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JP5853769B2 - 染色方法 - Google Patents

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Description

本発明は、染色方法に関するものである。
昇華転写を利用した布帛等に対する染色が、広く行われている。このような昇華転写を利用した染色方法としては、紙等のシート状の記録媒体に昇華性染料を含むインク(昇華転写用インク)をインクジェット方式により付与することにより中間転写媒体を得、布帛等の被染色物に前記中間転写媒体を重ねて、加熱により昇華転写する方法が用いられている(例えば、特許文献1参照)。
しかしながら、被染色物が布帛である場合、繊維間の隙間等から昇華性染料が被染色物の裏面側まで昇華してしまう現象、いわゆる、裏抜けという現象が発生してしまうことがあった。このような裏抜けが発生すると、染色物の用途によっては、反転したパターンの染色部が裏面側からも視認されてしまうこととなり、審美性等の観点から好ましくない。
また、裏抜けを防止するために、より温和な条件で加熱することも考えられるが、このような場合、掲載される染色部の色濃度(光学濃度)を十分に高くすることができない、染色物の生産性が著しく低下する等の問題があった。
国際公開第2005/121263号パンフレット
本発明の目的は、裏抜けを防止しつつ、十分な色濃度(光学濃度)の染色部を効率よく形成することができる染色方法を提供すること、また、十分な色濃度の染色部を有し、裏抜けが防止された染色部を有する染色物を提供することにある。
このような目的は、下記の本発明により達成される。
本発明の染色方法は、昇華性染料を昇華・転写させることにより、布帛に染色部を形成する方法であって、
前記布帛と、記録媒体に前記昇華性染料が付与されてなる転写媒体とを対向させた状態で、前記転写媒体を加熱する第1の加熱工程と、
前記布帛と前記転写媒体とを対向させた状態で、前記第1の加熱工程での加熱温度よりも低い温度で、前記転写媒体を加熱する第2の加熱工程とを有することを特徴とする。
これにより、裏抜けを防止しつつ、十分な色濃度の染色部を効率よく形成することができる染色方法を提供することができる。
本発明の染色方法では、前記第1の加熱工程における加熱温度をT[℃]、
前記第2の加熱工程における加熱温度をT[℃]としたとき、10≦T−T≦30の関係を満足することが好ましい。
これにより、裏抜けをより効果的に防止しつつ、十分な色濃度の染色部をより効率よく形成することができる。
本発明の染色方法では、前記布帛は、ポリエステル繊維で構成されたものであることが好ましい。
従来、ポリエステル繊維で構成された布帛は、いわゆる裏抜けが特に発生しやすく、また、Tシャツ等の衣料品に広く用いられているため、裏抜けが発生した場合の不都合が特に大きいものであった。これに対し、本発明では、布帛がポリエステル繊維で構成されたものであっても、裏抜けを確実に防止しつつ、十分な色濃度の染色部を効率よく形成することができる。すなわち、布帛がポリエステル繊維で構成されたものである場合に、本発明の効果はより顕著に発揮される。
本発明の染色方法では、前記第1の加熱工程における加熱温度が190℃以上200℃以下であり、
前記第2の加熱工程における加熱温度が170℃以上180℃以下であることが好ましい。
これにより、裏抜けをより効果的に防止しつつ、十分な色濃度の染色部をより効率よく形成することができる。
本発明の染色方法では、前記第1の加熱工程における加熱時間が30秒以上45秒以下であり、
前記第2の加熱工程における加熱時間が30秒以上60秒以下であることが好ましい。
これにより、裏抜けをより効果的に防止しつつ、十分な色濃度の染色部をより効率よく形成することができる。
本発明の染色方法では、前記転写媒体は、インクジェット法により、前記昇華性染料と水とを含む昇華転写用インクを、前記記録媒体に付与することにより得られたものであることが好ましい。
これにより、形成すべき染色部が、審美性の求められるものであり、複雑な形状、微細な形状を有するであっても、染色部を所望の形状を有するものとして容易かつ確実に形成することができる。また、インクジェット法はオンデマンド性にも優れているため、多品種生産、少量生産にも好適に対応することができる。
本発明の染色物は、本発明の方法を用いて製造されたことを特徴とする染色物。
