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JP5943858B2 - 洗浄液供給機構 - Google Patents

洗浄液供給機構 Download PDF

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JP5943858B2
JP5943858B2 JP2013032707A JP2013032707A JP5943858B2 JP 5943858 B2 JP5943858 B2 JP 5943858B2 JP 2013032707 A JP2013032707 A JP 2013032707A JP 2013032707 A JP2013032707 A JP 2013032707A JP 5943858 B2 JP5943858 B2 JP 5943858B2
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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Environmental & Geological Engineering (AREA)
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Description

本発明は、洗浄液供給機構に関し、さらに詳細には、数値制御により記録紙などの媒体上に印刷、例えば、高速かつ高解像度のカラー印刷などを行うインクジェットプリンタに用いて好適な洗浄液供給機構に関する。
なお、本明細書において「媒体」とは、普通紙などの紙類よりなる各種の記録媒体は勿論のこと、PVC、ポリエステルなどの樹脂材料やアルミ、鉄、木材のような材料などの各種材料が含まれるものとする。
また、本明細書において「インクジェット方式」とは、二値偏向方式あるいは連続偏向方式などの各種の連続方式や、サーマル方式あるいは圧電素子方式などの各種のオンデマンド方式を含む、従来より公知の各種の手法によるインクジェット技術による印刷方法を意味するものとする。
従来より、マイクロコンピューターによって全体の動作を制御され、媒体として給紙装置によって供給された記録紙上を当該記録紙の幅方向に沿って移動するインクヘッドを用いて、インクジェット方式により所定の印刷を行うようにしたインクジェットプリンタが知られている。
なお、本明細書においては、上記した記録紙の幅方向を、「主走査方向」と適宜に称することとする。
こうしたインクジェットプリンタには、インクを記録紙に対して吐出する際の吐出口として複数のインクジェットノズルが形成されたインクヘッドが設けられており、このインクヘッドをクリーニングするクリーニングユニットが設けられている。
クリーニングユニットとしては、例えば、インクヘッドのインクジェットノズルが形成された領域をキャッピングするキャップと、インクヘッドの下面側をワイピングするワイパーとが設けられている。
即ち、キャップは、インクジェットノズルの保護を行うとともに、インクジェットノズルの目詰まりを解消するために吐出されたインクを回収する。なお、このキャップにおいて回収されたインクは、キャップに接続された廃液タンクなどに排出される。
このキャップは、上記したように、インクジェットノズルの保護を行うとともに、インクを回収するものであるため、定期的に、キャップに対して洗浄液が供給され、洗浄液によりキャップを洗浄するようにしていた。なお、キャップに供給された洗浄液は、洗浄後に廃液タンクに排出されることとなる。
このため、インクジェットプリンタにおいては、キャップに洗浄液を供給する洗浄液供給機構が設けられていた。
また、ワイパーは、インクヘッドの下面側をワイピングすることにより、インクヘッドの下面に付着した付着物を除去する。
ここで、インクヘッドの下面側の付着物を除去したワイパー表面には、除去した付着物が付着している。
このため、洗浄液が貯留された貯留槽にワイパーを浸すことにより、当該ワイパーを洗浄するようにしていた。
この貯留槽においては、洗浄液が常に一定量となるように、洗浄液が少なくなると補充されるようになされている。
このため、インクジェットプリンタにおいては、ワイパーを洗浄するための洗浄液を貯留する洗浄液槽に洗浄液を供給する洗浄液供給機構が設けられていた。
このように、インクジェットプリンタにおいては、洗浄液を供給するための洗浄液供給機構を2つ設ける必要があった。
ここで、こうした2つの洗浄液供給機構を1つにすることができれば、洗浄液供給機構の配置スペースを小さくすることができ、装置全体の小型化が実現できるようになる。
このため、キャップに洗浄液を供給するとともに、ワイパーを洗浄するための洗浄液を貯留する洗浄液槽に洗浄液を供給することができる洗浄液供給機構の提案が望まれていた。
なお、本願出願人が特許出願のときに知っている先行技術は、文献公知発明に係る発明ではないため、本願明細書に記載すべき先行技術文献情報はない。
本発明は、従来の技術の有する上記したような要望に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、キャップに洗浄液を供給することが可能でり、かつ、ワイパーを洗浄するための洗浄液を貯留する洗浄液槽に洗浄液を供給することが可能な洗浄液供給機構を提供しようとするものである。
