JP5707145B2 - 遊技場用システム - Google Patents
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近年の遊技機は、スペックの多様化が進み、機種毎に大当たり中に大入賞口の開放制御回数を示すラウンド数等が異なることから、例えば特許文献1では大当たり中の打込玉数と払出玉数との相関関係(例えば出玉率)を求めるようにしている。
遊技機側からは大当たり中であること、打込玉数、払出玉数等を特定可能な信号は出力されるものの、大入賞口に入賞したことを直接特定出来る信号が出力されないので、大入賞口への入賞数や入賞率を遊技情報として特定することは難しく、従来は特許文献1のように大当たり中の出玉率や、差玉数を求める程度であった。
遊技機側から出力される大当たり期間を特定可能な遊技状態信号、及び遊技機に打ち込まれた玉数を示すアウトを特定可能なアウト信号を少なくとも含む複数種類の遊技信号を入力する入力手段と、前記入力手段による遊技信号の入力により、前記大当たり期間における前記アウトを示すT1アウトを少なくとも含む遊技情報を特定する遊技情報特定手段と、前記遊技機を機種別にグループ分けする機種設定情報を設定する一方、その機種別に前記遊技機において大当たりが発生した場合に実行されるラウンド分の前記上限数の合計値を示すT1入賞設定数、及び大入賞口に対して前記T1入賞設定数の入賞があった場合に払い出される玉数を示すT1セーフ設定数の内、少なくとも一方を特定可能な設定情報を設定する設定手段と、前記設定手段により設定される設定情報と前記遊技情報特定手段により特定される遊技情報とによって特定される大当たり中の入賞状況を示す大当たり入賞状況情報、及び前記T1入賞設定数の少なくとも一方を大当たり中の入賞情報として、前記遊技情報特定手段によって特定される前記T1アウトに対応付けて管理し、同一の帳票上にて比較可能に出力する管理手段と、を備えたものである(請求項1)。
前記管理手段は、前記T1アウトに対する前記T1入賞設定数の割合を示す大入賞率を管理することで、前記大当たり入賞状況情報を前記T1アウトに対応付けて管理するようにしてもよい(請求項2)。
前記遊技機には大入賞口の上方に大入賞口以外の入賞口が設けられ、前記入力手段は、遊技機から払い出された玉数を示すセーフを特定可能なセーフ信号を入力し、前記遊技情報特定手段は、前記遊技情報として前記大当たり期間における前記セーフを示すT1セーフを特定し、前記設定情報は、大入賞口に入賞した場合に払い出される玉数を示す大入賞口払出設定数と、前記大当たり中における前記アウトに対する前記大入賞口以外の入賞口への入賞に応じて払い出される玉数の期待値である払出期待値の割合を示す払出期待値割合とを特定可能であり、前記管理手段は、前記遊技情報特定手段により特定されるT1アウトに前記払出期待値割合を乗じた値と前記T1セーフ設定数との合計値から前記遊技情報特定手段により特定されるT1セーフを減算した値を前記大入賞口払出設定数にて除した値を示す非入賞数、及び前記非入賞数を前記T1入賞設定数から減算した値を示す大入賞数の内、少なくとも一方を前記大当たり入賞状況情報とするようにしてもよい(請求項3)。
前記設定情報は、前記大当たり中における前記アウトに対する前記大入賞口以外の入賞口への入賞数の期待値である入賞期待値の割合を示す入賞期待値割合を特定可能であり、
前記管理手段は、前記遊技情報特定手段により特定されるT1アウトに前記入賞期待値割合を乗じた値を示すT1入賞期待値に、前記T1入賞設定数、或いは前記大入賞数を加えた値を示す総入賞数の前記T1アウトに対する割合を示す総入賞率を管理すること、及び前記T1アウトから前記総入賞数を減算した値の前記T1アウトに対する割合を示す総非入賞率を管理することの少なくとも一方により前記大当たり入賞状況情報を前記T1アウトに対応付けて管理するようにしてもよい(請求項4)。
前記設定情報は、前記非入賞数、前記大入賞数、前記大入賞率、前記非入賞率、前記総入賞率、及び前記総非入賞率の内の少なくとも1つである補正判定情報に対する許容範囲を設定し、前記管理手段は、管理対象とする前記補正判定情報が、前記設定情報により特定される許容範囲を逸脱しているか否かを特定可能に出力するようにしてもよい(請求項5)。
