JP5709573B2 - 蒸発燃料処理装置 - Google Patents
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Description
(1)リッドスイッチに故障が発生し、開指令を出力することができないため、運転者等が手動でフューエルリッドを開けて給油を行った。
(2)リッドスイッチと、異常判定手段を含む制御手段とを通信可能に接続する配線が断線し、開指令が制御手段に入力されないため、運転者等が手動でフューエルリッドを開けて給油を行った。
(3)異常判定手段を含む制御手段が開指令を取得したが、起動することができないため、運転者等が手動でフューエルリッドを開けて給油を行った。
(4)リッドスイッチ等に故障は発生していないが、運転者等が手動でフューエルリッド8を開けて給油を行った。
なお、蒸発燃料処理装置1が、フューエルリッド7の開閉状態を検出するセンサをさらに備え、制御バルブ制御手段2bが、かかるセンサの検出結果に基づいて、フューエルリッド7の蓋が開いた場合に制御バルブ11を開弁させ、フューエルリッド7の蓋が閉じた場合に制御バルブ11を閉弁させる構成であってもよい。
なお、本実施形態において、制御バルブ制御手段2bは、給油時及びCS MODE走行時以外において、圧力センサ16によって検出されたタンク内圧が所定値(ここでは、許容の限界圧力)以上となった場合に制御バルブ11を開弁させ、開弁後、圧力センサ16によって検出されたタンク内圧が前記限界値未満となった場合に制御バルブ11を閉弁させる構成であってもよい。
今回パージ処理時のパージ濃度として、制御バルブ11の開弁前の空燃比補正係数に基づいて算出されたパージ濃度が用いられる場合には、異常判定手段2eは、燃料タンク3内で発生した蒸発燃料の影響を受けない今回パージ処理時のパージ濃度を用いて、簡易にリッドスイッチ8の異常の有無を判定することができる。
なお、今回パージ処理時のパージ濃度として、制御バルブ11の開弁後の空燃比補正係数に基づいて算出されたパージ濃度が用いられる場合には、異常判定手段2eは、燃料タンク3の温度を検出する温度センサによって検出されたタンク温度の制御バルブ11の開弁に伴う変化量に基づいて蒸発燃料量を算出し、かかる蒸発燃料量を考慮して今回パージ処理時のパージ濃度を算出することによって、リッドスイッチ8の異常判定の精度を向上させることができる。
(1)リッドスイッチ8に故障が発生し、開指令を出力することができないため、運転者等が手動でフューエルリッド8を開けて給油を行った。
(2)リッドスイッチ8とECU2とを通信可能に接続する配線が断線し、開指令がECU2に入力されないため、運転者等が手動でフューエルリッド7を開けて給油を行った。
(3)ECU2が開指令を取得したが、起動することができないため、運転者等が手動でフューエルリッド7を開けて給油を行った。
(4)リッドスイッチ8等に故障は発生していないが、運転者等が手動でフューエルリッド7を開けて給油を行った。
運転者等がリッドスイッチ8を操作すると、ECU2が開指令を取得し、取得された開指令に基づいて起動する。ECU2のロック解除手段2aは、所定条件を満たした後にロック解除信号をフューエルリッドロック7aへ出力してロックを解除し、フューエルリッド7の蓋を開ける。
その後、車両が運転され、パージ処理が行われると、異常判定手段2eは、前回パージ処理終了から今回パージ処理開始までの間にリッドスイッチ8から出力された開指令を検知しているため、パージ濃度によらず、リッドスイッチ8は正常であると判定する。
一方、運転者等がリッドスイッチ8を操作するが、リッドスイッチ8が故障しているため、開指令は出力されず、ECU2が起動しない場合には、ECU2が起動せず、ロック解除手段2aがロック解除信号をフューエルリッドロック7aへ出力しないため、運転者等は、手動でフューエルリッド7の蓋を開ける。
例えば、内燃機関Eの作動中又は作動停止直後の燃料タンク3がある程度高温になった状態で給油が行われるときに、給油される燃料が揮発性の高い燃料(冬用のガソリン等)である場合には、フューエルリッド7の開口部が給油ノズルで塞がれた状態で給油が行われることによって燃料タンク3内で燃料が蒸発してタンク内圧が上昇し、高圧2ウェイバルブ10の正圧弁が開弁する。
また、給油時及びCS MODE走行時以外のECU2起動時において、タンク内圧が許容の限界圧力以上となった場合には、制御バルブ制御手段2bは、制御バルブ11を開弁させる。