上記目的を達成するために、本発明は、インクジェット方式により所定のインクを媒体上に吐出するインクヘッドのインクジェットノズルを保護するキャップと、上記インクヘッドの下面をワイピングするワイパーの下方側に設けられ、上記ワイパーを洗浄する洗浄液を貯留する洗浄液槽とに洗浄液を供給する洗浄液供給機構において、上記インクヘッドを主走査方向に移動するとともに、移動経路上に上記キャップおよび上記ワイパーが位置する移動手段と、上記移動手段に配設され、洗浄液貯留部から送出される洗浄液を上記キャップおよび上記洗浄液槽に供給する洗浄液供給手段と、上記移動手段に配設され、上記洗浄液供給手段から洗浄液が吐出される吐出部に接続され、上記吐出部を開けて上記吐出部からの洗浄液の吐出を可能とするとともに、上記吐出部を閉じて上記吐出部からの洗浄液の吐出を不可能とする開閉手段と、上記キャップおよび上記ワイパーが位置する近傍に配設されるとともに、上記移動手段が移動する際に、上記開閉手段と当接して上記吐出部を開けて上記吐出部から洗浄液を吐出する状態とするドグ部材とを有するようにしたものである。
また、本発明は、上記した発明において、上記開閉手段は、第1の孔が形成されるとともに、上記移動手段に固定的に配設される固定部材と、上記ドグ部材と当接可能であるとともに、上記固定部材に回動自在に配設され回動部材と、第2の孔が形成されるとともに、上記固定部材において上記回動部材の回動により主走査方向と直交する副走査方向に移動自在に配設された移動部材と、上記固定部材に配設され、上記移動部材を副走査方向における第1の方向に付勢する付勢部材とを有し、上記ドグ部材と上記回動部材とが当接すると、上記回動部材が回動し、上記移動部材が上記付勢部材の付勢力に抗して副走査方向における第2の方向に移動することで、上記第1の孔と上記第2の孔とが連通して、上記吐出部を開状態として上記吐出部からの洗浄液の吐出を可能とするようにしたものである。
また、本発明は、上記した発明において、上記移動部材は、上記固定部材に形成されたガイド部により副走査方向にガイドされ、上記回動部材は、主走査方向における第1の方向において第1の凸部が形成されるとともに、主走査方向における第2の方向において第2の凸部が形成され、上記移動部材は、上記主走査方向における第1の方向において第3の凸部が形成されるとともに、主走査方向における第2の方向において第4の凸部が形成され、上記移動部材が上記付勢部材により副走査方向における第1の方向に付勢されるときには、上記回動部材の上記第1の凸部と上記移動部材の上記第3の凸部とが当接するとともに、上記回動部材の上記第2の凸部と上記移動部材の上記第4の凸部とが当接し、上記回動部材が回動して、上記移動部材が上記付勢部材の付勢力に抗して副走査方向における第2の方向に移動するときには、上記回動部材の上記第1の凸部が上記移動部材の上記第3の凸部を押圧し、上記回動部材の上記第2の凸部から上記移動部材の上記第4の凸部が離れる、あるいは、上記回動部材の上記第1の凸部が上記移動部材の上記第3の凸部から離れ、上記回動部材の上記第2の凸部が上記移動部材の上記第4の凸部を押圧するようにしたものである。
また、本発明は、上記した発明において、上記ドグ部材は、上記インクヘッドによる印刷が行われない領域に設けられるようにしたものである。
本発明は、以上説明したように構成されているので、キャップに洗浄液を供給することが可能であり、かつ、ワイパーを洗浄するための洗浄液貯留槽に洗浄液を供給することが可能であるという優れた効果を奏するものである。
図1は、本発明による洗浄液供給機構の実施の形態一例を備えたインクジェットプリンタの概略構成斜視説明図である。 図2は、図1に示すインクジェットプリンタに設けられたクリーニングユニットの概略構成斜視説明図である。 図3は、ドグ部材の概略構成説明図である。 図4(a)は、インクヘッドと洗浄液供給部と開閉シャッターが設けられたキャリッジの概略構成説明図であり、また、図4(b)は、開閉シャッターの概略構成説明図であり、また、図4(c)は、図4(b)のI−I断面図である。 図5(a)(c)は、回動部材が回動した状態の開閉シャッターの概略構成説明図であり、また、図5(b)は、図5(a)のII−II断面図である。
以下、添付の図面を参照しながら、本発明による洗浄液供給機構の実施の形態の一例を詳細に説明するものとする。
まず、図1には、本発明による洗浄液供給機構の実施の形態の一例を備えたインクジェットプリンタの概略構成斜視説明図が示されている。
なお、この図1に示すインクジェットプリンタ100においては、媒体として記録紙を用いるものとし、当該記録紙は幅方向(主走査方向)において所定の長さを有するとともに、主走査方向と直交する方向、即ち、記録紙の長手方向(以下、記録紙の長手方向を、「副走査方向」と称することとする。)に搬送されるようになされている。