請求項4の発明によれば、大入賞口以外の入賞口を考慮して、大当たり中の入賞率を直接的に把握可能となる。
請求項5の発明によれば、許容範囲を特定可能に出力することで、大当たり中に遊技者が快適、或いは不快と感じている遊技情報の特定が容易となる。
図1は遊技場用システムの全体構成を示す概略図である。遊技場には遊技機1に対応して貸出機2が設置され、管理室には管理装置3(入力手段、遊技情報特定手段、設定手段、管理手段に相当)が設置されている。中継装置4は、2台の遊技機1、2台の貸出機2及び管理装置3とLAN5を介して接続されている。管理装置3は、遊技機側(遊技機1、貸出機2等)から送信される遊技信号を中継装置4を介して受信することにより遊技機1の遊技データを管理する。尚、図1では省略したが、実際には数百台の遊技機1が管理装置3の管理対象となる。
・アウト信号=使用玉を回収するアウトBOXから出力される使用媒体数(アウト)を特定可能な信号。回収(使用、打込)玉10玉に対して1パルスが出力されるので、「アウト信号数×10」をアウトとして特定する。尚、遊技機1から出力される信号でも良い。
・セーフ信号=遊技機1から出力される払出媒体数(セーフ)を特定可能な信号。払出10玉に対して1パルスが出力されるので、「セーフ信号数×10」をセーフとして特定する。尚、補給装置から出力される補給信号をセーフ信号としても良い。
・始動信号=遊技機1から出力される始動口6,7への入賞数を特定可能な信号。第1始動口6又は第2始動口7への入賞1回につき1パルスが出力されるので、「始動信号数×1」をスタート(S、始動入賞数)として特定する。尚、始動入賞により変動(作動)する液晶表示部8における図柄変動数(役物作動数、単位遊技数)を特定可能な信号を始動信号としても良い。
・大当たり信号=遊技機1から出力される大当たり期間を特定可能な信号。大当たり中にレベル出力される状態信号なので大当たり信号受信中を大当たり中として特定する。
・確変信号=遊技機1から出力される特別状態(甘中)を特定可能な信号。大当たり確率が向上する確変中等の大当たりを通常状態よりも発生させ易い状態である特別状態中にレベル出力される状態信号(確変信号)なので、特別状態信号受信中を特別状態中として特定する。尚、第2始動口7の入賞率が向上する時短中にレベル出力される状態信号(時短信号)であっても良い。また、大当たり信号と確変信号のいずれも受信していない期間を通常状態として特定する。
図2は大当たり情報設定を示しており、以下の各項目が設定されている。
・R=ラウンド数を特定した場合の名称(ラウンド数)。
・T1Y範囲=Rを特定する際に参照するT1Y(大当たり中の出玉数)の範囲。尚、アウト(T1アウト)、セーフ(T1セーフ)、大当たり時間(大当たりの開始から終了までの計時期間)等に対して設定し、それらによりRを判定しても良い。
・大入賞払出(T1入賞設定数に相当)=ラウンド終了する際の条件となる大入賞口入賞数(上限数)の合計値。尚、対象とする遊技機1の1Rの上限数を8としてRを乗じた値としたが、特定したRにより上限数を変更する(例えば複数の大入賞口を備え、R毎に開放する大入賞口が相違する等の)遊技機1に対応すべくR毎の上限数の合計を設定しても良い。
・T1入賞(大入賞口払出設定数に相当)=大入賞口9への1入賞当たりの払出賞球数。特定したRにより変動するような遊技機1に対応すべくR毎に設定しても良い。
・T1セーフ(T1セーフ設定数に相当)=大入賞口9への入賞数がT1入賞設定数であった場合における大当たり中の大入賞口入賞による払出玉数。T1入賞×大入賞払出にて求められるので、両者を設定することで特定可能としても良い。
・許容入賞率(入賞率許容範囲に相当)=後述する総入賞率(補正判定情報に相当)の許容範囲。総入賞率が、この設定値の上限以上であれば必要以上に入賞しているとして後述する「適正」を「○」、下限未満であれば必要程度入賞していないとして「×」、この範囲内であれば許容範囲である旨を示す「△」とする。
・S払出(S払出設定数)=第1始動口6への1入賞当たりの払出賞球数。第2始動口7に対して設定しても良い。
図3は遊技履歴の一例を示しており、以下の各項目が設定されている。
