JP5979761B2 - 葉書用紙 - Google Patents
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Description
<表層用原料スラリーの調整>
針葉樹晒サルファイトパルプ(NBSP)50部、針葉樹晒クラフトパルプ(NBKP)20部、広葉樹晒クラフトパルプ(L−BKP)30部を配合した後に、叩解機によってカナダ標準濾水度(CSF)が510mlとなるように叩解処理し原料パルプを得た。この原料パルプ100部に対してサイズ剤としてアルキルケテンダイマー系サイズ剤(SE−2360、星光PMC社製)0.3部、内添紙力剤としてカチオン化澱粉(ネオタック40T、日本食品化工社製)1.0部を添加して表層用の原料スラリーを調成した。
針葉樹晒サルファイトパルプ(NBSP)21部、針葉樹晒クラフトパルプ(NBKP)39部、広葉樹晒クラフトパルプ(L−BKP)40部を配合した後に、叩解機によってカナダ標準濾水度(CSF)が510mlとなるように叩解処理し、中層用の原料パルプを得た。この原料パルプ100部に対してサイズ剤としてアルキルケテンダイマー系サイズ剤(SE−2360、星光PMC社製)0.3部、内添紙力剤としてカチオン化澱粉(ネオタック40T、日本食品化工社製)1.0部を添加して中層用の原料スラリーを調成した。
針葉樹晒サルファイトパルプ(NBSP)50部、針葉樹晒クラフトパルプ(NBKP)20部、広葉樹晒クラフトパルプ(L−BKP)30部を配合した後に、叩解機によってカナダ標準濾水度(CSF)が510mlとなるように叩解処理し原料パルプを得た。この原料パルプを水中に分散し、裏層用の原料スラリーとした。
<葉書用紙の抄紙>
次に、これらの各原料スラリーを用いて、円網式抄紙機にて表層/中層/中層/裏層の構成となるよう4層抄合せでシートを抄造し、坪量250g/m2、厚さ0.386mmの葉書用紙を得た。尚、各層の坪量は、表層を45g/m2、中層を160g/m2(80g/m2を2層)、裏層を45g/m2とした。
中層の坪量を190g/m2(95g/m2を2層)に変更した以外は実施例1と同様にして葉書用紙を得た。得られた葉書用紙の坪量は280g/m2、厚さは0.434mmであった。
中層の坪量を210g/m2(105g/m2を2層)に変更した以外は実施例1と同様にして葉書用紙を得た。得られた葉書用紙の坪量は300g/m2、厚さは0.481mmであった。
表層の坪量を30g/m2、中層の坪量を190g/m2(95g/m2を2層)、裏層の坪量を30g/m2に変更した以外は実施例1と同様にして葉書用紙を得た。得られた葉書用紙の坪量は250g/m2、厚さは0.381mmであった。
表層の坪量を30g/m2、中層の坪量を220g/m2(110g/m2を2層)、裏層の坪量を30g/m2に変更した以外は実施例1と同様にして葉書用紙を得た。得られた葉書用紙の坪量は280g/m2、厚さは0.429mmであった。
表層の坪量を30g/m2、中層の坪量を240g/m2(120g/m2を2層)、裏層の坪量を30g/m2に変更した以外は実施例1と同様にして葉書用紙を得た。得られた葉書用紙の坪量は300g/m2、厚さは0.474mmであった。
表層用、中層用及び裏層用の原料スラリーの調整において、針葉樹晒サルファイトパルプ(NBSP)を配合せず、針葉樹晒クラフトパルプ(NBKP)の配合量を60部、広葉樹晒クラフトパルプ(L−BKP)の配合量を40部にそれぞれ変更した以外は、実施例1と同様にして葉書用紙を得た。得られた葉書用紙の坪量は250g/m2、厚さは0.375mmであった。
表層用、中層用及び裏層用の原料スラリーの調整において、パルプの濾水度を430mlCSFにそれぞれ変更した以外は、実施例1と同様にして葉書用紙を得た。得られた葉書用紙の坪量は250g/m2、厚さは0.379mmであった。
表層用、中層用及び裏層用の原料スラリーの調整において、パルプの濾水度を570mlCSFにそれぞれ変更した以外は、実施例1と同様にして葉書用紙を得た。得られた葉書用紙の坪量は250g/m2、厚さは0.396mmであった。