このインクジェットプリンタ100は、基台部材102に支持され、主走査方向に延長して配設された固定系のベース部材104と、ベース部材104の左右両端でベース部材104に直交して配設された側方部材106L、106Rと、左右2つの側方部材106L、106Rを連結する中央壁108と、中央壁108の壁面において主走査方向に延長して配設されたガイドレール110と、中央壁108の壁面に平行して主走査方向に移動自在に配設されたベルト(図示せず。)に固定的に配設されるとともにガイドレール110に摺動自在に装着されたキャリッジ114と、ベース部材104上に位置する媒体たる記録紙200と対向してキャリッジ114内に配設されたインクヘッド部116と、側方部材106R内において副走査方向に移動自在に配設されたクリーニングユニット118とを有して構成されている。
なお、こうしたインクジェットプリンタ100の全体の動作は、図示しないマイクロコンピューターによって制御される。
より詳細には、キャリッジ114には、液体状のインクをインクジェット方式により記録紙に向けて吐出するインクヘッド部116として、それぞれ独立した3つのインクヘッド120a、120b、120cが搭載される。さらに、キャリッジ114は、インクヘッド120a、120b、120cと隣接するように、クリーニングユニット118に、洗浄液タンク14に貯留された洗浄液を供給する洗浄液供給部12(後述する。)が搭載されている(図4(a)を参照する。)。なお、洗浄液としては、例えば、水や有機溶剤など、使用しているインクを熔解することが可能な液体を用いることができる。
3つのインクヘッド120a、120b、120cのそれぞれの下面には、記録紙200に対してインクを吐出する際の吐出口としてインクジェットノズル(図示せず。)が、記録紙200に対向するようにして配設されている。
これらのインクジェットノズルは、副走査方向に一列に並んで配設され、キャリッジ114の底面部に穿設された孔(図示せず。)から突出して、キャリッジ114の外部に位置するように配設される。
インクヘッド120a、120b、120cはそれぞれ、チューブを介して異なる色彩のインクが収容されたインクカートリッジ(図示せず。)に接続されており、このインクカートリッジから各インクヘッドに対してインクが送出され、インクジェットノズルから記録紙200へ向けてインクが吐出される。
キャリッジ114は、ベルト(図示せず。)に固定的に配設されており、このベルトがモーター(図示せず。)の駆動によって巻き取られて主走査方向に移動すると、このベルトの移動に伴って中央壁118の壁面に沿って主走査方向に移動する。
こうしてキャリッジ114が移動すると、キャリッジ114に搭載されたインクヘッド120a、120b、120cおよび洗浄液供給部12も、キャリッジ114の移動に伴って記録紙200上を主走査方向に移動する。
即ち、インクヘッド120a、120b、120cおよび洗浄液供給部12は、側方部材106R側から側方部材106L側へと主走査方向における行き方向で移動するとともに、側方部材106L側から側方部材106R側へと主走査方向における帰り方向で移動する。
ここで、印刷を行わないときなどの所定のタイミングで、キャリッジ114は帰り方向で移動して側方部材106R内の待機位置に留まり、キャリッジ114に配設されたインクヘッド120a、120b、120cおよび洗浄液供給部12が側方部材106内に位置するようになされている。
なお、側方部材106R内におけるキャリッジ114の待機位置では、下方側にクリーニングユニット118が配置されている。
そして、このインクジェットプリンタ100においては、インクヘッド10が待機する側方部材106R内には、クリーニングユニット118の他に、洗浄液供給部12(後述する。)に供給する洗浄液を貯留する洗浄液タンク14が配設されている。
クリーニングユニット118は、側方部材106R内の固定系部材上において副走査方向に延長するとともに、互いに平行な位置関係で配設された2本のガイドレール202−1、202−2上に移動自在に配設された略箱状のクリーニングホルダー204と、クリーニングホルダー204の後方側に配設されたキャップ206と、クリーニングホルダー204の前方側に配設されたワイパー208と、クリーニングホルダー204においてワイパー208の下方側に位置するように配設された洗浄液槽210とを有して構成されている(図2を参照する。)。
このキャップ206は、インクヘッド120aの下面に形成されたインクジェットノズルを保護するキャップ206aと、インクヘッド120bの下面に形成されたインクジェットノズルを保護するキャップ206bと、インクヘッド120bの下面に形成されたインクジェットノズルを保護するキャップ206cとにより構成されている。
そして、キャップ206a、206b、206cにはそれぞれ、チューブ(図示せず。)を介して廃液タンク(図示せず。)と接続されており、キャップ206a、206b、206cに吐出されたインクおよび洗浄液は、この廃液タンクに排出される。
また、ワイパー208は、インクヘッド120aの下面側をワイピングするワイパー208aと、インクヘッド120bの下面側をワイピングするワイパー208bと、インクヘッド120cの下面側をワイピングするワイパー208cとにより構成されている。