これにより、十分な色濃度(光学濃度)の染色部を有し、裏抜けが防止された染色部を有する染色物を提供することができる。
以下、本発明の好適な実施形態について、詳細に説明する。
≪染色方法≫
まず、本発明の染色方法(染色物の製造方法)について説明する。
ところで、昇華転写を利用した布帛等に対する染色が、広く行われている。このような昇華転写を利用した染色方法としては、紙等のシート状の記録媒体に昇華性染料を含むインク(昇華転写用インク)をインクジェット方式により付与することにより中間転写媒体を得、布帛等の被染色物に前記中間転写媒体を重ねて、加熱により昇華転写する方法が用いられている。
しかしながら、被染色物が布帛である場合、繊維間の隙間等から昇華性染料が被染色物の裏面側まで昇華してしまう現象、いわゆる、裏抜けという現象が発生してしまうことがあった。このような裏抜けが発生すると、染色物の用途によっては、反転したパターンの染色部が裏面側からも視認されてしまうこととなり、審美性等の観点から好ましくない。
また、裏抜けを防止するために、より温和な条件で加熱することも考えられるが、このような場合、掲載される染色部の色濃度(光学濃度)を十分に高くすることができない、染色物の生産性が著しく低下する等の問題があった。
そこで、本発明者は、上記のような問題の発生を防止する目的で、鋭意研究を行った。その結果、以下に詳述するような本発明に至った。
すなわち、本発明の染色方法は、昇華性染料を昇華・転写させることにより、布帛に染色部を形成する方法であって、前記布帛と、記録媒体に前記昇華性染料が付与されてなる転写媒体とを対向させた状態で、前記転写媒体を加熱する第1の加熱工程と、前記布帛と前記転写媒体とを対向させた状態で、前記第1の加熱工程での加熱温度よりも低い温度で、前記転写媒体を加熱する第2の加熱工程とを有することを特徴とする。これにより、上記のような問題の発生を確実に防止することができる。すなわち、裏抜けを防止しつつ、十分な色濃度(光学濃度)の染色部を効率よく形成することができる染色方法を提供することができる。
これは、以下のような理由によるものであると考えられる。すなわち、第1の加熱工程では、第2の加熱工程に比べて、高温で加熱処理を施すことにより、昇華性染料を急速に昇華させることができる。そして、急激に昇華した昇華性染料は、布帛を構成する繊維間の隙間(網目)が広がることを抑制した状態で、布帛(被染色物)に昇華性染料を付着させることができる。このため、第1の加熱工程では、布帛の転写媒体に対向する面側に優先的に昇華性染料を付着させることができる。そして、その後に、比較的低温で加熱処理を行う第2の加熱工程を設けることにより、昇華性染料の昇華量(転写量)を増やすことができ、最終的に得られる染色物においては、十分な色濃度(光学濃度)を確保することができる。
なお、第2の加熱工程を省略し、第1の加熱工程のみを行った場合には、布帛への昇華性染料の付着量が不十分となり、染色部の色濃度(光学濃度)を十分に高いものとすることが困難となる。また、昇華性染料の付着量を増やす目的で第1の加熱工程の処理時間を長くした場合には、布帛の温度が十分に上昇してしまい、布帛を構成する繊維間の隙間(網目)が大きく広がってしまう。これにより、裏抜けが進行してしまう。
他方、第1の加熱工程を省略し、第2の加熱工程のみを行った場合には、昇華性染料の昇華速度が低いものとなるため、染色物の生産性が著しく低いものとなる。
なお、第1の加熱工程および第2の加熱工程は、それぞれ、処理温度(加熱温度)が一定であってもよいし、変動してもよい。
<加熱工程>
加熱工程は、第1の加熱工程と、第1の加熱工程よりも低い温度で前記転写媒体を加熱する第2の加熱工程とを有する。
第1の加熱工程では、布帛と、記録媒体に昇華性染料が付与されてなる転写媒体とを対向させた状態で、転写媒体を加熱する(1a)。これにより、昇華性染料は昇華し、布帛への転写が開始される。
第2の加熱工程では、第1の加熱工程の後に、布帛と、記録媒体に昇華性染料が付与されてなる転写媒体とを対向させた状態で、第1の加熱工程での処理温度(加熱温度)よりも低い温度で転写媒体を加熱する(1b)。これにより、布帛への昇華性染料の転写が進行し、十分な色濃度の染色部が形成される。その結果、染色物が得られる。
