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JP5974413B1 - 帯支持式容器運搬袋 - Google Patents

帯支持式容器運搬袋 Download PDF

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JP5974413B1 JP2016003651A JP2016003651A JP5974413B1 JP 5974413 B1 JP5974413 B1 JP 5974413B1 JP 2016003651 A JP2016003651 A JP 2016003651A JP 2016003651 A JP2016003651 A JP 2016003651A JP 5974413 B1 JP5974413 B1 JP 5974413B1
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Abstract

【課題】簡素な構造で低コストで製造することができ、かつ、容器の収容個数の設計に容易に対応することができ、しかも、容器のセット作業にも手間取らず非常に使い勝手の良い帯支持式容器運搬袋を提供すること。【解決手段】熱可塑性樹脂材料からなる一対のシート材10・10が対面して重なり、上部に開口部が形成され、かつ、下部に底面12を有する袋体1であって、この袋体1の両シート材10・10の間には、所定幅の有孔帯体2を左右に亙り挟装する一方、この有孔帯体2の少なくとも両端部をシート材10・10の側縁部に固着して、かつ、有孔帯体2の側縁の少なくとも一部をシート材10・10の内側面に固着して、前記袋体1の開口部が開口されたときに、前記有孔帯体2の孔部21が連れて開口されることによって、この孔部21の内側に容器を挿入して支持できるように構成する。【選択図】図2