このワイパー208a、208b、208cは、モーター224の回転軸224aに固定的に支持されており、モーター224の回転によりワイパー208a、208b、208cが回転する。なお、回転軸224aは軸線方向を主走査方向に一致させた状態で、モーター224に回転自在に配設されている。
そして、モーター224が所定の方向に回転することにより、回転軸224aを介してワイパー208a、208b、208cが回転する。
垂直な状態でワイパー208a、208b、208cが上方側に位置するときには、ワイパー208a、208b、208cがそれぞれ、インクヘッド120a、120b、120cと当接することが可能となる。
また、垂直な状態でワイパー208a、208b、208cが下方側に位置するときには、ワイパー208a、208b、208cがそれぞれ、洗浄液槽210に貯留された洗浄液に浸かる状態となる。
洗浄液槽210は、クリーニングホルダー204におけるワイパー208の下方側に配設されている。
クリーニングホルダー204の右側面部204aには、係止部212が形成されており、この係止部212は駆動ベルト214に固定されている。
この駆動ベルト214は、モーター216の回転軸216aの先端に固定されたプーリー218とプーリー220との間に無端状に張設されている。
従って、モーター216の回転軸216aとともにプーリー218が回転すると、回転軸216aおよびプーリー218の回転に伴い駆動ベルト214が移動する。これにより、駆動ベルト214に係止部212を介して固定されたクリーニングホルダー204が、ガイドレール202−202−2に沿って副走査方向に移動する。
具体的には、モーター216の回転軸216aが矢印A方向に回転した場合には、プーリー220は矢印B方向に回転して、駆動ベルト214に固定されたクリーニングホルダー204が、副走査方向の後方側から前方側に向かって矢印C方向で移動する。
また、モーター216の回転軸216aが矢印D方向に回転した場合には、プーリー220は矢印E方向に回転して、駆動ベルト214に固定されたクリーニングホルダー204が、副走査方向の前方側から後方側に向かって矢印F方向で移動する。
そして、クリーニングホルダー204の移動に伴いキャップ206、ワイパー208および洗浄液槽210も、側方部材106R内において副走査方向に移動することとなる。
なお、クリーニングホルダー204は副走査方向に延長されたガイドレール202−1、202−2上を移動するものであるため、クリーニングホルダー204の移動経路は、主走査方向に沿って移動するキャリッジ114の移動経路と直交することとなる。
また、中央壁108においては、印刷が行われない領域(つまり、側方部材106R内である。)において、壁面の下端部108aに、当該壁面よりも前方側に突出したドグ部材50が設けられている(図3を参照する。)。
なお、このドグ部材50は、開閉シャッター20(後述する。)に設けられた回動部材24(図示せず。)と当接可能な高さ位置に設けられている。
ドグ部材50は、左端部に傾斜部50aが設けられており、この傾斜部50aは左方側から右方側に進むにしたがって、後方側から前方側に傾斜するようになされている。また、右端部には傾斜部50bが設けられており、この傾斜部50bは左方側から右方側に進むにしたがって、前方側から後方側に傾斜するようになされている。
洗浄液供給部12は、キャリッジ114において、インクヘッド120a、120b、120cと主走査方向に並んで配設されている。
また、洗浄液供給部12は、チューブに(図示せず。)より洗浄液タンク14と接続され、当該チューブに設けられたポンプ(図示せず。)により洗浄液タンク14に貯留された洗浄液が洗浄液供給部12に送出される。
つまり、この洗浄液供給部12には、マイクロコンピューター(図示せず。)の制御によりポンプ(図示せず。)を駆動することで、洗浄液タンク14から洗浄液が供給されて貯留される。
そして、洗浄液供給部12に貯留された洗浄液は、洗浄液供給部12の吐出部12aから開閉シャッター20(後述する。)側に向けて吐出される。
即ち、洗浄液供給部12においては、マイクロコンピューター(図示せず。)によるポンプの制御により、吐出部12aから洗浄液の吐出を制御することが可能となる。
なお、この吐出部12aは、可撓性を有するとともに、使用する洗浄液に耐性のある材料により形成される。
さらに、洗浄液供給部12の下方側には、開閉シャッター20が設けられており、洗浄液供給部12の吐出部12aが開閉シャッター20の移動部材26(後述する。)に接続されている。
そして、開閉シャッター20は、その構成部材である回動部材24(後述する。)がドグ部材50に当接することが可能となっている。
この開閉シャッター20は、キャリッジ114に固定的に配設される固定部材22と、固定部材22の後方側において回動可能に配設された回動部材24と、固定部材22において前後方向(副走査方向)に移動自在に設けられた移動部材26とにより構成されている(図4(b)(c)を参照する。)。
より詳細には、固定部材22は、後方側が略円弧形状となっており、上方側において略中方部から前方側にかけて移動部材26をガイドするガイド部22aが設けられている。
また、固定部材22は、ガイド部22aが形成された領域内において、上方側から下方側に貫通した孔22cが設けられている。なお、この孔22cは、移動部材26に設けられた孔26c(後述する。)と同径となっている。