第2の加熱工程での処理温度は、前述した第1の加熱工程での処理温度よりも低いものであればよいが、第1の加熱工程における加熱温度をT[℃]、本工程(第2の加熱工程)における加熱温度をT[℃]としたとき、10≦T−T≦30の関係を満足するのが好ましく、15≦T−T≦25の関係を満足するのがより好ましい。このような関係を満足することにより、裏抜けをより効果的に防止しつつ、十分な色濃度の染色部をより効率よく形成することができる。
第1の加熱工程における加熱温度は、190℃以上200℃以下であるのが好ましい。これにより、裏抜けをより効果的に防止しつつ、十分な色濃度の染色部をより効率よく形成することができる。
第2の加熱工程における加熱温度は、170℃以上180℃以下であるのが好ましい。特に、第1の加熱工程における加熱温度が前述したような条件を満たす場合において、第2の加熱工程における加熱温度が前記範囲内の値であるのがより好ましい。これにより、裏抜けをより効果的に防止しつつ、十分な色濃度の染色部をより効率よく形成することができる。
第1の加熱工程における処理温度が変動する場合、第1の加熱工程での最高処理温度が前記範囲内に含まれるのが好ましく、第1の加熱工程での最高処理温度および最低処理温度のいずれもが前記範囲内に含まれるのがより好ましい。
第2の加熱工程における処理温度が変動する場合、第2の加熱工程での最高処理温度が前記範囲内に含まれるのが好ましく、第2の加熱工程での最高処理温度および最低処理温度のいずれもが前記範囲内に含まれるのがより好ましい。
また、第1の加熱工程における加熱時間は、30秒以上45秒以下であるのが好ましい。
また、第2の加熱工程における加熱時間は、30秒以上60秒以下であるのが好ましい。特に、第1の加熱工程における加熱時間が前述したような条件を満たす場合において、第2の加熱工程における加熱時間が前記範囲内の値であることがより好ましい。これにより、裏抜けをより効果的に防止しつつ、十分な色濃度の染色部をより効率よく形成することができる。
第1の加熱工程における処理温度が変動する場合、当該加熱時間としては、第2の加熱工程での最高処理温度よりも高い温度を保持している時間(積算時間)を採用するものとする。
第2の加熱工程における処理温度が変動する場合、当該加熱時間としては、第2の加熱工程での最高処理温度をTmax2[℃]としたとき、(Tmax2−10)℃以上Tmax2℃以下の温度を保持している時間(積算時間)を採用するものとする。
また、第1及び第2の加熱工程は、転写媒体を、布帛(被染色物)と対向させた状態で加熱することにより行えばよいが、転写媒体と布帛とを密着させた状態で加熱することにより行うのが好ましい。これにより、転写に要するエネルギーをより少なくすることができ、染色物の生産性を特に優れたものとすることができる。また、所望の形状の染色部をより確実に形成することができ、最終的に得られる染色物の信頼性を特に優れたものとすることができる。
<布帛>
以下、布帛について説明する。
布帛(被染色物)としては、例えば、ポリエステル繊維、ナイロン繊維、トリアセテート繊維、ジアセテート繊維、ポリアミド繊維等の繊維で構成されたものを用いることができる。また、前記から選択される2種以上の繊維の混紡品であってもよい。また、これらとレーヨン等の再生繊維あるいは木綿、絹、羊毛等の天然繊維との混紡品を用いてもよい。
<転写媒体>
次に、転写媒体について詳細に説明する。
本工程で用いられる転写媒体は、記録媒体に昇華性染料が付与されてなるものであるが、インクジェット法により、昇華性染料と水とを含む昇華転写用インクを、前記記録媒体に付与することにより得られたものであるのが好ましい。これにより、形成すべき染色部が、審美性の求められるものであり、複雑な形状、微細な形状を有するであっても、染色部を所望の形状を有するものとして容易かつ確実に形成することができる。また、インクジェット法はオンデマンド性にも優れているため、多品種生産、少量生産にも好適に対応することができる。
[記録媒体]
以下、転写媒体を構成する記録媒体について説明する。
昇華転写用インクが付与される記録媒体としては、例えば、普通紙、インク受容層が設けられた記録媒体(インクジェット用専用紙、コート紙等で呼称される)等を用いることができるが、シリカ等の無機微粒子でインク受容層が設けられた紙が好ましい。これにより、記録媒体に付与した昇華転写用インクが乾燥する過程で、滲み等が抑制された中間記録物を得ることができ、また、加熱時(第1の加熱工程、第2の加熱工程)においては、昇華性染料の昇華がより円滑に進行する。
記録媒体への昇華転写用インクの付与(インク付与工程)は、インクジェット法を用いることにより好適に行うことができる。