その後、車両運転中にパージ処理が行われると、異常判定手段2eは、前回パージ処理終了から今回パージ処理開始までの間にリッドスイッチ8から出力された開指令を検知しておらず、給油によってキャニスタ13に一旦吸着された蒸発燃料がパージ処理によってパージされた蒸発燃料とともにキャニスタ13から流出することによってパージ濃度が増加しているため、リッドスイッチ8に異常が発生していると判定する。ここで、給油時には、高圧2ウェイバルブ10の正圧弁が開弁することによって、燃料タンク3内の蒸発燃料がキャニスタ13に吸着されるため、その後のパージ処理時には、キャニスタ13に一旦吸着された蒸発燃料がパージ処理によってパージされた蒸発燃料とともにキャニスタ13から流出することによってパージ濃度が増加する。また、前記したフューエルリッド7aを解除できるレバーが制御バルブ11と機械的に接続されており、レバーの操作によって制御バルブ11が機械的に開弁される構成を採用した場合にも、燃料タンク3内の蒸発燃料がキャニスタ13に吸着されるため、その後のパージ処理時には、キャニスタ13に一旦吸着された蒸発燃料がパージ処理によってパージされた蒸発燃料とともにキャニスタ13から流出することによってパージ濃度が増加する。ただし、異常判定手段2eは、前回パージ処理終了から今回パージ処理開始までの間に高圧2ウェイバルブ10の正圧弁が開弁した場合と、制御バルブ制御手段2bが制御バルブ11が開弁させた場合には、給油の有無に関わらず開弁動作によってパージ濃度が増加するため、リッドスイッチ8の異常判定を禁止する。ここで、リッドスイッチ8が正常であって給油が正常に行われた場合には、ECU2が起動して制御バルブ制御手段2bが制御バルブ11を開弁させるため、異常判定手段2eは、リッドスイッチ8の異常判定を行わずに済む。また、前記したレバーの手動操作に伴い制御バルブ11が開弁された場合には、異常判定手段2eは、制御バルブ11の開弁を認識しないため、リッドスイッチ8の異常判定を禁止するフローには辿り着かない。なお、リッドスイッチ8は、フィラーキャップ6等の部品の点検のためにも必要なスイッチであるのに対し、前記したフューエルリッド7aを解除できるレバーは、フューエルリッド7aと機械的に接続されてECU2の起動の有無に関係なくフューエルリッド7aを解除可能な非常用のレバーであるため、運転者に認識されづらい位置に設けられることが多い。そのため、レバーの操作は運転者に煩わしさを与えてしまう可能性があり、通常時にリッドスイッチ8に代えてレバーを使用することは現実的ではない。かかる観点からも、リッドスイッチ8の異常判定は必要である。
2 ECU
2b 制御バルブ制御手段
2c パージバルブ制御手段
2e 異常判定手段
3 燃料タンク
7 フューエルリッド
7a フューエルリッドロック
8 リッドスイッチ
10 高圧2ウェイバルブ(バルブ)
11 制御バルブ
14 パージバルブ
18 パージ通路
Claims (4)
- 車両に設けられた蒸発燃料処理装置であって、
燃料を貯留する燃料タンクと、
前記燃料タンクで発生する蒸発燃料を吸着するキャニスタと、
前記キャニスタと内燃機関とを連通するパージ通路に設けられ、当該パージ通路を開閉可能なパージバルブと、
前記パージバルブを開制御し前記蒸発燃料を流すパージ処理を行うパージバルブ制御手段と、
前記パージ通路におけるパージ濃度を検出するパージ濃度検出手段と、
前記燃料タンクに連通され、給油時に開口部から燃料が導入されるフィラーパイプと、
車体に設けられ、前記開口部を覆うフューエルリッドと、
前記フューエルリッドを開くための開指令を出力するリッドスイッチと、
前回パージ処理終了から今回パージ処理開始までの間に前記リッドスイッチの操作が検知されていないにも関わらず、前記パージ濃度検出手段によって検出された今回パージ処理時の前記パージ濃度が前回パージ処理時の前記パージ濃度よりも増加している場合に、前記リッドスイッチに異常が発生していると判定する異常判定手段と、
を備えることを特徴とする蒸発燃料処置装置。 - 前記燃料タンクと前記キャニスタとを連通するベーパ通路に設けられ、前記燃料タンク内の圧力が所定圧以上となると開弁して前記燃料タンクから前記キャニスタへの前記蒸発燃料の流通を許容するバルブを備え、
前記異常判定手段は、前回パージ処理終了から今回パージ処理開始までの間に前記バルブが開弁した場合には、前記リッドスイッチの異常判定を禁止する
ことを特徴とする請求項1に記載の蒸発燃料処置装置。 - 前記ベーパ通路に前記バルブと並列に設けられ、当該ベーパ通路を開閉可能な常閉型の制御バルブと、
前記制御バルブを開制御し前記蒸発燃料を流す制御バルブ制御手段と、
をさらに備え、
前記異常判定手段は、前記パージ処理終了から今回パージ処理開始までの間に前記制御バルブ制御手段が前記制御バルブを開弁させた場合には、前記リッドスイッチの異常判定を禁止する
ことを特徴とする請求項2に記載の蒸発燃料処理装置。 - 前記異常判定手段は、前回パージ処理終了から今回パージ処理開始までの間に前記燃料タンク内を減圧して当該燃料タンクのリーク診断を行った場合には、前記リッドスイッチの異常判定を禁止する
ことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の蒸発燃料処理装置。
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