回動部材24は、固定部材22の後方側に設けられており、固定部材22の後端部22bより回動部材24の後端部24cが後方側に位置するように設けられている。
また、回動部材24は、ピン30により固定部材22に回動自在に配設されており、このピン30を中心として回動することとなる。
そして、回動部材24の前方側における左方側には、凸部24aが設けられており、さらに、回動部材24の前方側における右方側には、凸部24bが設けられている。なお、この凸部24aおよび凸部24bは、その中心軸が一致し、かつ、その中心軸が主走査方向に平行となるように設計されている。
この回動部材24は、ドグ部材50と当接するようになされているため、側方部材106R内において、キャリッジ114を主走査方向における帰り方向、つまり、左方側から右方側で移動する際には、ドグ部材50に対してドグ部材50の左端部から接触することとなる。これにより、回動部材24は、左方側に回動することとなる。
また、回動部材24は、ドグ部材50と当接するようになされているため、側方部材106R内において、キャリッジ114をガイドレール110の右端部まで移動し、その後、キャリッジ114を主走査方向における行き方向、つまり、右方側から左方側で移動する際には、ドグ部材50に対してドグ部材50の右端部から接触することとなる。これにより、回動部材24は、右方側に回動することとなる。
移動部材26は、固定部材22に形成されたガイド部22aにおいて前後方向(副走査方向)に移動可能に設けられている。
そして、移動部材26の後端部において、左方側に凸部26aが設けられ、右方側に凸部26bが設けられている。なお、この凸部26aの後端面26aaと凸部26bの後端面26baとは、副走査方向で一致している。そして、この後端面26aaには回動部材24の左方側の凸部24aが当接することとなり、また、後端面26baには回動部材24の右方側の凸部24bが当接することになる。
また、移動部材26の略中央部には、上方側から下方側に貫通した孔26cが形成されており、この孔26cは、固定部材22のガイド部22aに設けられた孔22cと同径となっている。
そして、この孔26cには、洗浄液供給部12の吐出部12aが接続されている(図4(c)を参照する。)。
さらに、移動部材26は、固定部材22のガイド部22aが形成された領域内に設けられたバネ28と接続されており、このバネ28により常に前方側から後方側に向かって付勢されて状態となっている。なお、図4(b)(c)においては、ガイド部が形成された領域内において、前方部材22−1と移動部材26とにバネ28が接続されている。
そして、バネ28により常に前方側から後方側に付勢されることにより、移動部材26の左方側の凸部26aと回動部材24の左方側の凸部24aとが当接した状態となり、移動部材26の右方側の凸部26bと回動部材24の右方側の凸部26bとが当接した状態となる。
このとき、孔22cと孔26との位置関係は、孔22cより孔26cが後方側に位置し、孔22cと孔26cとが連通しない状態となっている。
ここで、孔26cには吐出部12aが接続されており、この孔26cは固定部材22に設けられた孔22cにより開閉シャッター20の外部と連通していない状態、つまり、閉状態となっている。
即ち、この状態においては、孔26cに接続された吐出部12aから開閉シャッター20の外部に洗浄液を吐出することは不可能となっている。
ここで、側方部材106R内において、キャリッジ114が帰り方向で移動するときには、回動部材24がピン30を中心に左方側に回動し、これにより、凸部24aが前方側に移動するとともに、凸部24bが後方側に移動する(図5(a)(b)を参照する。)。
このとき、凸部24aに当接していた移動部材26の左方側の凸部26aが前方側に押圧されることとなり、これにより、移動部材26がバネ28の付勢力に抗して前方側に移動する。
回動部材24の回動により、移動部材26が前方側に移動すると、固定部材22のガイド部22aに設けられた孔22c上に、移動部材26に設けられた孔26cが位置するようになり、孔22cと孔26cとが連通した状態となる。
これにより、孔26cに接続された吐出部12aは、開閉シャッター20の外部と連通した状態、つまり、開状態となる。
従って、回動部材24が左方側に回動することにより、孔26cに接続された吐出部12aから開閉シャッター20の外部に洗浄液を吐出することができる状態となる。
また、側方部材106R内において、キャリッジ114が行き方向で移動するときには、回動部材24がピン30を中心に右方側に回動し、これにより、凸部24aが後方側に移動するとともに、凸部24bが前方側に移動する(図5(c)を参照する。)。
このとき、凸部24bに当接した移動部材26の右方側の凸部26bが前方側に押圧されることとなり、これにより、移動部材26がバネ28の付勢力に抗して前方側に移動する。
回動部材24の回動により、移動部材26が前方側に移動すると、固定部材22のガイド部22aに設けられた孔22c上に、移動部材26に設けられた孔26cが位置するようになり、孔22cと孔26cとが連通した状態となる。