インクジェット法による昇華転写用インクの吐出は、公知の液滴吐出装置を用いて行うことができる。
液滴吐出方式(インクジェット法の方式)としては、ピエゾ方式や、インクを加熱して発生した泡(バブル)によりインクを吐出させる方式等を用いることができるが、昇華転写用インクの変質のし難さ等の観点から、ピエゾ方式が好ましい。
また、転写媒体の製造(インク付与工程)では、複数種のインクを用いてもよい。これにより、例えば、表現することのできる色域をより広いものとすることができる。
≪染色物≫
次に、本発明の染色物について説明する。
本発明の染色物は、上述したような本発明の染色方法を用いて製造されたものである。これにより、十分な色濃度(光学濃度)の染色部を有し、裏抜けが防止された染色部を有する染色物を提供することができる。
本発明の染色物の用途は、いかなるものであってもよく、例えば、Tシャツ、トレーナー等の衣料品等が挙げられる。
以上、本発明について、好適な実施形態に基づいて説明したが、本発明はこれらに限定されるものではない。
例えば、本発明の染色方法では、上述したような工程に加え、さらに他の工程(前処理工程、中間処理工程、後処理工程)を有するものであってもよい。例えば、第1の加熱工程の前に、転写媒体を乾燥させる工程を有していてもよい。
また、本発明の染色方法では、例えば、第1の加熱工程の前に他の加熱工程(例えば、第2の加熱工程での加熱温度よりも低い温度で加熱する予備加熱工程)を有していてもよく、第1の加熱工程と第2の加熱工程との間に他の加熱工程を有していてもよく、第2の加熱工程の後に他の加熱工程を有していてもよい。
以下、昇華性染料と水とを含む昇華転写用インクについて説明する。
[昇華転写用インク]
(水)
水は、後に詳述する昇華性染料を分散させる分散媒として機能するものである。
このように、昇華転写用インクが水を含むことにより、昇華転写用インクの粘度、表面張力が、好ましい範囲に含まれるように好適に調整することができ、昇華転写用インクのインクジェット方式による吐出性を優れたものとすることができる。また、水は、インクジェット方式による吐出後に容易に除去することのできる成分であるため、染色物の生産性を高めるうえでも重要である。また、水は、人体等に対する安全性が極めて高い物質であるため、染色物の製造において、作業者の安全を確保する上でも重要である。
昇華転写用インク中における水の含有率は、特に限定されないが、50質量%以上90質量%以下であるのが好ましく、55質量%以上70質量%以下であるのがより好ましい。
(昇華性染料)
昇華性染料は、加熱により昇華する性質を有する染料である。
昇華性染料としては、上記のような性質を有する分散染料、溶剤染料等を用いることができる。このような染料の具体例としては、C.I.ディスパースイエロー3、7、8、23、39、51、54、60、71、86;C.I.ディスパースオレンジ1、1:1、5、20、25、25:1、33、56、76;C.I.ディスパースブラウン2;C.I.ディスパースレッド11、50、53、55、55:1、59、60、65、70、75、93、146、158、190、190:1、207、239、240;C.I.バットレッド41;C.I.ディスパースバイオレット8、17、23、27、28、29、36、57;C.I.ディスパースブルー19、26、26:1、35、55、56、58、64、64:1、72、72:1、81、81:1、91、95、108、131、141、145、359;C.I.ソルベントブルー36、63、105、111等が挙げられる。これらは、単独で用いてもよいし2種類以上を併用してもよい。
中でも、昇華転写用インクの保存安定性の観点からは、C.I.ディスパースイエロー3、7、8、23、51、54、60、71、86;C.I.ディスパースオレンジ20、25、25:1、56、76;C.I.ディスパースブラウン2;C.I.ディスパースレッド11、53、55、55:1、59、60、65、70、75、146、190、190:1、207、239、240;C.I.バットレッド41;C.I.ディスパースバイオレット8、17、23、27、28、29、36、57;C.I.ディスパースブルー26、26:1、55、56、58、64、64:1、72、72:1、81、81:1、91、95、108、131、141、145、359;C.I.ソルベントブルー36、63、105、111等より好ましい。
(溶剤)