裏層用の原料スラリーの調整において、原料パルプ100部に対してサイズ剤としてアルキルケテンダイマー系サイズ剤(SE−2360、星光PMC社製)0.3部、内添紙力剤としてカチオン化澱粉(ネオタック40T、日本食品化工社製)1.0部を添加した以外は、実施例1と同様にして葉書用紙を得た。得られた葉書用紙の坪量は250g/m2、厚さは0.382mmであった。
表層用及び中層用の原料スラリーの調整において、サイズ剤と内添紙力剤とを添加しなかった以外は実施例1と同様にして葉書用紙を得た。得られた葉書用紙の坪量は250g/m2、厚さは0.380mmであった。
抄紙後、澱粉(商品名:SK−20、日本コーンスターチ社製)水溶液をサイズプレス機で葉書用紙の両面に、片面あたりの塗布量が乾燥固形量で1g/m2となるよう塗布した以外は、実施例1と同様にして葉書用紙を得た。得られた葉書用紙の坪量は252g/m2、厚さは0.381mmであった。
抄紙後、マシンキャレンダーでプレス処理(ニップ圧55kg/cm3)し、高密度化、高平滑化処理した以外は、実施例1と同様にて葉書用紙を得た。得られた葉書用紙の坪量は250g/m2、厚さは0.248mmであった。
JIS P 8124:2011「紙及び板紙‐坪量の測定方法」に準拠して測定した。
JIS P 8118:1998「紙及び板紙‐厚さ及び密度の試験方法」に準拠して測定した。
JIS P 8122:2004「紙及び板紙‐サイズ度試験方法−ステキヒト法」に準拠し、表層を上向きにして測定した。
JAPAN TAPPI紙パルプ試験方法No1:2000「紙及び板紙−ワックスによる表面強さ試験方法」に準拠し、表層の表面強さを測定した。
JAPAN TAPPI紙パルプ試験方法No12:2000で規定する評価方法に従い、裏層表面のペン書きサイズ度を評価した。
実機枚葉印刷機(リョービ3302M、リョービ社製)を用いて、葉書用紙の表層の表面に、郵便番号枠、切手貼り付け枠及びテストパターンを印刷し、白抜け部(ピック)及び/又は剥けの有無によって印刷強度を評価した。また、ブランケットの汚れ及び/又は版汚れの程度によって作業性を評価した。前記印刷強度及び作業性の評価は、次の3段階で判定した。
○・・・実用レベルにある、
△・・・やや劣るが実用レベル(実用下限)
×・・・印刷不可(実用に適さない)
葉書用紙の裏層表面に墨、水彩絵具で描画し、それぞれの描画部の色のり、にじみ、乾燥性と、描画後の葉書用紙のカール具合とを目視で評価し、以下の3段階で判定した。
○・・・実用レベルにある
△・・・やや劣るが実用レベルにある
×・・・実用不可
Claims (4)
- パルプを主成分とし、表層と、裏層と、該表層及び該裏層の間に1層以上の中層とを有する3層以上の多層抄きの葉書用紙において、坪量が200〜350g/m2、厚さが0.35〜0.50mm、密度が0.6〜0.75g/cm3であり、ステキヒトサイズ度(JIS P 8122紙及び板紙‐サイズ度試験方法)が250秒以上であり、裏層のペン書きサイズ度(JAPAN TAPPI紙パルプ試験方法No12:2000)が0であり、表層の表面強度(JAPAN TAPPI紙パルプ試験方法No1:2000紙及び板紙−ワックスによる表面強さ試験方法)が8A以上であり、
裏層は紙力剤及びサイズ剤を含有せず、表層及び中層にのみ紙力剤及びサイズ剤を含有することを特徴とする葉書用紙。 - 表層及び中層に、各層のパルプ100質量部に対して紙力剤を0.1〜3.0質量部、及びサイズ剤を0.05〜2.0質量部含有することを特徴とする請求項1に記載の葉書用紙。
- 表層、中層、裏層の何れかの層又は全層に針葉樹晒サルファイトパルプが含有されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の葉書用紙。
- 表層、中層、裏層の各層の坪量の割合が、表層:中層:裏層=10:80:10〜20:60:20であることを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載の葉書用紙。
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