これにより、孔26cに接続された吐出部12aは、開閉シャッター20の外部と連通した状態、つまり、開状態となる。
従って、回動部材24が右方側に回動することにより、孔26cに接続された吐出部12aから開閉シャッター20の外部に洗浄液を吐出することができる状態となる。
以上の構成において、インクジェットプリンタ100において印刷を行う場合には、入力された印刷データに基づいて、マイクロコンピューター(図示せず。)の制御により、印刷が行われる領域において、キャリッジ114を主走査方向の行き方向および帰り方向に移動して、副走査方向に移動する記録紙に対してインクを吐出する。
キャリッジ114が印刷が行われる領域を主走査方向で移動する際には、開閉シャッター20の回動部材24とドグ部材50とが接触しないため、開閉シャッター20においては、移動部材26がバネ28により前方側から後方側に付勢され、回動部材24の左方側の凸部24aと移動部材26の左方側の凸部26aとが当接するとともに、回動部材24の右方側の凸部24bと移動部材26の右方側の凸部26bとが当接した状態となっている。
即ち、印刷が行われる領域においては、開閉シャッター20は、固定部材22に設けられた孔22cと、移動部材26に設けられた孔26cとが連通していない状態となっている。
従って、キャリッジ114の移動により振動が生じたとしても、開閉シャッター20により、洗浄液供給部12に貯留された洗浄液が漏れ出すことはない。
つまり、印刷が行われている領域においては、開閉シャッター20が閉状態となっており、このため、開閉シャッター20から洗浄液が液漏れすることがない。
また、印刷が終了したなどの所定のタイミングでキャリッジ114が側方部材106R内の待機位置に移動する際には、側方部材106R内(つまり、印刷が行われない領域である。)の中央壁108の下端部108aに設けられたドグ部材50に、キャリッジ114に設けられた開閉シャッター20の回動部材24が接触し、回動部材24が左方側に回動する。
即ち、キャリッジ114が印刷が行われる領域から主走査方向における帰り方向で移動し、印刷が行われない領域に移動することで、開閉シャッター20の回動部材24がドグ部材50の左端部に設けられた傾斜部50aからドグ部材50と当接することになり、回動部材24が左方側に回動する(図5(a)に示す状態である。)。
開閉シャッター20の回動部材24が左方側に回動すると、回動部材24の左方側に設けられた凸部24aが移動部材26の左方側に設けられた凸部26aを前方側に押圧し、移動部材26をバネ26の付勢力に抗して後方側から前方側に移動させる。
これにより、開閉シャッター20において、固定部材22に設けられた孔22cと、移動部材26に設けられた孔26cとが連通し、孔26cに接続された吐出部12aが開閉シャッター20の外部と連通した状態となる。
このため、側方部材106R内、つまり、印刷が行われない領域においては、開閉シャッター20が開状態となり、洗浄液供給部12の吐出部12aから洗浄液を吐出することが可能となる。
そして、側方部材106R内において、キャリッジ14およびクリーニングユニット118を移動して、キャリッジ114およびクリーニングユニット118を所定の位置関係とし、クリーニングユニット118に設けられた洗浄液槽210やキャップ206a、206b、206cに、洗浄液供給部12から洗浄液を供給する。
具体的には、キャップ206aに洗浄液を供給する場合には、クリーニングホルダー204を副走査方向で移動して、キャリッジ114の移動経路上にキャップ206が位置するようにするとともに、キャリッジ114を主走査方向で移動して、キャップ206a上に開閉シャッター20の孔22cが位置するようにする。
その後、洗浄液供給部12の吐出部12aから孔22cを介して所定量の洗浄液がキャップ206aに供給される。
また、キャップ206bに洗浄液を供給する場合には、クリーニングホルダー204を副走査方向に移動して、キャリッジ114の移動経路上にキャップ206bが位置するようにするとともに、キャリッジ114を主走査方向で移動して、キャップ206b上に開閉シャッター20の孔22cが位置するようにする。
その後、洗浄液供給部12の吐出部12aから孔22cを介して所定量の洗浄液がキャップ206bに供給される。
さらに、キャップ206cに洗浄液を供給する場合には、クリーニングホルダー204を副走査方向に移動して、キャリッジ114の移動経路上にキャップ206cが位置するようにするとともに、キャリッジ114を主走査方向で移動して、キャップ206c上に開閉シャッター20の孔22cが位置するようにする。
その後、洗浄液供給部12の吐出部12aから孔22cを介して所定量の洗浄液がキャップ206cに供給される。
なお、キャップ206a、206b、206cに供給された洗浄液は、キャップ206a、206b、206cを洗浄した後に、廃液タンク(図示せず。)に排出されることとなる。
また、洗浄液槽210に洗浄液を供給する場合には、クリーニングホルダー204を副走査方向で移動して、キャリッジ114の移動経路上に洗浄液槽210が位置するようにするとともに、キャリッジ114を主走査方向で移動して、洗浄液槽210の上方側に開閉シャッター20の孔22cが位置するようにする。