昇華転写用インクは、上記した成分に加え、溶剤を含むものであってもよい。溶剤としては、例えば、ポリオール化合物、グリコールエーテル等が挙げられる。ポリオール化合物としては、例えば、分子内の炭素数が2以上6以下であり、かつ、分子内にエーテル結合を1つ有してもよいポリオール化合物(好ましくはジオール化合物)等が挙げられる。具体例としては、グリセリン、エチレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、1,3−プロパンジオール、1,2−ブタンジオール、1,3−ブタンジオール、1,4−ブタンジオール、2,3−ブタンジオール、3−メチル−1,3−ブタンジオール、1,2−ペンタンジオール、1,5−ペンタンジオール、2−メチル−2,4−ペンタンジオール、3−メチル−1,5−ペンタンジオール、1,2−ヘキサンジオール、1,6−ヘキサンジオール等が挙げられる。
また、昇華転写用インクは、グリコールエーテルを含むものであってもよい。グリコールエーテルとしては、例えば、エチレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコールおよびトリプロピレングリコールから選択されるグリコールのモノアルキルエーテルが好ましい。より具体的には、トリエチレングリコールモノメチルエーテル、トリエチレングリコールモノブチルエーテル、ジプロピレングリコールモノプロピルエーテル等が好ましく例示できる。
(その他の成分)
昇華転写用インクは、上述した以外の成分(その他の成分)を含むものであってもよい。このような成分としては、例えば、トレハロース類、分散剤、防腐防黴剤、pH調整剤、キレート試薬、防錆剤、紫外線吸収剤、消泡剤、表面張力調整剤、ポリシロキサン化合物、トレハロース類以外のポリオール化合物等が挙げられる。
トレハロース類とは、2分子のグルコース同士が還元性基同士で結合した二糖類のことをいい、α,α−トレハロース(O−α−D−グルコピラノシル α−D−グルコピラノシド。以下、「トレハロース」という)、α,β−トレハロース(以下、「ネオトレハロース」という)、および、β,β−トレハロース(以下、「イソトレハロース」という)等が挙げられる。
昇華転写用インクが分散剤を含むことにより、昇華転写用インクにおける昇華性染料の分散安定性を特に優れたものとすることができ、昇華転写用インクの保存安定性、昇華転写用インクの長期にわたる吐出安定性等を特に優れたものとすることができる。また、昇華転写用インクを用いて製造される染色物の信頼性を特に優れたものとすることができる。
分散剤は、特に限定されないが、アニオン系分散剤、ノニオン系分散剤、高分子分散剤が挙げられる。
アニオン系分散剤としては、芳香族スルホン酸のホルマリン縮合物が好ましく挙げられる。
芳香族スルホン酸のホルマリン縮合物における「芳香族スルホン酸」としては、例えば、クレオソート油スルホン酸、クレゾールスルホン酸、フェノールスルホン酸、β−ナフトールスルホン酸、メチルナフタレンスルホン酸、ブチルナフタレンスルホン酸等のアルキルナフタレンスルホン酸、β−ナフタレンスルホン酸とβ−ナフトールスルホン酸との混合物、クレゾールスルホン酸と2−ナフトール−6−スルホン酸との混合物、リグニンスルホン酸等が挙げられる。
また、アニオン系分散剤としては、β−ナフタレンスルホン酸のホルマリン縮合物、アルキルナフタレンスルホン酸のホルマリン縮合物、および、クレオソート油スルホン酸のホルマリン縮合物が好ましい。
ノニオン系分散剤としては、フィトステロールのエチレンオキサイド付加物、コレスタノールのエチレンオキサイド付加物等が挙げられる。
本明細書において「フィトステロール」とは、フィトステロールおよび水添フィトステロールの両者を含む意味である。例えば、フィトステロール類のエチレンオキサイド付加物としては、フィトステロールのエチレンオキサイド付加物、水素添加フィトステロールのエチレンオキサイド付加物等が挙げられる。
同様に、本明細書において「コレスタノール」とは、コレスタノール、および、水素添加コレスタノールの両者を含む意味である。例えば、コレスタノールのエチレンオキサイド(EO)付加物としては、コレスタノールのエチレンオキサイド付加物、水素添加コレスタノールのエチレンオキサイド付加物等が挙げられる。フィトステロールまたはコレスタノール1モルあたりのエチレンオキサイド付加量は10モル以上50モル以下で、HLBが13以上20以下のものが好ましい。