・通常情報=大当たり発生までの通常(甘中)状態における遊技情報で、アウト(Bアウト)はアウト信号により特定される打込玉数(アウト)、Sは始動信号により特定されるスタート(Bスタート、始動入賞数)。
・大当たり情報=大当たり中の遊技情報で、アウト(T1アウト)以外のセーフ(T1セーフ)はセーフ信号により特定される払出玉数(セーフ)、T1YはT1セーフ−T1アウト、RはT1YとT1Y範囲とを比較して特定したラウンド数。
・セーフ差情報=大入賞口9に上限数まで入賞した場合のセーフと実際のセーフとの差であり、上限数まで入賞せず大入賞口9に入賞させられなかった(大入賞口非入賞)分のセーフであるT1セーフ差に関わる遊技情報である。TS(入賞期待値)はT1アウトによるスタートの期待値=T1アウト×通常状態のS率(払出期待値割合に相当。尚S率については後述する。)、TSセーフ(払出期待値)はTS対応分のセーフ=TS×S払出設定数、設定はT1セーフ設定数でRに対応する設定値、差(T1セーフ差)=T1セーフ設定数+TSセーフ−T1セーフ。
・大入賞数情報=大入賞口9への入賞数に関わる遊技情報で、非入賞(非大入賞数)は大入賞口非入賞分の入賞数=T1セーフ差÷大入賞口払出設定数。設定はT1入賞設定数でRに対応する設定値、入賞(大入賞数)は想定される大入賞口9への入賞数=T1入賞設定数−非大入賞数。
・入賞率情報=大当たり中の入賞率に関わる遊技情報で、大入賞率はT1アウトに対する大入賞数の割合=大入賞数÷T1アウト、総入賞率はTSも含めた大当たり中の入賞率=(TS+大入賞数)÷T1アウト、適正は総入賞率と入賞率許容範囲とを比較した結果。尚、非入賞率=非大入賞数÷T1アウトや、総非入賞率=(T1アウト−(大入賞数+TS))÷T1アウトを管理対象としても良い。
入賞率情報の合計欄はR毎に区分けして集計した入賞率情報、平均欄はR毎に区分けしない全体の入賞率情報、「適正」の集計欄は対応する大当たりの内、「△」である大当たり数の割合を示す「適正率」を示す。尚、「○」や「×」の割合を各々、或いは合計して示す「不適正率」を管理しても良い。
通常情報の合計欄は状態(通常状態か甘中か)毎の合計、平均欄は状態別のS率(S÷アウト)、Rの合計欄はR毎の大当たり数、平均欄は、その割合(R毎の大当たり数÷全大当たり数)を示している。
尚、本実施形態では、大当たりとして5Rと16Rとを発生する機種Aを対象としており、5Rと16Rとの2つのRを設定しているが、スペックにより1や3以上のRを設定しても良い。
管理装置3は各遊技機1の遊技情報を管理する通常処理に加えて、本発明に関連して遊技履歴作成処理を実行している。
図6は遊技履歴作成処理を示すフローチャートである。この遊技履歴作成処理は大当たり情報を管理するための処理である。尚、フローチャートには示していないが、大当たり信号及び確変信号を受信していない場合は通常であると判定し、アウト信号或いは始動信号の入力に応じて通常におけるアウト及びスタート(S)を管理し、確変信号を受信している場合は甘中であると判定し、アウト信号或いは始動信号の入力に応じて甘中におけるアウト及びSを管理している。
以上の動作により、大当たり中における遊技者の獲得玉であるT1Yを求めることができる。
次に、特定したRに対応するT1セーフ設定数及び入賞設定数を特定する(S9)。図3に示すNO.1レコードに示す例では、図2の大当たり情報設定に16Rに対応して設定されているT1セーフ設定数である1536、T1入賞設定数である128を設定する。
次に、新規レコードを作成し(S12)、上述したようにして、大当たりが発生する毎に通常情報及び大当たり情報に基づいてセーフ差情報、大入賞数情報、入賞率情報を求める。
図4は遊技機別集計の一例を示している。「適正=△」は適正が△である大当たり数を示しており、それ以外は図3と同様である。尚、総入賞率は入賞率許容範囲と比較して上限値以上であるか、下限値未満であるかを特定可能に識別表示している。
図5は機種別集計の一例を示している。図2の大当たり情報設定にて設定した最大のR(16R)を「対応R」として機種別に図4の遊技機別集計を抽出している。また、図4は合計値等、例示していない遊技情報も含めて複数日(例えば1年間)分記憶しており、図5の機種別集計ではその期間の内から抽出期間を指定して、その抽出期間の遊技情報を集計する。尚、「対応R」は最大にしなくとも適宜選択出来るようにしても良い。この場合、機種別に選択可能にすることが望ましい。