このとき、孔22cは、モーター224の回転軸224aのよりも前方側あるいは後方側に位置することが好ましい。
その後、洗浄液供給部12の吐出部12aから孔22cを介して所定量の洗浄液が洗浄液槽210に供給される。
なお、側方部材106R内において、キャリッジ114を行き方向、つまり、右方側から左方側に移動する際には、キャリッジ114を帰り方向で右端まで移動させ、その後、キャリッジ114を行き方向で移動させる。
これにより、開閉シャッター20の回動部材24がドグ部材50の右端部に設けられた傾斜部50bからドグ部材50と当接することとなり、回動部材24が右方側に回動する(図5(b)に示す状態である。)。
この回動部材24が右方側に回動した状態でも、孔22cと孔26cとが連通した状態となっているため、開閉シャッター20は開状態となり、洗浄液供給部12の吐出部12aから洗浄液を吐出することが可能である。
従って、側方部材106R内(印刷が行われない領域)においては、マイクロコンピューター(図示せず。)の制御により、キャリッジ114を適宜に移動させ、開閉シャッター20の回動部材24を左方側または右方側に回動することにより、孔22cと孔26cとが連通した状態とする。
以上において説明したように、本発明による洗浄液供給機構を備えたインクジェットプリンタ100は、側方部材106R内において、キャリッジ114をガイドするガイドレール110が配設された中央壁108の下端部108aにドグ部材50を設けるようにした。
また、インクヘッド部116を搭載したキャリッジ114に洗浄液供給部12を配設し、洗浄液供給部12には洗浄液を吐出する吐出部12aに開閉シャッター20を設けるようにした。
この開閉シャッター20は、側方部材106R内、つまり、印刷が行われない領域において、ドグ部材50に回動部材24を当接させ、回動部材24を回動することにより移動部材26を移動させ、これにより、移動部材26に形成され、洗浄液供給部12の吐出部12aが接続された孔26と、固定部材22に形成された孔22cとを連通した状態、つまり開状態する。
また、側方部材106R外、つまり、印刷が行われる領域において、回動部材24は回動せず、移動部材26はバネ28の付勢力により後方側に位置し、これにより開閉シャッター20は、移動部材26に形成され、洗浄液供給部12の排出部12aが接続された孔26cと、固定部材22に形成された孔22とを連通していない状態、つまり、閉状態とする。
従って、本発明による洗浄液供給機構を備えたインクジェットプリンタ100においては、印刷が行われる領域において、開閉シャッター20が閉状態となっているため、キャリッジ114から洗浄液が液漏れすることがなくなる。
さらに、印刷が行われない領域において、開閉シャッター20が開状態となっているため、洗浄液供給部12の吐出部12aから洗浄液を供給することが可能となり、側方部材106R内に設けられたクリーニングユニット118に洗浄液を供給することができるようになる。
このため、本発明による洗浄液供給機構を備えたインクジェットプリンタ100によれば、印刷が行われない領域において洗浄液を供給することができるとともに、印刷が行われる領域においては、液漏れなどを生じることがなく、印刷結果に洗浄液による不具合を生じさせることがなくなる。
また、本発明による洗浄液供給機構を備えたインクジェットプリンタ100によれば、印刷領域において洗浄液を供給することができないようにしているため、洗浄液の誤供給によって、印刷結果に不具合を生じさせることがなくなる。
なお、上記した実施の形態は、以下の(1)乃至(7)に示すように変形するようにしてもよい。
(1)上記した実施の形態においては、キャリッジ114には、インクヘッド120a、120b、120cを搭載するようにしたが、これに限られるものではないことは勿論であり、インクヘッドは1つまたは2つでもよいし、4つ以上であってもよい。
(2)上記した実施の形態においては、インクジェットプリンタ100において側方部材106R内に、クリーニングユニット118が配設された印刷が行われない領域を設けるようにしたが、これに限られるものではないことは勿論であり、側方部材106Lに印刷が行われない領域を設けるようにしてもよいし、側方部材106L、106R両方に印刷が行われない領域を設けるようにしてもよい。
(3)上記した実施の形態においては、側方部材106R内において、キャップ206およびワイパー208が一体的に設けられたクリーニングユニット118を設けるようにしたが、これに限られるものではないことは勿論である。
即ち、クリーニングユニットとして、キャリッジ114の移動経路上に、キャップ206が設けられ、インクヘッド120a、120b、120cに設けられたインクジェットノズル(図示せず。)を保護することが可能なキャップ装置と、ワイパー208が設けられ、インクヘッド120a、120b、120cの下面側をワイピング可能であり、ワイパー208を洗浄するための洗浄液を貯留する洗浄液槽210が設けられたワイピング装置とをそれぞれ設けるようにしてもよい。
