を使用できないように近接させて形成されている。
本実施形態では、図4、図5に示すように、連結部7はクランク状に折り曲げ形成し、負荷側端子部4の腕部6を、電源側端子部3の腕部6より下方にずらして配置している。当該構造によれば、図4に示すように、負荷側端子部4の腕部6に隣接した連結部7の端部に形成した端子孔9に端子ねじ8をネジ止めする場合であっても、端子ねじ8の頭部位置を、電源側端子部3の腕部6の上部程度の高さに抑えることができるので、端子ねじ8の頭部と筐体2との距離を長くすることができ、絶縁距離を確実にとることが出来る。
一方、負荷側端子部4の腕部6に形成された端子孔9に端子ねじ8をネジ止めする場合には、端子ねじ8の頭部や腕部6の先端部が筺体2に近接するため、絶縁距離が確保できない恐れがあるが、本実施形態では、負荷側端子部4の下側に配置された腕部6の先端部に臨む位置に絶縁距離確保用の隔壁10を形成している。負荷側端子部4の下側に配置された腕部6の先端部と該先端部に対峙する筺体2との間に、絶縁距離確保用の隔壁10を形成することにより、当該絶縁距離を確実に確保可能としている。
また、隔壁10は、負荷側端子部4の腕部6に隣接した連結部7の端部に形成した端子孔9に端子ねじ8をネジ止めする際の負荷を受け止めて、端子板17の変形を防止する機能も有している。
なお、図4、図5のように隔壁10を壁面18間の全てを覆うような構造にした場合、電線は隔壁10方向となる下方向に引き出すことはできない。下方向に引き出す場合には電線に負荷が掛かってしまう恐れがある。そのため、他の実施形態として、図8〜図10に示す他の実施形態のように、隔壁10の一部に電線の配線を可能とする切欠き部19を設けることにより、負荷側端子部4の上下両方向からの配線を可能とすることもできる。
図4〜図6の構造において、電源側端子部3と負荷側端子部4の双方で、腕部6に形成された端子孔9を使用する場合、電線の引き出し方向によっては、端子台1を回動させて使用することも可能である。そこで、本実施形態では、図6に示すように、電源側端子部3を、外観が上下左右対称となるように形成し、端子台1を回動させて使用する場合であっても、外観を変えることなく使用可能としている。なお、負荷名称板15を挿入可能な名称板取付け部16を電源側端子部3の端子孔9の上下方向に形成しているので、回動に合わせて負荷名称板15の位置を変更可能に形成している。
本実施形態の端子台1は、図7に示すように、1極1極分割可能にしており、極数を自由に変更・増設が可能な構造となっている。また、端子板17は、左右の壁面18により落下しないように保持されており、ねじ止め等は成されていない。本実施形態において、各極は、負荷側端子部4に貫通して形成した固定部11でねじ止めにより結合され、固定部11は、筐体内部に配置されている。他の実施形態として、固定部11を電源側端子部3に形成することもできる。固定部11を負荷側端子部4に形成した場合においては、端子台1のうち、筐体2の外側に突出する部位を少なくでき、景観にも優れた製品とすることができる。何れの場合も、固定部11は、電気機器収納用箱を構成する筐体2の端子台1に挿入するための開口部端部に隣接して配置されているため、筐体2に取り付けられた状態において、工具を使用しての分解は困難な構造となっている。
なお、電気機器収納用箱を構成する筐体2の外部に突出した電源側端子部3において、端子ねじ8の頭部、端子板17が露出していると危険なため、本実施形態では、図2や図3に示すように、該端子ねじ8の頭部を覆う位置にコ字状の透明カバー12を取り付けている。透明カバー12は、取付部5の内側面先端部に形成された凹部13で係止されている。透明カバー12の形状は、図2や図3に示すものに限定されず、例えば、図9に示すように、L字状の透明カバー12として、電源側端子部3の前方だけでなく上方からも充電部を保護できる構造とすることもできる。本実施形態では、図2、図9に示すようにL字状の透明カバー12をネジ止めするナット挿入部14を、取付部5の上下左右対称位置に形成し、透明カバー12の係止方向を自由に変更できる構造としている。
また、図5に示すように、名称板取付け部16の開口端部にフック部16a,16bを形成しており、透明カバー12より上下方向に短くしたカバーを形成した場合、電源側端子部3の上方の凹部13aとフック部16bでカバーを係止したり、電源側端子部3の下方の凹部13bとフック部16aでカバーを係止可能としておき、透明カバー選択可能に取り付けすることができる。
1 端子台
2 筐体
2a 端子台取付面
3 電源側端子部
4 負荷側端子部
5 取付部
6 腕部
7 連結部
8 端子ねじ
9 端子孔
10 隔壁
11 固定部
12 透明カバー
13 凹部
14 ナット挿入部
15 負荷名称板
16 名称板取付け部
17 端子板
18 壁面
19 切欠き部
100 薄型の筐体
100a 天井板
100b 底板
100c 端子台取付面
200 端子台
300 端子台
400 端子板
500 端子板
600 透明カバー
700 端子ねじ
700a 筐体内の端子ねじ
800 筐体
800c 端子台取付面
900 工具
1000 電線

Claims (5)

  1. 電気機器収納用箱を構成する筐体内外に電源側端子部と負荷側端子部を形成するよう、該筐体の端子台取付面に貫通して取り付けて使用され、外部からの配線と内部からの配線の双方を接続可能とした端子台であって、
    電源側端子部と負荷側端子部と、両端子部間に渡って形成された略コ字状の端子板を有し、該略コ字状の端子板は、両端部の腕部と、該腕部間を連結する連結部から構成され、
    配線を接続するために使用される端子ねじが挿通可能な端子孔を、双方の腕部と、何れか一方の腕部に隣接した該連結部の端部の3か所に形成したことを特徴とする端子台。
  2. 該連結部をクランク状に形成し、双方の腕部を上下にずらして配置し、下側に配置された腕部と、該下側に配置された腕部に隣接した該連結部の端部に該端子孔を形成するとともに、該下側に配置された腕部の先端部に臨む位置に絶縁距離確保用の隔壁を形成したことを特徴とする請求項1記載の端子台。
  3. 下側に配置された腕部の先端部と該隔壁とを当接させたことを特徴とする請求項2記載の端子台。
  4. 電源側端子部を、外観が上下対称となるように形成したことを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載の端子台。
  5. 端子台が、一極からなる単位端子を複数並列してなり、隣接する単位端子間を連結する固定部を、筐体内部に配置したことを特徴とする請求項1〜4の何れかに記載の端子台。
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