また、高分子分散剤としては、例えば、ポリアクリル酸部分アルキルエステル、ポリアルキレンポリアミン、ポリアクリル酸塩、スチレン−アクリル酸共重合物、ビニルナフタレン−マレイン酸共重合物等が挙げられる。
防腐防黴剤としては、例えば、有機硫黄系、有機窒素硫黄系、有機ハロゲン系、ハロアリルスルホン系、ヨードプロパギル系、N−ハロアルキルチオ系、ベンゾチアゾール系、ニトリル系、ピリジン系、8−オキシキノリン系、イソチアゾリン系、ジチオール系、ピリジンオキシド系、ニトロプロパン系、有機スズ系、フェノール系、第4アンモニウム塩系、トリアジン系、チアジアジン系、アニリド系、アダマンタン系、ジチオカーバメイト系、ブロム化インダノン系、ベンジルブロムアセテート系、無機塩系等の化合物が挙げられる。有機ハロゲン系化合物としては、例えば、ペンタクロロフェノールナトリウム等が挙げられ、ピリジンオキシド系化合物としては、例えば、ソジウムピリジンチオン−1−オキサイド、ジンクピリジンチオン−1−オキサイド等が挙げられ、イソチアゾリン系化合物としては、例えば、1−ベンズイソチアゾリン−3−オンのアミン塩、1,2−ベンズイソチアゾリン−3−オン、2−n−オクチル−4−イソチアゾリン−3−オン、5−クロロ−2−メチル−4−イソチアゾリン−3−オン、5−クロロ−2−メチル−4−イソチアゾリン−3−オンマグネシウムクロライド、5−クロロ−2−メチル−4−イソチアゾリン−3−オンカルシウムクロライド、2−メチル−4−イソチアゾリン−3−オンカルシウムクロライド等が挙げられる。その他の防腐防黴剤としては、デヒドロ酢酸ナトリウム、ソルビン酸ナトリウム、安息香酸ナトリウム等が挙げられる。
昇華転写用インクがpH調整剤を含むことにより、昇華転写用インクの保存安定性等を特に優れたものとすることができる。また、昇華転写用インクを用いて製造される染色物の信頼性を特に優れたものとすることができる。
pH調整剤としては、例えば、昇華転写用インクのpHを6.0以上11.0以下の範囲に制御できるものを好適に用いることができる。このようなpH調整剤としては、例えば、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、ジメチルエタノールアミン、ジエチルエタノールアミン等のアルカノールアミン;水酸化リチウム、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化リチウム等のアルカリ金属の水酸化物;水酸化アンモニウム;炭酸リチウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム等のアルカリ金属の炭酸塩;タウリン等のアミノスルホン酸等が挙げられる。
キレート試薬としては、例えば、エチレンジアミン四酢酸2ナトリウム、ニトリロ三酢酸ナトリウム、ヒドロキシエチルエチレンジアミン三酢酸ナトリウム、ジエチレントリアミン五酢酸ナトリウム、ウラシル二酢酸ナトリウム等が挙げられる。
防錆剤としては、例えば、酸性亜硫酸塩、チオ硫酸ナトリウム、チオグリコール酸アンモニウム、ジイソプロピルアンモニウムナイトライト、四硝酸ペンタエリスリトール、ジシクロヘキシルアンモニウムナイトライト、ベンゾトリアゾール系化合物等が挙げられる。
紫外線吸収剤としては、例えば、ベンゾフェノン系化合物、桂皮酸系化合物、トリアジン系化合物、スチルベン系化合物、いわゆる蛍光増白剤(ベンズオキサゾール系化合物に代表される紫外線を吸収して蛍光を発する化合物)等が挙げられる。
消泡剤としては、例えば、高酸化油系化合物、グリセリン脂肪酸エステル系化合物、フッ素系化合物、シリコーン系化合物、アセチレン系化合物等が挙げられる。
表面張力調整剤としては、界面活性剤が挙げられ、例えば、アニオン系界面活性剤、両性界面活性剤、カチオン系界面活性剤、ノニオン系界面活性剤等が挙げられる。
アニオン系界面活性剤としては、例えば、アルキルスルホカルボン酸塩、α−オレフィンスルホン酸塩、ポリオキシエチレンアルキルエーテル酢酸塩、N−アシルアミノ酸およびその塩、N−アシルメチルタウリン塩、アルキル硫酸塩ポリオキシアルキルエーテル硫酸塩、アルキル硫酸塩ポリオキシエチレンアルキルエーテル燐酸塩、ロジン酸石鹸、ヒマシ油硫酸エステル塩、ラウリルアルコール硫酸エステル塩、アルキルフェノール型燐酸エステル、アルキル型燐酸エステル、アルキルアリールスルホン酸塩、ジエチルスルホ琥珀酸塩、ジエチルヘキルシルスルホ琥珀酸塩、ジオクチルスルホ琥珀酸塩等が挙げられる。