尚、図4の遊技機情報も含め「TSセーフ」等、図3の遊技履歴にて示した他の遊技情報を集計対象としても勿論良い。また、図2〜5に示す各情報は表示に加えて印字出力が可能である。
スペック上の大入賞口9の閉鎖(ラウンド終了)条件となる上限入賞数であるT1セーフ設定数を、大当たり中アウトであるT1アウトに対応付けて機種別に管理するようにしたので、遊技機側から大入賞口9への入賞数や入賞率を直接的に特定出来る信号が出力されなくとも、遊技者の大当たり中における快適度合等を把握出来る遊技情報を機種別に管理出来る。
TSセーフとT1セーフ設定数とを加算した値からT1セーフを減算した値を大入賞口払出数で除算することにより大入賞口9への非入賞数を求めたり、大入賞数をT1アウトで除算することにより大入賞率を求めたりするようにしたので、大入賞口9への入賞状況を直接的に把握可能となる。
総入賞率に対して許容範囲を設定し、その許容範囲を逸脱しているか否かを識別表示するようにしたので、大当たり中に遊技者が快適、或いは不快と感じている遊技情報の特定が容易となる。
払出期待値割合をS率×S払出設定数により特定可能としたが、通常状態の出玉率(ベース=セーフ÷アウト)を管理し、そのベースを払出期待値割合としてT1アウトに乗じたTSセーフと同様のTBセーフによりT1セーフ差を求めても良い。この場合、TSを別途求め総入賞率を特定すれば良い。
総入賞率と大入賞率の双方を管理対象としたが何れか一方のみを管理対象としても良い。また、総入賞率等は、大入賞口9以外の入賞口として少なくとも1つ(例えば入賞数を特定出来る始動口)を対象とすれば、その全て、或いは一部の何れでも良い。この場合、入賞数を示す遊技信号が出力される始動口の入賞期待値はS率等により特定出来るが、その他の入賞数を示す遊技信号が出力されない入賞口についてはBY=ベース−S率×S払出により特定される出玉率をその他の入賞口の賞球数(複数種類あれば想定される入賞割合に基づく加重平均等の平均値)にて除すれば入賞率を特定出来るので、その入賞率、或いはその入賞率により想定される値を設定すれば良い。さらに、大入賞率を求める際のT1アウトとして、T1アウト−TSを用いるようにしてもよい。つまり、第1始動口6が大入賞口9の上方に設けられている構成では、第1始動口6に入賞した玉は大入賞口9に入賞することはないから、そのようなアウトを除外することにより入賞率情報の信頼性を高めることができる。
T1セーフ差等を特定する際に参照するS率やベース(参照情報)は、その時点の遊技情報を設定することが望ましいが、参照情報が常に変動し得ることを考慮すると、レコード特定後に随時T1セーフ差等を更新する必要があり処理負担が大きくなる虞がある。よって、T1セーフ差等は閉店時等の特定タイミングにて一括して特定する、或いは前日等の過去実績値や入力操作により特定される固定値を設定する等しても良い。
Rを特定する際にT1Y等を参照して特定したが、Rを直接特定可能な信号が遊技機側から出力されれば、その遊技信号により特定しても良い。
T1Yをアウトとセーフとを各々集計してその差により間接的に特定したが、アウト信号とセーフ信号とから直接的に特定する等、例示した全ての遊技情報について遊技信号から直接的、或いは間接的に特定する等どのように特定しても良い。
設定対象となる許容範囲には上限と下限の双方を設定したが、一方のみの設定であっても良い。また、適正の判定対象として総入賞率を例示したが、非入賞数、大入賞数、大入賞率、非入賞率、或いは総非入賞率等を判定対象として許容範囲を設定し、総入賞率と同様に許容範囲を逸脱したか否かを特定可能な表示(○、△、×や着色等)しても良い。
実施例上の数値や項目等は全て例示であり、どのような数値や項目等を採用しても良い。また、説明の都合上、管理対象となる大入賞数情報等を演算する際に演算過程となるTSセーフ等の遊技情報を全て示したが管理対象となる遊技情報を適宜選択すれば全てを管理する必要は無い。
管理装置3が行う情報処理の一部を中継装置4や貸出機2等にて行う構成としても良い。また、複数の遊技場に設置される遊技機の遊技情報を管理対象とする等、その設置場所や構成等は特に限定されない。