Description

本発明は、容器の運搬用具の改良、更に詳しくは、簡素な構造で低コストで製造することができ、容器の収容個数の設計に容易に対応することができ、しかも、容器のセット作業にも手間取らず非常に使い勝手の良い帯支持式容器運搬袋に関するものである。
コンビニエンスストアやファーストフード店などにおいて、コーヒーやジュースなどの飲み物や、おでんや汁物などの食品を一時的な容器(栓で密封しない簡易な使い捨てタイプのもの)に入れてテイクアウトする場合、この容器を直接手に持たずに安定的に運ぶことができると便利である。
かかる運搬方法として、まず、容器を袋に直接入れることが考えられるが、安定性に欠け、容器が袋の中で傾いてしまい、飲み物や汁などの内容物が漏れてしまうおそれがある。
従来、容器の姿勢保持のために、袋の底に厚紙などの穴あき台紙を敷いて、この穴に容器を起立させるものが開示されている(例えば、特許文献1参照)。
しかしながら、この台紙の製造やストックするためにはコストが嵩んでしまう上に、セット作業にも手間がかかり、商品の提供に時間がかかってしまうという問題があった。
また、容器を手提げ式に運搬することができるものが開示されている(例えば、特許文献2参照)。しかしながら、袋一枚につき容器を一個しか運搬できないし、単一のサイズにしか対応しておらず、しかも、容器の本体が外に露出しているため、容器が汚れたり、誤って飲み物や汁などの内容物が漏れた場合に周囲を汚してしまうおそれがある。
更にまた、容器および運搬袋は、店舗から自宅等まで使用して使い切ってしまう一時的なものであるため、簡素な構造で低コストであることが必須であり、かつ、確実な保持機能も両立させることが求められている。
特開2015−58956号公報 特開2008−80072号公報
本発明は、従来の容器の運搬用具に上記のような問題があったことに鑑みて為されたものであり、その目的とするところは、簡素な構造で低コストで製造することができ、かつ、容器の収容個数の設計に容易に対応することができ、しかも、容器のセット作業にも手間取らず非常に使い勝手の良い帯支持式容器運搬袋を提供することにある。
本発明者が上記技術的課題を解決するために採用した手段を、添付図面を参照して説明すれば、次のとおりである。
即ち、本発明は、熱可塑性樹脂材料からなる一対のシート材10・10が対面して重なり、上部に開口部11が形成され、かつ、下部に底面12を有する袋体1であって、
この袋体1の両シート材10・10の間には、所定幅の二枚の帯体が重ねられて、これら帯体同士が部分的に固着してこれらの帯体間に孔部21が形成されて構成された有孔帯体2を左右に亙り挟装する一方、
この有孔帯体2は、両端部をシート材10・10の側縁部に固着して、かつ、有孔帯体2の側縁のうち孔部21の形成位置の側面における縦方向に線状にシート材10・10の内側面に固着して、
前記袋体1の開口部11が開口されたときに、前記有孔帯体2の孔部21が連れて開口されることによって、この孔部21の内側に容器を挿入して支持できるように構成する一方、有孔帯体2とシート材10との間に付属品収容部3を形成するという技術的手段を採用したことによって、帯支持式容器運搬袋を完成させた。
また、本発明は、熱可塑性樹脂材料からなる一対のシート材10・10が対面して重なり、上部に開口部11が形成され、かつ、下部に底面12を有する袋体1であって、
この袋体1の両シート材10・10の間には、一枚の有孔帯体2を長手方向に二つ折りされた状態で重ねて、左右に亙り挟装する一方、
この有孔帯体2は、両端部をシート材10・10の側縁部に固着して、かつ、有孔帯体2の側縁のうち孔部21の形成位置の側面における縦方向に線状にシート材10・10の内側面に固着して、
前記袋体1の開口部11が開口されたときに、前記有孔帯体2の孔部21が連れて開口されることによって、この孔部21の内側に容器を挿入して支持できるように構成する一方、有孔帯体2とシート材10との間に付属品収容部3を形成するという技術的手段を採用することができる。
更にまた、本発明は、上記課題を解決するために、必要に応じて上記手段に加え、袋体1のシート材10と有孔帯体2とを、異なる色彩の材料で作製するという技術的手段を採用することができる。
更にまた、本発明は、上記課題を解決するために、必要に応じて上記手段に加え、袋体1の底面12を内側に折り込んでガゼットを形成するという技術的手段を採用することができる。
本発明は、熱可塑性樹脂材料からなる一対のシート材が対面して重なり、上部に開口部が形成され、かつ、下部に底面を有する袋体であって、この袋体の両シート材の間には、所定幅の有孔帯体を左右に亙り挟装する一方、
この有孔帯体の少なくとも両端部をシート材の側縁部に固着して、かつ、有孔帯体の側縁の少なくとも一部をシート材の内側面に固着したことにより、
前記袋体の開口部が開口されたときに、前記有孔帯体の孔部が連れて開口されることによって、この孔部の内側に容器を挿入して支持することができる。
したがって、本発明の帯支持式容器運搬袋によれば、簡素な構造で低コストで製造することができるため、飲料カップなどの容器の運搬のように、店舗から自宅等までの一時的なものの用途に非常に適している。
また、製袋機の製造ラインに複雑な加工機構を設けなくても、有孔帯体の簡単な加工のみで容器の収容個数の設計に容易に対応することができる。
このように、袋体と有孔帯体とが一体に成形されているため、容器のセット作業にも手間取らず、非常に使い勝手の良いため、店舗等において迅速に商品を提供できることから、産業上の利用価値は頗る大きい。
本発明の第1実施形態の帯支持式容器運搬袋を表わす正面図である。 本発明の第1実施形態の帯支持式容器運搬袋の開口状態を表わす上面端面図である。 本発明の第1実施形態の帯支持式容器運搬袋の変形例1を表わす正面図である。 本発明の第1実施形態の帯支持式容器運搬袋の変形例1の開口状態を表わす上面端面図である。 本発明の第1実施形態の帯支持式容器運搬袋の変形例2を表わす正面図である。 本発明の第1実施形態の帯支持式容器運搬袋の変形例2の開口状態を表わす上面端面図である。 本発明の第1実施形態の帯支持式容器運搬袋の変形例2を表わす正面図である。 本発明の第1実施形態の帯支持式容器運搬袋の変形例2の開口状態を表わす上面端面図である。 本発明の第2実施形態の帯支持式容器運搬袋の有孔帯体を表わす斜視図である。 本発明の第2実施形態の帯支持式容器運搬袋の開口状態を表わす上面端面図である。 本発明の第2実施形態の帯支持式容器運搬袋の有孔帯体を表わす斜視図である。 本発明の第2実施形態の帯支持式容器運搬袋の開口状態を表わす上面端面図である。 本発明の第2実施形態の帯支持式容器運搬袋の変形例を表わす正面図である。 本発明の第2実施形態の帯支持式容器運搬袋の変形例の有孔帯体を表わす斜視図である。 本発明の第2実施形態の帯支持式容器運搬袋の変形例を表わす正面図である。 本発明の第3実施形態の帯支持式容器運搬袋を表わす正面図である。 本発明の第3実施形態の帯支持式容器運搬袋の有孔帯体を表わす斜視図である。 本発明の第3実施形態の帯支持式容器運搬袋の有孔帯体を表わす斜視図である。
『第1実施形態』
本発明の第1実施形態を図1から図8に基づいて説明する。図中、符号1で指示するものは袋体であり、また、符号2で指示するものは有孔帯体、符号3で指示するものは付属品収容部である。