両性界面活性剤としては、例えば、ラウリルジメチルアミノ酢酸ベタイン、2−アルキル−N−カルボキシメチル−N−ヒドロキシエチルイミダゾリニウムベタイン、ヤシ油脂肪酸アミドプロピルジメチルアミノ酢酸ベタイン、ポリオクチルポリアミノエチルグリシン、その他イミダゾリン誘導体等が挙げられる。
カチオン系界面活性剤としては、例えば、2−ビニルピリジン誘導体、ポリ4−ビニルピリジン誘導体等が挙げられる。
ノニオン系界面活性剤としては、例えば、ポリオキシエチレンノニルフェニルエーテル、ポリオキシエチレンオクチルフェニルエーテル、ポリオキシエチレンドデシルフェニルエーテル、ポリオキシエチレンオレイルエーテル、ポリオキシエチレンラウリルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルエーテル等のエーテル系界面活性剤;ポリオキシエチレンオレイン酸エステル、ポリオキシエチレンジステアリン酸エステル、ソルビタンラウレート、ソルビタンモノステアレート、ソルビタンモノオレエート、ソルビタンセスキオレエート、ポリオキシエチレンモノオレエート、ポリオキシエチレンステアレート等のエステル系界面活性剤;2,4,7,9−テトラメチル−5−デシン−4,7−ジオール、3,6−ジメチル−4−オクチン−3,6−ジオール、3,5−ジメチル−1−ヘキシン−3−オール等のアセチレングリコール(アルコール)系界面活性剤等が挙げられる。
昇華転写用インクがポリシロキサン化合物を含むことにより、インクジェット方式による液滴吐出の吐出応答性を向上させることができる。ポリシロキサン化合物としては、例えば、ポリエーテル変性シロキサン、ポリエーテル変性ポリジメチルシロキサン等が挙げられる。
昇華転写用インクの表面張力(25℃における表面張力)は、20mN/m以上50mN/m以下であるのが好ましく、25mN/m以上40mN/m以下であるのがより好ましい。なお、昇華転写用インクの表面張力は、例えば、表面張力計CBVP−A3(協和界面科学株式会社製)を用いた、JIS K3362に準拠した測定により求めることができる。
また、昇華転写用インクの粘度(25℃における粘度)は、2mPa・s以上20mPa・s以下であるのが好ましい。これにより、昇華転写用インクの吐出安定性(吐出量の安定性、液滴の飛行特性等)、吐出応答性(応答速度、高周波対応性(周波数特性)等)等を特に優れたものとすることができる。なお、昇華転写用インクの粘度は、振動式粘度計を用いた、JIS Z8809に準拠した測定により求めることができる。
[1]昇華転写用インクの製造
以下のようにして、昇華転写用インクを製造した。
(調製例1)
まず、昇華性染料としてのC.I.ディスパースイエロー54と、高分子分散剤としてのスチレン−アクリル酸共重合物と、イオン交換水とからなる混合物を、0.2mm径ガラスビーズを用いてサンドミルにて、冷却下、約15時間分散化処理を行った。分散処理後、イオン交換水を加えて希釈し、次いで、該分散液をガラス繊維濾紙GC−50(東洋濾紙株式会社製、フィルターの孔径0.5μm)で濾過し、粒子サイズの大きい成分を除去した水性分散液を得た。
次に、上記のようにして得られた水性分散液と、プロピレングリコールと、トレハロースと、トリエチレングリコールモノメチルエーテルと、イオン交換水とを所定の割合で混合することにより、昇華転写用インクを得た。
得られた調製例1のインク組成は以下の通りである。
C.I.ディスパースイエロー54 2.5質量%
スチレン−アクリル酸共重合物 1.0質量%
トリエチレングリコールモノメチルエーテル 1.0質量%
プロピレングリコール 2.0質量%
トレハロース 20.0質量%
イオン交換水 73.5質量%
合計 100質量%
調製例1の昇華転写用インクについての25℃における表面張力(表面張力計CBVP−A3(協和界面科学株式会社製)を用いた、JIS K3362に準拠した測定により求められた表面張力)は、25mN/m以上40mN/m以下の範囲に含まれるものであった。また、調製例1の昇華転写用インクについての25℃における粘度(振動式粘度計を用いた、JIS Z8809に準拠した測定により求められた粘度)は、2mPa・s以上20mPa・s以下の範囲に含まれるものであった。
[2]染色物の製造
以下のようにして、昇華転写用インクを用いた染色を行い、染色物を製造した。
(実施例1)
まず、前記調製例1で得られた昇華転写用インクをインクジェット装置に投入した。