Claims (5)
- 大当たり中における大入賞口の開放制御の1単位であるラウンドの終了条件として、ラウンド中における大入賞口への入賞数が上限数になることを少なくとも含む複数種類の終了条件が設定され、そのいずれかが満たされた場合に当該ラウンドを終了し、次のラウンドの開放制御を行う遊技機の遊技情報を管理対象とした遊技場用システムであって、
遊技機側から出力される大当たり期間を特定可能な遊技状態信号、及び遊技機に打ち込まれた玉数を示すアウトを特定可能なアウト信号を少なくとも含む複数種類の遊技信号を入力する入力手段と、
前記入力手段による遊技信号の入力により、前記大当たり期間における前記アウトを示すT1アウトを少なくとも含む遊技情報を特定する遊技情報特定手段と、
前記遊技機を機種別にグループ分けする機種設定情報を設定する一方、その機種別に前記遊技機において大当たりが発生した場合に実行されるラウンド分の前記上限数の合計値を示すT1入賞設定数、及び大入賞口に対して前記T1入賞設定数の入賞があった場合に払い出される玉数を示すT1セーフ設定数の内、少なくとも一方を特定可能な設定情報を設定する設定手段と、
前記設定手段により設定される設定情報と前記遊技情報特定手段により特定される遊技情報とによって特定される大当たり中の入賞状況を示す大当たり入賞状況情報、及び前記T1入賞設定数の少なくとも一方を大当たり中の入賞情報として、前記遊技情報特定手段によって特定される前記T1アウトに対応付けて管理し、同一の帳票上にて比較可能に出力する管理手段と、
を備えたことを特徴する遊技場用システム。 - 前記管理手段は、前記T1アウトに対する前記T1入賞設定数の割合を示す大入賞率を管理することで、前記大当たり入賞状況情報を前記T1アウトに対応付けて管理することを特徴とする請求項1記載の遊技場用システム。
- 前記遊技機には大入賞口の上方に大入賞口以外の入賞口が設けられ、
前記入力手段は、遊技機から払い出された玉数を示すセーフを特定可能なセーフ信号を入力し、
前記遊技情報特定手段は、前記遊技情報として前記大当たり期間における前記セーフを示すT1セーフを特定し、
前記設定情報は、大入賞口に入賞した場合に払い出される玉数を示す大入賞口払出設定数と、前記大当たり中における前記アウトに対する前記大入賞口以外の入賞口への入賞に応じて払い出される玉数の期待値である払出期待値の割合を示す払出期待値割合とを特定可能であり、
前記管理手段は、前記遊技情報特定手段により特定されるT1アウトに前記払出期待値割合を乗じた値と前記T1セーフ設定数との合計値から前記遊技情報特定手段により特定されるT1セーフを減算した値を前記大入賞口払出設定数にて除した値を示す非入賞数、前記非入賞数を前記T1入賞設定数から減算した値を示す大入賞数、前記T1アウトに対する前記大入賞数の割合を示す大入賞率、及び前記T1アウトに対する前記非入賞数の割合を示す非入賞率の内、少なくとも1つを前記大当たり入賞状況情報とすることを特徴とする請求項1記載の遊技場用システム。 - 前記設定情報は、前記大当たり中における前記アウトに対する前記大入賞口以外の入賞口への入賞数の期待値である入賞期待値の割合を示す入賞期待値割合を特定可能であり、
前記管理手段は、前記遊技情報特定手段により特定されるT1アウトに前記入賞期待値割合を乗じた値を示すT1入賞期待値に、前記T1入賞設定数、或いは前記大入賞数を加えた値を示す総入賞数の前記T1アウトに対する割合を示す総入賞率を管理すること、及び前記T1アウトから前記総入賞数を減算した値の前記T1アウトに対する割合を示す総非入賞率を管理することの少なくとも一方により前記大当たり入賞状況情報を前記T1アウトに対応付けて管理することを特徴とする請求項3記載の遊技場用システム。 - 前記設定情報は、前記非入賞数、前記大入賞数、前記大入賞率、前記非入賞率、前記総入賞率、及び前記総非入賞率の内の少なくとも1つである補正判定情報に対する許容範囲を設定し、
前記管理手段は、管理対象とする前記補正判定情報が、前記設定情報により特定される許容範囲を逸脱しているか否かを特定可能に出力することを特徴とする請求項4記載の遊技場用システム。
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