本発明の帯支持式容器運搬袋の構成するにあっては、まず、熱可塑性樹脂材料からなる一対のシート材10・10を対面して重ね合わせる。本実施形態では、この樹脂材料としてポリエチレン(PE)、ポリブロピレン(PP)などのポリオレフィン系樹脂、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ナイロンなどを採用することができる。
袋体1は、上部に開口部11が形成され、かつ、下部に底面12を有する。シート材10・10の重ね合わせの方法としては、通常は、底面12において折り返して重ね合わせることが成形上容易であるとともに底抜けを防止することができる。
この際、更に、底面12を内側に折り込んでガゼットを形成して袋底を作成することが好ましく、袋体の容量を確保しつつ、収納した容器の底面がガゼットに載置されて安定性が増す。また、開口部11の付近には袋体1を手に持つための把手部を設けることができる。
そして、この袋体1の両シート材10・10の間には、所定幅(好ましくは1〜10cm程度)の有孔帯体2を左右に亙り挟装する。本実施形態では、二枚の帯体を重ねてシート材10・10間に挟装する。これら二枚の帯体は同幅にする。
本実施形態では、これら帯体同士を部分的に固着してこれらの帯体間に孔部21を形成して有孔帯体2を構成する。具体的には、図2に示すように、帯体の端部同士と所定間隔を開けて内側2箇所を固着する。この固着間隔によって収容容器のサイズに対応させることができる。固着手段としては、熱融着やホットメルト、接着剤などを採用することができるが、熱融着が成形性がよく好ましい。
そしてまた、この有孔帯体2の少なくとも両端部をシート材10・10の側縁部に固着する。この際、有孔帯体2の帯体の端部同士は、予め個別に固着してもよいが、製造工程において、後述するシート材10・10の側縁部の成形と同時に一体に熱融着(ヒートシール)によって固着することが好ましい。
更に、有孔帯体2の側縁の少なくとも一部をシート材10・10の内側面に固着する(図1および図2参照)。本実施形態では、孔部21の形成位置の側面(周縁)における縦方向に直線状の固着部を設ける。この固着部(熱融着部分)は、一直線状のものを1本形成する以外にも、複数本形成したり、曲線、破線などの形状にすることもできる。
そして、袋体1のシート材10の側縁部近傍のシート重畳部を当該側縁部に沿って一体に(かつ、有孔帯体2の帯体の端部同士も同時に)熱融着することにより、袋側縁を形成する。
このように構成したことによって、前記袋体1の開口部11が開口されたときに、前記有孔帯体2の孔部21が連れて開口されることによって、この孔部21の内側に容器を挿入して支持できるのである。
なお、本実施形態では、有孔帯体2とシート材10との固着部分を限定することにより、有孔帯体2とシート材10との間に付属品収容部3を形成することができ、この付属品収容部3に、砂糖やミルク、マドラーなどの飲み物や容器に収容する食品の付属品を挿入して保持することができる。
また、本実施形態では、袋体1のシート材10と有孔帯体2とを、異なる色彩の材料で作製することもでき、意匠性が向上するとともに、視認性が良くなり、容器の収容作業効率を向上させることもできる。
<変形例1>
本実施形態では、図3および図4に示すように、2個の容器を収納できるように構成することもできる。この場合、帯体の中央部同士を固着することによって容器間の仕切りを形成することができる。このように、本発明は、有孔帯体2の形態を変更するだけで簡単に収容個数を増加することができる。
<変形例2>
また、本実施形態では、図5および図6に示すように、有孔帯体2を袋体1の内側面の2箇所に固着することができ、1箇所でも十分に機能はするが、強度を向上させることができる。この場合も固着部13を設ける部位は孔部21の形成位置の側面である。更に、同様に2箇所を固着する形態で、図7および図8に示すように、2個の容器を収納できるように構成することもできる。
『第2実施形態』
次に、本発明の第2実施形態を図9から図12に基づいて説明する。本実施形態では、一枚の有孔帯体2を長手方向に二つ折りした状態で重ねてシート材10・10間に挟装する。本実施形態の有孔帯体2は、図9に示すように、山折りの稜線を開口して孔部21を成形する。この際、直線等のスリットのみを形成しても良いし、一部を完全に切除しても良い。
そして、更に、この有孔帯体2の孔部21の周縁のみをシート材10の内側面に固着することができる。本実施形態では、縦方向に直線状に固着部を設ける。縦方向に設けることにより、固着部分を少なくして加工効率が向上する。この固着部(熱融着部分)は、一直線状のものを1本形成するが、複数本形成したり、曲線、破線などの形状にすることもできる。なお、本実施形態は、前記第1実施形態と有孔帯体2の構造のみが異なるため、袋体1の外観は前記第1実施形態(図1、図5)と同様となる。
本実施形態では、図11および図12に示すように、2個の容器を収納できるように構成することもできる。この場合、帯体同士を全く固着する必要がなく、特に、容器同士の境界部分となる中央部同士の固着が不要となるため、加工負担を劇的に軽減することができる。
<変形例>
また、本実施形態では、図13から図15に示すように、略半円状に完全に切除して孔部21aを成形しても良く、この際、有孔帯体2の両側縁部を各シート材10の内側面にそれぞれ固着することができる。この固着部位は、側縁部全長に亙って設けることもできるが、袋体1の開閉性が悪くなるため、部分的に設けることもできる。また、折り返しの山の向きは図13および図14に示すような上側であっても良いし、図15に示すような下側であっても良い。更に、2個や3個以上の孔部21aを成形することもできる。
『第3実施形態』
次に、本発明の第3実施形態を図16から図18に基づいて説明する。本実施形態では、一枚の有孔帯体2をシート材10・10間に挟装して、この有孔帯体2の長手方向に亙る切込スリット21aを成形して、各シート材10の内側面にそれぞれ固着して孔部21を形成する。本実施形態の切込スリット21aは、中央に1本形成して上段と下段に分離して内側面にそれぞれに固着しているが、複数本形成したり他の線分形状を採用することもできる。
そして、有孔帯体2の切込スリット21aの端部に、裂け防止手段21bを設けることができる。例えば、図17に示すようなヒートプレスによるものや、図18に示すような折り返し形状のスリットなどを採用することができる。
本発明は、概ね上記のように構成されるが、図示の実施形態に限定されるものでは決してなく、「特許請求の範囲」の記載内において種々の変更が可能であって、例えば、袋体1における容器の保持部分は1つや2つに限らず、3つ以上であっても良い。
また、袋体1の側縁部の固着部13は、底面にかけて狭くなるように斜行してテーパ状に熱融着するものに限らず、側縁部に対して平行に設けたり、側縁部そのものをシールするものでもよい。
更にまた、袋体の輪郭形状や手提げのための把手部の形態などは、装飾デザインに応じて任意に設計することができ、これら何れのものも本発明の技術的範囲に属する。
1 袋体
10 シート材
11 開口部
12 底面
13 固着部
14 ポケット
2 有孔帯体
21 孔部
21a 切込スリット
21b 裂け防止手段
3 付属品収容部