その後、シリカを含む材料で構成されたインク受容層を備えた紙を記録媒体として用意し、当該記録媒体のインク受容層に、所定のパターンで昇華転写用インクを吐出して、転写媒体を得た(インク付与工程)。
次に、上記のようにして得られた転写媒体のインク受容層側の面を、ポリエステル繊維で構成された布帛(被染色物)と密着させ、この状態で、太陽精機株式会社製ヒートプレス機TP−608Mを用いて190℃×45秒の条件で加熱した(第1の加熱工程)。
その後さらに、転写媒体のインク受容層側の面を、ポリエステル繊維で構成された布帛(被染色物)と密着させた状態で、太陽精機株式会社製ヒートプレス機TP−608Mを用いて170℃×30秒の条件で加熱した(第2の加熱工程)。これにより染色物を得た。
(実施例2〜6)
第1の加熱工程、第2の加熱工程での加熱条件を表1に示すようにした以外は、前記実施例1と同様にして染色物の製造を行った。
(比較例1)
第1の加熱工程を省略した以外は、前記実施例3と同様にして染色物の製造を行った。
(比較例2)
第2の加熱工程を省略した以外は、前記実施例1と同様にして染色物の製造を行った。
(比較例3)
第1の加熱工程での処理時間(加熱時間)を変更したした以外は、前記比較例2と同様にして染色物の製造を行った。
なお、前記各実施例および比較例では、第1の加熱工程および第2の加熱工程での加熱温度は一定となるようにした。
[3]染色部の色濃度(光学濃度)
上記[2]で製造された染色物について、転写媒体と対向していた側の面の染色部の光学濃度(OD値)を、SpectroScan(GretagMacbeth社製)を用いた測定により求め、以下の基準に従い評価した。なお、光学濃度(OD値)は、透過率をT[%]としたとき、OD=log(1/T)で求められる値である。
A:染色部のOD値が1.40以上である。
B:染色部のOD値が1.35以上1.40未満である。
C:染色部のOD値が1.35未満である。
[4]裏抜け評価
上記[2]で製造された染色物について、転写媒体と対向していた側の面とは反対側の面の染色部に対応する部位の光学濃度(OD値)を、SpectroScan(GretagMacbeth社製)を用いた測定により求め、さらに、この値をOD2とし、上記[3]で求めたOD値をOD1とした場合のOD2/OD1の値を求め、以下の基準に従い評価した。このOD2/OD1の値が低いものほど、裏抜けが効果的に防止されているといえる。
A:OD2/OD1の値が0.75未満である。
B:OD2/OD1の値が0.75以上である。
前記各実施例および比較例の染色物の製造条件、および、上記の各評価についての結果を表1に示す。
Figure 0005853769
表1から明らかなように、本発明では、裏抜けを防止しつつ、十分な色濃度(光学濃度)の染色部を効率よく形成することができた。これに対し、比較例では、満足な結果が得られなかった。

Claims (5)

  1. 昇華性染料を昇華・転写させることにより、布帛に染色部を形成する染色方法であって、
    前記布帛と、記録媒体に前記昇華性染料が付与されてなる転写媒体とを対向させた状態で、前記転写媒体を加熱する第1の加熱工程と、
    前記布帛と前記転写媒体とを対向させた状態で、前記第1の加熱工程での加熱温度よりも低い温度で、前記転写媒体を加熱する第2の加熱工程とを有し、
    前記第1の加熱工程における加熱温度をT [℃]、
    前記第2の加熱工程における加熱温度をT [℃]としたとき、
    が190℃以上200℃以下であり、T が170℃以上180℃以下であり、及び
    10≦T −T ≦30の関係を満足することを特徴とする染色方法。
  2. 前記加熱温度T 及び前記加熱温度T が、T −T =20の関係を満足することを特徴とする請求項1に記載の染色方法。
  3. 前記布帛は、ポリエステル繊維で構成されたものである請求項1または2に記載の染色方法。
  4. 前記第1の加熱工程における加熱時間が30秒以上45秒以下であり、
    前記第2の加熱工程における加熱時間が30秒以上60秒以下である請求項1ないしのいずれか一項に記載の染色方法。
  5. 前記転写媒体は、インクジェット法により、前記昇華性染料と水とを含む昇華転写用インクを、前記記録媒体に付与することにより得られたものである請求項1ないしのいずれか一項に記載の染色方法。
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