(4)上記した実施の形態においては、開閉シャッター20の固定部材22に設けられた孔22cと移動部材26に設けられた孔26cとが同径となるようにしたが、これに限られるものではないことは勿論であり、孔26cの径を大きくするようにしてもよい。
(5)上記した実施の形態においては、開閉シャッター20において、回動部材24とバネ28とにより、移動部材26が副走査方向に移動して、固定部材22に設けられた孔22cと移動部材26に設けられた孔26とを連通した状態としたり、あるいは、連通していない状態としたが、開閉シャッター20の構成としては、これに限られるものではないことは勿論である。
即ち、開閉シャッター20の構成としては、ドグ部材50に所定の部材が当接することにより、洗浄液供給部12の吐出部12aを開き、吐出部12aからの洗浄液の吐出することができるような構成であれば、どのような構成であってもよい。
(6)上記した実施の形態においては、ドグ部材50を印刷が行われない領域に設けるようにしたが、これに限られるものではないことは勿論であり、クリーニングユニット118が配設された所定の領域にのみドグ部材50を設けるようにしてもよい。
(7)上記した実施の形態ならびに上記した(1)乃至(6)に示す変形例は、適宜に組み合わせるようにしてもよい。
本発明は、インクジェットプリンタに用いて好適である。
12 洗浄液供給部、14 洗浄液タンク、20 開閉シャッター、22 固定部材、22c、26c 孔、24 回動部材、26 移動部材、28 バネ、30 ピン、50 ドグ部材

Claims (4)

  1. インクジェット方式により所定のインクを媒体上に吐出するインクヘッドのインクジェットノズルを保護するキャップと、前記インクヘッドの下面をワイピングするワイパーの下方側に設けられ、前記ワイパーを洗浄する洗浄液を貯留する洗浄液槽とに洗浄液を供給する洗浄液供給機構において、
    前記インクヘッドを主走査方向に移動するとともに、移動経路上に前記キャップおよび前記ワイパーが位置する移動手段と、
    前記移動手段に配設され、洗浄液貯留部から送出される洗浄液を前記キャップおよび前記洗浄液槽に供給する洗浄液供給手段と、
    前記移動手段に配設され、前記洗浄液供給手段から洗浄液が吐出される吐出部に接続され、前記吐出部を開けて前記吐出部からの洗浄液の吐出を可能とするとともに、前記吐出部を閉じて前記吐出部からの洗浄液の吐出を不可能とする開閉手段と、
    前記キャップおよび前記ワイパーが位置する近傍に配設されるとともに、前記移動手段が移動する際に、前記開閉手段と当接して前記吐出部を開けて前記吐出部から洗浄液を吐出する状態とするドグ部材と
    を有することを特徴とする洗浄液供給機構。
  2. 請求項1に記載の洗浄液供給機構において、
    前記開閉手段は、
    第1の孔が形成されるとともに、前記移動手段に固定的に配設される固定部材と、
    前記ドグ部材と当接可能であるとともに、前記固定部材に回動自在に配設され回動部材と、
    第2の孔が形成されるとともに、前記固定部材において前記回動部材の回動により主走査方向と直交する副走査方向に移動自在に配設された移動部材と、
    前記固定部材に配設され、前記移動部材を副走査方向における第1の方向に付勢する付勢部材と
    を有し、
    前記ドグ部材と前記回動部材とが当接すると、前記回動部材が回動し、前記移動部材が前記付勢部材の付勢力に抗して副走査方向における第2の方向に移動することで、前記第1の孔と前記第2の孔とが連通して、前記吐出部を開状態として前記吐出部からの洗浄液の吐出を可能とする
    ことを特徴とする洗浄液供給機構。
  3. 請求項2に記載の洗浄液供給機構において、
    前記移動部材は、前記固定部材に形成されたガイド部により副走査方向にガイドされ、
    前記回動部材は、主走査方向における第1の方向において第1の凸部が形成されるとともに、主走査方向における第2の方向において第2の凸部が形成され、
    前記移動部材は、前記主走査方向における第1の方向において第3の凸部が形成されるとともに、主走査方向における第2の方向において第4の凸部が形成され、
    前記移動部材が前記付勢部材により副走査方向における第1の方向に付勢されるときには、前記回動部材の前記第1の凸部と前記移動部材の前記第3の凸部とが当接するとともに、前記回動部材の前記第2の凸部と前記移動部材の前記第4の凸部とが当接し、
    前記回動部材が回動して、前記移動部材が前記付勢部材の付勢力に抗して副走査方向における第2の方向に移動するときには、前記回動部材の前記第1の凸部が前記移動部材の前記第3の凸部を押圧し、前記回動部材の前記第2の凸部から前記移動部材の前記第4の凸部が離れる、あるいは、前記回動部材の前記第1の凸部が前記移動部材の前記第3の凸部から離れ、前記回動部材の前記第2の凸部が前記移動部材の前記第4の凸部を押圧する
    ことを特徴とする洗浄液供給機構。
  4. 請求項1、2または3のいずれか1項に記載の洗浄液供給機構において、
    前記ドグ部材は、前記インクヘッドによる印刷が行われない領域に設けられる
    ことを特徴とする洗浄液供給機構。
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