Claims (4)

  1. 熱可塑性樹脂材料からなる一対のシート材(10・10)が対面して重なり、上部に開口部(11)が形成され、かつ、下部に底面(12)を有する袋体(1)であって、
    この袋体(1)の両シート材(10・10)の間には、所定幅の二枚の帯体が重ねられて、これら帯体同士が部分的に固着してこれらの帯体間に孔部(21)が形成されて構成された有孔帯体(2)が左右に亙り挟装されている一方、
    この有孔帯体(2)は、両端部がシート材(10・10)の側縁部に固着され、かつ、有孔帯体(2)の側縁のうち孔部(21)の形成位置の側面における縦方向に線状にシート材(10・10)の内側面に固着されており、
    前記袋体(1)の開口部(11)が開口されたときに、前記有孔帯体(2)の孔部(21)が連れて開口されることによって、この孔部(21)の内側に容器を挿入して支持できるように構成した一方、有孔帯体(2)とシート材(10)との間に付属品収容部(3)が形成されていることを特徴とする帯支持式容器運搬袋。
  2. 熱可塑性樹脂材料からなる一対のシート材(10・10)が対面して重なり、上部に開口部(11)が形成され、かつ、下部に底面(12)を有する袋体(1)であって、
    この袋体(1)の両シート材(10・10)の間には、一枚の有孔帯体(2)が長手方向に二つ折りされた状態で重ねられて、左右に亙り挟装されている一方、
    この有孔帯体(2)は、両端部がシート材(10・10)の側縁部に固着され、かつ、有孔帯体(2)の側縁のうち孔部(21)の形成位置の側面における縦方向に線状にシート材(10・10)の内側面に固着されており、
    前記袋体(1)の開口部(11)が開口されたときに、前記有孔帯体(2)の孔部(21)が連れて開口されることによって、この孔部(21)の内側に容器を挿入して支持できるように構成した一方、有孔帯体(2)とシート材(10)との間に付属品収容部(3)が形成されていることを特徴とする帯支持式容器運搬袋。
  3. 袋体(1)のシート材(10)と有孔帯体(2)とが、異なる色彩の材料で作製されていることを特徴とする請求項1または2記載の帯支持式容器運搬袋。
  4. 袋体(1)の底面(12)が内側に折り込まれてガゼットが形成されていることを特徴とする請求項1〜の何れか一つに記載の帯支持式容器運搬袋。
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